JP2011114924A - 電力供給回路、バックライトシステム、および映像表示装置 - Google Patents

電力供給回路、バックライトシステム、および映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数チャンネルごとに出力電圧を生成して出力するものでありながら、各チャンネルでの所望の出力電圧の生成に必要な処理を、極力抑えることが可能となる電力供給回路を提供する。
【解決手段】所望の出力電圧を生成する電圧生成回路をNチャンネル分備え、各チャンネルの前記電圧生成回路によって生成された前記出力電圧を負荷へ出力するものであり、1からN−1chまでの各チャンネルの前記電圧生成回路には、第1コイルが備えられており、2からNchまでの各チャンネル(Kchとする)の前記電圧生成回路は、K−1chの第1コイルを1次側とし、自身が2次側としてトランスを形成することにより、K−1chの第1コイルの電圧によって定まる電圧を発生させる第2コイルが備えられており、第2コイルに発生した電圧を用いて、前記出力電圧を生成する電力供給回路とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気的負荷(例えばLED)に電力を供給する電力供給回路、バックライト、および映像表示装置に関する。
従来、LED等の電気的負荷(以下、「負荷」とする)に電力を供給する電力供給回路が、種々の用途に用いられている。電力供給回路の一例としては、テレビ受像機のバックライトに使われる各LEDに電力を供給し、当該バックライトを駆動させるバックライト駆動回路が挙げられる。以下、このようなバックライト駆動回路の一例について、簡潔に説明する。
図5は、当該バックライト駆動回路102における、外部回路との接続状態を表している。本図に示すように、バックライト駆動回路102は、外部回路との接続に使われる端子として、電源端子102aおよび出力端子102bを備えている。なお出力端子102bは、正極と負極の各端子からなり、1chからNchまでのNチャンネル分が設けられている。
そして電源端子102aには、電源101が接続される。また各チャンネルの出力端子102bには、バックライト103に設けられたLED103aが接続される。より具体的には、出力端子102bの正極には、複数個のLED103aが直列に接続されて形成されたLED回路103bの一端が、出力端子102bの負極には、LED回路103bの他端が、それぞれ接続される。
バックライト駆動回路102は、このような態様で用いられるものであり、電源101から供給された電力を調整し、LED103aの各々に電力を供給する。これによりバックライト駆動回路102は、各LED103aを発光させ、バックライト103を駆動させることが可能となっている。
次に、バックライト駆動回路102の構成について説明する。図6は、バックライト駆動回路102の構成図である。本図に示すようにバックライト駆動回路102では、同等の構成の回路(破線で囲まれた部分)が、1からNchまでのNチャンネル分だけ備えられている。各チャンネルの回路構成としては、電源端子102aが、昇圧用のコイル111および整流用のダイオード112を順に介して、出力端子102bの正極に接続されている構成となっている。
また電源端子102aとコイル111の間は、入力コンデンサ113を介して接地されている。またコイル111とダイオード112の間は、FET114(昇圧用のスイッチング素子)を介して接地されている。またダイオード112と出力端子102bの間は、出力コンデンサ116を介して接地されている。またダイオード112と出力コンデンサ116の間は、抵抗Raと抵抗Rbを介して接地されている。また出力端子102bの負極は、FET117(DIM用のスイッチング素子)と電流検知用の抵抗Rcを介して接地されている。
そして各チャンネルには、例えばICチップで形成されたコントローラ115が設けられている。コントローラ115は、抵抗Raと抵抗Rbの間の電圧を信号Sv(出力電圧の状態が反映されている)として受取り、FET117と抵抗Rcの間の電圧を信号Si(出力電流の状態が反映されている)として受取る。またコントローラ115は、FET114のゲートに信号Sa(FET114のON/OFFを制御する信号)を送り、FET117のゲートに信号Sb(FET117のON/OFFを制御する信号)を送る。
