JP2012052168A - 塩徐放用カートリッジ、塩徐放用カートリッジを備えた電解水生成装置、及び塩徐放用カートリッジを備えた電解水噴霧器 - Google Patents

塩徐放用カートリッジ、塩徐放用カートリッジを備えた電解水生成装置、及び塩徐放用カートリッジを備えた電解水噴霧器 Download PDF

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Abstract

【課題】電解部によって水を電気分解して次亜塩素酸を生成するシステムにおいて、塩化物イオン濃度が低い原水が電解部へ供給される状況の場合、結晶NaClを収容した塩徐放用カートリッジから塩化物イオンを拡散して、原水の塩化物イオン濃度を上昇させる塩徐放用カートリッジの提供、及びこの塩徐放用カートリッジを備えた電解水生成装置または電解水噴霧器を提供する。
【解決手段】内部にNaCl等のClが化合した無機塩の結晶103の収容部100Aを形成し上部に開口101を備え、空気中では開口101を開いた状態に下降し水中では開口101を閉じる状態に上昇する浮動開閉弁部材102を備え、開口101が浮動開閉弁部材102によって閉じた状態で、浮動開閉弁部材102の周囲には開口101からNaCl結晶103の溶けた水溶液の塩化物イオン(Cl)等のイオンが拡散する隙間通路が形成されることを特徴とする塩徐放用カートリッジ。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解部によって水を電気分解して次亜塩素酸を生成する技術において、この水の中の塩化物イオン(Cl)濃度が低い状況の場合、その水の塩化物イオン濃度を上昇させる簡素化された技術に関し、特に、水の塩化物イオン濃度を上昇させる塩徐放用カートリッジを備えた電解水生成装置及び除菌装置に関する。
水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成し、この電解水を除菌や脱臭を行なう部位に連続的または断続的に供給するが回収しない方式、所謂非循環系供給方式とする技術は従来から存在する。この技術として、水道水が供給される電解槽で生成した次亜塩素酸を含む電解水を加湿エレメントへ供給して、この加湿エレメントの除菌、脱臭を行なうものとして、特許文献1がある。
また、次亜塩素酸を含む電解水を霧状にして室内や出入り口の散布し、殺菌・脱臭を行なう装置として、特許文献2、3及び4がある。
また、次亜塩素酸を含む電解水を野菜に噴霧して殺菌する方法として、特許文献5がある。
次亜塩素酸を含む電解水によって所定の除菌、脱臭の効果を得るためには、次亜塩素酸を生成するために電解部へ供給される水道水やその他の水(以下、原水という)の中の塩化物イオン濃度が所定の値以上でなければ、その目的が達成されない。このため電解水の次亜塩素酸濃度を測定し、その濃度が所定値よりも低い場合は、ポンプの運転によって、薬液タンク内の次亜塩素酸ソーダ等の次亜塩素酸塩を補充する技術として、特許文献6がある。
病院や人が出入りする公共施設、または家庭の棚等に設置して手指等を除菌または殺菌する器具があり、その一つとして、被電解水を電気分解して生成した電解水をスプレー部から噴霧する電解水噴霧器の技術が存在する。その電解水噴霧器の一つに、被電解水として容器に収容した塩素化合物の溶液を電気分解し、次亜塩素酸またはその塩の溶液である電解水を生成して、これをスプレー部から噴霧する次亜塩素酸生成噴霧器がある(特許文献7参照)。
これは多量の塩素化合物の溶液を容器に収容し、この容器の上端にトリガスプレーヤーを着脱自在に取り付け、この取り付けによってトリガスプレーヤーから延びたディップチューブが容器内の塩素化合物の溶液に浸り、指でピストルの引き金を引くようにトリガを操作することにより、1回のトリガ操作によって、0.1ml〜1mlの塩素化合物の溶液が容器内から汲み上げられてノズルから噴霧されるものである。
また、電解水噴霧器の他の形態として、略円筒状の容器本体2Aの上面と下面に2段円筒状のキャップ2Bと円板状のキャップ2Cが取り付けられて容器2を構成し、この容器2の上部に、噴霧機構である手動スプレーポンプ3が取り付けられたものがある。これは、容器本体2Aの上面に形成した隔壁6の上側に、キャップ2B内に電解溶液を貯留するタンク4が形成され、この隔壁6の下側で容器2内に電解槽5が形成され、手動スプレーポンプ3から下方へ延びたノズル3aが容器2の中心に配置され、手動スプレーポンプ3を押し圧操作するごとに、電解槽5の電解水が所定量、ノズル3aに吸引されて噴霧口3bから噴霧される構成の電解水生成噴霧器である(特許文献8参照)。
特許文献8のものは、容器2の容器本体2A内は、上部に電解槽5が形成され、電解槽5の下方に2本のバッテリとバッテリの電流を制御する基板が背中合わせに配置され、バッテリと基板の下方を下部のキャップ2Cが覆う構成である。
即ち、特許文献8のものは、被電解水を入れるタンク4と電解槽5が上下関係の配置となるように、タンク4がキャップ2B内に形成され、電解槽5が容器本体2Aに形成された状態で、容器本体2Aの上端にキャップ2Bがネジ結合される構成である。そして、手動スプレーポンプ3から下方へ延びたノズル3aが容器2の中心に配置されるために、電解槽5が容器本体2Aの上部の一方に偏った位置に配置されている。
特開2002−181358号公報 特開2000−197689号公報 特開2009−261596号公報 特開2010−142560号公報 特開2009−072065号公報 特開2006−026214号公報 特開2004−130263号公報 特開2009−154030号公報
水の電気分解によって生成される次亜塩素酸を含む電解水によって、所定の除菌、脱臭の効果を得るためには、次亜塩素酸を生成するために電解部へ供給される水道水やその他の水(以下、原水という)の中の塩化物イオン濃度が所定の値以上でなければ、所期の濃度の次亜塩素酸を生成できず、除菌、脱臭の所期の目的が達成されない。ところが、水道水等の水質は地域によって異なり、その中に含まれる塩化物イオン濃度にも差異がある。このため、塩化物イオン濃度が低い原水を使用する場合は、その供給された原水の塩化物イオン濃度を高めた状態で電気分解をする必要がある。
本発明は、電解部によって水を電気分解して次亜塩素酸を生成するシステムにおいて、この水の中の塩化物イオン濃度が低い原水が電解部へ供給される状況の場合、その原水の塩化物イオン濃度を上昇させる簡素化された技術を提供するものである。
本発明では、特許文献6のように、次亜塩素酸濃度の測定を行なって、その濃度が低い場合に特別な薬剤をポンプによって補充する、という複雑且つ高価なものではなく、薬剤ポンプの不要な構成によって、食塩を上記原水に拡散させて、電解部の水の塩化物イオン濃度が所期の値となる簡単な手段を提供するものである。
