JP2011113540A - 火災検知器 - Google Patents
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Abstract
【課題】外光による誤動作を防止できる火災検知器を提供する。
【解決手段】火災検知器1は、カバー表面およびこれより突出するカバー蓋部と、カバー蓋部とカバー表面との間に設けられ煙を導入するための開口部とを有するカバー3と;開口部を介して側面部が露出するようにカバー蓋部の内側のカバーの内部に配設されたユニットあってこのユニットの少なくとも一部がカバー表面より突出するように配設された、煙を検知する煙検知ユニット6と;煙検知ユニット内に配設される煙センサー(14,15)と;煙検知ユニットが配置される基板11と;煙検知ユニットの側面部を形成する外周面と、カバー表面に形成される煙導入用の開口部の内周面との間に形成される隙間に対応した基板上の範囲に少なくとも形成され侵入する外光の反射を防止する反射防止部と;を備える。
【選択図】図3
【解決手段】火災検知器1は、カバー表面およびこれより突出するカバー蓋部と、カバー蓋部とカバー表面との間に設けられ煙を導入するための開口部とを有するカバー3と;開口部を介して側面部が露出するようにカバー蓋部の内側のカバーの内部に配設されたユニットあってこのユニットの少なくとも一部がカバー表面より突出するように配設された、煙を検知する煙検知ユニット6と;煙検知ユニット内に配設される煙センサー(14,15)と;煙検知ユニットが配置される基板11と;煙検知ユニットの側面部を形成する外周面と、カバー表面に形成される煙導入用の開口部の内周面との間に形成される隙間に対応した基板上の範囲に少なくとも形成され侵入する外光の反射を防止する反射防止部と;を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、煙を検知する煙検知ユニットを有する火災検知器に関する。
従来より、消防法施行規則第21条や都の火災予防条例41条に基づいて、新築や改増築の建築対象物には自動火災報知設備の設置が義務づけられており、多くの自動火災検知器が開発され、商品化されている。
このような自動火災検知器としては、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されているように、煙を検知する煙検知ユニットを有し、この煙検知ユニットの検知結果に基づいて火災などの異常時を判断して警報を発する火災検知器がある。
特許文献1に記載の火災検知器は、煙検知ユニットなどの検知部が検知器本体上に設けられるとともに、前記検知器本体の取り付け面側に、引き紐を保持する突起部を設けた構成とされている。
特許文献2に記載の火災検知器は、ベースと、このベースに着脱自在に取り付けられ、煙を感知して火災を検出する煙センサを設けた検知器本体とを備え、ブザーなどの増設機器を収納する凸状部を前記検知器本体の外周部に、該凸状部のベースからの高さが検知器本体の側面の高さ以下となるように配設して、煙を前記煙センサに導くように構成されている。
また、特許文献2に記載の火災検知器は、検知器本体を構成する保護カバーに、煙を導入する煙導入口を設けるとともに、前記凸状部の外表面形状を気体の流線に沿った形状とし、滑らかに前記保護カバーに連接するように構成して、より円滑に煙を前記煙導入口を介して煙センサに導くようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の火災検知器では、煙を効果的に煙検知ユニットに導くために、この煙検知ユニットを検知器本体上に設けて、該煙検知ユニットによる煙の侵入面積を大きくするように構成したので、前記煙検知ユニットを検知器本体上に設けた分、火災検知器の高さが高くなってしまうといった問題点がある。
また、特許文献2に記載の火災検知器は、前記煙センサの一部が、前記煙導入口を形成する保護カバー内に埋め込まれる構成ではあるが、前記凸状部は高さがある上に、この凸状部上に前記保護カバーを設け、さらに煙センサーを設けている構成であるため、煙導入口の面積を確保するために前記保護カバーを含む火災検知器本体の高さを低くすることができないといった問題点がある。