上述した構成の各チャンネルの回路は、スイッチングレギュレータに相当する機能を有しており、電源端子102aに入力された電圧を調整して出力する。出力すべき電圧や電流の情報は、各チャンネルのコントローラ115に予め設定されているか、外部から入力されるようになっている。そしてコントローラ115は、信号Svを監視し、この信号Svが所定値となるように信号Saを送出する。またコントローラ115は、信号Siを監視し、この信号Siが所定値となるように信号Sbを出力する。
このようにしてバックライト駆動回路102は、電源端子102aに入力された電力を用いて、出力すべき電圧をチャンネルごとに別個に生成し、そのチャンネルの出力端子102bに接続されている負荷(各LED103)へ出力する。なお出力すべき電圧の標準的な値は、(接続されるLED103の個数)×(LED103の順方向電圧)+(FET117のドレイン−ソース間の電圧)+(抵抗Rcに所定電流を流したときに生じる電圧)に設定される。
接続されるLED103の個数などは、チャンネルごとに異なることもあり、出力すべき電圧は、チャンネルによって異なることもある。しかしバックライト駆動回路102によれば、所望の出力電圧をチャンネルごとに生成可能であるため、このような状況にも対処できる。
特開2004−335443号公報 特開2007−265754号公報 特開2006−024512号公報
上述したバックライト103においては、多くのLED103bが必要となる。例えばエッジ型のバックライト(導光板を利用するもの)とする場合は、通常、50個から240個程度、直下型のバックライトとする場合は、200個から3000個程度が必要となる。このような事情から、バックライト駆動回路102においても、多くのチャンネルを設けておくのが望ましい。
このような事情もあり、テレビ受像機のコスト削減や構成の簡素化等の要請から、各チャンネルの回路構成はできるだけ簡素化されることが強く望まれる。各チャンネルの回路構成の簡素化にあたっては、コントローラ115が各チャンネルに設けられるのではなく、その設置数が極力少なく(できれば1個に)なっていることが望まれる。
しかし現状における各チャンネルの回路構成では、所望の出力電圧を生成するために、コントローラ115が、信号Svの監視や信号Saの送出などの各処理を行う必要がある。そのため、各チャンネルのコントローラを、例えば1個のコントローラ装置に纏めようとすれば、非常に処理能力の高いコントローラ装置が要求され、製造コスト等の面で望ましいとは言えない。なおこのような事情は、バックライト駆動回路102に限ったものではなく、複数チャンネルごとに出力電圧を生成して出力する電力供給回路にも当てはまる。
本発明は、上述した問題点に鑑み、複数チャンネルごとに出力電圧を生成して出力するものでありながら、各チャンネルでの所望の出力電圧の生成に必要な処理を、極力抑えることが可能となる電力供給回路の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電力供給回路は、所望の出力電圧を生成する電圧生成回路を、1からN(Nは2以上とする)chのNチャンネル分備え、各チャンネルの前記電圧生成回路によって生成された前記出力電圧を、そのチャンネルに接続されている負荷へ出力する、電力供給回路であって、1からN−1chまでの各チャンネルの前記電圧生成回路には、第1コイルが備えられており、2からNchまでの各チャンネル(Kchとする)の前記電圧生成回路は、K−1chの第1コイルを1次側とし、自身が2次側としてトランスを形成することにより、K−1chの第1コイルの電圧によって定まる電圧を発生させる第2コイルが備えられており、第2コイルに発生した電圧を用いて、前記出力電圧を生成する構成とする。