このため、本発明では、上記原水に拡散させる塩化物イオン源として、簡単に手に入る食塩を使用することができる構成とする。そして、電解部の水に塩化物イオンを補充する手段として、塩の結晶が収容された塩徐放用カートリッジを用意し、この塩徐放用カートリッジを電解部に取り付け、この電解部に注入される水の一部がこの塩徐放用カートリッジ内に流入することによって、塩の結晶が溶けた水溶液の塩化物イオンが電解部に流出し、電解部の水の塩化物イオン濃度が上昇する技術を提供する。
最近、健康志向や清潔志向が高まり、出先での食卓や便座等、またはインフルエンザ等の予防に、手指やつり革・取っ手の手軽な除菌手段が望まれる。このような点に着目して、本発明は、家庭等において手指等の除菌を行ったり、また、ハンドバッグ等に収容して持ち歩き、出先での除菌に適する電解水噴霧器を提供するに当たり、上記のような塩徐放用カートリッジの適用によって、電解水噴霧器の電解部に塩化物イオン濃度が低い原水が使用された場合でも、電解部の水の塩化物イオン濃度が所期の値となる簡単な手段を提供するものである。
第1発明は、内部にNaCl等のClが化合した無機塩の結晶の収容部を形成し上部に開口を備え、空気中では前記開口を開いた状態に下降し水中では前記開口を閉じる状態に上昇する浮動開閉弁部材を備え、前記開口が前記浮動開閉弁部材によって閉じた状態で、前記浮動開閉弁部材の周囲には前記開口から前記塩の結晶が溶けた水溶液の塩化物イオン(Cl)等のイオンが拡散する隙間通路が形成されることを特徴とする。
第2発明は、電解槽内の水を電気分解して次亜塩素酸を生成する電解部と、前記電解槽へ供給される水の塩化物イオン(Cl)濃度を高めるための塩徐放用カートリッジを備え、前記塩徐放用カートリッジは、内部に塩の結晶の収容部を形成し上部に電解槽内の水が流入する開口を備え、空気中では前記開口を開いた状態に下降し、水中では前記開口を閉じる状態に上昇する浮動開閉弁部材を備え、前記開口が前記浮動開閉弁部材によって閉じた状態で、前記浮動開閉弁部材の周囲には前記開口から前記塩の結晶が溶けた水溶液の塩化物イオン(Cl)が拡散する隙間通路が形成される構成であり、前記電解槽に前記塩徐放用カートリッジが組み付けられた状態で、前記電解槽に供給される水が前記開口から前記塩の結晶へ流入しつつ、前記浮動開閉弁部材が前記開口を閉じる状態に上昇することを特徴とする。
第3発明は、内部に電解部が収容され上面に前記電解部へ供給する水補給開口を備えた水タンク部を備え、前記水補給開口を開閉するように前記水タンク部の上部に噴霧機構部が水密状態に着脱自在結合され、前記電解部で生成される電解水が前記噴霧機構部から噴霧可能な電解水噴霧器において、前記電解部には、前記電解部へ供給される水に塩化物イオン(Cl)を徐放する塩徐放用カートリッジを設け、前記塩徐放用カートリッジは、内部に塩の結晶の収容部を形成し上部に前記電解部内の水が前記塩の結晶へ流入する開口を備え、空気中では前記開口を開いた状態に下降し、水中では前記開口を閉じる状態に上昇する浮動開閉弁部材を備え、前記開口が前記浮動開閉弁部材によって閉じた状態で、前記浮動開閉弁部材の周囲には前記開口から前記塩の結晶が溶けた水溶液の塩化物イオン(Cl)が拡散する隙間通路が形成される構成であり、前記電解部に前記塩徐放用カートリッジが組み付けられた状態で、前記電解部に供給される水が前記開口から前記塩の結晶へ流入しつつ、前記浮動開閉弁部材が前記開口を閉じる状態に上昇することを特徴とする。
第4発明は、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、前記隙間通路が前記浮動開閉弁部材の表面の粗さによって形成されたことを特徴とする。
第5発明は、第3発明において、前記塩徐放用カートリッジは、前記開口が前記水タンク部の下部開口に臨むように前記水タンク部に着脱自在に取り付けたことを特徴とする。
電解部によって水を電気分解して次亜塩素酸を生成するシステムにおいて、塩化物イオン濃度が低い原水が電解部へ供給される状況の場合、電解部の原水の塩化物イオン濃度を上昇させる手段として、第1発明の塩徐放用カートリッジの採用により、塩の結晶が溶けた水溶液の塩化物イオンが拡散することによって、電解部の水の塩化物イオン濃度を高めることができる。このため、特別な薬剤の補充や薬剤供給ポンプの運転も不要であり、簡単且つ安価な手段によって、電解部の水の塩化物イオン濃度を高めることができるものとなる。
また、塩徐放用カートリッジ内には、塩の結晶が収容された形態であるため、前記水溶液を収容する場合に比して、小型化に適し、且つ水漏れなどの懸念がなく取り扱いがし易くなる。
また、塩徐放用カートリッジは、内部に塩の結晶の収容部を形成し上部に開口を形成し、空気中では前記開口を開いた状態に下降し、水中では前記開口を閉じる状態に上昇する浮動開閉弁部材を備えるため、塩徐放用カートリッジの取り付けにより、自然的に塩化物イオンを補給できるものとなる。
第2発明では、上記第1発明の効果を奏すると共に、電解槽への塩徐放用カートリッジの取り付けによって、電解槽内の水が開口から流入して前記水溶液が形成され、この水溶液の塩化物イオンが徐々に電解槽内へ拡散されるための隙間通路が、浮動開閉弁部材の上昇によって形成されるため、特別に電解槽内の水が塩徐放用カートリッジ内へ流入する機構や、塩化物イオンを強制的に電解槽内へ徐放する機構も不要となり、塩の結晶が溶け出して不足した状態または無くなった状態で、新規な塩徐放用カートリッジと交換すれば、引き続いて電解部の水の塩化物イオン濃度を高めることができるものとなる。
また、第3発明によって、第2発明の効果同様の効果を奏すると共に、電解水噴霧器に注入される水が塩化物イオン濃度の低い原水である場合にも、安心して除菌水を生成できるものとなる。このため、電解水噴霧器を携帯用に形成する場合でも、出先の地域の水の水質によって所期の除菌水を生成できないことの懸念はなくなる。
また、第4発明によって、塩化物イオンが拡散する隙間通路は、数μmの小さな通路であればよいため、浮動開閉弁部材を例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレンの成形品とする場合は、その成形によってその粗さとなるため、隙間通路の形成が容易となる。また、隙間通路は、浮動開閉弁部材の表面をサンドブラストや、化学的なエッチング等によって、浮動開閉弁部材の表面に粗さを形成することもできる。
また、第5発明によって、塩徐放用カートリッジの開口が、電解部の下部開口に臨むように塩徐放用カートリッジを電解部に着脱自在に取り付けるため、特別に電解槽内の水が塩徐放用カートリッジ内へ流入する機構や、塩化物イオンを電解槽内へ徐放する機構も不要となり、塩の結晶が溶け出して不足した状態または無くなった状態で、新規な塩徐放用カートリッジと交換すれば、引き続いて電解部の水の塩化物イオン濃度を高めることができるものとなる。
