JP2011110835A - ガスケット、ガスケットの製造方法、光学素子の製造方法 - Google Patents

ガスケット、ガスケットの製造方法、光学素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルム部材を良好に配置することができるガスケット、ガスケットの製造方法、及び、ガスケットを用いた光学素子の製造方法を提供する。
【解決手段】筒状の本体部(2)と、本体部(2)の内側に配置されるフィルム部材(F)と、を備え、本体部(2)とフィルム部材(F)とが一体成形され、フィルム部材(F)の外縁部(Fo)が本体部(2)に埋設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスケット、ガスケットの製造方法、光学素子の製造方法に関する。
近年、釣り等のレジャー、あるいは自動車の運転時等に使用される眼鏡のレンズとして、例えば水面、窓ガラス等からの反射光を遮るための偏光機能や、明暗を調整する調光機能等を備えた機能性レンズと呼ばれる光学素子の需要が増えつつある。機能性レンズの大半は、レンズの内部に機能性フィルムを備えている。機能性レンズを製造する方法として、筒状のガスケットの内側に機能性フィルムを配置した状態で、ガスケットの両端の開口のそれぞれにモールド部材を配置し、ガスケットと一対のモールド部材との間に形成される空間に、レンズを製造するための材料であるモノマーを供給する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−1362号公報
しかしながら、上記従来の技術では、例えばガスケットの構造等によっては、機能性フィルムをガスケットの内側に良好に配置することが困難になり、配置に相当の熟練を要する場合がある。また、機能性フィルムをガスケットの内側に良好に配置できず、機能性フィルムが損傷したり、変形したりする場合がある。また、例えば機能性フィルムがガスケットの内側の所望の位置に配置されていない状態で、モノマーが供給される可能性がある。そのような不都合が生じた場合、製造される機能性レンズの性能が低下する虞がある。
そこで、本発明は、機能性フィルムのようなフィルム部材を良好に配置することができるガスケット、ガスケットの製造方法、及び、ガスケットを用いた光学素子の製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は実施形態に示す図1〜図8に対応付けした以下の構成を採用している。なお、本発明を分かり易く説明するために、一実施形態を示す図面の符号に対応付けて説明するが、本発明は実施形態に限定されるものではない。
本発明の第1の態様のガスケット(1)は、光学素子(L)を製造するためのガスケット(1)であって、筒状の本体部(2)と、前記本体部(2)の内側に配置されるフィルム部材(F)と、を備え、前記本体部(2)と前記フィルム部材(F)とが一体成形され、前記フィルム部材(F)の外縁部(Fo)が前記本体部(2)に埋設されている。
また、本発明の第2の態様のガスケットの製造方法は、上記のガスケット(1)を製造する方法であって、第1金型(5)に対して前記フィルム部材(F)を配置する工程と、前記第1金型(5)と第2金型(6)とにより前記フィルム部材(F)の外縁部(Fo)の内側を挟持し、該外縁部(Fo)を前記第1金型(5)及び前記第2金型(6)の外面から突出させた状態で前記フィルム部材(F)を保持する工程と、前記第1金型(5)及び前記第2金型(6)の外側に第3金型(7,8,10a,10b)を配置し、前記第1金型(5)、前記第2金型(6)、及び前記第3金型(7,8,10a,10b)により区画される空間に前記外縁部(Fo)を収容する工程と、前記空間に前記ガスケット(1)を製造するための材料を注入する工程と、を有する。
また、本発明の第3の態様の光学素子(L)の製造方法は、上記のガスケット(1)を用いた光学素子(L)の製造方法であって、前記光学素子(L)の外形を定めるための第1モールド部材(11)を前記フィルム部材の一方の面(Fa)と対向させて前記本体部(2)に配置し、前記光学素子(L)の外形を定めるための第2モールド部材(12)を前記フィルム部材の他方の面(Fb)と対向させて前記本体部(2)に配置する工程と、前記フィルム部材(F)と前記第1モールド部材(11)との間の第1空間(31)及び前記フィルム部材(F)と前記第2モールド部材(12)との間の第2空間(32)に、前記光学素子(L)を製造するための材料を注入する工程と、前記材料を硬化させて前記フィルム部材(F)を備えた前記光学素子(L)を形成する工程と、前記本体部(2)から前記光学素子(L)を取り外す工程と、を有する。
