JP2011118140A - 中間アクセサリおよびカメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信速度が異なるカメラ本体とカメラアクセサリの組み合わせにおいて、カメラ本体がカメラアクセサリのデータを取得するための通信時間を短縮する。
【解決手段】中間アクセサリ3は、カメラ本体1とカメラアクセサリ2との間に装着される。中間アクセサリは、カメラ本体およびカメラアクセサリとの通信を行う通信コントローラ41と、カメラアクセサリから受信したデータを記憶するメモリ45とを有する。通信コントローラは、カメラアクセサリから第1のビットレートでデータを受信してメモリに記憶させ、該メモリから読み出したデータを第1のビットレートよりも速い第2のビットレートでカメラ本体に送信する。
【選択図】図1
【解決手段】中間アクセサリ3は、カメラ本体1とカメラアクセサリ2との間に装着される。中間アクセサリは、カメラ本体およびカメラアクセサリとの通信を行う通信コントローラ41と、カメラアクセサリから受信したデータを記憶するメモリ45とを有する。通信コントローラは、カメラアクセサリから第1のビットレートでデータを受信してメモリに記憶させ、該メモリから読み出したデータを第1のビットレートよりも速い第2のビットレートでカメラ本体に送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、カメラ本体と交換式カメラアクセサリとの通信が可能なカメラシステムに関し、特にカメラ本体とカメラアクセサリとの間に装着される中間アクセサリに関する。
カメラ本体と交換レンズや外付けフラッシュ等のカメラアクセサリとの間に中間アクセサリを装着することが可能なカメラシステムが従来用いられている。中間アクセサリとしては、カメラ本体と交換レンズとの間に配置されてレンズ全系の焦点距離を望遠側に延長するテレコンバータや、撮影倍率を高倍率化する接写用中間リング等がある。
このような中間アクセサリを含むカメラシステムでは、カメラ本体とカメラアクセサリとの通信を、中間アクセサリを介して行う。ただし、カメラ本体およびカメラアクセサリはそれぞれで改良や新製品開発が行われており、通信に関しても、通信速度の向上(高速化)や通信可能なデータ容量の増加等が別々に行われる。このため、カメラ本体およびカメラアクセサリのうち一方が高速通信に対応するが、他方が低速通信にしか対応していないような新旧の組み合わせにおいては、通信に関する互換性を保てない場合が生じる。したがって、例えば大容量のデータを高速で通信することができる新機能を有するカメラ本体に対しては、該新機能に対応したカメラアクセサリしか使用することができないという不都合がある。
特許文献1には、新旧のカメラ本体とカメラアクセサリとの組み合わせにおける互換性を改善するために交換レンズとカメラ本体との間に装着される中間アクセサリが開示されている。この中間アクセサリは、交換レンズおよびカメラ本体が有する機能の差により生ずるカメラ本体の信号処理能力の不足を補うための調整を行う信号処理部を備えている。該信号処理部は、本来はカメラ本体で行われるべき信号処理を代行したり信号の調整を行ったりする。
このような中間アクセサリを含むカメラシステムでは、カメラ本体とカメラアクセサリとの通信を、中間アクセサリを介して行う。ただし、カメラ本体およびカメラアクセサリはそれぞれで改良や新製品開発が行われており、通信に関しても、通信速度の向上(高速化)や通信可能なデータ容量の増加等が別々に行われる。このため、カメラ本体およびカメラアクセサリのうち一方が高速通信に対応するが、他方が低速通信にしか対応していないような新旧の組み合わせにおいては、通信に関する互換性を保てない場合が生じる。したがって、例えば大容量のデータを高速で通信することができる新機能を有するカメラ本体に対しては、該新機能に対応したカメラアクセサリしか使用することができないという不都合がある。
特許文献1には、新旧のカメラ本体とカメラアクセサリとの組み合わせにおける互換性を改善するために交換レンズとカメラ本体との間に装着される中間アクセサリが開示されている。この中間アクセサリは、交換レンズおよびカメラ本体が有する機能の差により生ずるカメラ本体の信号処理能力の不足を補うための調整を行う信号処理部を備えている。該信号処理部は、本来はカメラ本体で行われるべき信号処理を代行したり信号の調整を行ったりする。
しかしながら、特許文献1にて開示された中間アクセサリは、通信速度が異なるカメラ本体とカメラアクセサリ間での通信速度を向上させる、言い換えれば通信時間を短縮する機能を有していない。
本発明は、通信速度が異なるカメラ本体とカメラアクセサリの組み合わせにおいて、カメラ本体がカメラアクセサリのデータを取得するための通信時間を短縮することができるようにした中間アクセサリおよびカメラシステムを提供する。
本発明は、通信速度が異なるカメラ本体とカメラアクセサリの組み合わせにおいて、カメラ本体がカメラアクセサリのデータを取得するための通信時間を短縮することができるようにした中間アクセサリおよびカメラシステムを提供する。
本発明の一側面としての中間アクセサリは、カメラ本体とカメラアクセサリとの間に装着される。該中間アクセサリは、カメラ本体およびカメラアクセサリとの通信を行う通信コントローラと、カメラアクセサリから受信したデータを記憶するメモリとを有する。そして、通信コントローラは、カメラアクセサリから第1のビットレートでデータを受信してメモリに記憶させ、該メモリから読み出したデータを第1のビットレートよりも速い第2のビットレートでカメラ本体に送信することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としてのカメラシステムは、カメラ本体と、カメラアクセサリと、上記中間アクセサリとを含む。
また、本発明の他の一側面としてのカメラシステムは、カメラ本体と、カメラアクセサリと、上記中間アクセサリとを含む。
本発明の中間アクセサリは、カメラアクセサリから第1のビットレートでデータを受信してメモリに記憶させ、該メモリから読み出したデータをより高速の第2のビットレートでカメラ本体に送信する機能を有する。これにより、通信速度が異なるカメラ本体とカメラアクセサリの組み合わせにおいて、カメラ本体がカメラアクセサリのデータを取得するための通信時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である中間アクセサリとしてのテレコンバータを含むカメラシステムの構成を示している。
1はカメラ本体であり、レンズ交換が可能な一眼レフカメラ本体である。2はカメラアクセサリとしての交換レンズであり、フォーカスレンズ33、変倍レンズその他のレンズ(以下、変倍レンズという)34および不図示の絞りにより構成される光学系31を収容している。
3は中間アクセサリとしてのテレコンバータであり、テレコンバータレンズ43を収容している。テレコンバータ3は、そのカメラ側マウントを介してカメラ本体1に取り外し可能に接続され、該テレコンバータ3には、そのレンズ側マウントに交換レンズ2が取り外し可能に接続されている。
カメラ本体1には、ハーフミラーにより構成されるメインミラー11と、該メインミラー11の背後に配置されたサブミラー12と、CCDセンサ又はCMOSセンサにより構成される撮像素子(以下、CCDという)13とが内蔵されている。メインミラー11は、図に示すダウン位置(撮影光路内に配置される位置)において交換レンズ2およびテレコンバータ3を通して入射した光の一部を上方に反射する。反射光は、ファインダスクリーン14、ペンタプリズム15および接眼レンズ16を介してユーザの眼に導かれ、被写体像の観察を可能とする。また、ペンタプリズム15から射出した光の一部は、被写体の輝度を測定する測光センサ17に導かれる。
メインミラー11を透過した光はサブミラー12で下方に反射され、該反射光は焦点検出センサ18に導かれる。焦点検出センサ18は、TTL位相差検出方式によって交換レンズ2およびテレコンバータ3内のレンズ33,34,43によって構成される撮影光学系の焦点状態(デフォーカス量)を検出する。検出された焦点状態に基づいてAF(オートフォーカス)が行われる。
CCD13は、メインミラー11およびサブミラー12がアップ位置に移動して撮影光路から退避した状態で不図示のシャッタが開くことにより、撮影光学系により形成された被写体像を光電変換する。CCD13からの出力信号(撮像信号)は、CCD制御部19により読み出されてA/D変換された後、画像処理部20に入力される。画像処理部20は、A/D変換後の撮像信号に対して各種処理を行って画像信号を生成する。画像信号は、LCD制御部21および表示駆動部22を介してモニタ23に出力され、ここに表示される。
カメラCPU24は、焦点検出センサ18から受け取ったデフォーカス量を示す信号に基づいてAF制御を行う。また、カメラCPU24は、CCD制御部19、画像処理部20、LCD制御部21およびレリーズ動作駆動部25の動作を制御する。
カメラCPU24は、電源ボタンに連動したメインスイッチSWMのオン/オフ操作に応じてカメラ本体1の電源の投入/遮断を切り換える。また、カメラCPU24は、レリーズボタンの第1ストローク操作に連動したスイッチSW1のオンに応じて測光およびAF等の撮像準備動作を開始させる。さらに、カメラCPU24は、レリーズボタンの第2ストローク操作に連動したスイッチSW2のオンに応じてミラー11,12のアップ動作、シャッタの開閉動作およびCCD13の光電変換動作等の撮像動作を行わせる。
レリーズ動作駆動部25は、スイッチSW2のオンに応じてカメラCPU24から出力される信号に応じて、ミラー11,12のアップおよびダウン駆動とシャッタの開閉動作を行わせる。
カメラCPU24は、テレコンバータCPU41と通信接点26を介して通信可能に電気的に接続されている。
1はカメラ本体であり、レンズ交換が可能な一眼レフカメラ本体である。2はカメラアクセサリとしての交換レンズであり、フォーカスレンズ33、変倍レンズその他のレンズ(以下、変倍レンズという)34および不図示の絞りにより構成される光学系31を収容している。
3は中間アクセサリとしてのテレコンバータであり、テレコンバータレンズ43を収容している。テレコンバータ3は、そのカメラ側マウントを介してカメラ本体1に取り外し可能に接続され、該テレコンバータ3には、そのレンズ側マウントに交換レンズ2が取り外し可能に接続されている。
カメラ本体1には、ハーフミラーにより構成されるメインミラー11と、該メインミラー11の背後に配置されたサブミラー12と、CCDセンサ又はCMOSセンサにより構成される撮像素子(以下、CCDという)13とが内蔵されている。メインミラー11は、図に示すダウン位置(撮影光路内に配置される位置)において交換レンズ2およびテレコンバータ3を通して入射した光の一部を上方に反射する。反射光は、ファインダスクリーン14、ペンタプリズム15および接眼レンズ16を介してユーザの眼に導かれ、被写体像の観察を可能とする。また、ペンタプリズム15から射出した光の一部は、被写体の輝度を測定する測光センサ17に導かれる。
メインミラー11を透過した光はサブミラー12で下方に反射され、該反射光は焦点検出センサ18に導かれる。焦点検出センサ18は、TTL位相差検出方式によって交換レンズ2およびテレコンバータ3内のレンズ33,34,43によって構成される撮影光学系の焦点状態(デフォーカス量)を検出する。検出された焦点状態に基づいてAF(オートフォーカス)が行われる。
CCD13は、メインミラー11およびサブミラー12がアップ位置に移動して撮影光路から退避した状態で不図示のシャッタが開くことにより、撮影光学系により形成された被写体像を光電変換する。CCD13からの出力信号(撮像信号)は、CCD制御部19により読み出されてA/D変換された後、画像処理部20に入力される。画像処理部20は、A/D変換後の撮像信号に対して各種処理を行って画像信号を生成する。画像信号は、LCD制御部21および表示駆動部22を介してモニタ23に出力され、ここに表示される。
カメラCPU24は、焦点検出センサ18から受け取ったデフォーカス量を示す信号に基づいてAF制御を行う。また、カメラCPU24は、CCD制御部19、画像処理部20、LCD制御部21およびレリーズ動作駆動部25の動作を制御する。
カメラCPU24は、電源ボタンに連動したメインスイッチSWMのオン/オフ操作に応じてカメラ本体1の電源の投入/遮断を切り換える。また、カメラCPU24は、レリーズボタンの第1ストローク操作に連動したスイッチSW1のオンに応じて測光およびAF等の撮像準備動作を開始させる。さらに、カメラCPU24は、レリーズボタンの第2ストローク操作に連動したスイッチSW2のオンに応じてミラー11,12のアップ動作、シャッタの開閉動作およびCCD13の光電変換動作等の撮像動作を行わせる。
レリーズ動作駆動部25は、スイッチSW2のオンに応じてカメラCPU24から出力される信号に応じて、ミラー11,12のアップおよびダウン駆動とシャッタの開閉動作を行わせる。
カメラCPU24は、テレコンバータCPU41と通信接点26を介して通信可能に電気的に接続されている。
テレコンバータ3には、通信コントローラとしてのテレコンバータCPU41と、通信されるデータの一時的記憶が可能な記憶手段としてのメモリ45とが設けられている。テレコンバータCPU41は、前述したように通信接点26を介してカメラCPU24との通信が可能であるとともに、通信接点42を介して交換レンズ2に設けられたレンズCPU35との通信も可能である。
交換レンズ2において、フォーカスレンズ33は、AF時にフォーカスアクチュエータ32によって光軸方向に移動される。レンズCPU35は、カメラCPU24からテレコンバータCPU41を介して受信したフォーカスレンズ33の移動量(指令値)に応じて、モータドライバ36を通じてフォーカスアクチュエータ32を動作させ、フォーカスレンズ33を光軸方向に移動させる。
本実施例において、カメラ本体1と交換レンズ2はテレコンバータ3を介して通信を行う。ただし、カメラ本体1は、通信レート(ビットレート)が速い通信(以下、高速通信という)に対応しているのに対し、交換レンズ2は通信レートが遅い通信(以下、低速通信という)にしか対応していない。すなわち、交換レンズ2は第1のビットレートでの低速通信に対応する旧機種であるのに対し、カメラ本体1は該第1のビットレートよりも速い第2のビットレートでの高速通信に対応する新機種である。
通常、通信レートが異なる機器同士を組み合わせた場合は、これらの間の通信レートを遅い方の通信レートに合わせる必要がある。すなわち、カメラ本体も低速通信を行う必要がある。しかし、本実施例では、このように通信レートが異なる機器同士の組み合わせにおいて、高速通信が可能な機器が高速通信を行えるようにする、すなわちカメラ本体1が高速通信を行えるようにする。
具体的には、テレコンバータCPU41は、電源投入直後の初期設定時等において、レンズCPU35と通信を行い、レンズCPU35内のROMに格納されたデータをテレコンバータ3内のメモリ45に一時的に記憶(バッファリング)しておく。このとき、レンズCPU35は低速通信にしか対応していないので、テレコンバータCPU41とレンズCPU35との間でも低速通信が行われる。ここで通信されるデータは、交換レンズごとに異なるデータであり、カメラCPU24がAFや露出演算に使用するAF用データやAE用データである。また、これらAF用データおよびAE用データは、フォーカスレンズ33や変倍レンズ34の位置に応じた複数のデータ要素によって構成されるテーブルデータである。
その後、テレコンバータCPU41は、カメラCPU24からデータの送信要求を受けることに応じて、レンズCPU35と通信するのではなく、メモリ45にバッファリングしておいたAF用およびAE用データを読み出してカメラCPU24に送信する。このときの通信は、高速通信により行われる。
このようにテレコンバータCPU41がレンズCPU35から受信したデータをメモリ45にバッファリングしておくことによって、カメラCPU24はレンズCPU35が有していたデータをテレコンバータCPU41から高速通信により受信することができる。すなわち、カメラ本体1は、低速通信にしか対応していない交換レンズ2と組み合わされた場合でも、高速通信で交換レンズ2側のデータを受信することができる。したがって、カメラ本体1が高速通信に対応した交換レンズと組み合わされた場合と同等に、カメラ本体1と交換レンズ2との間での通信に要する時間を短縮することができる。
図2のフローチャートには、カメラ本体1(カメラCPU24)の動作シーケンスを示している。
ステップS101でスタンバイ電源がオン状態であると、カメラCPU24は、ステップS102に進み、カメラCPU24内のRAMに設定されている制御用のフラグ変数を全てクリアして初期化する。
そして、次のステップS103において、カメラCPU24は、メインスイッチSWMの状態を判別し、メインスイッチSWMがオフであればステップS102に戻り、スイッチSWMがオンであるとステップS104に進む。
ステップS104では、カメラCPU24は、CCD13およびCCD制御部19を含むCCDモジュールを動作可能な状態(enable)として、次のステップS105で撮像動作によって生成された画像データを確認するためのモニタ23の動作を開始させる。
本実施例では、ステップS103〜ステップS105の間での所定タイミングで、レンズCPU35からテレコンバータCPU41への低速通信でのAF用およびAE用データの送信と、該データのメモリ45へのバッファリングとが行われる。もちろん、ステップS103〜ステップS105の間に限らず、ステップS101〜ステップS105の間のいずれのタイミングで上記データの送信とメモリ45へのバッファリングを行ってもよい。
続くステップS106では、カメラCPU24は、スイッチSW1のオン/オフを判別し、スイッチSW1がオフであればステップS106を繰り返し、スイッチSW1がオンであればステップS107に進む。
ステップS107では、カメラCPU24は、次のステップでAF制御を行うために、テレコンバータCPU41によりメモリ45から読み出されたAF用データをテレコンバータCPU41から受信する。このステップでの処理については後にさらに詳細に説明する。
ステップS108では、カメラCPU24は、焦点検出センサ18により検出された撮影光学系のデフォーカス量と、テレコンバータCPU41から受信したAF用データとに基づいて、撮影光学系の合焦状態を得るためのフォーカスレンズ33の移動量を算出する。そして、カメラCPU24は、算出したフォーカスレンズ33の移動量(指令値)を、テレコンバータCPU41を介してレンズCPU35に送信する。レンズCPU35は、受信したフォーカスレンズ33の移動量に応じてアクチュエータ32を動作させることでフォーカスレンズ33を該移動量だけ移動させる。これにより、被写体に対する撮影光学系の合焦状態が得られる。
次に、ステップS109では、カメラCPU24は、測光センサ17からの出力に基づいて被写体輝度を測定し、該被写体輝度に基づいて絞りやシャッタを制御するための露出制御値を演算する。
続くステップS110では、カメラCPU24は、スイッチSW2のオン/オフを判別し、スイッチSW2がオフであればステップS106に戻り、スイッチSW2がオンであればステップS111に進む。
ステップS111では、カメラCPU24は、レリーズ動作駆動部25を通じてミラー11,12のアップ動作とシャッタの開動作を行わせる。
そして、次のステップS112では、カメラCPU24は、CCD制御部19を通じてCCD13に光電変換(電荷蓄積)動作を行わせるとともに、蓄積された電荷(撮像信号)の読み出しを行い、画像処理部20に画像データを生成させる。画像データは、モニタ23に表示されたり、不図示の記録媒体(半導体メモリ等)に記録されたりする。シャッタの開動作の後、予め算出されたシャッタ秒時の経過に応じてシャッタは閉動作される。
続いてステップS113では、カメラCPU24は、レリーズ動作駆動部25を通じてミラー11,12のダウン動作を行わせる。その後、カメラCPU24は、再びステップS106に戻り、次の撮影に備える。
図3のフローチャートには、テレコンバータ3(テレコンバータCPU41)の動作シーケンスを示している。
ステップS201でカメラ本体1の電源がオンされると、テレコンバータ3にもカメラ本体1から電源が供給される。テレコンバータCPU41は、ステップS202に進み、交換レンズ2が装着されているか否かを判別する。具体的には、テレコンバータCPU41から通信接点42を介して信号を送り、レンズCPU35から所定の信号が返信されるか否かによって判別してもよいし、交換レンズ2の装着をメカニカルに検出するスイッチからの信号を検出することで判別してもよい。
続くステップS203では、テレコンバータCPU41は、レンズCPU35と通信を行い、レンズCPU35のROMに格納されているAF用およびAE用データ(テーブルデータ)を受信してテレコンバータ3内のメモリ45にバッファリングする。
ここで、図4には、テレコンバータ3内のメモリ45にバッファリングされるテーブルデータの例を示す。テーブルデータA(例えば、AF用データ)は、可動部材である変倍レンズ34の位置(ZOOM0〜ZOOM8)に応じた複数の16Byteデータ要素を含む。また、テーブルデータB(例えば、AE用データ)も、変倍レンズ34の位置(ZOOM0〜ZOOM8)に応じた複数の16Byteデータ要素を含む。
テレコンバータCPU41がカメラCPU24にAF用データやAE用データを送信する場合には、テレコンバータCPU41は、まずレンズCPU35を通じてフォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置(実位置)を確認する。そして、各テーブルデータを構成する複数の16Byteデータ要素のうちフォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置に応じたデータ要素のみを読み出してカメラCPU24に送信する。
再び図3に戻って、ステップS204では、テレコンバータCPU41は、カメラCPU24からの通信を受信したか否かを判別し、受信していればステップS205に進み、受信していない場合は受信するまでステップS204で待機する。
ステップS205では、テレコンバータCPU41は、受信した通信がデータ送信要求コマンドか否かを判別する。データ送信要求コマンドであった場合はステップS206に進み、データ送信要求コマンドでなかった場合はステップS208に進む。データ送信要求コマンドとは、カメラ本体1から送信されるコマンドのうち、レンズCPU35からカメラ本体1に対してカメラ本体1内での各種制御に必要なデータを送信させるためのコマンドである。他のコマンドとしては、交換レンズ2に対してフォーカスアクチュエータ32の駆動を要求するための駆動要求コマンド等がある。
ステップS206では、テレコンバータCPU41は、レンズCPU35と通信してフォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置を確認する。
次にステップS207では、テレコンバータCPU41は、メモリ45にバッファリングされているAF用およびAE用テーブルデータから、ステップS206で確認したフォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置に応じたデータ要素を読み出す。そして、該読み出したデータ要素をカメラCPU24に送信する。その後、再びステップS204に戻り、カメラCPU24からの通信を待つ。
ステップS205でカメラCPU24から受信した通信がデータ送信要求コマンドではない場合は、ステップS208において、テレコンバータCPU41は、レンズCPU35に対して駆動要求コマンドを送信する。その後、再びステップS204に戻り、カメラCPU24からの通信を待つ。
次に、図5を用いて本実施例の効果について説明する。図5は、テーブルデータAの16Byteデータ要素を、カメラCPU24がレンズCPU35から受信するときのタイミングチャートである。
まず図5(a)には、本実施例の中間アクセサリとしてのテレコンバータ3を使用しない場合のカメラCPU24からレンズCPU35への通信の様子を示している。時刻t1において、カメラCPU24からレンズCPU35に対してデータAの送信要求を送信する。レンズCPU35はこれを受けて、1Byte目から16Byte目にかけてデータAを送信する。これらの合計17Byteの通信は、レンズCPU35が低速通信にしか対応していないため、全て低速通信で行われる。
これに対して、図5(b)には、本実施例のテレコンバータ3を使用した場合のカメラCPU24からレンズCPU35への通信の様子を示している。時刻t1において、カメラCPU24はテレコンバータCPU41に対してデータAの送信要求を送信する。この通信は高速通信で行われる。
次に、時刻t2において、テレコンバータCPU41は、レンズCPU35に対して、フォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置の情報の送信を要求する通信を行う。この通信は低速通信で行われる。
さらに時刻t3においてフォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置の情報の受信が完了する。これに応じてテレコンバータCPU41は、メモリ45内のデータ(テーブルデータ)Aからフォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置に応じたデータ要素を選択的に読み出す。そして、1Byte目から16Byte目にかけてデータAをカメラCPU24に送信する。この通信は高速通信で行われる。
図5(a)と図5(b)とを比較すると、(a)は全て低速通信で通信が行われるために、時刻t1から時刻t5までの通信時間を要する。これに対して、(b)は特に時間を要するデータAの16Byte通信をカメラ本体1とテレコンバータ3間で高速通信により行うため、(a)における時刻t4から時刻t5に相当する長さの時間を短縮することができる。
以上説明したように、本実施例では、通信速度(ビットレート)が互いに異なる新旧のカメラ本体1と交換レンズ2とを組み合わせる場合に、これらの間に中間アクセサリとしてのテレコンバータ3を配置する。そして、テレコンバータ3に、交換レンズ2から受信したデータをメモリ45にバッファリングする機能と、バッファリングしたデータの少なくとも一部を読み出してカメラCPU24に高速通信で通信する機能とを持たせている。このようなテレコンバータ3を用いることで、カメラ本体1がAF制御および露出制御に必要なデータ(もともと交換レンズ2内に格納されていたデータ)を取得するために必要な通信時間を短縮することができる。
なお、上記実施例では、図3のステップS203において、テレコンバータ3に交換レンズ2を装着した後すぐにデータのバッファリングを行う場合について説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、カメラ本体1からの通信があればそれを優先し、カメラ本体1からの通信がないときにデータのバッファリングを行うようにしてもよい。
また、実施例1では、カメラアクセサリとして交換レンズを用いた場合について説明したが、例えば外付けフラッシュ等の他のカメラアクセサリとカメラ本体との間に中間アクセサリを装着してもよい。この場合の中間アクセサリは、テレコンバータ3とは異なる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
交換レンズ2において、フォーカスレンズ33は、AF時にフォーカスアクチュエータ32によって光軸方向に移動される。レンズCPU35は、カメラCPU24からテレコンバータCPU41を介して受信したフォーカスレンズ33の移動量(指令値)に応じて、モータドライバ36を通じてフォーカスアクチュエータ32を動作させ、フォーカスレンズ33を光軸方向に移動させる。
本実施例において、カメラ本体1と交換レンズ2はテレコンバータ3を介して通信を行う。ただし、カメラ本体1は、通信レート(ビットレート)が速い通信(以下、高速通信という)に対応しているのに対し、交換レンズ2は通信レートが遅い通信(以下、低速通信という)にしか対応していない。すなわち、交換レンズ2は第1のビットレートでの低速通信に対応する旧機種であるのに対し、カメラ本体1は該第1のビットレートよりも速い第2のビットレートでの高速通信に対応する新機種である。
通常、通信レートが異なる機器同士を組み合わせた場合は、これらの間の通信レートを遅い方の通信レートに合わせる必要がある。すなわち、カメラ本体も低速通信を行う必要がある。しかし、本実施例では、このように通信レートが異なる機器同士の組み合わせにおいて、高速通信が可能な機器が高速通信を行えるようにする、すなわちカメラ本体1が高速通信を行えるようにする。
具体的には、テレコンバータCPU41は、電源投入直後の初期設定時等において、レンズCPU35と通信を行い、レンズCPU35内のROMに格納されたデータをテレコンバータ3内のメモリ45に一時的に記憶(バッファリング)しておく。このとき、レンズCPU35は低速通信にしか対応していないので、テレコンバータCPU41とレンズCPU35との間でも低速通信が行われる。ここで通信されるデータは、交換レンズごとに異なるデータであり、カメラCPU24がAFや露出演算に使用するAF用データやAE用データである。また、これらAF用データおよびAE用データは、フォーカスレンズ33や変倍レンズ34の位置に応じた複数のデータ要素によって構成されるテーブルデータである。
その後、テレコンバータCPU41は、カメラCPU24からデータの送信要求を受けることに応じて、レンズCPU35と通信するのではなく、メモリ45にバッファリングしておいたAF用およびAE用データを読み出してカメラCPU24に送信する。このときの通信は、高速通信により行われる。
このようにテレコンバータCPU41がレンズCPU35から受信したデータをメモリ45にバッファリングしておくことによって、カメラCPU24はレンズCPU35が有していたデータをテレコンバータCPU41から高速通信により受信することができる。すなわち、カメラ本体1は、低速通信にしか対応していない交換レンズ2と組み合わされた場合でも、高速通信で交換レンズ2側のデータを受信することができる。したがって、カメラ本体1が高速通信に対応した交換レンズと組み合わされた場合と同等に、カメラ本体1と交換レンズ2との間での通信に要する時間を短縮することができる。
図2のフローチャートには、カメラ本体1(カメラCPU24)の動作シーケンスを示している。
ステップS101でスタンバイ電源がオン状態であると、カメラCPU24は、ステップS102に進み、カメラCPU24内のRAMに設定されている制御用のフラグ変数を全てクリアして初期化する。
そして、次のステップS103において、カメラCPU24は、メインスイッチSWMの状態を判別し、メインスイッチSWMがオフであればステップS102に戻り、スイッチSWMがオンであるとステップS104に進む。
ステップS104では、カメラCPU24は、CCD13およびCCD制御部19を含むCCDモジュールを動作可能な状態(enable)として、次のステップS105で撮像動作によって生成された画像データを確認するためのモニタ23の動作を開始させる。
本実施例では、ステップS103〜ステップS105の間での所定タイミングで、レンズCPU35からテレコンバータCPU41への低速通信でのAF用およびAE用データの送信と、該データのメモリ45へのバッファリングとが行われる。もちろん、ステップS103〜ステップS105の間に限らず、ステップS101〜ステップS105の間のいずれのタイミングで上記データの送信とメモリ45へのバッファリングを行ってもよい。
続くステップS106では、カメラCPU24は、スイッチSW1のオン/オフを判別し、スイッチSW1がオフであればステップS106を繰り返し、スイッチSW1がオンであればステップS107に進む。
ステップS107では、カメラCPU24は、次のステップでAF制御を行うために、テレコンバータCPU41によりメモリ45から読み出されたAF用データをテレコンバータCPU41から受信する。このステップでの処理については後にさらに詳細に説明する。
ステップS108では、カメラCPU24は、焦点検出センサ18により検出された撮影光学系のデフォーカス量と、テレコンバータCPU41から受信したAF用データとに基づいて、撮影光学系の合焦状態を得るためのフォーカスレンズ33の移動量を算出する。そして、カメラCPU24は、算出したフォーカスレンズ33の移動量(指令値)を、テレコンバータCPU41を介してレンズCPU35に送信する。レンズCPU35は、受信したフォーカスレンズ33の移動量に応じてアクチュエータ32を動作させることでフォーカスレンズ33を該移動量だけ移動させる。これにより、被写体に対する撮影光学系の合焦状態が得られる。
次に、ステップS109では、カメラCPU24は、測光センサ17からの出力に基づいて被写体輝度を測定し、該被写体輝度に基づいて絞りやシャッタを制御するための露出制御値を演算する。
続くステップS110では、カメラCPU24は、スイッチSW2のオン/オフを判別し、スイッチSW2がオフであればステップS106に戻り、スイッチSW2がオンであればステップS111に進む。
ステップS111では、カメラCPU24は、レリーズ動作駆動部25を通じてミラー11,12のアップ動作とシャッタの開動作を行わせる。
そして、次のステップS112では、カメラCPU24は、CCD制御部19を通じてCCD13に光電変換(電荷蓄積)動作を行わせるとともに、蓄積された電荷(撮像信号)の読み出しを行い、画像処理部20に画像データを生成させる。画像データは、モニタ23に表示されたり、不図示の記録媒体(半導体メモリ等)に記録されたりする。シャッタの開動作の後、予め算出されたシャッタ秒時の経過に応じてシャッタは閉動作される。
続いてステップS113では、カメラCPU24は、レリーズ動作駆動部25を通じてミラー11,12のダウン動作を行わせる。その後、カメラCPU24は、再びステップS106に戻り、次の撮影に備える。
図3のフローチャートには、テレコンバータ3(テレコンバータCPU41)の動作シーケンスを示している。
ステップS201でカメラ本体1の電源がオンされると、テレコンバータ3にもカメラ本体1から電源が供給される。テレコンバータCPU41は、ステップS202に進み、交換レンズ2が装着されているか否かを判別する。具体的には、テレコンバータCPU41から通信接点42を介して信号を送り、レンズCPU35から所定の信号が返信されるか否かによって判別してもよいし、交換レンズ2の装着をメカニカルに検出するスイッチからの信号を検出することで判別してもよい。
続くステップS203では、テレコンバータCPU41は、レンズCPU35と通信を行い、レンズCPU35のROMに格納されているAF用およびAE用データ(テーブルデータ)を受信してテレコンバータ3内のメモリ45にバッファリングする。
ここで、図4には、テレコンバータ3内のメモリ45にバッファリングされるテーブルデータの例を示す。テーブルデータA(例えば、AF用データ)は、可動部材である変倍レンズ34の位置(ZOOM0〜ZOOM8)に応じた複数の16Byteデータ要素を含む。また、テーブルデータB(例えば、AE用データ)も、変倍レンズ34の位置(ZOOM0〜ZOOM8)に応じた複数の16Byteデータ要素を含む。
テレコンバータCPU41がカメラCPU24にAF用データやAE用データを送信する場合には、テレコンバータCPU41は、まずレンズCPU35を通じてフォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置(実位置)を確認する。そして、各テーブルデータを構成する複数の16Byteデータ要素のうちフォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置に応じたデータ要素のみを読み出してカメラCPU24に送信する。
再び図3に戻って、ステップS204では、テレコンバータCPU41は、カメラCPU24からの通信を受信したか否かを判別し、受信していればステップS205に進み、受信していない場合は受信するまでステップS204で待機する。
ステップS205では、テレコンバータCPU41は、受信した通信がデータ送信要求コマンドか否かを判別する。データ送信要求コマンドであった場合はステップS206に進み、データ送信要求コマンドでなかった場合はステップS208に進む。データ送信要求コマンドとは、カメラ本体1から送信されるコマンドのうち、レンズCPU35からカメラ本体1に対してカメラ本体1内での各種制御に必要なデータを送信させるためのコマンドである。他のコマンドとしては、交換レンズ2に対してフォーカスアクチュエータ32の駆動を要求するための駆動要求コマンド等がある。
ステップS206では、テレコンバータCPU41は、レンズCPU35と通信してフォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置を確認する。
次にステップS207では、テレコンバータCPU41は、メモリ45にバッファリングされているAF用およびAE用テーブルデータから、ステップS206で確認したフォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置に応じたデータ要素を読み出す。そして、該読み出したデータ要素をカメラCPU24に送信する。その後、再びステップS204に戻り、カメラCPU24からの通信を待つ。
ステップS205でカメラCPU24から受信した通信がデータ送信要求コマンドではない場合は、ステップS208において、テレコンバータCPU41は、レンズCPU35に対して駆動要求コマンドを送信する。その後、再びステップS204に戻り、カメラCPU24からの通信を待つ。
次に、図5を用いて本実施例の効果について説明する。図5は、テーブルデータAの16Byteデータ要素を、カメラCPU24がレンズCPU35から受信するときのタイミングチャートである。
まず図5(a)には、本実施例の中間アクセサリとしてのテレコンバータ3を使用しない場合のカメラCPU24からレンズCPU35への通信の様子を示している。時刻t1において、カメラCPU24からレンズCPU35に対してデータAの送信要求を送信する。レンズCPU35はこれを受けて、1Byte目から16Byte目にかけてデータAを送信する。これらの合計17Byteの通信は、レンズCPU35が低速通信にしか対応していないため、全て低速通信で行われる。
これに対して、図5(b)には、本実施例のテレコンバータ3を使用した場合のカメラCPU24からレンズCPU35への通信の様子を示している。時刻t1において、カメラCPU24はテレコンバータCPU41に対してデータAの送信要求を送信する。この通信は高速通信で行われる。
次に、時刻t2において、テレコンバータCPU41は、レンズCPU35に対して、フォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置の情報の送信を要求する通信を行う。この通信は低速通信で行われる。
さらに時刻t3においてフォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置の情報の受信が完了する。これに応じてテレコンバータCPU41は、メモリ45内のデータ(テーブルデータ)Aからフォーカスレンズ33および変倍レンズ34の現在位置に応じたデータ要素を選択的に読み出す。そして、1Byte目から16Byte目にかけてデータAをカメラCPU24に送信する。この通信は高速通信で行われる。
図5(a)と図5(b)とを比較すると、(a)は全て低速通信で通信が行われるために、時刻t1から時刻t5までの通信時間を要する。これに対して、(b)は特に時間を要するデータAの16Byte通信をカメラ本体1とテレコンバータ3間で高速通信により行うため、(a)における時刻t4から時刻t5に相当する長さの時間を短縮することができる。
以上説明したように、本実施例では、通信速度(ビットレート)が互いに異なる新旧のカメラ本体1と交換レンズ2とを組み合わせる場合に、これらの間に中間アクセサリとしてのテレコンバータ3を配置する。そして、テレコンバータ3に、交換レンズ2から受信したデータをメモリ45にバッファリングする機能と、バッファリングしたデータの少なくとも一部を読み出してカメラCPU24に高速通信で通信する機能とを持たせている。このようなテレコンバータ3を用いることで、カメラ本体1がAF制御および露出制御に必要なデータ(もともと交換レンズ2内に格納されていたデータ)を取得するために必要な通信時間を短縮することができる。
なお、上記実施例では、図3のステップS203において、テレコンバータ3に交換レンズ2を装着した後すぐにデータのバッファリングを行う場合について説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、カメラ本体1からの通信があればそれを優先し、カメラ本体1からの通信がないときにデータのバッファリングを行うようにしてもよい。
また、実施例1では、カメラアクセサリとして交換レンズを用いた場合について説明したが、例えば外付けフラッシュ等の他のカメラアクセサリとカメラ本体との間に中間アクセサリを装着してもよい。この場合の中間アクセサリは、テレコンバータ3とは異なる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
通信速度が異なるカメラ本体とカメラアクセサリの組み合わせにおいて、カメラ本体がカメラアクセサリのデータを取得するための通信時間を短縮するための中間アクセサリを提供できる。
1 カメラ本体
2 交換レンズ
3 テレコンバータ
24 カメラCPU
35 レンズCPU
41 テレコンバータCPU
2 交換レンズ
3 テレコンバータ
24 カメラCPU
35 レンズCPU
41 テレコンバータCPU
Claims (3)
- カメラ本体とカメラアクセサリとの間に装着される中間アクセサリであって、
前記カメラ本体および前記カメラアクセサリとの通信を行う通信コントローラと、
前記カメラアクセサリから受信したデータを記憶するメモリとを有し、
前記通信コントローラは、前記カメラアクセサリから第1のビットレートで前記データを受信して前記メモリに記憶させ、該メモリから読み出した前記データを前記第1のビットレートよりも速い第2のビットレートで前記カメラ本体に送信することを特徴とする中間アクセサリ。 - 前記通信コントローラは、前記カメラアクセサリから、該カメラアクセサリに設けられた可動部材の位置に応じた複数のデータ要素を含むテーブルデータを前記第1のビットレートで受信して前記メモリに記憶させ、該メモリから前記複数のデータ要素のうち前記可動部材の実位置に対応するデータ要素を読み出して前記第2のビットレートで前記カメラ本体に送信することを特徴とする請求項1に記載の中間アクセサリ。
- カメラ本体と、カメラアクセサリと、該カメラ本体および該カメラアクセサリの間に装着される中間アクセサリとを含むカメラシステムであって、
前記中間アクセサリは、
前記カメラ本体および前記カメラアクセサリとの通信を行う通信コントローラと、
前記カメラアクセサリから受信したデータを記憶するメモリとを有し、
前記通信コントローラは、前記カメラアクセサリから第1のビットレートで前記データを受信して前記メモリに記憶させ、該メモリから読み出した前記データを前記第1のビットレートよりも速い第2のビットレートで前記カメラ本体に送信することを特徴とするカメラシステム。
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-
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- 2009-12-03 JP JP2009275206A patent/JP2011118140A/ja active Pending
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