本発明に係る塩徐放用カートリッジを取り付けた携帯用電解水噴霧器の内部構成を示す説明図である。 本発明に係る塩徐放用カートリッジを取り付けた携帯用電解水噴霧器の一体化された噴霧機構部と電解部が水タンク部から取り外された関係を示す説明図である。 本発明に係る塩徐放用カートリッジを取り付けた携帯用電解水噴霧器の一体化された噴霧機構部と電解部が水タンク部から取り外された関係を拡大で示す説明図である。 本発明に係る塩徐放用カートリッジを取り付けた携帯用電解水噴霧器の一体化された噴霧機構部と電解部を水タンク部に取り付けた状態の説明図である。 図4のプッシュ部をプッシュした状態を拡大で示す説明図である。 本発明に係る塩徐放用カートリッジを取り付けた携帯用電解水噴霧器の電解部の電極構成を示す説明図である。 本発明に係る塩徐放用カートリッジを取り付けた携帯用電解水噴霧器の電解部の3枚電極構成を示す横断面図である。 図1の塩徐放用カートリッジの拡大図である。 本発明に係る塩徐放用カートリッジにより塩の結晶の拡散を確認する構成図である。 図4の構成における塩化物イオン濃度を高めた場合の水の導電率の経時変化を示す図である。 本発明に係る塩徐放用カートリッジを取り付けた他の形態の携帯用電解水噴霧器の概略構成図である。 本発明に係る塩徐放用カートリッジによる塩の結晶の拡散の説明図である。
本発明は、内部にNaCl等のClが化合した無機塩の結晶の収容部を形成し上部に開口を備え、空気中では前記開口を開いた状態に下降し水中では前記開口を閉じる状態に上昇する浮動開閉弁部材を備え、前記開口が前記浮動開閉弁部材によって閉じた状態で、前記浮動開閉弁部材の周囲には前記開口から前記塩の結晶が溶けた水溶液の塩化物イオン(Cl)等のイオンが拡散する隙間通路が形成される塩徐放用カートリッジ、この塩徐放用カートリッジを備えた電解水生成装置、及びこの塩徐放用カートリッジを備えた電解水噴霧器であり、以下にその実施例を記載する。
以下、電解水が次亜塩素酸を含む電解水である場合について、本発明に係る塩徐放用カートリッジ、この塩徐放用カートリッジを備えた電解水生成装置、及びこの塩徐放用カートリッジを備えた電解水噴霧器の実施例を図に基づき説明する。
図1には、本発明に係る塩徐放用カートリッジ100を備えた電解水生成装置120を組み込んだ携帯用の電解水噴霧器1を示している。図1に示すように、電解水噴霧器1は、外観が円筒形、楕円形、多角形等の筒状をなし、中央部に電解部5を配置し上面開口2Aの筒状の水タンク部2を中間部に配置し、その下部に塩徐放用カートリッジ100を配置し、更にその下部に電源部3を配置し、水タンク部2の上部にプッシュ式噴霧機構部4を配置した構成である。図のものは、略同じ直径で構成された水タンク部2、塩徐放用カートリッジ100、及び電源部3によって円筒形本体部1Aを形成し、この上にプッシュ式噴霧機構部4を配置した携帯用の電解水噴霧器1を示している。水タンク部2は電気分解するための水を電解部5へ供給する貯水タンクである。電解部5を配置した水タンク部2に塩徐放用カートリッジ100を備えた構成が、電解水生成装置120を構成する。
図3、図4等に示すように、水タンク部2内の中央部には、水タンク部2の水が下部の流入口5Eから流入し上面開口5Aから噴霧機構部4へ流出する筒状電解部5が、水タンク部2に対し噴霧機構部4の着脱に伴って着脱されるように、噴霧機構部4から水タンク部2内に吊り下げ支持され、水タンク部2内にその軸方向に配置される構成である。これによって、主として筒状電解部5の周囲が水タンク部2の水溜め部となり、水タンク部2の水が下部の流入口5Eから電解部5へ流入する。このため、携帯用電解水噴霧器1がプッシュ式噴霧機構部4を上にした垂直状態において、電解部5と水タンク部2の水位HLが同レベルとなる。
電解部5は、その内部の水に浸るように、次亜塩素酸を含む電解水を生成するための電解水生成用電極6が収容されており、次亜塩素酸を発生することにより除菌用電解水としての次亜塩素酸水を生成するものである。電解部5は、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bが、電解水噴霧器1の軸方向、即ち、水タンク部2の中央部に、水タンク部2の軸方向に収容された筒状電解部5を形成している。電極6は、水タンク部2の軸方向に並行に延びた2枚乃至5枚のアノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bで構成され、1枚のアノード電極(陽極)6Aと1枚のカソード電極(陰極)6Bの一対で構成することもできるが、除菌用電解水を効果的に生成するためには、電極6の好ましい形態として、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bが交互配置となるように、少なくとも3枚の板状電極が、所定間隔を存してその板状面が対向配置される。
筒状電解部5の構成として、図6に示すように、筒状体5P内にアノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bが所定間隔で収容された構成であり、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bとの間が水の流通路となる極間スペース5Sである。アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6B間の極間スペース5S以外の部分に水が存在すると、この部分では次亜塩素酸を含んでいない水が発生し、これがプッシュ式噴霧機構部4から噴霧されると、除菌効果が損なわれる。これを防止するために、電解部5は、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6B間以外の部分を水が流れない筒状構成である。
電解部5の一つの実施構成として、図7に横断面で示すように、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bが交互配置となるよう3枚の板状電極が絶縁材のスペーサ5Bを介して上下方向に略均一な所定間隔(0.1mm〜1mm)を存して対向配置され、中間の板状電極をアノード電極(陽極)6Aとし、その両側の板状電極をカソード電極(陰極)6Bとし、電気分解に作用しない非対向面は、絶縁材で覆うように、この3枚の電極の外周を合成樹脂製の熱収縮チューブで構成した筒状体5Pで覆われている。アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bが交互配置となるよう3枚の板状電極が絶縁性のスペーサ5Bを介して所定間隔に配置された状態のものを熱収縮チューブに挿入し、加熱により熱収縮チューブを収縮させることによって、熱収縮チューブが3枚の電極の周囲に密着することにより、筒状体5Pが形成されることとなる。