煙検知式の火災検知器は、内部の発光素子から出た光が煙の粒子により乱反射し、その光を検知して動作判定を実施しているが、検知ユニット内に発光素子以外の光(外光等)が入ると誤動作等の不具合が発生する。
ところで、火災検知器の外形寸法(主に高さ)は、検知ユニットのサイズにも左右されるため、製品を小型化する際には、検知ユニットを小形化(特に高さ)する必要がある。
しかしながら、火災検知器を小形化する際、検知ユニットを小形化することにより、検知ユニット内の検知センサーが基板面に近づくことになり基板面からの反射光が入りやすい構造となるという問題を生じる。
そこで、本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、煙検知ユニットが配設される基板面からの外光に基づく反射光が検知センサーに入りにくい構造とし、外光による誤動作を防止することができる火災検知器を提供することを目的とする。
本発明に係る請求項1の火災検知器は、カバー表面およびこのカバー表面から突出するカバー蓋部と、前記カバー蓋部と前記カバー表面との間に設けられ、煙を導入するための開口部とを有するカバーと;少なくとも側面部の一部が前記カバー表面より内側に配設されて、前記開口部を介して側面部が露出するように設けられた煙を検知する煙検知ユニットと;前記煙検知ユニットが配置される基板と;前記煙検知ユニットの前記側面部を形成する外周面と、前記カバー表面に形成される煙導入用の前記開口部の内周面との間に形成される隙間に対応した前記基板上の範囲に少なくとも形成され、侵入する外光の反射を防止する反射防止部と;を具備している。
本発明に係る請求項2の火災検知器は、請求項1に記載の火災報知器において、前記反射防止部を前記カバー表面に対向する位置にも設けたことを特徴とする。
本発明に係る請求項3の火災検知器は、請求項1または2に記載の火災報知器において、前記基板上に配置されて、煙検知時或いは動作確認時に発光する発光部をさらに具備し、該発光部の周囲には前記反射防止部を形成しないようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明による火災検知器によれば、前記煙検知ユニットの側面部を形成する外周面と、前記カバー表面に形成される煙導入用の前記開口部の内周面との間に形成される隙間に対応した前記基板上の範囲に少なくとも、反射防止部を形成したので、侵入する外光の反射及びそれに基づく光の乱反射を防止して、煙検知ユニットの誤動作を防ぐことができる。
請求項2の発明による火災検知器によれば、カバー表面に対向する位置で、前記外光に基づく光の乱反射を生じるのを防いで、煙検知ユニットの誤動作を防ぐことができる。
請求項3の発明による火災検知器によれば、基板上に、前記煙検知ユニットのほかに、煙検知時或いは動作確認時に発光する発光部を配置している場合には、該発光部の周囲には前記反射防止部を形成しないことにより、煙検知時或いは動作確認時に発生する該発光部の光が周囲の基板面で反射され、ユーザーに煙検知の確認や動作テスト時の動作確認を確実に知らせることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の火災検知器の一実施形態に係り、該火災検知器の外観構成を示す斜視図であり、図2は図1の火災検知器の上面図を示し、図3は図2のA−A線断面図を示している。
図1は本発明の火災検知器の一実施形態に係り、該火災検知器の外観構成を示す斜視図であり、図2は図1の火災検知器の上面図を示し、図3は図2のA−A線断面図を示している。
図1及び図2に示すように、本実施形態の火災検知器1は、火災検知器本体を構成するケース本体2と、このケース本体2内に設けられた煙検知ユニット6とを有して構成される。
ケース本体2は、外装カバーであるカバー3と、このカバー3が着脱自在に取付けられるベース部4とを有して構成される。なお、ベース部4は、天井等に取り付けられる取り付け面を有している。火災検知器本体の高さとは、ケース本体2のベース部4の取り付け面からの高さを示している。
カバー3は、カバー表面3Aより高さ方向に突出するカバー蓋部5と、このカバー蓋部5とカバー表面3Aとの間に設けられた、煙を導入するための開口部8とを有して構成される。
カバー3は、カバー表面3Aより高さ方向に突出するカバー蓋部5と、このカバー蓋部5とカバー表面3Aとの間に設けられた、煙を導入するための開口部8とを有して構成される。