本発明の態様によれば、フィルム部材を良好に配置することができるガスケット、ガスケットの製造方法、及び、ガスケットを用いた光学素子の製造方法を提供することができる。
第1実施形態に係るガスケットの断面図である。 第1実施形態に係るガスケットの製造工程を示す断面図である。 (a)は図2のA部拡大図であり、(b)は図2のB部拡大図である。 第1実施形態に係る光学素子の製造工程を示す断面図である。 第1実施形態に係る光学素子の製造工程を示すフローチャートである。 従来の光学素子の製造工程を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るガスケットの製造工程を示す拡大断面図である。 第3実施形態に係るガスケットの製造工程を示す拡大断面図である。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態のガスケットは、ガスケットの両側に配置される一対のモールド部材との間で空間を形成し、その空間に光学材料を製造するための材料を注入することで、光学素子を製造するためのものである。
図1は、本実施形態のガスケットの断面図である。図2は、図1に示すガスケットの製造工程を示す断面図である。図3(a)及び図3(b)は、それぞれ図2のA部及びB部の拡大図である。図4(a)〜(d)は、図1に示すガスケットを用いた光学素子の製造工程を示す断面図である。図5は、ガスケットを製造する工程と光学素子を製造する工程とを説明するフローチャートである。
図1に示すように、ガスケット1は、筒状の本体部2と、本体部2の内側に配置されたフィルム部材Fと、により構成されている。本体部2は、例えばエラストマー、ポリオレフィン等の可撓性を有する樹脂材料により形成され、光学素子の平面形状に対応する例えば円形や楕円形の平面形状を有している。本体部2の中心軸CLと平行な方向に関する両端部は開口されている。
本体部2の内周面2aには、本体部2の中心軸CLに向かって突出した支持部20が設けられている。また、本体部2の外周面2bには、本体部2の内側の空間と外側の空間とを連通し、本体部2の内側の空間に光学素子を形成するための材料を注入可能な不図示の注入孔が形成されている。
本体部2の中心軸CLと平行な方向に関する第1側(図の下側)に設けられた第1開口3は、後述する光学素子の製造工程において、図4(a)に示すように、内側に光学素子の第1側の外形を定める第1モールド部材11が配置されて閉塞されるようになっている。この際、支持部20の第1側の端面が、第1開口3の内側に配置された第1モールド部材11を支持する第1支持面21となる。
第1支持面21は、対向する第1モールド部材11の形状に対応し、第1モールド部材11の内側の面11aに沿うように、本体部2の中心軸CLと垂直な径方向に対して傾斜して設けられ、第1モールド部材11の内側の面11aと密着するようになっている。第1支持面21は、第1モールド部材11との密着性をより高めるために、第1モールド部材11の曲率に対応する曲率を有する曲面状に形成されていてもよい。
また、本体部2の中心軸CLと平行な方向に関する第2側(図の上側)に設けられた第2開口4は、後述する光学素子の製造工程において、図4(a)に示すように、内側に光学素子の第2側の外形を定める第2モールド部材12が配置されて閉塞されるようになっている。この際、支持部20の第2側の端面は、第2開口4の内側に配置される第2モールド部材12を支持する第2支持面22となる。
第2支持面22は、対向する第2モールド部材12の形状に対応し、第2モールド部材12の内側の面12aに沿うように、本体部2の径方向に対して傾斜して設けられ、第2モールド部材12の内側の面12aと密着するようになっている。第2支持面22は、第2モールド部材12との密着性をより高めるために、第2モールド部材12の曲率に対応する曲率を有する曲面状に形成されていてもよい。
フィルム部材Fは、例えば反射光を遮るための偏光機能を有する偏光フィルムや、明暗を調整する調光機能を有する調光フィルム等、機能性フィルムと呼ばれるフィルム状の部材である。フィルム部材Fは、本体部2の中心軸CLに対して略垂直に配置され、中央部が本体部2の第1側に向けて突出するように、所定の曲率を有して湾曲している。
