JP2011108910A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011108910A
JP2011108910A JP2009263636A JP2009263636A JP2011108910A JP 2011108910 A JP2011108910 A JP 2011108910A JP 2009263636 A JP2009263636 A JP 2009263636A JP 2009263636 A JP2009263636 A JP 2009263636A JP 2011108910 A JP2011108910 A JP 2011108910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
etalon
wavelength
target value
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009263636A
Other languages
English (en)
Inventor
eiichi Sakano
英一 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2009263636A priority Critical patent/JP2011108910A/ja
Publication of JP2011108910A publication Critical patent/JP2011108910A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】 波長ロッカ部を有する光半導体装置において、波長制御の精度を向上させること。
【解決手段】 本光半導体装置100は、半導体レーザ10と、半導体レーザ10の出力光が入力されるエタロン22を含む波長ロッカ光学系20と、波長ロッカ光学系20の出力に基づいて、半導体レーザ10の波長を目標値に制御する波長ロック制御部40と、エタロン22の温度を目標値に制御するエタロン温度制御部42と、エタロン温度の目標値の規定値と、予め外気温変動に対する波長ロッカ光学系20の出力変動量を測定することで得られた補正情報とが格納されてなる記憶部44と、外気温情報及び補正情報に基づき、エタロン温度の規定値を補正してエタロン温度の目標値を演算する補正部46と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体レーザを備えた光半導体装置に関する。
出力波長の選択が可能な半導体レーザに、エタロンを含む波長ロッカ部を組み合わせたレーザ装置(光半導体装置)が知られている。波長ロッカ部を用いることにより、レーザの出力波長を高い精度で安定化させることができる。
波長ロッカ部による高精度に制御されたレーザ出力波長であっても、外気温度の影響により変化してしまう場合があった。そのため、従来から、温度変化によるロック波長のずれを修正する機構を備えた光半導体装置が開発されている(例えば、特許文献1を参照)。また、レーザの発光素子と波長ロッカ部とをそれぞれ別の温度制御装置に搭載し、温度制御の精度を高めた光半導体装置が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2002−374033号公報 特開2006−216860号公報
従来のエタロンの温度制御は、エタロンが搭載される温度制御装置により行われ、エタロンの温度及び波長ロッカ部の光学的特性は一定に保たれていた。しかし、温度制御装置における目標温度が一定の場合でも、周囲の外気温の変化により波長ロッカ光学系の光学的特性が変化し、波長制御の精度が低下してしまう場合があった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、波長制御の精度を向上させることのできる光半導体装置を提供することを目的とする。
本光半導体装置は、半導体レーザと、前記半導体レーザの出力光が入力されるエタロンを含む波長ロッカ光学系と、前記波長ロッカ光学系の出力に基づいて、前記半導体レーザの波長を目標値に制御する波長ロック制御部と、前記エタロンの温度を目標値に制御するエタロン温度制御部と、前記エタロン温度の目標値の規定値と、予め外気温変動に対する前記波長ロッカ光学系の出力変動量を測定することで得られた補正情報とが格納されてなる記憶部と、外気温情報及び前記補正情報に基づき、前記エタロン温度の規定値を補正して前記エタロン温度の目標値を演算する補正部と、を備える。本構成によれば、外気温の変化に応じてエタロン温度の温度制御における目標値を補正し、波長ロッカ光学系を備える波長ロッカ部において、外気温の変化に起因する光学的特性の変化を抑制することができる。その結果、波長制御の精度を向上させることができる。
