JP2011118325A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011118325A
JP2011118325A JP2010016175A JP2010016175A JP2011118325A JP 2011118325 A JP2011118325 A JP 2011118325A JP 2010016175 A JP2010016175 A JP 2010016175A JP 2010016175 A JP2010016175 A JP 2010016175A JP 2011118325 A JP2011118325 A JP 2011118325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
polygon mirror
opening
polygon
scanning device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010016175A
Other languages
English (en)
Inventor
Migaku Amada
天田  琢
Yukio Itami
幸男 伊丹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010016175A priority Critical patent/JP2011118325A/ja
Publication of JP2011118325A publication Critical patent/JP2011118325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】光学ハウジング内の温度上昇を抑制することができる光走査装置を提供する。
【解決手段】 光源からの光束を偏向する複数の偏向反射面を有し、該複数の偏向反射面により多角形が形成されているポリゴンミラー2104と、該ポリゴンミラーで偏向された光束を感光体ドラム表面に集光する走査光学系と、それらが収容されている光学ハウジング2300とを備え、この光学ハウジングは、空気の流入口となる開口部が天板2301に設けられ、該開口部の形状は、複数の偏向反射面により形成されている多角形に外接する円の直径と等しい直径の円形状である。
【選択図】図8

Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、光により被走査面を走査する光走査装置及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真の画像記録では、レーザを用いた画像形成装置が広く用いられている。この場合、画像形成装置は光走査装置を備え、感光性を有するドラム(感光体ドラム)の軸方向にポリゴンミラーを用いてレーザ光を走査しつつ、ドラムを回転させ潜像を形成する方法が一般的である。
このような電子写真の分野では、操作性を向上させるために画像出力の高速化が画像形成装置に求められている。この高速化を実現させる方法の一つとして、ポリゴンミラーの回転の高速化が考えられる。
しかしながら、ポリゴンミラーの回転数を上げると、それに伴う発熱量の増加により、ポリゴンミラーの周辺を中心に温度上昇し、光学ハウジング内に不均一な温度分布(温度の高低差)が生じる。
光学ハウジング内の温度上昇及び不均一な温度分布は、走査レンズや折り返しミラー等の光学部品の形状あるいは位置の変動要因となり、感光体ドラム上での光ビームの位置ずれが生じる。この光ビームの位置ずれは、出力画像を劣化させる。
感光体ドラム上での光ビームの位置ずれは、光学ハウジング内の温度上昇が大きいほど、大きくなることから、光学ハウジングの周囲にダクトを設け、ファンによる気流で空冷する構成が開示されている。しかし、この構成は光学ハウジングの周囲にダクトを配置するためのスペースが必要であり、画像形成装置の小型化を阻害し、ファン駆動による消費電力の増加、環境負荷の増大を招く。
また、光学ハウジング内部の発熱源に対し光学ハウジングの外側から冷却するため、冷却効率が悪く、大型のファンモータを使用しないと十分な冷却効果が得られないという不都合があった。特に、樹脂材料を用いた光学ハウジングの場合は、樹脂の熱伝導率が低いため、外側に熱が伝わる間に光学ハウジング全体に熱が伝わり、光学ハウジングが変形するおそれがあった。
そこで、例えば、特許文献1には、軸受けに支持された回転軸に取り付けられたポリゴンミラーの回転によりポリゴンミラーの各反射鏡面から順次反射される光ビームを走査する光ビーム走査装置であって、回転軸の延長方向と対応する位置に設けられポリゴンミラーの回転時に内方へ空気を取り込む空気流入孔と回転軸の基部の半径方向と対応する位置に設けられポリゴンミラーの回転時に外方へ空気を排出する空気流出孔とを有するポリゴンミラー保護用カバーを具備する光ビーム走査装置が開示されている。
また、特許文献2には、モータにより回転するポリゴンミラーを収容すると共に排気口とフィルタ付きの空気流入口を備えた光学箱を有し、ポリゴンミラーの回転停止中は排気口を閉塞し回転中は光学箱内の空気圧により撓んで排気口を開く可撓性のシート弁を排気口に取り付けた光偏向器が開示されている。
また、特許文献3には、光源から射出される光ビームを偏向走査する回転多面鏡と、偏向走査された光ビームを被照射面上に結像する結像レンズと、を有する光ビーム走査装置が開示されている。この光ビーム走査装置は、回転多面鏡の上面側に設けられ、上面と下面に夫々開口部を持つ気流案内手段を有し、該気流案内手段の下面開口部には、ポリゴンミラー全周方向に開口し、下面の開口部と上面の開口部の間で空気が流れる気流路が設けられている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献3に開示されている光ビーム走査装置、及び特許文献2に開示されている光偏向器では、ポリゴンミラー周辺で循環流が発生し、十分な外気の流入が得られず、光学箱(光学ハウジング)内の圧力が高まらないため、空気の排出とそれに伴う冷却効果が十分に得られなかった。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、光学ハウジング内の温度上昇を抑制することができる光走査装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、高品質の画像を形成することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、光源からの光束を偏向する複数の偏向反射面を有し、該複数の偏向反射面により多角形が形成されているポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーで偏向された光束を被走査面に集光する走査光学系と、前記ポリゴンミラー及び前記走査光学系がその中に収容されている光学ハウジングとを備える光走査装置において、前記光学ハウジングは、空気の流入口となる開口部が天板に設けられ、該開口部の形状は、前記多角形の外接円の直径と等しい円形状もしくは前記外接円が含まれる形状であることを特徴とする光走査装置である。
これによれば、光学ハウジング内の温度上昇を抑制することができる。
本発明は、第2の観点からすると、少なくとも1つの像担持体と;前記少なくとも1つの像担持体を画像情報に応じて変調された光束により走査する少なくとも1つの本発明の光走査装置と;を備える画像形成装置である。
