JP2011111981A - インテークマニホールドの還流排気ガス導入構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】より嵩張らず簡単かつ安価な構造および組立性で、インテークマニホールドへの熱害を回避して還流排気ガスを導入できるようにする。
【解決手段】インテークマニホールド1のシリンダヘッド2への取付座10に設けた内外の連通口3、この連通口3に臨む、EGR通路のシリンダヘッド内からの還流口4b、この還流口4bに接続した排気ガス導入パイプによる還流排気ガス導入構造を有し、排気ガス導入パイプ5は、基部5aを還流口4bに差し込んで接続して、排気ガス導入パイプ5から張り出した締結座5bの一箇所をシリンダヘッド側取付面2aにねじ締めして締結し、ねじ締め操作に対する排気ガス導入パイプ5の供回り方向が、還流口4bとの遊びS内での連通口3周壁への近寄り側となるようにねじ締め操作方向を設定して、上記の課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車用等のエンジンから排出された排気ガスの一部を吸気側に還流させるEGR(Exhaust Gas Recirculation)装置において、EGR通路からの還流排気ガスをインテークマニホールドに導入する、インテークマニホールドの還流排気ガス導入構造に関する。
このようなインテークマニホールドにおけるEGR通路からの還流排気ガス導入構造は、下記の特許文献1〜3などに開示されている。EGR通路からの還流排気ガスをインテークマニホールドに導入するのに、従来、特許文献1、2に開示され、また、図5に示すように、還流排気ガスの冷却効果、EGR通路長の短縮化などのため、シリンダヘッド内を経由してくる内部通路からの導入構造とされる場合が多々ある。図5に示す例の排気ガス還流構造は、シリンダヘッドa内を経由してくる内部通路cとインテークマニホールドbとを、シリンダヘッドaとインテークマニホールドbとに外部から連結した外部パイプdによって連通させて、還流排気ガスを外部パイプdを通じインテークマニホールドb内に導入するようにしている。特許文献1に記載の排気ガス還流構造は、EGR通路のシリンダヘッド側との関係は開示していないが、サージタンクに一端側で外部から連結されたEGRパイプが記載されており、図5に示す外部パイプに相当すると認められる。一方、特許文献2、3は、インテークマニホールドのシリンダヘッドへの取り付け座部に内外を連通させる連通口を形成して、この連通口にシリンダヘッドのインテークマニホールド取付面にシリンダヘッド内を経由してくる内部通路の還流口を同心に臨ませ、この還流口に基部を接続した排気ガス導入パイプを通じ、還流口からの還流排気ガスをインテークマニホールド内に導入するようにしている。特許文献2の導入パイプは、サージタンクの上流部の吸気通路中心に先端が臨み、特許文献3の導入パイプは、インテークマニホールド側の側面で共通通路と対応する側面に導入パイプが開口している。
実開昭62―28067号公報 実開平10―122061号公報 特開平11―210576号公報
しかし、図5に示す還流排気ガス導入構造は、シリンダヘッドaの内部通路cから還流排気ガスを外部パイプdを介してインテークマニホールド内に導入するために、外部パイプdの両端に、シリンダヘッドaおよびインテークマニホールドbへの取付座e、fを設け、かつ、これら2つの取付座e、fごとに、接続部のシール確保などのために少なくとも2箇所ずつ合計4本のボルトgにて取り付ける必要がある。従って、連結構造が複雑で、ワッシャhを含め部品点数、締結工数ともに多く、コスト上昇の原因になる。同時に、外部パイプは熱による伸縮変化で取付座e、fからの立ち上がり基部に応力が集中するので強度対策が必要になる不利がある。また、外部パイプdは図5に示すように、シリンダヘッドaのインテークマニホールドbの取り付け部を避けた位置の開口部から、インテークマニホールドbの好適な還流排気ガス導入位置に回り込むことになるので、全長を一定以下に短くできない。これによってもコスト上昇、重量化の原因になる。さらに、外部パイプからインテークマニホールドへの熱害を防止するために、双方間に断熱部材や隙間などによる断熱スペースを設ける必要もあり、インテークマニホールドの寸法、延いてはエンジン寸法が拡大傾向になる不利がある。
