JP2011113514A - Pos端末装置、精算対象商品登録方法 - Google Patents

Pos端末装置、精算対象商品登録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セキュリティゲートで客が不快な思いをするおそれを低減して、セキュリティシステムを運用可能とする。
【解決手段】POS端末装置10は、商品20に付された被検出器(セキュリティタグ)21の活性化状態を被検出器検出手段13により検出した場合は、被検出器21を被検出器不活性化手段12により不活性化状態に変更する。POS端末装置10は、被検出器21を不活性化状態に変更した後、被検出器21の活性化状態を被検出器検出手段13により検出していない状態で、商品情報取得手段15により取得する。そして、POS端末装置10は、取得した商品情報にもとづいて、商品登録手段14により商品20を精算対象に登録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、セキュリティタグを不活性化するPOS端末装置、および精算対象商品登録方法に関する。
従来から精算をしていない商品の店舗外への持ち出しを監視することを目的にして、一部店舗においては、商品にセキュリティタグを付し、売り場の出入り口にセキュリティタグの検出器を備える。商品に付されたセキュリティタグは、精算時に商品から取り外されたり、不活性化されたりするため、正当な購入手続をした場合、検出器が作動することはない。しかし、未精算の商品を店舗外に持ち出そうとしたり、店員がセキュリティタグの不活性化を失念したり、失敗した場合、検出器がセキュリティタグを検出して警報を発する。警報を受けた店員は、客の所持する商品が精算済みか否かを確認する。
また近年、通常のレーンにあるレジ担当によるレジ端末装置を用いたチェックアウト(商品精算)によらずに、客によるセルフチェックアウトを可能にしたセルフチェックアウト端末装置の導入が進められている。セルフチェックアウト端末装置は、来店した客自身が商品登録から支払いまでをおこなうことを可能にして店舗の省力化や、レジ待ち行列の待ち時間短縮に貢献している(たとえば、特許文献1、2参照)。
特開2006−72712号公報 特開平06−203275号公報
従来は、セキュリティタグの不活性化は、POS(Point Of Sale:販売時点情報管理)端末装置での商品の精算時に店員がしていた作業であった。店員が経験を積むことでセキュリティタグの不活性化は、ほぼ確実になされていた。しかしながら、POS端末装置の1つであるセルフチェックアウト端末装置では、客がセキュリティタグの不活性化をおこなうことになるため、必ずしも確実な作業が期待できない。また、店員であってもセキュリティタグの不活性化を失敗する場合があった。
たとえば、消磁によりセキュリティタグを不活性化する場合は、セキュリティタグが消磁エリア外にあったり、消磁エリア内にある時間が十分でなかったりして、消磁に失敗することが起こりえる。
このような場合、客は、不活性化していないセキュリティタグを付けた商品を持って店舗から退出することとなり、出入り口付近にあるセキュリティゲートでセキュリティタグが検知され警報が発せられることとなる。そのため、店員または警備員は、客を呼び止めて客が所持する商品を改めざるを得ない。客は確認作業に対して不快な思いをすることとなるが、多くの善意の客のなかに一部ながら悪意のある客もいることからセキュリティシステムの運用上、確認作業は止むを得ないこととされる場合が多い。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、客が不快な思いをするおそれを低減して、セキュリティシステムを運用可能なPOS端末装置、および精算対象商品登録方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、POS端末装置は、商品情報取得手段と、被検出器検出手段と、被検出器不活性化手段と、商品登録手段とを備える。
商品情報取得手段は、商品から商品情報を取得する。被検出器検出手段は、商品に付された被検出器が活性化状態にあることを検出する。被検出器不活性化手段は、被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更する。商品登録手段は、被検出器検出手段による活性化状態を検出した場合は、被検出器不活性化手段により被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更の後に、被検出器検出手段による活性化状態を検出していない状態で、商品情報取得手段により取得した商品情報にもとづいて商品を精算対象に登録する。
上記のPOS端末装置、および精算対象商品登録方法によれば、客が不快な思いをするおそれを低減して、セキュリティシステムを運用可能とする。
第1の実施形態のPOS端末装置のブロック図である。 第2の実施形態のPOSシステムを示す図である。 第2の実施形態のチェッカユニットのハードウェア構成例を示す図である。 第2の実施形態の固定スキャナと検出器の有効範囲を、レーン入り口側から見た断面模式図である。 第2の実施形態のチェッカユニットとキャッシャユニットにおけるバーコード入力処理のシーケンス図である。 第2の実施形態の検出器制御部におけるセキュリティタグ消磁処理のフローチャートである。 、第2の実施形態の固定スキャナ制御部におけるバーコード取得処理のフローチャートである。 第2の実施形態の固定スキャナ制御部におけるバーコード取得のタイミングチャートである。 第3の実施形態のセルフチェックアウト端末装置の概観を示す図である。 第3の実施形態の固定スキャナと個別検出器の有効範囲を、レーン入り口側から見た断面模式図である。 第4の実施形態の固定スキャナ制御部におけるバーコード取得処理のフローチャートである。
以下、実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態のPOS端末装置のブロック図である。
POS端末装置10は、商品20を販売する店舗に設けられ、通常、店員が操作をおこなう。POS端末装置10は、商品情報取得手段15と、被検出器検出手段13と、被検出器不活性化手段12と、商品登録手段14とを備える。
