JP2011110178A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011110178A
JP2011110178A JP2009268325A JP2009268325A JP2011110178A JP 2011110178 A JP2011110178 A JP 2011110178A JP 2009268325 A JP2009268325 A JP 2009268325A JP 2009268325 A JP2009268325 A JP 2009268325A JP 2011110178 A JP2011110178 A JP 2011110178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
hopper device
guide
rail
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009268325A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5382717B2 (ja
Inventor
Takayuki Wakabayashi
孝行 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Original Assignee
Sammy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2009268325A priority Critical patent/JP5382717B2/ja
Publication of JP2011110178A publication Critical patent/JP2011110178A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5382717B2 publication Critical patent/JP5382717B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】部品を共通化することで、製造コストを低減することができ、かつ取り付け作業が容易となるとともに、ホッパー装置を容易に着脱することができ、さらに遊技機を輸送する場合にホッパー装置ががたつくのを防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】遊技機は、筐体11内部の所定位置に着脱可能に配設されるホッパー装置17と、ホッパー装置17を筐体11の開口11aから所定位置まで案内する一対のガイドレール部23と、を備え、ガイドレール部23は、筐体11内部の底面に平行に配置される一対のレールベース部30と、各レールベース部30の上面に設けられる一対のガイド部40と、を備え、レールベース部30に、ホッパー装置17が筐体11の開口11aよりも手前側に移動することを規制するストッパー部34を形成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技媒体を貯留するとともに役の入賞時等に遊技媒体を払い出すためのホッパー装置を備える遊技機に関し、更に詳しくは、ホッパー装置を筐体内部に着脱する構造に関する。
従来から、遊技機、たとえばスロットマシンには、遊技媒体を貯留するとともに役の入賞時等に遊技媒体を払い出すためのホッパー装置が設けられものであった。このホッパー装置は、保守点検等の作業のために、筐体内部の所定位置に着脱可能に配設されるものであった。そして、ホッパー装置を筐体内部の所定位置に着脱可能に配設する構造としては、一般に、レール構造が用いられていた。ホッパー装置を着脱可能に配設するためのレール構造を有するスロットマシンとしては、たとえば、筐体の底面に互いに対向して設けられた左右一対のスライドレールと、ホッパー装置の下端の左右に突出して形成されたスライド片と、を備え、スライドレールは、ホッパー装置のスライド片が前面側から入り込んで、奥側に向かってスライド可能に形成されているものが知られている(特許文献1参照)。
特開2004−121457号公報
そして、上述のようなレール構造を有するスロットマシンにおいて、左右一対のレールは、それぞれ、左側用レール、右側用レールのように、互いに異なる形状に形成されるものであった。すなわち、左右一対のレールは、互いに左右兼用で使用することができないものであった。このため、製造コストが高くなるとともに、取り付け作業の効率も悪化するといった問題が生じていた。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、左右一対のガイドレール部の部品を共通化することで、製造コストを低減することができ、かつ取り付け作業が容易となるとともに、ホッパー装置を容易に着脱することができ、さらに遊技機を輸送する場合にホッパー装置ががたつくのを防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
(請求項2)
すなわち、請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の目的に加え、不正行為を防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
(請求項3)
すなわち、請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明の目的に加え、ガイドレール部をアース経路として利用することで、アース配線を用いることなくホッパー装置をアースすることができる遊技機を提供することを目的とする。
請求項に記載された各発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、正面側に開口11aを有する筐体11と、遊技媒体を貯留可能な貯留部24及び貯留部24を支持するベース部25を有し、かつ筐体11内部の所定位置に着脱可能に配設されるホッパー装置17と、筐体11内部に設けられるとともに、ホッパー装置17を筐体11の開口11aから所定位置まで案内する左右一対のガイドレール部23,23と、ホッパー装置17のベース部25の側面に設けられるとともに、ガイドレール部23に沿って移動可能なスライド部27と、を備え、左右一対のガイドレール部23,23は、筐体11内部の底面にホッパー装置17の着脱方向に平行、かつ所定の間隔をおいて対向して配置される一対のレールベース部30,30と、各レールベース部30の上面に設けられるとともに、その下側に位置するレールベース部30との間でホッパー装置17のスライド部27を挟み込みながらホッパー装置17を案内する一対のガイド部40,40と、を備え、各レールベース部30には、筐体11の開口11a側に、ホッパー装置17が筐体11内部の所定位置から筐体11の開口11aよりも手前側に移動することを規制するストッパー部34が形成され、左右一対のレールベース部30,30及びガイド部40,40は、それぞれ、左右兼用可能なように、互いに同一の形状に形成されているとともに、ホッパー装置17のスライド部27を、レールベース部30とその上側に位置するガイド部40とにより形成される正面側のガイドレール正面開口45に、斜め上方から差し込むことができるように形成されていることを特徴とする。