上記構成において、前記記憶部は、前記補正情報として、外気温変動に対して前記エタロン温度の規定値を補正しない値を格納可能である構成とすることができる。
上記構成において、前記波長ロッカ光学系は、前記半導体レーザの出力を分岐するビームスプリッタと、前記ビームスプリッタの一方の出力光強度を検知する第1受光素子と、前記ビームスプリッタの他方の出力光が入力されるエタロンと、前記エタロンの透過光強度を検知する第2受光素子と、を備える構成とすることができる。
上記構成において、前記波長ロック制御部、前記エタロン温度制御部及び前記補正部は、コントローラにより制御されるものであり、前記コントローラは、外気温が変動した際の前記補正部によるエタロン温度の目標値の演算及び前記エタロン温度制御部によるエタロン温度の制御と並行して、前記波長ロック制御部によるレーザ波長の制御を実施する制御をなす構成とすることができる。
上記構成において、前記エタロン温度制御部は、エタロン温度を特定するためのエタロン温度情報を取得し、その温度情報が、前記目標値を維持するように温度制御を実施する構成とすることができる。
本発明によれば、波長ロッカ部を有する光半導体装置において、波長制御の精度を向上させることができる。
図1は、実施例1に係る光半導体装置の構成を示す図である。 図2は、図1における制御機構の詳細な構成を示す図である。 図3は、各部品の実装形態を示す模式図である。 図4は、波長制御に関するフローチャートである。 図5は、波長制御を行った上での波長エラー量の温度特性を示すグラフである。 図6は、エタロンの温度制御に関するフローチャートである。 図7は、エタロン温度の補正テーブルを示す図である。 図8は、実施例1の変形例に係る光半導体装置の構成を示す図である。 図9は、実施例2に係る光半導体装置の制御機構の詳細な構成を示す図である。 図10は、エタロンの温度制御に関するフローチャートである。
以下、図面を用い、実施例に係る光半導体装置について説明する。
光半導体装置100は、半導体レーザ10、波長ロッカ部20、及びその制御機構を含む。半導体レーザ10は波長可変レーザであり、レーザ本体の温度及びレーザ本体に設けられた電極に対する入力信号等を制御することにより、複数の波長のレーザ光を出力することが可能である。半導体レーザ10は、第1温度制御装置TEC1上に搭載されており、第1温度制御装置TEC1の温度変化を受けてレーザ本体の温度が調節される。波長ロッカ部20は、半導体レーザ10の出力光をモニタリングし、その検出結果を半導体レーザ10の波長制御機構に伝達する。半導体レーザ10及び波長ロッカ部20は、パッケージ82に搭載されている。制御機構であるレーザ温度制御部40、エタロン温度制御部42、波長選択制御部50、及びSOA制御部52は、マイクロコントローラ88の中のCPUでコントロールされる機能を模式的に表したものである。以下、各部の詳細な構成について順に説明する。
半導体レーザ10は、CSG−DBR(Chirped Sampled Grating Distributed Bragg Reflector)領域、SG−DFB(Sampled Grating Distributed Feedback)領域、及びSOA(Semiconductor Optical Amplifier)領域が順に連結されてなる波長可変レーザである。
CSG−DBR領域は、反射スペクトルのピーク波長が周期的に分布する部分回折格子ミラーであり、グレーティングが所定の間隔で設けられた光導波路を含む。CSG−DBR領域の光導波路は、吸収端波長がレーザ発信波長よりも短波長側にある半導体結晶からなる。また、CSG−DBR領域上にはヒータ13、14、及び15が設けられている。ヒータ13、14、及び15は、それぞれ波長選択制御部50からの電気信号IH1、IH2、及びIH3により制御され、その熱によりCSG−DBR領域の光導波路の等価屈折率が所定の値に制御される。
SG−DFB領域は、利得スペクトルのピーク波長が周期的に分布する部分回折格子活性領域であり、グレーティングが所定の間隔で設けられた光導波路を含む。SG−DFB領域の光導波路は、目的とする波長でのレーザ発信に対して利得を有する半導体結晶からなる。SG−DFB領域上には電極16が設けられており、波長選択制御部50から電極16に供給される電流信号ILDにより、SG−DFB領域内の光導波路において光が発生する。