本体部2とフィルム部材Fとは一体成形され、フィルム部材Fの外縁部Foが本体部2の内周面2aから本体部2の中心軸CLに向かって突出した支持部20に埋設されている。これにより、フィルム部材Fは、本体部2の内側に固定され、本体部2の内側の所定の位置に保持されている。フィルム部材Fは、本体部2の中心軸CLと平行な方向に関して、支持部20の中央よりも第1側に保持されている。第1支持面21とフィルム部材Fの第1側の表面Faとの間の距離d1は、例えばレンズ等の光学部材におけるレンズ表面からフィルム部材Fまでのレンズ材料の厚みに応じて調整される。
また、フィルム部材Fの外縁部Foの内側には、フィルム部材Fの第1側の表面Faに隣接する空間とフィルム部材Fの第2側の裏面Fbに隣接する空間とを連通する切欠き部(連通孔)Fcが設けられている。切欠き部Fcは、支持部20の先端と隣接して設けられ、フィルム部材Fの周方向に1つ以上設けられている。
次に、図2〜図5を用いて、本実施形態のガスケット1の製造方法及び光学素子の製造方法ついて説明する。
図5に示すように、光学素子である機能性レンズを製造する際には、まず、フィルム部材(機能性フィルム)Fを金型にセットする(ステップA1)。
具体的には、図2に示すように、凹状のC型スペーサー(第1金型)5に対してフィルム部材Fを配置する。フィルム部材Fは、所定の曲率で湾曲されて外縁部Foよりも図の下方に突出した中央部が、C型スペーサー5の凹部5bに収容されるように配置する。ここで、図2のB部を拡大した図3(b)に示すように、C型スペーサー5には、フィルム部材Fに形成された切欠き部Fcに対応する凸部5aが設けられている。C型スペーサー5に対してフィルム部材Fを配置する際には、C型スペーサー5の凸部5aに対してフィルム部材Fの切欠き部Fcを係合させる。これにより、フィルム部材FがC型スペーサー5に対して位置決めされ、フィルム部材FがC型スペーサー5の所定の位置に配置される。
次に、図5に示すように、型締めを行う(ステップA2)。
具体的には、まず、図2に示すように、C型スペーサー5に対して中間スペーサー(第2金型)6を配置し、C型スペーサー5と中間スペーサー6とによりフィルム部材Fの外縁部Foの内側を挟持する。これにより、図2のA部及びB部を拡大した図3(a)及び図3(b)に示すように、フィルム部材Fの外縁部Foが、C型スペーサー5及び中間スペーサー6の外面から突出した状態で、C型スペーサー5と中間スペーサー6との間に保持される。
次いで、図2に示すように、C型スペーサー5及び中間スペーサー6の外側に可動コア(第3金型)7、固定コア(第3金型)8、バックアップスペーサー9a,9b、及び外金型(第3金型)10a,10b等の複数の金型を配置して型締めする。これにより、C型スペーサー5及び中間スペーサー6の外面と、可動コア7、固定コア8、及び外金型10a,10bの内面とにより区画された空間に、フィルム部材Fの外縁部Foが収容された状態になる。なお、フィルム部材FをC型スペーサーに配置するのは、可動コア7、固定コア8、バックアップスペーサー9a,9b、及び外金型10a,10b等の金型を配置した後であってもよい。
次に、図5に示すように、インサート成形(ステップA3)を行う。
具体的には、図2、図3(a)及び図3(b)に示すように、C型スペーサー5及び中間スペーサー6の外面と、可動コア7、固定コア8、及び外金型10a,10bの内面とにより区画された空間に、ガスケット1を製造するための材料(例えばエラストマーやポリオレフィン等の樹脂材料)を注入する。これにより、C型スペーサー5及び中間スペーサー6の外面から突出したフィルム部材Fの外縁部Foがガスケット1の本体部2に埋設され、本体部2とフィルム部材Fとが一体成形される。
次に、図5に示すように、ガスケット1を金型から取り出すエジェクト(ステップA4)を行う。
具体的には、上記の複数の金型によって形成された空間に注入された材料を硬化させた後、複数の金型を分離させ、ガスケット1を金型から取り出す。以上により、ガスケット1の射出形成が完了し、図1に示すように、本体部2とフィルム部材Fとが一体成形され、フィルム部材Fの外縁部Foが本体部2に埋設されたガスケット1が得られる。
次に、図5に示すように、光学素子である機能性レンズを製造するために、ガスケット1を用いて型組みを行う(ステップB1)。
具体的には、まず、図4(a)に示すように、レンズの外形を定めるための部材である第1モールド部材11及び第2モールド部材12を用意する。第1モールド部材11及び第2モールド部材12は、加工前の機能性レンズ(セミフィニッシュレンズSL)の曲率に対応する曲率で湾曲している。第1モールド部材11及び第2モールド部材12は、例えばガラスや金属などにより形成することができる。
