JP2011110541A - 携帯用電解水噴霧器 - Google Patents

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Miyuki Kawamura
美由紀 川村
Daisuke Suzuki
大輔 鈴木
Masahiro Izeki
正博 井関
Keiko Kurokawa
圭子 黒河
Daiki Terada
大樹 寺田
Yasuharu Kataoka
靖治 片岡
Kazuhisa Mizuta
一久 水田
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Abstract

【課題】棚等に設置する電解水噴霧器は存在する。本発明は、ハンドバッグ等に収容して持ち歩く携帯用として好適なスリム形態の携帯用電解水噴霧器を提供するものであり、特に、板状電極間が電解水の生成領域を形成するように、水タンク部の中央部に電解部を配置することにより、噴霧機構部の作動によって水タンク部の水が噴霧機構部へ流れる水の流通路形成がし易く、コンパクト構成の達成によって小型化を図るものである。
【解決手段】外観筒状をなし、上面に水補給開口を備えた筒状水タンク部を中間部に配置し、筒状水タンク部の軸方向の上部に噴霧機構部を下部に電源部を配置し、筒状水タンク部内には中央部に軸方向に筒状電解部を支持し、筒状電解部は、下部から水タンク部の水が流入しつつ電解水が上部から噴霧機構部へ流れる水の流通路を形成するよう、電源部から供給される電力によって電解水を生成する電極を備え、水補給開口を開閉するよう噴霧機構部が筒状水タンク部と筒状電解部に対して着脱されること。
【選択図】図1

Description

本発明は、被電解水を電気分解して生成した電解水をスプレー部から噴霧する電解水噴霧器に関し、特に、ハンドバッグ等に収容して持ち歩き、任意の部位に電解水を噴霧してその部位を除菌することに適する携帯用電解水噴霧器に関する。
インフルエンザ等の流行により、病院や人が出入りする公共施設、または家庭の棚等に設置して手指等を除菌または殺菌する器具があり、その一つとして、被電解水を電気分解して生成した電解水をスプレー部から噴霧する電解水噴霧器の技術が存在する。その電解水噴霧器の一つに、被電解水として容器に収容した塩素化合物の溶液を電気分解し、次亜塩素酸またはその塩の溶液である電解水を生成して、これをスプレー部から噴霧する次亜塩素酸生成噴霧器がある(特許文献1参照)。
これは多量の塩素化合物の溶液を容器に収容し、この容器の上端にトリガスプレーヤーを着脱自在に取り付け、この取り付けによってトリガスプレーヤーから延びたディップチューブが容器内の塩素化合物の溶液に浸り、指でピストルの引き金を引くようにトリガを操作することにより、1回のトリガ操作によって、0.1ml〜1mlの塩素化合物の溶液が容器内から汲み上げられてノズルから噴霧されるものである。
また、電解水噴霧器の他の形態として、略円筒状の容器本体2Aの上面と下面に2段円筒状のキャップ2Bと円板状のキャップ2Cが取り付けられて容器2を構成し、この容器2の上部に、噴霧機構である手動スプレーポンプ3が取り付けられたものがある。これは、容器本体2Aの上面に形成した隔壁6の上側に、キャップ2B内に電解溶液を貯留するタンク4が形成され、この隔壁6の下側で容器2内に電解槽5が形成され、手動スプレーポンプ3から下方へ延びたノズル3aが容器2の中心に配置され、手動スプレーポンプ3を押し圧操作するごとに、電解槽5の電解水が所定量、ノズル3aに吸引されて噴霧口3bから噴霧される構成の電解水生成噴霧器である(特許文献2参照)。
特許文献2のものは、容器2の容器本体2A内は、上部に電解槽5が形成され、電解槽5の下方に2本のバッテリとバッテリの電流を制御する基板が背中合わせに配置され、バッテリと基板の下方を下部のキャップ2Cが覆う構成である。
即ち、特許文献2のものは、被電解水を入れるタンク4と電解槽5が上下関係の配置となるように、タンク4がキャップ2B内に形成され、電解槽5が容器本体2Aに形成された状態で、容器本体2Aの上端にキャップ2Bがネジ結合される構成である。そして、手動スプレーポンプ3から下方へ延びたノズル3aが容器2の中心に配置されるために、電解槽5が容器本体2Aの上部の一方に偏った位置に配置されている。
特開2004−130263号公報 特開2009−154030号公報
この特許文献1のものは、図示された全体形態からして、病院や人が出入りする公共施設や病院、または家庭等の棚等に設置して使用するものであり、携帯用として開発されたものではないことが、一見して判明する。
また特許文献2のものは、上記のように、被電解水を入れるタンク4がキャップ2B内に形成され、電解水を生成する電解槽5が容器本体2Aに形成されているため、タンク4と電解槽5が上下に分離し、それが結合される関係である。このため、タンク4に被電解水を入れる場合は、容器本体2Aからキャップ2Bを取り外し、タンク4に被電解水を入れた状態で、容器本体2Aを逆さま状態でもって、容器本体2Aとキャップ2Bとをネジ結合することとなり、被電解水の補充操作を行い難いこと、また、容器本体2Aの電解槽5に電解水が残っておれば、この電解水が零れ落ちることが懸念される。
特許文献2のものは、手動スプレーポンプ3から下方へ延びたノズル3aが容器2の中心に配置されるために、電解槽5が容器本体2Aの上部の一方に偏った位置に配置されること、更に、電解槽5の下方に2本のバッテリとバッテリの電流を制御する基板が背中合わせに配置されるものであり、これらの構成によって容器2の直径が大きくなる。これらの点は、携帯用を創造するときの支障となるものである。
上記の点及び全体形態からして、特許文献2のものは、病院や人が出入りする公共施設や病院、または家庭等の棚等に設置して使用するものであり、携帯用として開発されたものではないことが、一見して判明する。
最近、インフルエンザ等の流行により、手指や出先での便座等を手軽に除菌することが望まれる。このような点に着目して、本発明は、ハンドバッグ等に収容して持ち歩き、手指や出先での便座等の任意の部位を手軽に除菌することに適する携帯用電解水噴霧器を提供するものである。
本発明は、ハンドバッグ等に収容して持ち歩く携帯用として好適なスリム形態を達成するために、各部の機能部分の構成及びそれらの配置構成に特徴を有し、特許文献2のもののように、被電解水を入れるタンクと電解水を生成する電解槽が分離し結合される形態ではなく、タンク内に電解槽が組み込まれた構成とし、タンクの上面開口から水の補給を行なうことができるようにして、特許文献2のような問題もない、新規な携帯用電解水噴霧器を提供するものである。
また本発明では、電極間が電解水の生成領域を形成するように、水タンク部の中心部に電解部を配置することにより、噴霧機構部の作動によって水タンク部の水が噴霧機構部へ流れる水の流通路形成がし易く、コンパクト構成の達成によって、携帯用電解水噴霧器の小型化を図るものである。
更に、本発明では、水タンク部と電解部に対して噴霧機構部が着脱される構成によって、水タンク部の上面開口から水の補給が容易にできるようにする携帯用電解水噴霧器を提供するものである。