一方、特許文献2に開示の還流排気ガス導入構造は、シリンダヘッドの内部通路の還流口に接続した排気ガス導入パイプを、インテークマニホールド側の連通口に通し、還流排気ガスをインテークマニホールド内に導入しているので、還流排気ガスのシリンダヘッドからの導入経路は簡略化している。しかし、特許文献2に記載のものは、排気ガス導入パイプの基部を、金属板を2枚接合して形成した単段蛇腹形状のホルダー内周に嵌合して、このホルダーの外周を還流口まわりと連通口まわりとの間にシール部材を介し挟み付けることで、同心な連通口および排気ガス導入パイプとの間に樹脂製とされるインテークマニホールドへの熱害のない十分な間隔を確保するのに併せ、シリンダヘッド内部通路からインテークマニホールド側に排気ガスが導入パイプを介さないでバイパスするのを防止する構造上、シールおよび組付けに多数の部品および組立工数が必要となっているので、なお、コスト上昇の原因になっている。
また、特許文献3に開示の還流排気ガス導入構造は、シリンダヘッドの還流口に排気ガス導入パイプの基部を螺子合わせた上で、螺子合わせ部基部のナットを還流口のまわりに締結することで、同心な連通口および排気ガス導入パイプとの間に樹脂製とされるインテークマニホールドへの熱害のない十分な間隔を確保するのに併せ、前記バイパスを回避しているが、還流口および排気ガス導入パイプ双方に、パイプ径に合致したねじ切りをする必要があり、これがコスト上昇の原因になる。
さらに、特許文献2、3に開示の還流排気ガス導入構造は、還流口、直状な排気ガス導入パイプ、連通口の同心配置上、インテークマニホールドの連通口を持った取付座はサージタンクのさらに上流側に延びる延長通路に設けるしかなく、このような還流排気ガスの導入に専用な延長通路は図5に示す外部通路に対応し、排気ガス導入パイプよりも太く、インテークマニホールド、延いてはエンジン全体を大きくかさ張らせている。
しかし、本発明者は、種々な実験から、排気ガス導入パイプ側からインテークマニホールド側への熱害は、排気ガス導入パイプよりもむしろEGR通路側からインテークマニホールド側にバイパスする排気ガス導入パイプを介さないで流入する七、八百度といった高温な還流排気ガスが、樹脂製のインテークマニホールドに即時に触れてしまうことが熱害の主要因になることを知見している。
本発明は、上記のような新たな知見に基づき、より嵩張らず簡単かつ安価な構造および組立性で、インテークマニホールドへの熱害を回避して還流排気ガスを導入できる、インテークマニホールドの還流排気ガス導入構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明のインテークマニホールドの還流排気ガス導入構造は、インテークマニホールドのシリンダヘッド側取付面への取付座に、インテークマニホールドの内外を連通させる連通口を設け、この連通口に、EGR通路のシリンダヘッド内を経由してきた内部通路のシリンダヘッド側取付面に開口した還流口を臨ませ、この還流口に接続した排気ガス導入パイプを通じ、還流口からの還流排気ガスをインテークマニホールド内に導入するようにしたインテークマニホールドの還流排気ガス導入構造であって、排気ガス導入パイプは、その基部を還流口へインテークマニホールド側から所定量差し込んで接続し、排気ガス導入パイプからシリンダヘッド側取付面に対向するように張り出した締結座の一箇所をシリンダヘッド側取付面にねじ締めして排気ガス導入パイプを前記接続状態に締結し、ねじ締め操作に対する排気ガス導入パイプの締結座を介した供回り方向が、還流口との遊び内でのインテークマニホールドの連通口周壁への近寄り側となるようにねじ締め操作方向を設定したことを特徴とする。
