JP2006343978A - 商品代金精算システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 販売店等における商品代金の精算・商品の受渡方法に関し、買い物客が店内で商品を持ち歩くことなく様々な商品を選択することが出来、又、店員との間で現金の授受を行わずに商品代金の支払いを可能とする商品代金精算システムを提供せんとするものである。
【解決手段】 客が購入を決定した商品に対応する商品情報を記録した少なくとも1枚のカードから商品情報を読み取り、端末機に記憶させる第1の過程と、該記憶させた商品情報毎に商品受渡情報及び販売価格を設定する第2の過程と、該設定された商品受渡情報及び販売価格情報を記録した代金支払用カードを発行する第3の過程と、該代金支払用カードを用いて商品代金を支払う第4の過程と、代金支払完了後に商品受取用伝票を発行する第5の過程からなることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 客が購入を決定した商品に対応する商品情報を記録した少なくとも1枚のカードから商品情報を読み取り、端末機に記憶させる第1の過程と、該記憶させた商品情報毎に商品受渡情報及び販売価格を設定する第2の過程と、該設定された商品受渡情報及び販売価格情報を記録した代金支払用カードを発行する第3の過程と、該代金支払用カードを用いて商品代金を支払う第4の過程と、代金支払完了後に商品受取用伝票を発行する第5の過程からなることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スーパーマーケット・大型販売店のような量販店における商品代金精算システムに関する。
従来より量販店等で買い物客が商品を購入するには、所望の商品を陳列棚より取りレジに持って行き、レジにて代金の精算を行うというプロセスが必要であった。このため、大型量販店等においては買い物客が多数存在する場合には、レジが非常に混み合い、代金の精算をなかなか完了させることが出来ないのが現状である。そこで、このような不具合を解消するために、代金の精算処理のみをレジで行い、買い物客が別の場所に移動し代金の支払を済ませ、レジ待ち時間の緩和をおこなうことを目的としたレジ方法が特開平9−305865号により開示されている。
前記文献にあっては、買い物客は選択した商品をIDコードが付けられたカート若しくはカゴに入れレジまで運び、レジでは店員により商品の合計が算出され、カートのIDコードと共に記録され、次に買い物客はカートを持って精算機に向かい、精算機にカートのIDコードを読みこませ記録されている精算額に応じた代金を支払うようにしている。支払を終えた買い物客は出口ゲートに移動し、IDコードを読みこませることにより出口ゲートに精算済のカートであることを認識させることが出来るので、そのまま退場することが出来るようになっている。
しかしながら、このようなレジ方法によって、買い物客のレジ待ち時間を緩和することが出来るとしても、買い物中は絶えず商品を所持していなければならない。又、代金支払い済みの商品は全てその場で持ち帰るか若しくは別途発送の手続を依頼しなければという問題が生じている。又、複数階の販売フロアを有する大型量販店にあっては、通常、商品の盗難を防止するために各階毎の精算が行われている。そのため、商品を所持したまま別の階に行き、そこで選択した商品と合わせて精算をするというようなことは行われておらず、前記文献のような精算システムを適用することが出来ないのが現状である。
本願発明は、販売店等における商品代金の精算・商品の受渡方法に関し、買い物客が店内で商品を持ち歩くことなく様々な商品を選択することが出来、又、店員との間で現金の授受を行わずに商品代金の支払いを可能とする商品代金精算システムを提供せんとするものである。
上記課題を解決するためにこの発明が採った手段は、客が購入を決定した商品に対応する商品情報を記録した少なくとも1枚のカードから商品情報を読み取り、端末機に記憶させる第1の過程と、該記憶させた商品情報毎に商品受渡情報及び販売価格を設定する第2の過程と、該設定された商品受渡情報及び販売価格情報を記録した代金支払用カードを発行する第3の過程と、該代金支払用カードを用いて商品代金を支払う第4の過程と、代金支払完了後に商品受取用伝票を発行する第5の過程からなることを特徴とする。
商品情報を記録したカードがICタグカードであり、端末機備付のカードリーダにセットしてICタグから商品情報を読み取り、端末機に記憶させるようにしたことを特徴とする。
商品情報を記録したカードがバーコードをプリントしたカードであり、端末機備付のバーコードリーダにて商品情報を読み取り、端末機に記憶させるようにしたことを特徴とする。
商品受渡情報として、各商品毎に支払終了後の店頭渡し又は任意の住所への発送の2種の方法を設定出来るようにしたことを特徴とする。
店内設置の現金自動預払機に装備した専用カードリーダにて代金支払い用カードから商品情報を読み取り、商品代金の支払を該現金自動預払機を用いて行うようにしたことを特徴とする。