SOA領域は、電流制御によって光に利得を与える(または、光を吸収する)ための半導体結晶からなる光導波路を含む。SOA領域上には電極17が設けられており、SOA制御部52から電極17に供給される電流・電圧信号ISOA及びVSOAにより出力光の光強度が制御される。
半導体レーザ10のSOA領域側から出力された光は、第1レンズ30を介して第1ビームスプリッタBS1へと入射される。第1ビームスプリッタBS1で分光された光の一方は外部へ出力され、他方は第1受光素子PD1へと入射される。第1受光素子PD1は半導体レーザ10の出力光の光強度を測定し、その結果をSOA制御部52へと伝達する。SOA制御部52は第1受光素子PD1における測定値を所定の目標値(target)と比較し、電流・電圧信号ISOA及びVSOAによりSOA領域における光の増幅を制御する。
波長ロッカ部20は、第2ビームスプリッタBS2、エタロン22、第2受光素子PD2、第3受光素子PD3、及び第2温度制御装置TEC2を含む。なお、本実施例では半導体レーザ10のCSG−DBR領域側に波長ロッカ部20を配置する構成としたが、SOA領域側に波長ロッカ部20を配置し、CSG−DBR領域側から外部に光を出力する構成としてもよい。
半導体レーザ10のCSG−DBR領域側から出力された光は、第2レンズ32を介して第2ビームスプリッタBS2へと入射される。第2ビームスプリッタBS2で分光された光の一方は第2受光素子PD2へと入射され、他方はエタロン22を介して第3受光素子PD3へと入射される。第2受光素子PD2は、エタロン22を介さずに半導体レーザ10からの出力光を受光することにより、出力光の光強度を検出する。エタロン22は、波長に対する透過率が周期的に変化する特性を有し、特定の波長の光のみを選択的に透過させる光学素子である。第3受光素子PD3は、エタロン22を介して半導体レーザ10からの出力光を受光する。第2受光素子PD2及び第3受光素子PD3による検出結果は、レーザ温度制御部40へと出力される。レーザ温度制御部40は、第2受光素子PD2及び第3受光素子PD3における光強度の比からレーザ光の波長を検出する。また、レーザ温度制御部40は、波長ロッカ部20により検出された結果に基づき、半導体レーザ10の出力光の光強度及び波長を目標値(target)と比較し、第1温度制御装置TEC1の温度制御を行い、目標出力波長を得るよう、波長ロック制御を行う。
波長ロッカ部20におけるエタロン22は、第2温度制御装置TEC2上に搭載されている。エタロン22の光透過特性は温度により変化するため、エタロン22の温度は一定に保たれることが好ましい。エタロン温度制御部42は、所定の方法により測定されたエタロン22の温度と、所定の目標値(target)とに基づき、第2温度制御装置TEC2の温度制御を行う。
図2は、図1における制御機構のうち、特に波長ロック制御及びエタロンの温度制御に関する詳細な構成を示す図である。図中、LDモジュール60には、図1の半導体レーザ10及び波長ロッカ部20の構成を抜粋して図示している。図1と共通の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
制御ブロック62は、レーザ温度制御部40、エタロン温度制御部42、記憶部44、及び補正部46を含む。レーザ温度制御部40は、前述の通り、第2受光素子PD2及び第3受光素子PD3の検出結果に基づき、第1温度制御装置TEC1の温度制御を行う。エタロン温度制御部42は、第2温度制御装置TEC2上に設けられたサーミスタ24により第2温度制御装置TEC2の温度を測定する。エタロン温度制御部42は、第2温度制御装置TEC2の温度をエタロン22の温度と同等として用い、この温度が所定の目標値と一致するように第2温度制御装置TEC2の温度制御を行う。サーミスタ24は、エタロン22の温度を取得するエタロン温度取得手段の一例であり、エタロン温度の測定はこれ以外の方法で行ってもよい。なお、レーザ温度制御部40は、半導体レーザ10からの出力光の波長を制御する波長ロック制御部の一部である。波長ロック制御部の概念には、レーザ温度制御部40以外にも、エタロン22の透過光を参照して電気信号等により波長制御を行う機構(図1の波長選択制御部50等)も含まれるが、ここでは詳細な説明を省略する。
記憶部44には、半導体レーザ10の波長設定における目標値、エタロン22の温度制御における目標値、調整時の外気温、及び後述するエタロン温度の補正テーブルが記憶されている。このうち、半導体レーザ10の波長設定における目標値はレーザ温度制御部40に、エタロン22の温度制御における目標値はエタロン温度制御部42に出力される。また、補正テーブルは補正部46へと出力される。補正部46は、外部のTcモニター70により取得された外気温情報と、記憶部44から読み込まれた補正テーブルとに基づいて、エタロン22の温度制御における目標値を補正する。この処理については後段で詳述する。