商品情報取得手段15は、被検出器21が付された商品20から商品情報を取得する。商品情報取得手段15は、たとえば、スキャナ(光学的情報読取手段)である。その場合、商品情報取得手段15は、バーコードなどの2次元情報表示を読み取り、読み取りデータをデコードして商品情報(スキャンデータ)を取得する。あるいは、商品情報取得手段15は、たとえば、IC(Integrated Circuit:集積回路)チップや、RFID(Radio Frequency Identification:電波による個体識別)タグなどの情報記録媒体のリーダ(電気的情報読取手段)である。あるいは、商品情報取得手段15は、たとえば、磁気ストライプなどの情報記録媒体のリーダ(磁気的情報読取手段)である。これらの場合、商品情報取得手段15は、情報記録媒体に記録された情報を読み取り、商品情報を取得する。商品情報とは、たとえば、商品20を識別するための識別情報である。POS端末装置10は、識別情報から図示しないデータベースを参照して、商品名、商品価格、製造者、商品重量など、商品20に属する情報を取得することができる。
被検出器検出手段13は、商品情報取得手段15が商品情報の取得対象とする商品20に付された被検出器21の被検出状態が活性化状態にあることを検出する。被検出器検出手段13は、たとえば、POS端末装置10の商品情報取得手段15の近傍に設けられる。
被検出器不活性化手段12は、被検出器の被検出状態を活性化状態から不活性化状態に変更する。被検出器21とは、たとえば、磁化可能な磁性体を備えるセキュリティタグであり、被検出状態を磁化された活性化状態から消磁された不活性化状態に変更することができる。あるいは、被検出器21とは、たとえば、書き換え可能なメモリ内蔵のRFIDタグであり、メモリが記憶するデータの書き換えにより、被検出状態を活性化状態から不活性化状態に変更することができる。セキュリティタグは、出入り口付近にあるセキュリティゲートとともに、セキュリティシステムを構成する構成要素の1つである。セキュリティゲートは、セキュリティタグの活性化状態を検知して店員に異常を報知する。
なお、被検出器検出手段13と被検出器不活性化手段12は、検出器11として一体に設けることができるが、もちろん別体であってもよい。たとえば、検出器11として被検出器不活性化手段12と一体に設けられた被検出器検出手段13は、セキュリティタグの活性化状態(磁化された被検出器の磁気)を検出するアンテナである。この場合、被検出器検出手段13は、出力を抑制した状態では消磁器(被検出器不活性化手段12)として機能しないが、出力を増大させた状態で消磁器として機能する。
商品登録手段14は、被検出器検出手段13による商品20に付された被検出器21の被検出状態を確認する。商品登録手段14は、ここで活性化状態を検出した場合は、商品20に付された被検出器21の被検出状態の不活性化状態への変更を、被検出器不活性化手段12によりおこなう。この後あらためて、商品登録手段14は、被検出器検出手段13による商品20に付された被検出器21の被検出状態を確認する。そして、商品登録手段14は、活性化状態を検出していない状態で、商品情報取得手段15により取得した商品情報にもとづいて商品20を精算対象に登録する。
これにより、POS端末装置10は、精算対象となった商品20に付された被検出器21をより確実に不活性化できるので、客が不快な思いをするおそれを低減して、セキュリティシステムを運用可能とする。
次に、より具体的な第2の実施形態について説明する。図2は、第2の実施形態のPOSシステムを示す図である。
POSシステム1は、ネットワーク300と、ネットワーク300に接続するPOS端末装置100とPOSサーバ200を備える。POS端末装置100は、販売時点情報管理をおこなうための端末装置である。POSサーバ200は、POS端末装置100により登録された販売情報を一元管理する。また、POSサーバ200は、商品を識別するための商品コードや価格などを登録した商品マスタを管理する店舗サーバとしても機能する。
POS端末装置100は、キャッシャユニット110と、チェッカユニット120を有する。
キャッシャユニット110は、主として販売代金の受領作業をおこなうためのユニットである。キャッシャユニット110は、制御ユニット111、自動釣銭機112、キャッシュドロア113、自動釣札機114、キーボード115、タッチパネル116、ディスプレイ117、カスタマディスプレイ118、プリンタ119を有する。
制御ユニット111は、キャッシャユニット110を制御するとともに、POS端末装置100を統括的に制御するコンピュータである。自動釣銭機112は、顧客(買い物客)から受け取った硬貨の入金と、釣銭の出金とをおこなう。自動釣札機114は、顧客から受け取った紙幣の入金と、釣札の出金とをおこなう。キャッシュドロア113は、硬貨および紙幣を収納する収納庫である。ディスプレイ117は、取引作業をおこなうための所定のGUI(Graphical User Interface)を表示する。ディスプレイ117は、たとえば、液晶ディスプレイである。ディスプレイ117は、タッチパネル116の下層に位置している。ディスプレイ117の表示する画像は、タッチパネル116を透過して、オペレータから視認可能である。オペレータは、ディスプレイ117によって表示された画像を見ながら、タッチパネル116に対するタッチ操作をおこなうことができる。キーボード115は、ディスプレイ117に表示されたGUIを操作するための入力装置である。カスタマディスプレイ118は、客側に取引情報を表示する表示装置であり、たとえば、商品購入代金の合計額、客からの預かり金額、釣銭金額などを表示する。プリンタ119は、客との取引結果をロール紙に印字してレシートを発行する印刷装置である。
チェッカユニット120は、主としてバーコードの入力作業をおこなうためのユニットである。チェッカユニット120は、ディスプレイ121、カスタマディスプレイ122、タッチパネル123、スピーカ124、レーン台125、支柱126、検出器127、固定スキャナ128、多項目キーボード129を有する。
レーン台125は、支柱126を支持する。また、レーン台125には、客が持参した買い物かごや、買い物かごに投入された商品が載置される。支柱126は、タッチパネル123、スピーカ124、検出器127、固定スキャナ128、多項目キーボード129、ディスプレイ121、カスタマディスプレイ122を支持する。
検出器127は、セキュリティタグの活性化状態(磁化された磁性体)を検出するアンテナを備える。また、検出器127は、セキュリティタグの被検出状態を活性化状態から不活性化状態に変更する。セキュリティタグの被検出状態を活性化状態から不活性化状態への変更は、たとえば、磁化された磁性体の検出は、アンテナから所定の周波数の交番磁界を検出対象に印加して、磁場の歪みを検出することによりおこなうことができる。また、たとえば、磁化された磁性体の消磁は、消磁コイルによる交流減磁でおこなうことができる。また、検出器127は、アンテナを消磁コイルとして用いるようにしてもよい。その場合、アンテナは、磁性体の検出時よりも交番磁界の出力を増大させる。
