JP2011110760A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のプラテン形状を変えずに、非定型サイズの記録媒体に記録する場合、特定の記録素子に負荷が偏らずに、また、定型サイズのふち無し印字と比べてスループットを著しく落とさずに、ふち無し印字できる記録装置を提供することを目的とする。
【解決手段】所定サイズとは異なるサイズの記録媒体に画像を記録する場合に、記録ヘッドにおいて複数の記録素子が配列された長さよりも短い搬送量で記録媒体を搬送させ、記録媒体における記録ヘッドの走査方向の端部領域を、使用する記録素子を上記第2の領域に対応した記録素子に制限して記録させ、上記記録媒体における記録ヘッドの走査方向の中間領域を、上記第2の領域に対応しない記録素子の使用を許可して記録させる。
【選択図】図9
【解決手段】所定サイズとは異なるサイズの記録媒体に画像を記録する場合に、記録ヘッドにおいて複数の記録素子が配列された長さよりも短い搬送量で記録媒体を搬送させ、記録媒体における記録ヘッドの走査方向の端部領域を、使用する記録素子を上記第2の領域に対応した記録素子に制限して記録させ、上記記録媒体における記録ヘッドの走査方向の中間領域を、上記第2の領域に対応しない記録素子の使用を許可して記録させる。
【選択図】図9
Description
本発明は、複数の記録素子が配列されている記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させ、上記記録ヘッドからインクを吐出させて上記記録媒体に画像を記録する記録装置に関する。
インクジェットプリンタによってふち無し印刷する場合、一般的に、記録媒体から少しはみ出して記録する。また、記録媒体からはみ出して印字を行うので、プラテン自体を汚さないように、一般的に、プリンタのプラテンの一部に穴をあけ、インク吸収体を配置してある。
つまり、図3に示すように、記録素子列301の一部分によってプラテン印字される第1領域R1と、A4とはがきサイズとの記録媒体の左右にはみ出して記録した場合に、プラテン印字される第2領域R2とが、プラテン104に設けられている。そして、第1領域R1と第2領域R2とに穴を開け、その中に、インク吸収体302が配置されている。
プラテン104を備えているプリンタで、ふち無し記録をする場合、記録領域の先端領域と後端領域とに、第1領域R1に対応する記録素子の一部分を使用して、前後に少しだけはみ出して記録する(図5及び図7)。上記先端後端以外の領域には、全記録素子を使用し、左右に少しだけはみ出して記録する(図6)。記録媒体からはみ出したインクは、プラテン104の穴に配置されたインク吸収体302に吸収されるので、プラテンがインクで汚れるのを防ぐことができる。
しかし、プリンタの記録素子長×印字幅分(記録ヘッドが走査する幅)の面積の全てに穴をあけてインク吸収体を配置すると、記録媒体を支えるプラテンの強度が弱くなってしまう。したがって、記録素子長の全体に対応した穴は、A4サイズやはがきサイズ等の所定サイズの記録媒体のみに対応するよう配置されている。
このために、記録媒体の幅が、所定サイズであるA4サイズやはがきサイズでない任意のサイズである場合、記録媒体の左右に少しはみ出した領域に、インク吸収体が配置されていないので、ふち無し記録できないという問題がある。
この問題を解決するために、記録媒体が定型サイズでなければ、記録媒体の先端領域でもなく後端領域でもない領域に、先端領域と同じように、記録素子の一部分のみを使用して記録する(たとえば、特許文献1参照)。つまり、図3における第1領域R1を使用して記録することで、非定型サイズの記録媒体に対するふち無し印字を実現している。
しかし、上記従来の記録装置では、非定型サイズにふち無し印字する場合、記録媒体の先端領域でもなく後端領域でもない領域に、先端領域・後端領域における印字と同じ記録素子で印字するので、使用される記録素子の負荷が多いという問題がある。また、このために、記録素子の寿命を縮めるという問題がある。
また、上記従来例では、定型サイズのふち無し印字に比べ、記録媒体の全領域において使用記録素子数が制限されるので、スループットが著しく遅くなってしまうという問題がある。