代金の支払方法として、現金払い・デビット払い・クレジット払いから選択出来るようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、買い物客は店内の陳列棚にて購入希望の商品を決定した後、該商品を特定する情報が記録されたカード、例えばICタグカードを入手することで、多数の商品を購入する場合でも店内で商品を持ったまま移動する必要が無く、又、商品代金の支払い時に現金自動預払機を用いることにより現金以外の種々の支払い方法により商品代金の精算を行うことが出来るものである。現金自動預払機を用いて支払を完了させる為、店内のレジスターに現金を収納する必要が無く、又、商品自体も存在しておらないので防犯効果の向上も図ることが出来る。
従来の量販店であれば、買い物客は選択した商品を陳列棚から取り出し、所持したまま他の商品を選択するといった動作が必要であったため、複数の商品を選択する場合、買い物客は商品を絶えず持ち歩かなければならないという負担を強いられていた。特に持ち歩くことの出来ない大型の商品であれば、該商品を購入する時のみ店員と直接商談をせねばならず、この場合、その他の比較的小型な商品については予め選択して陳列棚より入手しておくか、大型商品の購入終了後、別途陳列棚より入手するという手間があり不便であった。これに対し、本願精算システムにあっては、上記のように選択した商品に対応するICタグカードを所持するだけでよいので、商品の大きさや個数に関係なく、買い物客は店内で商品を持ち歩く必要が無く、ICタグカードのみを持ち歩けばよいので、商品購入のための手続が二度三度と分割されてしまうのを防止することが出来る。
図1は本願発明の処理手順を示す概略フローチャートである。販売店に入店(step101)した買い物客は商品陳列棚にて所望の購入商品を選択する。商品陳列棚には商品見本が展示されており、例えば家電等であれば実際に手で操作等をすることも可能である。購入する商品が決定したら、商品前方に備付の商品毎に作成されたICタグカードを1枚取り出す(step102)。該ICタグカード表面には商品の写真・価格が記載されているので購入商品のカードであるかを確認する。ICタグカードに記載した写真はカラー写真とすることも当然可能であるので、種々のカラーバリエーションを揃えた商品であれば、カラーバリエーション毎のICタグカードを用意することにより買い物客が間違いなくICタグカードを入手することが出来る。尚、備付のカードは非接触型のICタグカードに限らず、商品を特定することの出来るものであればよいので、例えばバーコードをプリントしたカードや、接触式の磁気カード等であっても良い。
商品の選択を終え精算をするには、買い物客は該ICタグカードを商談コーナーに差し出す。商談コーナーでは店員が全てのICタグカードを受け取り、ICタグカードリーダにセットする(step103)。該カードリーダより読み込まれた商品情報はサーバに送られる。サーバから即座に商品在庫状況が返され商談コーナーの端末機で表示される。店員は表示された在庫状況に合わせ受取方法を買い物客に問い合わせる(step104)。例えば「在庫あり」の商品であれば決済終了後すぐに店頭での受取又は別途発送から選択させ、「在庫なし」の商品であれば後日入荷次第の店頭での受取又は別途発送から選択させるといった具合である。
ここで買い物客が店頭での受取を希望するのであれば店員は端末機にその旨入力する。又、発送を希望するのであれば、発送先の住所・氏名・希望配達日等発送に要する情報を買い物客より聞き取り、端末機に入力する(step105)。尚、この発送方法の設定とは別に、商品毎の追加保証サービスの設定や、値引き交渉による新たな販売価格の入力等も可能であり(step106)、それら情報入力についても商談コーナーで全て完了させる。前記読み込まれた全てのICタグカードに対する商品の受取方法等必要情報の入力が終了すると、支払総額(客に対する請求金額)が算出され(step107)、図3に示すような代金支払用カード(以下単に商品カードという。)が発行される(step108)。該カードには購入年月日、合計額、消費税額と共にカードの使用方法が記載されている。
さて、上記商談コーナーにおける取引については、単なるICタグカードによる手続以外に、店独自のサービスカードを併用した手続も可能である。該サービスカードは従来より用いられているポイントカードと称されるものが好適であるが特に限定されるものではない。このポイントカードを併用する場合には、店員はICタグカードを受け取ると同時に予め買い物客に発行してあるサービスカードの提出を求める。両カードを受け取った店員はカードリーダに各々挿入することにより、端末機には商品情報並びにポイントカードに関する情報、例えば買い物客の氏名・住所・現在蓄積されているポイントが表示される。
これら情報を元に先述のように商品受取方法、発送先の設定を行うが、ポイントカードに蓄積されているポイントを商品代金の一部として充当する、購入した商品金額に見合った新たなポイントの付与を行うといったことも可能となる。又、発送先の住所・氏名の設定に際しては、ポイントカード発行時の登録住所・氏名をそのまま使うことも可能となり、買い物客・店双方の利便性を向上させるという利点もある。全ての設定・入力が完了すると、前述と同様に精算に必要な商品カードが発行され買い物客に手渡される。尚、図示していないが、前記商談コーナーにおける登録処理については、自動相談機を設置し、該相談機の画面表示に従って買い物客が必要な操作を行うようにすることで、店員の数を大幅に削減することも可能である。