固定スキャナ128は、商品に付与されたバーコードを読み取るための装置である。オペレータ(店員)は、商品に付されたバーコードを固定スキャナ128に向けてかざすことで、固定スキャナ128を入力装置とした商品コード(スキャンコード)の入力をおこなう。商品コードの入力結果は、ディスプレイ121に表示されて、オペレータが商品コードの入力結果を確認することができる。また、タッチパネル123は、バーコードの付されていない商品(たとえば、ばら売りの野菜や魚などの生鮮食料品や、惣菜など)をディスプレイ121に表示される商品群から選択する入力装置である。カスタマディスプレイ122は、客側に取引情報を表示する表示装置であり、たとえば、商品コードを入力した商品の名称、単価などを表示する。また、スピーカ124により音声で入力結果を報知する。たとえば、スピーカ124は、入力が正常になされたときと、入力についてオペレータに注意喚起をする必要があるときなど状態に応じて異なる態様の音声出力をおこなう。より具体的には、たとえば、正常時は、「ピッ」という単発音で、注意喚起時は、「ピピッ」という連続音のようにオペレータが容易に区別可能な音声出力をおこなう。
多項目キーボード129は、オペレータの操作を受け付ける。たとえば、多項目キーボード129は、スピーカ124からの音声出力で注意喚起されたときに、操作の誤りを認識したオペレータによる訂正操作を受け付ける。
次に、第2の実施形態のチェッカユニット120のハードウェア構成について説明する。図3は、第2の実施形態のチェッカユニットのハードウェア構成例を示す図である。
チェッカユニット120は、CPU120aによって装置全体が制御されている。CPU120aには、バス120gを介してRAM120b、HDD120c、通信インタフェース120d、グラフィック処理装置120e、および入出力インタフェース120fが接続されている。
RAM120bには、CPU120aに実行させるOS(Operating System)のプログラムやサーバを実行するためのアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM120bには、CPU120aによる処理に必要な各種データが格納される。HDD120cには、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置120eには、ディスプレイ121、カスタマディスプレイ122が接続されている。ディスプレイ121は、取引作業をおこなうための所定のGUI(Graphical User Interface)を表示する。ディスプレイ121は、たとえば、液晶ディスプレイである。ディスプレイ121は、タッチパネル123の下層に位置している。ディスプレイ121の表示する画像は、タッチパネル123を透過して、オペレータから視認可能である。オペレータは、ディスプレイ121によって表示された画像を見ながら、タッチパネル123に対するタッチ操作をおこなうことができる。グラフィック処理装置120eは、CPU120aからの命令に従って、画像をディスプレイ121、カスタマディスプレイ122の画面に表示させる。
入出力インタフェース120fには、固定スキャナ128、タッチパネル123、多項目キーボード129、検出器127、スピーカ124が接続されている。また、入出力インタフェース120fは、可搬型記録媒体150への情報の書込み、および可搬型記録媒体150への情報の読み出しが可能な可搬型記録媒体インタフェースと接続可能になっている。入出力インタフェース120fは、固定スキャナ128、タッチパネル123、多項目キーボード129、スピーカ124、可搬型記録媒体インタフェースから送られてくる信号を、バス120gを介してCPU120aに送信する。
通信インタフェース120dは、たとえば、RS−232C(Recommended Standard 232 version C)やUSB(Universal Serial Bus)接続の接続形式でキャッシャユニット110に接続されている。通信インタフェース120dは、キャッシャユニット110との間でデータの送受信をおこなう。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、キャッシャユニット110も同様のハードウェア構成で実現できる。
なお、チェッカユニット120、キャッシャユニット110は、それぞれFPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processer)などからなるモジュールを含んで構成することもでき、CPU120aを有しない構成とすることもできる。その場合、チェッカユニット120、キャッシャユニット110は、それぞれ不揮発性メモリ(たとえば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ型メモリカードなど)を備え、モジュールのファームウェアを記憶する。不揮発性メモリは、可搬型記録媒体150、あるいは通信インタフェース120dを介してファームウェアを書き込むことができる。このようにチェッカユニット120、キャッシャユニット110は、不揮発性メモリに記憶されているファームウェアを書き換えることにより、ファームウェアの更新をすることもできる。
次に、第2の実施形態の固定スキャナ128と検出器127の有効範囲について説明する。図4は、第2の実施形態の固定スキャナと検出器の有効範囲を、レーン入り口側から見た断面模式図である。固定スキャナ128と検出器127は、レーン台125から垂直に立ち上がった支柱126に備えられる。検出器127は、固定スキャナ128の周囲を囲むように設けられたループ状のアンテナである。固定スキャナ128は、オペレータ側に向かって支柱126に備えられ、レーン台125の上方の空間に、バーコード読取領域131を有する。また、検出器127は、オペレータ側に向かって支柱126に備えられ、レーン台125の上方の空間に、セキュリティタグ検出領域132を有する。また、検出器127は、出力を制御することで消磁機として作用する。消磁機としての検出器127は、レーン台125の上方の空間に、セキュリティタグ消磁領域130を有する。
バーコード読取領域131は、固定スキャナ128がレーザ走査線を商品20に照射して、商品20に付されたバーコードを読み取ることが可能な範囲である。