本発明は、従来のプラテン形状を変えずに、非定型サイズの記録媒体に記録する場合、特定の記録素子に負荷が偏らずに、また、定型サイズのふち無し印字と比べてスループットを著しく落とさずに、ふち無し印字できる記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の記録素子が配列されている記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させ、上記記録ヘッドからインクを吐出させて上記記録媒体に画像を記録する記録装置であって、記録媒体と上記記録媒体からはみ出る領域とに対して記録ヘッドからインクを吐出させて、上記記録媒体に画像を記録するふち無し記録手段と、所定サイズの記録媒体と記録ヘッドが有する複数の記録素子とに対応した第1の領域と、上記所定サイズとは異なるサイズの記録媒体と上記複数の記録素子のうちの一部の記録素子とに対応した第2の領域とに配置され、上記ふち無し記録手段により記録媒体からはみ出る領域に吐出されたインクを吸収するインク吸収手段と、上記ふち無し記録手段が上記所定サイズとは異なるサイズの記録媒体に画像を記録する場合に、上記記録ヘッドにおいて上記複数の記録素子が配列された長さよりも短い搬送量で上記記録媒体を搬送させ、上記記録媒体における記録ヘッドの走査方向の端部領域を、使用する記録素子を上記第2の領域に対応した記録素子に制限して記録させ、上記記録媒体における記録ヘッドの走査方向の中間領域を、上記第2の領域に対応しない記録素子の使用を許可して記録させる記録制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、従来のプラテン形状を変えずに、非定型サイズの記録媒体に記録する場合、特定の記録素子に負荷が偏らずに、また、定型サイズのふち無し印字と比べてスループットを著しく落とさずに、ふち無し印字できるという効果を奏する。
発明を実施するための形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1であるふち無し可能な記録装置PR1を示す斜視図である。
ふち無し記録装置PR1は、給紙機構102と、紙送りローラ103と、プラテン104と、記録ヘッド105と、キャリア106とを有する。
給紙機構102にセットされている紙は、紙送りローラ103によって、矢印A方向または矢印B方向に送られ、プラテン104の上へ搬送される。記録ヘッド105は複数の記録素子が配列されており、キャリア106に着脱可能に搭載されている。キャリア106は、矢印C及び矢印Dの方向に移動可能である。キャリア106を移動させながら、記録ヘッド105を制御することによって、プラテン104の上にある紙に画像を記録する。
一方、PC110は、入力装置であるキーボード111と、表示装置であるモニタ112とに接続され、また、接続ケーブル113を介して、記録装置PR1と接続されている。
図2は、PC110と記録装置PR1とを示すブロック図である。
まず、PC110について説明する。PC110にインストールされたアプリケーション211は、ユーザから印刷指令を受けると、プリンタドライバ212に、印刷すべき画像を送信する。プリンタドライバ212は、印刷すべき画像を受信すると、印刷部数や印刷品位等を入力することを、ユーザに促し、これに合わせて、印刷すべき画像をプリンタが解読できるデータに変換し、通信ドライバ213に送信する。
通信ドライバ213は、受け取った印刷データを、記録装置PR1に送信する。また、通信ドライバ213は、記録装置PR1からエラーや警告等のステータスを受信すると、この受信した情報をユーザに知らせる。
次に、記録装置PR1について説明する。
記録装置PR1は、受信バッファ201と、CPU202と、メモリ部203と、メカコントロール部204と、メカ部205と、センサ/SWコントロール部206と、センサ/SW部207とを有する。また、記録装置PR1は、表示素子コントロール部208と、表示素子部209と、記録ヘッドコントロール部210と、記録ヘッド105とを有する。
次に、記録装置PR1の動作について説明する。記録すべき画像のデータが、PC110から、受信バッファ201に入力される。また、正しくデータが転送されていることを確認するデータと、記録装置PR1の動作状態を知らせるデータとが、記録装置PR1からホストコンピュータに送信される。
