JP2008220739A - 遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造 - Google Patents

遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造 Download PDF

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Abstract

【課題】不正基板等の取り付けを確実に防止することができる遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造を提供する。
【解決手段】ホッパーベース260の面部260a、260b,260c、260dを透明な合成樹脂で形成すると共に、ホッパーベース260の下部に、ホッパー装置25を筐体2内から引き出すようにスライド移動させ、かつ、駆動部255のアースをとるための板金レール261a,261bを備えるようにする。
【選択図】図9

Description

この発明は、スロットマシン等の遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造に関する。
従来、この種の遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造にあっては、ホッパー装置に設けられたメダル排出口に開閉蓋を設けることにより、メダル払出口からホッパー装置内部に向かって針金等の異物が挿入されるのを防止することが提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−283422号公報
しかしながら、上記した従来の遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造にあっては、大当たりを出易くした不正基板等を、ホッパー装置の基部をなす板金製のホッパーベース内に仕込むような遊技機のハイテク化に伴った不正操作に対しては、効果がないという問題がある。
本発明は、こうした事情に鑑みてなされたものであり、不正基板等の取り付けを確実に防止することができる遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、前扉により開閉される筐体内に投入されたメダルを一時的に貯留するホッパータンクと、前記ホッパータンク内のメダルを必要に応じて回転体の回転動によって排出するメダル排出機構部と、前記回転体の駆動部を収容すると共に、前記ホッパータンクと前記メダル排出機構部とを前記筐体の底板上面において支承するホッパーベースと、を備えた遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造において、
前記ホッパーベースの全面部を透明な合成樹脂で形成し、前記ホッパーベース内部を目視可能としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ホッパーベースの全面部を透明な合成樹脂で形成したので、前扉を開ければ、筐体内に設けられたホッパーベースの内部を目視することができるようになる。これにより、ホッパーベースの内部に不正基板等が仕込まれても、簡単かつ容易に発見することができるようになるので、ホッパー装置に対する不正操作を確実に防止することが可能となる。
上記目的を達成するため請求項2に記載の発明は、前記ホッパーベースの下部に、前記ホッパー装置を前記筐体内から引き出すようにスライド移動させ、かつ、前記駆動部のアースをとるための板金レールを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、ホッパーベースの下部に取り付けられた板金レールによって、ホッパー装置は筐体内から引き出されると共に、駆動部のアースをとることができるようになっている。これにより、従来、ホッパーベースは板金製であったが、合成樹脂製にしても何等不都合が生じることはない。従って、板金製のホッパーベースの代わりに合成樹脂製のホッパーベースを採用することができるようになる。
本発明の遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造によれば、ホッパーベースの全面部を透明な合成樹脂で形成した。これにより、前扉を開ければ、筐体内に設けられたホッパーベースの内部を目視することができるので、ホッパー装置に不正基板等を仕込むような不正操作を防止することができる。
以下、本発明の好適な一実施形態を、スロットマシンを例に図面を参照して説明する。図1は、スロットマシンの正面図、図2は、前扉を開放した状態におけるスロットマシンの内部構造を示した正面図である。