次に、第1モールド部材11をガスケット1の本体部2の第1開口3の内側に配置する。すると、第1モールド部材11は、本体部2の内周面2aから突出して設けられた支持部20の第1支持面21によって支持され、第1支持面21と密着して第1開口3を閉塞する。第1モールド部材11は、本体部2の中心軸CLと平行な方向に関して、中央部が周辺部よりも第1側(図の下側)突出するように配置される。これにより、第1モールド部材11は、フィルム部材Fの湾曲形状に対応して湾曲し、第1モールド部材11とフィルム部材Fとの間隔d2が略一定になるように、フィルム部材Fの第1側に配置される。
同様に、第2モールド部材12をガスケット1の本体部2の第2開口4の内側に配置する。すると、第2モールド部材12は、本体部2の内周面2aから突出して設けられた支持部20の第2支持面22によって支持され、第2支持面22と密着して第2開口4を閉塞する。第2モールド部材12は、中央部が周辺部よりも第1側突出するように配置される。これにより、第2モールド部材12は、フィルム部材Fの湾曲形状に対応して湾曲し、第2モールド部材12とフィルム部材Fとの間隔d3が略一定になるように、本体部2の中心軸CLと平行な方向に関してフィルム部材Fの第2側(図の上側)に配置される。
このように、第1モールド部材11及び第2モールド部材12をガスケット1にセットした後、第1モールド部材11及び第2モールド部材12を例えばバネでクリップすることによりガスケット1に対して固定する。
また、フィルム部材Fは、本体部2の中心軸CLと平行な方向に関して、支持部20の中央よりも第1側に保持されている。そのため、第1モールド部材11とフィルム部材Fとの間d2隔が、第2モールド部材12とフィルム部材Fとの間隔d3よりも狭くなっている。ここで、支持部20の第1支持面21とフィルム部材Fの第1側の表面Faとの間の距離d1及びフィルム部材Fと第1モールド部材11との間隔d2は、例えばレンズ等の光学素子におけるレンズ表面からフィルム部材Fまでのレンズ材料の厚みに応じて調整される。
次に、図5に示すように、ガスケット1の内側にモノマーを注入するモノマー注入(ステップB2)を行う。
具体的には、まず、図4(a)に示すように型組みされたガスケット1の中心軸CLが水平になるように、本体部2の外周面2bに設けられた不図示の注入孔を鉛直方向上方に位置させる。そして、注入孔から本体部2の内側の第2モールド部材12とフィルム部材Fとの間の第2空間32に、光学素子である機能性レンズLを製造するための材料である例えばモノマーを注入する。
第2空間32にモノマーが注入されると、徐々にモノマーの液面が上昇して、第2空間32を満たしていく。また、第2空間32に注入されたモノマーは、フィルム部材Fの外縁部Foの内側に設けられた複数の切欠き部Fcから第1モールド部材11とフィルム部材Fとの間の第1空間31にも流入する。第1空間31に流入したモノマーは、徐々に液面が上昇し、第1空間を満たしていく。注入孔を介して所定量のモノマーを注入すると、第1空間31と第2空間32の双方がモノマーによって完全に満たされた状態になる。
次に、図5に示すように、ガスケット1に注入されたモノマーを硬化させる重合処理(ステップB3)を行う。
具体的には、図4(a)に示す第1空間31と第2空間32とに充填されたモノマーに対する加熱処理(重合処理)を実行する。本実施形態のモノマーは、例えばジエチレングリコールビスアリルカーボネート等のような熱硬化性樹脂が用いられる。モノマーを所定の加熱条件で加熱することによって、フィルム部材Fを備えたセミフィニッシュレンズ(光学素子)SLが形成される。モノマーの加熱処理は、第1空間及び第2空間に満たされたモノマーを、ガスケット1、第1モールド部材11、及び第2モールド部材12とともに、例えば電気オーブン等の所定の加熱装置にセットし、その加熱装置を用いて所定の加熱条件でモノマーを加熱することにより行う。
次に、図5に示すように、ガスケット1からセミフィニッシュレンズ(レンズ基材)SLを取り外す離型(ステップB4)を行う。
具体的には、モノマーを重合させることによって、セミフィニッシュレンズSLが形成された後、ガスケット1の本体部2を変形させ、図4(b)に示すように、本体部2から第1モールド部材11及び第2モールド部材12に挟持されたセミフィニッシュレンズSLを取り外す。このとき、フィルム部材Fの外縁部Foが本体部2の支持部20から離脱し、一体成形された本体部2とフィルム部材Fとが分離する。次いで、図4(c)に示すように、セミフィニッシュレンズSLから第1モールド部材11及び第2モールド部材12を取り外す。以上により、セミフィニッシュレンズSLの離型が完了する。