本構成によれば、各トランスの特性(1次側と2次側の電圧比)を調整しておくだけで、2ch以降の出力電圧を所望の状態とすることが可能となる。そのため、各チャンネルでの所望の出力電圧の生成に必要な処理を、極力抑えることが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、1chの前記電圧生成回路は、スイッチングレギュレータの動作によって、前記出力電圧を生成するものであり、1chの第1コイルにおける電圧状態は、1chの前記出力電圧に応じたものである構成としてもよい。またKchの第1コイルにおける電圧状態は、Kchの第2コイルにおける電圧状態に応じたものである構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、3チャンネル分以上の前記電圧生成回路を備え、1chの前記電圧生成回路は、電源電圧が入力される電源端子と1chの前記出力電圧を出力する出力端子とを、1chの第1コイルを介在させて接続するように形成した回路であり、Kch(但し、K=Nの場合を除く)の前記電圧生成回路は、前記電源端子とKchの前記出力電圧を出力する出力端子とを、Kchの第1コイルと第2コイルを介在させて接続するように形成した回路であり、Nchの前記電圧生成回路は、前記電源端子とNchの前記出力電圧を出力する出力端子とを、Nchの第2コイルを介在させて接続するように形成した回路である構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記負荷は、LEDである構成としてもよい。また、LEDを複数個有し、該LEDを光源とするバックライトと、前記負荷としての該LEDに、前記出力電圧を出力する上記構成の電力供給回路と、を備えたバックライトシステム、或いは、当該バックライトシステムを備えた映像表示装置とすれば、上記構成の電力供給回路が有する利点を享受することが可能である。
上述した通り、本発明に係る電力供給回路によれば、各トランスの特性(1次側と2次側の電圧比)を調整しておくだけで、2ch以降の出力電圧を所望の状態とすることが可能となる。そのため、各チャンネルでの所望の出力電圧の生成に必要な処理を、極力抑えることが可能となる。
本発明の実施形態に係るバックライト駆動回路における、外部回路との接続状態を表す説明図である。 本発明の実施形態に係るバックライト駆動回路の構成図である。 本発明の実施形態に係る、別形態のバックライト駆動回路の構成図である。 本発明の実施形態に係るバックライト駆動回路の構成図(特に、出力電圧の生成機能に着目したもの)である。 従来のバックライト駆動回路の一例における、外部回路との接続状態を表す説明図である。 従来のバックライト駆動回路の一例に係る構成図である。
本発明の実施形態について、テレビ受像機(映像表示装置の一形態)のバックライトを駆動するバックライト駆動回路(電力供給回路の一形態)を挙げて、以下に説明する。
図1は、当該バックライト駆動回路2における、外部回路との接続状態を表している。本図に示すように、バックライト駆動回路2は、バックライト3に電力を供給して駆動させるものであり、外部回路との接続に使われる端子として、電源端子2aおよび出力端子2bを備えている。出力端子2bは、正極と負極の各端子からなり、1chから4chまでの4チャンネル分が設けられている。
なおこのチャンネル数は一例であり、2または3チャンネル分が設けられていても良く、5チャンネル分以上が設けられていても良い。またバックライト駆動回路2は、バックライト3とともに、同じテレビ受像機の内部に設置されている。
そして電源端子2aには、電源電圧を供給する電源1が接続される。また各チャンネルの出力端子2bには、バックライト3に設けられたLED3aが接続される。より具体的には、出力端子2bの正極には、複数個のLED3aが直列に接続されて形成されたLED回路3bの一端が、出力端子2bの負極には、LED回路3bの他端が、それぞれ接続される。
バックライト3は、複数系列のLED回路3bを有しており、テレビ受像機に設けられたディスプレイ(不図示)の裏側に設置されている。これによりバックライト3は、LED3aの各々を光源としたバックライトとして機能する。
バックライト駆動回路2は、このような態様で用いられるものであり、電源1から供給された電力を調整し、LED3aの各々に電力を供給する。これによりバックライト駆動回路2は、各LED3aを発光させ、バックライト3を駆動させることが可能となっている。バックライト3が光ることにより、テレビ受像機の画面表示が実現される。