ここで、「遊技機」としては、遊技メダルを用いて遊技が行われるスロットマシン10などが挙げられる。
また、「筐体」は、その内部に、遊技におけるメインの装置であるリールユニット19や、遊技媒体(たとえば、遊技メダル等)の貯留、払い出しを行うための装置であるホッパー装置17等の構成部品や装置等を収納可能な箱体であって、正面側に開口11aを有するものである。
またここで、「正面側」とは、遊技機から見て、遊技を行う遊技者が位置する方向を意味するものである。具体的には、遊技機の前面の前で遊技機の方向に顔を向けている遊技者から見た場合の、奥から手前への方向、すなわち遊技機の奥から前面へ向かう方向を意味する。なお、「手前側」も「正面側」と同意である。
また、「着脱方向」とは、筐体11の開口11aから筐体11内部の所定位置への方向、又は筐体11内部の所定位置から筐体11の開口11aへの方向を意味するものである。
また、「ホッパー装置」は、遊技媒体(たとえば、遊技メダル等)を貯留するとともに、所定の役に入賞する等の条件を満たすことにより遊技媒体を払い出すための装置であって、筐体11内部の所定位置に着脱可能に配設されるものである。また、ホッパー装置17は、遊技媒体を貯留可能な貯留部24と、貯留部24を支持するベース部25とを有する。なお、ホッパー装置17は、これらの構成のみならず、たとえば、遊技媒体を筐体11外部へ払い出すための遊技媒体払出通路、貯留部24に貯留されている遊技媒体を1個づつ遊技媒体払出通路へ送るための回転ディスク、回転ディスクを回転駆動させるためのモーター等を備える。
また、「ガイドレール部」は、ホッパー装置17を筐体11の開口11aから所定位置まで案内するものであり、筐体11内部に左右一対設けられるものである。換言すれば、ホッパー装置17は、このガイドレール部23に案内されて、筐体11の開口11aから所定位置(すなわち、ホッパー装置17が配設される位置)まで移動可能に形成されている。
また、ガイドレール部23は、筐体11内部の底面に、ホッパー装置17の着脱方向に平行、かつ所定の間隔をおいて対向して配置される一対のレールベース部30,30と、各レールベース部30の上面に設けられるとともに、その下側に位置するレールベース部30との間でホッパー装置17のスライド部27を挟み込みながらホッパー装置17を案内する一対のガイド部40とを備える。また、左右一対のレールベース部30及びガイド部40は、それぞれ、左右兼用可能なように、互いに同一の形状に形成されている。
そして、ホッパー装置17には、ベース部25の側面に、ガイドレール部23に沿って移動可能なスライド部27(たとえば、ガイドレール部23を摺動可能な案内片26や、ガイドレール部23を回転可能なローラー等)が設けられている。そして、スライド部27がガイドレール部23に沿って移動することで、ホッパー装置17が移動可能となる。すなわち、ホッパー装置17は、左右一対のガイドレール部23,23に案内されて移動することができることとなる。
また、「ストッパー部」は、ホッパー装置17が筐体11内部の所定位置から筐体11の開口11aよりも手前側に移動することを規制するものであり、レールベース部30における筐体11の開口11a側に形成されるものである。換言すれば、ホッパー装置17は、このストッパー部34により、筐体11内部の所定位置から筐体11の開口11aよりも手前側に、ガイドレール部23に案内されて移動しないように形成されている。たとえば、ストッパー部34は、レールベース部30に立設する係止片35とすることができる。
そして、左右一対のガイドレール部23,23は、ホッパー装置17のスライド部27を、レールベース部30とその上側に位置するガイド部40とにより形成される正面側のガイドレール正面開口45に、斜め上方から差し込むことができるように形成されている。すなわち、左右一対のガイドレール部23,23は、ホッパー装置17のスライド部27を、ガイドレール正面開口45に正面から筐体11の底面と平行に差し込もうとすると、ストッパー部34が邪魔をして差し込むことができないものの、斜め上方からであれば差し込むことができるように形成されている。また、同様に、左右一対のガイドレール部23,23は、ホッパー装置17のスライド部27を、ガイドレール正面開口45から筐体11の底面と平行に引き出そうとすると、ストッパー部34が邪魔をして引き出すことができないものの、ホッパー装置17を斜め上方に傾けることで引き出すことができるように形成されている。
つまり、ホッパー装置17を筐体11内部の所定位置に配設する場合、スライド部27をガイドレール正面開口45に斜め上方から差し込むことで、スライド部27がガイドレール部23に挿入されて、ガイドレール部23の案内に従って、ホッパー装置17を筐体11内部の所定位置に配設することができることとなる。そして、筐体11内部の所定位置に配設されたホッパー装置17を筐体11内部から取り出す場合、スライド部27がストッパー部34に当接する位置までホッパー装置17を引き出して、ホッパー装置17を斜め上方に傾けることで、スライド部27がガイドレール正面開口45から引き出されて、ホッパー装置17を筐体11内部から取り出すことができることとなる。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機において、ホッパー装置17は、左右一対のガイドレール部23,23により案内されて、筐体11内部の所定位置に配設される。この左右一対のガイドレール部23,23は、一対のレールベース部30,30と、各レールベース部30の上面に設けられる一対のガイド部40,40とにより構成される。そして、左右一対のレールベース部30,30及びガイド部40,40は、それぞれ、左右兼用可能なように、互いに同一の形状に形成される。これにより、製造コストを低減することができるとともに、ガイドレール部23の取り付け作業が容易となる。
また、レールベース部30には、筐体11の開口11a側にストッパー部34が形成される。すなわち、本発明に係る遊技機では、ホッパー装置17のスライド部27をガイドレール正面開口45に斜め上方から差し込むことで、スライド部27がガイドレール部23に挿入されて、ガイドレール部23の案内に従って、ホッパー装置17を筐体11内部の所定位置に配設することができる。そして、筐体11内部の所定位置に配設されたホッパー装置17を筐体11内部から取り出す場合、スライド部27がストッパー部34に当接する位置までホッパー装置17を引き出して、ホッパー装置17を斜め上方に傾けることで、スライド部27がガイドレール正面開口45から引き出されて、ホッパー装置17を筐体11内部から取り出すことができる。これにより、ホッパー装置17を筐体11に容易に着脱することができる。