次に、図5に示すように、得られたセミフィニッシュレンズ(レンズ基材)SLを洗浄し、乾燥させる洗浄・乾燥(ステップC1)を行った後、セミフィニッシュレンズSLを最終的に機能性レンズ(光学素子)Lに加工するレンズ加工工程(ステップC2)が行われる。
具体的には、機能性レンズLの厚みの調整、視力矯正の度数等の調整のために、セミフィニッシュレンズSLの表面SLa及び裏面SLbの少なくとも一方を研磨する研磨処理、例えばメガネフレームの形状等に応じてセミフィニッシュレンズSLの周縁をカットするカット処理等が行われる。本実施形態においては、セミフィニッシュレンズSLの研磨処理において、主に、裏面SLbが研磨される。また、機能性レンズLの表面La及び裏面Lbに多層膜を形成する処理等の表面処理が行われる。以上により、図4(d)に示すように、フィルム部材(機能性フィルム)Fを備えた機能性レンズ(光学素子)Lが完成する。
一方、従来では、光学素子の製造は、以下のように行っていた。
図6は、従来の光学素子の製造工程を説明するフローチャートである。図6に示す従来の製造工程は、型組み(ステップB1)以前の工程が、図5に示す本実施形態の光学素子の製造工程と異なっている。すなわち、従来は、射出成形によるガスケットの成形(ステップX1)、及び、金型からガスケットを取り出すエジェクト(ステップX2)の後、形成された筒状のガスケットの内側に機能性フィルムを配置して、ガスケットへのセット(ステップX3)を行っていた。
そのため、例えばガスケットの構造等によっては、機能性フィルムをガスケットの内側に良好に配置することが困難になり、配置に相当の熟練を要する場合がある。機能性フィルムをガスケット内側に良好に配置できず、例えば、ガスケットとフィルム部材の外縁部とが接触(干渉)すると、例えばフィルム部材が損傷する可能性がある。また、ガスケットとフィルム部材の外縁とが接触(干渉)すると、例えばフィルム部材が変形する可能性がある。その結果、例えばフィルム部材の曲率が変化し、フィルム部材が所望の状態(位置、形状を含む)でガスケットの内側に配置されなくなる可能性がある。そのような不具合が生じている状態で、ガスケットの内側(第1空間及び第2空間)にモノマーを供給すると、製造される光学素子の性能が低下する可能性がある。
これに対し、本実施形態のガスケット1は、図1に示すように、本体部2とフィルム部材Fとが一体成形されている。そのため、従来のようにガスケット1の本体部2を成形した後にフィルム部材Fを本体部2に配置する場合と比較して、ガスケット1の構造等によらず、ガスケット1の内側にフィルム部材Fを容易かつ良好に配置することが可能になる。そのため、従来のようにフィルム部材Fの配置に熟練を要さず、ガスケット1との接触によりフィルム部材Fが損傷したり、変形したりすることがない。また、フィルム部材Fがガスケット1の内側の所望の位置に配置された状態で、モノマーが供給される。したがって、製造される機能性レンズLの性能を向上させることができる。
また、フィルム部材Fの外縁部Foが、本体部2の内周面2aから本体部2の中心軸CLに向かって突出した支持部20に埋設されている。そのため、支持部20の中心軸CL方向の厚みを調整することで、セミフィニッシュレンズSLの厚みを調整することが可能になる。
また、例えば厚みの調整、視力矯正の度数等の調整のために、重合処理後のセミフィニッシュレンズSLの表面SLa及び裏面SLbの少なくとも一方を研磨する際、良好な作業性の維持等の観点から、セミフィニッシュレンズSLの表面SLaを研磨せずに、裏面SLbのみを研磨することが望ましい場合がある。また、光学素子を眼鏡に使用する場合、機能性レンズLの表面Laが眼鏡の正面側に配置され、例えば他人から見られることとなる。機能性レンズLの外観を均一にするために、あるいは機能性レンズLの美観を確保するために、セミフィニッシュレンズSLの表面SLaを大幅に研磨することは望ましくない場合がある。そのため、セミフィニッシュレンズSLを研磨する際、裏面SLbを研磨することが望ましい場合がある。その場合、例えばセミフィニッシュレンズSLの厚みを薄くするために、セミフィニッシュレンズSLの表面SLaとフィルム部材Fの表面Faとの距離d4は、可能な限り小さいことが望ましい。