CPU202は、メモリ部203のROM(リードオンリーメモリ)に記憶されたプログラムを読み出し、メモリ部203のRAM(ランダムアクセスメモリ)をワークメモリとして実行することで、記録装置PR1の各種の制御を行う。受信バッファ201のデータは、CPU202の管理下で、メモリ部203に転送され、RAMに一時的に記憶される。メカコントロール部204は、CPU202からの指令によって、キャリアモータや紙送りモータ等のメカ部205を駆動制御する。センサ/SWコントロール部206は、各種センサやSW(スイッチ)を有するセンサ/SW部207からの信号を、CPU202に送る。表示素子コントロール部208は、CPU202からの指令によって、表示パネル群のLEDや液晶素子等を有する表示素子部209を制御する。記録ヘッドコントロール部210は、CPU202からの指令によって、記録ヘッド105を制御する。また、記録ヘッドコントロール部210は、記録ヘッド105の状態を示す温度情報等を検出し、検出された温度情報等を、CPU202に送る。また、記録ヘッドの記録素子のうち使用する記録素子を適宜選択することができる。
つまりCPU202は、メカコントロール部204、記録ヘッドコントロール部210を介してメカ部205、記録ヘッド105を制御することで、記録装置PR1の記録制御を行うことができる。具体的には、複数の記録素子が配列されている記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に往復走査させながら、上記記録ヘッドからインクを吐出させて上記記録媒体に記録させることができる。その際に、記録ヘッドを記録する記録媒体からはみ出る領域に走査させてインクを吐出させることで、ふち無し記録を行うことができる。
図3は、記録装置PR1におけるプラテン104を示す図である。
プラテン104には、記録ヘッド105に備えられている記録素子列301の上側半分部分UP1によって、プラテン印字される第1領域R1に穴があけられている。また、記録ヘッド105に設けられている記録素子列301の全てによって、A4サイズとはがきサイズとの記録媒体の左右にはみ出して記録した場合、プラテン印字される第2領域R2に、穴があけられている。プラテン104の中に、穴に対応する位置にインク吸収体302が配置されている。つまり、ふち無し記録を行う場合に、記録媒体の先端領域と後端領域とに使用される記録素子の一部分によってインクが着弾する可能性のある領域に、インク吸収体302が設けられている。また、所定サイズの記録媒体から左右にはみ出してインクが着弾する可能性のある領域に、インク吸収体302が設けられている。
次に、記録装置PR1において、受信バッファ201を経由して、PC110からデータを受信した場合における動作について説明する。
図4は、記録装置PR1において、受信バッファ201を経由して、PC110からデータを受信した場合における動作を示すフローチャートである。
処理が開始されると、ステップ401で、受信したデータがふち無しプリントデータであるかどうかを判別する。この判別の結果、ふち無しプリントデータであると判別されると、ステップ403へ進み、そうでなければ、ステップ402へ進む。
ステップ402で、従来例と同様に、ふち有りプリントを実行し、受信データ処理を終了する。ステップ403で、記録すべき画像の先端領域を、記録素子列301の上側半分部分UP1で記録する。
ステップ404で、受信したデータが、A4サイズまたははがきサイズであるかどうかを判別する。この結果、A4サイズまたははがきサイズであると判別されると、ステップ406へ進み、そうでなければステップ405へ進む。
ステップ405で、記録すべき画像のうち記録媒体からはみ出して印字する左右端全領域と、それ以外の領域(はみ出さないで印字する領域)とで、使用する記録素子の数、使用する記録素子の位置を変えて記録する。たとえば図3に示したプラテンの例において記録すべき画像のうち記録媒体からはみ出して印字する左右端領域を記録する場合、複数の記録素子のうち使用する記録素子を上側半分に制限して記録する。
ステップ406では、記録すべき画像の中間領域を、ステップ405における記録素子の制限を行わずに、下側半分の記録素子の使用を許可して記録する。ステップ407で、記録すべき画像の後端領域を、記録素子列301の上側半分部分UP1で記録し、受信データ処理を終了する。