また、本発明に係る遊技機において、ホッパー装置17は、ストッパー部34により、筐体11内部の所定位置から筐体11の開口11aよりも手前側に、ガイドレール部23に案内されて移動しないように形成されている。これにより、遊技機を輸送する場合にホッパー装置17ががたつくのを防止することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の特徴に加え、左右一対のガイド部40,40は、その間隔が、筐体11の開口11aから筐体11内部の所定位置に向かうに従って狭くなるように配置されていることを特徴とする。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機において、ホッパー装置17が左右一対のガイドレール部23,23に案内されて筐体11内部の所定位置に配設されると、各スライド部27は、着脱方向に対して斜めに傾斜して配置された各ガイド部40の内側面に当接して、仮固定される。
また、本発明に係る遊技機では、筐体11の開口11aを開閉自在に塞ぐ前扉50を閉じることで、ホッパー装置17は、前扉50により押し込まれて筐体11内部の所定位置に配設される。これにより、ホッパー装置17と前扉50との間の隙間を無くすことができ、前扉50に設けられたメダル払出口51から筐体11内部に異物を挿入して、筐体11内部に設けられる電子部品等に対して不正行為が行われるのを防止することができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明の特徴に加え、レールベース部30は、導電性材料で形成されているとともに、ホッパー装置17をアースするためのアース線接続部37を備え、ホッパー装置17は、スライド部27がレールベース部30に接触することで、電気的に導通されてアースされるように形成されていることを特徴とする。
ここで、「アース線接続部」は、ホッパー装置17をアースするためのものであり、レールベース部30に形成されるものである。たとえば、アース線接続部37は、ネジ孔38とすることができ、アース線のラグ端子の孔にネジを挿通させて、このネジ孔38に締結することで、アース線と結線することができる。なお、ホッパー装置17のみならず、リールユニット19等の他の構成部品や装置を、アース線接続部37でアースするようにしても良い。すなわち、遊技機全体をアース線接続部37でアースするようにしても良い。たとえば、遊技機に備えられた各種装置に電力を供給するための電源装置16と、レールベース部30とを電気的に導通させることで、遊技機全体をアース線接続部37でアースするようにすることができる。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機では、ホッパー装置17のスライド部27とレールベース部30とが接触することで、ホッパー装置17とレールベース部30とが電気的に導通される。そして、レールベース部30のアース線接続部37にアース線を結線することで、ホッパー装置17が、レールベース部30を介してアースされる。これにより、アース配線を用いることなくホッパー装置17をアースすることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、左右一対のガイドレール部の部品を共通化することで、製造コストを低減することができ、かつ取り付け作業が容易となるとともに、ホッパー装置を容易に着脱することができ、さらに遊技機を輸送する場合にホッパー装置ががたつくのを防止することができる遊技機を提供することができる。
(請求項2)
すなわち、請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の効果に加え、不正行為を防止することができる遊技機を提供することができる。
(請求項3)
すなわち、請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明の効果に加え、ガイドレール部をアース経路として利用することで、アース配線を用いることなくホッパー装置をアースすることができる遊技機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンを示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの筐体の内部を示す内部正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの筐体の内部を示す内部断面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、左右一対のガイドレール部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、ホッパー装置の案内片をガイドレール部のガイド溝に差し込む状態を説明する説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、ホッパー装置の案内片をガイドレール部のガイド溝から抜き出す状態を説明する説明図である。 本発明の第2の実施の形態であって、スロットマシンの筐体の内部を示す内部断面図である。 本発明の第2の実施の形態であって、ホッパー装置を筐体内部の所定位置に配設する状態を説明する模式図である。 本発明の第3の実施の形態であって、ガイドレール部を示す模式側面図である。 本発明の第3の実施の形態であって、ホッパー装置を筐体内部の所定位置に配設した状態を示す模式図である。
(1)第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
また、本実施の形態において、「正面」とは、スロットマシン10において遊技を行う際に遊技者が向き合う面を意味するものである。
また、「正面側」、「正面方向」、「手前側」及び「手前方向」とは、スロットマシン10から見た場合に、このスロットマシン10の正面に向き合って遊技機を行う遊技者が位置する方向をいう。また、「奥側」、「奥方向」及び「後方」とは、「正面側」と反対の方向をいう。
また、「左側」とは、スロットマシン10の正面に向き合って遊技を行う遊技者から見て左側をいう。
また、「着脱方向」とは、手前側から奥側に向かう方向、又は奥側から手前側に向かう方向をいう。
(スロットマシン10)
本実施の形態に係る遊技機は、スロットマシン10であって、遊技媒体として、遊技メダルを使用するものである。
スロットマシン10は、図1及び図2に示すように、正面側に開口11aを有する四角箱状の筐体11と、筐体11の開口11aを開閉自在に塞ぐ前扉50とを有する。
筐体11は、図2に示すように、底部に配置される底板12と、底板12の両側に配置される右側板13a及び左側板13bと、底板12に対向し、かつ頂部に配置される天板14と、底板12、右側板13a、左側板13b、及び天板14から形成される枠体における、正面側の開口11aに対向する奥面を塞ぐ背板15とから構成されている。
また、筐体11には、高さ方向の中央付近に、筐体11の内部空間を上下2つの空間に仕切る中板53が設けられている。そして、筐体11における中板53の上方には、複数の回転リール18を備えたリールユニット19が設置されており、リールユニット19の上方には、スロットマシン10の動作を制御する主基板(図示せず)を有する主基板ユニット20と、設定変更スイッチ等の複数種類のスイッチを有するスイッチ装置21とが併設されている。また、筐体11における中板53の下方には、スロットマシン10に備えられた各種装置に電力を供給するための電源装置16、遊技メダルを貯留するとともに役の入賞時等に遊技メダルを払い出すためのホッパー装置17、ホッパー装置17を筐体11の開口11aから所定位置(筐体11の底板12上面の中央奥部)まで案内する左右一対のガイドレール部23,23等が設けられている。
