JP2013120722A - 光源点灯装置及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光源ユニットを接続する光源点灯装置において、接続状態の複数の光源ユニットのうち、所定の壁スイッチの操作で、希望の個数の光源ユニットの点灯を間引くことができる光源点灯装置を提供する。
【解決手段】光源点灯装置110−1では、間引き制御部28が、商用交流電源11の供給状態を検出する電源検出部であって、抵抗27a,27bからなる電源検出部によって、オフ状態とオン状態とからなる特定オンオフパターンが検出されると、光源接続部40a,40bのうちのいずれかを、光源用直流電力の供給対象から除外させる制御である間引きモードを光源電力供給部(降圧コンバータ制御部26、降圧コンバータ24a,24b)に対して実行する。
【選択図】図4

Description

この発明は、光源としてLED(Light Emitting Diode),EL(Electro Luminescence)等を用いた光源点灯装置および照明器具に関する。
従来の直管形蛍光灯照明器具に装着可能で、直管形蛍光灯に代替可能なLED照明として、直管形蛍光灯と同一形状の直管蛍光灯形LEDランプが提案されている(例えば特許文献1参照)。本提案によれば点灯回路として従来の蛍光灯器具内蔵の安定器をそのまま使用し、直管蛍光灯形LEDランプを点灯させることができる。安定器は直管蛍光灯形LEDランプ1本に対して1個使用するため、例えば2灯用の直管形器具に取り付けた場合、安定器が2台搭載されているため、例えば2灯用の直管形器具から直管蛍光灯形LEDランプを1本取り外せば、残りの1本で間引き点灯することができ、明るさを抑えて消費電力を削減することができる。
また、直管蛍光灯形LEDランプ内部に点灯回路を内蔵し、器具内の安定器を取り外し、口金より直接商用電源を給電し、LEDを点灯させる方式も提案されている(例えば特許文献2)。各直管蛍光灯形LEDランプ内部に点灯回路を内蔵しているため、例えば2灯用の直管形器具を用いた場合、直管蛍光灯形LEDランプを1本取り外しても、残りの1本で間引き点灯することができる。
特開2009−105355号公報 特開2010−192229号公報
しかしながらこのような直管蛍光灯形LEDランプでは、間引き点灯を行う際、天井に取り付けられた器具からランプを引き抜くという作業が発生し、特にオフィス・倉庫のように、ひとつのフロアに多数の照明器具が取り付けられている場合、膨大な作業時間が掛かってしまうという課題がある。
この発明の光源点灯装置は、
交流電源から供給された交流電圧を直流電圧に変換する変換部と、
N個(Nは2以上の整数)の光源接続部であって、前記光源接続部ごとに直流電力によって点灯する直流光源ユニットが電気的に接続されるN個の光源接続部と、
制御を受けることにより、前記変換部によって変換された直流電圧に基づき供給対象である前記N個の光源接続部に供給する光源用直流電力を生成して各光源接続部に供給する光源電力供給部と、
前記交流電源から前記変換部に供給される交流電圧の供給有りの状態であるオン状態と、供給の無しの状態であるオフ状態とを検出する電源検出部と、
前記電源検出部によってオフ状態とオン状態とからなる特定の特定オンオフパターンが検出されると、特定オンオフパターンに対応して予め設定された整数k(kは1以上N未満)で決まる間引き個数kの個数の前記光源接続部を、前記供給対象から除外させる制御である間引きモードを前記光源電力供給部に対して実行する間引き制御部と
を備えたことを特徴とする。
本発明の光源点灯装置によれば、複数の光源ユニットを接続する光源点灯装置において、接続したままの複数の光源ユニットのうち、所定の壁スイッチの操作で、希望の個数の光源ユニットの点灯を間引くことができる光源点灯装置を提供できる。
実施の形態1の照明器具100を示す図。 実施の形態1の照明システム1000を示す図。 図2の配線関係を示す図。 実施の形態1の光源点灯装置110−1の回路ブロック図。 実施の形態1の光源点灯装置の動作図。 実施の形態1の壁スイッチ操作と光源の点灯本数との関係を示す図。 実施の形態1の壁スイッチ操作と光源の点灯本数との関係を示す別の図。 実施の形態1の光源点灯装置の動作図。 実施の形態1の光源点灯装置110−2の回路ブロック図。 実施の形態1の光源短絡部を示す図。 実施の形態2の光源点灯装置120−1の回路ブロック図。 実施の形態2の光源点灯装置120−2の回路ブロック図。 実施の形態3の光源点灯装置の動作図。 実施の形態3の光源点灯装置の動作図。 実施の形態3の光源点灯装置の動作図。 実施の形態4の光源点灯装置140の回路ブロック図。
実施の形態1.
図1〜図10を参照して実施の形態1の光源点灯装置110−1について説明する。本実施の形態1においては、光源としてLED(発光ダイオード)を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係わる照明器具100の外観図である。照明器具100は、照明器具本体1と、照明器具本体1に装着された2本の直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bと、直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bを接続するソケット3a、3b、3c、3dとを備える。直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bは、両端に口金を有し、ソケット3a、3b、3c、3dに接続される。 照明器具本体1の内部には光源点灯装置110−1が設置される。光源点灯装置110−1から配線及びソケット3a、3b、3c、3dを介して直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bに電流が供給される。直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bは直流電力によって点灯する。ソケット3a、3bは、後述の光源接続部40aの一例であり、ソケット3c、3dは、光源接続部40bの一例である。また、ソケット3a、3bのうち、例えばソケット3aからのみ電流が供給され、ソケット3bは、機械的な取り付けのみに利用される場合、ソケット3bは、直管蛍光灯形LEDランプ2aと電気的に接続していないため、後述の光源接続部40aには該当しない。
図2は、ひとつのフロアに多数の照明器具が設置される場合の照明システム1000を示す図である。図2では、照明器具の数を単純化して2台にしている。照明システム1000の各照明器具は、以下の実施の形態での述べる光源点灯装置を備えている。
図3は、図2の配線関係を示す図である。図3に示すように、照明システム1000では、2台の照明器具を、壁スイッチ12によってオンオフできる。
直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bの内部には複数個のLEDが実装されたLED実装基板(図示していない)が配置されている。LED実装基板は、直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bの口金と電気的に接続されている。直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bの口金は、従来の直管形蛍光ランプと同一形状でも良いし、直管蛍光灯形LEDランプ独自の専用口金でも良い。口金形状が従来の蛍光灯と同一形状の場合、直管形蛍光ランプ用のソケットをそのまま使用して直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bを照明器具本体に取り付ける。この場合、直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bへの給電は口金から給電される。または、誤って直管形蛍光ランプを接続してしまうことを避けるため、直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bの口金は、ソケットへの取り付け及び照明器具への固定のみを目的として、別途給電用コネクタ等を直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bに設けてそこから給電を行っても良い(図示せず)。直管蛍光灯形LEDランプ専用の口金を用いた場合は、専用ソケットを照明器具本体1に設けて直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bの装着を行う。この場合は直管形蛍光ランプの誤接続の心配がないため、口金から給電を行えば良い。