これによれば、本発明の光走査装置を備えているため、結果として、高品質の画像を形成することができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略構成を説明するための図である。 光走査装置の概略構成を説明するための図(その1)である。 光走査装置の概略構成を説明するための図(その2)である。 Kステーションの偏向器前光学系を説明するための図である。 Mステーションの偏向器前光学系を説明するための図である。 Cステーションの偏向器前光学系を説明するための図である。 Yステーションの偏向器前光学系を説明するための図である。 図2におけるポリゴンミラーの近傍を拡大した図である。 天板に設けられた開口部とポリゴンミラーとの位置関係を説明するための図である。 防塵フィルタの特性を説明するための図である。 図11(A)及び図11(B)は、それぞれシミュレーション計算に用いたモデルを説明するための図である。 流量QとD/D1との関係の計算結果を説明するための図である。 圧力差ΔPとD/D1との関係の計算結果を説明するための図である。 D/D1=0.6のときの圧力分布の計算結果を説明するための図である。 D/D1=1.0のときの圧力分布の計算結果を説明するための図である。 D/D1=1.4のときの圧力分布の計算結果を説明するための図である。 流量QとG/D1との関係の計算結果を説明するための図である。 圧力差ΔPとG/D1との関係の計算結果を説明するための図である。 G/D1=0.2のときの圧力分布の計算結果を説明するための図である。 G/D1=0.5のときの圧力分布の計算結果を説明するための図である。 G/D1=0.6のときの圧力分布の計算結果を説明するための図である。 防塵フィルタが開口部から離れた位置にあるときの圧力分布の計算結果を説明するための図である。 防塵フィルタが天板に直付けされた状態を説明するための図である。 ダクト部の変形例を説明するための図である。 ポリゴンミラーがポリゴン室に収容されている例を説明するための図(その1)である。 ポリゴンミラーがポリゴン室に収容されている例を説明するための図(その2)である。 ポリゴンミラーがポリゴン室に収容されているときの、シミュレーション計算に用いたモデルを説明するための図である。 図27のモデルでの、第1の開口部から流入する空気の流量QとD/D1との関係の計算結果を説明するための図である。 図27のモデルでの、圧力差ΔPとD/D1との関係の計算結果を説明するための図である。 図27のモデルでの、ポリゴン室内部の空気全体の平均温度及びポリゴンミラー全体の平均温度の上昇分ΔTとD/D1との関係を説明するための図である。 図31(A)は、図27のモデルでの、D/D1=0.6のときの流速分布を説明するためのベクトル図であり、図31(B)は、図27のモデルでの、D/D1=0.8のときの流速分布を説明するためのベクトル図である。 図32(A)は、図27のモデルでの、D/D1=1.0のときの流速分布を説明するためのベクトル図であり、図32(B)は、図27のモデルでの、D/D1=1.4のときの流速分布を説明するためのベクトル図である。 図27のモデルでの、D/D1=1.6のときの流速分布を説明するためのベクトル図である。 図27のモデルでの、D/D1=0.6のときの圧力分布を説明するための等高線図である。 図27のモデルでの、D/D1=0.8のときの圧力分布を説明するための等高線図である。 図27のモデルでの、D/D1=1.0のときの圧力分布を説明するための等高線図である。 図27のモデルでの、D/D1=1.4のときの圧力分布を説明するための等高線図である。 図27のモデルでの、D/D1=1.6のときの圧力分布を説明するための等高線図である。 第2の開口部の設置位置の変形例を説明するための図である。 二体ハウジング構成の例1を説明するための図である。 二体ハウジング構成の例2を説明するための図である。 ポリゴン室を有しながら、第2の開口部を備えていない場合のシミュレーション計算に用いたモデルを説明するための図である。 図42のモデルでの、D/D1=1.0のときの流速分布を説明するためのベクトル図である。 図42のモデルでの、D/D1=1.0のときの圧力分布を説明するための等高線図である。 図45(A)は、図27のモデルでの、温度上昇ΔTとDとの関係を説明するための図であり、図45(B)は、図42のモデルでの、温度上昇ΔTとDとの関係を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図23に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係るカラープリンタ2000の概略構成が示されている。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、光走査装置2010、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)、4つのドラムクリーニング装置(2031a、2031b、2031c、2031d)、4つの帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)、4つの現像装置(2033a、2033b、2033c、2033d)、4つのトナーカートリッジ(2034a、2034b、2034c、2034d)、転写ベルト2040、転写ベルトクリーニング装置2085、転写ローラ2049、定着装置2050、給紙コロ2054、レジストローラ対2056、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、排紙トレイ2070、通信制御装置2080、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系において、各感光体ドラムの長手方向に沿った方向をY軸方向、4つの感光体ドラムの配列方向に沿った方向をX軸方向として説明する。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
各感光体ドラムはいずれも、その表面に感光層が形成されている。すなわち、各感光体ドラムの表面がそれぞれ被走査面である。なお、各感光体ドラムは、不図示の回転機構により、図1における面内で矢印方向に回転するものとする。
感光体ドラム2030aの表面近傍には、感光体ドラム2030aの回転方向に沿って、帯電装置2032a、現像装置2033a、ドラムクリーニング装置2031aが配置されている。
感光体ドラム2030a、帯電装置2032a、現像装置2033a、トナーカートリッジ2034a、及びドラムクリーニング装置2031aは、組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030bの表面近傍には、感光体ドラム2030bの回転方向に沿って、帯電装置2032b、現像装置2033b、ドラムクリーニング装置2031bが配置されている。
感光体ドラム2030b、帯電装置2032b、現像装置2033b、トナーカートリッジ2034b、及びドラムクリーニング装置2031bは、組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030cの表面近傍には、感光体ドラム2030cの回転方向に沿って、帯電装置2032c、現像装置2033c、ドラムクリーニング装置2031cが配置されている。
感光体ドラム2030c、帯電装置2032c、現像装置2033c、トナーカートリッジ2034c、及びドラムクリーニング装置2031cは、組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030dの表面近傍には、感光体ドラム2030dの回転方向に沿って、帯電装置2032d、現像装置2033d、ドラムクリーニング装置2031dが配置されている。
感光体ドラム2030d、帯電装置2032d、現像装置2033d、トナーカートリッジ2034d、及びドラムクリーニング装置2031dは、組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面をそれぞれ均一に帯電させる。
光走査装置2010は、上位装置からの多色の画像情報(ブラック画像情報、シアン画像情報、マゼンタ画像情報、イエロー画像情報)に基づいて、各色毎に変調された光束を、対応する帯電された感光体ドラムの表面にそれぞれ照射する。これにより、各感光体ドラムの表面では、光が照射された部分だけ電荷が消失し、画像情報に対応した潜像が各感光体ドラムの表面にそれぞれ形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラムの回転に伴って対応する現像装置の方向に移動する。なお、この光走査装置2010の構成については後述する。