また、筐体11内部の底面、すなわち筐体11の底板12上面には、後述する左右一対のガイドレール部23を構成する一対のレールベース部30,30をそれぞれ位置決めして取り付けるための取付孔12aが所定の位置に複数形成されている(図5及び図6参照)。また、筐体11内部の底面には、左右一対のガイドレール部23,23をそれぞれ固定するためのネジ孔(図示せず)が所定の位置に適宜数形成されている。
また、筐体11の背板15には、図2に示すように、後述するホッパー装置17をアースするためのアース線接続部37を背板15の後方に露出させるためのアース開口部15aが、左右一対のガイドレール部23,23における左側のガイドレール部23が設けられる位置に対応して形成されている。
また、図1に示すように、前扉50の中央部から上部には、筐体11内部に設けられた各回転リール18の周囲に付された図柄を見ることができる表示窓54が形成されている。また、表示窓54の下方であって、前扉50の正面中央には、遊技を行うための各種スイッチ等が設けられている。また、前扉50の下部中央には、遊技メダルを払い出すためのメダル払出口51が設けられ、メダル払出口51の下方には、遊技メダルを貯めておくことができるメダル受け皿52が設けられている。
(ホッパー装置17)
ホッパー装置17は、左右一対のガイドレール部23,23に案内されて、筐体11の開口11aから筐体11内部の所定位置(筐体11の底板12上面の中央奥部)に到達して、その所定位置に着脱可能に配設されるものである。
具体的には、ホッパー装置17は、図2に示すように、遊技メダルを貯留可能な貯留部24と、貯留部24を支持するベース部25とを備える。ベース部25は、特に図示していないが、遊技メダルをホッパー装置17の外部へ払い出すための遊技メダル払出通路、貯留部24に貯留されている遊技メダルを1個づつ遊技メダル払出通路へ送るための回転ディスク、回転ディスクを回転駆動させるためのモーター等を備える。
また、ベース部25の両側面の下端部には、後述するガイドレール部23のガイド溝43内を摺動可能なフランジ状に形成されたスライド部27としての案内片26が、ベース部25に一体に形成されている(図5及び図6参照)。また、案内片26は、導電性材料(たとえば、金属)により形成されている。なお、本実施の形態において、案内片26は、ベース部25の側面の下端部全体に形成されているが、ベース部25の側面の下端部における一部に形成するようにしても良い。また、案内片26は、一部を導電性材料(たとえば、金属)により形成し、他の部分を非導電性材料により形成するようにしても良い。
そして、この案内片26が後述するガイドレール部23のガイド溝43内を摺動することで、ホッパー装置17が、左右一対のガイドレール部23,23に案内されて、筐体11内部の所定位置(筐体11の底板12上面の中央奥部)まで移動可能となっている。
また、案内片26がガイドレール部23のレールベース部30に接触することで、ホッパー装置17とレールベース部30とが電気的に導通されるものとなっている。
(ガイドレール部23)
ガイドレール部23は、ホッパー装置17を筐体11の開口11aから所定位置(筐体11の底板12上面の中央奥部)まで案内するものであり、筐体11内部に左右一対設けられている。具体的には、左右一対のガイドレール部23,23は、図3及び図4に示すように、筐体11内部の底面に、ホッパー装置17の着脱方向に平行、かつ所定の間隔をおいて対向して配置される一対のレールベース部30,30と、各レールベース部30の上面に設けられるとともに、その下側に位置するレールベース部30との間でホッパー装置17の案内片26を挟み込みながらホッパー装置17を案内する一対のガイド部40,40とを備える。
そして、図4ないし図6に示すように、ガイドレール部23には、レールベース部30とその上側に位置するガイド部40とにより、正面視コ字状の凹溝であるガイド溝43が形成されている。なお、ガイド溝43の正面側の開口を、以下、ガイドレール正面開口45と称する。
(レールベース部30)
レールベース部30は、図4に示すように、筐体11の正面側から奥側へ向けて延在する板状の基部31と、基部31の奥端部に立設された背部32と、基部31の手前端部付近に形成された段部33と、基部31における段部33よりやや奥側の所定の位置(ガイド部40の手前端部よりやや手前側の位置)に立設するストッパー部34としての係止片35とにより構成され、基部31、背部32、段部33及び係止片35が導電性材料(たとえば、金属)により一体に形成されている。
係止片35は、ホッパー装置17の案内片26を、ガイド溝43のガイドレール正面開口45に、斜め上方から差し込むことができるような高さに形成されている(図5参照)。また、係止片35は、ホッパー装置17が筐体11内部の所定位置から筐体11の開口11aよりも手前側に移動することを規制するものである。
また、段部33は、係止片35とほぼ等しい高さに形成されている。段部33は、ホッパー装置17の案内片26を、ガイドレール部23に正面側から差し込む際に、ホッパー装置17を支持して、案内片26を、ガイド溝43のガイドレール正面開口45に、斜め上方から差し込み易くするためのものである。
また、基部31には、図4に示すように、筐体11内部の底面に固定するためのネジ孔36が所定の位置に適宜数形成されている。また、基部31の下面には、筐体11内部の底面に位置決めして取り付けるためのボス部39が、筐体11内部の底面に形成された取付孔12aに対応する位置に複数形成されている(図5及び図6参照)。
また、背部32には、図4に示すように、ホッパー装置17をアースするためのアース線接続部37としてのネジ孔38が形成されている。
また、左右一対のレールベース部30は、左右兼用可能なように、互いに同一の形状に形成されている。
(ガイド部40)
ガイド部40は、図4に示すように、筐体11の正面側から奥側へ向けて延在する板状のガイド基部41と、ガイド基部41の側端部に形成されたガイド側段部42とにより構成され、ガイド基部41及びガイド側段部42が樹脂により一体に形成されている。
ガイド側段部42は、ホッパー装置17の案内片26を挟み込むことができるように、案内片26の厚みより高く形成されている。また、ガイド側段部42は樹脂により形成されているので、その自由端付近が、上下方向に弾性変形可能となっている。
また、ガイド基部41には、筐体11内部の底面に固定するためのネジ孔44が所定の位置に適宜数形成されている。
また、左右一対のガイド部40は、左右兼用可能なように、互いに同一の形状に形成されている。
(ガイドレール部23の取り付け)
ガイドレール部23の取り付けについて、説明する。