このような構成では、排気ガス導入パイプを還流口に差し込んで接続するのに、人手によって容易に行える遊びが双方間に確保できる。また、排気ガス導入パイプは、排気ガス導入パイプのまわりにシリンダヘッド側取付面と対向するように張り出した締結座の一箇所をシリンダヘッド側取付面にねじ締めするだけで前記接続状態に締結することができる。さらに、締結時のねじ締め操作に対し通常生じる排気ガス導入パイプの締結座を介した供回りによって、前記遊び範囲内で、排気ガス導入パイプがインテークマニホールドの連通口の周壁へ近寄る挙動を得て、この周壁への近寄り側で排気ガス導入パイプが還流口に圧接して双方間の遊びを無くすことができる。
本発明のインテークマニホールドの還流排気ガス導入構造によれば、排気ガス導入パイプは、これとの間に遊びのある還流口に手で差し込んで容易かつ迅速に接続し、かつ締結座が自身の片側に張り出すだけでシリンダヘッド側取付面への一箇所でのねじ締めにより前記接続状態に簡単に締結できる。従って、部品点数、組立工数共に少なくなり、さらなるコスト低減と軽量化が実現する。同時に、締結時に排気ガス導入パイプのねじ締め操作への供回りでインテークマニホールドの連通口の周壁へ近寄らせ、この近寄り側で還流口に圧接させ双方間の遊びを無くすことができる。従って、排気ガス導入パイプが近寄った側の連通口周壁側で還流排気ガスがバイパスして、連通口周壁に即時に接触し、熱害を及ぼすようなことを回避させられる。
本発明の実施の形態に係るインテークマニホールドの排気ガス導入構造の1つの具体例を使用状態で示すシリンダヘッド一部とインテークマニホールドの一部を示すの断面図。 図1に示す構造をスロットル取付開口部側から見た図。 図1、図2に示す構造でのインテークマニホールドのシリンダヘッドへの取付座に形成した連通口、シリンダヘッド側取付面に開口し連通口に臨む還流口、この還流口に接続された排気ガス導入通路との、連通口部を横断してシリンダヘッド側を見た断面図。 図3のIV−IV線でみた断面図。 インテークマニホールドの排気ガス導入構造の1つの従来例を示す斜視図およびA−A線断面図、B−B線断面図。
本実施の形態に係るインテークマニホールドの還流排気ガス導入構造は、図1〜図4に示すように、インテークマニホールド1の、シリンダヘッド2側の取付面2aへの取付座10に、インテークマニホールド1の内外を連通させる連通口3を設け、この連通口3に、EGR通路4のシリンダヘッド2内を経由してきた内部通路4aのシリンダヘッド側取付面2aに開口した還流口4bを臨ませ、この還流口4bに接続した排気ガス導入パイプ5を通じ、還流口4bからの還流排気ガス6をインテークマニホールド1内に導入するようにしたインテークマニホールド1の還流排気ガス導入構造であって、1つの具体例として、排気ガス導入パイプ5は図1〜図4に示すように、その基部5aを還流口4bへインテークマニホールド1側から所定量差し込んで接続し、排気ガス導入パイプ5からシリンダヘッド側取付面2aに対向するように張り出した締結座5bの一箇所をシリンダヘッド側取付面2aにねじ7により、具体的にはボルト7によりねじ締めして、排気ガス導入パイプ5を前記接続状態に締結している。さらに、ボルト7によるねじ締め操作に対する排気ガス導入パイプ5の締結座5bを介した供回り方向Gが、還流口4bと図4に片寄った状態で示す遊びS内でのインテークマニホールド1の連通口3の周壁3aへの、図3に矢印Gで例示する近寄り側となるようにねじ締め操作方向Fを設定している。本例では、ボルト7のねじ締め操作方向Fが右ねじに対応する向きとしているが、場合により左ねじに対応する逆向きに設定してもよいのは勿論である。
これにより、排気ガス導入パイプ5を還流口4bに差し込んで接続するのに、人手によって容易に行える遊びSが双方間に確保できる。また、排気ガス導入パイプ5は、自身のまわりにシリンダヘッド側取付面2aと対向するように張り出した締結座5bの一箇所をシリンダヘッド側取付面2aにねじ締めするだけで前記接続状態に締結することができる。さらに、締結時の図3に示す矢印F方向のねじ締め操作に対し通常生じる排気ガス導入パイプ5の締結座5bを介した矢印G方向の供回りによって、前記遊びSの範囲内で排気ガス導入パイプ5がインテークマニホールド1の連通口3の周壁3aに近寄る挙動を得て、この周壁3aへの近寄り側、つまり矢印Gの方向側で、排気ガス導入パイプ5が、具体的には基部5aが、還流口4bに図4に示すように圧接して双方間の遊びSを無くすことができる。