トナーカートリッジ2034aにはブラックトナーが格納されており、該トナーは現像装置2033aに供給される。トナーカートリッジ2034bにはマゼンタトナーが格納されており、該トナーは現像装置2033bに供給される。トナーカートリッジ2034cにはシアントナーが格納されており、該トナーは現像装置2033cに供給される。トナーカートリッジ2034dにはイエロートナーが格納されており、該トナーは現像装置2033dに供給される。
各現像装置は現像ローラを有し、該現像ローラの回転に伴って、対応するトナーカートリッジからのトナーが、その表面に薄く均一に塗布される。そして、各現像ローラの表面のトナーは、対応する感光体ドラムの表面に接すると、該表面における光が照射された部分にだけ移行し、そこに付着する。すなわち、各現像装置は、対応する感光体ドラムの表面に形成された潜像にトナーを付着させて顕像化させる。ここでトナーが付着した像(以下、便宜上「トナー画像」という)は、感光体ドラムの回転に伴って転写ベルト2040の方向に移動する。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、所定のタイミングで転写ベルト2040上に順次転写され、重ね合わされてカラー画像が形成される。
給紙トレイ2060には記録紙が格納されている。この給紙トレイ2060の近傍には給紙コロ2054が配置されており、該給紙コロ2054は、記録紙を給紙トレイ2060から1枚づつ取り出し、レジストローラ対2056に搬送する。該レジストローラ対2056は、所定のタイミングで記録紙を転写ベルト2040と転写ローラ2049との間隙に向けて送り出す。これにより、転写ベルト2040上のカラー画像が記録紙に転写される。ここで転写された記録紙は、定着装置2050に送られる。
定着装置2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられ、これによってトナーが記録紙上に定着される。ここで定着された記録紙は、排紙ローラ2058を介して排紙トレイ2070に送られ、排紙トレイ2070上に順次スタックされる。なお、画像形成が行われているとき、カラープリンタ2000内では、この定着装置2050が最も温度が高くなる。ここでは、定着装置2050は、光走査装置2010の−X側で、かつ+Z側に配置されている。
各ドラムクリーニング装置は、対応する感光体ドラムの表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラムの表面は、再度対応する帯電装置に対向する位置に戻る。
転写ベルトクリーニング装置2085は、記録紙へのカラー画像の転写後に転写ベルト2040上に残っているトナーを除去する。
次に、前記光走査装置2010の構成について説明する。
光走査装置2010は、一例として図2〜図7に示されるように、4つの光源(2200a、2200b、2200c、2200d)、4つのカップリングレンズ(2201a、2201b、2201c、2201d)、4つの開口板(2202a、2202b、2202c、2202d)、4つのシリンドリカルレンズ(2204a、2204b、2204c、2204d)、ポリゴンミラー2104、4つの走査レンズ(2105a、2105b、2105c、2105d)、8枚の折り返しミラー(2106a、2106b、2106c、2106d、2108a、2108b、2108c、2108d)、及び不図示の走査制御装置などを備えている。そして、これらは、光学ハウジング2300(図4〜図7では図示省略)の所定位置に組み付けられている。図3は、光学ハウジング2300の天板2301を取り外したときの平面図である。なお、煩雑さを避けるため、図3では、一部の折り返しミラーのみを図示している。
なお、以下では、便宜上、主走査方向に対応する方向を「主走査対応方向」と略述し、副走査方向に対応する方向を「副走査対応方向」と略述する。
また、カップリングレンズ2201aの光軸に沿った方向を「wa方向」、光源2200aにおける主走査対応方向を「ma方向」とする。そして、カップリングレンズ2201bの光軸に沿った方向を「wb方向」、光源2200bにおける主走査対応方向を「mb方向」とする。また、カップリングレンズ2201cの光軸に沿った方向を「wc方向」、光源2200cにおける主走査対応方向を「mc方向」とする。さらに、カップリングレンズ2201dの光軸に沿った方向を「wd方向」、光源2200dにおける主走査対応方向を「md方向」とする。なお、各光源における副走査対応方向は、いずれもZ軸方向と同じ方向である。
カップリングレンズ2201aは、光源2200aから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
カップリングレンズ2201bは、光源2200bから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
カップリングレンズ2201cは、光源2200cから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
カップリングレンズ2201dは、光源2200dから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
開口板2202aは、開口部を有し、カップリングレンズ2201aを介した光束を整形する。
開口板2202bは、開口部を有し、カップリングレンズ2201bを介した光束を整形する。
開口板2202cは、開口部を有し、カップリングレンズ2201cを介した光束を整形する。
開口板2202dは、開口部を有し、カップリングレンズ2201dを介した光束を整形する。
シリンドリカルレンズ2204aは、開口板2202aの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
シリンドリカルレンズ2204bは、開口板2202bの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
シリンドリカルレンズ2204cは、開口板2202cの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
シリンドリカルレンズ2204dは、開口板2202dの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
カップリングレンズ2201aと開口板2202aとシリンドリカルレンズ2204aとからなる光学系は、Kステーションの偏向器前光学系102Aである。
カップリングレンズ2201bと開口板2202bとシリンドリカルレンズ2204bとからなる光学系は、Mステーションの偏向器前光学系102Bである。
カップリングレンズ2201cと開口板2202cとシリンドリカルレンズ2204cとからなる光学系は、Cステーションの偏向器前光学系102Cである。
カップリングレンズ2201dと開口板2202dとシリンドリカルレンズ2204dとからなる光学系は、Yステーションの偏向器前光学系102Dである。
ポリゴンミラー2104は、Z軸に平行な軸回りに回転する2段構造の4面鏡を有し、各鏡がそれぞれ偏向反射面となる。そして、1段目(下段)の4面鏡ではシリンドリカルレンズ2204aからの光束及びシリンドリカルレンズ2204dからの光束がそれぞれ偏向され、2段目(上段)の4面鏡ではシリンドリカルレンズ2204bからの光束及びシリンドリカルレンズ2204cからの光束がそれぞれ偏向されるように配置されている。なお、1段目の4面鏡及び2段目の4面鏡は、互いに位相が45°ずれて回転し、書き込み走査は1段目と2段目とで交互に行われる。
なお、一例として、4面鏡に外接する円の直径D1を20[mm]、4面鏡に内接する円の直径dを14[mm]、各4面鏡の厚さ(Z方向の高さ)t1を2.0[mm]としている(図8参照)。
ここでは、シリンドリカルレンズ2204a及びシリンドリカルレンズ2204bからの光束はポリゴンミラー2104の−X側に偏向され、シリンドリカルレンズ2204c及びシリンドリカルレンズ2204dからの光束はポリゴンミラー2104の+X側に偏向される。
各走査レンズはそれぞれ、光束を対応する感光体ドラム近傍に集光するパワー、及びポリゴンミラー2104の回転に伴って、対応する感光体ドラム面上で光スポットが主走査方向に等速で移動するようなパワーを有している。