スロットマシン1は、図1,2に示されるように、前面が開放した矩形状箱体の筐体2(図2に図示)と、この筐体2にスライドヒンジ3,3を介して開閉可能に取り付けられた右開き(左ヒンジ)の前扉(所謂フロントマスク)4と、を備えて構成されている。
まず、筐体2の内部構造について説明する。
筐体2は、図2に示されるように、いずれも木製の上板部2a、左右側板部2b,2c、底板部2d、背板部2eを備えて構成されている。
筐体2内の背板部2eの上部には、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPU(マイコン)を備えた主制御基板20が、硬質プラスチック製のカバー21内に収容された状態で取り付けられている。カバー21は、主制御基板側に設けられた基板側カバーに蓋側カバーが重ね合わされた状態で、両カバー上部間に跨った2つのかしめ具としてのかしめキャップ22により内部封止がなされている。かしめキャップ22は、ほぼ円筒状の本体部の左右側部に一体形成された前後2つの固定係止爪が、それぞれ基板側カバー或いは蓋側カバーの所定位置に係止することにより、基板側カバーと蓋側カバーとを抜け止め固定し、カバー21を封止するようになっている。
また、筐体2内の右側板部2cの上部には、スロットマシン1からホールコンピュータに向かって所定の情報データ(例えば、大当たり、払い戻し数等)を出力するための外部出力端子を備えた外部集中端子基板23が取り付けられている。
筐体2内の中央には、リール101a,101b,101cを備えた可変表示装置を構成するリールユニット100が配設されている。このリールユニット100は、左右側板部2b,2c、背板部2eによって支持された金属製のフレーム板部2fの上面に載置されているものであって、前扉4が筐体2側に閉じられると、前扉4のパネル面50の表示窓51に、複数種類の図柄や数字等による識別情報が描かれたリール101a,101b,101cが位置するようになっている。
リール101a,101b,101cは、それぞれに内蔵されたステッピングモータによって回転駆動されるものであって、リールユニット100の上面には、ステッピングモータへ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板24が取り付けられている。そして、主制御基板20が回胴装置基板24に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、リールl01a,101b,101cの回転、制動及び停止の制御が行われるようになっている。
リールユニット100の下方側、つまり筐体2内の底板部2dの上面中央には、筐体2内に投入されたメダル等の遊技媒体(以下、メダルという)を一時的に貯留し、必要に応じて払い出すメダル払出装置としてのホッパー装置25が取り付けられている。このホッパー装置25の右側には、このホッパー装置25から溢れたメダルを収容するためのサブタンク26が取り付け固定されている。また、ホッパー装置25の左側には、外部から電力供給を受けて内部装置に必要な電力を供給する主電源装置27がアースされた状態で取り付け固定されている。この主電源装置27には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板が内蔵されている。
次に、前扉4の外部構成について説明する。
前扉4の前面側は、図1に示されるように、遊技者に面する「前面パネル部」として視覚効果を高めるようにデザインされた所謂化粧板として硬質プラスチックにより一体形成されているものであって、上部パネル部5、下部パネル部6、操作卓7にほぼ区分されるようになっている。
上部パネル部5の中央には、パネル面50が設けられている。このパネル面50のほぼ中央には、略矩形状の透明な表示窓51が設けられており、この表示窓51を通して、筐体2内に設けられたリールユニット100の3個のリール101a,101b,101cを目視できるようになっている。
上部パネル部5の上部や左右側部には、レンズパネルの内部に蛍光灯や高輝度発光ダイオード等の光源を内蔵する照明手段としての照明演出装置52、演出用照明部53a〜53hが配設されている。これら照明演出装置52、演出用照明部53a〜53hは、ゲームの進行に応じて点灯或いは点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるようになっている。また、照明手段としての照明演出装置52は、スロットマシン1の遊技状態を報知する手段としても機能するようになっている