(光源点灯装置110−1の構成)
図4に、光源点灯装置110−1の回路ブロック図及び直管蛍光灯形LEDランプ2a、2b内部のLED接続図を示す。図4に示すように、光源点灯装置110−1は、N個(この例ではN=2)の光源接続部ごとに、一対一に対応するN個の光源電力供給部(降圧コンバータ24a,24b)を備えている。光源点灯装置110−1の間引き制御部28は、間引きモードとして、N個の光源電力供給部のうちの間引き個数k個の光源電力供給部による光源用直流電力の供給を停止させる制御を実行する。
光源点灯装置110−1は、商用交流電源11より壁スイッチ12を介して電力の供給を受けて直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bの内部に配置されるLEDを点灯させる装置である。
光源点灯装置110−1は、
(1)ダイオードブリッジ等で構成される整流回路13、分圧抵抗27a、27b、力率改善回路19からなる変換部50であり、交流電圧を直流電圧に変換する変換部50と、
(2)光源接続部40a,40bと、
(3)第1降圧コンバータ24aと、
(4)第1降圧コンバータ24aと同一構成の第2降圧コンバータ24bと、
(5)降圧コンバータ制御部26と、
(6)力率改善回路制御部25と、
(7)間引き制御部28と、
を備えている。
(1)電源検出部:
分圧抵抗27a、27bの直列接続は、商用交流電源11から変換部50に供給される交流電圧の供給有りの状態であるオン状態と、供給の無しの状態であるオフ状態とを検出する電源検出部の機能を有する。
(2)光源接続部:
光源接続部40a,40bには、直流電力によって点灯する「直管蛍光灯形LEDランプ2a、直管蛍光灯形LEDランプ2b」(直流光源ユニット)が電気的、機械的に接続される。光源接続部ごとに直流で点灯する光源ユニットである直管蛍光灯形LEDランプが接続される。
(3)光源電力供給部:
降圧コンバータ制御部26、第1降圧コンバータ24a及び第2降圧コンバータ24bは、間引き制御部28からの制御を受けることにより、変換部50によって変換された直流電圧に基づき供給対象である2個(N個の一例)の光源接続部(40a,40b)に供給する光源用直流電力を生成し、各光源接続部40a,40bに供給する光源電力供給部を構成する。
(4)間引き制御部28:
間引き制御部28は、分圧抵抗27a、27bの直列接続からなる電源検出部によってオフ状態とオン状態とからなる特定の特定オンオフパターン(図5で後述)が検出されると、特定オンオフパターンに対応して予め設定された整数k(kは1以上、光源接続部の個数NであるN未満)で決まる間引き個数kの個数の光源接続部を、光源用直流電力の供給対象から除外させる制御である間引きモードを光源電力供給部(降圧コンバータ制御部26、あるいは後述のバイパススイッチ29)に対して実行する。間引き制御部28は、情報を不揮発に記憶する不揮発性メモリ28−1と、光源接続部40a,40bに接続された直管蛍光灯形LEDランプ2a,2bの個々の累積点灯時間を計測して不揮発性メモリ28−1に記憶する点灯時間計測部28−2を備えている。
(5)なお、以下の説明で「N」は光源接続部の個数を示すものとし、「k」は、間引きモードにおいて光源用直流電力の供給が除外される光源接続部の個数を示す。つまりNは、光源用点灯装置に接続可能な光源ユニットの総本数を示し、kは間引きモードにおいて間引かれる光源ユニットの個数を示す。
変換部50を構成する力率改善回路19は、フィルタコンデンサ14、チョークコイル15、スイッチング素子16、ダイオード17、平滑コンデンサ18からなる昇圧チョッパ回路方式である。第1降圧コンバータ24aは、スイッチング素子20a、環流ダイオード21a、チョークコイル22a、平滑コンデンサ23aからなる。
(1)力率改善回路制御部25は、スイッチング素子16を駆動し、力率改善回路19の動作を制御する。降圧コンバータ制御部26はスイッチング素子20a、20bを駆動し、降圧コンバータ24a、24bの動作を制御する。降圧コンバータ制御部26は、電流検出用抵抗41a,41bに発生した電圧に基づいて、降圧コンバータ24a,24bを定電流制御(フィードバック制御)する。
(2)間引き制御部28には、全波整流され、分圧抵抗27a、27bにより分圧された商用電源電圧が入力され、間引き制御部28は、商用電源が通電されているか停電されているかを判定する。間引き制御部28は、例えばマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)を備える。
(3)第1降圧コンバータ24aの出力部である光源接続部40aには直管蛍光灯形LEDランプ2aが接続され、第2降圧コンバータ24bの出力部である光源接続部40bには直管蛍光灯形LEDランプ2bが接続される。直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bの内部には、複数のLEDが直列に、あるいは図示しないが並列に、または直列と並列を組み合わせて電気的に接続され配置される。
(動作説明)
以上、本実施の形態1にかかわる光源点灯装置110−1の構成について説明した。次に本実施の形態1に係る光源点灯装置110−1の詳細動作について説明する。変換部50は、入力された商用交流電圧を整流して直流電圧に変換し、かつ入力電流の力率を改善する回路である。変換された直流電圧は、第1降圧コンバータ24a及び第2降圧コンバータ24bに入力される。第1降圧コンバータ24a及び第2降圧コンバータ24bの出力部である光源接続部40a,40bには、直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bがそれぞれ接続されており、適切な出力電圧及び出力電流に変換された光源用直流電力が、それぞれの直管蛍光灯形LEDランプ2a,2bに供給される。
いま、壁スイッチ12をオンして光源点灯装置110−1に商用交流電源11を供給すると、変換部50により交流電圧が直流電圧に変換され、平滑コンデンサ18により平滑化される。ここでは平滑コンデンサ18の電圧は力率改善回路19により例えば400Vに昇圧される。次に第1降圧コンバータ24a及び第2降圧コンバータ24bが動作を開始、すなわちスイッチング素子20a、20bが降圧コンバータ制御部26による制御によってスイッチング動作を開始して、直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bに電流が流れ、点灯する。
(間引き点灯設定の操作)
図5は、間引きモードとするための壁スイッチ12の「間引き点灯設定の操作」を示す。図6は、実施の形態1の壁スイッチ操作と光源の点灯本数との関係を示す図である。図5、図6を参照して説明する。ここで、消費電力削減のため、2本の直管蛍光灯形LEDランプのうちいずれか一方を消灯したいとする。この場合、図5に示すように、使用者は壁スイッチ12がオンの状態、すなわち通電中の状態から、一旦壁スイッチ12をオフする。そして所定期間T1以内(例えば2秒以内)に再び壁スイッチ12をオンする。マイコンである間引き制御部28は、壁スイッチ12をオフすると分圧抵抗27a、27bに電圧が印加されなくなるため、停電状態であると判定し、停電時間を計測する。間引き制御部28は、操作者が壁スイッチ12をオフしてから次に壁スイッチ12をオンするまでの停電時間が所定期間T1以内であれば「間引き点灯指示」と判断し、第1降圧コンバータ24aまたは第2降圧コンバータ24bのいずれか一方の動作を停止し、直管蛍光灯形LEDランプ2aまたは2bのいずれか一方を消灯させる。図5の壁スイッチにおける「オン状態→T1以内のオフ状態→オン状態」を、間引き制御部28に間引きモードを実行させる特定オンオフパターンと呼ぶことする。例えば第1降圧コンバータ24aの動作を停止状態とした場合、直管蛍光灯形LEDランプ2aが消灯状態となり、第2降圧コンバータ24bは通常通り動作し、直管蛍光灯形LEDランプ2bは点灯する。