走査レンズ2105a及び走査レンズ2105bは、ポリゴンミラー2104の−X側に配置され、走査レンズ2105c及び走査レンズ2105dは、ポリゴンミラー2104の+X側に配置されている。
そして、走査レンズ2105aと走査レンズ2105bはZ軸方向に積層され、走査レンズ2105aは1段目の4面鏡に対向し、走査レンズ2105bは2段目の4面鏡に対向している。また、走査レンズ2105cと走査レンズ2105dはZ軸方向に積層され、走査レンズ2105cは2段目の4面鏡に対向し、走査レンズ2105dは1段目の4面鏡に対向している。
そこで、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204aからの光束は、走査レンズ2105a、折り返しミラー2106a及び折り返しミラー2108aを介して、感光体ドラム2030aに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030aの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030a上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030aでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030aの回転方向が、感光体ドラム2030aでの「副走査方向」である。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204bからの光束は、走査レンズ2105b、折り返しミラー2106b及び折り返しミラー2108bを介して、感光体ドラム2030bに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030bの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030b上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030bでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030bの回転方向が、感光体ドラム2030bでの「副走査方向」である。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204cからの光束は、走査レンズ2105c、折り返しミラー2106c及び折り返しミラー2108cを介して、感光体ドラム2030cに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030cの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030c上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030cでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030cの回転方向が、感光体ドラム2030cでの「副走査方向」である。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204dからの光束は、走査レンズ2105d、折り返しミラー2106d及び折り返しミラー2108dを介して、感光体ドラム2030dに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030dの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030d上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030dでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030dの回転方向が、感光体ドラム2030dでの「副走査方向」である。
なお、各折り返しミラーは、ポリゴンミラー2104から各感光体ドラムに至る各光路長が互いに一致するとともに、各感光体ドラムにおける光束の入射位置及び入射角がいずれも互いに等しくなるように、それぞれ配置されている。
ポリゴンミラー2104と各感光体ドラムとの間の光路上に配置される光学系は、走査光学系とも呼ばれている。本実施形態では、走査レンズ2105aと2枚の折り返しミラー(2106a、2108a)とからKステーションの走査光学系が構成されている。また、走査レンズ2105bと2枚の折り返しミラー(2106b、2108b)とからMステーションの走査光学系が構成されている。そして、走査レンズ2105cと2枚の折り返しミラー(2106c、2108c)とからCステーションの走査光学系が構成されている。さらに、走査レンズ2105dと2枚の折り返しミラー(2106d、2108d)とからYステーションの走査光学系が構成されている。
図2の一部を拡大した図8、及び図9に示されるように、光学ハウジング2300の天板2301におけるポリゴンミラー2104の直上(+Z側)には、円形状の開口部が設けられている。この開口部の直径Dは、ポリゴンミラー2104の4面鏡に外接する円の直径D1とほぼ同じである。また、開口部の中心軸と、ポリゴンミラー2104の4面鏡に外接する円の中心軸は、一致している。
さらに、天板2301には、開口部の周囲から+Z側に突出している円筒状のダクト部2302が設けられている。このダクト部2302の内部空間が、光学ハウジング2300内への空気の流入路(以下、「空気流入路」と略述する)となる。
そして、ダクト部2302の空気流入路に、防塵フィルタ2310が装着されている。
ポリゴンミラー2104が回転すると、ダクト部2302の空気流入路を通り、防塵フィルタ2310を介して、光学ハウジング2300の外気が光学ハウジング2300内に流入する。なお、ここでは、光学ハウジング2300の外気の温度は、光学ハウジング2300内の温度よりも低い。
ところで、トナーはワックスでコーティングされており、このワックスは、定着装置等の発熱により気化し、カラープリンタ2000の筐体内部の気流にのって光走査装置内に侵入するおそれがある。この気化したワックスが光走査装置内に侵入し、光学素子に付着すると、感光体ドラム表面上を走査するビームスポットの光学性能、特に、光パワーが変化する。なお、ワックスは、回転駆動しているポリゴンミラーの偏向反射面に付着しやすい。
ここでは、防塵フィルタ2310は、静電気力を利用した捕集機能を有しており、気化したワックスが光学ハウジング2300内に侵入するのを防いでいる。
この防塵フィルタ2310における圧力損失ΔPと空気の流速vとの関係が図10に示されている。圧力損失ΔPと流速vとの間には、次の(1)式の関係がある。なお、A及びBは定数である。
ΔP=A・v+B・v ……(1)
ここで、ポリゴンミラーの回転に伴って、光学ハウジング2300の外部から開口部を通って光学ハウジング2300内に流入する空気の流量Qについて検討するため、CFD(Computational Fluid Dynamics)を適用した流体解析を行った。
ここでは、図11(A)に示されるように、天板の厚さt2、及びダクト部の厚さt3はいずれも2[mm]とし、天板の内面(−Z側の面)から防塵フィルタまでの距離Sを2.0[mm]とした。なお、計算上は、防塵フィルタの厚さは0とした。
そして、ポリゴンミラーに関しては、図11(B)に示されるように、偏向反射面の数Fを4、4枚の偏向反射面の外接円の直径D1を20[mm]、4枚の偏向反射面の内接円の直径dを14[mm]、ポリゴンミラーの回転数Rを60000[rpm]、ポリゴンミラーの厚さ(Z方向の高さ)t1を2.0[mm]とした。防塵フィルタの圧力損失特性は、図10を適用した。
また、開口部の直径Dの影響が明確に現れるように、光学ハウジングの内部側の解析領域は、光学ハウジングの側壁の影響を受けない程度に十分に広い領域とし、開口部から流入した空気は天板以外の部分から解析領域外に流出可能とした。
さらに、ポリゴンミラーの回転軸方向をZ軸方向、ポリゴンミラーの回転方向をθ方向、ポリゴンミラーの回転軸に直交し、偏向反射面に向かう方向をr方向とした。