第1発明の携帯用電解水噴霧器は、外観筒状をなし、上面に水補給開口を備えた筒状水タンク部を中間部に配置し、前記筒状水タンク部の軸方向の上部に噴霧機構部を下部に電源部を配置し、前記筒状水タンク部内には中央部に軸方向に筒状電解部が配置支持され、前記筒状電解部は、下部から前記水タンク部の水が流入しつつ電解水が上部から前記噴霧機構部へ流れる水の流通路を形成するよう、前記電源部から供給される電力によって前記電解水を生成するプラス電極とマイナス電極を備え、前記水補給開口を開閉するよう前記噴霧機構部が前記筒状水タンク部と前記筒状電解部に対して着脱される構成であることを特徴とする。
第2発明の携帯用電解水噴霧器は、外観筒状をなし、上面に水補給開口を備えた筒状水タンク部を中間部に配置し、前記筒状水タンク部の軸方向の上部に噴霧機構部を下部に電源部を配置し、前記筒状水タンク部内の中央部には筒状電解部が下部を前記水タンク部の底部に支持され上部を前記筒状水タンク部内面に支持されて軸方向に配置され、前記筒状電解部は、下部から前記水タンク部の水が流入しつつ電解水が上部から前記噴霧機構部へ流れる水の流通路を形成するよう、前記電源部から供給される電力によって前記電解水を生成するプラス電極とマイナス電極を備え、前記水補給開口を開閉するよう前記噴霧機構部が前記筒状水タンク部と前記筒状電解部に対して着脱される構成であることを特徴とする。
第3発明の携帯用電解水噴霧器は、外観筒状をなし、上面に水補給開口を備えた筒状水タンク部を中間部に配置し、前記筒状水タンク部の軸方向の上部に噴霧機構部を下部に電源部を配置し、前記筒状水タンク部内には中央部に軸方向に筒状電解部を配置すると共に前記筒状電解部を取り囲んで通水孔を形成した装飾筒を配置し、前記筒状電解部は、下部から前記水タンク部の水が流入しつつ電解水が上部から前記噴霧機構部へ流れる水の流通路を形成するよう、前記電源部から供給される電力によって前記電解水を生成するプラス電極とマイナス電極を備え、下部が前記水タンク部の底部に支持され上部が前記装飾筒に支持され、前記水補給開口を開閉するよう前記噴霧機構部が前記筒状水タンク部と前記筒状電解部に対して着脱される構成であることを特徴とする。
第4発明の携帯用電解水噴霧器は、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、前記プラス電極とマイナス電極は、前記軸方向に並行配置され、前記電解部内の水の流通路が前記プラス電極とマイナス電極の対向面間のみで形成されることを特徴とする。
第5発明の携帯用電解水噴霧器は、第3発明において、前記装飾筒は前記水タンク部の底部と上部に亘って支持され、前記装飾筒の上端は前記水補給開口が臨む大きさに開口していることを特徴とする。
第6発明の携帯用電解水噴霧器は、第3発明または第5発明において、前記水タンク部と前記装飾筒は円筒状をなし、前記筒状電解部は前記水タンク部内中央部に軸方向に配置され、前記装飾筒は前記水タンク部と同軸配置であることを特徴とする。
第7発明の携帯用電解水噴霧器は、第1発明乃至第6発明のいずれかにおいて、前記プラス電極とマイナス電極は、筒状体内に並行配置の板状電極で構成され、前記水の流通路が前記板状プラス電極と板状マイナス電極の対向面間で形成されたことを特徴とする。
第8発明の携帯用電解水噴霧器は、第1発明乃至第7発明のいずれかにおいて、前記噴霧機構部は、上下動可能に組み合わされた手動プッシュ部を備え、前記手動プッシュ部のプッシュ時の加圧空気となる空気の導入孔には、空気は通すが水は通さない選択膜を設けたことを特徴とする。
本発明は、インフルエンザ等の流行により、手指や出先での便座等を手軽に除菌することへの適用のために、ハンドバッグ等に収容して持ち歩き、手指や出先での便座等の任意の部位を手軽に除菌することに適する携帯用電解水噴霧器を提供できるものとなる。そして、筒状水タンク部内の中央部に筒状電解部が配置支持されており、水タンク部への水の補給に際して、噴霧機構部が筒状水タンク部と筒状電解部に対して着脱される構成であるため、水タンク部への水の補給が容易であり、その着脱操作も容易に行なえるものとなる。
本発明では、板状電極間が電解水の生成領域を形成すると共に、噴霧機構部の作動によって水タンク部の水が噴霧機構部へ流れる水の流通路を形成することにより、水タンク部の水を噴霧機構部へ流す流路形成がし易くなる。また、この構成によって、水タンク部の中心部に電解部を配置するコンパクト構成が達成でき、携帯用電解水噴霧器の小型化を図ることができる。
本発明では、電解部が水タンク部の中央部に配置されるように、電解部の上部と下部を水タンク部の上部と下部に支持するため、電解部に支持が安定し、水タンク部内において、電解部と電解部へ供給する水を溜める水タンク部との区分ができ、電解部で作った電解水の水タンク部への対流を抑制でき、その都度生成した所定濃度の電解水を噴霧でき、所期の除菌効果を得ることができる。
本発明では、また、電解部内の水の流通路が電解部のプラス電極とマイナス電極の対向面間のみで形成されることにより、電解部の小型化により水タンク部の小型化が達成され、携帯用電解水噴霧器の小型化を図ることができる。
本発明では、また、噴霧機構部に設けた空気の導入孔に、空気は通すが水は通さない選択膜を設けたことにより、噴霧時の空気の導入はスムースに行われるが、携帯用電解水噴霧器をハンドバッグ等に入れて持ち歩く際に、水タンク部の水が空気の導入孔から漏洩する虞もなく、安心な携帯用電解水噴霧器を提供できる。
本発明に係る携帯用電解水噴霧器の内部構成を示す説明図である。 本発明に係る携帯用電解水噴霧器の電解部と電源部の関係を示す説明図である。 本発明に係る携帯用電解水噴霧器の内部構成の第1実施形態を断面で示す説明図である。 図3の第1実施形態のプッシュ部をプッシュした状態の説明図である。 図3の第1実施形態のプッシュ部をプッシュした状態の電解水の流出部の拡大図である。 図3の第1実施形態の連通路部材を貫通した空気の連通路の拡大図である。 本発明に係る携帯用電解水噴霧器の電解部の下部の支持構造の他の実施形態を示す説明図である。 本発明に係る携帯用電解水噴霧器の内部構成の第2実施形態を断面で示す説明図である。 本発明に係る携帯用電解水噴霧器の内部構成の第3実施形態を断面で示す説明図である。 本発明に係る携帯用電解水噴霧器の内部構成の第4実施形態を断面で示す説明図である。 本発明に係る携帯用電解水噴霧器の電解部の3枚電極構成を示す横断面図である。 本発明に係る携帯用電解水噴霧器の電解部の5枚電極構成を示す横断面図である。 本発明に係る携帯用電解水噴霧器の電解部の4枚電極構成を示す横断面図である。 本発明に係る携帯用電解水噴霧器の電解部のプラス電極とマイナス電極が同軸配置の円筒形である電極構成を示す説明図である。 本発明に係る携帯用電解水噴霧器の電解部のプラス電極とマイナス電極一方が円柱形でありその外側に同軸配置の円筒形である電極構成を示す説明図である。 本発明に係る携帯用電解水噴霧器の外観図である。
本発明の携帯用電解水噴霧器は、外観筒状をなし、上面に水補給開口を備えた筒状水タンク部を中間部に配置し、前記筒状水タンク部の軸方向の上部に噴霧機構部を下部に電源部を配置し、前記筒状水タンク部内には中央部に軸方向に筒状電解部が配置支持され、前記筒状電解部は、下部から前記水タンク部の水が流入しつつ電解水が上部から前記噴霧機構部へ流れる水の流通路を形成するよう、前記電源部から供給される電力によって前記電解水を生成するプラス電極とマイナス電極を備え、前記水補給開口を開閉するよう前記噴霧機構部が前記筒状水タンク部と前記筒状電解部に対して着脱される構成であり、以下に、その実施例を記載する。
なお、本発明における「除菌」とは、除菌前の菌数に比べて除菌後の菌数が、100分の1以下になることを意味する。
以下、本発明に係る携帯用電解水噴霧器1は、図に示すように、外観が円筒形、楕円形、多角形等の筒状をなし、中間部に上面開口2Aの筒状水タンク部2を配置し、下部に電源部3を配置し、上部にプッシュ式噴霧機構部4を配置した構成である。図のものは、水タンク部2と電源部3の外観が、略同じ直径の円筒形本体部1Aを形成した携帯用電解水噴霧器1を示している。
水タンク部2内の中央部には、水タンク部2の水が下部の流入口5Eから流入し上面開口5Aから噴霧機構部4へ流出する筒状電解部5が水タンク部2の軸方向に配置され、筒状電解部5の周囲が水タンク部2の水溜め部となっており、水タンク部2の水が下部の流入口5Eから電解部5へ流入する。このため、携帯用電解水噴霧器1がプッシュ式噴霧機構部4を上にした垂直状態において、電解部5と水タンク部2の水位が同レベルとなる構成である。
図3に示すように、電解部5は、その内部の水に浸るように、オゾンを発生させ電解水を生成するための電解水生成用電極6が収容されており、オゾンを発生することにより除菌用電解水としてのオゾン水を生成するものである。電解部5は、プラス電極6Aとマイナス電極6Bが、携帯用電解水噴霧器1の軸方向、即ち、水タンク部2の中央部に、水タンク部2の軸方向に収容された筒状電解部5を形成している。電極6は、水タンク部2の軸方向に並行に延びた2枚乃至5枚のプラス電極6Aとマイナス電極6Bで構成され、1枚のプラス電極6Aと1枚のマイナス電極6Bの一対で構成することもできるが、除菌用電解水を効果的に生成するためには、電極6の好ましい形態として、プラス電極6Aとマイナス電極6Bが交互配置となるように、少なくとも3枚の板状電極が、所定間隔を存してその板状面が対向配置される。
筒状電解部5の構成として、筒状体5P内にプラス電極6Aとマイナス電極6Bが所定間隔で収容された構成であり、プラス電極6Aとマイナス電極6Bとの間が水の流通路となる電解室5Sである。プラス電極6Aとマイナス電極6B間の電解室5S以外の部分に水が存在すると、この部分ではオゾンを含んでいない水が発生し、これがプッシュ式噴霧機構部4から噴霧されると、除菌効果が損なわれる。これを防止するために、電解部5は、プラス電極6Aとマイナス電極6B間以外の部分を水が流れない筒状構成である。
電解部5の一つの実施構成として、図11に横断面で示すように、プラス電極6Aとマイナス電極6Bが交互配置となるよう3枚の板状電極が絶縁材のスペーサ5Bを介して上下方向に略均一な所定間隔(0.1mm〜1mm)を存して対向配置され、中間の板状電極をプラス電極6Aとし、その両側の板状電極をマイナス電極6Bとし、電気分解に作用しない非対向面は、絶縁材で覆うように、この3枚の電極の外周を合成樹脂製の熱収縮チューブで構成した筒状体5Pで覆われている。プラス電極6Aとマイナス電極6Bが交互配置となるよう3枚の板状電極が絶縁性のスペーサ5Bを介して所定間隔に配置された状態のものを熱収縮チューブに挿入し、加熱により熱収縮チューブを収縮させることによって、熱収縮チューブが3枚の電極の周囲に密着することにより、筒状体5Pが形成されることとなる。これによって、プラス電極6Aとマイナス電極6Bとの間で、水の流通路となる電解室5Sが形成され、電解室5Sに存在する水を電気分解してオゾンを発生させ、オゾン水としての電解水を効果的に生成することができる。そして、後述のようにプッシュ式噴霧機構部4の作動によって噴霧されるとき、実質的に電解室5S以外の部分を水が流れない筒状構成となる。
電解部5の軸方向に沿ったプラス電極6Aとその両側のマイナス電極6Bの軸方向長さが、略電解部5の軸方向長さに亘る長さである。また、プラス電極6Aとマイナス電極6Bのそれぞれの対向面の電気分解に作用する有効面積が略同じである。
筒状体5Pは絶縁材が好ましく、上記のように合成樹脂製の熱収縮チューブで構成してもよく、または、円筒形状または非円筒形状に成形した合成樹脂の成形品で構成してもよい。いずれにしても、プラス電極6Aとマイナス電極6Bとの間で、水の流通路となる電解室5Sが形成され、実質的にプラス電極6Aとマイナス電極6B間以外の部分を水が流れない筒状構成とすればよい。
電気分解を速やかに行なうため、及びまたは電解水濃度を高めるためには、図12に示すように、プラス電極6Aとマイナス電極6Bが交互配置にて、絶縁性のスペーサ5Bを介して5枚の板状電極が上下方向に略均一な所定間隔(0.1mm〜1mm)を存して対向配置される形態とすることもできる。図11に示す場合と同様に、筒状体5Pが形成される。
3枚の板状電極の場合も、また5枚の板状電極も、後述のように、電極6に所定電圧(実施例では、5.5V〜5.6V)を印加することによって、プラス電極6Aとマイナス電極6Bとの間の電解室5Sに存在する水を電気分解してオゾンを発生させ、オゾン水としての電解水を効果的に生成することができる。
上記の場合は、電極6は、水タンク部2の軸方向に並行に延びたプラス電極6Aとマイナス電極6Bが交互配置となるように、3枚または5枚の板状電極が所定間隔を存してその板状面が対向配置しているが、図13のように、絶縁性のスペーサ5Bを介して4枚の板状電極が所定間隔を存してその板状面が対向するように、プラス電極6Aとマイナス電極6Bが交互配置となるように構成することも可能である。また、図13において、プラス電極6Aの位置をマイナス電極6Bとし、マイナス電極6Bの位置をプラス電極6Aとするように配置することもできる。図11に示す場合と同様に、筒状体5Pが形成される。
2枚の板状電極の場合も、4枚の板状電極の場合も、また5枚の板状電極の場合も、電解部5の軸方向に沿ったプラス電極6Aとその両側のマイナス電極6Bの軸方向長さが、略電解部5の軸方向長さに亘る長さである。また、プラス電極6Aとマイナス電極6Bのそれぞれの対向面の電気分解に作用する有効面積が略同じである。
上記のように、板状のプラス電極6Aとその両側の板状のマイナス電極6B間が、電解水の生成領域を形成すると共に、噴霧機構部4の作動によって水タンク部2の水が噴霧機構部4へ流れる水の流通路を形成するため、水タンク部2の水を噴霧機構部4へ流す流路形成がし易くなり、水タンク部2の中心部に電解部5を配置するコンパクト構成が達成できる。
また、上記のように、電解部5の軸方向に沿ったプラス電極6Aとその両側のマイナス電極6Bの軸方向長さが、略電解部5の軸方向長さに亘る長さであることによって、電解部5全体を電解領域とすることができるため、携帯用電解水噴霧器1の全体長さを短くすることができる。
また、上記のように、電極6は、板状プラス電極6Aと板状マイナス電極6Bの対向面が電解水生成作用面であり、非対向面が絶縁材で被覆された構成であるため、対向面での電解水生成作用が効果的に行なわれるものとなる。
また、上記のように、プラス電極6Aとマイナス電極6Bのそれぞれの対向面の電気分解に作用する有効面積が略同じであることにより、電極のコストを下げることができる。