このように、間引き制御部28は、電源検出部(抵抗27a,27bからなる分圧部)によって特定オンオフパターンが検出されると、特定オンオフパターンに対応して予め設定された整数k(kは1以上N未満)で決まる間引き個数k(この例ではK=1)の個数の光源接続部を、光源用直流電力の供給対象から除外させる制御である間引きモードを源電力供給部(降圧コンバータ制御部26、降圧コンバータ24a,24b)に対して実行する。
このように消費電力削減のため、間引き点灯を行う際、直管蛍光灯形LEDランプを照明器具から引き抜かなくても壁スイッチ操作により容易に一本消灯することができる。これはひとつのフロアに多数の照明器具が設置されている場合、壁スイッチ12に接続された複数の照明器具を一度に間引き点灯できるため、大幅な作業の簡略化が可能となる。
(2本点灯へ戻す操作)
なお、間引き点灯状態から通常の2本点灯状態に戻すには、例えば、図6(a)として示すように、「間引き点灯設定の操作」と同じ操作を行う。つまり、再び壁スイッチ12を、オン状態から一旦壁スイッチ12をオフ状態として、所定期間T1以内に再度オンとする。すると間引き制御部28はこれを検出して、第1降圧コンバータ24a及び第2降圧コンバータ24bの両方を動作状態とする(図6(a))。これにより間引き点灯状態から通常の2本点灯状態に切り替わる。さらに「間引き点灯設定の操作」を行えば、間引き点灯状態となる(図6(b))。
(点灯設定状態の記憶)
ちなみに、「間引き点灯設定」は、図6(c)に示すように、消灯によりリセットされ、再度点灯時は通常の2本点灯状態に設定が戻っても良い。
(常時間引き点灯)
しかし、常時間引き点灯状態で使用したい場合、点灯の度に間引き点灯状態となるように壁スイッチ12を操作しなければならず、煩わしい。そこで例えば間引き制御部28として、図4に示したように、内部に不揮発性メモリ28−1を有するマイコンを用いて、点灯状態を記憶させておいても良い。つまり、壁スイッチ12をオフして電源を遮断しても、不揮発性メモリ28−1に間引き設定状態である「点灯設定状態」が記憶される。このため、再び壁スイッチ12をオンして電源を投入すると、マイコン(間引き制御部28)は不揮発性メモリ28−1から点灯設定状態を読み込んで、消灯する直前の状態で再度、光源を点灯させる(図6(d))。これにより、間引き点灯状態で消灯した場合、再点灯時は再度、壁スイッチ12を操作しなくても、間引き点灯状態で点灯させることができる。
具体的には、間引き制御部28は、間引きモードで光源電力供給部を制御する際は、間引き個数k(この例ではk=1)を特定可能な間引き個数特定情報を不揮発性メモリ28−1に記憶する。「間引き個数特定情報」とは、間引き個数kでもよいし、間引きモード時に点灯させる光源数(光源接続部の数でもある)である「N−k」でもよい。間引き制御部28は、不揮発性メモリ28−1への「間引き個数特定情報」の記憶後に、特定オンオフパターンとは異なる交流電源の遮断状態からの投入を電源検出部が検出すると、不揮発性メモリ28−1の「間引き個数特定情報」から間引き個数kを特定し、特定した間引き個数kの光源接続部を供給対象から除外させる間引きモードで光源電力供給部を制御する。
ここで、図2、図3に示すように、1つの壁スイッチ12に多数のLED照明器具が接続されている場合、上述の壁スイッチ操作を行うと、例えば停電期間が所定期間T1以内ぎりぎりである場合、部品の個体ばらつき等により、T1期間内と判断する照明器具とT1期間を超えたと判断する照明器具が混在し得る。その場合、間引き点灯に切り替わる照明器具と、切り替わらない照明器具が発生する可能性がある。
図7は、照明器具100−1、100−2とを例に説明する図である。つまり、図7のように、所定期間T1ぎりぎりの「間引き点灯設定」の場合、照明器具100−1のみが間引きモードとなる。この場合、再度上記のスイッチ操作を行うと、間引き点灯している照明器具100−1が再び通常の2灯点灯に戻り、間引き点灯設定とならなかった照明器具100−2が今度は間引き点灯状態になる可能性があり、希望通りの設定にすることが困難になる。つまり間引き設定の操作と、間引き点灯状態から通常の2本点灯状態に戻す操作を同じ操作とすると、以上のような不都合が生じる。
(間引き設定の操作≠2本点灯状態に戻す操作)
図8は、「間引き設定の操作≠2本点灯状態に戻す操作」を示す図である。図8に示すように、間引き点灯を行う場合は上述した図5のように壁スイッチ12がオン状態から一旦、壁スイッチをオフ状態として、所定期間T1以内に再度壁スイッチオンとする方法とする。そして、間引き点灯状態から通常の2灯点灯状態に戻す場合は、図8のように、壁スイッチ12がオン状態から、所定期間T2内に壁スイッチを「オフ→オン→オフ→オン」(間引きキャンセルパターン)と、スイッチのオフ/オン動作を2回繰り返す。このように、間引き点灯設定時と2灯点灯設定時(全灯点灯の設定)とで壁スイッチ12の操作方法を異なる方法にする。これにより、照明器具間のばらつきによって希望の設定ができなかった場合、再度決められたスイッチ操作を行えば、図2のように、1つの壁スイッチ12に複数の照明器具が接続されていても、すべての照明器具で正しく設定を反映させることができる。このように、間引き制御部28部は、電源検出部が特定オンオフパターンと異なるオンオフパターンであって間引きモードのキャンセルを指示するオンオフパターンである「間引きキャンセルパターン」を検出すると、以降、新たに電源検出部が特定オンオフパターンを検出するまで、光源電力供給部に対してそれまで供給対象から除外させていた光源接続部へ、光源用直流電力を供給させる。
以上のように、本実施の形態1においては、光源点灯装置110−1に間引き制御部28を設け、所定の壁スイッチ操作により第1降圧コンバータ24aまたは第2降圧コンバータ24bのいずれか一方を停止するようにした。よって、直管蛍光灯形LEDランプを取り外すことなく間引き点灯が可能となる。したがって光源点灯装置110−1によれば、容易に照明器具の消費電力を削減することができる。
(光源短絡部)
ここで、本実施の形態1においては、第1降圧コンバータ24a及び第2降圧コンバータ24bを用いて直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bを点灯させる方式について動作を説明したが、壁スイッチ操作により1本消灯させる回路方式であれば本方式以外でもよい。
図9は、例えば、その他の方式の光源点灯装置110−2の回路ブロック図を示す。直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bは図4と同一構成である。図4と異なる部分は、第2降圧コンバータ24bを削除し、第1降圧コンバータ24aの出力に直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bを2本直列に設け、直管蛍光灯形LEDランプ2bと並列に接続されたバイパススイッチ29(光源短絡部、ここではMOSFET)を設けたことである。バイパススイッチ29は、降圧コンバータ制御部26等と共に、光源電力供給部を構成し、間引き制御部28の制御によって動作する。
図9に示すように、2個(40a,40b,N個の一例)の光源接続部は、対応する直管蛍光灯形LEDランプ2a,2bが接続された場合には、それぞれの光源ユニットを直列に接続する。光源短絡部であるバイパススイッチ29は、間引き制御部28から所定の光源接続部(40b)を短絡させる短絡制御信号を入力すると、入力した短絡制御信号に応じて、所定の光源接続部(40b)を短絡させる。
(動作)
次に動作について説明する。まず直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bが2本とも点灯状態の場合について説明する。壁スイッチ12をオンして商用交流電源11を投入すると第1降圧コンバータ24aが動作を開始し、電流を出力するが、このときバイパススイッチ29は間引き制御部28からの指令によりオフ状態となる。したがってバイパススイッチ29には電流が流れず、第1降圧コンバータ24aから出力された電流は直管蛍光灯形LEDランプ2a及び2bの両方に電流が流れ、2本とも発光する。