前記発行された商品カードを受け取った買い物客は、店内に設置された現金自動支払機(以下単にATMという)の画面指示に従い以後の処理を行う。ATM画面には通常時「ATMによる決済処理」又は「銀行のサービス処理」を選択するよう表示されているので、買い物客は「ATMによる決済処理」を選択する。次に画面の指示に従い前記商品カードをATM備付のカードリーダにセットする(step109)。ATM画面には挿入された商品カードに記録されている情報、すなわち、購入した商品名・価格・消費税・発送先等が表示されるので、買い物客は該表示内容を確認した後、内容確認ボタンを押下する(step110)。次にATM画面の表示が支払い方法の選択に変化するので、所望の支払い方法を選択する(step111)。支払い方法には例えば、現金による支払い・デビットカードによる支払い・クレジットカードによる支払い・提携カードによる支払いが表示されるが、これに限られることはなく、この一部若しくは他の方法を合わせて選択出来るようにしても良い。
ここで例えば[現金による支払い]を選択した場合、ATM画面に支払い総額が表示されるので、画面指示に従い商品代金を現金預け入れ口に投入することにより支払いが完了となる(step112)。又、[デビットカードによる支払い]を選択した場合には、ATM画面には任意の金融機関のキャッシュカードの挿入(step113)並びに暗証番号の入力(step114)を行うよう表示されるので指示に従い必要な操作を行うことで、商品代金の支払いが完了となる。尚、[クレジットカードによる支払い][提携カードによる支払い]を選択した場合には、ATM画面にはクレジット機能付きカードを挿入するよう表示されるので指示に従う(step115)。ATMによるカードの有効性が確認(尚、該有効性の確認については従来用いられている方法が適用でき、特に限定されるものではない。)されると支払い方法の選択画面が表示(例えば1回払いにするか分割払いにするかの選択)されるので希望の支払い方法を選択する(step116)。最後に暗証番号の入力が求められるので画面表示に従い入力を行い(step117)、代金支払いが完了となる。尚、ATMは銀行等に設置されているものと同等の機能を有するので、初期画面で[銀行のサービス処理]を選択すれば従来のATMと同様の運用が行われるのは勿論である。
以上により代金の支払いが終了すると、商品受け取り方法の再確認がなされ(step118)、決済完了の旨の伝票・店頭受取用伝票又は/及び発送控え伝票・店用伝票が発行されると共に、買い物客が挿入した商品カードは回収される(step119)。尚、回収された商品カードは再利用が可能となっている。同時にATMによりサーバに挿入された商品カードに記録された商品についての決済終了の通知がなされ、又、サーバより決済商品情報が在庫センターに通知される。在庫センターでは該情報に基づき直接買い物客に渡す商品を受取カウンターに準備する。又、発送情報のある商品については商品の梱包・発送伝票の貼付等の発送処理が行われる(step121)。この通知・商品準備は即座に行われる為、買い物客は上記支払い完了後、受取カウンター店頭受取用伝票を差し出すことで、購入した商品を受け取ることが出来る(step120)。
(1)ICタグカード
(2)商品カード
(2)商品カード
Claims (6)
- 客が購入を決定した商品に対応する商品情報を記録した少なくとも1枚のカードから商品情報を読み取り端末機に記憶させる第1の過程と、該記憶させた商品情報毎に商品受渡情報及び販売価格を設定する第2の過程と、該設定された商品受渡情報及び販売価格情報を記録した代金支払用カードを客に対し発行する第3の過程と、該代金支払用カードを用いて商品代金を支払う第4の過程と、代金支払完了後に商品受取用伝票を発行する第5の過程からなることを特徴とする商品代金精算システム。
- 商品情報を記録したカードがICタグカードであり、端末機備付のカードリーダにセットしてICタグから商品情報を読み取り、端末機に記憶させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の商品代金精算システム。
- 商品情報を記録したカードがバーコードをプリントしたカードであり、端末機備付のバーコードリーダにて商品情報を読み取り、端末機に記憶させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の商品代金精算システム。
- 商品受渡情報として、各商品毎に支払終了後の店頭渡し又は任意の住所への発送の2種の方法を設定出来るようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の商品代金精算システム。
- 店内設置の現金自動預払機に装備した専用カードリーダにて代金支払用カードから商品情報を読み取り、商品代金の支払を該現金自動預払機を用いて行うようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の商品代金精算システム。
- 代金の支払方法として、現金払い・デビット払い・クレジット払いから選択出来るようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の商品代金精算システム。
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