次に、上記実施例において、所定サイズであるA4サイズの記録媒体にふち無し記録される過程について説明する。図5、図6、図7は、図4に示すフローチャートに従って、記録装置PR1が受信したA4サイズのふち無しプリントデータが、A4サイズの記録媒体501に、ふち無しプリントされる過程を説明する図である。
記録装置PR1がデータを受信すると、ステップ401で、受信データがふち無しプリントデータであるかどうかを判別する。ふち無しプリントデータであると判別されるので、ステップ403へ進む。ステップ403で、図5に示すように、記録媒体501の先端領域を、記録素子列301の上側半分部分UP1を使ってプリントする。記録媒体501からはみ出したインクは、インク吸収体302に吸収されるので、プラテン104がインクで汚れるのを防ぐことができる。
ステップ404で、受信データがA4サイズまたははがきサイズであるかどうかを判別する。この場合、A4サイズであると判別するので、ステップ406へ進む。ステップ406で、図6に示すように、記録媒体501の中間領域を、記録素子列301の全てを使用対象の記録素子として記録する。記録媒体501からはみ出したインクを、インク吸収体302が吸収するので、プラテン104がインクで汚れるのを防ぐことができる。ステップ407で、図7に示すように、記録媒体501の後端領域を、記録素子列301の上側半分部分UP1を使ってプリントし、ふち無しプリントを完成させる。記録媒体501からはみ出したインクを、インク吸収体302が吸収するので、プラテン104がインクで汚れるのを防ぐことができる。
上記実施例において、所定サイズの記録媒体に、ふち無しで記録する場合、記録媒体501の中間部分で、全ての記録素子を使用対象の記録素子として記録するので、ふち無し記録でない記録方法と同等のスループットで記録を行うことができる。
次に、所定サイズ以外の記録媒体に、ふち無し記録する過程について説明する。
図8、図9、図10は、図4に示すフローチャートによって、所定でないサイズの記録媒体に、ふち無しプリントする過程を説明する図である。ここでは所定サイズとは異なるサイズの記録媒体として、A4サイズよりも小さく、はがきサイズよりも大きなサイズの記録媒体801を例に説明する。なお本実施例においては、所定サイズ以外のサイズを、非定型サイズともいう。
記録装置PR1がデータを受信すると、ステップ401で、受信データが、ふち無しプリントデータであるかどうかを判別する。この場合、ふち無しプリントデータであると判別されるので、ステップ403へ進む。ステップ403で、図8に示すように、記録媒体801の先端領域を、記録素子列301の上側半分部分UP1を使ってプリントする。記録媒体801からはみ出したインクを、インク吸収体302が吸収するので、プラテン104がインクで汚れるのを防ぐことができる。
ステップ404で、受信データがA4サイズまたははがきサイズであるかどうかを判別する。この場合、A4サイズでもはがきサイズでもないと判別するので、ステップ405へ進む。
ステップ405で、図9(1)に示すように、記録媒体801の中間領域において、記録媒体801からはみ出して印字を行う左右端部と、それ以外の部分とで、異なる数の記録素子、異なる記録素子位置で記録する。なお、図9ではマルチパス記録においてふち無し印刷を行う例を示している。なおマルチパス記録とは、記録媒体の同一領域に対して、記録ヘッドを複数回走査させ、複数回の印字で補完して記録を行う方法である。
図9(1)に示す方法では、記録媒体801からはみ出して印字を行う記録ヘッドの走査方向の左右端部領域に対しては、使用する記録素子を記録素子列301の上側半分部分UP1に制限して記録する。一方、記録媒体801からはみ出して印字を行う記録ヘッドの走査方向の左右端部領域以外(中間領域)に対しては、記録素子列301の全てを使って記録する。つまり、記録媒体801における部分a(左端部、中間領域、右端部)を、記録素子列301の上側半分部分UP1で記録する。これと同時に、記録媒体801における部分b1(中間領域)を、記録素子列301の下側半分部分DP1で記録する。この場合、記録媒体の左右端はインク吸収体302が設けられている第1領域R1に対応した記録素子列301の上側半分部分UP1で記録するので、プラテンがインクで汚れるのを防ぐことができる。