このため、狭義的には筒状体5Pを電解槽と称することもでき、広義的には水タンク部2を電解槽と称することができる。これによって、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bとの間で、水の流通路となる極間スペース5Sが形成され、極間スペース5Sに存在する水を電気分解して次亜塩素酸を発生させ、次亜塩素酸を含む電解水を効果的に生成することができる。そして、後述のようにプッシュ式噴霧機構部4の作動によって噴霧されるとき、実質的に極間スペース5S以外の部分を水が流れない筒状構成となる。
電解部5の軸方向(図6では上下方向)に沿ったアノード電極(陽極)6Aとその両側のカソード電極(陰極)6Bの軸方向長さが、略電解部5の軸方向長さに亘る長さである。また、図6及び図7に示すように、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bのそれぞれの対向面の電気分解に作用する有効面積が略同じである。
筒状体5Pは絶縁材が好ましく、上記のように合成樹脂製の熱収縮チューブで構成してもよく、または、円筒形状または非円筒形状に成形した合成樹脂の成形品で構成してもよい。いずれにしても、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bとの間で、水の流通路となる極間スペース5Sが形成され、実質的にアノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6B間以外の部分を水が流れない筒状構成とすればよい。
電極6に所定電圧(実施例では、5V〜10V)を印加することによって、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bとの間の極間スペース5Sに存在する水を電気分解して、次亜塩素酸を含む電解水を効果的に生成することができる。
電解部5のアノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bは、例えば、Ti(チタン)のベース板の表面にIr(イリジウム)、Pt(白金)の被覆膜が形成された構成である。
この次亜塩素酸による除菌、脱臭効果を得るためには、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6B間に電源用電池24から電圧を印加して通電する。
アノード電極(陽極)としてのアノード電極(陽極)6Aでは、下記式(1)に示すように水が電気分解される。
2H2O→4H++O2+4e- ・・・(1)
これと共に、アノード電極(陽極)6Aにおいては、水に含まれる塩素イオン(塩化物イオン:Cl)が下記式(2)に示すように酸化反応し、塩素(Cl2)が発生する。
2Cl- →Cl2+2e- ・・・(2)
更に、この塩素は下記式(3)に示すように加水分解し、次亜塩素酸(HClO)と塩化水素(HCl)が発生する。
Cl2+H2O→HClO+HCl ・・・(3)
一方、カソード電極(陰極)としてのカソード電極(陰極)6Bでは、下記式(4)に示す反応が行なわれる。
2H++2e-→H2 ・・・(4)
上記のように、板状のアノード電極(陽極)6Aとその両側の板状のカソード電極(陰極)6B間が、電解水の生成領域を形成すると共に、噴霧機構部4の作動によって水タンク部2の水が噴霧機構部4へ流れる水の流通路を形成するため、水タンク部2の水を噴霧機構部4へ流す流路形成がし易くなり、水タンク部2の中心部に電解部5を配置するコンパクト構成が達成できる。
また、上記のように、電解部5の軸方向に沿ったアノード電極(陽極)6Aとその両側のカソード電極(陰極)6Bの軸方向長さが、略電解部5の軸方向長さに亘る長さであることによって、電解部5全体を電解領域とすることができるため、携帯用電解水噴霧器1の全体長さを短くすることができる。
また、上記のように、電極6は、板状アノード電極(陽極)6Aと板状カソード電極(陰極)6Bの対向面が電解水生成作用面であり、非対向面が絶縁材で被覆された構成であるため、対向面での電解水生成作用が効果的に行なわれるものとなる。
また、上記のように、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bのそれぞれの対向面の電気分解に作用する有効面積が略同じであることにより、電極のコストを下げることができる。
塩徐放用カートリッジ100は、内部にNaCl等のClが化合した無機塩の結晶103の収容部100Aを形成し、その上部に開口101を備え、空気中では開口101を開いた状態に下降し水中では開口101を閉じる状態に上昇する浮動開閉弁部材102を備え、収容部100Aの下部には塩の結晶103が収容される形態である。開口101が浮動開閉弁部材102によって開いている状態では、開口101から水が収容部100Aへ流入し、開口101が浮動開閉弁部材102によって閉じた状態では、浮動開閉弁部材102の周囲には開口101から塩の結晶103が溶けた水溶液103の塩化物イオン(Cl)等のイオンが拡散する隙間通路が形成される構成である。浮動開閉弁部材102が下降した位置を保持するための保持部104が、間隔を存して複数形成されている。
浮動開閉弁部材102は、耐電解水の材質であり、その一つとしてポリエチレンまたはポリプロピレンの球形成形品である。塩化物イオン(Cl)が拡散する隙間通路は、数μmの小さな通路であればよいため、その成形による粗さによってそれが達成できるため、隙間通路の形成が容易となる。なお、所定の隙間通路が形成されていない場合は、浮動開閉弁部材102の表面をサンドブラストや、化学的なエッチング等によって、浮動開閉弁部材102の表面に粗さを形成することもできる。
塩徐放用カートリッジ100は、開口101が水タンク部2の下部開口に臨むように、水タンク部2の下部に着脱自在にネジ結合されており、塩徐放用カートリッジ100の下部に、電源部3が着脱自在にネジ結合されている。このため、塩徐放用カートリッジ100は、交換可能である。
水タンク部2は上部に上面開口2Aを形成しており、これが水補給開口2Aとなる。この水補給開口2Aを開閉するように、水タンク部2の上部にプッシュ式噴霧機構部4が水密状態に着脱自在結合である。具体的には、水タンク部2の水補給開口2A側へ噴霧機構部4を取り付けたとき、水補給開口2Aが閉じた状態となる。また、噴霧機構部4を水タンク部2から取り外したとき、水補給開口2Aが開放される状態となり、この水補給開口2Aから水タンク部2への水の補給を行なうことができる。