ここで、本実施形態のガスケット1の支持部20は、第1モールド部材11とフィルム部材Fとの間隔d2が、第2モールド部材12とフィルム部材Fとの間隔d3よりも狭くなるように、本体部2の中心軸CLに関する支持部20の中央よりも第1側にフィルム部材Fを支持している。したがって、セミフィニッシュレンズSLの表面SLaとフィルム部材Fの表面Faとの距離d4を従来よりも小さくすることが可能になり、良好な作業性の確保、機能性レンズLの美観の確保を実現することが可能になる。
また、本実施形態のガスケット1は、フィルム部材Fの中央部が第1側に向けて突出するように湾曲している。そのため、第1側に配置される第1モールド部材11の内側の面11aにより、形成されるセミフィニッシュレンズSLの表面SLaの曲率等の形状を規定し、第2側に配置される第2モールド部材12の内側の面12aによりセミフィニッシュレンズSLの裏面SLbの曲率等の形状を規定することができる。
ここで、機能性レンズLの表面Laの曲率とフィルム部材Fの表面Faの曲率とは、可能な限り等しいことが望ましい。本実施形態によれば、第1モールド部材11の内側の面11aの曲率を調整することで、セミフィニッシュレンズSLの表面SLaの曲率とフィルム部材Fの表面Faの曲率とをほぼ同じにすることができる。したがって、例えばセミフィニッシュレンズSLの表面SLaを研磨することなく、裏面SLbのみを研磨することで、機能性レンズLの厚みを薄くすることができる。これにより、複数の機能性レンズLを製造する際にも、機能性レンズLの表面Laとフィルム部材Fの表面Faとの距離のばらつき、機能性レンズLの表面Laの曲率とフィルム部材Fの表面Faの曲率との差のばらつき等を抑制することができる。したがって、均一で、所望の性能を有する機能性レンズLを製造することができる。なお、第1モールド部材11の内側の面11aの曲率とフィルム部材Fの表面Faの曲率とは、必ずしもほぼ同じでなくてよい。
また、本実施形態のガスケット1が備えるフィルム部材Fは、フィルム部材Fの表面Faに隣接する第1空間31と裏面Fbに隣接する第2空間32とを連通する切欠き部Fcを有している。したがって、第1空間31または第2空間32のいずれか一方にモノマーを供給することで、切欠き部Fcからモノマーを他方に流入させることができる。したがって、第1空間31と第2空間32にそれぞれモノマーを注入する場合と比較して、機能性レンズLの製造を容易にすることができる。
また、本実施形態のガスケット1は、本体部2の外側から内側へ機能性レンズLを製造するための材料を注入可能な注入孔を有している。このような注入孔を有さない場合には、ガスケット1の本体部2を塑性変形させて本体部2と第1モールド部材11または第2モールド部材12との間に隙間を生じさせ、その隙間からモノマーを注入する必要がある。しかし、注入孔を有することで、ガスケット1を塑性変形させる必要がなくなり、より高品質の機能性レンズLをより容易に製造することができる。
また、本実施形態のガスケット1の製造方法は、C型スペーサー5に対してフィルム部材Fを配置する工程において、C型スペーサー5に対してフィルム部材Fを容易に位置決めすることができる。また、C型スペーサー5に対してフィルム部材Fが位置決めされた状態で、C型スペーサー5と中間スペーサー6とによりフィルム部材Fの外縁部Foの内側を挟持することで、C型スペーサー5及び中間スペーサー6によって、フィルム部材Fが保持されて所定の位置に配置された状態になる。
この状態で、C型スペーサー5及び中間スペーサー6の外側に可動コア7、固定コア8等の金型を配置し、C型スペーサー5及び中間スペーサー6の外面から突出させたフィルム部材Fの外縁部Foを本体部2にインサート成形し、本体部2とフィルム部材Fとを一体成形することで、本体部2の所定の位置にフィルム部材Fが配置された状態になる。したがって、本実施形態のガスケット1の製造方法によれば、ガスケット1の本体部2にフィルム部材Fを良好に配置することができる。
また、本実施形態のガスケット1を用いた光学素子の製造方法では、ガスケット1の本体部2にフィルム部材Fを配置する工程を省略することができる。これにより、フィルム部材Fの損傷や変形が防止され、フィルム部材Fがガスケット1の内側の所望の位置に配置された状態で、モノマーを供給することができる。したがって、本実施形態の光学素子の製造方法によれば、機能性レンズL等の光学素子にフィルム部材Fを良好に配置することができ、高性能な光学素子を製造することが可能になる。