次に、バックライト駆動回路2の構成について説明する。図2は、バックライト駆動回路2の構成図である。バックライト駆動回路2の構成としてまず1chに着目すれば、電源端子2aが、昇圧または降圧用のコイル21、トランスTR1の一次側を形成する第1コイル12、および整流用のダイオード13を順に介して、1chの出力端子2bの正極に接続されている構成となっている。
またコイル11と第1コイル12の間は、FET15(昇圧または降圧用のスイッチング素子)を介して接地されている。またダイオード13と1chの出力端子2bの間は、出力コンデンサ14を介して接地されている。またダイオード13と出力コンデンサ14の間は、抵抗R1と抵抗R2を介して接地されている。また1chの出力端子2bの負極は、FET16(1chにおけるDIM用のスイッチング素子)と電流検知用の抵抗R3を介して接地されている。なお、例えばコイル11の前段側には、端子2aから入力される電力を平滑化する入力コンデンサ(一端は接地されている)が接続されていても構わない。
また2chに着目すれば、先述したコイル11と1chの第1コイル12の間が、トランスTR1の2次側を形成する第2コイル21、トランスTR2の1次側を形成する第1コイル22、整流用のダイオード23を順に介して、2chの出力端子2bの正極に接続されている。またダイオード23と2chの出力端子2bの間は、出力コンデンサ24を介して接地されている。また2chの出力端子2bの負極は、FET26(2chにおけるDIM用のスイッチング素子)と電流検知用の抵抗R4を介して接地されている。
また3chに着目すれば、先述したコイル11と1chの第1コイル12の間が、トランスTR2の2次側を形成する第2コイル31、トランスTR3の1次側を形成する第1コイル32、整流用のダイオード33を順に介して、3chの出力端子2bの正極に接続されている。またダイオード33と3chの出力端子2bの間は、出力コンデンサ34を介して接地されている。また3chの出力端子2bの負極は、FET36(3chにおけるDIM用のスイッチング素子)と電流検知用の抵抗R5を介して接地されている。
また4chに着目すれば、先述したコイル11と1chの第1コイル12の間が、トランスTR3の2次側を形成する第2コイル41、および整流用のダイオード43を順に介して、4chの出力端子2bの正極に接続されている。またダイオード43と4chの出力端子2bの間は、出力コンデンサ44を介して接地されている。また4chの出力端子2bの負極は、FET46(4chにおけるDIM用のスイッチング素子)と電流検知用の抵抗R6を介して接地されている。
そしてバックライト駆動回路2においては、例えばICチップで形成されたコントローラ10が1個だけ設けられている。コントローラ10は、抵抗R1と抵抗R2の間の電圧を信号Sv(1chにおける出力電圧の状態が反映されている)として受取り、FET15のゲートに信号Sa(FET15のON/OFFを制御する信号)を送ることが可能となっている。
またコントローラ10は、FET16と抵抗R3の間の電圧を信号Si1(1chにおける出力電流の状態が反映されている)として受取り、FET16のゲートに信号Sb1(FET16のON/OFFを制御する信号)を送ることが可能となっている。またコントローラ10は、FET26と抵抗R4の間の電圧を信号Si2(2chにおける出力電流の状態が反映されている)として受取り、FET26のゲートに信号Sb2(FET26のON/OFFを制御する信号)を送ることが可能となっている。
またコントローラ10は、FET36と抵抗R5の間の電圧を信号Si3(3chにおける出力電流の状態が反映されている)として受取り、FET36のゲートに信号Sb3(FET36のON/OFFを制御する信号)を送ることが可能となっている。またコントローラ10は、FET46と抵抗R6の間の電圧を信号Si4(4chにおける出力電流の状態が反映されている)として受取り、FET46のゲートに信号Sb4(FET46のON/OFFを制御する信号)を送ることが可能となっている。