そして図9(2)に示すように、記録素子列301の半分の長さ(図9中、記録素子列301の上下方向の半分の長さ、つまり上側半分部分UP1の縦方向の長さ)分だけ、記録媒体801を搬送する。そして、上記搬送した後に図9(1)で示した記録を再び行う。つまり、記録素子列301の上側半分部分UP1で記録媒体の左端部、中間領域、右端部を記録する。このとき中間領域は搬送する前に下側半分部分DP1により既に記録されているので、ここではその画像を補完するように記録される。一方、左右端部は下側半分部分DP1では記録されずに、図9(2)で示した状態で上側半分部分UP1により記録される。つまり、記録媒体からはみ出す左右端部の補完回数を、左右端部以外の領域の補完回数よりも少なくすることで実現できる。
以上のように記録媒体の先後端以外の領域を記録すると、ステップ407では、図10に示すように、記録媒体801の後端領域を、記録素子列301の上側半分部分UP1を使って記録し、ふち無し記録を完成させる。記録媒体801からはみ出したインクを、インク吸収体302が吸収するので、プラテン104を汚すことを防ぐことができる。
以上のように本実施例では、所定サイズでない記録媒体に対してふち無し記録を行う場合であっても、記録素子の全てを使用対象の記録素子とすることができる。よって、使用する記録素子を一部分に限定する場合に比べ、特定の記録素子に負荷を偏らせずに、ふち無し記録を行うことができる。また記録媒体の中間領域に対しては異なる記録素子を使用して補完して記録できるので、使用する記録素子を一部分に限定する場合に比べ、高速にふち無し記録を行うことができる。
図11は、本発明の実施例2である記録装置PR2の説明図である。記録装置PR2の構成は、記録装置PR1の構成と同様であるが、ここではマルチパス記録ではなく、記録媒体の領域に対して1回の記録で画像を完成させる記録方法でふち無し記録を実現させる。
記録装置PR2では、記録媒体801の部分c2(左端領域)、部分c3(右端領域)を、記録素子列301の上側半分部分UP1でプリントする。なお、後述するが、このとき部分c1(中間領域)は記録素子列301の下側半分部分DP1で記録されている。この場合、記録媒体801の部分c2(左端領域)、部分c3(右端領域)が、第1領域R1の上でプリントされるので、インクがインク吸収体302に吸収され、プラテンが汚れるのを防ぐことができる。そして、これと同時に、記録素子列301の下側半分部分DP1が、部分d1(中間領域)を記録する。
その後に、記録素子列301の半分の長さ(図11中、記録素子列301の上下方向の半分の長さ)分だけ、記録媒体801を搬送する。つまり部分c1(中間領域)は、図11(1)に示した状態より前に記録素子列301の下側半分部分DP1で記録されており、搬送されて図11(1)に示した状態になったときには既に記録が行われている。
そして図11(1)に示した状態から記録媒体を搬送したあと、図11(2)に示すように、記録媒体801の部分d2(左端領域)、部分d3(右端領域)を、記録素子列301の上側半分部分UP1でプリントする。この場合、記録媒体801の部分c2(左端領域)、部分c3(右端領域)が、第1領域R1の上で記録されるので、インクがインク吸収体302に吸収され、プラテンが汚れるのを防ぐことができる。これと同時に、記録媒体801の部分e1(中間領域)を、使用する記録素子を端部領域で使用する記録素子以外の記録素子(本実施例では記録素子列301の下側半分部分DP1)に制限してプリントする。
上記動作を繰り返して、記録媒体801の先後端以外の領域へのプリントが終了する。
以上のように本実施例では、所定サイズでない記録媒体に対してふち無し記録を行う場合であっても、記録素子の全てを使用対象の記録素子とすることができる。よって、使用する記録素子を一部分に限定する場合に比べ、特定の記録素子に負荷を偏らせずに、ふち無し記録を行うことができる。
PR1、PR2…記録装置、
104…プラテン、
R1…第1領域、
301…記録素子列、
302…インク吸収体。
104…プラテン、
R1…第1領域、
301…記録素子列、
302…インク吸収体。