次に、本発明の第2実施形態について、図1〜図5を援用し、図7を用いて説明する。本実施形態では、中間スペーサー6の外面に、ガスケット1Bの本体部2に第2支持部23を形成するための凹部6aが形成されている点と、C型スペーサー5及び中間スペーサー6のフィルム部材Fと当接する面5s,6sがフィルム部材Fに沿って形成されている点で、上述の第1実施形態で説明したガスケット1及びガスケット1の製造方法と異なっている。その他の点は第1実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図7は、第1実施形態の図3(a)に対応する拡大断面図である。
図7に示すように、本実施形態の中間スペーサー6の外面には、ガスケット1Bの本体部2の支持部20から、本体部2の中心軸CLに向かって突出する第2支持部23に対応して、一対の凹部6aが設けられている。ガスケット1Bの本体部2に形成される第2支持部23は、本体部2と一体成形されるフィルム部材Fと同様の第2フィルム部材F2を挟持して、本体部2の内側の所定の位置に保持することができるようになっている。
また、C型スペーサー5のフィルム部材Fと当接する面5sと、中間スペーサー6のフィルム部材Fと当接する面6sは、フィルム部材Fに沿って本体部2の径方向に対して傾斜して設けられている。すなわち、C型スペーサー5及び中間スペーサー6のフィルム部材Fと当接する面5s,6sは、フィルム部材Fの当接する部分の曲率に対応して湾曲する曲面状に形成されている。これにより、C型スペーサー5及び中間スペーサー6の外面から突出したフィルム部材Fの外縁部Foの内側の部分が、変形することなくC型スペーサー5及び中間スペーサー6によって挟持されている。
本実施形態によれば、第1実施形態のガスケット1の製造方法と同様の方法により、第2フィルム部材F2を支持する第2支持部23を備えたガスケット1Bを製造することができる。また、この第2支持部23に第2フィルム部材F2を保持させた状態で、第1実施形態と同様の光学素子の製造方法により、フィルム部材Fと第2フィルム部材F2とを備えた機能性レンズを製造することが可能になる。
また、ガスケット1Bの製造工程において、C型スペーサー5のフィルム部材Fと当接する面5sと、中間スペーサー6のフィルム部材Fと当接する面6sが、フィルム部材Fに沿って本体部2の径方向に対して傾斜して設けられている。そのため、フィルム部材Fの外縁部Foの内側の部分の変形や損傷が防止され、より高性能な機能性レンズを製造することが可能になる。
次に、本発明の第3実施形態について、図1〜図5を援用し、図8を用いて説明する。本実施形態では、ガスケット1Cの製造工程においてガスケット1Cの本体部2の射出成形を複数の工程に分け、複数のフィルム部材F,F2を本体部2と一体成形する点で、上述の第1実施形態で説明したガスケット1及びガスケット1の製造方法と異なっている。その他の点は第1実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図8(a)及び図8(b)は、本実施形態のガスケット1Cの製造工程を示す断面図である。本実施形態のガスケット1Cを製造する際には、図2に示す第1実施形態と同様に、図8(a)に示すC型スペーサー5に対してフィルム部材Fを配置し、フィルム部材Fの外縁部Foの内側をC型スペーサー5と中間スペーサー6Cとによって挟持する。ここで、本実施形態のC型スペーサー5、中間スペーサー6C、可動コア7、及び外金型10aによって形成される空間は、最終的に形成される本体部2の一部に対応している。この空間に、第1実施形態と同様にガスケット1Cを製造するための材料を注入して、射出成形を行う。
次に、外金型10a,10b、中間スペーサー6C、固定コア8Cを取り除き、図8(b)に示すように、形成された本体部2の一部に対して第2フィルム部材F2を配置する。次いで、本体部2の一部と第2中間スペーサー6Dとで第2フィルム部材F2の外縁部F2oの内側を挟持する。次いで、C型スペーサー5、第2中間スペーサー6D、固定コア8、外金型10a,10b、及び本体部2の一部により形成された空間に第1実施形態と同様にガスケット1Cを製造するための材料を注入して、射出成形を行う。
以上により、第1実施形態と同様の本体部2が形成され、本体部2の内側に、隣接した2枚のフィルム部材F1,F2を備えたガスケット1Cを製造することができる。また、同様に本体部2を形成する工程数を増加させることで、複数のフィルム部材F1,F2,…を備えたガスケットを製造することができる。