まず、筐体11内部の底面に左右一対のレールベース部30,30を取り付ける。具体的には、レールベース部30の下面に形成されたボス部39が筐体11内部の底面に形成された取付孔12aに嵌合するように、位置決めして取り付ける。これにより、レールベース部30が筐体11の底板12に仮止め固定される。このとき、左側に位置するレールベース部30における背部32のネジ孔38が、筐体11における背板15のアース開口部15aから後方に露出する。なお、2個のレールベース部30は、左右兼用可能なように、互いに同一の形状に形成されているので、容易に取り付けることができる。
次に、各レールベース部30の上面に、ガイド部40を配置する。具体的には、左右一対のガイド部40のガイド側段部42が対向するように、かつガイド部40のネジ孔44がレールベース部30のネジ孔36に重なるように、各レールベース部30の上面にガイド部40を配置する。このとき、2個のガイド部40は、左右兼用可能なように、互いに同一の形状に形成されているので、容易に取り付けることができる。
次に、レールベース部30及びガイド部40を、筐体11内部の底面に固定する。具体的には、レールベース部30のネジ孔36、及びガイド部40のネジ孔44を挿通するように、上方からネジを挿通させて、筐体11の底板12に固定する。
最後に、レールベース部30にアース線を結線する。具体的には、アース線のラグ端子の孔にネジを挿通させる。そして、筐体11における背板15のアース開口部15aから後方に露出しているレールベース部30のネジ孔38に、そのネジを締結する。これにより、左側に位置するレールベース部30にアース線が結線される。
なお、本実施の形態では、電源装置16と左側のガイドレール部23のレールベース部30とが、アース配線により、電気的に導通されるものとなっている。
(ホッパー装置17の着脱)
ホッパー装置17の着脱について、説明する。
ホッパー装置17を筐体11内部の所定位置(筐体11の底板12上面の中央奥部)に配設する場合には、ホッパー装置17のベース部25に形成された各案内片26の奥端部を、左右一対のガイドレール部23,23における各ガイド溝43のガイドレール正面開口45に合わせる(図5(A)参照)。
そして、この状態で、ホッパー装置17の手前側をやや上方に持ち上げて筐体11内部に押し込む。すると、ホッパー装置17の各案内片26が各ガイド溝43のガイドレール正面開口45に、斜め上方から差し込まれて、各案内片26が各ガイド溝43内に進入する(図5(B)参照)。このとき、各ガイドレール部23における各レールベース部30の段部33の上面がホッパー装置17の下面に摺接してホッパー装置17を支えるので、各案内片26を各ガイド溝43のガイドレール正面開口45に、斜め上方から差し込み易くなっている。
そして、ホッパー装置17をさらに筐体11内部に押し込むと、各案内片26が各ガイド溝43内を摺動しながら、筐体11内部の奥方向へ移動する。これにより、ホッパー装置17が、左右一対のガイドレール部23,23に案内されて、筐体11の開口11aから筐体11内部の奥方向へ向けて移動していくこととなる。なお、このとき、各案内片26が各ガイド溝43内を筐体11内部の奥方向へ移動するに従って、各ガイドレール部23の各ガイド部40におけるガイド側段部42の手前側付近が、上方に弾性変形する。これにより、ホッパー装置17を筐体11内部に押し込み易くなっている。
そして、ホッパー装置17の各案内片26が各ガイド溝43の終端に至ると、筐体11の底板12上面の中央奥部(筐体11内部の所定位置)に到達する。これにより、ホッパー装置17は、筐体11内部の所定位置に配設されることとなる。このとき、各案内片26の手前端部は、各ガイド溝43内に位置している。すなわち、ホッパー装置17は、筐体11内部の底面と平行に設置されている。またこのとき、各案内片26の下面は、各ガイドレール部23のレールベース部30の上面に接触している。
一方、保守点検等の作業のために、ホッパー装置17を取り出す場合には、所定位置に配設されたホッパー装置17を筐体11の正面方向(手前側)へ引き出していく。そして、図6(A)に示すように、各案内片26の手前端部が各レールベース部30の係止片35に当接する位置付近まで、ホッパー装置17を引き出したら、ホッパー装置17の手前側をやや上方に持ち上げる(図6(B)参照)。このとき、各ガイドレール部23の各ガイド部40におけるガイド側段部42の手前側付近が、上方に弾性変形する。これにより、ホッパー装置17を手前方向に引き出し易くなっている。
そして、この状態で、ホッパー装置17を手前側に引き出していく。すると、各案内片26が各ガイド溝43のガイドレール正面開口45から引き抜かれ、ホッパー装置17が筐体11から取り外される。
(作用・効果)
本実施の形態に係るスロットマシン10において、ホッパー装置17は、左右一対のガイドレール部23,23により案内されて、筐体11内部の所定位置に配設される。この左右一対のガイドレール部23,23は、一対のレールベース部30,30と、各レールベース部30の上面に設けられる一対のガイド部40,40とにより構成される。そして、左右一対のレールベース部30,30及びガイド部40,40は、それぞれ、左右兼用可能なように、互いに同一の形状に形成される。これにより、製造コストを低減することができるとともに、ガイドレール部23の取り付け作業が容易となる。
また、レールベース部30には、筐体11の開口11a側に係止片35が形成される。すなわち、本実施の形態に係るスロットマシン10では、ホッパー装置17の各案内片26を各ガイド溝43のガイドレール正面開口45に斜め上方から差し込むことで、各案内片26が各ガイド溝43内に挿入されて、ガイドレール部23の案内に従って、ホッパー装置17を筐体11内部の所定位置に配設することができる。そして、筐体11内部の所定位置に配設されたホッパー装置17を筐体11内部から取り出す場合、各案内片26が係止片35に当接する位置付近までホッパー装置17を引き出して、ホッパー装置17を斜め上方に傾けることで、各案内片26が各ガイド溝43のガイドレール正面開口45から引き出されて、ホッパー装置17を筐体11内部から取り出すことができる。さらに、このように各案内片26を各ガイド溝43に抜き差しする際に、各ガイドレール部23のガイド部40におけるガイド側段部42が上方に弾性変形するので、容易に抜き差しすることができる。すなわち、ホッパー装置17を筐体11に容易に着脱することができる。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10において、ホッパー装置17は、係止片35により、筐体11内部の所定位置から筐体11の開口11aよりも手前側に、ガイドレール部23に案内されて移動しないように形成されている。これにより、スロットマシン10を輸送する場合にホッパー装置17ががたつくのを防止することができる。
さらに、本実施の形態に係るスロットマシン10では、ホッパー装置17の左側の案内片26と左側のレールベース部30とが接触することで、ホッパー装置17と左側のレールベース部30とが電気的に導通される。そして、左側のレールベース部30に形成されたネジ孔38にアース線を結線することで、ホッパー装置17が、左側のレールベース部30を介してアースされる。これにより、アース配線を用いることなくホッパー装置17をアースすることができる。