因みに遊びSの実施例を示すと、排気ガス導入パイプ5の外径が14mmであるのに対し、還流口3の内径は14.4mmとしており、遊びSは排気ガス導入パイプ5の両側で0.2mmずつとなる。従って、遊びSの範囲内で排気ガス導入パイプ5がインテークマニホールド1の連通口3の周壁3aに近寄り、基部5aが還流口4bの片側に圧接した部分では遊びSがゼロとなり、反対側の遊びSが0.4mmとなる。この隙間Sは還流排気ガス6が内部通路4aからインテークマニホールド1内にバイパスするバイパス通路となるが、排気ガス導入パイプ5の基部5aが還流口4bに差し込まれた図4に示す差し込み長さLに比例して通気抵抗を増すのと併せて、還流排気ガス6のバイパス量を適度に抑えられるし、片側によった遊びSの部分から還流排気ガス6が1テークマニホールド1側にバイパスしても、その片側は排気ガス導入パイプ5が連通口3の周壁に近寄った側と反対側、つまり排気ガス導入パイプ5が連通口3の周壁から遠ざかった側であるので、バイパスした還流排気ガス6が即時に連通口3の周壁に触れることはなく、拡散した温度低下した一部が触れるだけとなり、連通口3の周壁に熱害を及ぼすことはない。長さLによる還流排気ガス6のバイパス制限を標準化するため、還流口4bの排気ガス導入パイプ5を差し込む長さLを内部通路4aとの間の段部31で規制し、段部31に規制されるまでの差し込みを図ることで、挿し込み長さLが組立の時々で、また個人差により変動するのを防止することができる。
以上の結果、排気ガス導入パイプ5は、これとの間に遊びSのある還流口4bに手で差し込んで容易かつ迅速に接続し、かつ締結座5bが自身の片側に張り出すだけでシリンダヘッド側取付面2aへの一箇所でのねじ締めにより前記接続状態に簡単に締結できる。従って、部品点数、組立工数共に少なくなり、さらなるコスト低減と軽量化が実現する。同時に、締結時に排気ガス導入パイプ5のねじ締め操作への供回りで、インテークマニホールドの連通口の周壁へ近寄らせて、この近寄り側で還流口4bに圧接させ双方間の遊びを無くすことができる。従って、排気ガス導入パイプが近寄った側の連通口周壁側で還流排気ガスがバイパスして、連通口周壁に即時に接触して、熱害を及ぼすようなことを回避させられる。
さらに、インテークマニホールド1は、図示しないスロットルを経て導入した吸気を図示しないシリンダブロックの各シリンダボアに分配する例えば3つある分岐通路9a、9b、9cに分配するサージタンク11に、シリンダヘッド2への前記取付座10を、図1、図2に示すようにスロットル取付座12を避けた位置に直接設け、この取付座10に前記連通口3を貫通させてインテークマニホールド1の内外、具体的にはサージタンク11の内外を連通させ、これに臨むシリンダヘッド取付面2aの還流口4bに接続した排気ガス導入パイプ5を連通口3を通じサージタンク11内の所定位置に受け入れている。これにより、インテークマニホールド1は、サージタンク11の上流側に還流排気ガス導入構造を付加する特別の通路を設けるのを省略して、しかも、還流排気ガス6が排気ガス導入パイプ5を通じ、サージタンク11内の特定域、具体的には、スロットルからの吸気を導入して各分岐通路9a、9b、9cへ均等配分できる位置および大きさで前記取付座12に開口している吸気口13の中心部下流域に向け吐出し、サージタンク11に図1に示すように繋がる各分岐通路9a、9b、9cへ均等配分される吸気に導入した還流排気ガスが均等に混合されやすくしている。