カバー蓋部5は、図2に示すように、火災検知器1を平面視したときに円形を有している。図1に示すように、カバー蓋部5は前記カバー3の延設部3aを介して、カバー3と一体的に構成される。
なお、この延設部3aは、カバー蓋部5の外周側の所定位置に3つ設けられているが、この数に限定されるものではない。但し、前記開口部8の煙を導入するための面積を拡大するためには、少なくとも3以下の数により延設部3aを構成し、或いは各延設部3aの幅を極力狭くするように構成することが望ましい。
なお、この延設部3aは、カバー蓋部5の外周側の所定位置に3つ設けられているが、この数に限定されるものではない。但し、前記開口部8の煙を導入するための面積を拡大するためには、少なくとも3以下の数により延設部3aを構成し、或いは各延設部3aの幅を極力狭くするように構成することが望ましい。
また、カバー3上には、押しボタン7と、報知用開口溝3bとが設けられている。この押しボタン7は、火災検知器1の表示及び音声による警報発生時に、押下することで、発した表示及び音声による警報を止めたりするためのボタンである。表示は例えばLED発光によるものである。押しボタン7は、その内部に設けられたLED12(図3参照)による発光が透過する材質で形成されている。
また、報知用開口溝3bは、ケース本体2内に設けられたスピーカー(図示せず)などの音声を効果的に外部へと伝えるための貫通孔である。
煙検知ユニット6は、煙を検知して検知結果をケース本体2内に設けられた図示しない警報制御部に出力する。この煙検知ユニット6により煙の検知がなされて検知結果を受信すると、警報制御部は、異常時であるものと判断して表示及び音声による警報を発するように制御する。
煙検知ユニット6は、煙を検知して検知結果をケース本体2内に設けられた図示しない警報制御部に出力する。この煙検知ユニット6により煙の検知がなされて検知結果を受信すると、警報制御部は、異常時であるものと判断して表示及び音声による警報を発するように制御する。
次に、前記煙検知ユニット6を含むケース本体2内部の構成を、図3及び図4を用いて説明する。
図3に示すように、煙検知ユニット6は、例えば円筒状に構成されたもので、側面部6Aの外周面全体が煙を導入する導入部分として構成されている。この側面部6Aの外周面は、煙などの気体が通過可能で、かつ、虫などが侵入しないように防虫金網等で構成されている。
図3に示すように、煙検知ユニット6は、例えば円筒状に構成されたもので、側面部6Aの外周面全体が煙を導入する導入部分として構成されている。この側面部6Aの外周面は、煙などの気体が通過可能で、かつ、虫などが侵入しないように防虫金網等で構成されている。
また、煙検知ユニット6の内部には、図3には示されていないが、発光素子14と、受光素子15(図2にこれら発光素子14及び受光素子15の配設位置の例が示されている)とが同心円状で、かつ、この同心円の中心と発光素子14および受光素子15のそれぞれを結ぶ線分が所定の角度となるように配置されている。発光素子14と受光素子15は侵入する煙を検知するための煙センサーを構成している。
この煙検知ユニット6は、電源がオン状態である場合、発光素子14から定期的に光が出射されている。そして、煙検知ユニット6は、煙が侵入すると、浸入した煙の粒子によって前記光が拡散されるため、前記受光素子15に光が到達し受光状態を煙の検知結果として図示しない警報制御部に出力する。煙検知ユニット6の内部は例えば迷路(ラビリンス)状に形成されており、発光部から光が出射されても、煙等の粒子が無い状態では光は拡散せず、受光部に到達することはないため、煙等の存在を検知することはない。
このように、煙検知ユニット6は、浸入した煙の粒子によって発光部からの光が拡散されて、受光素子15に光が到達し警報制御部(図示略)に出力される構造となっているが、外光が煙検知ユニット内に直接又は間接的に入り、受光素子の受光部に受光されることは避けなければならない。
煙検知ユニット6は、ケース本体2内の中底部材9に固定された基板11上の接続部材11Aに配設される。また、前記警報制御部(図示略)は、前記基板11上に設けられている。前記発光素子及び前記受光素子は、基板11の接続部材11A上に配設されている。
前記基板11上の前記押しボタン7に対応する位置には、警報発生時に光を発するLED12と、前記押しボタン7の押下操作を検知するタクトスイッチ13が設けられている。