また、電極6の他の形態を図14及び図15に示す。図14の形態は、プラス電極6Aとマイナス電極6Bは、共に同軸配置の円筒形であり、内側の円筒形がプラス電極6Aである場合は、その外側に同軸配置の円筒形がマイナス電極6Bである。また、内側の円筒形がマイナス電極6Bである場合は、その外側に同軸配置の円筒形がプラス電極6Aである。いずれの場合も、外側の円筒形の電極の外側面は、合成樹脂製の熱収縮チューブで構成した筒状体5Pで覆われるか、円筒形に成形した合成樹脂製の筒状体5Pで覆われる。また、他の構成として、外側の円筒形の電極が筒状体5Pを兼用する構成とすることができる。この場合、外側の円筒形の電極の外側面は、絶縁材の層が形成される。
また、図15の形態は、プラス電極6Aとマイナス電極6Bのうち、一方が円柱形であり、その外側に同軸配置の円筒形であり、中心部の円柱がプラス電極6Aである場合は、その外側に同軸配置の円筒形がマイナス電極6Bである。また、中心部の円柱がマイナス電極6Bである場合は、その外側に同軸配置の円筒形がプラス電極6Aである。いずれの場合も、外側の円筒形の電極の外側面は、合成樹脂製の熱収縮チューブで構成した筒状体5Pで覆われるか、円筒形に成形した合成樹脂製の筒状体5Pで覆われる。また他の構成として、外側の円筒形の電極が筒状体5Pを兼用する構成とすることができる。この場合、外側の円筒形の電極の外側面は、絶縁材の層が形成される。
携帯用電解水噴霧器1の組み立てのし易さを考慮して、電源部3は、環状パッキン21を介して水タンク部2と相互にネジ結合部22にて、使用者が取り外しできないように固定的に水密状態に結合されている。電源部3は、合成樹脂製の筺体23内に、電源用電池24、制御回路部25、LED26等が収容されている。図1に示すように、制御回路部25は、操作部27Pによって電源部3の外面から操作されるスイッチ27によって電源用電池24を電源として作動して、電源用電池24から制御回路部25へ電力が供給され、制御回路部25から電極6へ電力が供給されるように電気的に接続され、電極6を構成するプラス電極6Aとマイナス電極6Bへ電力を供給する。電源部3は、筺体23の外面が装飾のためにアルミニウムなどの金属製装飾体28によって覆われている。LED26は、携帯用電解水噴霧器1の外方から発光が目視できると共に、水が侵入しない防水構造によって、筺体23内に取り付けられている。
電源用電池24は、単3または単4の再充電可能な1.2ボルト〜1.5ボルトの2次電池であり、筺体23内の電池収容部23Aに着脱自在に取り付けられる。電源用電池24は、筺体23内に形成した電池収容部23Aに収容された後、電源部3の下端に水密状態に取り付けられる電池カバー29の取り付けによって、筺体23内に保持される。この保持状態において、電池カバー29を筺体23に取り付けることによって、電源用電池24は制御回路部25の電源としてセットされる。電池カバー29を取り外し、電源用電池24を電源部3から取り外した状態で、電源用電池24を所定の充電器へセットすることにより充電可能である。また、電源用電池24を筺体23内に保持したままの状態で、所定の充電器へセットすることにより、電磁誘導にて充電する構成でもよい。なお、図2に示すように、電池収容部23Aの側面に電池カバー29Aを着脱自在に設け、電源用電池24を電源部3から取り外すようにしてもよい。
電解部2でオゾン水を生成するためには、所定電圧以上の電力がプラス電極6Aとマイナス電極6Bへ印加されることが必要である。このため、電力電源用電池24は、複数の電池を直列接続すれば高い電圧が得られるが、携帯用電解水噴霧器1が大型化するため、本発明では、単3または単4の再充電可能な1.2ボルト〜1.5ボルトの2次電池を1個使用し、この電源用電池24の電圧を昇圧回路25Aによって昇圧して電極6に所定電圧(実施例では、5.5ボルト〜5.6ボルト)を印加する。制御回路部25は、電解室5S内での除菌用オゾン水の生成に必要な電圧を電極6へ印加するために、電源用電池24を電源として、電源用電池24の電圧を所定の電圧(実施例では、5.5ボルト〜5.6ボルト)まで昇圧するための昇圧回路25Aを備え、且つ、スイッチ27をONしたときから電池24の電力を電極6へ供給する時間を制限するタイマ回路25Bを備えている。
携帯用電解水噴霧器1において、電源用電池24の電力を電極6へ供給する方式として、タイマ回路を設けずに、使用者が携帯用電解水噴霧器1を使用する際にスイッチ27をONし、使用が終わったときスイッチ27をOFFするようにすることも可能であるが、もし、スイッチ27をOFFし忘れたときは、電池24の電力が電極6へ供給され続けるため、所謂電池24切れの状態になり易い。本発明では、このようなことを防止するために、スイッチ27として、操作部27Pを押圧したときのみ瞬時の間ONする構成とし、例えば、操作部27Pを押圧したときONし直ちに自動OFFする自動復帰式の押圧式スイッチ、または操作部27Pを押圧したときONし瞬時にOFFするトランジスタを含む回路構成等を採用し、スイッチ27のONからタイマ回路25Bが作動し、所定時間(実施例では10秒)だけ電池24の電力を昇圧回路25Aで昇圧した電圧が電極6へ供給されるようにしている。
上記のように、昇圧回路によって電解室5S内での除菌用オゾン水の生成に必要な電圧を電極6へ印加するため、電源用電池24は1.2V〜1.5Vの単3または単4電池が使用でき、小型化となる。また、スイッチ27をONしたときから所定時間(実施例では10秒)のみ電極6に通電することによって、除菌の必要時のみ電解水を生成するため、電池24の寿命を数年に亘るように長く保つことができる。
水タンク部2は上部に上面開口2Aを形成しており、これが水補給開口2Aとなる。この水補給開口2Aを開閉するように、水タンク部2の上部にプッシュ式噴霧機構部4が水密状態に着脱自在結合である。具体的には、水タンク部2の水補給開口2A側へ噴霧機構部4を取り付けたとき、水補給開口2Aが閉じた状態となる。また、噴霧機構部4を水タンク部2から取り外したとき、水補給開口2Aが開放される状態となり、この水補給開口2Aから水タンク部2への水の補給を行なうことができる。
水タンク部2の水補給開口2A周縁部、即ち上面開口2A周縁部には、水タンク部2内の水を押圧しつつ電解部5の電解水が先端のノズル4Aから噴霧するための噴霧機構部4が、水タンク部2に水密状態に着脱自在結合となっている。噴霧機構部4は、種々の形態があり、市販品を採用することもできるが、図示の噴霧機構部4では、円筒形のプッシュ部4Pが、環状パッキン12によって水密状態を保ちつつ、円筒形の噴霧本体部4Bに上下動可能に組み合わされ、プッシュ部4Pの側面には、小孔のノズル4Aが開口している。噴霧本体部4Bの下端開口部が水タンク部2の上面開口2A周縁とネジ結合部11によって着脱自在結合となっており、噴霧本体部4Bと水タンク部2とは、環状パッキン10によって水密状態である。
噴霧本体部4Bには、水タンク部2内に延びた連通路部材13が、一体的に設けられている。この連通路部材13は、中心部に上下に貫通した電解水導出路7Bを形成している。噴霧機構部4の中心部には、ノズル4Aへ通じるように、上下に貫通した電解水導出路7が形成されている。プッシュ部4Pはノズル4Aへ通じる小径の電解水導出路7Aを形成し、電解水導出路7Aが下方へ延出する延出部4P1を形成している。この延出部4P1は、電解水導出路7Bの上方から、連通路部材13内に形成した電解水導出路7Bへ侵入して、連通路部材13に水密状態で上下動可能に組み合わされている。これによって、電解水導出路7Aと電解水導出路7Bが連通状態となって電解水導出路7が形成され、電解部5からノズル4Aへ通じる電解水導出路7となる。
電解水導出路7Bには、電解水漏洩防止機構を備えている。この電解水漏洩防止機構は、図3に示すように、プッシュ部4Pが押圧されないときは、コイルバネ40によって上方へ付勢されるボール41によって電解水導出路7Bを閉じている。そして、図3乃至図5に示すように、プッシュ部4Pの押圧によって、延出部4P1がコイルバネ40に抗してボール41を下方へ押して電解水導出路7Bを開き、矢印のように電解部5の電解水が噴霧機構部4の電解水導出路7Aへ流れる構成である。この電解水漏洩防止機構によって、プッシュ部4Pが押圧されない状態において、携帯用電解水噴霧器1を上下逆さまにしたとき、電解部5の電解水が電解水導出路7を通ってノズル4Aから漏洩しないようになる。
噴霧本体部4B内にはポンプ室16が形成されている。図3の構成では、噴霧本体部4B内にプッシュ部4Pの空気押圧部4P2と、連通路部材13の基部上面との間にポンプ室16が形成されている。ポンプ室16は、空気導入孔9によって外気と連通し、且つ、連通路部材13の基部を貫通した空気の連通路15及び水タンク部2の水補給開口2Aによって、水タンク部2内と連通している。ポンプ室16に設けたコイルバネ8によって、プッシュ部4Pは本体部4Bから上方へ突出状態に付勢され、この状態でポンプ室16は空気導入孔9によって外気と連通した状態である。連通路部材13の基部を貫通した空気の連通路15は、1箇所でもよいが、図6に示すように、略120度ピッチで周囲3箇所に形成してもよい。なお、ポンプ室16の形成のために、例えば、噴霧本体部4Bは、その上面が接着等にて一体化される別部材のトップ部材4B1で形成された構成となっている。
本発明では、筒状電解部5は、筒状水タンク部2の中央部に、筒状水タンク部2の軸方向となるように配置されて支持され、筒状水タンク部2の上面の水補給開口2Aを開閉するように、噴霧機構部4が筒状水タンク部2と筒状電解部5に対して着脱される構成である。これに関し、具体的な構成を以下に説明する。
筒状電解部5は、上記のようにプラス電極6Aとマイナス電極6Bが、携帯用電解水噴霧器1の軸方向、即ち、水タンク部2の中央部に、水タンク部2の軸方向となるように配置され支持されている。
筒状電解部5は、下部が水タンク部2の底部に設けた下部支持部17Aに支持され、上部が水タンク部2内に後述の上部支持部材17Bによって支持されている。
先ず、上部支持部17Bによって支持する構成について説明する。筒状電解部5は、水タンク部2の中央部に、水タンク部2の軸方向となるように配置され、筒状電解部5は、上記のようにプラス電極6Aとマイナス電極6Bが、携帯用電解水噴霧器1の軸方向、即ち、水タンク部2の中央部に、水タンク部2の軸方向となるように配置され、筒状電解部5は、下部が水タンク部2の底部にて下部支持部17Aに支持され、上部が水タンク部2の上部にて合成樹脂製の上部支持部17Bにて支持されている。
水タンク部2を透明部材で構成して、内部の水の量が目視できるようにする場合、筒状電解部5を覆う装飾を施すために、水タンク部2内には、筒状電解部5を取り囲むように装飾筒50が収容されている。この装飾筒50は、図示のように、水タンク部2の水補給開口2Aよりも大径でもって、水タンク部2の上部と下部に支持され、筒状電解部5を取り囲むように水タンク部2と同軸に配置されている。そして、筒状電解部5の上部が、この装飾筒50に上部支持部17Bを介して支持されている。装飾筒50は、多数の通水孔50Aを有し、水タンク部2内の水が筒状電解部5へ流通し易くしている。
装飾筒50は、水タンク部2内の水が自由に流通するための多数の通水孔50Aを形成したステンレスからなるパンチングメタル等で構成され、多角形の筒状でもよいが実施例では円筒状であり、円筒状水タンク部2の中央部に筒状電解部5が配置され、筒状電解部5を取り囲むように円筒状装飾筒50が筒状水タンク部2と同軸配置である。また、筒状水タンク部2と円筒状装飾筒50を透明部材にて構成することにより、電解部5を透視できるようにすることもできる。
筒状電解部5の下部は、電源部3の後述の筺体23の上面に一体的に矩形環状に形成された下部支持部17A内に支持されている。図示のものは下部支持部17Aが筺体23と一体形成であるが、筺体23とは別個に形成した下部支持部17Aを筺体23の上面に取り付けた構成でもよい。流入口5Eは、下部支持部17Aを貫通して形成されており、水タンク部2内と電解部5内の水の連通は、流入口5Eのみである。
図7には、水タンク部2の水が電解部5へ流入する流入口5Eの他の構成を示している。図7において、電解部5の電極6A、6Bの下部の筒状体5Pから延出する部分6A1、6B1が、下部支持部17Aに支持され、この状態で筒状体5Pの下端と下部支持部17Aの上端との間に間隔SPが形成される構成である。このような構成によって、この間隔SPによって生じる電極6A、6B間の間隔(電解室5Sに相当する間隔)に臨む部分が流入口5Eとなり、電解部5の下部に流入口5Eが形成される。このため、水タンク部2の水はこの流入口5Eから電解部5へ流入することとなる。
組み立てに関し、予め筒状電解部5に上部支持部17Bを取り付けた状態で、装飾筒50の内面と上部支持部17Bの円板状支持部17Cとが圧接して、筒状電解部5の上部が支持される構成となっている。支持部17Cには複数の貫通孔17Pが形成され、この貫通孔17Pは、水補給開口2Aから水タンク部2へ注入される水が通過するためのものである。電源部3は環状パッキン21を介して水タンク部2と相互にネジ結合部22にて、使用者が取り外しできないように固定的に水密状態に結合されている。
上記のように、筒状電解部5が、水タンク部2内に下部支持部17Aと上部支持部17Bにて支持された状態において、噴霧機構部4を水タンク部2から取り外し、水タンク部2の水補給開口2Aから水タンク部2へ水を補給する。このとき水は、支持部17Cの貫通孔17Pを通過して流下すると共に、通水孔50Aを通過して装飾筒50の内側と外側の領域に溜まり、且つ下部の流入口5Eから筒状電解部5内にも溜まる。この溜まった水の量は、透明な水タンク部2から目視できる。この状態で、水タンク部2の水補給開口2A側へ噴霧機構部4をネジ結合部11によって取り付ける。この取り付けに伴って連通路部材13の下端部が、筒状電解部5の上部に取り付けた上部支持部17Bに水密状態で嵌合すると共に、噴霧本体部4Bと水タンク部2とは、環状パッキン10によって水密状態となる。
このように噴霧機構部4を水タンク部2に水密状態に取り付けた状態において、図3の状態で電解水導出路7Aの下端部開口7A1は、電解水導出路7Bの側壁によって塞がれている。この状態で、操作部27Pを押圧してスイッチ27をONすることによって、タイマ回路25Bが作動し、電池24の電力を昇圧回路25Aで昇圧した電圧が、タイマ回路25Bで制御される所定時間(実施例では10秒)だけ電極6へ供給される。この所定時間(実施例では10秒)だけLED26が発光する。