先ず、ポリゴンミラーと天板との間隙Gを一定(G=2.0[mm])とし、D/D1と流量Qとの関係を計算した。その計算結果が図12に示されている。これによると、流量Qは、D/D1=1、すなわち、D=20[mm]近傍で、最大となった。
次に、ポリゴンミラーと天板との間隙Gを一定(G=2.0[mm])とし、D/D1と防塵フィルタ前後での圧力差(断面全体での平均値)ΔPとの関係を計算した。その計算結果が図13に示されている。これによると、圧力差ΔPの絶対値|ΔP|は、D/D1が小さいほど大きくなる傾向を示した。
また、圧力(静圧)分布の計算結果の例が、図14〜図16に示されている。図14は、D/D1=0.6の場合であり、図15は、D/D1=1.0の場合であり、図16は、D/D1=1.4の場合である。防塵フィルタの前(+Z側)での静圧は0[Pa](大気圧)である。
図14に示されるように、D/D1=0.6、すなわち、D=12[mm]の場合には、ポリゴンミラー直上の領域全体において静圧は−200[Pa]以下であり、防塵フィルタ前後での圧力差(断面全体での平均値)ΔPは、−215[Pa]であった。
図15に示されるように、D/D1=1.0、すなわち、D=20[mm]の場合には、ポリゴンミラー直上の領域の中心部(r=0付近)の静圧は−150〜−200[Pa]であるが、周辺に向かうにつれて静圧が0[Pa]程度の領域が現れた。防塵フィルタ前後での圧力差ΔPは、−120[Pa]であった。
図16に示されるように、D/D1=1.4、すなわち、D=28[mm]の場合には、ポリゴンミラー直上の領域の中心部(r=0付近)でも静圧は−100〜−150[Pa]であり、防塵フィルタ前後での圧力差ΔPは、−47[Pa]程度であった。
これらの計算結果から考察すると、D/D1が1.0よりも小さい場合は、D/D1が小さくなるにつれて、ΔPの絶対値は大きくなるが、ポリゴンミラーの上面が開口部(流入口)を塞ぐ部分が大きくなり、空気の流入が妨げられる結果、流量Qが低下したものと考えられる。また、D/D1が1.0よりも大きい場合は、D/D1が大きくなるにつれて、ΔPの絶対値が小さくなるため、流量Qが低下したものと考えられる。そこで、D/D1が1.0近傍の場合に、流量Qが最大となったものと考えられる。
このように、開口部(流入口)の直径Dを適切に設定することにより、冷却用ファン等を追加配備することなく、ポリゴンミラーの回転による気流のみで、効果的に光学ハウジングの外部から光学ハウジング内に空気を流入させることが可能となる。なお、開口部(流入口)の中心軸が、ポリゴンミラーの回転軸中心からずれていても、同様の効果を得ることはできるが、両者を一致させておくことが好ましい。
ところで、一般的に、(a)防塵フィルタでの抵抗を小さくする、(b)内接円の直径dを大きくする、(c)ポリゴンミラーの面数Fを少なくする、(d)ポリゴンミラーの厚さt1を大きくする、(e)回転数Rを大きくする、ことにより、流量Qを全体的に大きくすることができる。但し、いずれの場合でも、開口部(流入口)の直径Dがポリゴンミラーの外接円の直径D1と略等しいときに、流量Qは最大となる。
光走査装置を備えた画像形成装置では、画像を出力する際、特に連続して複数枚の画像を出力する際に、ポリゴンミラーの回転により発生する熱を光走査装置から排出するには、光学ハウジング内の空気より冷たい空気を光学ハウジングの外部から吸気し、光学ハウジング内で温められた空気を排出することが有効である。
そのためには、流量Qが大きいほど効果的である。従って、開口部(流入口)の直径Dをポリゴンミラーの外接円の直径D1と略等しい値に設定することで、流量Qを最大とすることができ、結果として、光走査装置内部の温度上昇を最も効果的に抑制することができる。
また、定着装置はトナーを加熱するため、定着装置近傍の温度は、光学ハウジング内の温度よりも高い。そこで、定着装置からできるだけ離れた位置に、開口部を設けることが望ましい。
次に、ポリゴンミラーと天板との間隙Gについて検討するため、D/D1を1.0に固定し、Gの値を変えながら、流量Q、圧力差(防塵フィルタ前後の圧力差)ΔP、及び圧力(静圧)分布を計算した。ここでは、上記計算の場合と同様に、十分に広い領域にて計算を行った。
図17には、G/D1と流量Qとの関係の計算結果が示されている。これによると、G/D1が0.5を超えると、流量Qが急激に低下する傾向を示した。
図18には、G/D1と圧力差ΔPとの関係の計算結果が示されている。これによると、G/D1が0.5を超えると、圧力差ΔPの絶対値が急激に低下する傾向を示した。
図19には、G/D1が0.2の場合の圧力(静圧)分布の計算結果が示されている。図20には、G/D1が0.5の場合の圧力(静圧)分布の計算結果が示されている。図21には、G/D1が0.6の場合の圧力(静圧)分布の計算結果が示されている。
G/D1が0.5以下の場合には、ポリゴンミラー直上において静圧が−150[Pa]以下の領域が認められた。一方、G/D1が0.5より大きいと、静圧が−150[Pa]以下となる領域がなくなり、すなわち、負圧の絶対値がより小さくなり、防塵フィルタを通って吸入される空気の流量Qが少なくなった。
そこで、ポリゴンミラーと天板との間隙Gは、0<G/D1≦0.5の範囲に設定することが、さらに好ましい。
ところで、ダクト部を延伸し、流入路の上流部(S>2.0[mm]の領域)に防塵フィルタを装着しても良い。この場合には、D/D1=0.8〜1.0程度であれば、ポリゴンミラーの回転により発生する負圧は、一例として図22に示されるように、ポリゴンミラー上面から防塵フィルタまでの領域にも波及する。そのため、G/D1>0.5で急激にQが低下するという傾向は、距離Sには依存しない。なお、図22では、天板の上面から防塵フィルタまでの距離Lを100[mm]としている。
また、一例として図23に示されるように、防塵フィルタ2310は、開口部を覆うように光学ハウジングの天板2301に取り付けられていても良い。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置2010によると、4つの光源、4つの偏向器前光学系、光源からの光束を偏向する複数の偏向反射面を有し、該複数の偏向反射面により多角形が形成されているポリゴンミラー2104、4つの走査光学系などを備えている。そして、各偏向器前光学系、ポリゴンミラー2104、及び各走査光学系は、光学ハウジング2300内に収容されている。
そして、光学ハウジング2300は、空気の流入口となる開口部が天板2301に設けられ、該開口部の形状は、複数の偏向反射面により形成されている多角形に外接する円の直径と等しい直径の円形状である。
この場合には、冷却用ファンを用いることなく、光学ハウジング内部の温度上昇を抑制することができる。そして、光学ハウジング内部の不均一な温度分布を低減することができる。その結果、感光体ドラム上での光ビームの位置ずれを低減することが可能となる。
また、定着装置近傍の空気が流入しないように、定着装置から離れた位置に開口部が設けられているため、光学ハウジング2300内の空気の温度よりも低い温度の空気が流入し、効果的に、光学ハウジング内部の温度上昇を抑制することができる。
また、開口部には、防塵フィルタ2310を介した空気が流入するようになっている。この場合には、防塵フィルタにより塵埃、ガス状の汚染物質を除去することができるため、ポリゴンミラー2104の周りには常に清浄化された空気が供給され、偏向反射面の曇り、汚染を防止することができる。その結果、偏向反射面の反射率の低下やばらつきを抑制することができる。従って、高精度の光走査を安定して行うことが可能となる。
そして、本実施形態に係るカラープリンタ2000によると、光走査装置2010を備えているため、高品質の画像を安定して形成することが可能となる。
なお、上記実施形態では、ダクト部2302の内径、すなわち、流入路の直径が一様である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図24に示されるように、ダクト部2302の内径が部分的に異なっていても良い。そして、防塵フィルタ2310は、流入路のいずれの位置に装着されても良い。
ところで、ポリゴンミラーの回転により発生する騒音を低減するため、一例として図25及び図26に示されるように、光学ハウジング内にポリゴン室2140を設け、このポリゴン室内部にポリゴンミラーを収容することも多い。この場合、ポリゴン室2140の一部を透明な平行平板ガラスとして、ポリゴンミラーへの入射光及びポリゴンミラーからの反射光を透過させる必要がある。なお、煩雑さを避けるため、図26では、一部の折り返しミラーのみを図示している。
このように、ポリゴンミラーを比較的狭い領域(ポリゴン室)に収納した場合、ポリゴンミラーの回転駆動に伴う発熱により、ポリゴン室内部の温度が上昇しやすくなり、ポリゴンミラーの性能に影響を及ぼす恐れがある。
そこで、ポリゴン室内部の温度上昇を抑制するため、ポリゴン室上面(光学ハウジングの天板と共用しても構わない)に防塵フィルタを備えた開口部(流入口)を設けるとともに、ポリゴンミラー下面側にも別の開口部(流出口)を設けた。これにより効果的に外部の空気を流入/流出させ、ポリゴン室内部の温度上昇を抑制する効果を得ることができる。なお、以下では、ポリゴンミラーの+Z側の開口部を「第1の開口部」といい、−Z側の開口部を「第2の開口部」という。
この場合の、ポリゴンミラーの回転に伴うポリゴン室内の気流の状態について検討するため、図27に示されるようにモデリングし、CFD(Computational Fluid Dynamics)を適用した流体解析を行った。
ここでは、天板の厚さt2、及びダクト部の厚さt3はいずれも2[mm]とし、天板の内面(−Z側の面)から防塵フィルタまでの距離Sを2.0[mm]、ポリゴンミラーと天板との間隙Gを2.0[mm]とした。なお、計算上、防塵フィルタの厚さは0とした。また、符号d10はφ10[mm]、符号d11はφ48[mm]、符号d12は32[mm]、符号t4は2[mm]である。
また、ポリゴンミラーに関しては、偏向反射面の数Fを4、4枚の偏向反射面の外接円の直径D1を20[mm]、4枚の偏向反射面の内接円の直径dを14[mm]、ポリゴンミラーの回転数Rを60000[rpm]、ポリゴンミラーの厚さ(Z方向の高さ)t1を2.0[mm]とした。防塵フィルタは第1の開口部のみに配備し、その圧力損失特性は、図10を適用した。
さらに、ポリゴンミラーの回転軸方向をZ軸方向、ポリゴンミラーの回転方向をθ方向、ポリゴンミラーの回転軸に直交し、偏向反射面に向かう方向をr方向とした。
流体解析の結果が図28〜図38に示されている。
図28には、「第1の開口部から流入する空気の流量(体積流量)Q」と「D/D1」との関係が示されている。なお、図28における流量Qは、第1の開口部から流入出する空気の総計(流入量と流出量の差)を示し、流入量が多い場合を正号(+)で示している。
これによると、D/D1が大きくなるに従い流量Qが大きくなり、D/D1=0.8付近で流量Qが最大(Q=140[cm3/s])となっている。さらに、D/D1が大きくなるに従い流量Qは小さくなり、D/D1=1.4付近で流量Q=0[cm3/s])となる。さらに、D/D1=1.6では、流量Q=−86[cm3/s]のように負値となり、第1の開口部からの流入量より流出量のほうが多くなる。
図29には、「防塵フィルタ前後での圧力差ΔP」と「D/D1」との関係が示されている。
図30には、「ポリゴン室内部の空気全体の平均温度及びポリゴンミラー全体の平均温度の上昇分ΔT」と「D/D1」との関係が示されている。
これによると、D/D1が大きくなるに従い、ポリゴンミラー及びポリゴン室内の空気の温度は低下する傾向がある。特に、D/D1=1.0が変曲点であり、D/D1>1.0の領域で高い冷却効果を得ることが可能であるため、D/D1>1.0となるように、第1の開口部の直径を設定することが望ましい。
図31(A)〜図33には、D/D1=0.6〜1.6のときの、ポリゴンミラーの中心軸を通る縦断面(Y=0)における流速分布(ベクトル図)が示されている。なお、図31(A)〜図33では、流速の大きさは示さず、流速の向きのみが矢印で示されている。
図31(A)に示されるように、D/D1=0.6のときは、第1の開口部(防塵フィルタ)での流速分布(矢印の向き)は、すべて−Z側(ポリゴン室内部の向き)を向いており、流入のみが生じている。
図31(B)に示されるように、D/D1=0.8のときは、第1の開口部(防塵フィルタ)での流速分布(矢印の向き)は、すべて−Z側(ポリゴン室内部の向き)を向いており、流入のみが生じている。
図32(A)に示されるように、D/D1=1.0のときは、第1の開口部の断面の中央部では矢印が−Z側を向き、周辺部で矢印が+Z側を向いており、流入だけではなく流出(逆流)が生じている。
図32(B)に示されるように、D/D1=1.4のときは、第1の開口部の断面の中央部では矢印が−Z側を向き、周辺部で矢印が+Z側を向いており、流入だけではなく流出(逆流)が生じている。
図33に示されるように、D/D1=1.6のときは、第1の開口部の断面の中央部では矢印が−Z側を向き、周辺部で矢印が+Z側を向いており、流入だけではなく流出(逆流)が生じている。
また、D/D1≦1.4(第1の開口部からの流量Q≧0)の範囲では、第2の開口部の断面の周辺部(r=5[mm]側)では矢印が−Z側を向き、中央部(r=0[mm]側)では矢印が+Z側を向いており、流入及び流出が生じている。一方、D/D1>1.4(例えば、D/D1=1.6)では、第2の開口部での矢印はすべて+Z側向きであり、流入のみ生じている。
図34〜図38には、D/D1=0.6〜1.6のときの、ポリゴンミラーの中心軸を通る縦断面(Y=0)における圧力分布(等高線図)が示されている。
図34に示されるように、D/D1=0.6、すなわち、D=12[mm]の場合には、ポリゴンミラー直上の領域全体において静圧は−150[Pa]以下であり、防塵フィルタ前後での圧力差(断面全体での平均値)ΔPは、−163[Pa]であった。防塵フィルタ前後の圧力差は負であるため、第1の開口部では、流入量のほうが流出量より多くなる。
図35に示されるように、D/D1=0.8、すなわち、D=16[mm]の場合には、ポリゴンミラー直上の中央部(r=0側)で、静圧は−150〜−100[Pa]であり、周辺部(r=8[mm]側)で、静圧は−100〜−50[Pa]であった。また、防塵フィルタ前後の圧力差(断面全体での平均値)は、−112[Pa]であった。防塵フィルタ前後の圧力差は負であるため、第1の開口部では、流入量のほうが流出量より多くなる。
図36に示されるように、D/D1=1.0、すなわち、D=20[mm]の場合には、ポリゴンミラー直上の中央部(r=0側)で、静圧は−100〜−150[Pa]であり、周辺部(r=10[mm]側)で、静圧は0〜+50[Pa]であり、正値となる領域が現れた。また、防塵フィルタ前後の圧力差(断面全体での平均値)は、−65[Pa]であった。防塵フィルタ前後の圧力差は負であるため、第1の開口部では、流入量のほうが流出量より多くなる。
図37に示されるように、D/D1=1.4、すなわち、D=28[mm]の場合には、ポリゴンミラー直上の中央部(r=0側)で、静圧は−100〜−150[Pa]であり、周辺部(r=14[mm]側)で、静圧は+100〜+150[Pa]であり、正値となる領域が拡大した。また、防塵フィルタ前後の圧力差(断面全体での平均値)は、+2[Pa]であった。防塵フィルタ前後で圧力差はほとんど発生しておらず、図28に示されるように、第1の開口部からは流入も流出もほぼ発生しない状態である。
図38に示されるように、D/D1=1.6、すなわち、D=32[mm]の場合には、ポリゴンミラー直上において、静圧が正値となる領域がさらに拡大した。また、防塵フィルタ前後の圧力差(断面全体での平均値)は、+16[Pa]であり、第1の開口部では、流入量より流出量の方が大きくなる。
ところで、一般的に、(a)防塵フィルタでの抵抗を小さくする、(b)内接円の直径dを大きくする、(c)ポリゴンミラーの面数Fを少なくする、(d)ポリゴンミラーの厚さt1を大きくする、(e)回転数Rを大きくする、ことにより、ポリゴン室内部の冷却効果をさらに向上することができる。但し、いずれの場合でも、温度上昇ΔTとD/D1との関係(図30参照)において変曲点となるD/D1の値は同様になるため、開口部の直径Dをポリゴンミラーの外接円の直径D1より大きくする、すなわち、D/D1>1.0とすることが効果的である。
