JP2016020987A - 画像形成装置 - Google Patents

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Keiichi Tanida
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Abstract

【課題】ファンを用いることなく画像形成装置の内部温度の上昇を抑制することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、第1定着ハウジング88の内壁面に、熱を反射する熱反射材料からなるコーティング部91を有する。これにより、加熱ローラー85からの輻射熱がコーティング部91により反射される。その結果、定着部15の内部が保温されるとともに、第1定着ハウジング88の温度上昇を抑制することができる。また、画像形成装置1は、第1定着ハウジング88の外壁面に、熱エネルギーを運動エネルギーに変換する熱交換材料からなるコーティング部92を有する。これにより、定着部15から生じる熱のエネルギー一部がコーティング部91により画像形成装置1の外部に放出される。
【選択図】図5

Description

本発明は、定着装置を備えた電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、例えば定着装置などのように発熱する装置が内蔵されている。そのため、画像形成動作が行われて前記定着装置が駆動されると、定着装置の発熱によって画像形成装置の内部温度が上昇する。画像形成装置の内部温度が過剰に上昇すると、内部に配置されている感光体ドラムやクリーニング部等に不要な熱を与える。その結果、装置内部に搭載されている他の部材の変形及び耐久性の低下を招いたり、或いは現像剤の変質に起因する印刷品質の低下を招いたりする。そのため、画像形成装置の内部温度の上昇を抑制する必要がある。この内部温度の上昇を抑制する手段として、ファンが一般的に用いられる。
しかし、冷却のためにファンを駆動させると、画像形成装置全体における電力消費量が増加する。ここで、近年の機器に対する省エネ性能の向上が要求されていることを鑑みれば、ファンを用いずに装置内部の温度上昇を抑制する技術の開発が急がれる。
これに関連する技術として、熱エネルギーを運動エネルギーに変換する熱交換塗料を現像器の外表面に塗布することにより現像器の温度上昇を防止する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2012−63606号公報
しかしながら、熱交換塗料を現像器の外表面に塗布して現像器の温度上昇を防止するだけでは、電子写真方式の画像形成装置における熱対策として十分ではない。すなわち、画像形成装置の内部温度を上昇させる主たる熱源は定着装置であるため、この定着装置から発生する熱を適切に処理しなければ、依然として、装置内部に搭載されている部材の変形等の問題は残る。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ファンを用いることなく画像形成装置の内部温度の上昇を抑制することのできる画像形成装置を提供することである。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、定着部と、加熱部と、第1筐体と、第1コーティング部と、第2コーティング部とを有する。前記定着部は、互いに圧接されたローラー対を有し、前記ローラー対によってシートを挟持して加熱しつつ搬送することにより前記シートに形成されたトナー像を前記シートに定着させる。前記加熱部は、前記ローラー対のうち少なくとも一方のローラーを加熱する。前記第1筐体は、前記ローラー対を収容する。前記第1コーティング部は、前記第1筐体の内壁面に形成され、熱を反射する材料からなる。前記第2コーティング部は、前記加熱部により加熱された前記ローラーの熱が伝達されうる熱伝達部の外面に形成され、熱エネルギーを運動エネルギーに変換する材料からなる。
本発明によれば、熱を反射する材料からなる前記第1コーティング部が、前記第1筐体の内壁面に形成される。これにより、前記第1筐体、すなわち定着部の内部を保温することができる。また、熱エネルギーを運動エネルギーに変換する材料からなる前記第2コーティング部が、前記加熱部により加熱されたローラーの熱が伝達されうる熱伝達部の外面に形成される。これにより、前記熱伝達部の外面に伝達された熱のエネルギーの少なくとも一部が前記第2コーティング部によって画像形成装置の外部に放出される。