この所定時間(実施例では10秒)内に、コイルバネ8によって本体部4Bから上方へ突出状態に付勢されているプッシュ部4Pを押圧することによって、延出部4P1がコイルバネ40に抗してボール41を下方へ押して電解水導出路7Bを開くと共に、ポンプ室16の空気はプッシュ部4Pの空気押圧部4P2が空気導入孔9を通り過ぎた位置から、連通路15を通して水タンク部2内の水面HLの上面空間ASに加圧空気が作用し、この加圧空気によって、水タンク部2内の水が流入口5Eから電解部5内へ押し込まれる。これと共に、電解水導出路7Aの下端部開口7A1は、図4及び図5に示すように、電解水導出路7Bの拡大径部分によって開放されるため、電解水導出路7A、7Bが連通し、電解部5の電解水は電解水導出路7を通って、ノズル4Aから噴出する。この作用がプッシュ部4Pの1プッシュごとに行なわれるため、上記所定時間(実施例では10秒)の間に、プッシュ部4Pを複数回プッシュすることによって、その都度電解水を噴霧することができる。この所定時間(実施例では10秒)経過にてLED26は消灯(非発光)するが、再度操作部27Pを押圧してスイッチ27をONすることによって、上記所定時間(実施例では10秒)が開始するため、この時間内にプッシュ部4Pを複数回プッシュすることによって、その都度電解水を噴霧することができる。
そして、水タンク部2への水の補給に際しては、水タンク部2に対して、ネジ結合部11の結合が外れる方向へ噴霧本体部4Bを回転させることにより、水タンク部2と噴霧本体部4Bとの結合が外れると共に、連通路部材13の下端部が筒状電解部5の上部に取り付けた上部支持部17Bから外れる。このため、水タンク部2の上面の水補給開口2Aが開放され、上記同様に、水補給開口2Aから水タンク部2への水の補給を行うことができる。
上記のように、噴霧機構部4と筒状電解部5の上部とは、上部支持部17Bによって着脱自在に連結されるため、上部支持部17Bは連結部と称することもできる。上記の構成では、筒状電解部5内の上部が上部支持部17Bの円板状支持部17Cを介して装飾筒50に支持されているが、図3及び図4に示すように、上部支持部17Bには円板状支持部17Cを形成せず、上部支持部17Bは噴霧機構部4との連結部としての役目を保ちつつ、上部支持部17Bとは別個に筒状電解部5の上部の支持として、第2の上部支持部53を上部支持部17Bの下方部に設け、この第2の上部支持部53を介して装飾筒50内に支持される構成とすることもできる。上部支持部53には、水補給開口2Aから水タンク部2へ注入される水の通過用貫通孔53Pを形成している。
このように上部支持部53による支持の場合も、筒状水タンク部2の上面の水補給開口2Aを開閉するように、噴霧機構部4が筒状水タンク部2と筒状電解部5に対して着脱される構成、及び水補給開口2Aから水タンク部2への水の補給は、上記同様である。
図8には、水タンク部2への水の補給がし易いように、水タンク部2の水補給開口2Aを大きく形成した一つの形態を示している。図3の形態と同じ機能部には同じ符号を付している。水タンク部2の水補給開口2A側へ噴霧機構部4をネジ結合部11によって取り付ける際の水密状態保持の環状パッキン10の位置が、図3の形態とは異なるが機能は同じである。
また、図8の構成では、電解水導出路7Bに設けた電解水漏洩防止機構が、図3に示す構成とはコイルバネ40とボール41の位置が異なる。図8の場合の電解水漏洩防止機構は、プッシュ部4Pが押圧されないときは、コイルバネ40によって下方へ付勢されるボール41によって電解水導出路7Bの下端が閉じている。
上記のように、水タンク部2へ水が補給され、水タンク部2の水補給開口2A側へ噴霧機構部4を取り付けた状態において、コイルバネ8によって本体部4Bから上方へ突出状態に付勢されているプッシュ部4Pを押圧することによって、延出部4P1がコイルバネ40に抗してボール41を下方へ押すと共に、ポンプ室16の空気はプッシュ部4Pの空気押圧部4P2が空気導入孔9を通り過ぎた位置から、連通路15を通して水タンク部2内の水面HLの上面空間ASに加圧空気が作用し、この加圧空気によって、水タンク部2内の水が流入口5Eから電解部5内へ押し込まれる。この加圧作用によって、電解部5の電解水がコイルバネ40に抗してボール41を押し上げ、電解水導出路7Bの下端が開放されるため、電解部5の電解水は電解水導出路7を通って、ノズル4Aから噴出する。この作用がプッシュ部4Pの1プッシュごとに行なわれる。
このように、図8の構成は図3の構成とは構成において若干の相違があるが、作用・機能は実質的に同じであるため、図3の形態と同じ機能部には同じ符号を付している。
次に、円筒状装飾筒50を設けない状態において、筒状電解部5は、下部が水タンク部2の底部に設けた下部支持部17Aに支持され、上部が上部支持部17Bによって水タンク部2内に支持される構成について説明する。先ず、図9に示すように、円筒状の水タンク部2の内面に、合成樹脂製の上部支持部17Bの円板状支持部17Cが当接して、筒状電解部5の上部が水タンク部2に支持される。図3の形態に対して、上部支持部17Bの円板状支持部17Cが大きくなっており、その他の構成は図3に示す構成と同様であるため、図3の形態と同じ機能部には同じ符号を付している。
このように、筒状電解部5が、水タンク部2内に下部支持部17Aと上部支持部17Bにて支持された状態において、水タンク部2の水補給開口2Aから水タンク部2へ水を補給する。このとき水は、支持部17Cの貫通孔17Pを通過して流下すると共に、下部の流入口5Eから筒状電解部5内にも溜まる。この溜まった水の量は、透明な水タンク部2から目視できる。そして、水タンク部2の水補給開口2A側へ噴霧機構部4をネジ結合部11によって取り付ける。この取り付けに伴って連通路部材13の下端部が、筒状電解部5の上部に取り付けた連結部材17Bに水密状態で嵌合すると共に、噴霧本体部4Bと水タンク部2とは、環状パッキン10によって水密状態となる。
このように噴霧機構部4を水タンク部2に水密状態に取り付けた状態において、図3と同様に電解水導出路7Aの下端部開口7A1は、電解水導出路7Bの側壁によって塞がれている。この状態で、操作部27Pを押圧してスイッチ27をONすることによって、タイマ回路25Bが作動し、電池24の電力を昇圧回路25Aで昇圧した電圧が、所定時間(実施例では10秒)だけ電極6へ供給される。この所定時間(実施例では10秒)だけLED26が発光する。
この所定時間(実施例では10秒)内に、コイルバネ8によって本体部4Bから上方へ突出状態に付勢されているプッシュ部4Pを押圧することによって、延出部4P1がコイルバネ40に抗してボール41を下方へ押して電解水導出路7Bを開くと共に、ポンプ室16の空気はプッシュ部4Pの空気押圧部4P2が空気導入孔9を通り過ぎた位置から、連通路15を通して水タンク部2内の水面HLの上面空間ASに加圧空気が作用し、この加圧空気によって、水タンク部2内の水が流入口5Eから電解部5内へ押し込まれる。これと共に、電解水導出路7Aの下端部開口7A1は、図4及び図5に示すように、電解水導出路7Bの拡大径部分によって開放されるため、電解水導出路7A、7Bが連通し、電解部5の電解水は電解水導出路7を通って、ノズル4Aから噴出する。この作用がプッシュ部4Pの1プッシュごとに行なわれるため、上記所定時間(実施例では10秒)の間に、プッシュ部4Pを複数回プッシュすることによって、その都度電解水を噴霧することができる。この所定時間(実施例では10秒)経過にてLED26は消灯(非発光)するが、再度操作部27Pを押圧してスイッチ27をONすることによって、上記所定時間(実施例では10秒)が開始するため、この時間内にプッシュ部4Pを複数回プッシュすることによって、その都度電解水を噴霧することができる。