また、本実施の形態では、電源装置16と左側のガイドレール部23のレールベース部30とが、アース配線により、電気的に導通される。これにより、スロットマシン10全体がアースされるものとなっている。
(2)第2の実施の形態
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図7及び図8は、本発明の第2の実施の形態を示すものである。また、図7は、スロットマシン10の筐体11の内部を示す内部断面図である。また、図8は、ホッパー装置17を筐体11内部の所定位置に配設する状態を説明する模式図である。
(本実施の形態の概略)
本実施の形態は、上記第1の実施の形態とは、左右一対のガイドレール部23,23における一対のガイド部40,40の配置、及びホッパー装置17の着脱方法が異なり、それ以外の点は、上記第1の実施の形態と同様である。以下、相違点を中心に第2の実施の形態を説明する。
本実施の形態に係る左右一対のガイド部40,40は、図7に示すように、筐体11の開口11aから筐体11内部の所定位置に向かうに従って間隔が狭くなるように、レールベース部30の上面にそれぞれ配置されている。換言すれば、左右一対のガイド部40は、平面視ハの字状に、左右一対のレールベース部30,30の上面に配置されている。すなわち、本実施の形態に係る左右一対のガイド部40,40の間の間隔は、奥側へ向かうに従って、ホッパー装置17における一の案内片26の側端部と他の案内片26の側端部との間の距離より小さくなるように形成されている。
このため、ホッパー装置17の各案内片26が各ガイド溝43の終端付近に至ると、各案内片26の側部における奥端部付近が、着脱方向に対して斜めに傾斜して配置された各ガイド部40の内側面に当接して、各ガイド溝43内で位置決めされて仮固定される。これにより、ホッパー装置17は、筐体11の底板12上面の中央奥部(筐体11内部の所定位置)に配設される。
(ホッパー装置17の着脱)
ホッパー装置17の着脱について、説明する。
ホッパー装置17を筐体11内部の所定位置(筐体11の底板12上面の中央奥部)に配設する場合には、ホッパー装置17のベース部25に形成された各案内片26の奥端部を、左右一対のガイドレール部23,23における各ガイド溝43のガイドレール正面開口45に合わせる。
そして、この状態で、ホッパー装置17の手前側をやや上方に持ち上げて筐体11内部に押し込む。すると、ホッパー装置17の各案内片26が各ガイド溝43のガイドレール正面開口45に、斜め上方から差し込まれて、各案内片26が各ガイド溝43内に進入する。
そして、ホッパー装置17をさらに筐体11内部に押し込むと、各案内片26が各ガイド溝43内を摺動しながら、筐体11内部の奥方向へ移動する。これにより、ホッパー装置17が、左右一対のガイドレール部23,23に案内されて、筐体11の開口11aから筐体11内部の奥方向へ向けて移動していくこととなる。
そして、図8(A)に示すように、ホッパー装置17の貯留部24の手前端部付近が筐体11の開口11aから表出する特定位置まで、ホッパー装置17を押し込んだら、前扉50を閉じる。
ここで、本実施の形態に係るスロットマシン10においては、前扉50に設けられたメダル払出口51と、ホッパー装置17の遊技メダル払出通路とが対向するように配置されている。このため、前扉50を閉じると、前扉50に設けられたメダル払出口51により、ホッパー装置17が筐体11内部に押し込まれて、特定位置から所定位置まで移動する(図8(B)参照)。これにより、ホッパー装置17は、筐体11内部の所定位置に配設されることとなる。このとき、ホッパー装置17の遊技メダル払出通路と、前扉50のメダル払出口51とが当接するようになっている。
なお、保守点検等の作業のために、ホッパー装置17を取り出す場合については、上述した第1の実施の形態と同様である。
(作用・効果)
このような構成としても、上記第1の実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10において、ホッパー装置17は、筐体11内部の所定位置に配設されると、各案内片26の側部における奥端部付近が、着脱方向に対して斜めに傾斜して配置された各ガイド部40の内側面に当接して、各ガイド溝43内で位置決めされて仮固定される。これにより、スロットマシン10を輸送する場合にホッパー装置17ががたつくのを確実に防止することができる。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10では、前扉50が閉められると、ホッパー装置17の遊技メダル払出通路と、前扉50のメダル払出口51とが当接するため、遊技メダル払出通路と、メダル払出口51との間に隙間が生じない。したがって、遊技メダルを払い出す際に、遊技メダル払出通路とメダル払出口51との間で遊技メダルの詰まり等の不具合が発生するのを効果的に防止することができる。さらに、遊技メダル払出通路とメダル払出口51との間から異物を挿入して、筐体11内部に設けられる電子部品等に対して不正行為が行われるのも効果的に防止することができる。
(3)第3の実施の形態
以下、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図9及び図10は、本発明の第3の実施の形態を示すものである。また、図9は、ガイドレール部23を示す模式側面図である。また、図10は、ホッパー装置17を筐体11内部の所定位置に配設した状態を示す模式図である。
(本実施の形態の概略)
本実施の形態は、上記第2の実施の形態とは、左右一対のガイドレール部23,23における一対のガイド部40,40の形状及び配置が異なり、それ以外の点は、上記第2の実施の形態と同様である。以下、相違点を中心に第3の実施の形態を説明する。
本実施の形態に係るガイド部40は、図9及び図10に示すように、筐体11の正面側から奥側へ向けて延在するガイド基部41の側端部に形成されたガイド側段部42の奥端部付近が、筐体11の正面側から奥側へ向かうに従って、下方に傾斜するように形成されている。すなわち、本実施の形態における各ガイドレール部23の各ガイド溝43は、奥端部付近において、その高さ方向の間隔が、奥側へ向かうに従って、案内片26の厚みより小さくなるように形成されている。
このため、ホッパー装置17の各案内片26が各ガイド溝43の終端付近に至ると、各案内片26の奥端部付近が、レールベース部30とガイド部40とにより、上下に挟まれて、各ガイド溝43内で位置決めされて仮固定される(図10参照)。これにより、ホッパー装置17は、筐体11の底板12上面の中央奥部(筐体11内部の所定位置)に配設される。
(作用・効果)
本実施の形態に係るスロットマシン10において、ホッパー装置17は、左右一対のガイドレール部23,23により案内されて、筐体11内部の所定位置に配設される。この左右一対のガイドレール部23,23は、一対のレールベース部30,30と、各レールベース部30の上面に設けられる一対のガイド部40,40とにより構成される。そして、左右一対のレールベース部30,30は、それぞれ、左右兼用可能なように、互いに同一の形状に形成される。これにより、製造コストを低減することができるとともに、ガイドレール部23の取り付け作業が容易となる。