以上により、前記熱伝達部の内部に設けられた各部材や、前記熱伝達部の周辺に配設されている部材に熱が伝達されるのを防止又は抑制することができる。その結果、ファンを用いることなく画像形成装置の内部温度の上昇を抑制することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態の構成を示す模式図である。 図2は、中間転写ユニットの外観斜視図である。 図3は、画像形成部における感光体ドラム、現像部及びクリーニング部を模式的に示す断面図である。 図4は、画像読取部を構成するスキャナフレームの全体斜視図である。 図5は、定着部の一部断面図である。 図6は、中間転写ユニットのケーシングの断面図である。 図7は、本実施形態の効果を検証するための実験結果を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。図1に示す画像形成装置1は、本発明の画像形成装置の一例である。以下の説明では、画像形成装置1が平坦面に設置された状態を基準として上下方向7を定義する。また、画像形成装置1を手前側(正面側)から見て左右方向8を定義する。また、図1の紙面に直交する方向を前後方向9と定義する。
画像形成装置1は、画像読取機能、ファクシミリー機能、及び画像形成機能などを備える複合機である。画像形成装置1は複合機に限られず、複写機、スキャナーなどのように単一機能を有する専用機であってもよい。
図1に示されるように、画像形成装置1は、装置本体2の上方に、原稿カバー80、画像読取部70を備えている。
原稿カバー80には、ADF81が設けられている。画像読取部70は、原稿から画像データを読み取る。図1に示されるように、画像読取部70は、読取ユニット71を有する。読取ユニット71は、LED光源76及びミラー77などの読取光学系を備えている。画像読取部70は、ミラー72、73、光学レンズ74、CCD75を有する。
図4に示されるように、画像読取部70は、略直方形状のスキャナフレーム701を有する。スキャナフレーム701は、前後側板711,712及び左右側板713,714を有する。スキャナフレーム701内に、前記各部材71〜75が収納されている。コンタクトガラス78は、スキャナフレーム701の上部に設けられている。スキャナフレーム701は、本発明における第4筐体の一例である。
図1に示されるように、画像形成装置1は、装置本体2内に、給紙カセット3と、中間転写ユニット4と、排紙トレイ5と、給紙部11と、画像形成部21と、二次転写部14と、定着部15とを有する。本実施形態に係る画像形成装置1は、いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置であり、複数の画像形成部21を有する。
中間転写ユニット4は、中間転写ベルト12と、駆動ローラー12aと、テンションローラー12bとを有する。図2に示されるように、中間転写ユニット4は、ケーシング45を有する。ケーシング45は、上壁部45a及び側壁部45b,45cを有する。側壁部45b、45cは、左右方向8に長尺の形状を有する。側壁部45bと側壁部45cとは、一定の間隔を隔てて平行に配置され向かい合う。上壁部45aは、その側壁部45b、45cの上部に設けられている。ケーシング45は、中間転写ベルト12等の各部材を覆う。
画像形成部21は、中間転写ベルト12にトナー像を一次転写する。画像形成部21は、図1の左右方向8に並設されている。画像形成部21は、互いに色の異なるトナー像を形成する。すなわち、画像形成装置1は、図1の右から順に、ブラック(K)用の画像形成部21、シアン(C)用の画像形成部21、マゼンタ(M)用の画像形成部21、イエロー(Y)用の画像形成部21を有する。画像形成部21は、感光体ドラム24と、帯電部25と、クリーニングユニット26と、現像部27と、一次転写ローラー28とを備えている。
図3に示されるように、画像形成部21には、現像部27、感光体ドラム24及びクリーニング部26が備えられている。現像部27は、ハウジング29とマグネットローラー25Aとを有する。マグネットローラー25Aは、ハウジング29に回転可能に支持されている。ハウジング29は、例えばABS樹脂を材料として作成されている。ハウジング29は、本発明の第2筐体の一例である。クリーニング部34は、クリーニング部材であるクリーニングローラー31A、クリーニングブレード31B、排出スクリュー32及びトナーボックス30を備えている。トナーボックス30は、本発明の第3筐体の一例である。
画像形成部21に対応してトナーコンテナ20が設けられている。トナーコンテナ20は、装置本体2内にそれぞれ着脱可能に装着されている。トナーコンテナ20には、画像形成部21が形成する画像の色の補給用トナーが収納されている。画像形成部21の下方には、露光部22が備えられている。露光部22は、感光体ドラムの帯電された表面に対し画像データに基づきレーザー光を走査して静電潜像を形成する。