水タンク部2への水の補給に際しては、水タンク部2に対して、ネジ結合部11の結合が外れる方向へ噴霧本体部4Bを回転させることにより、水タンク部2と噴霧本体部4Bとの結合が外れると共に、連通路部材13の下端部が筒状電解部5の上部に取り付けた連結部材17Bから外れる。このため、水タンク部2の上面の水補給開口2Aが開放され、水補給開口2Aから水タンク部2への水の補給を行うことができる。
図10には、水タンク部2への水の補給がし易いように、水タンク部2の水補給開口2Aを大きく形成した一つの形態を示している。図9同様に、円筒状装飾筒50を設けない状態において、筒状電解部5は、下部が水タンク部2の底部に設けた下部支持部17Aに支持され、上部が上部支持部17Bによって水タンク部2内に支持される構成である。図9の形態と同じ機能部には同じ符号を付している。水タンク部2の水補給開口2A側へ噴霧機構部4をネジ結合部11によって取り付ける際の水密状態保持の環状パッキン10の位置が、図9の形態とは異なるが機能は同じである。
また、図10の構成では、電解水導出路7Bに設けた電解水漏洩防止機構が、図9に示す構成とはコイルバネ40とボール41の位置が異なり、図8の形態と同様である。図10の場合の電解水漏洩防止機構は、プッシュ部4Pが押圧されないときは、コイルバネ40によって下方へ付勢されるボール41によって電解水導出路7Bの下端が閉じている。
上記のように、水タンク部2へ水が補給され、水タンク部2の水補給開口2A側へ噴霧機構部4を取り付けた状態において、操作部27Pを押圧してスイッチ27をONすることによって、タイマ回路25Bが作動し、電池24の電力を昇圧回路25Aで昇圧した電圧が、所定時間(実施例では10秒)だけ電極6へ供給される。この所定時間(実施例では10秒)だけLED26が発光する。そして、プッシュ部4Pを押圧することによって、延出部4P1がコイルバネ40に抗してボール41を下方へ押すと共に、ポンプ室16の空気はプッシュ部4Pの空気押圧部4P2が空気導入孔9を通り過ぎた位置から、連通路15を通して水タンク部2内の水面HLの上面空間ASに加圧空気が作用し、この加圧空気によって、水タンク部2内の水が流入口5Eから電解部5内へ押し込まれる。この加圧作用によって、電解部5の電解水がコイルバネ40に抗してボール41を押し上げ、電解水導出路7Bの下端が開放されるため、電解部5の電解水は電解水導出路7を通って、ノズル4Aから噴出する。この作用がプッシュ部4Pの1プッシュごとに行なわれるため、上記所定時間(実施例では10秒)内に、プッシュ部4Pを複数回プッシュすることによって、その都度電解水を噴霧することができる。この所定時間(実施例では10秒)経過にてLED26は消灯(非発光)するが、再度操作部27Pを押圧してスイッチ27をONすることによって、上記所定時間(実施例では10秒)が開始するため、この時間内にプッシュ部4Pを複数回プッシュすることによって、その都度電解水を噴霧することができる。
このように、図10の構成は図9の構成とは電解水漏洩防止機構において若干の相違があるが、電解水漏洩防止機構の作用・機能は実質的に図8のものと同様であり、電解水の噴霧に係る作用・機能は同じであるため、図8及び図9の形態と同じ機能部には同じ符号を付している。
なお、図9及び図10の場合においても、上部支持部17Bには円板状支持部17Cを形成せず、上部支持部17Bは噴霧機構部4との連結部としての役目を保ちつつ、上部支持部17Bとは別個に筒状電解部5の上部の支持として、第2の上部支持部53を上部支持部17Bの下方部に設け、この第2の上部支持部53を介して水タンク部2内に支持される構成とすることもできる。上部支持部53には、水補給開口2Aから水タンク部2へ注入される水の通過用貫通孔53Pを形成している。
このように上部支持部53による支持の場合も、筒状水タンク部2の上面の水補給開口2Aを開閉するように、噴霧機構部4が筒状水タンク部2と筒状電解部5に対して着脱される構成、及び水補給開口2Aから水タンク部2への水の補給は、上記同様である。
このように、本発明では、筒状電解部5は、筒状水タンク部2の中央部に、筒状水タンク部2の軸方向となるように配置されて支持され、筒状水タンク部2の上面の水補給開口2Aを開閉するように、噴霧機構部4が筒状水タンク部2と筒状電解部5に対して着脱される構成である。
携帯用電解水噴霧器1をハンドバッグなどに入れて使用しないときに、噴霧機構部4から電解水が不用意に噴出しないようするために、本体部4Bには、プッシュ部4Pを覆うノズルカバー18が着脱自在に取り付けられている。このため、本体部4Bの水タンク部2寄りの外周に、環状パッキン19が取り付けられており、プッシュ部4Pを覆うようにノズルカバー18を本体部4Bに被せ、水タンク部2方向へ押すことにより、ノズルカバー18が環状パッキン19に圧接して保持される。なお、ノズルカバー18の下部開口端部を覆うために、水タンク部2の上端には環状の保護体20が設けられている。
また、携帯用電解水噴霧器1をハンドバッグなどに入れて持ち歩くときに、水タンク部2の水が空気導入孔9から流出しないようにするため、及び、水タンク部2内の気泡抜きのために、空気導入孔9には、空気は通すが水は通さない選択膜52を設けている。
携帯用電解水噴霧器1の小型化を達成するためには、水タンク部2の大きさを小さくすることが望まれるが、使用性を考慮すれば、水タンク部2の内容積としては、数十回の噴霧ができる水の量を確保する必要がある。
本発明の携帯用電解水噴霧器1は、ハンドバッグ等に入れて持ち歩く場合の便利さのために、外観筒状をなす。その一つの実施形態を図16に示す。これにおいて、携帯用電解水噴霧器1は、外形寸法において、透明アクリルで成形した筒状水タンク部2と電源部3が直径22mmの円筒形であり、ノズルカバー18は、直径17mmの円筒形であり、全体の長さが163mmであり、電源部3の長さが78mm、タンク部2の長さが53mm、保護体20の長さが6mm、保護体20からのノズルカバー18の突出長さが26mmである。
そして、図11に示すように、プラス電極6Aとマイナス電極6Bが交互配置となるよう3枚の板状電極が対向配置され、中間の板状電極をプラス電極6Aとし、その両側の板状電極をマイナス電極6Bとし、この3枚の電極の外周を合成樹脂製の熱収縮チューブで覆って筒状体5Pを形成する。電極6に印加される電圧は、1.2ボルト〜1.5ボルトの単3または単4電池24を昇圧回路によって昇圧して5.5ボルト〜5.6ボルトとしている。実質的に電解水を生成するプラス電極6Aとマイナス電極6Bの対向する面の面積をそれぞれ1.5平方センチメートルとし、プラス電極6Aとマイナス電極6Bの間隔を0.1mm〜1mmの範囲内での所定の間隔とすることにより、電解部5の小型化を図りつつ、所定の濃度のオゾン水と、1回の所定の噴霧量(実施例では、0.1ミリリットル)を確保している。