D/D1が大きくなるに従い、第1の開口部に逆流(流出)が生じるとともに、第2の開口部からもポリゴン室内部に空気を流入させることが可能となる。そのため、冷却用ファン等を追加配備することなく、より効果的にポリゴン室内部を冷却することが可能となる。
なお、第1の開口部の中心軸が、ポリゴンミラーの回転軸中心からずれていても、同様の効果を得ることはできるが、第1の開口部を、ポリゴンミラーの回転軸と同軸の円形状とすることで、開口部を必要以上に大きくすることなく、ポリゴン室内部を冷却することが可能である。
また、ここでは、第1の開口部の形状を円形状としたが、ポリゴンミラーの外接円が含まれる形状であれば、どのような形状でも構わない。例えば、第1の開口部を、ポリゴンミラーの回転軸と一致する中心をもつ正方形とすれば、防塵フィルタの形状も正方形とすることができる。この場合、シート状の定尺物から切り出す際に、円形状と比較して、無駄を少なくすることが可能となり、低コスト化を促進することができる。
光走査装置を備えた画像形成装置では、画像を出力する際、特に連続して複数枚の画像を出力する際に、ポリゴンミラーの回転により発生する熱を光走査装置から排出するには、光学ハウジング内の空気より冷たい空気を光学ハウジングの外部から吸気し、光学ハウジング内で温められた空気を排出することが有効である。
また、定着装置はトナーを加熱するため、定着装置近傍の温度は、光学ハウジング内の温度よりも高い。そこで、定着装置からできるだけ離れた位置に、開口部を設けることが好ましい。
また、ここでは、流路の直径が一様である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図24に示されるように、流路の内径が部分的に異なっていても良い。そして、防塵フィルタは、流路のいずれの位置に装着されても良い。
また、図27のモデルでは、第2の開口部には防塵フィルタを配備しなかったが、第1の開口部と同様に、第2の開口部にも防塵フィルタを配備することで、ポリゴン室内に気化したワックスや塵埃等の侵入を回避することが可能となる。その際、第1の開口部における通気抵抗より、第2の開口部における通気抵抗を小さくすることで、図27のモデルと同様の効果を得ることができる。
なお、図25及び図26では、第2の開口部は、ポリゴンミラーの下側、すなわち、ポリゴン室の底面(−Z側の壁面)に形成されているが、一例として図39に示されるように、第2の開口部が、ポリゴン室の側壁(図39では、+Y側の壁面)に形成されても良い。この場合には、画像形成装置において、光走査装置の下側(−Z側)に、定着装置等の発熱量が多い装置が配備されていても、第2の開口部から熱せられた空気が光走査装置内に流入することを抑制することができる。
また、光源、ポリゴンミラー及び走査レンズ(の一部又は全部)等を「コアハウジング」に装着し、折り返しミラー(及び、走査レンズの残り)等を「サブハウジング」に装着し、サブハウジング内部にコアハウジングを収納した、いわゆる「二体ハウジング構成」の光学ハウジングの場合について説明する。
この場合には、一例として図40に示されるように、コアハウジングの上部及び下部に、サブハウジングの外部と繋がる第1の開口部及び第2の開口部を各々設けることで、光走査装置の外部の空気をコアハウジング内部に流入/流出させることができる。
ところで、画像形成装置内部のメカレイアウトの制約により、図40の構成が採用できない場合には、一例として図41に示されるように、第2の開口部のみをサブハウジングの外部と繋げてもよいし、逆に、第1の開口部のみをサブハウジングの外部と繋げる構成(図示省略)を採用しても良い。
なお、二体ハウジング構成の場合には、コアハウジング内にポリゴン室を別途形成する必要はない。
ここで、ポリゴン室を有しながら、第2の開口部を備えていない場合について説明する。
第2の開口部を備えることにより、ポリゴン室内の温度上昇を低減することが可能になるが、防塵性を確保するには防塵フィルタ等の部品を追加配備することが必要となるため、高コストになりやすい。そこで、ポリゴン室上面に防塵フィルタを備えた第1の開口部のみを設けた場合を想定した熱気流解析を行った。解析用モデルの概要が図42に示されている。t1〜t4、S、d11〜d12、Gは、図27のモデルと同じ数値を用いた。
解析結果が図43〜図45(B)に示されている。
図43には、D/D1=1.0のときのポリゴンミラーの中心軸を通る縦断面(Y=0)における流速分布(ベクトル図)が示されている。図32(A)と比較すると、ポリゴンミラー下側(−Z側の面)から第2の開口部までの間の領域での流速ベクトルの挙動に差異があるが、それ以外の領域では大きな差異は認められない。
図44には、D/D1=1.0のときの、ポリゴンミラーの中心軸を通る縦断面(Y=0)における圧力分布(等高線図)が示されている。図36と比較すると、いずれも、概ねポリゴンミラーの回転軸(Z軸)を中心とする同心円柱状の圧力分布を呈する。但し、第2の開口部を備えた図36では、第2の開口部(出入口)付近の圧力が略ゼロとなっている。一方、図44の場合には、第2の開口部が備えられておらず、流路は第1の開口部のみである。そのため、ポリゴン室内部の圧力は、ポリゴンミラー近傍を除き全体的に100〜150[Pa]以上となっている。
図45(A)には、第2の開口部があるときの「ポリゴン室内部の空気全体の平均温度及びポリゴンミラー全体の平均温度の上昇分ΔT」と「直径D」との関係が示され、図45(B)には、第2の開口部がないときの「ポリゴン室内部の空気全体の平均温度及びポリゴンミラー全体の平均温度の上昇分ΔT」と「直径D」との関係が示されている。いずれも、直径Dが大きいほど、温度上昇ΔTは小さくなる傾向を示した。直径Dが小さい領域では両者の差は大きいが、直径Dが大きくなるに従い、その差は小さくなる。第2の開口部を備えている場合でも、直径Dが大きくなるにつれて、第2の開口部からの空気の流入/流出量と比較して、第1の開口部からの流入/流出量の割合が大きくなるためである。なお、図45(B)の場合には、直径D=16[mm]付近で変曲点をもつが、図45(A)を含めて考えると、第1の開口部の直径DをD1=20[mm](すなわち、ポリゴンミラーの外接円の直径)より大きく設定することが最も好ましい。
また、上記実施形態では、感光体ドラムの数が4つの場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、感光体ドラムの数が1つで、単色の画像を形成するプリンタであっても良い。
また、上記実施形態では、光走査装置2010がプリンタに用いられる場合について説明したが、プリンタ以外の画像形成装置、例えば、複写機、ファクシミリ、又は、これらが集約された複合機にも好適である。
以上説明したように、本発明の光走査装置によれば、光学ハウジング内の温度上昇を抑制するのに適している。また、本発明の画像形成装置によれば、高品質の画像を形成するのに適している。
2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2030a〜2030d…感光体ドラム(像担持体)、2104…ポリゴンミラー、2140…ポリゴン室、2200a〜2200d…光源、2105a〜2105d…走査レンズ(走査光学系の一部)、2106a〜2106d…折り返しミラー(走査光学系の一部)、2108a〜2108d…折り返しミラー(走査光学系の一部)、2300…光学ハウジング、2301…天板、2302…ダクト部、2310…防塵フィルタ。
特開平1−196018号公報 特許第3192271号公報 特開2007−078999号公報

Claims (12)

  1. 光源からの光束を偏向する複数の偏向反射面を有し、該複数の偏向反射面により多角形が形成されているポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーで偏向された光束を被走査面に集光する走査光学系と、前記ポリゴンミラー及び前記走査光学系がその中に収容されている光学ハウジングとを備える光走査装置において、
    前記光学ハウジングは、空気の流入口となる開口部が天板に設けられ、
    該開口部の形状は、前記多角形の外接円の直径と等しい円形状もしくは前記外接円が含まれる形状であることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記外接円が含まれる形状は円形状であることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記開口部の中心は、前記多角形に外接する円の中心と一致していることを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記多角形に外接する円の直径D1、前記光学ハウジングの天板と前記ポリゴンミラーとの間隙Gを用いて、G/D1≦0.5の関係が満足されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光走査装置。
  5. 前記ポリゴンミラーが回転したときに、前記開口部を介して、前記光学ハウジングの外部から内部に空気が流入することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記光学ハウジングに流入する空気の温度は、前記光学ハウジング内の温度より低いことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記開口部には、フィルタを介した空気が流入することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  8. 前記フィルタは、前記開口部を覆うように前記光学ハウジングの天板に取り付けられていることを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  9. 前記光学ハウジングの天板は、前記開口部の周囲から突出している円筒状のダクト部を有し、
    前記フィルタは、前記ダクト部内に装着されていることを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  10. 前記フィルタは、静電気力を利用した捕集機能を有することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の光走査装置
  11. 少なくとも1つの像担持体と;
    前記少なくとも1つの像担持体を画像情報に応じて変調された光束により走査する少なくとも1つの請求項1〜10のいずれか一項に記載の光走査装置と;を備える画像形成装置。
  12. 前記画像情報は、多色の画像情報であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
JP2010016175A 2009-10-29 2010-01-28 光走査装置及び画像形成装置 Pending JP2011118325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010016175A JP2011118325A (ja) 2009-10-29 2010-01-28 光走査装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009248352 2009-10-29
JP2009248352 2009-10-29
JP2010016175A JP2011118325A (ja) 2009-10-29 2010-01-28 光走査装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011118325A true JP2011118325A (ja) 2011-06-16

Family

ID=44283699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010016175A Pending JP2011118325A (ja) 2009-10-29 2010-01-28 光走査装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011118325A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018003317A1 (ja) * 2016-06-27 2018-01-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018003317A1 (ja) * 2016-06-27 2018-01-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置
JPWO2018003317A1 (ja) * 2016-06-27 2019-04-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置
US10620562B2 (en) 2016-06-27 2020-04-14 Kyocera Document Solutions Inc. Optical scanning device and image forming apparatus including the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5332669B2 (ja) 光走査装置、および画像形成装置
JP5637494B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US9229427B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus
JP2010122449A (ja) 走査光学装置及びこれを備える画像形成装置
JP6361960B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5818081B2 (ja) 偏向器の取付構造並びにそれを備えた走査光学装置及び画像形成装置
JP6299083B2 (ja) 光書込装置及び画像形成装置
US20060257161A1 (en) Heat exhausting structure and image forming apparatus
JP2011154253A (ja) 光走査装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2006215335A (ja) 画像形成装置
JP6145425B2 (ja) 画像形成装置
JP5817544B2 (ja) 装置の遮音構造及び画像形成装置
JP2006326901A (ja) 光学ハウジング、光走査装置および画像形成装置
US10382641B2 (en) Optical scanning device that directs heat away from a deflector and image forming device including same
JP2011118325A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US10425550B2 (en) Optical scanning device with duct for heat dissipation, and image forming device having the same
JP2009198681A (ja) 画像形成装置および電子装置
JP5589456B2 (ja) 画像形成装置
JP2015200852A (ja) 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置
JP5223722B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5219950B2 (ja) 光走査装置
JP4354877B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP6600768B2 (ja) 走査光学装置及び画像形成装置
JP4765793B2 (ja) 画像形成装置
JP2016020987A (ja) 画像形成装置