制御ブロック62は、例えばマイクロコントローラ88に所定のプログラムを実行させることにより実現することができる。また、ソフトウェアを使用せず、制御回路により実現することもできる。
Tcモニター70は、外気温に関する情報を取得する外気温取得手段の一例である。外気温情報とは、サーミスタ24(エタロン温度取得手段)により測定されるエタロン温度制御部42上の温度とは異なり、光半導体装置100が置かれた環境における外気温を何らかの形で反映した情報である。外気温情報の取得方法としては、例えば外部に設置された温度計等により外気温を直接測定してもよいし、半導体レーザ10と波長ロッカ部20とを搭載したパッケージ82の温度を外気温情報としてもよい。
図3は、光半導体装置100における各部品実装形態を示す模式図である。筐体80の上面に、半導体レーザ10及び波長ロッカ部20を含むパッケージ82が実装されている。パッケージ82からは、レーザ光を外部に出力する光ファイバ84が筐体80の外部へと延在している。筐体80の上面には制御基板86が取り付けられ、パッケージ82と電気的に接続されている。マイクロコントローラ88は、制御基板86上に実装されている。本実施例では、後段で詳述するように、パッケージ82の付近に位置するマイクロコントローラ88内のセンサにより、外気温情報を取得するものとする。
図4は、光半導体装置100の波長制御に関するフローチャートである。最初に、レーザ温度制御部40が、第2受光素子PD2及び第3受光素子PD3の検出値をモニターする(ステップS10)。次に、レーザ温度制御部40は、記憶部44から波長設定の目標値を取得する(ステップS12)。レーザ温度制御部40は、波長設定の目標値と、実際に得られた検出値とに基づき、目標値との波長のずれ量を計算する(ステップS14)。レーザ温度制御部40は、波長のずれを修正するために必要な半導体レーザ10の温度を計算し(ステップS16)、レーザ温度の新たな目標値を定める。最後に、レーザ温度制御部40は、第1温度制御装置TEC1を制御することにより、半導体レーザ10の温度をステップS16で定められた新たな目標値に制御する(ステップS18)。
以上のように、光半導体装置100では、波長ロッカ部20内の第2受光素子PD2及び第3受光素子PD3により半導体レーザ10の出力光を常にモニタリングし、所定の波長からずれが生じた場合は速やかに修正を行うことができる。これにより、光半導体装置100の出力を安定させることができる。
ところで、波長ロッカ部20における第3受光素子PD3は、エタロン22を透過した光を検出している。通常は、エタロン温度制御部42及び第2温度制御装置TEC2により、エタロン22の温度及びその光学的特性は一定に保たれている。しかし、エタロン22の温度制御における目標値が一定の場合でも、光半導体装置100が置かれた環境の外気温度次第では、波長ロッカ部20の光学的特性が変化してしまう場合があることが判明した。
図5は、波長ロック制御を行った上での波長エラー量の温度特性を示すグラフである。エタロン22の温度制御における目標値は一定とした上で、横軸に温度(光半導体装置の調整時と使用時の温度差(ここで言う温度差とは、調整時の温度を基準とする使用時の温度の相対値である))を、縦軸に波長エラーをとり、温度差が0℃の場合を中心として使用時の外気温を変化させた場合における波長エラーの値を測定した。本測定には、サンプルとして、3つの光半導体装置を使用した。
第1のサンプルAでは、温度差が負のとき波長エラーの値は正の方向に大きく、温度差が正になるほど波長エラーは負の方向に大きくなる傾向にあった。第2のサンプルBでは、温度差が負のとき波長エラーの値は負の方向に大きく、温度差が正になるほど波長エラーは正の方向に大きくなる傾向にあった。第3のサンプルCでは、外気温が変化しても波長エラーの値ははほとんど変化しなかった(波長エラーはほとんど検出されなかった)。
以上の測定から、各個体ごとに、外気温からの影響に差が生じることがわかった。これは、半導体レーザ10及び波長ロッカ部20を搭載したパッケージ82の内部と外部に発生した温度差が波長ロッカ部20に影響を及ぼしたものと考えられる。エタロン22、第2ビームスプリッタBS2、第2受光素子PD2、第3受光素子PD3、及び第2温度制御装置TEC2を含む波長ロッカ光学系を備える波長ロッカ部20は、外気温の変動により、その光学的特性に影響が見られる場合がある。これは、第2温度制御装置TEC2によって所定の温度に一定に保持されているとはいえ、外気温によってエタロン22が若干の温度変動を受けて、その透過波長特性を変動してしまうことが1つの原因である。さらに、他の原因として、波長ロッカ光学系のそれぞれを組み付けている溶接部などが、外気温により、熱膨張変動を起こして、その相互の位置関係を変動させてしまうことも要因であると考えられる。また波長ロッカ部20の組み付けの際に発生する位置精度や、温度バランス等の個体差よる変動もその一因と考えられ、これらについても、変化の傾向は各個体ごとに違う。波長ロッカ部20の光学的特性が変化すると、第2受光素子PD2及び第3受光素子PD3における検出値に影響が生じ(図4ステップS10)、波長制御が正しく行えない場合がある。以下の説明では、外気温の変化が生じた場合でも、波長制御を精度良く行うための方法について説明する。
図6は、エタロンの温度制御に関するフローチャートである。最初に、補正部46が、Tcモニター70より外気温情報を取得する(ステップS30)。次に、補正部46は、記憶部44から温度設定のための補正テーブル(後述)を取得する(ステップS32)。次に、補正部46は、取得された外気温情報及び補正テーブルに基づいて、エタロン温度設定の目標値の補正量を計算する(ステップS34)。補正部46は、計算された補正量をエタロン温度制御部42に出力し、エタロン温度制御部42におけるエタロン温度の目標値(第2温度制御装置TEC2の目標温度)を修正する(ステップS36)。エタロン温度制御部42は、第2温度制御装置TEC2の温度を制御することにより、エタロン22の温度をステップS38で修正された新たな目標値に制御する(ステップS38)。以上のステップにより、エタロン22の温度が新たな目標値に制御されることで、エタロン22の光透過特性が補正量分シフトし、波長ロッカ部20で生じた波長エラーがキャンセルされる。すなわち、本実施例では、前述のように種々の相関・影響によって生じ、また、各個体ごとに変動の傾向も異なる外気温変動に対する波長ロッカ部20の特性変動をエタロン22の温度の目標値の変更によってキャンセルしている。これにより、簡単に波長ロッカ部20の特性変動が抑制できる。
外気温情報については、半導体レーザ10及び波長ロッカ部20を搭載したパッケージ82の内部と外部に発生した温度差が波長ロッカ部20に影響を及ぼすことから、波長ロッカ部20に近く外部温度の影響を受けるパッケージ82の温度を用いることが好ましい。そのため、パッケージ82の温度を直接測定することが最も正確な手段であるが、代わりにパッケージ82が接地した筐体80の温度や、制御基板86において外気温により同様の傾向で温度が変動する箇所の温度を用いることができる。そこで、本実施例では、制御基板86上に設置されたマイクロコントローラ88内のセンサをTcモニタとし外気温情報を取得する。
図7は、エタロン温度の補正テーブルを示した図である。調整時の外気温Tと、使用時の外気温Tとの差ΔT(=T−T)に対して、目標温度の補正量Δtが設定されている。補正部46は、記憶部44から取得された最初のエタロン温度の目標値Teta_initに対し、外気温情報及び補正テーブルから取得された補正量Δtを加え、新たなエタロン22の目標温度Tetaを決定する(Teta=Teta_init+Δt)。補正量Δt1〜Δtnの値は、個々のΔT1〜ΔTnに対して図5の波長エラーの値が0になるように設定される。
図5で示したように、波長ロッカ部の温度特性は個体ごとに異なるため、補正テーブルも個体ごとに固有に設定されることが好ましい。このため、例えば出荷時等において個々の光半導体装置100に対し特性試験(外気温の変化に対する波長エラーの測定)を行い、その結果に基づき補正テーブルを作成し、記憶部44に書き込むことが好ましい。外気温の変化に対し波長エラーが生じない個体の場合(図5のグラフの傾きが0の場合)、補正テーブルにおける補正量の値は全て「0」となる。
本実施例の光半導体装置100によれば、図6〜図7で説明した方法により、外気温の変化に伴う波長ロッカ部20の特性変化を抑制することができる。その結果、図4で説明した半導体レーザ10の波長制御の精度を向上させることができる。