また、レールベース部30には、筐体11の開口11a側に係止片35が形成される。すなわち、本実施の形態に係るスロットマシン10では、ホッパー装置17の各案内片26を各ガイド溝43のガイドレール正面開口45に斜め上方から差し込むことで、各案内片26が各ガイド溝43内に挿入されて、ガイドレール部23の案内に従って、ホッパー装置17を筐体11内部の所定位置に配設することができる。そして、筐体11内部の所定位置に配設されたホッパー装置17を筐体11内部から取り出す場合、各案内片26が係止片35に当接する位置付近までホッパー装置17を引き出して、ホッパー装置17を斜め上方に傾けることで、各案内片26が各ガイド溝43のガイドレール正面開口45から引き出されて、ホッパー装置17を筐体11内部から取り出すことができる。さらに、このように各案内片26を各ガイド溝43に抜き差しする際に、各ガイドレール部23のガイド部40におけるガイド側段部42が上方に弾性変形するので、容易に抜き差しすることができる。すなわち、ホッパー装置17を筐体11に容易に着脱することができる。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10において、ホッパー装置17は、係止片35により、筐体11内部の所定位置から筐体11の開口11aよりも手前側に、ガイドレール部23に案内されて移動しないように形成されている。これにより、スロットマシン10を輸送する場合にホッパー装置17ががたつくのを防止することができる。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10では、ホッパー装置17の左側の案内片26と左側のレールベース部30とが接触することで、ホッパー装置17と左側のレールベース部30とが電気的に導通される。そして、左側のレールベース部30に形成されたネジ孔38にアース線を結線することで、ホッパー装置17が、左側のレールベース部30を介してアースされる。これにより、アース配線を用いることなくホッパー装置17をアースすることができる。
また、本実施の形態では、電源装置16と左側のガイドレール部23のレールベース部30とが、アース配線により、電気的に導通される。これにより、スロットマシン10全体がアースされるものとなっている。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10において、ホッパー装置17は、筐体11内部の所定位置に配設されると、各案内片26の奥端部付近が、レールベース部30とガイド部40とにより、上下に挟まれて、各ガイド溝43内で位置決めされて仮固定される。これにより、スロットマシン10を輸送する場合にホッパー装置17ががたつくのを確実に防止することができる。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10では、前扉50が閉められると、ホッパー装置17の遊技メダル払出通路と、前扉50のメダル払出口51とが当接するため、遊技メダル払出通路と、メダル払出口51との間に隙間が生じない。したがって、遊技メダルを払い出す際に、遊技メダル払出通路とメダル払出口51との間で遊技メダルの詰まり等の不具合が発生するのを効果的に防止することができる。さらに、遊技メダル払出通路とメダル払出口51との間から異物を挿入して、筐体11内部に設けられる電子部品等に対して不正行為が行われるのも効果的に防止することができる。
(他の実施の形態)
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形および改良なども含むものである。また、本発明は、上述した実施の形態を適宜組み合わせる、または組み替えることもできる。
また、上述した実施の形態において、ホッパー装置17のスライド部27は、ベース部25の側面に一体に形成されたフランジ状の案内片26であるが、これに限定されるものではない。たとえば、スライド部27は、ホッパー装置17とは別部材であって、L字状の部材としても良いし、ガイド溝43内を回転可能な複数のローラー等としても良い。
10 スロットマシン(遊技機) 11 筐体
11a 開口 12 底板
12a 取付孔 13a 右側板
13b 左側板 14 天板
15 背板 15a アース開口部
16 電源装置 17 ホッパー装置
18 回転リール 19 リールユニット
20 主基板ユニット 21 スイッチ装置
23 ガイドレール部 24 貯留部
25 ベース部 26 案内片
27 スライド部
30 レールベース部 31 基部
32 背部 33 段部
34 ストッパー部 35 係止片
36 ネジ孔 37 アース線接続部
38 ネジ孔 39 ボス部
40 ガイド部 41 ガイド基部
42 ガイド側段部 43 ガイド溝
44 ネジ孔 45 ガイドレール正面開口
50 前扉 51 メダル払出口
52 メダル受け皿 53 中板
54 表示窓

Claims (3)

  1. 正面側に開口を有する筐体と、
    遊技媒体を貯留可能な貯留部及び貯留部を支持するベース部を有し、かつ筐体内部の所定位置に着脱可能に配設されるホッパー装置と、
    筐体内部に設けられるとともに、ホッパー装置を筐体の開口から所定位置まで案内する左右一対のガイドレール部と、
    ホッパー装置のベース部の側面に設けられるとともに、ガイドレール部に沿って移動可能なスライド部と、を備え、
    左右一対のガイドレール部は、
    筐体内部の底面にホッパー装置の着脱方向に平行、かつ所定の間隔をおいて対向して配置される一対のレールベース部と、
    各レールベース部の上面に設けられるとともに、その下側に位置するレールベース部との間でホッパー装置のスライド部を挟み込みながらホッパー装置を案内する一対のガイド部と、を備え、
    各レールベース部には、筐体の開口側に、ホッパー装置が筐体内部の所定位置から筐体の開口よりも手前側に移動することを規制するストッパー部が形成され、
    左右一対のレールベース部及びガイド部は、それぞれ、左右兼用可能なように、互いに同一の形状に形成されているとともに、
    ホッパー装置のスライド部を、レールベース部とその上側に位置するガイド部とにより形成される正面側のガイドレール正面開口に、斜め上方から差し込むことができるように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 左右一対のガイド部は、その間隔が、筐体の開口から筐体内部の所定位置に向かうに従って狭くなるように配置されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. レールベース部は、導電性材料で形成されているとともに、ホッパー装置をアースするためのアース線接続部を備え、
    ホッパー装置は、スライド部がレールベース部に接触することで、電気的に導通されてアースされるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