定着部15は、印刷シートに二次転写されたトナー像を熱によって印刷シートに定着する。図5に示されるように、定着部15は、加熱ローラー85及び加圧ローラー86を有する。加熱ローラー85は、ヒーター87を有する。加熱ローラー85は、画像形成装置1の前後方向9に延びる長尺状の部材である。加熱ローラー85は、両端が定着部15の第1定着ハウジング88に支持された長尺のガイド部材(不図示)により回転可能に支持されている。加熱ローラー85は、回転駆動部(不図示)により回転駆動されることで所定方向へ回転する。第1定着ハウジング88は、例えばガラス強化ポリエステルを材料として作成されている。
ヒーター87は、両端が定着部15の第1定着ハウジング88に支持された長尺の支持部材(不図示)に取り付けられている。ヒーター87は、電流が供給されることにより発熱する熱源である。すなわち、ヒーター87は、例えばハロゲンヒーターやセラミックヒーター等によって構成され、通電されることによって熱を周囲に放射する。これにより、加熱ローラー85の周面全体が内部から加熱される。第1定着ハウジング88は、本発明における第1筐体に相当する。ヒーター87は、本発明における加熱部の一例である。
加圧ローラー86は、加熱ローラー85に平行に配置され、加熱ローラー85の表面に対してバネ(不図示)などによって圧接されている。加圧ローラー86は、加熱ローラー85に圧接され、弾性変形して凹まされている。これにより、加熱ローラー85と加圧ローラー86との間には、ニップ部Nが形成されている。加圧ローラー86は、支軸89を有しており、支軸89が定着部15の第2定着ハウジング90に回転可能に支持されている。これにより、加圧ローラー86が回転可能となる。加圧ローラー86は、加熱ローラー85の回転に伴って加熱ローラー85と逆方向に従動回転する。
定着部15には、シートがその画像面を定着ローラー側に向けた状態で搬送されてくる。定着部15においては、シートがニップ部Nを例えば右から左へ抜けるように搬送される。この搬送方向の場合、時計回転方向に回転駆動される加熱ローラー85に加圧ローラー86が圧接されることにより、加圧ローラー86が図5において反時計回転方向へ従動回転する。このため、ニップ部Nに進入したシートは、加熱ローラー85及び加圧ローラー86によって挟持されつつ、熱の供給を受けながら左方へ搬送される。シートに形成されたトナー像は、加熱ローラー85から供給される熱によって溶融しシートに定着する。このように、加熱ローラー85及び加圧ローラー86は、シートを挟持しつつ加熱することにより前記シートに形成されたトナー像を前記シートに定着させる。加熱ローラー85及び加圧ローラー86は、本発明におけるローラー対に相当する。
ところで、本実施形態に係る電子写真方式の画像形成装置1には、例えば定着部15などのように発熱する装置が内蔵されている。そのため、画像形成動作が行われて定着部15が駆動されると、定着部15の発熱によって画像形成装置1の内部温度が上昇する。画像形成装置1の内部温度が過剰に上昇すると、内部に配置されている感光体ドラム24やクリーニングユニット26等に不要な熱を与える。その結果、装置内部に搭載されている他の部材の変形及び耐久性の低下を招いたり、或いは現像剤の変質に起因する印刷品質の低下を招いたりする。そのため、画像形成装置1の内部温度の上昇を抑制する必要がある。この内部温度の上昇を抑制する手段として、ファンが一般的に用いられる。
しかし、冷却のためにファンを駆動させると、画像形成装置1全体における電力消費量が増加する。ここで、近年の機器に対する省エネ性能の向上が要求されていることを鑑みれば、ファンを用いずに装置内部の温度上昇を抑制する技術の開発が急がれる。ここで、熱エネルギーを運動エネルギーに変換する熱交換塗料が知られている。
本実施形態では、図5に示されるように、第1定着ハウジング88の外壁面に、熱エネルギーを運動エネルギーに変換する熱交換材料からなるコーティング部92がローラー塗装によって形成されている。これにより、定着部15から発せられる熱のエネルギーの一部がコーティング部91により画像形成装置1の外部に放出される。
また、図5に示されるように、第1定着ハウジング88の内壁面に、熱を反射する熱反射材料からなるコーティング部91がローラー塗装によって形成されている。これにより、加熱ローラー85からの輻射熱がコーティング部91により反射される。その結果、定着部15の内部が保温されるとともに、第1定着ハウジング88の温度上昇を抑制することができる。
コーティング部92が熱のエネルギーの一部を画像形成装置1の外部に放出させるメカニズムは、次のようなものと考えられる。すなわち、コーティング部91を構成する前記熱交換塗料は、コーティング部91の表面に当たった熱のエネルギーをコーティング部92内に分散する。そして、コーティング部92内に含有されているエネルギー変換材料によってその熱エネルギーが運動エネルギーに変換される。すなわち、前記エネルギー変換材料が前記熱エネルギーによって運動する。前記エネルギー変換材料の運動が、コーティング部92が形成された対象物、ここでは第1定着ハウジング88の外壁面を振動させる。その振動が周辺の空気に伝播し、この空気の振動が周辺の部材を介して画像形成装置1の外部の空気に伝播する。このように、前記熱エネルギーの一部が画像形成装置1の外部に放出される。