尚、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、フィルム部材の一方の面に隣接する空間と他方の面に隣接する空間とを連通する連通孔は、ガスケットの本体部に設けられていてもよい。この場合、金型によって区画されるガスケットの本体部を形成するための空間に、予め連通孔形成部材を設けておき、連通孔形成部材の周囲にガスケットを製造するための材料を注入することで、ガスケットの本体部に連通孔を形成することができる。
また、機能性フィルム等のフィルム部材は、中央部が平坦であってもよい。
1,1B,1C ガスケット、2 本体部、2a 内周面、5 C型スペーサー(第1金型)、6 中間スペーサー(第2金型)、6C 中間スペーサー(第2金型)、7 可動コア(第3金型)、8,8C 固定コア(第3金型)、9a,9b バックアップスペーサー(第3金型)、10a,10b 外金型(第3金型)、11 第1モールド部材、12 第2モールド部材、20 支持部、31 第1空間(空間)、32 第2空間(空間)、CL 中心軸、d2,d3 間隔、F,F1 フィルム部材、F2 第2フィルム部材(フィルム部材)、Fa 表面(一方の面)、Fb 裏面(他方の面)、Fc 切欠き部(連通孔)、Fo,F2o 外縁部、L 機能性レンズ(光学素子)、SL セミフィニッシュレンズ(光学素子)

Claims (8)

  1. 光学素子を製造するためのガスケットであって、
    筒状の本体部と、前記本体部の内側に配置されるフィルム部材と、を備え、
    前記本体部と前記フィルム部材とが一体成形され、前記フィルム部材の外縁部が前記本体部に埋設されているガスケット。
  2. 前記フィルム部材の前記外縁部は、前記本体部の内周面から前記本体部の中心軸に向かって突出した支持部に埋設されている
    請求項1に記載のガスケット。
  3. 前記光学部材の外形を定めるための第1モールド部材及び第2モールド部材を有し、
    前記支持部は、前記中心軸と平行な方向に関する第1側に前記第1モールド部材を支持し、前記第1側と反対の第2側に前記第2モールド部材を支持するように設けられ、
    前記第1モールド部材と前記フィルム部材との間隔が、前記第2モールド部材と前記フィルム部材との間隔よりも狭い
    請求項2に記載のガスケット。
  4. 前記フィルム部材の中央部が平坦であるか、又は前記第1側に向けて突出するように湾曲している
    請求項3に記載のガスケット。
  5. 前記フィルム部材の一方の面に隣接する空間と他方の面に隣接する空間とを連通する連通孔を有する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガスケット。
  6. 前記本体部の外側から内側へ前記光学素子を製造するための材料を注入可能な注入孔を有する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガスケット。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のガスケットを製造する方法であって、
    第1金型に対して前記フィルム部材を配置する工程と、
    前記第1金型と第2金型とにより前記フィルム部材の外縁部の内側を挟持し、該外縁部を前記第1金型及び前記第2金型の外面から突出させた状態で前記フィルム部材を保持する工程と、
    前記第1金型及び前記第2金型の外側に第3金型を配置し、前記第1金型、前記第2金型、及び前記第3金型により区画される空間に前記外縁部を収容する工程と、
    前記空間に前記ガスケットを製造するための材料を注入する工程と、
    を有するガスケットの製造方法。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のガスケットを用いた光学素子の製造方法であって、
    前記光学素子の外形を定めるための第1モールド部材を前記フィルム部材の一方の面と対向させて前記本体部に配置し、前記光学素子の外形を定めるための第2モールド部材を前記フィルム部材の他方の面と対向させて前記本体部に配置する工程と、
    前記フィルム部材と前記第1モールド部材との間の第1空間及び前記フィルム部材と前記第2モールド部材との間の第2空間に、前記光学素子を製造するための材料を注入する工程と、
    前記材料を硬化させて前記フィルム部材を備えた前記光学素子を形成する工程と、
    前記本体部から前記光学素子を取り外す工程と、
    を有する光学素子の製造方法。
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