なおバックライト駆動装置2の各チャンネルが出力すべき電圧(所望の電圧)は、概ね、(接続されるLED3aの個数)×(LED3aの順方向電圧)+(FET(16、26、36、46の何れか)のドレイン−ソース間の電圧)+(抵抗(R3〜R6の何れか)に所定電流を流したときに生じる電圧)に設定される。ここで、各LED回路3bに設けられるLED3aの個数等は、テレビ受像機の仕様上の都合等により、同一であるとは限らない。そのため、1chから4chの各チャンネルが出力すべき電圧も、互いに異なることがある。以下、1chから4chの各チャンネルが出力すべき電圧を、それぞれ、Vst1、Vst2、Vst3、およびVst4とする。
次に、バックライト駆動回路2の動作について説明する。まず1chに着目すれば、電源端子2aからの供給電力を用いたスイッチングレギュレータに相当する動作を行うことにより、1chの出力電圧を生成し、1chの出力端子2bから外部(LED103)に出力する。例えばFET15のスイッチング動作において、FET15がONのときは、コイル11に電流が流れるとともにエネルギーが蓄積され、FET15がOFFのときは、コイル11に蓄積がされたエネルギーが開放される。これにより、生成される出力電圧は、コントローラ10が送出する信号Saに応じたものとなる。なおスイッチングレギュレータの動作原理などについては、公知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
また、1chから出力すべき電圧Vst1の情報は、コントローラ10に予め設定されているか、或いは、外部からコントローラ10に入力されるようになっている。そしてコントローラ10は、信号Svを継続的に検出することによって1chの出力電圧を監視し、1chの出力電圧がVst1となるように、信号Saを送出する。これにより、1chの出力電圧はVst1に維持される。なお、このように1chの出力電圧を生成する過程で、1chの第1コイル12には、所定の電圧(電圧Vst1、もしくはこの電圧に応じた電圧)が発生することになる。
また2chに着目すれば、電源端子2a側から電力が供給され、この電力を用いて2chの出力電圧を生成し、2chの出力端子2bから外部(LED103)に出力する。ここでトランスの電磁誘導により、2chの第2コイル21に発生する電圧は、1chの第1コイル12に発生する電圧と、トランスTR1の特性(特に、1次側と2次側の巻線数)によって定まることになる。そして2chの第2コイル21に発生した電圧、もしくはこの電圧に応じた値の電圧が、2chの出力電圧となる。
1chの第1コイル12に発生する電圧は先述したように特定されるため、2chの出力電圧は、トランスTR1の特性の調整を通じて、調節可能である。そこでトランスTR1の特性は、1chの出力電圧がVst1であるとした場合に、2chの出力電圧がVst2(2chから出力すべき電圧)となるように調整されている。これにより、2chの出力電圧は、電圧Vst2に維持される。なお、このように2chの出力電圧を生成する過程で、2chの第1コイル22には、所定の電圧(電圧Vst2、もしくはこの電圧に応じた電圧)が発生することになる。
また3chに着目すれば、電源端子2a側から電力が供給され、この電力を用いて3chの出力電圧を生成し、3chの出力端子2bから外部(LED103)に出力する。3chの第2コイル31に発生する電圧は、2chの第1コイル22に発生する電圧と、トランスTR2の特性(特に、1次側と2次側の巻線数)によって定まることになる。そして3chの第2コイル31に発生した電圧、もしくはこの電圧に応じた値の電圧が、3chの出力電圧となる。
2chの第1コイル22に発生する電圧は先述したように特定されるため、3chの出力電圧は、トランスTR2の特性の調整を通じて、調節可能である。そこでトランスTR2の特性は、2chの出力電圧がVst2であるとした場合に、3chの出力電圧がVst3(3chから出力すべき電圧)となるように調整されている。これにより、3chの出力電圧は、電圧Vst3に維持される。なお、このように3chの出力電圧を生成する過程で、3chの第1コイル32には、所定の電圧(電圧Vst3、もしくはこの電圧に応じた電圧)が発生することになる。
また4chに着目すれば、電源端子2a側から電力が供給され、この電力を用いて4chの出力電圧を生成し、4chの出力端子2bから外部(LED103)に出力する。4chの第2コイル41に発生する電圧は、3chの第1コイル32に発生する電圧と、トランスTR3の特性(特に、1次側と2次側の巻線数)によって定まることになる。そして4chの第2コイル41に発生した電圧、もしくはこの電圧に応じた値の電圧が、4chの出力電圧となる。