照明演出装置52の下方には、ゲームに係る効果音を発生するスピーカ42a,42b(図2に図示)を内蔵した左右一対の演出用放音部54a,54bと、液晶表示演出装置55とが配設されている。液晶表示演出装置55は、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれることによって形成されたスロットマシン1の演出装置であって、ゲームの演出に係る映像やゲーム(遊技)に関する情報を主に表示するようになっている。
下部パネル部6には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの意匠等を表示するパネル61が設けられている。このパネル61の下方には、受皿ユニット62、入賞時にメダルを排出するメダル払出口63、演出効果音を発生するスピーカ49a,49b(図2に図示)を内蔵した演出用放音部64a,64b等が配設されている。さらに、受皿ユニット62には、メダル払出口63から払い出されたメダルを貯留する受皿部62aが一体形成されていると共に、遊技者の喫煙の用に供するための灰皿部材65が設けられている。
また、パネル61の左右両側には、レンズパネルの内部に高輝度発光ダイオード等の光源を内蔵する演出用照明部66a,66bが配設されている。これら演出用照明部66a,66bは、照明演出装置52、演出用照明部53a〜53hと同様に、ゲームの進行に応じて点灯或いは点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるようになっている。
操作卓7は、その上面側に、メダル投入部71、ベットボタン72,73が配設されていると共に、前面側に、スタートレバー74、ストップボタン75a,75b,75c、精算ボタン76、イジェクトボタン77、鍵穴78が配設されている。
メダル投入部71には、ゲームに賭けるメダルを筐体2内に投入するためのメダル投入口が一体的に形成されている。
ベットボタン72,73は、スロットマシン1の1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。すなわち、ゲームを開始する際に、ベットボタン72を1回押圧操作すると、貯留されているメダルのなかから1枚のメダルがゲームに対して賭けられ、また、ベットボタン73を1回押圧操作すると、3枚のメダルが当該ゲームに賭けられる。このため、ベットボタン72は、「1ベットボタン」、ベットボタン73は、最大枚数のメダルを賭けることができるので、「マックスベットボタン」と呼ばれている。
スタートレバー74は、リール101a〜101cの回転開始を指示するためのレバースイッチである。
ストップボタン75a,75b,75cは、スタートレバー74によって回転動しているリール101a,101b,101cの回転停止をそれぞれ指示するためのボタンスイッチであって、各リールの配列に対応して並設されている。
精算ボタン76は、ゲームに賭けたメダルの払い出しを指示すると共に、メダルクレジット手段(図示せず)が内部保留したメダルの払い出しを指示するためのボタンスイッチである。
イジェクトボタン77は、メダル投入後に詰まったメダルを排出するボタンスイッチである。
鍵穴78は、前扉4を開錠するための鍵が挿入されるものであって、この鍵穴78にスロットマシン1の管理者などが所定の鍵を挿入して開錠操作すると、スライドヒンジ3,3を介して筐体2に取り付けられた前扉4を前方へ開くことができるようになっている。また、前扉4を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
次に、前扉4の裏面構造について説明する。
図2に示されるように、前扉4の裏面側上部、つまり、液晶表示演出装置55の裏面側にあたる位置には、電気回路基板によって形成されたサブ制御基板40が、カバー21と同様の態様により、硬質プラスチック製のカバー41に収納された状態で配設されている。このサブ制御基板40は、液晶表示演出装置55による演出映像の表示制御、照明演出装置52及び演出用照明部53a〜53h、66a,66bを用いた演出効果照明制御、演出用放音部54a,54b,64a,64bを用いた演出効果音制御等、ゲームの演出に係る制御を主に行う。また、このサブ制御基板40の左右側、つまり演出用放音部54a,54bの裏面側にあたる位置には、左右一対のスピーカ42a,42bが配設されている。
サブ制御基板40の下方側、すなわち、パネル面50の裏面側にあたる位置には、リールl01a,101b,101cの外周面を照射して図柄を明るく表示させるための冷陰極蛍光ランプを収納した収納部43と、冷陰極蛍光ランプを駆動するインバータ44と、硬質プラスチック製の中央制御基板カバー45に収納された中央制御基板46とが、ユニット化された状態で取り付けられている。