また、ケース本体2内の中底部材9には、電池収容部9Aが設けられており、この電池収容部9Aには、リチウム電池10が収容されるようになっている。
なお、図示はしないが電池収容部9A内の電気接点は、接続線等によって前記基板11上の警報制御部に電気的に接続されている。そして、リチウム電池10から電力が前記基板11上の警報制御部に供給されることで、前記警報制御部は、前記煙検知ユニット6、LED12、図示しないスピーカーなどの駆動の制御が可能となる。
なお、図示はしないが電池収容部9A内の電気接点は、接続線等によって前記基板11上の警報制御部に電気的に接続されている。そして、リチウム電池10から電力が前記基板11上の警報制御部に供給されることで、前記警報制御部は、前記煙検知ユニット6、LED12、図示しないスピーカーなどの駆動の制御が可能となる。
なお、前記煙検知ユニット6の側面部6Aの一部をカバー表面3Aよりも内側、すなわちカバー3内に配置することにより、ケース本体2のベース部4の取り付け面からの高さ方向の距離、すなわち、火災検知器全体のベース部からの高さを従来装置より低くすることができる。なお、煙検知ユニット6の側面部6Aは、開口部8を介して視認できるように配設されている。
しかしながら、煙検知ユニット6の側面部6Aを完全にカバー3内に配設すると、ケース本体2の高さ寸法は小さくすることができるが、例えば、ケース本体2を側方から見たときに開口部8を視認することができない程カバー蓋部5をカバー表面3Aと同程度の高さとすると、煙を開口部へ引き込むことが困難になり、煙の検知能力が著しく低下してしまう。従って、煙検知ユニット6の側面部6Aはできるだけカバー3内に配設するとともに一部はカバー表面3Aから突出させるのが好ましい。
また、本実施形態では、前記煙検知ユニット6の側面部6Aにおいて、煙の侵入面積を大きくするように、前記開口部8に工夫が施されている。
具体的には、前記開口部8を形成する前記カバー表面3Aの縁部に、前記カバー3の前記カバー表面3Aから前記カバー3の内部方向に向けて傾斜する、第1のテーパー部であるテーパー面8aが設けられている。
さらに、前記開口部8を形成する前記カバー蓋部5の縁部に、前記カバー蓋部5の前記縁部から前記カバー3の内部方向に向けて傾斜する、第2のテーパー部であるテーパー面8bが設けられている。
このように、前記開口部8を2つのテーパー面8a、8bを有して構成することにより、煙の侵入経路である開口部8を形成するカバー蓋部5とカバー表面3A間の距離を、テーパー面8a、8bを備えていない開口部の距離よりも拡大することが可能となる。
さらに、前記開口部8は、前記テーパー面8aが前記煙検知ユニット6の側面部6Aまで延設されてなく、該側面部6Aを露出させる隙間を形成している。
図4は図3における、反射防止部が形成される基板部分を拡大して示す図である。
図4に示すように、前記煙検知ユニット6の側面部6Aを形成する外周面と、前記カバー表面3Aに形成される煙導入用の前記開口部8の内周面との間に形成される隙間に対応した前記基板11上の範囲Xに反射防止部16を形成している。この反射防止部16は、少なくとも前記範囲Xに形成されることが好ましく、黒色などの光反射率の低い部材(例えば黒色塗料)を配設することによって形成されている。基板11上に黒色塗料を塗布する場合は、例えばUV(紫外線)硬化型のレジストインクが用いられる。このようにして、侵入する外光の反射及びそれに基づく光の乱反射を防止することができる。
図4に示すように、前記煙検知ユニット6の側面部6Aを形成する外周面と、前記カバー表面3Aに形成される煙導入用の前記開口部8の内周面との間に形成される隙間に対応した前記基板11上の範囲Xに反射防止部16を形成している。この反射防止部16は、少なくとも前記範囲Xに形成されることが好ましく、黒色などの光反射率の低い部材(例えば黒色塗料)を配設することによって形成されている。基板11上に黒色塗料を塗布する場合は、例えばUV(紫外線)硬化型のレジストインクが用いられる。このようにして、侵入する外光の反射及びそれに基づく光の乱反射を防止することができる。
上記の構成により、煙の侵入経路である開口部8において、前記隙間によって、前記煙検知ユニット6の側面部6A全体を露出させることができるので、該煙検知ユニット6による煙の侵入面積を大きくすることができ、その結果、煙の侵入効率を高くすることができる。
更に、前記煙検知ユニットの側面部6Aを形成する外周面と、前記カバー表面3Aに形成される煙導入用の前記開口部8の内周面との間に形成される隙間に対応した少なくとも前記基板上の範囲Xに、反射防止部16を形成した。このため、開口部8から侵入した外光が、基板上の範囲Xで反射または乱反射することを防止でき、外光による煙検知ユニット6の誤動作を防止することができる。
更に、前記煙検知ユニットの側面部6Aを形成する外周面と、前記カバー表面3Aに形成される煙導入用の前記開口部8の内周面との間に形成される隙間に対応した少なくとも前記基板上の範囲Xに、反射防止部16を形成した。このため、開口部8から侵入した外光が、基板上の範囲Xで反射または乱反射することを防止でき、外光による煙検知ユニット6の誤動作を防止することができる。
なお、本実施形態において、カバー3のカバー表面3Aの形状は、煙などの気体の流線に沿った形状、すなわち、カバー3の縁部から前記カバー蓋部5側の開口部8にかけて徐々に高くなる傾斜形状に形成されているので、より円滑に煙を前記開口部8へと導くこともできる。
また、テーパー面8bは、開口部8を大きくすることができることに加え、カバー蓋部5周縁の煙をカバー蓋部5の表面側よりも開口部8側へ引き込みやすくするという効果が期待できる。
本実施形態の火災検知器1の動作を簡単に説明すると、上記構成の火災検知器1は、ベース部4をベースとして天井等に配設される。そして、電源を投入することにより、火災検知器1は、煙の検知による警報動作の待機状態となる。
ここで、煙が発生すると、この煙は屋内の壁面を伝わり、その後、煙の侵入効率の高い火災検知器1の開口部8へと導かれる。
すると、火災検知器1の煙検知ユニット6は、この煙を検知して検知結果を基板11上の警報制御部(図示せず)に出力する。
これにより、この図示しない警報制御部は、前記検知結果が供給されると、異常時であるものと判断して、LED12及び図示しないスピーカーを駆動させることにより、表示及び音声による警報が発せられる。
すると、火災検知器1の煙検知ユニット6は、この煙を検知して検知結果を基板11上の警報制御部(図示せず)に出力する。
これにより、この図示しない警報制御部は、前記検知結果が供給されると、異常時であるものと判断して、LED12及び図示しないスピーカーを駆動させることにより、表示及び音声による警報が発せられる。
また、本実施形態において、前記開口部8のテーパー面8a、8bは、カバー3側のテーパー面8aのみを設けて構成しても良い。この場合、開口部8の煙の侵入効率を高めるために、カバー蓋部5の径を煙検知ユニット6の径と同じにするように構成しても良い。
図5は煙検知ユニットが配設される基板及びその基板上に形成される反射防止部の配置の一例を示す平面図であり、図6は反射防止の他の配置例を示す平面図である。
図5及び図6に示す基板11は、略L字形状を有している。
図5において、基板11はその面上に、煙検知時或いは動作確認時に表示部として機能する発光部12、警報停止などに動作させるためのタクトスイッチ13と、煙検知ユニット6が配置される配置部17と、該配置部17の周囲に配設され、黒色塗料などで形成される反射防止部16と、図示しない外部機器接続用端子が配置される配置部18と、を有している。
図5において、基板11はその面上に、煙検知時或いは動作確認時に表示部として機能する発光部12、警報停止などに動作させるためのタクトスイッチ13と、煙検知ユニット6が配置される配置部17と、該配置部17の周囲に配設され、黒色塗料などで形成される反射防止部16と、図示しない外部機器接続用端子が配置される配置部18と、を有している。
図6において、基板11はその面上に、警報停止などに動作させるためのタクトスイッチ13と、煙検知ユニット6が配置される配置部17と、該配置部17の周囲に配設され、黒色塗料などで形成される反射防止部16と、図示しない外部機器接続用端子が配置される配置部18と、煙検知時或いは動作確認時に発光する発光部12が配置される配置部19と、該発光部12の配置部19の周囲に設けられて、前記反射防止部16を形成しない領域20と、を有している。図6において、反射防止部16は基板上の範囲Xの外側、つまり、カバー表面3Aに対向する位置にも形成されている。このため、開口部8から進入した外光が反射または拡散して煙検知ユニット内に進入することをさらに防止できる。
ところで、発光部12から出射した光は透光性の押しボタン7を透過して表示部として機能するが、発光部12の配置部19の周囲まで反射防止部16が形成されていると、発光部12から出た光が反射防止部16で吸収されてしまい、押しボタン7から外部に出射される光の量が減少し、押しボタン7の表示が暗くなる。
これに対して、発光部12の配置部19の周囲に反射防止部16を形成しない領域20を設けると押しボタン7の表示を明るくすることができる。
また、反射防止部16を設けないことによって、発光部12から出射した光が、基板11上で反射して煙検知ユニットへ進入することが考えられるが、反射防止部16を基板上の範囲Xよりも外側まで形成したので、発光部19aから煙検知ユニット6側へ出射した光を反射防止部16で吸収することができる。
さらに、反射防止部16と領域20との境界は略直線で別れているため、容易に塗りわけることができる。
また、反射防止部16を設けないことによって、発光部12から出射した光が、基板11上で反射して煙検知ユニットへ進入することが考えられるが、反射防止部16を基板上の範囲Xよりも外側まで形成したので、発光部19aから煙検知ユニット6側へ出射した光を反射防止部16で吸収することができる。
さらに、反射防止部16と領域20との境界は略直線で別れているため、容易に塗りわけることができる。
なお、この反射防止部16を形成しない領域20は、光反射率の高い部材(例えば白色塗料などの塗布膜)で形成しており、押しボタン7における表示をより明るく、発光部分をより大きく見せることができる。
本発明は、上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明は、上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1…火災検知器、
2…ケース本体(火災検知器本体)、
3…カバー、
3A…カバー表面、
3a…延設部、
3b…報知用開口溝、
4…ベース部
5…カバー蓋部、
6…煙検知ユニット、
6A…側面部、
7…押しボタン、
8…開口部、
8a…テーパー面、
8b…テーパー面、
9…中底部材、
9A…電池収容部、
10…リチウム電池、
11…基板、
12…LED、
13…タクトスイッチ、
14…発光素子、
15…受光素子
16…反射防止部
2…ケース本体(火災検知器本体)、
3…カバー、
3A…カバー表面、
3a…延設部、
3b…報知用開口溝、
4…ベース部
5…カバー蓋部、
6…煙検知ユニット、
6A…側面部、
7…押しボタン、
8…開口部、
8a…テーパー面、
8b…テーパー面、
9…中底部材、
9A…電池収容部、
10…リチウム電池、
11…基板、
12…LED、
13…タクトスイッチ、
14…発光素子、
15…受光素子
16…反射防止部
Claims (3)
- カバー表面およびこのカバー表面から突出するカバー蓋部と、前記カバー蓋部と前記カバー表面との間に設けられ、煙を導入するための開口部とを有するカバーと;
少なくとも側面部の一部が前記カバー表面より内側に配設されて、前記開口部を介して側面部が露出するように設けられた煙を検知する煙検知ユニットと;
前記煙検知ユニットが配置される基板と;
前記煙検知ユニットの側面部を形成する外周面と、前記カバー表面に形成される前記煙導入用の開口部の内周面との間に形成される隙間に対応した前記基板上の範囲に少なくとも形成され、侵入する外光の反射を防止するための反射防止部と;
を具備したことを特徴とする火災検知器。 - 前記カバー表面に対向する位置にも前記外光に基づく反射光を防止するための反射防止部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の火災検知器。
- 前記基板上に配置されて、煙検知時或いは動作確認時に発光する発光部を、さらに具備し、該発光部の周囲には前記反射防止部を形成しないことを特徴とする請求項1または2に記載の火災検知器。
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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