セキュリティタグ検出領域132は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出器127が検出可能な範囲である。セキュリティタグ検出領域132は、バーコード読取領域131を包含する範囲で設定される。なお、セキュリティタグ検出領域132は、検出器127の出力、出力指向特性、検出精度、検出指向特性などにより設定することができる。また、セキュリティタグ検出領域132は、検出器127が有する十分な検出範囲を、フォトセンサや超音波センサなどの商品位置検出手段と組み合わせて有効範囲を制限することで設定することもできる。
セキュリティタグ消磁領域130は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出器127が消磁可能な範囲である。セキュリティタグ消磁領域130は、バーコード読取領域131に包含される範囲で設定される。なお、セキュリティタグ消磁領域130は、検出器127の出力、出力指向特性などにより設定することができる。また、セキュリティタグ消磁領域130は、検出器127が有する十分な消磁範囲を、フォトセンサや超音波センサなどの商品位置検出手段と組み合わせて起動を制限することで設定することもできる。
これにより、POS端末装置100は、商品20についてバーコードを読み取る際、商品20に付されたセキュリティタグの被検出状態が活性化状態にあるか否かを判断することができる。また、POS端末装置100は、商品20に付されたセキュリティタグの被検出状態を不活性化状態にしてから、商品20についてバーコードを読み取ることを容易にする。
次に、第2の実施形態のPOS端末装置100のバーコード入力処理について図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態のチェッカユニットとキャッシャユニットにおけるバーコード入力処理のシーケンス図である。
POS端末装置100は、買い物ごとに少なくとも1つ以上の商品コードの入力と精算をおこなう。バーコード入力処理は、キャッシャユニット110とチェッカユニット120とが商品に付されたバーコードを読み取り、商品コードの入力をおこなう処理である。
[ステップS11]キャッシャユニット110は、固定スキャナ128の初期化を指示する。固定スキャナ128の初期化の指示は、たとえば、オペレータによるキーボード115の操作にもとづいておこなわれる。キャッシャユニット110は、客の買い物一回ごとに一度の初期化指示をおこなう。
[ステップS21]チェッカユニット120は、キャッシャユニット110からの初期化指示を受けてバーコードデータを記憶する記憶領域の初期化をおこなう。
[ステップS22]チェッカユニット120は、バーコード入力処理を終了するか否かを判定する。バーコード入力処理の終了判定は、キャッシャユニット110からの終了指示を受けて判定する。チェッカユニット120は、バーコード入力処理を終了すると判定した場合は、バーコード入力処理を終了する。一方、チェッカユニット120は、バーコード入力処理を終了しないと判定した場合は、ステップS23にすすむ。
[ステップS23]チェッカユニット120は、固定スキャナ128から商品に付されたバーコードを取得するバーコード取得処理を実行する。バーコード取得処理の詳細は、後で詳述する。
[ステップS24]チェッカユニット120は、入力データ(固定スキャナ128から読み取ったバーコード)をキャッシャユニット110に通知する。
このように、チェッカユニット120は、キャッシャユニット110からの終了指示を受けるまでバーコードの読み取りと入力データの通知をおこなう。
[ステップS12]キャッシャユニット110は、チェッカユニット120からの入力データの通知、または小計キーの押下を待ち受ける。キャッシャユニット110は、チェッカユニット120からの入力データの通知があった場合、ステップS13にすすむ。一方、キャッシャユニット110は、小計キーの押下があった場合、ステップS14にすすむ。
[ステップS13]キャッシャユニット110は、入力データについて所要の処理を実行する。キャッシャユニット110は、たとえば、入力データを商品マスタに照会して商品名、商品単価を取得する。そして、キャッシャユニット110は、商品名、商品単価をディスプレイ117、カスタマディスプレイ118に表示する。キャッシャユニット110は、入力データについて所要の処理の実行が終了すると、ステップS12にすすむ。
[ステップS14]キャッシャユニット110は、キーボード115により小計キーが押下されたことで、チェッカユニット120にバーコード入力処理の終了を指示して、バーコード入力処理を終了する。
次に、第2の実施形態のPOS端末装置100のセキュリティタグ消磁処理について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態の検出器制御部におけるセキュリティタグ消磁処理のフローチャートである。
POS端末装置100の制御部(たとえば、CPU120a)は、検出器制御部としての機能を有する。検出器制御部は、検出器127を制御する。検出器制御部は、セキュリティタグ消磁処理を実行する。
[ステップS31]検出器制御部は、検出器127による、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグの検出状態を判定する。検出器制御部は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出していればステップS32にすすみ、検出していなければステップS37にすすむ。
[ステップS32]検出器制御部は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出している信号(セキュリティタグ検出信号)をセットする。たとえば、検出器制御部は、セキュリティタグ検出フラグに「1」をセットする。セキュリティタグ検出信号は、固定スキャナ制御部に通知される。あるいは、セキュリティタグ検出信号は、固定スキャナ制御部から参照可能に記憶部(たとえば、RAM120b)に記憶される。
[ステップS33]検出器制御部は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグの検出を受けて、検出器127の出力を制御して消磁力を増大させる。これにより、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出器127が消磁可能な範囲は、セキュリティタグ消磁領域130に及ぶこととなる。言い換えれば、検出器127は、セキュリティタグ消磁領域130にあるセキュリティタグを消磁する。