その結果、定着部15から発せられる熱が定着部15の周辺に配設されている部材及び装置に伝達するのを抑制することができ、画像形成装置1の内部の温度上昇を抑制することができる。コーティング部91は、本発明における第1コーティング部に相当する。コーティング部92は、本発明における第2コーティング部の一例である。
さらに、本実施形態では、図6に示されるように、中間転写ユニット4のケーシング45の外壁面にも前記熱交換塗料からなるコーティング部93がローラー塗装によって形成されている。これにより、定着部15から生じる熱が中間転写ユニット4内に伝達するのを抑制することができる。コーティング部93は、本発明における第2コーティング部の一例である。
また、本実施形態では、現像部27のハウジング29の外壁面にも前記熱交換材料からなるコーティング部がローラー塗装によって形成されている。このコーティング部も、本発明における第2コーティング部の一例である。
本発明者は、コーティング部91〜93の効果を検証する実験を行った。以下、その実験の結果について説明する。前記実験において用いた前記熱反射塗料として、日本中央研究所株式会社製の製品名「アドグリーン」と、日本テレニクス株式会社製の製品名「セラミックコート」とを採用した。前者を採用したものを実施例1、後者を採用したものを実施例2とする。なお、前記熱反射塗料として、株式会社NNCコーポレーション製の製品名「ナノコートスーパー」も利用可能である。また、前記実験において用いた前記熱交換塗料として、アルバー工業株式会社製の製品名「タフコート」を採用した。
前記実施例1では、第1定着ハウジング88の内壁面におけるコーティング部91の膜厚を100μmとした。第1定着ハウジング88の外壁面におけるコーティング部92の膜厚を80μmとした。中間転写ユニット4のケーシング45の外壁面におけるコーティング部93の膜厚を60μmとした。現像部27のハウジング29の外壁面におけるコーティング部の膜厚を60μmとした。
前記実施例2では、第1定着ハウジング88の内壁面におけるコーティング部91をセラミックコートとしていること以外は、実施例1と同様である。
本実施形態に係る実施例1、2の効果を検証するため、本発明者は、図7に示されるように、本実施形態(実施例1,2)と比較する比較例として4パターンの比較例1〜4を設けた。すなわち、比較例1〜4においては、第1定着ハウジング88の内壁面には、本実施形態のような前記熱反射塗料からなるコーティング部91が形成されていない。また、第1定着ハウジング88の外壁面について、比較例1では、本実施形態のような前記熱交換塗料からなるコーティング部92が形成され、比較例2〜4では形成されていない。また、中間転写ユニット4のケーシング45の外壁面及び現像部27のハウジング29の外壁面について、比較例1、2では、本実施形態のような前記熱交換塗料からなるコーティング部92が形成され、比較例3、4では形成されていない。また、比較例4は、比較例3に対し2個の冷却ファンが設置され、前記冷却ファンを作動させた状態で測定している。なお、加熱ローラー85の温度については、本実施形態も含めてどのパターンも同一の温度(150℃)とした。これらの条件以外は、実施例1と同様である。
以上の実験条件の下で、A4サイズの記録紙に6%の印字率でカラー印刷が2000枚連続して行われたときの第1定着ハウジング88の内壁面の温度、第1定着ハウジング88の内壁面及び外壁面の温度、中間転写ユニット4のピーク温度、現像部27のピーク温度を測定した。なお、前記ピーク温度とは、画像形成装置1の動作状態に応じて変動する温度のうち最高温度をいう。
図7に示されるように、比較例2と比較例3とを比較すると、比較例2では中間転写ユニット4のケーシング45の外壁面に、前記熱交換塗料からなるコーティング部92が形成されているのに対し、比較例3ではそれが形成されていない点で相違する。この相違により、比較例2では、比較例3に比べて中間転写ユニット4のピーク温度が8℃低くなった。
比較例1と比較例2とを比較すると、比較例1では第1定着ハウジング88の外壁面に前記熱交換塗料からなるコーティング部92が形成されているのに対し、比較例2ではそれが形成されていない点で相違する。この相違により、比較例1では、比較例2に比べて第1定着ハウジング88の外壁面の温度が30℃、中間転写ユニット4のピーク温度が27℃、現像部27のピーク温度が23℃低くなった。
本実施形態に係る実施例1、2と比較例1とを比較すると、実施例1、2では、第1定着ハウジング88の内壁面に、前記熱反射塗料からなるコーティング部91が形成されているのに対し、比較例1ではそれが形成されていない点で相違する。この相違により、実施例1、2では、比較例1に比べて第1定着ハウジング88の内壁面の温度が15℃、第1定着ハウジング88の外壁面の温度が10℃、中間転写ユニット4のピーク温度が5℃、現像部27のピーク温度が4℃低くなった。