次に壁スイッチ操作により使用者が直管蛍光灯形LEDランプ2本のうち1本を消灯する間引き点灯設定を行った場合の動作を説明する。上述した方法により壁スイッチ操作を行い、間引き制御部28がこれを検出すると、間引き制御部28はバイパススイッチ29をオンする信号(短絡制御信号)を出力する。これによりバイパススイッチ29が導通状態となると、オンすると、直管蛍光灯形LEDランプ2bには電流が流れず、第1降圧コンバータ24aの出力電流はバイパススイッチ29を経由する。したがって直管蛍光灯形LEDランプ2aのみ発光し、直管蛍光灯形LEDランプ2bは消灯状態となる。
以上のように、降圧コンバータを2回路使用せず、例えば1つの降圧コンバータのみで、2本の直管LEDランプを直列接続し、1本分をバイパススイッチ29で短絡し、間引き点灯を行っても良い。これにより降圧コンバータが1回路で済み、部品点数削減が可能となる。
なお図9の例では間引き対象となるのは直管蛍光灯形LEDランプ2bのみとなる。そこで、図10(a)のように、直管蛍光灯形LEDランプ2aにも並列にバイパススイッチ29aを接続してもよい。間引き制御部28は、バイパススイッチ29a,29bのいずれかをオンとすることで、2本のうちの1本の直管蛍光灯形LEDランプを間引くことができる。また、図10(b)のように、光源として直管蛍光灯形LEDランプがN本使用(図10(b)は3本の例)される場合は、3個(40a,40b,40c)の光源接続部は、対応する直管蛍光灯形LEDランプ2a,2b、2cが接続された場合には、それぞれの直管蛍光灯形LEDランプを直列に接続する構成とする。そして、バイパススイッチ29a〜29cから構成される光源短絡部は、間引き制御部28による間引きモード制御として、間引き制御部28から、間引き個数k個(この例では1、あるいは2)の光源接続部(3個のうちのいずれか一つ、あるいはいずれか2つ)を短絡させる短絡制御信号を入力すると、入力した短絡制御信号に応じて、所定の光源接続部を短絡させる。つまり、バイパススイッチ29a〜29cのうちの1つ、あるいは2つをオンとする。
なお、光源としてはここではLEDを用いて説明したが、他の光源でもよく、光源として有機ELを用いても良い。光源点灯装置110−1,110−2として力率改善回路と降圧コンバータを組み合わせた回路方式を例に挙げたが、この回路方式に限定するものではなく、商用交流電源から電力変換してLEDに電流を供給できる回路方式であれば他の回路方式でもよく、例えばコンデンサインプット形整流回路とフライバックコンバータの組み合わせでもよい。2灯用照明器具として説明したが、2灯用に限定するものではなく、例えば3灯用照明器具でも構わない。
なお、直管蛍光灯形LEDランプをN本以上(Nは3以上の整数)装着するような場合は、第1の特定オンオフパターンが検出された場合はm(N>m)本の直管蛍光灯形LEDランプを間引き、第2の特定オンオフパターンが検出された場合には特定のn(N>n、m≠n)本を間引くようにしてもよい。また、第1の特定オンオフパターンはm本であれば間引く直管蛍光灯形LEDランプが「どれか」は限定されないのに対して、第3の特定オンオフパターンが検出された場合は、ある決まったm本の直管蛍光灯形LEDランプを間引く構成でもよい。つまり、特定オンオフパターンのバリエーションとランプの間引き方との対応は、自由に設定することができるものとする。
実施の形態1の光源点灯装置によれば、電源検出手段を備え、商用電源を遮断するスイッチ操作によりスイッチオン状態からスイッチをオフして、商用電源を遮断し、所定期間以内に再びスイッチオンして通電した場合、電源検出手段はこれを検出して、複数の直管蛍光灯形LEDランプのうち少なくともいずれか1本を消灯するようにしたので、容易に間引き点灯することができる。
実施の形態2.
図11、図12を参照して実施の形態2の光源点灯装置について説明する。照明器具の構成については実施の形態1の図1と同様であるため、説明を省略する。
図11に実施の形態2の光源点灯装置120−1の回路ブロック図及び直管蛍光灯形LEDランプ2a、2b内部のLED接続図を示す。実施の形態1と異なる部分は、第1降圧コンバータ24aおよび第2降圧コンバータ24bの出力部に分圧抵抗及30a、31a、30b、31b及び出力電圧検出部32(光源状態検出部)を設けたことである。その他の構成については実施の形態1の図4と同一構成であるため、説明を省略する。
(光源状態検出部)
分圧抵抗及30a、31a、30b、31b及び出力電圧検出部32は、光源接続部40a,40bに接続された直管蛍光灯形LEDランプ2a,2b(直流光源ユニット)の点灯中の断線を検出する光源状態検出部を構成する。
次に実施の形態2に係る光源点灯装置120−1の詳細動作について説明するが、実施の形態1と同様の動作については説明を省略する。いま、ひとつの壁スイッチ12に複数の照明器具が接続された状態を想定する。そのうちの1台の照明器具に接続された2本の直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bのうちいずれか1本が何らかの原因により内部でLEDが断線故障し、直管蛍光灯形LEDランプは回路的に開放状態であるとする。ここでは直管蛍光灯形LEDランプ2bが断線故障状態とし、この状態で壁スイッチ12をオンして商用交流電源11を投入すると、正常な直管蛍光灯形LEDランプ2aが接続された第1降圧コンバータ24aは直管蛍光灯形LEDランプ2aに電流を供給し、点灯を開始する。一方、故障して開放状態にある直管蛍光灯形LEDランプ2bが接続された第2降圧コンバータ24bは、直管蛍光灯形LEDランプ2bが開放状態にあるため、電流を供給することができない。
(定電流制御)
降圧コンバータ制御部26は、電流検出用抵抗41a,41bに発生した電圧に基づいて、降圧コンバータ24a,24bのスイッチング素子20a、20bの駆動を制御することで、点電流制御を実行する。このように降圧コンバータ制御部26により、一定電流を供給する定電流制御が行われるため、直管蛍光灯形LEDランプが断線状態かあるいは直管蛍光灯形LEDランプが未接続状態であると、予め設定された所定電流を流そうと降圧コンバータ制御部26はスイッチング素子20bのオンデューティ比を上昇させていく。そのため第2降圧コンバータ24bの出力電圧がそれに伴って上昇する。
したがって、分圧抵抗30b、31bに印加される電圧も上昇し、出力電圧検出部32に入力される電圧信号が所定電圧以上である場合、出力電圧検出部32は第2降圧コンバータ24bの動作を停止させる。よって断線故障した直管蛍光灯形LEDランプが接続された照明器具は正常な直管蛍光灯形LEDランプが接続された方のみ点灯することとなる。他の照明器具は、ここではすべて正常に点灯しているものとする。次に壁スイッチ12の操作にて間引き点灯設定を行うとする。実施の形態1で述べた方法と同様の壁スイッチ操作により間引き点灯設定を行う。正常に点灯している照明器具、すなわち2本の直管蛍光灯形LEDランプが点灯している場合は、2本のうちいずれか1本が消灯して間引き点灯状態となる。
2本の直管蛍光灯形LEDランプのうち、1本が断線故障状態にある照明器具は壁スイッチ12の操作により、正常点灯しているランプ、ここでは直管蛍光灯形LEDランプ2aが間引き設定対象となり消灯した場合、残りの直管蛍光灯形LEDランプ2bはもともと断線故障で消灯しているため、2本とも消灯状態となってしまう。これにより、その照明器具が設置されたエリアには光が当たらない状態となってしまう。
そこで実施の形態2では、2本の直管蛍光灯形LEDランプのうち、1本が断線故障や接触不良等により出力電圧検出部32がこれを検知して降圧コンバータの動作を停止させると、それと同時に壁スイッチ操作による間引き点灯設定を無効とする。すなわち出力電圧検出部32にて検出電圧が所定電圧以上となると、間引き制御部28は、壁スイッチ操作による間引き点灯設定を無効とする。これにより壁スイッチ操作を行っても間引き点灯設定に切り替わらないようになる。したがって1つの壁スイッチ12に多数の照明器具が接続されており、間引き点灯設定を行う場合、正常に2本の直管蛍光灯形LEDランプが点灯している照明器具は間引き点灯に切り替わり、断線故障等により1本消灯状態にある照明器具はそのまま残りの1本で点灯状態を維持することができる。よって、2本とも消灯してしまうことを防止できる。
なお、間引き制御部28は、光源状態検出部によって間引きモードでないときに直管蛍光灯形LEDランプの点灯時の断線が検出された際には、光源電力供給部に対して断線が検出された直管蛍光灯形LEDランプの接続されている光源接続部への光源用直流電力の供給を停止させると共に、断線検出以降に電源検出部によって特定オンオフパターンが検出された場合には、光源電力供給部に対して間引きモードの制御を実行しないようにしても構わない。
以上のように、直管蛍光灯形LEDランプが断線故障等により1本消灯状態にある照明器具は、壁スイッチ操作による間引き点灯設定が無効となるため、間引き点灯設定操作を行っても少なくとも1本の直管蛍光灯形LEDランプの点灯を維持できる。
なお、間引き制御部28は、光源状態検出部によって間引きモード中に直管蛍光灯形LEDランプの点灯時の断線が検出された際には、光源電力供給部に対して断線が検出された直管蛍光灯形LEDランプの接続されている光源接続部への光源用直流電力の供給を停止させると共に、供給対象から除外させた光源接続部のうちの少なくとも一つへの光源用直流電力の供給を開始させるようにしても構わない。
ちなみに間引き点灯設定状態にある場合、上述のように正常点灯している照明器具も、1本断線故障状態にある直管蛍光灯形LEDランプが接続された照明器具も、見かけ上はすべて間引き点灯状態となっている。したがってフロアに多数の照明器具が設置されている場合、どの照明器具の直管蛍光灯形LEDランプが故障状態か判別が付かないことがある。従って故障した直管蛍光灯形LEDランプを交換する際は再度スイッチ操作により通常の2本点灯の設定に戻してから故障ランプを判別し、故障ランプ交換後、スイッチ操作により再び間引き点灯状態に設定するという手順が発生し、煩わしい。
このため、容易に故障ランプを判別する方法として、間引き点灯状態に設定した場合でも、商用電源投入時から所定期間、第1降圧コンバータ24a及び第2降圧コンバータ24bは動作を開始し、2本の直管蛍光灯形LEDランプを点灯させる。そして所定期間経過後、いずれか一方の降圧コンバータの動作を停止し、間引き点灯状態とする。これにより2本とも正常なランプが接続されている場合は、最初の所定期間2本とも点灯するが、故障ランプの場合は最初から1本しか点灯しないため、点灯しないランプは直ちに故障ランプであると判別することができる。
また直管蛍光灯形LEDランプが未接続の場合、あるいは接触不良が発生した場合は、降圧コンバータ動作前に、以下に述べる方法により検出することができる。
図12は、その他の方式の光源点灯装置120−2の回路ブロック図を示す。図11と異なる部分は、図11に対して、さらに、第1降圧コンバータ24aおよび第2降圧コンバータ24bのスイッチング素子20a、20bと並列に抵抗33a、33bを設け、直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bの内部に接続判定用抵抗34a、34b(これらが光源側電気素子の例)を設けたことである。その他の構成については図11と同一構成であるため、説明を省略する。
(光源状態検出部)
図12において、抵抗33a、33b、分圧抵抗及30a、31a、30b、31b及び出力電圧検出部32は、光源状態検出部を構成する。図12における光源状態検出部は、接続判定用抵抗34a、34b(光源側電気素子)を用いて直管蛍光灯形LEDランプ2a、2bの接続を検出可能である。言い換えると図12は、直管蛍光灯形LEDランプの未接続を検出する構成である。ここで「未接続」とは、直管蛍光灯形LEDランプが接続されていない場合の他に、接続されてはいるが接触不良によって接続判定用抵抗34a、34bが作用しない状態も含む。
次に動作を説明する。壁スイッチ12をオンして商用交流電源11を投入すると、力率改善回路19により交流電圧が直流電圧に変換され、平滑コンデンサ18により平滑化される。ここでは平滑コンデンサ18の電圧は例えば400Vに昇圧される。次に、第1降圧コンバータ24aに接続された、抵抗33a、抵抗30a、抵抗31aから構成される分圧抵抗により平滑コンデンサ18の直流電圧が分圧されるが、ここで、直管蛍光灯形LEDランプ2aが接続されていると、接続判定用抵抗34aが、分圧抵抗30aと抵抗31aに並列に接続されることになる。例えば抵抗33aの抵抗値を1MΩ、抵抗30aを510kΩ、抵抗31aを18kΩ、接続判定用抵抗34aを300kΩとすると、抵抗31aには分圧により2.2Vの電圧が発生することになる。直管蛍光灯形LEDランプ2aが第1降圧コンバータ24aに接続されていない場合、接続判定用抵抗34aが無いため、分圧により抵抗31aには4.7Vの電圧が発生することになる。
出力電圧検出部32は抵抗31aに印加される電圧を監視し、所定閾値電圧未満であると直管蛍光灯形LEDランプ2aが接続されていると判断する。直管蛍光灯形LEDランプ2aを接続した場合、ここでは2.2Vとなるので、閾値を3.5Vに設定すると、出力電圧検出部32は直管蛍光灯形LEDランプ2aが接続されていると判断できる。ランプが接続されていると判断した場合、出力電圧検出部32は、第1降圧コンバータ24aに動作を開始させ、直管蛍光灯形LEDランプ2aを点灯させる。
直管蛍光灯形LEDランプが接続されていない場合(未接続の場合)は、検出電圧が4.7Vとなり、閾値3.5V以上となるため、出力電圧検出部32は直管蛍光灯形LEDランプ2aが接続されていないと判断する。この場合、出力電圧検出部32は、第1降圧コンバータ24aの動作を開始させない。この場合、出力電圧検出部32は、直管蛍光灯形LEDランプ2aの未接続を通知する未接続信号を間引制御部28に出力する。間引制御部28は未接続信号を入力すると、間引き点灯設定を無効とする。すなわち、壁スイッチ操作を行っても間引き点灯設定にはならない。ここでは、第1降圧コンバータ24aと直管蛍光灯形LEDランプ2aについて説明したが、第2降圧コンバータ24b及び直管蛍光灯形LEDランプ2bについても同様である。
すなわち、出力電圧検出部32にて直管蛍光灯形LEDランプが接続されてないと判断された降圧コンバータは動作停止状態を維持する。つまり出力電圧検出部32は、接続検出された側の降圧コンバータのみを動作させるように降圧コンバータ制御部26を制御する。このように、出力電圧検出部32によって直管蛍光灯形LEDランプが接続されていると判断された降圧コンバータのみが、動作を開始する。このようにいずれか一方の直管蛍光灯形LEDランプが接続されていない場合、壁スイッチ操作による間引き点灯設定を無効とする。これにより、実施の形態1で述べた壁スイッチ操作を行っても間引き点灯設定にはならない。
このように、間引き制御部28は、光源状態検出部によって直管蛍光灯形LEDランプの接続が検出されない場合には、以降に電源検出部によって特定オンオフパターンが検出された場合でも、間引きモードの制御を光源電力供給部に対して実行しない。
以上のように、第1降圧コンバータ24a及び第2降圧コンバータ24bの動作開始前に直管蛍光灯形LEDランプの接続検出を行うことにより、また、断線故障時等は予め壁スイッチ操作による間引き点灯設定を無効とできる。このため、壁スイッチ操作により間引き点灯操作をしても2本とも消灯してしまうことを防止でき、少なくとも1本の直管蛍光灯形LEDランプの点灯を維持できる。
また、降圧コンバータの動作開始前に直管形LEDの接続判定を行うため、ランプが接続されていない場合(未接続の場合)は降圧コンバータが動作せず、出力端子に高い電圧が発生することを防止でき、安全上好ましい。
なお、出力電圧検出部32はアナログ/デジタル変換器(A/Dコンバータ)を内蔵したマイコンで構成することができるが、間引き制御部28内部に有するマイコンと共通化しても良い。光源としてはここではLEDを用いて説明したが、他の光源でもよく、光源として有機ELを用いても良い。光源点灯装置120−1,120−2として力率改善回路と降圧コンバータを組み合わせた回路方式を例に挙げたが、この回路方式に限定するものではなく、商用交流電源から電力変換してLEDに電流を供給できる回路方式であれば他の回路方式でもよく、例えばコンデンサインプット形整流回路とフライバックコンバータの組み合わせでもよい。2灯用照明器具として説明したが、2灯用に限定するものではなく、例えば3灯用照明器具でも、N灯用(Nは4以上の整数)でも構わない。
実施の形態3.