[ステップS34]検出器制御部は、検出器127による、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグの検出状態を判定する。検出器制御部は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出していなければステップS35にすすみ、検出していれば検出しなくなるのを待つ。
[ステップS35]検出器制御部は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出している信号(セキュリティタグ検出信号)をクリアする。たとえば、検出器制御部は、セキュリティタグ検出フラグに「0」をセットする。セキュリティタグ検出信号は、固定スキャナ制御部に通知される。あるいは、セキュリティタグ検出信号は、固定スキャナ制御部から参照可能に記憶部(たとえば、RAM120b)に記憶される。
[ステップS36]検出器制御部は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグの検出を受けて、検出器127の出力を制御して消磁力を減少させる。これにより、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出器127が消磁可能な範囲は、なくなる。言い換えれば、検出器127は、セキュリティタグ消磁領域130にあるセキュリティタグを消磁しない。
[ステップS37]検出器制御部は、終了条件が成立していない場合、ステップS31にすすみ、終了条件が成立している場合、検出器制御部によるセキュリティタグ消磁処理を終了する。
次に、第2の実施形態のPOS端末装置100のバーコード取得処理について図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態の固定スキャナ制御部におけるバーコード取得処理のフローチャートである。
POS端末装置100の制御部(たとえば、CPU120a)は、固定スキャナ制御部としての機能を有する。固定スキャナ制御部は、固定スキャナ128を制御する。固定スキャナ制御部は、バーコード取得処理を実行する。
[ステップS41]固定スキャナ制御部は、固定スキャナ128からバーコード読取領域131にある商品20にレーザ走査線を照射して、商品20に付されたバーコードを読み取る。固定スキャナ制御部は、バーコードを読み取った(検出した)場合にステップS42にすすみ、バーコードを読み取っていない(検出していない)場合バーコードスキャンを継続する。
[ステップS42]固定スキャナ制御部は、バーコードを読み取って取得したスキャンデータが正当か否かを判定する。たとえば、固定スキャナ制御部は、スキャンデータが所定のフォーマットに合致するか否かを判定する。固定スキャナ制御部は、スキャンデータが正当である場合にステップS43にすすみ、正当でない場合にステップS41にすすむ。
[ステップS43]固定スキャナ制御部は、セキュリティタグ検出信号がセットされているか否かを判定する。固定スキャナ制御部は、セキュリティタグ検出信号がセットされていない場合にステップS44にすすみ、セキュリティタグ検出信号がセットされている場合にステップS41にすすむ。固定スキャナ制御部によるセキュリティタグ検出信号がセットされているか否かの判定は、たとえば、検出器制御部からのセキュリティタグ検出信号の通知にもとづいて判定することができる。あるいは、固定スキャナ制御部によるセキュリティタグ検出信号がセットされているか否かの判定は、検出器制御部がセキュリティタグ検出信号を記憶した記憶部を参照することで判定することができる。
[ステップS44]固定スキャナ制御部は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出していない状態で取得したスキャンデータにもとづく、取得確認処理を実行する。取得確認処理は、正当にスキャンデータを取得したことを報知する報知処理と、取得したスキャンデータをキャッシャユニット110に通知する通知処理とを含む。なお、報知処理での報知は、たとえば、スピーカ124からの音声やブザー等の鳴動音や、ディスプレイ121によりオペレータ向けにおこなうことができる。また、報知処理での報知は、スピーカ124やカスタマディスプレイ122により客向けにおこなうこともできる。
[ステップS45]固定スキャナ制御部は、終了条件が成立していない場合、ステップS41にすすみ、終了条件が成立している場合、固定スキャナ制御部によるバーコード取得処理を終了する。
次に、第2の実施形態のPOS端末装置100のバーコード取得タイミングについて図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態の固定スキャナ制御部におけるバーコード取得のタイミングチャートである。
オペレータによりバーコードスキャンの対象となった商品20は、活性化状態にあるセキュリティタグが付されていれば、セキュリティタグ検出領域132に進入した時点(タイミングT1)で検出器127により検出される。
バーコードスキャンの対象となった商品20は、バーコード読取領域131に進入後、固定スキャナ128によりタイミングチャート中の「○」のタイミングでバーコードが読み取られる。固定スキャナ128によるバーコード読み取りは、連続読取防止のためバーコードを1回読み取った後に、読取禁止期間ST1が設けられる。そのため、バーコードは、少なくとも読取禁止期間ST1の間隔を設けて繰り返し読み込まれる。固定スキャナ制御部は、バーコードの取得を許可していないため、読み取ったバーコードを取得せず破棄する。なお、固定スキャナ制御部は、バーコードの読み取りを繰り返しおこなうことで、バーコード読み取りのタイミングでバーコード読取領域131に商品20があることを確認できる。
検出器127は、活性化状態にあるセキュリティタグの検出にもとづいて、消磁機能を能動化(ON)する(タイミングT2)。検出器127は、消磁機能を能動化したことにより、セキュリティタグの活性化状態を検出できなくなる(タイミングT3)。検出器127は、セキュリティタグの活性化状態を検出できなくなったことにもとづいて、消磁機能を不能動化(OFF)する(タイミングT4)。