すなわち、実施例1、2とコーティング部91〜93が設けられていない比較例3とを比較すると、実施例1、2では、比較例3より、第1定着ハウジング88の内壁面の温度が15℃、第1定着ハウジング88の外壁面の温度が40℃、中間転写ユニット4のピーク温度が40℃、現像部27のピーク温度が37℃低くなるという実験結果が得られた。また、実施例1、2と比較例4とを比較すると、中間転写ユニット4のピーク温度及び現像部27のピーク温度を、ファンを用いた比較例4と同等レベル又はそれ以下に低下させることができるという実験結果が得られた。このように、本実施形態では、ファンを用いることなく画像形成装置1の内部の温度上昇を抑制することができることが確認できた。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は前述した内容のものに限られず、種々の変形例が適用可能である。
前記実施形態では、前記熱交換材料からなるコーティング部の形成対象を第1定着ハウジング88の外壁面とされているが、その形成対象はそれに限定されるものではない。例えば、現像部27のハウジング29の外壁面、クリーニングユニット26のケーシング30の外壁面、露光部22のケーシング22Aの外壁面に前記熱交換材料からなるコーティング部が形成されてもよい。或いは、画像読取部70のスキャナフレーム701(図4参照)の外表面に前記コーティング部が形成されてもよい。これにより、定着部15から発せられる熱がスキャナフレーム701内の各部材に熱が伝わるのを抑制することができる。さらには、画像形成装置1の骨格を成す本体フレーム又は内部を通る本体フレームの外表面に前記コーティング部が形成されてもよい。これにより、本体フレームを通じて定着部15から発せられる熱が定着部15の周辺に配設されている部材及び装置に伝達するのを抑制することができる。
1:画像形成装置
15:定着部
24:感光体ドラム
26:クリーニングユニット
27:現像部
30:ケーシング(第3筐体)
60:ケーシング(第2筐体)
64:現像ローラー
85:加熱ローラー
86:加圧ローラー
87:ヒーター(加熱部)
88:定着側筐体(第1筐体)
91:コーティング部(第1コーティング部)
92:コーティング部(第2コーティング部)
93:コーティング部(第2コーティング部)
701:スキャナフレーム(第4筐体)

Claims (6)

  1. 互いに圧接されたローラー対を有し、前記ローラー対によってシートを挟持して加熱しつつ搬送することにより前記シートに形成されたトナー像を前記シートに定着させる定着部と、
    前記ローラー対のうち少なくとも一方のローラーを加熱する加熱部と、
    前記ローラー対を収容する第1筐体と、
    前記第1筐体の内壁面に形成され、熱を反射する材料からなる第1コーティング部と、
    前記加熱部により加熱された前記ローラーの熱が伝達されうる熱伝達部の外面に形成され、熱エネルギーを運動エネルギーに変換する材料からなる第2コーティング部と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記熱伝達部は、前記第1筐体を含み、
    前記第2コーティング部は、前記第1筐体の外壁面に形成されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記熱伝達部は、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤により顕像化する現像ローラーを収容する第2筐体を含み、
    前記第2コーティング部は、前記第2筐体の外壁面に形成されている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記熱伝達部は、感光体ドラムをクリーニングするクリーニング部材を収容する第3筐体を含み、
    前記第2コーティング部は、前記第3筐体の外壁面に形成されている請求項1乃至3に記載の画像形成装置。
  5. 前記熱伝達部は、感光体ドラムの帯電された表面に対し画像データに基づきレーザー光を走査して静電潜像を形成するレーザー光出力ユニットを収容する第4筐体を含み、
    前記第2コーティング部は、前記第4筐体の外壁面に形成されている請求項1乃至4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2コーティング部は、前記画像形成装置における本体フレームの外面に形成されている請求項1乃至5に記載の画像形成装置。
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