中央制御基板46の下方には、メダル選別装置47が配設されている。このメダル選別装置47は、メダル投入部71から投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。さらに、このメダル選別装置47は、メダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入されてメダルセンサがこのメダルを検出すると、メダル投入の受け付けを示す信号を中央制御基板46へ送出するようになっている。
また、メダル選別装置47には、メダル選別装置47の右側面から排出された正規のメダルを筐体2内に設けられたホッパー装置25へ案内する紙面奥側から手前側に延びた平面視J字状のガイド部材48aと、メダル選別装置46により排除されたメダル(或いは異物)を下方のメダル排出口63へ案内するガイド部材48bとが連なっている。さらに、ガイド部材48bの下部には、ホッパー装置25から排出されたメダルをメダル排出口63へ案内するガイド部材48cが連なっている。
また、前扉4の裏面側下部、つまり、演出用放音部62の裏目側にあたる位置には、左右一対のスピーカ49a,49bが配設されている。
そして、スロットマシン1は、遊技者がメダルを投入し、今回の遊技に賭けるメダル数を選択するベットボタン72,73の何れかを押圧操作し、スタートレバー74を叩いてリール101a,101b,101cを回転させ、ストップボタン75a,75b,75cを押してリール101a,101b,101cが停止した際の各リール101a,101b,101cに描かれている図柄や数字等の識別情報が所定の組み合せとなると、その組み合わせの態様に応じて予め定められた枚数のメダルを払い出すようになっている。
次に、本発明のスロットマシンのホッパー装置の不正操作防止構造について図3〜9を用いて説明する。図3は、同例におけるホッパー装置の斜視図、図4は、同ホッパー装置の分解斜視図、図5は、同ホッパー装置の平面図、図6は、ホッパータンクが取り外された状態のホッパー装置の平面図、図7は、同ホッパー装置の底面図、図8は、同ホッパー装置のホッパーベースの内部を説明するための図、図9は、同ホッパー装置の正面図である。
図3〜9に示されるように、ホッパー装置25は、ホッパータンク250、メダル排出機構部251、ホッパーベース260を備えて構成されている。
詳述すると、ホッパータンク250は、汎用プラスチック、例えば、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)樹脂により成型された漏斗型タンクであり、ガイド部材48a(図2に図示)から送出されたメダルを、図3〜5に示されるように、上方に向かって開口した開口部250aからタンク内に導入すると共に、ホッパータンク250に一体形成された右下がりの斜面部250bによって、左斜め下方に向かって延びる筒状のタンク底部250c内に移動させるようになっている。
また、このホッパータンク250の内側には、ホッパータンク250から溢れたメダルをサブタンク26(図2に図示)に送出するためのガイド部材250dが、ホッパータンク250の前扉4に臨む面部250eに一体形成された切り欠き部250fと、右側板部2cに臨む面部250gに一体形成された矩形状の開口部250hとに跨って一体的に取り付けられている。
さらに、このホッパータンク250のタンク底部250cに直交するように連なったほぼ矩形状のタンクベース250iの4隅には、図4に示されるように、係合爪250j,250k,250m,250n(但し、図4中にあっては、251nのみ図示せず)が下方に向かって延びるように一体形成されている。
次に、メダル排出機構部251について説明する。
メダル排出機構部251は、図4に示されるように、排出機構側ホッパータンクベース252、回転体としてのロータディスク253、メダル排出口254(図3に図示)、駆動部255(図7に図示)、メダルセンサ256(図7に図示)を備えて構成されており、ロータディスク253の正回転動によりホッパータンク250内のメダルを1枚ずつメダル排出口254から排出するように構成されている。
排出機構側ホッパータンクベース252は、汎用プラスチック、例えば、POM(ポリアセタール)樹脂により成形されているものであって、斜めに傾いた上面252aの4隅には、図4,6に示されるように、係合爪250j〜250nに応じて開口された開口部252b,252c,252d,252eが一体的に設けられている。
これら開口部252b〜252eは、挿入された係合爪250j〜250nと係合したり、或いは、図6に示されるように、左右方向に進退移動可能となるように引っ張りバネ252f,252gによって付勢されたスライド部材252hに係合させることによって、排出機構側ホッパータンクベース252の上面252aにホッパータンク250をしっかりと結合固定するようになっている。