固定スキャナ制御部は、消磁機能の不能動化にもとづいて、バーコードの取得を許可する(タイミングT5)。この後、固定スキャナ制御部は、バーコードの取得を許可しているため、読み取ったバーコードを取得する(タイミングチャート中の「◎」のタイミング)。固定スキャナ制御部は、読み取ったバーコードの取得にもとづいて、バーコードの取得を不許可とする(タイミングT6)。そして、固定スキャナ128によるバーコード読み取りは、連続読取防止のためバーコードを取得した後に、読取禁止期間ST2が設けられる。読取禁止期間ST2は、読取禁止期間ST1より長い時間を設定してもよい。言い換えれば、読取禁止期間ST1は、読取禁止期間ST2より短い時間を設定してもよい。読取禁止期間ST1は、読取があっても取得が許可されていないため連続読取防止よりも同一商品の存在確認を優先することができる。
なお、必ずしもすべての商品にセキュリティタグが付されていると限らない場合、活性化状態にあるセキュリティタグの検出をしていないことから、固定スキャナ制御部は、読み取ったバーコードの取得に関わらずバーコードの取得を許可としてもよい。
これにより、POS端末装置100は、商品20の取得時にセキュリティタグの不活性化をより適切におこなうことができ、客が不快な思いをするおそれを低減して、セキュリティシステムを運用可能とする。
次に、オペレータが店員であるPOS端末装置10に代えて、オペレータが客自身となるセルフチェックアウト端末装置とした第3の実施形態について説明する。図9は、第3の実施形態のセルフチェックアウト端末装置の概観を示す図である。
セルフチェックアウト端末装置500は、図示しない監視端末装置、POSサーバと通信可能にネットワークに接続されて、セルフチェックアウトシステムを構成する。
セルフチェックアウトシステムは、商品20を販売するスーパーマーケット等の店舗において、セルフチェックアウト端末装置500を運用するシステムである。セルフチェックアウトシステムは、1つ以上(たとえば、4つ)のセルフチェックアウト端末装置500と1つの監視端末装置を備える。セルフチェックアウト端末装置500は、客によるセルフチェックアウトを可能とするサービスを提供するPOS端末装置の1つである。監視端末装置は、セルフチェックアウト端末装置500を利用する客による不正の監視と、不案内な客への操作案内や、客の誤操作の訂正などの顧客サービスをおこなう。
セルフチェックアウトシステムとともに運用されるセキュリティシステムでは、活性化状態にあるセキュリティタグを付した商品20の店舗外への持ち出しを検知する。セルフチェックアウトシステムは、商品精算時に活性化状態にあるセキュリティタグの不活性化をおこなうことで、精算済みの商品20を店舗外への持ち出しの監視対象外としている。
また、セルフチェックアウトシステムは、レジ袋に入れた商品20の重量を監視する。セルフチェックアウト端末装置500は、レジ袋に入れた商品20の重量と精算対象として登録した商品20の重量を比較して不正を検出する。そのため、セルフチェックアウトシステムは、商品20と商品20の重量とを対応付けたデータファイル(商品重量ファイル)を備える。そして、セルフチェックアウトシステムは、商品入荷時に入手する商品入荷情報、セルフチェックアウト端末装置500が備える秤による商品20の重量の計量により、商品20の重量を把握して、商品20と商品20の重量とを対応付ける。
POSサーバは、セルフチェックアウト端末装置500により登録された販売情報を一元管理し、商品20を識別するための商品コード(商品識別情報)、商品名(商品名情報)や価格(価格情報)などを登録した商品マスタ(商品情報ファイル)、および重量マスタ(商品重量ファイル)を管理する。セルフチェックアウト端末装置500も商品マスタ、および重量マスタを備え、POSサーバあるいは他のセルフチェックアウト端末装置500が備える商品マスタ、および重量マスタと同期させて管理する。
セルフチェックアウト端末装置500は、客が自分自身で商品20の精算をおこなうための端末装置である。セルフチェックアウト端末装置500は、ディスプレイ501、タッチパネル502、監視カメラ503、レジ袋懸吊部504、硬貨入出金部505、合計重量計量用秤506、合計検出器507、硬貨返却口508、買い物かご載置台509、紙幣入出金口510、個別検出器511、個別重量計量用秤512、固定スキャナ(バーコードスキャナ)513、プリンタ(レシート用)514、クレジットカード挿入口515を備える。
買い物かご載置台509は、客が精算前の商品20を入れた買い物かごを載置する台である。固定スキャナ513は、商品20にレーザ走査線を照射して、商品20に付されたバーコードを読み取る。セルフチェックアウト端末装置500は、読み取った情報にもとづいて商品20を精算対象として登録する。ディスプレイ501は、読み取ったバーコードにもとづいて商品名、商品単価、商品重量などの商品20の精算に伴う情報を表示する。また、商品20に商品重量が対応付けられていない場合、個別重量計量用秤512に商品20を載置して商品20の重量を計量するように案内表示をおこなう。また、バーコードの付されていない商品20を精算するための商品選択用の案内表示をおこなう。たとえば、ディスプレイ501は、商品選択用の案内表示において惣菜や生鮮食料品などのカテゴリ表示、個別商品名の表示、数量表示などをおこなう。このとき、客は、ディスプレイ501の案内表示にしたがい、タッチパネル502で選択操作をおこなうことができる。セルフチェックアウト端末装置500は、客の選択操作によりバーコードの付されていない商品20についても精算をおこなうことができる。
個別検出器511は、セキュリティタグの活性化状態(磁化された磁性体)を検出するアンテナを備える。また、個別検出器511は、セキュリティタグの被検出状態を活性化状態から不活性化状態に変更する。セキュリティタグの被検出状態を活性化状態から不活性化状態に変更は、たとえば、消磁コイルによる交流減磁でおこなうことができる。また、個別検出器511は、アンテナを消磁コイルと共用することができる。
監視カメラ503は、客が精算する手元を撮影し、セルフチェックアウト端末装置500の近傍にある監視端末装置のモニタに撮影画像を表示する。撮影した画像は、不正対策の他、操作方法がわからない客への操作案内に用いられる。精算対象として登録をした商品20は、レジ袋懸吊部504に吊り下げたレジ袋に納められ、合計重量計量用秤506により精算対象として登録した商品20の合計重量が計量される。セルフチェックアウト端末装置500は、個別の商品20の重量と、合計重量計量用秤506により計量した重量の増分との差が所定の許容範囲内にあれば、精算対象として商品20を登録する。
合計検出器507は、レジ袋懸吊部504に吊り下げたレジ袋に納められた商品20に付されたセキュリティタグの活性化状態を検出する。合計検出器507のセキュリティタグの活性化状態検出範囲は、レジ袋懸吊部504に吊り下げたレジ袋に納められた商品20を検出可能な範囲である。また、合計検出器507は、レジ袋に納められず、合計重量計量用秤506に載置された商品20も検出範囲とする。なお、合計検出器507のセキュリティタグの活性化状態検出範囲は、精算対象として登録後の商品20を検出するために適当な箇所に設ければよい。セルフチェックアウト端末装置500は、合計検出器507を複数個設けてもよい。
客は、クレジットカード挿入口515へのクレジットカードの挿入、硬貨入出金部505への硬貨投入、紙幣入出金口510への紙幣投入により精算をおこなうことができる。このとき、受付できなかった硬貨は、硬貨返却口508から返却される。セルフチェックアウト端末装置500は、釣銭が生じた場合、硬貨入出金部505からの硬貨払い出し、紙幣入出金口510からの紙幣払い出しにより釣銭を払い出す。セルフチェックアウト端末装置500は、精算履歴をプリンタ514で印字してレシートを発券する。
次に、第3の実施形態の固定スキャナ513と個別検出器511の有効範囲について説明する。図10は、第3の実施形態の固定スキャナと個別検出器の有効範囲を、レーン入り口側から見た断面模式図である。固定スキャナ513は、個別重量計量用秤512のある略水平面から垂直に立ち上がった筐体起立壁にオペレータ側に向かって備えられる。固定スキャナ513は、個別重量計量用秤の上方の空間に、バーコード読取領域134を有する。個別検出器511は、ループ状のアンテナであり、個別重量計量用秤512の下部に上方に向けて備えられる。なお、個別検出器511は、個別重量計量用秤512の周囲を囲むように設けることもできる。個別検出器511は、個別重量計量用秤の上方の空間に、セキュリティタグ検出領域135を有する。
また、個別検出器511は、出力を制御することで消磁機として機能する。消磁機としての個別検出器511は、個別重量計量用秤の上方の空間に、セキュリティタグ消磁領域133を有する。
バーコード読取領域134は、固定スキャナ513がレーザ走査線を商品20に照射して、商品20に付されたバーコードを読み取ることが可能な範囲である。
セキュリティタグ検出領域135は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを個別検出器511が検出可能な範囲である。セキュリティタグ検出領域135は、バーコード読取領域134を包含する範囲で設定される。なお、セキュリティタグ検出領域135は、個別検出器511の出力、出力指向特性、検出精度、検出指向特性などにより設定することができる。また、セキュリティタグ検出領域135は、個別検出器511が有する十分な検出範囲を、フォトセンサや超音波センサなどの商品位置検出手段と組み合わせて有効範囲を制限することで設定することもできる。
セキュリティタグ消磁領域133は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを個別検出器511が消磁可能な範囲である。セキュリティタグ消磁領域133は、バーコード読取領域134に包含される範囲で設定される。なお、セキュリティタグ消磁領域133は、個別検出器511の出力、出力指向特性などにより設定することができる。また、セキュリティタグ消磁領域133は、個別検出器511が有する十分な消磁範囲を、フォトセンサや超音波センサなどの商品位置検出手段と組み合わせて起動を制限することで設定することもできる。
これにより、セルフチェックアウト端末装置500は、商品20についてバーコードを読み取る際、商品20に付されたセキュリティタグの被検出状態が活性化状態にあるか否かを判断することができる。また、セルフチェックアウト端末装置500は、商品20に付されたセキュリティタグの被検出状態を不活性化状態にしてから、商品20についてバーコードを読み取ることを容易にする。したがって、客自身が操作することを前提としたセルフチェックアウト端末装置500は、商品20に付されたセキュリティタグの被検出状態を不活性化状態とすることになれない客であっても、より確かにセキュリティタグの被検出状態を不活性化状態とすることができる。
なお、セルフチェックアウト端末装置500は、個別重量計量用秤512に載置された商品20をセキュリティタグ消磁領域133に含むように個別検出器511を備えることにより、計量に要する時間に消磁をおこなうようにすることもできる。
次に、第4の実施形態のPOS端末装置100のバーコード取得処理について図11を用いて説明する。図11は、第4の実施形態の固定スキャナ制御部におけるバーコード取得処理のフローチャートである。第4の実施形態は、セキュリティタグの被検出状態を不活性化状態とする前後で読み取ったバーコードデータを比較してからバーコードを取得する点で、第2の実施形態と異なる。
[ステップS51]固定スキャナ制御部は、固定スキャナ128からバーコード読取領域131にある商品20にレーザ走査線を照射して、商品20に付されたバーコードを読み取る。固定スキャナ制御部は、バーコードを読み取った(検出した)場合にステップS52にすすみ、バーコードを読み取っていない(検出していない)場合バーコードスキャンを継続する。
[ステップS52]固定スキャナ制御部は、バーコードを読み取って取得したスキャンデータが正当か否かを判定する。固定スキャナ制御部は、スキャンデータが正当である場合にステップS53にすすみ、正当でない場合にステップS51にすすむ。
[ステップS53]固定スキャナ制御部は、セキュリティタグ検出信号がセットされているか否かを判定する。固定スキャナ制御部は、セキュリティタグ検出信号がセットされていない場合にステップS54にすすみ、セキュリティタグ検出信号がセットされている場合にステップS55にすすむ。
[ステップS54]固定スキャナ制御部は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出している状態で取得したスキャンデータを仮取得した後、ステップS51にすすむ。
[ステップS55]固定スキャナ制御部は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出していない状態で取得したスキャンデータを仮取得する。
[ステップS56]固定スキャナ制御部は、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出している状態で取得したスキャンデータと、被検出状態が活性化状態にあるセキュリティタグを検出していない状態で取得したスキャンデータとの同一性(正当性)を比較する。そして、固定スキャナ制御部は、両スキャンデータが一致する場合にステップS57にすすみ、両スキャンデータが一致しない場合にステップS58にすすむ。