3chの第1コイル32に発生する電圧は先述したように特定されるため、4chの出力電圧は、トランスTR3の特性の調整を通じて、調節可能である。そこでトランスTR3の特性は、3chの出力電圧がVst3であるとした場合に、4chの出力電圧がVst4(4chから出力すべき電圧)となるように、調整されている。これにより、4chの出力電圧は、電圧Vst4に維持される。
またコントローラ10は、信号Si1からSi4の各々を継続的に検出することにより、各チャンネルにおける出力端子2bの負極を流れる電流を、監視する。そしてこの監視結果に応じて、コントローラ10は、信号Sb1からSb4の各々を調整し、各チャンネルに係る電流を調節することが可能となっている。これによりコントローラ10は、外部から得られた輝度調節信号(例えば、ユーザの操作に応じた信号)に応じて、チャンネルごとの電流を調節し、LED103の輝度を制御することが可能となっている。
以上の通り、バックライト駆動回路2の構成および動作について説明したが、当該構成や動作については、種々の変形を加えることが可能である。一例としては、コイル11と、トランスTR1の1次側のコイル12を別個に設けることとせず、双方の機能を一つのコイルが担うようにしても良い。例えば、バックライト駆動回路2の構成を、図3に示す構成(コイル11の設置が省略されている)としても良い。この場合、図3に示すコイル12の特性は、当該コイルが図2に示すコイル11とコイル12との両方の役割を果すように、設定される。
また本実施形態ではチャンネル数が4であるが、チャンネル数が2または3の場合は、2個または1個分のチャンネルの回路(図2における破線で囲まれた部分に相当)を省略すれば良い。またチャンネル数が5以上の場合は、増加した分のチャンネルの回路を追加すれば良い。つまり本実施形態の回路構成におけるチャンネル数は、2以上の任意とすることが可能である。
ここでチャンネル数をN(Nは2以上)とした場合における、バックライト駆動回路2の概略的な構成図(特に、出力電圧の生成機能に着目したもの)を、図4に示す。
図4に示すように、1chの電圧生成回路(電源端子2aの後段側から、出力端子2bまで)は、電圧調整回路(スイッチングレギュレータと同等の回路)を用いて所定電圧(電圧Vst1)を生成し、1chの出力電圧として出力する。なお1chの出力電圧はコントローラ10によって監視され、コントローラ10は、この出力電圧が当該所定電圧となるように、電圧調整回路に指示を与える。また1chの電圧生成回路に含まれている第1コイル12の電圧状態は、2chの電圧生成回路に含まれている第2コイル21の電圧状態を決めることになる。
またKch(Nが3以上の場合で、Kは、2からN−1までの各整数)の電圧生成回路は、K−1chの第1コイルとトランスを形成している第2コイルを有しており、この第2コイルに発生した電圧を用いて所定電圧を生成し、Kchの出力電圧として出力する。またKchの電圧生成回路に含まれている第1コイルの電圧状態は、この第1コイルとトランスを形成しているコイル、すなわち、K+1chの電圧生成回路に含まれている第2コイルの電圧状態を決めることになる。
またNchの電圧生成回路は、N−1chの第1コイルとトランスを形成している第2コイルを有しており、この第2コイルに発生した電圧を用いて所定電圧を生成し、Nchの出力電圧として出力する。また1chの第1コイルにおける電圧状態は、1chの出力電圧に応じたものとなっており、KchおよびNchの第1コイルにおける電圧状態は、KchおよびNch(つまり自身のチャンネル)の第2コイルにおける電圧状態に応じたものとなっている。
このように2ch以降の各チャンネルにおいては、他のチャンネルの第1コイルとトランスを構成する第2コイル(これらは、バランスコイルと見ることもできる)がいわゆるトーナメント形状に配置されている。これにより2ch以降の各チャンネルにおいては、トランスの作用によって発生した電圧(トランスの2次側に誘起された電圧)を用いて、所定の(所望の)出力電圧が生成されるようになっている。
そのため本実施形態のバックライト駆動回路2によれば、従来のもの(バックライト駆動回路102)に比べて、各チャンネルでの所望の出力電圧の生成に必要な処理を、極力抑えることが可能となっている。すなわち2ch以降の各チャンネルについては、コントローラ10は、出力電圧を監視したり、出力電圧が当該所定電圧となるように指示を与えたりする必要が無い。
これによりコントローラ10は、出力電圧の調整に関しては、一つのチャンネル(ここでは1ch)の出力電圧を監視する処理や、そのチャンネルの出力電圧が所望の電圧となるように指示を出す処理を行うだけで良い。その結果、本実施形態のように1個のコントロール装置を設置するだけとしても、当該コントロール装置に要求される処理能力を、極力抑えることが可能となっている。例えばコントローラ10を実現する装置として、一般的な(比較的安価な)スイッチングレギュレータ用のコントロール装置(例えばIC)を採用することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、種々の形態によって実施可能である。
本発明は、LEDを用いたバックライトに電力を供給する、電力供給装置などに利用することができる。
1 電源
2 バックライト駆動回路(電力供給回路)
2a 電源端子
2b 出力端子
3 バックライト
3a LED(負荷)
3b LED回路
10 コントローラ
11 コイル
12、22、32 第1コイル
13、23、33、43 ダイオード
14、24、34、44 コンデンサ
15、16、26、36、46 FET
21、31、41 第2コイル
R1〜R6 抵抗
TR1〜TR3 トランス

Claims (7)

  1. 所望の出力電圧を生成する電圧生成回路を、1からN(Nは2以上とする)chのNチャンネル分備え、
    各チャンネルの前記電圧生成回路によって生成された前記出力電圧を、そのチャンネルに接続されている負荷へ出力する、電力供給回路であって、
    1からN−1chまでの各チャンネルの前記電圧生成回路には、第1コイルが備えられており、
    2からNchまでの各チャンネル(Kchとする)の前記電圧生成回路は、
    K−1chの第1コイルを1次側とし、自身が2次側としてトランスを形成することにより、K−1chの第1コイルの電圧によって定まる電圧を発生させる第2コイルが備えられており、
    第2コイルに発生した電圧を用いて、前記出力電圧を生成することを特徴とする電力供給回路。
  2. 1chの前記電圧生成回路は、
    スイッチングレギュレータの動作によって、前記出力電圧を生成するものであり、
    1chの第1コイルにおける電圧状態は、
    1chの前記出力電圧に応じたものであることを特徴とする請求項1に記載の電力供給回路。
  3. Kchの第1コイルにおける電圧状態は、
    Kchの第2コイルにおける電圧状態に応じたものであることを特徴とする請求項2に記載の電力供給回路。
  4. 3チャンネル分以上の前記電圧生成回路を備え、
    1chの前記電圧生成回路は、
    電源電圧が入力される電源端子と1chの前記出力電圧を出力する出力端子とを、1chの第1コイルを介在させて接続するように形成した回路であり、
    Kch(但し、K=Nの場合を除く)の前記電圧生成回路は、
    前記電源端子とKchの前記出力電圧を出力する出力端子とを、Kchの第1コイルと第2コイルを介在させて接続するように形成した回路であり、
    Nchの前記電圧生成回路は、
    前記電源端子とNchの前記出力電圧を出力する出力端子とを、Nchの第2コイルを介在させて接続するように形成した回路であることを特徴とする請求項3に記載の電力供給回路。
  5. 前記負荷は、LEDであることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の電力供給回路。
  6. LEDを複数個有し、該LEDを光源とするバックライトと、
    前記負荷としての該LEDに、前記出力電圧を出力する請求項1から請求項4の何れかに記載の電力供給回路と、
    を備えたことを特徴とするバックライトシステム。
  7. 請求項6に記載のバックライトシステムを備えたことを特徴とする映像表示装置。
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