すなわち、排出機構側ホッパータンクベース252の上面252aにホッパータンク250が結合固定されている状態において、スライド部材252hを図6中左側に向かって引っ張り操作すると、係合爪250m,250nがフリーの状態になるので、排出機構側ホッパータンクベース252の上面252aからホッパータンク250を容易に取り外すことができるようになる。これにより、メンテナンス性がより向上することとなる。
また、排出機構側ホッパータンクベース252の上面252aには、ロータディスク253を回転可能に収容するための円形状の凹部252iが、タンク底部250cに臨むように設けられている。
図4に示されるように、凹部252iの中央に配設された回転駆動軸255aには、スプリング255b及びカラー255cを介して、固定ネジ255dによりロータディスク253がネジ止め固定されるようになっている。
回転駆動軸255aは、図7に示されるように、排出機構側ホッパータンクベース252の裏面側に設けられた駆動部255によって回転駆動されるものである。そのため、駆動部255は、回転駆動軸255aを駆動するための電気モータ255e、噛み合いギヤを内蔵した金属製のギヤケース255fを備えている。なお、この駆動部255は、後述するメダルセンサ256と共にホッパーベース260内に突出した状態で収容配置されるようになっている。
ロータディスク253は、汎用プラスチック、例えば、POM(ポリアセタール)樹脂により成形されているものであって、その端面には、図4,6に示されるように、凹部252iにメダルを1つずつ落とし込むための等配孔253aが複数穿設されている。また、ロータディスク253の下面には、等配孔253aから落とし込まれたメダルを凹部252iの周縁部に押し付けながら移動させるための渦巻き状の突出部(図示せず)が一体的に形成されている。
なお、メダルが摺接する凹部252iの周縁部には、金属製の薄い平軸受としてのメタル部材252j(図4,6に図示)が取り付けられている。
また、図4に示されるように、凹部252iに隣接してメダル排出通路252kが形成されている。このメダル排出通路252kの入口側には、ロータディスク253によって搬送されてきたメダルをロータディスク253から離脱させて排出するように誘導する金属製のプレート部材252mが取り付けられている。
そして、メダル排出通路252kの上面側に、プレート部材252mを固定するための固定係止部材(例えば、POM樹脂成型品)252nをネジ止め固定することにより、図3に示されるように、排出機構側ホッパータンクベース252の前扉4に臨んだ面部252pにメダル排出口254が形成されることとなる。
このプレート部材252mに近接した位置には、図6に示されるように、メダルの外周縁が摺接することによって回転動する回転体256aを軸支した固定軸256bが設けられている。なお、回転体256aに干渉しないように、固定係止部材252nには開口部252qが形成されている。
さらに、同図に示されるように、この固定軸256bと所定距離をあけた位置には、メダルの外周縁が摺接することによって回転する回転体256cを軸支したメダル排出軸256dが進退移動可能に設けられている。このメダル排出軸256dは、メダルの外周縁が摺接することによって、一旦は引張コイルバネ256f(図7に図示)の引っ張り力に抗って、ロータディスク253の外周に沿って後退移動し、メダルが所定位置になると勢いよく復帰(前進)移動することによって、回転体256aと協働してメダルをメダル排出口254に向かって勢いよく弾き出すようになっている。
また、図7に示されるように、排出機構側ホッパータンクベース252の裏面側には、上述した駆動部255に加えて、メダルの排出を光検出するメダルセンサ256としてのフォトセンサ256f,256gが設けられている。
フォトセンサ256f,256gは、それぞれ一対の発光部と受光部とを備えており、メダル排出軸256dの進退移動に伴って所定範囲内を往復回動する偏芯カム部材256hに連なったアーム部256iの回動に応じて、発光部から発せられた光が遮られたか否かによって、メダルが排出されたか否かを検出するようになっている。
さらにまた、この排出機構側ホッパータンクベース252の4隅には、ホッパーベース260と結合固定するための爪部252r,252s(図4に図示)と、係合開口部252t,252u(図6に図示)と、ネジ止め固定するためのフランジ部252v,252w(図6に図示)とが一体形成されている。
次に、ホッパーベース260について説明する。
ホッパーベース260は、図7,8に示されるように、上方及び下方が開口しており、その内部に、駆動部255やメダルセンサ256を収容すると共に、ホッパータンク250とメダル排出機構部251とを筐体2の底板部2の上面において右下がりの状態で支承する枠体である。
そして、このホッパーベース260はその全面部、すなわち、図4に示されるように、前扉4に臨んだ面部260a、筐体2の左右側板部2b,2cに臨んだ面部260b,260c、背板部2eに臨んだ面部260d、等が、汎用プラスチック、例えば、透明なABS樹脂によって一体形成されている。
さらに、このホッパーベース260は、図7に示されるように、内部に向かって膨出することにより、ホッパーベース260の内部を狭める膨出部260e,260f,260g,260hが一体形成されている。特に、膨出部260e,260fにあっては、指を差し入れることができる把持部として形成されているので、ホッパー装置25を持ち運ぶ際の利便性が向上することとなる。
なお、ホッパーベース260の面部260a、260b,260c、260dを透明としたが、これに限定されるものではなく、前扉4に臨んだ面部260aのみを透明とし、他の面部260b,260c、260dを不透明としてもよい。
また、このホッパーベース260の下部には、ホッパー装置25を筐体2内から引き出すようにスライド移動させ、かつ、駆動部255やメタル部材252jのアースをとるための板金レール261a,261bがネジ止め固定されている。これらの板金レール261a,261bは、筐体2の底板部2dの上面に並設された筐体側板金レール(図示せず)に摺接可能に支持されている。また、これら筐体側板金レールは、底板部2dの幅方向に沿って配設された平板状の板金ガード板(図示せず)を介して、アースがとられている主電源装置27の筐体に接合されている。そのため、板金レール261a,261bと、駆動部255やメタル部材252jとを導線(図示せず)により接続すると、アースをとることができるようになっている。
以上説明したように本発明によれば、ホッパーベース260の面部260a,260b,260c,260dを透明な合成樹脂で一体形成したので、前扉4を開ければ、図9に示されるように、筐体2内に設けられたホッパーベース260の内部を目視することができるようになる。従って、ホッパーベース260の内部に不正基板等が仕込まれても、簡単かつ容易に発見することができるようになるので、ホッパー装置25に対する不正操作を確実に防止することが可能となる。
また、本発明によれば、ホッパーベース260の下部に取り付けられた板金レール261a,261bによって、ホッパー装置25は筐体2内から引き出されると共に、駆動部255やメタル部材252jのアースをとることができるようになっている。これにより、ホッパーベース260は従来、板金製であったが、合成樹脂製にしても何等不都合が生じることはない。従って、板金製のホッパーベースの代わりに合成樹脂製のホッパーベースを採用することができるようになる。
スロットマシンの正面図である。 前扉を開放した状態におけるスロットマシンの内部構造を示した正面図である。 同例におけるホッパー装置の斜視図である。 同ホッパー装置の分解斜視図である。 同ホッパー装置の平面図である。 ホッパータンクが取り外された状態のホッパー装置の平面図である。 同ホッパー装置の底面図である。 同ホッパー装置のホッパベースの内部を説明するための図である。 同ホッパー装置の正面図である。
符号の説明
1…スロットマシン(遊技機)
2…筐体
4…前扉
25…ホッパー装置
250…ホッパータンク
251…メダル排出機構部
260…ホッパーベース
260a、260b,260c、260d…面部
261a,261b…板金レール

Claims (2)

  1. 前扉により開閉される筐体内に投入されたメダルを一時的に貯留するホッパータンクと、
    前記ホッパータンク内のメダルを必要に応じて回転体の回転動によって排出するメダル排出機構部と、
    前記回転体の駆動部を収容すると共に、前記ホッパータンクと前記メダル排出機構部とを前記筐体の底板上面において支承するホッパーベースと、
    を備えた遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造において、
    前記ホッパーベースの全面部を透明な合成樹脂で形成し、前記ホッパーベース内部を目視可能としたことを特徴とする遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造。
  2. 前記ホッパーベースの下部に、前記ホッパー装置を前記筐体内から引き出すようにスライド移動させ、かつ、前記駆動部のアースをとるための板金レールを備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機のホッパー装置の不正操作防止構造。
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