[ステップS57]固定スキャナ制御部は、正当にスキャンデータを取得したことを報知する報知処理と、取得したスキャンデータをキャッシャユニット110に通知する通知処理とを含む取得確認処理1を実行する。
[ステップS58]固定スキャナ制御部は、確認を要するスキャンデータを取得したことを報知する報知処理と、取得したスキャンデータをキャッシャユニット110に通知する通知処理とを含む取得確認処理2を実行する。固定スキャナ制御部は、両スキャンデータが一致しないことから、確認を要することを店員に報知する、あるいはレシートに印字するなどして注意喚起を促す。
[ステップS59]固定スキャナ制御部は、終了条件が成立していない場合、ステップS51にすすみ、終了条件が成立している場合、固定スキャナ制御部によるバーコード取得処理を終了する。
このように、固定スキャナ制御部は、両スキャンデータが一致するか否かによって、取得確認処理で実行する処理内容を変更する。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、POS端末装置、セルフチェックアウト端末装置、POSサーバ、監視端末装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(可搬型記録媒体を含む)に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
10 POS端末装置
11 検出器
12 被検出器不活性化手段
13 被検出器検出手段
14 商品登録手段
15 商品情報取得手段
20 商品
21 被検出器
100 POS端末装置
110 キャッシャユニット
120 チェッカユニット
200 POSサーバ
300 ネットワーク

Claims (9)

  1. 商品から商品情報を取得する商品情報取得手段と、
    前記商品に付された被検出器が活性化状態にあることを検出する被検出器検出手段と、
    前記被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更する被検出器不活性化手段と、
    前記被検出器検出手段による前記活性化状態を検出した場合は、前記被検出器不活性化手段により前記被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更の後に、前記被検出器検出手段による前記活性化状態を検出していない状態で、前記商品情報取得手段により取得した前記商品情報にもとづいて前記商品を精算対象に登録する商品登録手段と、
    を備えることを特徴とするPOS端末装置。
  2. 前記被検出器不活性化手段は、前記被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更可能な領域である不活性化領域を設定可能であって、
    前記不活性化領域は、前記商品情報取得手段が商品から商品情報を取得可能な商品情報取得領域に包含される大きさであることを特徴とする請求項1記載のPOS端末装置。
  3. 前記被検出器検出手段は、前記商品に付された被検出器が活性化状態にあることを検出可能な領域である活性化状態検出領域を設定可能であって、
    前記活性化状態検出領域は、前記商品情報取得手段が商品から商品情報を取得可能な商品情報取得領域を包含する大きさであることを特徴とする請求項1記載のPOS端末装置。
  4. 前記被検出器不活性化手段は、前記被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更可能な領域である不活性化領域を設定可能であって、
    前記不活性化領域は、前記商品情報取得手段が商品から商品情報を取得可能な商品情報取得領域に包含される大きさであり、
    前記被検出器検出手段は、前記商品に付された被検出器が活性化状態にあることを検出可能な領域である活性化状態検出領域を設定可能であって、
    前記活性化状態検出領域は、前記商品情報取得領域を包含する大きさであることを特徴とする請求項1記載のPOS端末装置。
  5. 前記商品情報取得手段は、前記被検出器が活性化状態にあるときから不活性化状態に変更された後まで、前記商品情報取得領域にある前記商品から所定間隔で前記商品情報を読み出して、前記被検出器が不活性化状態にあるときに読み出した前記商品情報を取得することを特徴とする請求項2乃至請求項4のうちいずれか1つに記載のPOS端末装置。
  6. 前記被検出器が活性化状態にあるときから不活性化状態に変更されたときまでの前記商品情報を読み出す間隔は、前記被検出器が不活性化状態に変更された後の前記商品情報を読み出す間隔よりも短く設定されることを特徴とする請求項5記載のPOS端末装置。
  7. 前記商品情報取得手段は、前記被検出器が活性化状態にあるときから不活性化状態に変更されたときまでに読み出した前記商品情報と、前記被検出器が不活性化状態に変更された後に読み出した前記商品情報とを比較して、前記商品の同一性を判定することを特徴とする請求項5記載のPOS端末装置。
  8. 前記被検出器検出手段は、前記被検出器に所定の周波数の交番磁界を印加して磁性体を検出することにより前記被検出器の検出をおこない、
    前記被検出器不活性化手段は、前記被検出器の検出時よりも出力の大きな交番磁界を印加して交流減磁をおこなうことにより前記被検出器の不活性化をおこなうことを特徴とする請求項1記載のPOS端末装置。
  9. 商品から商品情報を取得する商品情報取得手段と、前記商品に付された被検出器が活性化状態にあることを検出する被検出器検出手段と、前記被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更する被検出器不活性化手段と、前記商品を精算対象に登録する商品登録手段と、を備えるPOS端末装置の精算対象商品登録方法であって、
    前記被検出器検出手段による前記活性化状態を検出した場合は、前記被検出器不活性化手段により前記被検出器を活性化状態から不活性化状態に変更の後に、前記被検出器検出手段による前記活性化状態を検出していない状態で、前記商品情報取得手段により取得した前記商品情報にもとづいて前記商品を精算対象に登録することを特徴とするPOS端末装置の精算対象商品登録方法。
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