水タンク部2の水補給開口2A周縁部、即ち上面開口2A周縁部には、水タンク部2内の水を押圧しつつ電解部5の電解水が先端のノズル4Aから噴霧するための噴霧機構部4が、水タンク部2に水密状態に着脱自在結合となっている。噴霧機構部4は、種々の形態があり、市販品を採用することもできるが、図示の噴霧機構部4では、円筒形のプッシュ部4Pが、環状パッキン12によって水密状態を保ちつつ、円筒形の噴霧本体部4Bに上下動可能に組み合わされ、プッシュ部4Pの側面には、小孔のノズル4Aが開口している。噴霧本体部4Bの下端開口部が水タンク部2の上面開口2A周縁とネジ結合部11によって着脱自在結合となっており、噴霧本体部4Bと水タンク部2とは、環状パッキン10によって水密状態である。
噴霧本体部4Bには、水タンク部2内に延びた連通路部材13が、一体的に設けられている。この連通路部材13は、中心部に上下に貫通した電解水導出路7Bを形成している。噴霧機構部4の中心部には、ノズル4Aへ通じるように、上下に貫通した電解水導出路7が形成されている。プッシュ部4Pはノズル4Aへ通じる小径の電解水導出路7Aを形成し、電解水導出路7Aが下方へ延出する延出部4P1を形成している。この延出部4P1は、電解水導出路7Bの上方から、連通路部材13内に形成した電解水導出路7Bへ侵入して、連通路部材13に水密状態で上下動可能に組み合わされている。これによって、電解水導出路7Aと電解水導出路7Bが連通状態となって電解水導出路7が形成され、電解部5からノズル4Aへ通じる電解水導出路7となる。
電解水導出路7Bには、電解水漏洩防止機構を備えている。この電解水漏洩防止機構は、図4に示すように、プッシュ部4Pが押圧されないときは、コイルバネ40によって下方へ付勢されるボール41によって電解水導出路7Bを閉じている。そして、後述のように、プッシュ部4Pの押圧によって、電解部5の電解水がコイルバネ40に抗してボール41を押し上げ、電解水導出路7Bの下端が開放されるため、電解部5の電解水は電解水導出路7を通って、ノズル4Aから噴出する。この電解水漏洩防止機構によって、プッシュ部4Pが押圧されない状態において、携帯用電解水噴霧器1を上下逆さまにしたとき、電解部5の電解水が電解水導出路7を通ってノズル4Aから漏洩しないようになる。
噴霧本体部4B内にはポンプ室16が形成されている。実施形態の一つとして図4に示すように、噴霧本体部4B内にプッシュ部4Pの空気押圧部4P2と、連通路部材13の基部上面との間にポンプ室16が形成されている。ポンプ室16は、空気導入孔9によって外気と連通し、且つ、連通路部材13の基部を貫通した空気の連通路15及び水タンク部2の水補給開口2Aによって、水タンク部2内と連通している。ポンプ室16に設けたコイルバネ8によって、プッシュ部4Pは本体部4Bから上方へ突出状態に付勢され、この状態でポンプ室16は空気導入孔9によって外気と連通した状態である。連通路部材13の基部を貫通した空気の連通路15は、1箇所でもよいが、略120度ピッチで周囲3箇所に形成してもよい。なお、ポンプ室16の形成のために、例えば、噴霧本体部4Bは、その上面が接着等にて一体化される別部材のトップ部材4B1で形成された構成となっている。
本発明では、筒状電解部5は、水タンク部2に対して噴霧機構部4の着脱に伴って着脱されるよう噴霧機構部4から水タンク部2内に吊り下げ支持され、下部から水タンク部2の水が流入しつつ電解水が上部から噴霧機構部4へ流れる水の流通路を形成した構成である。これに関し、具体的な構成を以下に説明する。
筒状電解部5は、上記のようにアノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bが、携帯用電解水噴霧器1の軸方向、即ち、水タンク部2の中央部に、水タンク部2の軸方向となるように、噴霧機構部4から吊り下げ支持されている。具体的には、筒状電解部5は、連通路部材13の下端部に上部支持部17Bを介して固定状態に支持されており、これによって、噴霧機構部4から固定状態に吊り下げ支持される。
筒状電解部5の筒状体5Pの下端部は開放されており、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bとの間の極間スペース5Sが開放されている。これによって、筒状電解部5の下端部には、水タンク部2の水が筒状電解部5へ流入する流入口5Eが形成された状態である。具体的には、筒状電解部5は筒状体5Pで覆われており、それによって、筒状電解部5の下端部には、極間スペース5Sへ水タンク部2の水が流入する流入口5Eが形成された状態である。
後述の電源部3から筒状電解部5の電極であるアノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bへの電力供給が、筒状水タンク部2に対する噴霧機構部4の着脱に伴って接続遮断されるように、電気的接続部60を設けている。
電気的接続部60は、図1乃至図5に示すように、電源部3のプラス電源部とマイナス電源部へリード線61にて接続された筒状水タンク部2側の一次側接続部60Aと、噴霧機構部4に吊り下げ支持された筒状電解部5のアノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bへリード線62にて接続された筒状電解部5側の二次側接続部60Bとの着脱によって、筒状電解部5のアノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bへの電力供給状態と遮断状態になる構成である。図の構成では、例えば、左側の一次側接続部60Aと二次側接続部60Bが、アノード電極(陽極)6Aへの電気的接続部601であり、右側の一次側接続部60Aと二次側接続部60Bが、カソード電極(陰極)6Bへの電気的接続部602となるように、アノード電極(陽極)6Aへの電気的接続部601とカソード電極(陰極)6Bへの電気的接続部602によって、電気的接続部60を構成している。
携帯用電解水噴霧器1の組み立てのし易さを考慮して、電源部3は、環状パッキン21を介して塩徐放用カートリッジ100と相互にネジ結合部22にて、水密状態に結合されている。電源部3は、合成樹脂製の筺体23内に、電源用電池24、制御回路部25等が収容されている。図1に示すように、制御回路部25は、操作部27Pによって電源部3の外面から操作されるスイッチ27によって電源用電池24を電源として作動して、電源用電池24から制御回路部25へ電力が供給され、制御回路部25から電極6へ電力が供給されるように電気的に接続され、電極6を構成するアノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bへ電力を供給する。電源部3は、筺体23の外面が装飾のためにアルミニウムなどの金属製装飾体28によって覆われている。
電源用電池24は、単3または単4の再充電可能な1.2V〜1.5Vの2次電池であり、筺体23内に形成した電池収容部23Aに収容されており、制御回路部25の電源として機能する。電源用電池24の充電は、電磁誘導にて充電する所定の充電器へセットすることにより達成できる。なお、電源用電池24を電源部3から取り外し可能な構成によって、電源用電池24を電源部3から取り外し、所定の充電器へセットすることにより充電可能であり、または、新規の電池と交換可能となる。
電解部2で次亜塩素酸を含む除菌用電解水を生成するためには、所定電圧以上の電力がアノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bへ印加されることが必要である。このため、電力電源用電池24は、複数の電池を直列接続すれば高い電圧が得られるが、携帯用電解水噴霧器1が大型化するため、本発明では、単3または単4の再充電可能な1.2V〜1.5Vの2次電池を1個使用し、この電源用電池24の電圧を昇圧回路25Aによって昇圧して電極6に所定電圧(実施例では、5V〜10V)を印加する。制御回路部25は、極間スペース5S内での次亜塩素酸を含む除菌用電解水の生成に必要な電圧を電極6へ印加するために、電源用電池24を電源として、電源用電池24の電圧を所定の電圧(実施例では、5V〜10V)まで昇圧するための昇圧回路25Aを備え、且つ、スイッチ27をONしたときから電池24の電力が昇圧回路25Aを介して電極6へ供給される時間を制限するタイマ回路25Bを備えている。
携帯用電解水噴霧器1において、電源用電池24の電力を電極6へ供給する方式として、タイマ回路を設けずに、使用者が携帯用電解水噴霧器1を使用する際にスイッチ27をONし、使用が終わったときスイッチ27をOFFするようにすることも可能であるが、もし、スイッチ27をOFFし忘れたときは、電池24の電力が電極6へ供給され続けるため、所謂電池24切れの状態になり易い。本発明では、このようなことを防止するために、スイッチ27として、操作部27Pを押圧したときのみ瞬時の間ONする構成とし、例えば、操作部27Pを押圧したときONし直ちに自動OFFする自動復帰式の押圧式スイッチ、または操作部27Pを押圧したときONし瞬時にOFFするトランジスタを含む回路構成等を採用し、スイッチ27のONからタイマ回路25Bが作動し、所定時間(実施例では10秒)だけ電池24の電力を昇圧回路25Aで昇圧した電圧が電極6へ供給されるようにしている。
上記のように、昇圧回路によって極間スペース5S内での次亜塩素酸を含む除菌用電解水の生成に必要な電圧を電極6へ印加するため、電源用電池24は1.2V〜1.5Vの単3または単4電池が使用でき、小型化となる。また、スイッチ27をONしたときから所定時間(実施例では10秒)のみ電極6に通電することによって、除菌の必要時のみ電解水を生成するため、電池24の寿命を数年に亘るように長く保つことができる。
水タンク部2、塩の結晶103を収容した塩徐放用カートリッジ100及び電源部3を結合した状態で、上記のように、筒状電解部5が噴霧機構部4から固定状態に吊り下げ支持された状態の噴霧機構部4を、図2に示すように、水タンク部2から取り外した状態において、水タンク部2の水補給開口2Aから水タンク部2へ水(原水という)を補給する。この水補給前は、塩徐放用カートリッジ100内の水も空であるため、浮動開閉弁部材102が下降位置にあるため、この補給された原水は、開口101から収容部100Aへ流入して、塩の結晶103の上に溜まり、収容部100Aが満たされた状態で、上昇した浮動開閉弁部材102によって開口101が閉じる。この状態から更に原水が補給されることによって、下部の流入口5Eから筒状電解部5内にも溜まり、水タンク部2が満杯となる。
この状態で、後述のように、塩の結晶103が徐々に溶けて水溶液103Aが収容部100Aに形成され、この水溶液103Aの塩化物イオンが、浮動開閉弁部材102の周囲の隙間通路から水タンク部2内の原水に拡散することによって、水タンク部2内の原水の塩化物イオン濃度が高められ、電解部5によって、所定濃度の次亜塩素酸を含む所期の濃度の電解水が生成される。
この溜まった水の量は、水タンク部2が透明であれば、外部から目視できる。このように水タンク部2へ水を補給した状態で、水タンク部2の水補給開口2A側へ噴霧機構部4をネジ結合部11によって取り付ける。この取り付けに伴って、噴霧本体部4Bと水タンク部2とは、環状パッキン10によって水密状態となり、筒状電解部5が水タンク部2の中央部に軸方向に配置される。
このように、水タンク部2の水補給開口2A側へ噴霧機構部4をネジ結合部11で結合することによって、左側の一次側接続部60Aと二次側接続部60Bが当接して、アノード電極(陽極)6Aへの電気的接続部601が接続され、また、右側の一次側接続部60Aと二次側接続部60Bが当接して、カソード電極(陰極)6Bへの電気的接続部602が接続状態となる。
この状態で、操作部27Pを押圧してスイッチ27をONすることによって、タイマ回路25Bが作動し、電池24の電力を昇圧回路25Aで昇圧した電圧が、各電気的接続部601及び602を通して所定時間(実施例では10秒)だけ電極6へ供給され、電解部5で電解水が生成される。
この所定時間(実施例では10秒)のうちに、コイルバネ8によって本体部4Bから上方へ突出状態に付勢されているプッシュ部4Pを押圧することによって、延出部4P1がコイルバネ40に抗してボール41を下方へ押すと共に、ポンプ室16の空気はプッシュ部4Pの空気押圧部4P2が空気導入孔9を通り過ぎた位置から、連通路15を通して水タンク部2内の水面HLの上面空間ASに加圧空気が作用し、この加圧空気によって、水タンク部2内の水が流入口5Eから電解部5内へ押し込まれる。この加圧作用によって、電解部5の電解水がコイルバネ40に抗してボール41を押し上げ、電解水導出路7Bの下端が開放されるため、電解部5の電解水は電解水導出路7を通って、ノズル4Aから噴出する。この作用がプッシュ部4Pの1プッシュごとに行なわれるため、上記所定時間(実施例では10秒)のうちに、プッシュ部4Pを複数回プッシュすることによって、その都度電解水を噴霧することができる。この所定時間(実施例では10秒)経過にて前記LEDは消灯(非発光)するが、再度操作部27Pを押圧してスイッチ27をONすることによって、上記所定時間(実施例では10秒)が開始するため、この時間内にプッシュ部4Pを複数回プッシュすることによって、その都度電解水を噴霧することができる。
図10には、塩化物イオン濃度を高めたい水106に、塩徐放用カートリッジ100に貯留した高濃度の塩の結晶103が溶けた水溶液103Aの塩化物イオンを拡散させて、塩化物イオン濃度を高めた改良水106Aの導電率の経時変化を示している。この場合の実施構成は、図9に示すように、NaClの重量パーセントが1.8wt%の高濃度のNaCl水溶液103Aが1mL(mLはミリリットルを意味する)充填された塩徐放用カートリッジ100を用意し、純水(精製水)106を10mL入れた容器105内の純水106に、浮動開閉弁部材102の周囲の隙間通路から開口101を通って、水溶液103の塩化物イオンが拡散する。この拡散によって生成された改良水106Aの塩(NaCl)の濃度がどのように変化するかを、改良水106Aの導電率で確認した結果が図10である。塩(NaCl)の濃度が高いほど導電率が高くなる。
この確認において、72時間経過したとき容器105内の純水106を新たな純水106に入れ替えた場合の改良水106Aの導電率を調べたものを図10に示している。これから明らかなように、時間の経過に伴う導電率の変化は、略一定していることが判る。このため、塩化物イオン濃度を上げたい水に、連続して塩徐放用カートリッジ100内の塩化物イオンを拡散すれば、所期の除菌・脱臭効果を得るための電解水を生成できることが解る。
なお、図9に示す装置によって、長い時間に亘って塩徐放用カートリッジ100内の水溶液103Aの塩化物イオンを拡散させることによって、塩徐放用カートリッジ100内の水溶液103Aが、全て純水106へ溶け込んだときの導電率4100μs/cmに達するまでの時間は、1729.10時間(約72.0日=約2.4ヶ月)であることが判明している。このため、重量パーセントが1.8%の高濃度の水溶液103が1mL充填された塩徐放用カートリッジ100を用意し、この塩徐放用カートリッジ100から塩化物イオンを拡散すれば、約72日間に亘って塩を補充し続けることができるものとなり、除菌・脱臭を目的とする大概の電解水生成装置へ適用可能となる。
上記において、NaClの重量パーセントが1.8wt%のものを高濃度と称するのは、通常では、市井の上水道水が使用されることを考慮して、市井の上水道水と比較すれば高い濃度という意味であり、このNaClの重量パーセントはこれに限定されない。
このようなことに鑑みて、本発明の電解水生成装置120を組み込んだ電解水噴霧器1において、水タンク部2、塩の結晶である結晶食塩103が収容された塩徐放用カートリッジ100及び電源部3を結合した状態で、上記のように、空の水タンク部2へ水補給開口2Aから水を補給した場合、この補給された水は、開口101を通って下降位置にある浮動開閉弁部材102の周囲から収容部100Aへ流入し、その水によって結晶食塩103が溶けて、浮動開閉弁部材102の周囲を含む収容部100A内に水溶液103Aが形成される。そして、収容部100A内の水位上昇に伴って浮動開閉弁部材102が上昇し、最終的に開口101が塞がれる。この状態で、上記のように浮動開閉弁部材102の周囲に隙間通路が存在する。
電解部5へ供給されるタンク部2へ補給された水の塩化物イオン濃度が低い場合は、タンク部2内のNaCl濃度と塩徐放用カートリッジ100のNaCl濃度との差によって、塩徐放用カートリッジ100内の水溶液103Aの塩化物イオンが、浮動開閉弁部材102の周囲の隙間通路を通って拡散し、タンク部2内及び電解部5の塩化物イオン濃度が上がり、タンク部2内及び電解部5内へ供給される水の塩化物イオン濃度が高められた状態となる。
このように、塩化物イオン濃度が高められた電解部5内では、アノード電極(陽極)6Aとカソード電極(陰極)6Bへ電池24からの通電によって、電解槽5内の水が電気分解され、それによって生成される次亜塩素酸を含む所期の濃度の電解水が生成される。このため、プッシュ部4Pを押圧することによって、この電解水が噴霧されることとなる。
水タンク部2への水の補給に際しては、水タンク部2に対して、ネジ結合部11の結合が外れる方向へ噴霧本体部4Bを回転させることにより、水タンク部2と噴霧本体部4Bとの結合が外れると共に、筒状電解部5も水タンク部2から外れるため、水タンク部2の上面の水補給開口2Aが開放され、上記同様に、水補給開口2Aから水タンク部2への水の補給を行うことができる。
塩徐放用カートリッジ100内の塩の結晶103が消費されてしまった状態で、塩の結晶103が収容された新たな塩徐放用カートリッジ100と交換する。塩徐放用カートリッジ100内の塩の結晶103が残っているか否かは、塩徐放用カートリッジ100内を透明体で形成すれば目視可能となる。またNaCl濃度センサで水タンク部2内の濃度を検出して、濃度不足を外部から目視可能なLED(図示せず)で表示できるようにすればよい。
図12には、塩徐放用カートリッジ100内の塩の結晶103によって、水タンク部2内のNaCl濃度が高められる状況を示している。(イ)は、水タンク部2にNaCl結晶103が収容された塩徐放用カートリッジ100を結合して、水(原水という)が補給される前の状態である。この原水の補給前は、塩徐放用カートリッジ100内の水も空であるため、浮動開閉弁部材102が下降位置にある。
(ロ)は、この状態から原水を補給した状態を示す。即ち、この補給された原水は、開口101から収容部100Aへ流入して、塩の結晶103の上に溜まり、収容部100Aが満たされた状態で、上昇した浮動開閉弁部材102によって開口101が閉じる。この状態から更に原水が補給されることによって、下部の流入口5Eから筒状電解部5内にも溜まり、水タンク部2が満杯となる。この状態で、塩の結晶103が徐々に溶けて水溶液103Aが収容部100Aに形成され、この水溶液103Aの塩化物イオンが、浮動開閉弁部材102の周囲の隙間通路から水タンク部2内の原水に拡散することによって、水タンク部2内の原水の塩化物イオン濃度が高められ、電解部5によって、所定濃度の次亜塩素酸を含む所期の濃度の電解水が生成される。
(ロ)の状態において、噴霧機構部4から電解水が噴霧されて水タンク部2内が空になった状態では、(ハ)に示すように、収容部100Aの水溶液103Aの水分が、浮動開閉弁部材102の周囲の隙間通路から水タンク部2内へ蒸発し、その蒸発によって、収容部100Aの水溶液103Aの水位低下に伴って浮動開閉弁部材102が下降し、更に水溶液103Aの水分蒸発が促進される。これが長時間続いた場合、残った塩の結晶103の上にNaClが再結晶する。
塩の再結晶が形成された(イ)の状態において、再度、水タンク部2へ原水を補給することによって、この補給された原水は、開口101から収容部100Aへ流入して、塩の再結晶が溶けて水溶液103Aが形成されると共に、次第に残った塩の再結晶103も溶け出して、上記(ロ)の状態と同様に、塩化物イオンの拡散によって水タンク部2内の原水の塩化物イオン濃度が高められる。
携帯用電解水噴霧器1をハンドバッグなどに入れて使用しないときに、噴霧機構部4から電解水が不用意に噴出しないようするために、本体部4Bには、プッシュ部4Pを覆うノズルカバー18が着脱自在に取り付けられている。