ここで、還流口4bおよび排気ガス導入パイプ5は、図2に示すように前記吸気口13に対して、サージタンク11の各分岐通路9a、9b、9cとの連通口14a、14b、14cの配列域を跨ぐ一方の側にほぼ片寄らせて配置することで、吸気口13から各分岐通路9a、9b、9cへ均等配分される吸気の流を乱さないようにしている。これに関連して、このように吸気口13に対し偏って配置した排気ガス導入パイプ5の先端から吐出する還流排気ガス6が、サージタンク11内の所定域、吸気口13の中心部下流域に向くように、排気ガス導入パイプ5の先端に設ける吐出口5cを図2に実線および仮想線で示すように横向きに開口させている。実線で示す状態は排気ガス導入パイプ5の先端に吐出口5cを形成したキャップ21を嵌め付けて形成しているのに対し、仮想線で示す状態は排気ガス導入パイプ5の先端に開口させた吐出口5cが吸気口13の中心部下流位置に向くように、排気ガス導入パイプ5の先端部を曲げ加工して製作コストをより低減している。
このようなサージタンク11に対する排気ガス導入パイプ5の片寄った配置は、サージタンク11を安定にシリンダヘッド2に取り付けるために好適な位置および大きさとされる図示するような取付座10に明ける連通口3に対しても片寄らせることで実施しやすくなるが、前記排気ガス導入パイプ5のねじ締め操作に対する近寄り側を、排気ガス導入パイプ5の配置上連通口3に対し片寄らせる側に一致させることで、バイパスする還流排気ガス6が連通口3の周壁の排気ガス導入パイプ5の近寄り側に即時働くのを回避することができるので本発明の構成を採用して特に有効である。
さらに詳細に説明すると、排気ガス導入パイプ5とその締結座5b、ボルト7や締結に用いるワッシャ22は耐食上ステンレス鋼製とするのが好適である。ボルト7は、締結力の高く締結座5bを介した排気ガス導入パイプ5に対する供回り力を高めるよう、圧接面の大きさなフランジ付きを採用している。より確実な供回り効果を得るには必要に応じてボルト頭部とワッシャ間、ワッシャと締結座間、の摩擦係数を粗面化などで高めればよい。
なお、本発明は図示しないが、EGR通路の内部通路4aがシリンダヘッド2とシリンダブロックとの合わせ目間に設けられる場合にも適用でき、この場合、インテークマニホールド1の取り付け座10はシリンダヘッド2とシリンダブロックとの双方に跨って取付られることになる。
本発明は、EGR通路のシリンダヘッド内を経由してくる内部通路からの還流排気ガスをインテークマニホールド内に導入する排気ガス導入構造に実用でき、より嵩張らず簡単かつ安価な構造および組立性で、インテークマニホールドへの熱害を回避できる。
1 インテークマニホールド
2 シリンダヘッド
2a 取付面
3 連通口
4 EGR通路
4a 内部通路
4b 還流口
5 排気ガス導入パイプ
5a 基部
5b 取付座
5c 吐出口
6 還流排気ガス
7 ボルト
9a、9b、9c 分岐路
10 取付座
11 サージタンク
12 取付座
13 吸気口
14a、14b、14c 連通口

Claims (1)

  1. インテークマニホールドのシリンダヘッド側取付面への取付座に、インテークマニホールドの内外を連通させる連通口を設け、この連通口に、EGR通路のシリンダヘッド内を経由してきた内部通路のシリンダヘッド側取付面に開口した還流口を臨ませ、この還流口に接続した排気ガス導入パイプを通じ、還流口からの還流排気ガスをインテークマニホールド内に導入するようにしたインテークマニホールドの還流排気ガス導入構造であって、
    排気ガス導入パイプは、その基部を還流口へインテークマニホールド側から所定量差し込んで接続し、排気ガス導入パイプからシリンダヘッド側取付面に対向するように張り出した締結座の一箇所をシリンダヘッド側取付面にねじ締めして排気ガス導入パイプを前記接続状態に締結し、ねじ締め操作に対する排気ガス導入パイプの締結座を介した供回り方向が、還流口との遊び内でのインテークマニホールドの連通口周壁への近寄り側となるようにねじ締め操作方向を設定したことを特徴とするインテークマニホールドの還流排気ガス導入構造。
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