図13〜図15を参照して実施の形態3の光源点灯装置130について説明する。照明器具の構成、光源点灯装置の回路構成及び直管蛍光灯形LEDランプ構成については実施の形態1の図1及び図4(光源点灯装置110−1)と同様であるため、説明を省略する。ここでは本実施の形態3に係る光源点灯装置の動作について説明するが、実施の形態1と同様の動作については説明を省略する。
今、2本点灯状態から実施の形態1で述べた壁スイッチ操作を行い間引き点灯設定状態として、直管蛍光灯形LEDランプのいずれか一方、例えばここでは第1降圧コンバータ24aが動作停止状態となり、直管蛍光灯形LEDランプ2aが消灯している状態を考える。実施の形態1で述べたように、間引き制御部28を構成するマイコン内部に不揮発性メモリを有しており間引き点灯状態を記憶しておけば、次回の点灯から通常の壁スイッチオンで、常に第1降圧コンバータ24aは動作停止状態となり、直管蛍光灯形LEDランプ2aが消灯状態となり、間引き点灯が実施される。
ところで、直管蛍光灯形LEDランプは、青色の光で発光するLEDチップと、青色の光から黄色の光に変換する黄色蛍光体で構成される白色LEDパッケージが使用されることが多い。このような白色LEDパッケージは長時間点灯により徐々に黄色蛍光体の劣化や、LEDチップと黄色蛍光体を封止する樹脂の劣化が進み、光束が低下する。一般的に光束維持率が70%となる時点がLEDパッケージの寿命といわれ、およそ40000時間が目安となる。
上述の方法により間引き点灯を行った場合、常にどちらか一方の直管蛍光灯形LEDランプ(ここでは直管蛍光灯形LEDランプ2b)が点灯し、残りのランプ(ここでは直管蛍光灯形LEDランプ2a)は常に消灯状態となる。したがって直管蛍光灯形LEDランプ2bのみ劣化が進み、直管蛍光灯形LEDランプ2aと直管蛍光灯形LEDランプ2bが均等に劣化しない現象が発生する。この場合、直管蛍光灯形LEDランプ2bが先に寿命となる。
この現象を抑制するため、本実施の形態3においては、壁スイッチ操作により間引き点灯設定にて点灯させる際、前回の間引き点灯設定状態で点灯していた直管蛍光灯形LEDランプを記憶しておき、それとは異なるランプの方を点灯させる。つまり、間引き制御部28は、不揮発性メモリ28−1に記憶する「間引き個数特定情報」に、現在である今回の間引きモードにおいて光源用直流電力の供給対象となる光源接続部がどの光源接続部かを特定する「光源接続部識別情報」を含める。間引き制御部28は、「光源接続部識別情報」を用いることにより、今回の間引きモードと次回の間引きモードとにおける供給対象となる光源接続部(N−k個、Nは光源接続部の総数、kは間引き個数)のなかに、少なくとも一つ、異なる光源接続部が存在するように光源電力供給部を制御する。
あるいは「間引き点灯設定」が記憶(間引きモードを不揮発的に記憶)され、常時間引き点灯で使用する場合、図13に示すように、ランプを消灯して再度点灯させる度に点灯するランプを交互に切り替える。間引き制御部28を構成するマイコンは、間引き点灯設定時に第1降圧コンバータ24aと第2降圧コンバータ24bとのどちらを駆動したか不揮発性メモリ28−1に記憶しておく。そして、次回点灯時にメモリ読み込みにより、次に起動すべき降圧コンバータを判断する。これにより、直管蛍光灯形LEDランプは点灯させる度に点灯するランプが直管蛍光灯形LEDランプ2aと直管蛍光灯形LEDランプ2bで交互に切り替わるので、両者の点灯時間をほぼ同一にすることができる。このように、間引き制御部28は、現在である今回の間引きモード制御を実行する場合には、前回の間引きモードでのN−k個の個数である供給対象と、今回の間引きモードでのN−k個の個数である供給対象との間に、異なる光源接続部(つまり光源ユニット)が存在するように制御を実行する。
あるいは別の方法として、間引き制御部28を構成するマイコンは、間引き点灯実施時に点灯時間を累積点灯時間計測部28−2を用いてカウントする。消灯時は点灯時間を不揮発性メモリ28−1に記憶させておき、再点灯時にカウントを再開する。そして累積点灯時間が所定時間に達すると、点灯させるランプを切り替える。点灯させるランプが切り替わるとマイコンのカウンターはリセットされ、再度カウントを開始する。このように間引き制御部28は、間引きモードの際は、点灯時間計測部28−2が計測した累積点灯時間時応じて、供給対象とする光源接続部を決定する。つまり間引き制御部28は、間引きモード制御の実行中において、点灯中の直管蛍光灯形LEDランプ2aの累積点灯時間が設定点灯時間を越えるとこの直管蛍光灯形LEDランプが接続されている光源接続部への光源用直流電力の供給を光源電力供給部に停止させる。また、間引き制御部28は、光源電力供給部に対して、累積点灯時間が設定点灯時間未満の直管蛍光灯形LEDランプが接続されている光源接続部であって供給対象から除外されている光源接続部への光源用直流電力の供給に切り替えさせ、設定点灯時間を越えた直管蛍光灯形LEDランプの累積点灯時間をリセットする。
このように間引き点灯の点灯時間に応じて、点灯させるランプを交互に切り替えることにより、直管蛍光灯形LEDランプ2aと直管蛍光灯形LEDランプ2bの点灯時間を互いに等しくすることができる。なお、ランプ点灯中に累積点灯時間が所定時間に達し、例えば直管蛍光灯形LEDランプ2aから直管蛍光灯形LEDランプ2bに切り替わると、その切り替わる瞬間にちらつきとなって感じる場合がある。
これを回避するため、図14に示すように、点灯時間が所定の時間に達しても、直ちに点灯するランプを切り替えず、壁スイッチ12で電源を遮断するまではそのままのランプで点灯を継続する。次に使用者が壁スイッチ12にて電源を遮断し消灯し、その後再び使用者が壁スイッチ12をオンして電源を投入した際、このタイミングにて点灯させるランプを切り替える。これによりランプ点灯中に点灯させるランプが切り替わらないようにして、ランプ切り替えによるちらつきを防止する。つまり、間引き制御部28は、間引きモード制御の実行中において、点灯中の直管蛍光灯形LEDランプの累積点灯時間が設定点灯時間を越えると設定点灯時間を越えた直管蛍光灯形LEDランプの累積点灯時間をリセットし、次回の間引きモードの制御の際には設定点灯時間に達した直管蛍光灯形LEDランプが接続されている光源接続部を供給対象から光源電力供給部に除外させると共に、累積点灯時間が設定点灯時間未満の直管蛍光灯形LEDランプが接続されている光源接続部であって今回の間引きモードで供給対象から除外されている光源接続部への光源用直流電力の供給に切り替えさせる。
以上のように、間引き点灯状態の場合、壁スイッチ12で電源を投入する度に点灯するランプが、前回の間引き点灯設定で点灯していた直管蛍光灯形LEDランプとは異なるランプの方を点灯させる、あるいは点灯時間をカウントし、所定期間経過後は点灯するランプを切り替えるので、間引き点灯を行っても、2本の直管蛍光灯形LEDランプの点灯時間は互いにほぼ等しくでき、片側のランプのみ寿命劣化してしまうことを抑制できる。
なお、図2に示すように、1つの壁スイッチ12に多数の照明器具がつながれた状態で間引き点灯を行った際、例えば実施の形態2で述べたように、直管LEDランプが断線故障等して間引き点灯が無効となり、途中でランプ交換を行うと、タイミングによっては、他の照明器具と点灯するランプが異なってしまうことがある。このような場合、多数の照明器具の中で1台のみ点灯するランプが異なると、見た目が悪くなる可能性がある。そこで壁スイッチ12により点灯位置をリセットする機能を設ける。壁スイッチ操作は間引き設定や通常の2本点灯設定を行う操作とは異なる操作方法とする。
例えば、2台の照明器具が壁スイッチ12に接続され、間引き点灯された状態を想定する。最初は2台(ここでは器具A、器具Bと呼ぶ)とも直管蛍光灯形LEDランプ2a→直管蛍光灯形LEDランプ2b→直管蛍光灯形LEDランプ2aという順に上述の通り切り替わるが、何らかの原因により、例えば器具Aの直管蛍光灯形LEDランプ2aが点灯している時に、器具Bでは直管蛍光灯形LEDランプ2bが点灯するようになってしまったとする。そこで、点灯するランプをすべて合せるため、図15に示すように、壁スイッチ12がオン状態から、所定期間T3以内に壁スイッチ12を「オフ→オン→オフ→オン→オフ→オン」(接続部指定オンオフパターン)と、スイッチのオフ/オン動作を3回繰り返す。間引き制御部28はこれをリセット動作と判断し、すべての器具で、直管蛍光灯形LEDランプ2aが点灯するように降圧コンバータを制御する。これにより一旦すべての器具が同一ランプ(図15では直管蛍光灯形LEDランプ2aとする)で点灯するように設定できる。以後、再び壁スイッチ12による消灯→点灯、または点灯時間に応じて点灯するランプが切り替わる。
このように、間引き制御部28は、電源検出部によって特定のN−k個の光源接続部に対する光源用直流電力の供給を指示する接続部指定オンオフパターンが検出されると、接続部指定オンオフパターンの指示する特定のN−k個の光源接続部へ光源用直流電力を供給させる間引きモードの制御を光源電力供給部に対して実行する。
なお、光源としてはここではLEDを用いて説明したが、他の光源でもよく、光源として有機ELを用いても良い。光源点灯装置として力率改善回路と降圧コンバータを組み合わせた回路方式を例に挙げたが、この回路方式に限定するものではなく、商用交流電源から電力変換してLEDに電流を供給できる回路方式であれば他の回路方式でもよく、例えばコンデンサインプット形整流回路とフライバックコンバータの組み合わせでもよい。2灯用照明器具として説明したが、2灯用に限定するものではなく、例えば3灯用照明器具でも構わない。
実施の形態4.
図16を参照して実施の形態4の光源点灯装置140について説明する。照明器具の構成については実施の形態1の図1と同様であるため、説明を省略する。図16に実施の形態4の光源点灯装置140の回路ブロック図及び直管蛍光灯形LEDランプ2a、2b内部のLED接続図を示す。実施の形態1と異なる部分は、間引き点灯設定無効スイッチ35を設けたことである。間引き点灯設定無効スイッチ35は、間引き制御部28を構成するマイコンに接続され、マイコンは間引き点灯設定無効スイッチ35のオン・オフ(切替信号)を検出する。その他の構成については実施の形態1の図4と同一構成であるため、説明を省略する。
次に本実施の形態4に係る光源点灯装置140の詳細動作について説明する。実施の形態1と同様の動作については説明を省略する。いま、実施の形態1で述べた方法と同様の壁スイッチ操作を行い、1つの壁スイッチ12に接続された複数の照明器具に間引き点灯を実施する場合を考える。通常、図2のように、1つの壁スイッチ12に対して複数の照明器具が接続されており、壁スイッチ操作により、接続されたすべての照明器具が間引き点灯状態となる。ところが、ある特定のエリアについては明るさが必要で、そのエリアに設置された照明器具は間引き点灯を実施したくないという要求が考えられる。
そこで対象となる照明器具に設置された光源点灯装置140の間引き点灯設定無効スイッチ35をオンする。すると間引き制御部を構成するマイコンはスイッチがオンされたことを検出(無効を指示する切替信号)し、壁スイッチ操作による間引き点灯設定を無効とする。これにより壁スイッチ操作により間引き点灯設定を行っても間引き点灯を実施しない。スイッチがオフであれば、間引き制御部28は有効指示の切替信号を検出する。
このように間引き制御部28は、間引きモードの無効と有効とのいずれかを指示する切替信号を入力し、入力した切替信号が有効を指示する切替信号であれば以降に電源検出部によって特定オンオフパターンが検出された場合には、間引きモードの制御を光源電力供給部に対して実行し、入力した切替信号が無効を指示する切替信号であれば以降に電源検出部によって特定オンオフパターンが検出された場合でも、間引きモードの制御を光源電力供給部に対して実行しない。
これにより、1つの壁スイッチ12に複数の照明器具が接続された状態で、ある特定の照明器具のみ間引き点灯を実施したくない場合は、その照明器具に搭載された光源点灯装置140の間引き点灯設定無効スイッチ35にて間引き点灯を無効化すれば壁スイッチ12による間引き点灯設定は無効となる。よって壁スイッチ操作にて間引き点灯設定を行った場合、間引き点灯を無効化した照明器具は通常の2本点灯状態を維持でき、その他の照明器具は間引き点灯状態に設定することができる。なお、間引き点灯設定無効スイッチ35は外部から人が操作し易いように、照明器具の筐体外部に設け、配線を通じて光源点灯装置140と接続しても良い(図示せず)。
以上の実施の形態1〜4で説明したいずれかの光源点灯装置を搭載し、N個の光源接続部に接続される直流光源ユニットのうち少なくとも一つの直流光源ユニットとして、LEDとELとの少なくともいずれかを用いた照明器具の実施形態も考えられる。
また、以上の実施の形態1〜4で説明したいずれかの光源点灯装置を搭載し、N個の光源接続部に接続される直流光源ユニットのうち少なくとも一つの直流光源ユニットとして、両端に口金を有する直管形状の直流光源ユニットを使用する照明器具の実施形態も考えられる。
以上の実施の形態の内容は組み合わせてもよいことはもちろんである。また、以上の実施の形態では壁スイッチで、光源点灯装置への交流電源をオンオフする場合を示したが、壁スイッチに限らず、集中制御装置で商用交流電源11をオンオフ制御する場合や、リモコンを介して、リモコン信号に従って交流電源をオンオフする受信装置等でも構わない。
1 照明器具本体、2a,2b 直管蛍光灯形LEDランプ、3 ソケット、11 商用交流電源、12 壁スイッチ、19 力率改善回路、24a 第1降圧コンバータ、24b 第2降圧コンバータ、25 力率改善回路制御部、26 降圧コンバータ制御部、28 間引き制御部、110−1,110−2,120−1,120−2,140 光源点灯装置。

Claims (17)

  1. 交流電源から供給された交流電圧を直流電圧に変換する変換部と、
    N個(Nは2以上の整数)の光源接続部であって、前記光源接続部ごとに直流電力によって点灯する直流光源ユニットが電気的に接続されるN個の光源接続部と、
    制御を受けることにより、前記変換部によって変換された直流電圧に基づき供給対象である前記N個の光源接続部に供給する光源用直流電力を生成して各光源接続部に供給する光源電力供給部と、
    前記交流電源から前記変換部に供給される交流電圧の供給有りの状態であるオン状態と、供給の無しの状態であるオフ状態とを検出する電源検出部と、
    前記電源検出部によってオフ状態とオン状態とからなる特定の特定オンオフパターンが検出されると、特定オンオフパターンに対応して予め設定された整数k(kは1以上N未満)で決まる間引き個数kの個数の前記光源接続部を、前記供給対象から除外させる制御である間引きモードを前記光源電力供給部に対して実行する間引き制御部と
    を備えたことを特徴とする光源点灯装置。
  2. 前記光源点灯装置は、さらに、
    情報を不揮発に記憶する不揮発性メモリを有し、
    前記間引き制御部は、
    間引きモードで前記光源電力供給部を制御する際は間引き個数kを特定可能な間引き個数特定情報を前記不揮発性メモリに記憶し、
    前記不揮発性メモリへの間引き個数特定情報の記憶後に、特定オンオフパターンとは異なる前記交流電源の遮断状態からの投入を前記電源検出部が検出すると、前記不揮発性メモリの間引き個数特定情報から間引き個数kを特定し、特定した間引き個数kの前記光源接続部を前記供給対象から除外させる間引きモードで前記光源電力供給部を制御することを特徴とする請求項1記載の光源点灯装置。
  3. 前記間引き制御部は、
    間引き個数特定情報に、現在である今回の間引きモードにおいて前記供給対象となる前記光源接続部がどの前記光源接続部かを特定する光源接続部識別情報を含めると共に、光源接続部識別情報を用いることにより、今回の間引きモードと次回の間引きモードとにおける前記供給対象となるN−k個の前記光源接続部のなかに、少なくとも一つ、異なる前記光源接続部が存在するように前記光源電力供給部を制御することを特徴とする請求項2記載の光源装置。
  4. 前記光源点灯装置部は、さらに、
    前記光源接続部に接続された前記直流光源ユニットの個々の累積点灯時間を計測して前記不揮発性メモリに記憶する点灯時間計測部を備え、
    前記間引き制御部は、
    間引きモードの際は、前記点灯時間計測部が計測した累積点灯時間時応じて、
    前記供給対象とする前記光源接続部を決定することを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の光源点灯装置。
  5. 前記間引き制御部は、
    間引きモード制御の実行中において、点灯中の前記直流光源ユニットの累積点灯時間が設定点灯時間を越えるとこの前記直流光源ユニットが接続されている光源接続部への光源用直流電力の供給を前記光源電力供給部に停止させて、累積点灯時間が設定点灯時間未満の前記直流光源ユニットが接続されている前記光源接続部であって前記供給対象から除外されている前記光源接続部への光源用直流電力の供給に切り替えさせ、設定点灯時間を越えた前記直流光源ユニットの累積点灯時間をリセットすることを特徴とする請求項4記載の光源点灯装置。
  6. 前記間引き制御部は、
    現在である今回の間引きモード制御を実行する場合には、前回の間引きモードでのN−k個の個数である前記供給対象と、今回の間引きモードでのN−k個の個数である前記供給対象との間に、異なる前記光源接続部が存在するように制御を実行することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光源装置。
  7. 前記光源点灯装置は、さらに、
    前記光源接続部に接続された前記直流光源ユニットの点灯中の断線を検出する光源状態検出部を備え、
    前記間引き制御部は、
    前記光源状態検出部によって間引きモードでないときに前記直流光源ユニットの点灯時の断線が検出された際には、前記光源電力供給部に対して断線が検出された前記直流光源ユニットの接続されている前記光源接続部への光源用直流電力の供給を停止させると共に、断線検出以降に前記電源検出部によって特定オンオフパターンが検出された場合には、前記光源電力供給部に対して間引きモードの制御を実行しないことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光源点灯装置。
  8. 前記間引き制御部は、
    前記光源状態検出部によって間引きモード中に前記直流光源ユニットの点灯時の断線が検出された際には、前記光源電力供給部に対して断線が検出された前記直流光源ユニットの接続されている前記光源接続部への光源用直流電力の供給を停止させると共に、前記供給対象から除外させた前記光源接続部のうちの少なくとも一つへの光源用直流電力の供給を開始させることを特徴とする請求項7記載の光源点灯装置。
  9. 前記光源接続部に接続される前記光源ニットは、
    前記光源接続部への接続確認用の電気素子である光源側電気素子を備え
    前記光源状態検出部は、
    前記光源側電気素子を用いて前記直流光源ユニットの接続を検出可能であり、
    前記間引き制御部は、
    前記光源状態検出部によって前記直流光源ユニットの接続が検出されない場合には、以降に前記電源検出部によって特定オンオフパターンが検出された場合でも、間引きモードの制御を前記光源電力供給部に対して実行しないことを特徴とする請求項7または8のいずれかに上記載の光源点灯装置。
  10. 前記間引き制御部は、
    前記電源検出部によって特定のN−k個の前記光源接続部に対する光源用直流電力の供給を指示するオンオフパターンである接続部指定オンオフパターンが検出されると、接続部指定オンオフパターンの指示する特定のN−k個の前記光源接続部へ光源用直流電力を供給させる間引きモードの制御を前記光源電力供給部に対して実行することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の光源点灯装置。
  11. 前記間引き制御部は、
    間引きモードの無効と有効とのいずれかを指示する切替信号を入力し、入力した切替信号が有効を指示する切替信号であれば以降に前記電源検出部によって特定オンオフパターンが検出された場合には、間引きモードの制御を前記光源電力供給部に対して実行し、入力した切替信号が無効を指示する切替信号であれば以降に前記電源検出部によって特定オンオフパターンが検出された場合でも、間引きモードの制御を前記光源電力供給部に対して実行しないことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の光源点灯装置。
  12. 前記間引き制御部は、
    前記電源検出部が特定オンオフパターンと異なるオンオフパターンであって間引きモードのキャンセルを指示するオンオフパターンである間引きキャンセルパターンを検出すると、以降、新たに前記電源検出部が特定オンオフパターンを検出するまで、前記光源電力供給部に対してそれまで前記供給対象から除外させていた前記光源接続部へ、光源用直流電力を供給させることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の光源点灯装置。
  13. 前記光源点灯装置は、
    N個の前記光源接続部ごとに、一対一に対応するN個の前記光源電力供給部を備え、
    前記間引き制御部は、
    間引きモードとして、N個の前記光源電力供給部のうちの間引き個数k個の光源電力供給部による光源用直流電力の供給を停止させる制御を実行することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の光源点灯装置。
  14. 前記N個の光源接続部は、
    対応する前記直流光源ユニットが接続された場合には、それぞれの前記直流光源ユニットを直列に接続し、
    前記光源電力供給部は、
    所定の前記光源接続部を短絡させる短絡制御信号を入力すると、入力した短絡制御信号に応じて、所定の前記光源接続部を短絡させる光源短絡部を備え、
    前記間引き制御部は、
    間引きモード制御として、間引き個数k個の前記光源接続部を短絡させる短絡制御信号を前記光源短絡部に出力することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の光源点灯装置。
  15. 前記間引き制御部は、
    間引きモード制御の実行中において、点灯中の前記直流光源ユニットの累積点灯時間が設定点灯時間を越えると設定点灯時間を越えた前記直流光源ユニットの累積点灯時間をリセットし、次回の間引きモードの制御の際には設定点灯時間に達した前記直流光源ユニットが接続されている前記光源接続部を前記供給対象から前記光源電力供給部に除外させると共に、累積点灯時間が設定点灯時間未満の前記直流光源ユニットが接続されている前記光源接続部であって今回の間引きモードで前記供給対象から除外された前記光源接続部への光源用直流電力の供給に切り替えさせることを特徴とする請求項4記載の光源点灯装置。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の光源点灯装置を搭載し、前記N個の光源接続部に接続される前記直流光源ユニットのうち少なくとも一つの前記直流光源ユニットとして、LED(Light Emitting Diode)とEL(Electro Luminescence)との少なくともいずれかを用いたことを特徴とする照明器具。
  17. 請求項1〜15のいずれかに記載の光源点灯装置を搭載し、前記N個の光源接続部に接続される前記直流光源ユニットのうち少なくとも一つの前記直流光源ユニットとして、両端に口金を有する直管形状の直流光源ユニットを使用することを特徴とする照明器具。
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