また、携帯用電解水噴霧器1をハンドバッグなどに入れて持ち歩くときに、水タンク部2の水が空気導入孔9から流出しないようにするため、及び、水タンク部2内の気泡抜きのために、空気導入孔9には、空気は通すが水は通さない選択膜52を設けている。
携帯用電解水噴霧器1の小型化を達成するためには、水タンク部2の大きさを小さくすることが望まれるが、使用性を考慮すれば、水タンク部2の内容積としては、数十回の噴霧ができる水の量を確保する必要がある。
なお、電池24としては、出力が大きく、一回の満充電によって数ヶ月乃至数年に亘って使用可能な長寿命のものであれば構わない。
塩徐放用カートリッジ100は、上記のような拡散によって内部に充填された食塩103が不足した場合または無くなった場合、食塩103を再充填する方式ではなく、新規な塩徐放用カートリッジ100と交換する方式とすることができる。
また図11には、本発明に係る電解水生成装置120を組み込んだ携帯用電解水噴霧器1の他の形態を示している。図1の形態と異なるところは、電源部3が水タンク部2の側面に配置した一体型構成である。図1乃至図8に示すものと同じ機能部は同じ符号で示しており、動作・作用も図1乃至図8に示すものと同様である。なお、浮動開閉弁部材102は、上記では球形であったが、この図11では円錐形で示している。
貯水タンク(上記実施例では水タンク部2)の水を電解部5に供給し、貯水タンク(上記実施例では水タンク部2)に塩徐放用カートリッジ100を備えた構成が、電解水生成装置120を構成するものであるため、この電解水生成装置120を携帯用電解水噴霧器1以外の機器に適用しても、本発明の目的の達成及び効果の発揮ができるものである。例えば、電解水生成装置120で生成した電解水を空気清浄装置の除菌フィルタへ流下させつつ、室内空気を送風機によってこの除菌フィルタを通過させることによって、室内空気の除菌ができる空気清浄装置として効果がある。
本発明に係る塩徐放用カートリッジ100、及び電解水生成装置120は、上記実施例に示した構成に限定されず、種々の形態の電解水生成装置、及びこの電解水生成装置を組み込んだ除菌装置または空気清浄装置に適用できるものであり、本発明の技術範囲において種々の形態を包含するものである。
1・・・・・携帯用電解水噴霧器
2・・・・・筒状水タンク部
2A・・・・筒状水タンク部の上面開口
3・・・・・電源部
4・・・・・プッシュ式噴霧機構部
4A・・・・ノズル
4P・・・・プッシュ部
5・・・・・筒状電解部
5A・・・・筒状電解部の上面開口
5E・・・・流入口
5P・・・・筒状体
5S・・・・極間スペース
6・・・・・電極
6A・・・・アノード電極(陽極)
6B・・・・カソード電極(陰極)
7・・・・・電解水導出路
7A・・・・電解水導出路
7B・・・・電解水導出路
8・・・・・コイルバネ
9・・・・・空気導入孔
10・・・・環状パッキン
11・・・・ネジ結合部
12・・・・環状パッキン
13・・・・連通路部材
16・・・・ポンプ室
15・・・・空気の連通路(水補給開口)
17A・・・下部支持部
17B・・・上部支持部
18・・・・ノズルカバー
20・・・・保護体
21・・・・環状パッキン
24・・・・電池
25・・・・制御回路部
27・・・・スイッチ
60・・・・電気的接続部
60A・・・一次側接続部
60B・・・二次側接続部
601・・・アノード電極(陽極)への電気的接続部
602・・・カソード電極(陰極)への電気的接続部
100・・・・・塩徐放用カートリッジ
101・・・・・開口
102・・・・・浮動開閉弁部材
103・・・・・塩の結晶
120・・・・・電解水生成装置

Claims (5)

  1. 内部にNaCl等のClが化合した無機塩の結晶の収容部を形成し上部に開口を備え、空気中では前記開口を開いた状態に下降し水中では前記開口を閉じる状態に上昇する浮動開閉弁部材を備え、前記開口が前記浮動開閉弁部材によって閉じた状態で、前記浮動開閉弁部材の周囲には前記開口から前記NaCl結晶の溶けた水溶液の塩化物イオン(Cl)等のイオンが拡散する隙間通路が形成されることを特徴とする塩徐放用カートリッジ。
  2. 電解槽内の水を電気分解して次亜塩素酸を生成する電解部と、前記電解槽へ供給される水の塩化物イオン(Cl)濃度を高めるための塩徐放用カートリッジを備え、前記塩徐放用カートリッジは、内部に塩の結晶の収容部を形成し上部に電解槽内の水が流入する開口を備え、空気中では前記開口を開いた状態に下降し、水中では前記開口を閉じる状態に上昇する浮動開閉弁部材を備え、前記開口が前記浮動開閉弁部材によって閉じた状態で、前記浮動開閉弁部材の周囲には前記開口から前記塩の結晶が溶けた水溶液の塩化物イオン(Cl)が拡散する隙間通路が形成される構成であり、前記電解槽に前記塩徐放用カートリッジが組み付けられた状態で、前記電解槽に供給される水が前記開口から前記塩の結晶へ流入しつつ、前記浮動開閉弁部材が前記開口を閉じる状態に上昇することを特徴とする電解水生成装置。
  3. 内部に電解部が収容され上面に前記電解部へ供給する水補給開口を備えた水タンク部を備え、前記水補給開口を開閉するように前記水タンク部の上部に噴霧機構部が水密状態に着脱自在結合され、前記電解部で生成される電解水が前記噴霧機構部から噴霧可能な電解水噴霧器において、前記電解部には、前記電解部へ供給される水に塩化物イオン(Cl)を徐放する塩徐放用カートリッジを設け、前記塩徐放用カートリッジは、内部に塩の結晶の収容部を形成し上部に前記電解部内の水が前記塩の結晶へ流入する開口を備え、空気中では前記開口を開いた状態に下降し、水中では前記開口を閉じる状態に上昇する浮動開閉弁部材を備え、前記開口が前記浮動開閉弁部材によって閉じた状態で、前記浮動開閉弁部材の周囲には前記開口から前記塩の結晶が溶けた水溶液の塩化物イオン(Cl)が拡散する隙間通路が形成される構成であり、前記電解部に前記塩徐放用カートリッジが組み付けられた状態で、前記電解部に供給される水が前記開口から前記塩の結晶へ流入しつつ、前記浮動開閉弁部材が前記開口を閉じる状態に上昇することを特徴とする電解水噴霧器。
  4. 前記隙間通路が前記浮動開閉弁部材の表面の粗さによって形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の塩徐放用カートリッジ、電解水生成装置または電解水噴霧器。
  5. 前記塩徐放用カートリッジは、前記開口が前記水タンク部の下部開口に臨むように前記水タンク部に着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項3に記載の電解水噴霧器。
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