この場合、タンク部2内に満タンで貯留される水の量は、1回の噴霧量の数十倍の10ミリリットルであり、満タン時に電解部5の電解室5Sに貯留される水の量は、1回の噴霧量よりも少ない0.06ミリリットルである。このため、1回の噴霧操作によって、電解室5S内の電解水の量よりも若干多い量の水が、タンク部2内から流入口5Eを通して電解部5内へ押し込まれ、電解室5S内の電解水の全量が電解室5Sから噴霧機構部4へ押し出される。そのため、プラス電極6Aとマイナス電極6Bとの間の電解水が完全に入れ替わると同時に、マイナス電極6Bの表面の気泡も一緒に上方の噴霧機構部4へ流れ、引き続いて行なわれる噴霧では、気泡を含まない正規の電解水をノズル4Aから噴霧することができる。
なお、電池24としては、出力が大きく、一回の満充電によって数ヶ月乃至数年に亘って使用可能な長寿命のものであれば構わない。
なお、電源部3の外面の金属製装飾体28は、意匠効果のために外面が化学的に梨地処理されたアルミニウムで形成した不透明材である。
また、携帯用電解水噴霧器1は、ハンドバッグ等に入れて持ち歩き可能な形態であるが、図1に示すように、タンク部2の外面上部にストラップ係止用のリング51を設ければ、使用者が任意のストラップを取り付け可能である。
上記の場合は、電解部5でオゾンを発生してオゾン水である電解水を生成するものであるが、次亜塩素酸発生用の電極を用いれば、電極間に塩化物イオンを含む水を貯留させ、この水を電気分解して次亜塩素酸を発生させて、次亜塩素酸水である電解水を生成するものとすることもできる。次亜塩素酸水を生成する場合は、塩化物イオンを含む上水道水等、使用する水が制限されるため、水の補給場所の制限を受けるが、オゾン水を生成する場合は水の種類は問わないため、水がある場所であればどこでも補給できることとなり、使用上の便利さが向上したものとなる。また、アルコール等の消毒液を使用する場合は、補給用の消毒液を持ち歩く必要があるが、オゾン水を生成する場合はその必要がなく、水がある場所であればどこでも補給できるものとなる。
携帯用電解水噴霧器1は、長期間使用しているうちに、電極6の表面にカルシウム等のスケールが付着して、電気分解作用が阻害されるため、時々、タンク部2内にクエン酸溶液を入れて電極6を浸すことにより、電極6の表面に付着したカルシウム等のスケールを取り除くことができる。
本発明に係る携帯用電解水噴霧器は、上記実施例に示した構成に限定されず、種々の形態のものに適用できるものであり、本発明の技術範囲において種々の形態を包含するものである。
1・・・・・携帯用電解水噴霧器
2・・・・・筒状水タンク部
2A・・・・筒状水タンク部の上面開口
3・・・・・電源部
4・・・・・プッシュ式噴霧機構部
4A・・・・ノズル
4P・・・・プッシュ部
5・・・・・筒状電解部
5A・・・・筒状電解部の上面開口
5E・・・・流入口
5P・・・・筒状体
5S・・・・電解室
6・・・・・電極
6A・・・・プラス電極またはマイナス電極
6B・・・・プラス電極またはマイナス電極
7・・・・・電解水導出路
7A・・・・電解水導出路
7B・・・・電解水導出路
8・・・・・コイルバネ
9・・・・・空気導入孔
10・・・・環状パッキン
11・・・・ネジ結合部
12・・・・環状パッキン
13・・・・連通路部材
16・・・・ポンプ室
15・・・・空気の連通路(水補給開口)
17A・・・下部支持部
17B・・・上部支持部
18・・・・ノズルカバー
19・・・・環状パッキン
20・・・・保護体
21・・・・環状パッキン
25・・・・制御回路部
26・・・・LED
27・・・・スイッチ
50・・・・円筒状装飾筒
50A・・・通水孔
51・・・・リング
52・・・・選択膜
53・・・・第2の上部支持部

Claims (8)

  1. 外観筒状をなし、上面に水補給開口を備えた筒状水タンク部を中間部に配置し、前記筒状水タンク部の軸方向の上部に噴霧機構部を下部に電源部を配置し、前記筒状水タンク部内には中央部に軸方向に筒状電解部が配置支持され、前記筒状電解部は、下部から前記水タンク部の水が流入しつつ電解水が上部から前記噴霧機構部へ流れる水の流通路を形成するよう、前記電源部から供給される電力によって前記電解水を生成するプラス電極とマイナス電極を備え、前記水補給開口を開閉するよう前記噴霧機構部が前記筒状水タンク部と前記筒状電解部に対して着脱される構成であることを特徴とする携帯用電解水噴霧器。
  2. 外観筒状をなし、上面に水補給開口を備えた筒状水タンク部を中間部に配置し、前記筒状水タンク部の軸方向の上部に噴霧機構部を下部に電源部を配置し、前記筒状水タンク部内の中央部には筒状電解部が下部を前記水タンク部の底部に支持され上部を前記筒状水タンク部内面に支持されて軸方向に配置され、前記筒状電解部は、下部から前記水タンク部の水が流入しつつ電解水が上部から前記噴霧機構部へ流れる水の流通路を形成するよう、前記電源部から供給される電力によって前記電解水を生成するプラス電極とマイナス電極を備え、前記水補給開口を開閉するよう前記噴霧機構部が前記筒状水タンク部と前記筒状電解部に対して着脱される構成であることを特徴とする携帯用電解水噴霧器。
  3. 外観筒状をなし、上面に水補給開口を備えた筒状水タンク部を中間部に配置し、前記筒状水タンク部の軸方向の上部に噴霧機構部を下部に電源部を配置し、前記筒状水タンク部内には中央部に軸方向に筒状電解部を配置すると共に前記筒状電解部を取り囲んで通水孔を形成した装飾筒を配置し、前記筒状電解部は、下部から前記水タンク部の水が流入しつつ電解水が上部から前記噴霧機構部へ流れる水の流通路を形成するよう、前記電源部から供給される電力によって前記電解水を生成するプラス電極とマイナス電極を備え、下部が前記水タンク部の底部に支持され上部が前記装飾筒に支持され、前記水補給開口を開閉するよう前記噴霧機構部が前記筒状水タンク部と前記筒状電解部に対して着脱される構成であることを特徴とする携帯用電解水噴霧器。
  4. 前記プラス電極とマイナス電極は、前記軸方向に並行配置され、前記電解部内の水の流通路が前記プラス電極とマイナス電極の対向面間のみで形成されることを特徴とする前記電源部を構成する部材に前記下部支持部を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯用電解水噴霧器。
  5. 前記装飾筒は前記水タンク部の底部と上部に亘って支持され、前記装飾筒の上端は前記水補給開口が臨む大きさに開口していることを特徴とする請求項3に記載の携帯用電解水噴霧器。
  6. 前記水タンク部と前記装飾筒は円筒状をなし、前記筒状電解部は前記水タンク部内中央部に軸方向に配置され、前記装飾筒は前記水タンク部と同軸配置であることを特徴とする請求項3または請求項5に記載の携帯用電解水噴霧器。
  7. 前記プラス電極とマイナス電極は、筒状体内に並行配置の板状電極で構成され、前記水の流通路が前記板状プラス電極と板状マイナス電極の対向面間で形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の携帯用電解水噴霧器。
  8. 前記噴霧機構部は、上下動可能に組み合わされた手動プッシュ部を備え、前記手動プッシュ部のプッシュ時の加圧空気となる空気の導入孔には、空気は通すが水は通さない選択膜を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の携帯用電解水噴霧器。
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