Claims (5)
- 複数の記録素子が配列されている記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させ、上記記録ヘッドからインクを吐出させて上記記録媒体に画像を記録する記録装置であって、
記録媒体と上記記録媒体からはみ出る領域とに対して記録ヘッドからインクを吐出させて、上記記録媒体に画像を記録するふち無し記録手段と;
所定サイズの記録媒体と記録ヘッドが有する複数の記録素子とに対応した第1の領域と、上記所定サイズとは異なるサイズの記録媒体と上記複数の記録素子のうちの一部の記録素子とに対応した第2の領域とに配置され、上記ふち無し記録手段により記録媒体からはみ出る領域に吐出されたインクを吸収するインク吸収手段と;
上記ふち無し記録手段が上記所定サイズとは異なるサイズの記録媒体に画像を記録する場合に、上記記録ヘッドにおいて上記複数の記録素子が配列された長さよりも短い搬送量で上記記録媒体を搬送させ、上記記録媒体における記録ヘッドの走査方向の端部領域を、使用する記録素子を上記第2の領域に対応した記録素子に制限して記録させ、上記記録媒体における記録ヘッドの走査方向の中間領域を、上記第2の領域に対応しない記録素子の使用を許可して記録させる記録制御手段と;
を有することを特徴とする記録装置。 - 上記記録制御手段は、上記記録媒体における記録ヘッドの走査方向の中間領域を、使用する記録素子を上記第2の領域に対応する記録素子以外の記録素子に制限して記録させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 上記記録制御手段は、上記記録媒体における記録ヘッドの走査方向の中間領域を、上記第1の領域に対応する記録素子を使用して記録させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 上記記録制御手段は、上記記録媒体における記録ヘッドの走査方向の端部領域を、上記記録媒体における記録ヘッドの走査方向の中間領域よりも少ない補完回数で記録することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 複数の記録素子が配列されている記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させて上記記録媒体と上記記録媒体からはみ出る領域とに対して記録ヘッドからインクを吐出させて上記記録媒体に画像を記録し、所定サイズの記録媒体と記録ヘッドが有する複数の記録素子とに対応した第1の領域と上記所定サイズとは異なるサイズの記録媒体と上記複数の記録素子のうちの一部の記録素子とに対応した第2の領域とに配置されて記録媒体からはみ出る領域に吐出されたインクを吸収するインク吸収手段を有する記録装置に画像を記録させる記録方法であって、
ふち無し記録手段が上記所定サイズとは異なるサイズの記録媒体に画像を記録する場合に、上記記録ヘッドにおいて上記複数の記録素子が配列された長さよりも短い搬送量で上記記録媒体を搬送させ、上記記録媒体における記録ヘッドの走査方向の端部領域を、使用する記録素子を上記第2の領域に対応した記録素子に制限して記録させ、上記記録媒体における記録ヘッドの走査方向の中間領域を、上記第2の領域に対応しない記録素子の使用を許可して記録させることを特徴とする記録方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009267669A JP2011110760A (ja) | 2009-11-25 | 2009-11-25 | 記録装置及び記録方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018187784A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
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2009
- 2009-11-25 JP JP2009267669A patent/JP2011110760A/ja active Pending
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