JP2009268325A 2009-11-26 2009-11-26 遊技機 Expired - Fee Related JP5382717B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009268325A JP5382717B2 (ja) 2009-11-26 2009-11-26 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009268325A JP5382717B2 (ja) 2009-11-26 2009-11-26 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011110178A true JP2011110178A (ja) 2011-06-09
JP5382717B2 JP5382717B2 (ja) 2014-01-08

Family

ID=44232995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009268325A Expired - Fee Related JP5382717B2 (ja) 2009-11-26 2009-11-26 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5382717B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014236965A (ja) * 2013-05-10 2014-12-18 グローリー株式会社 円板状媒体計数装置および円板状媒体処理機
JP2018205690A (ja) * 2018-03-01 2018-12-27 カシオ計算機株式会社 鍵盤楽器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11301316A (ja) * 1998-04-23 1999-11-02 Tachi S Co Ltd シート・トラック
JP2004097370A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Heiwa Corp 遊技機
JP2004097413A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Heiwa Corp スロットマシン
JP2008220739A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Samii Kk 遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造
JP2009119093A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Olympia:Kk スロットマシン
JP2009189445A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Daito Giken:Kk 遊技台

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11301316A (ja) * 1998-04-23 1999-11-02 Tachi S Co Ltd シート・トラック
JP2004097370A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Heiwa Corp 遊技機
JP2004097413A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Heiwa Corp スロットマシン
JP2008220739A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Samii Kk 遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造
JP2009119093A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Olympia:Kk スロットマシン
JP2009189445A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Daito Giken:Kk 遊技台

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014236965A (ja) * 2013-05-10 2014-12-18 グローリー株式会社 円板状媒体計数装置および円板状媒体処理機
JP2018205690A (ja) * 2018-03-01 2018-12-27 カシオ計算機株式会社 鍵盤楽器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5382717B2 (ja) 2014-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022092313A (ja) 遊技機
JP4570502B2 (ja) スロットマシン
JP5382717B2 (ja) 遊技機
JP2002066024A (ja) 遊技機
JP4195654B2 (ja) 遊技機用電源装置及び遊技機
JP2005316895A (ja) コイン払出装置
JP4669893B2 (ja) 遊技機
JP2655256B2 (ja) 弾球遊技機
JP4683814B2 (ja) 遊技機
JP6100740B2 (ja) 遊技機
JP4782403B2 (ja) 遊技機
JP2652783B2 (ja) 弾球遊技機
JP5781997B2 (ja) 遊技機
JP2010131446A (ja) 遊技機
JP2006230914A (ja) 弾球遊技機の盤構造
JP2023109107A (ja) 遊技機
JP2023109106A (ja) 遊技機
JP2007252849A (ja) 遊技機
JP4512805B2 (ja) 遊技機
JP2005192850A (ja) 遊技機
JP5500211B2 (ja) 遊技機
JP4470026B2 (ja) 遊技機
JP2009056317A (ja) 遊技機
JP4640659B2 (ja) 遊技機
JP5708736B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120322

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20121001

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20121022

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5382717

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees