JP5651048B2 - Pos端末装置、値引情報特定プログラム、および値引情報特定方法 - Google Patents
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Description
情報取得部は、商品から、商品を識別する識別情報と、商品の販売管理に用いる時間情報と、商品の販売時間に応じた複数の値引情報を設定した設定情報とを取得する。時刻取得部は、商品を精算対象として登録した登録時刻を取得する。特定部は、情報取得部から取得した時間情報および設定情報と、時刻取得部から取得した登録時刻とから、登録時刻における識別情報に対応する1つの値引情報を複数の値引情報から特定する。精算部は、商品の販売価格を取得して、特定部が特定した値引情報と価格とに基づいて値引後販売価格を決定し、値引後販売価格で商品の精算を行う。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態の識別情報取得装置について、図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の識別情報取得装置の構成を示す図である。
値引情報2eは、識別情報2aに対応する商品の値引後の販売価格を決定するための情報である。値引情報2eは、値引額、値引率、値引後販売価格などがある。
次に、第2の実施形態として、より具体的な識別情報取得装置として、POSシステムを構成するチェッカユニットを例示して説明する。
POSシステム10は、ネットワーク16と、ネットワーク16に接続するPOS端末11とPOSサーバ14と店舗サーバ15を備える。POS端末11は、販売時点情報管理をおこなうための端末である。POSサーバ14は、POS端末11により登録された販売情報を一元管理する。また、店舗サーバ15は、商品を識別するための商品コードや価格などを登録した商品マスタを管理する。
キャッシャユニット12は、主として販売代金の受領作業をおこなうためのユニットである。キャッシャユニット12は、制御ユニット17、自動釣銭機18、キャッシュドロア19、自動釣札機20、キーボード21、タッチパネル22、ディスプレイ23、カスタマディスプレイ24、プリンタ25を有する。
チェッカユニット13は、制御装置100を備え、制御装置100によって各種入出力装置を統括的に制御している。制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)103、通信インタフェース104、グラフィック処理装置105、および入出力インタフェース106が接続されている。
なお、制御装置100は、それぞれFPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processer)などからなるモジュールを含んで構成することもでき、CPU101を有しない構成とすることもできる。その場合、制御装置100は、それぞれ不揮発性メモリ(たとえば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ型メモリカードなど)を備え、モジュールのファームウェアを記憶する。不揮発性メモリは、可搬型記録媒体110、あるいは通信インタフェース104を介してファームウェアを書き込むことができる。このように制御装置100は、不揮発性メモリに記憶されているファームウェアを書き換えることにより、ファームウェアの更新をすることもできる。
[ステップS22]チェッカユニット13は、バーコード入力処理を終了するか否かを判定する。バーコード入力処理の終了判定は、キャッシャユニット12からの終了指示を受けて判定する。チェッカユニット13は、バーコード入力処理を終了すると判定した場合は、バーコード入力処理を終了する。一方、チェッカユニット13は、バーコード入力処理を終了しないと判定した場合は、ステップS23にすすむ。
[ステップS24]チェッカユニット13は、商品情報59または値引情報付商品情報62をキャッシャユニット12に通知する。
[ステップS12]キャッシャユニット12は、チェッカユニット13からの商品情報59または値引情報付商品情報62の通知、または小計キーの押下を待ち受ける。キャッシャユニット12は、チェッカユニット13から商品情報59または値引情報付商品情報62の通知があった場合、ステップS13にすすむ。一方、キャッシャユニット12は、小計キーの押下があった場合、ステップS14にすすむ。
[ステップS34]チェッカユニット13は、監視時間をセットする。監視時間は、バーコード表示43を取得してから、二次元バーコード表示45の有無を判断する時間である。
[ステップS40]チェッカユニット13は、値引情報付商品情報62を生成する値引情報特定処理を実行する。値引情報特定処理の詳細は、図13を用いて後で説明する。チェッカユニット13は、値引情報特定処理を実行後、商品情報読取処理を終了する。
[ステップS42]チェッカユニット13は、商品コード52を含む商品情報59を生成する。
[ステップS52]チェッカユニット13は、現在時刻48を取得する。
[ステップS55]チェッカユニット13は、現在時刻48が値引時間の範囲内か否かを判定する。チェッカユニット13は、現在時刻48が値引時間の範囲内である場合にステップS56にすすむ。一方、チェッカユニット13は、現在時刻48が値引時間の範囲内でない場合にステップS57にすすむ。
[ステップS57]チェッカユニット13は、値引情報がない場合に商品コード52を含む商品情報59を生成し、値引情報がある場合に商品コード52と値引情報を含む値引情報付商品情報62を生成する。チェッカユニット13は、商品情報59または値引情報付商品情報62を生成した後に値引情報特定処理を終了する。
次に、第3の実施形態として、バーコード表示43と別体のシール(ラベル)に付された二次元バーコード表示を取り扱う場合について、図14から図16を用いて説明する。図14は、第3の実施形態の商品ラベルの一例を示す図である。図15は、第3の実施形態の二次元バーコード読取情報の一例を示す図である。図16は、第3の実施形態のチェッカユニットにおける値引情報特定処理のフローチャートである。なお、第2の実施形態と同一の構成については、同じ符番を付して説明を省略する。
商品ラベル63は、商品名表示42と、バーコード表示43と、価格表示44と、商品付帯情報表示46を印刷表示する。バーコード表示43は、一次元バーコード表示であり、商品の識別情報としての商品コードを表す第1の情報表示部としての機能を有する。
[ステップS61]チェッカユニット13は、バーコード表示43(バーコード読取情報51)から商品コード52を取得する。
[ステップS64]チェッカユニット13は、二次元バーコード表示66(二次元バーコード読取情報67)から値引条件を1つ取得する。
[ステップS66]チェッカユニット13は、取得した値引条件から値引量72、値引種別73を取得し、値引内容を特定する。
[ステップS70]チェッカユニット13は、値引情報がない場合に商品コード52を含む商品情報59を生成し、値引情報がある場合に商品コード52と値引情報を含む値引情報付商品情報62を生成する。チェッカユニット13は、商品情報59または値引情報付商品情報62を生成した後に値引情報特定処理を終了する。
また、本実施形態の2つ以上の値引内容を定義した二次元バーコードを、第1の実施例で説明した二次元バーコード表示45に適用することも可能である。
次に、第4の実施形態として、二次元バーコード表示に具体的な値引条件を付さず、チェッカユニットが記憶する値引条件を参照して値引内容を特定する場合について、図17から図20を用いて説明する。図17は、第4の実施形態のPOSシステムの構成を示す図である。図18は、第4の実施形態の二次元バーコード読取情報の一例を示す図である。図19は、第4の実施形態の値引定義テーブルの一例を示す図である。図20は、第4の実施形態のチェッカユニットにおける値引情報特定処理のフローチャートである。なお、第2の実施形態と同一の構成については、同じ符番を付して説明を省略する。
[ステップS71]チェッカユニット121は、バーコード表示43(バーコード読取情報51)から商品コード52を取得する。
[ステップS73]チェッカユニット121は、二次元バーコード表示66(二次元バーコード読取情報80)から日時コード81と日時82を取得する。
[ステップS75]チェッカユニット121は、値引定義テーブル90から値引コード83を参照して値引内容を取得する。
以上、第1の実施形態から第4の実施形態では、識別情報取得装置として、精算装置であるキャッシャユニットと別体に構成されたチェッカユニットを説明したが、識別情報取得装置は、客自身がオペレータとなるセルフチェックアウト端末にも適用可能である。セルフチェックアウト端末は、キャッシャユニット(精算部)とチェッカユニット(識別情報取得部)を備える。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
1a 情報取得部
1b 時刻取得部
1c 特定部
2a 識別情報
2b 時間情報
2c 設定情報
2d 現在時刻
2e 値引情報
Claims (7)
- 商品から、前記商品を識別する識別情報と、前記商品の販売管理に用いる時間情報と、前記商品の販売時間に応じた複数の値引情報を設定した設定情報とを取得する情報取得部と、
前記商品を精算対象として登録した登録時刻を取得する時刻取得部と、
前記情報取得部から取得した前記時間情報および前記設定情報と、前記時刻取得部から取得した前記登録時刻とから、前記登録時刻における前記識別情報に対応する1つの値引情報を前記複数の値引情報から特定する特定部と、
前記商品の販売価格を取得して、前記特定部が特定した値引情報と前記価格とに基づいて値引後販売価格を決定し、前記値引後販売価格で前記商品の精算を行う精算部と、
を備えることを特徴とするPOS端末装置。 - 前記情報取得部は、前記商品に付された第1情報表示部から前記識別情報を取得し、前記商品に付された第2情報表示部から前記時間情報と前記設定情報を取得することを特徴とする請求項1記載のPOS端末装置。
- 前記第2情報表示部は、
前記第1情報表示部を備える第1媒体とは別体の、前記商品に貼付される第2媒体に備えられ、
前記情報取得部によって取得可能な情報に、前記第1情報表示部と前記第2情報表示部の組み合わせの正当性を検証可能な情報を含む、
ことを特徴とする請求項2記載のPOS端末装置。 - 前記第1情報表示部は、一次元バーコード表示であって、前記第2情報表示部は、二次元バーコード表示であることを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれか1項に記載のPOS端末装置。
- 前記登録時刻は、前記情報取得部が前記識別情報を取得した時刻であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のPOS端末装置。
- コンピュータに、
商品から、前記商品を識別する識別情報と、前記商品の販売管理に用いる時間情報と、前記商品の販売時間に応じた複数の値引情報を設定した設定情報とを取得し、
前記商品を精算対象として登録した登録時刻を取得し、
前記時間情報および前記設定情報と、前記登録時刻とから、前記登録時刻における前記識別情報に対応する1つの値引情報を前記複数の値引情報から特定し、
前記商品の販売価格を取得して、特定した値引情報と前記価格とに基づいて値引後販売価格を決定し、前記値引後販売価格で前記商品の精算を行う、
処理を実行させることを特徴とする値引情報特定プログラム。 - 商品から、前記商品を識別する識別情報と、前記商品の販売管理に用いる時間情報と、前記商品の販売時間に応じた複数の値引情報を設定した設定情報とを取得し、
前記商品を精算対象として登録した登録時刻を取得し、
前記時間情報および前記設定情報と、前記登録時刻とから、前記登録時刻における前記識別情報に対応する1つの値引情報を前記複数の値引情報から特定し、
前記商品の販売価格を取得して、特定した値引情報と前記価格とに基づいて値引後販売価格を決定し、前記値引後販売価格で前記商品の精算を行う、
ことを特徴とする値引情報特定方法。
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