外気温の変化に伴う波長ロッカ部20の光学的特性の変化を補償する他の方法としては、外気温の変化に応じて波長ロッカのターゲット値を変化させる(PD2、PD3の目標値を補正する)等の方法が考えられる。しかし、この方法ではレーザ光のチャネルごとに補正パラメータを設定する必要があり、制御が非常に複雑となってしまう。また、外気温の変化が激しい場合に、波長制御が利かなくなってしまう(暴走する)おそれがある。本実施例の方法によれば、外気温の変化に応じてエタロン22の目標設定温度を変更するだけでよいため、前記の方法に比べて制御が容易である。また、図4における波長制御は、図6におけるエタロン温度制御とは独立しており外気温の変化に関わらず実施されるため、本実施例の方法によれば、波長制御のプロセスを止めることなく、外気温変化による波長ロッカ部20の光学特性変化を抑制し波長制度が向上する。
本実施例では、エタロン22を含む波長ロッカ部20の温度特性に基づいて定められた固有の補正テーブルを用いて目標温度の補正量を求める構成としたが、テーブルによらない所定の計算式等の他の方法により補正量を求めてもよい。その場合、外気温の変化に対して波長エラーが実質的に0となるような計算式とする。計算式は、ΔT=0のときを0として、正の傾き及び負の傾きの両方をとり得る。また、傾きが0の場合もあり得る。
また、補正テーブルを用いる場合には、本実施例のように補正テーブルに補正を行わない値としてΔt=0を書き込み可能とすることが好ましい。これにより、図6のステップS34において補正量が0であれば、ステップS36における設定温度の変更±0℃となり、設定温度の変更を行わない場合と実質的に同じ結果となる。これに対し、補正量が0であればステップS36における設定温度の変更を行わない(ステップS36をスキップする)構成とすることも可能であるが、本実施例のようにステップS36は常に実行される構成とした方が、制御が簡略であり、より装置としての汎用性が高い。
本実施例では、半導体レーザ10をSG−DFB領域及びCSG−DBR領域を含む波長可変レーザとしたが、本実施例中で説明した波長ロッカ部20の温度制御による波長制御の精度向上は、これ以外の形態の半導体レーザにも適用することができる。
図8は、本実施例の変形例に係る光半導体装置100Aの構成を示した図である。第1温度制御装置TEC1上には、半導体レーザ10Aの本体が搭載されている。半導体レーザ10Aは、温度により波長制御を行うLD(Laser Diode)タイプの半導体レーザである。半導体レーザ10Aからの出力の大きさは、パワー制御部56からの信号により制御される。パワー制御部56には、第1受光素子PD1からの検出信号が入力される。その他の構成は本実施例(図1)と同様であり、詳細な説明を省略する。
図8の変形例に係る半導体レーザ100Aにおいても、エタロン22と半導体レーザ10Aとが別の温度制御装置上に搭載されているため、外気温の変動により本実施例と同様の課題が発生する。そこで、本実施例と同様の方法により、外気温の変化に伴う波長ロッカ部20の特性変化を抑制し、波長制御の精度を向上させることができる。
実施例2は、光半導体装置100において、ファインチューニングと称する波長制御を行う例である。
図9は、実施例2に係る光半導体装置における制御機構の詳細な構成を示す図である。制御ブロック62内の補正部46に、ファインチューニング補正部48が含まれている。その他の構成は実施例1(図2)と同様であり、詳細な説明を省略する。
波長可変レーザでは、決まった間隔で出力波長が定められており、その波長が目標波長として設定されている(例えば、ITUグリッドで50GHz間隔など)。ここで、光半導体装置100の外部より、目標波長の出力を数GHz(例えば0.5GHz、1GHzなど)シフトするように要求がきた場合に、ファインチューニングの制御が実施される。
ファインチューニングの方法として、エタロン22の光透過特性の温度依存性を利用して、エタロン22の設定温度を補正してエタロン22のロックポイントを必要な波長シフト量だけずらす方法が知られており、本実施例では以下のように実現する。
図10は、実施例2におけるエタロン22の温度制御に関するフローチャートである。最初に、ファインチューニング補正部48が、要求された波長のシフト量と目標波長の差分と、記憶部に保存されているエタロンピークのシフト量とを用いて、ファインチューニング用の補正量を決定する(ステップS50)。次に、補正部46が、外気温情報を元にしたエタロン温度の補正量を決定し(ステップS52)、これをステップS50にて求められたファインチューニング用の補正量と足し合わせて最終的な補正量を決定する(ステップS54)。補正部46は、計算された補正量をエタロン温度制御部42に出力し、エタロン温度制御部42におけるエタロン温度の目標値(第2温度制御装置TEC2の目標温度)を修正する(ステップS56)。エタロン温度制御部42は、第2温度制御装置TEC2の温度を制御することにより、エタロン22の温度をステップS38で修正された新たな目標値に制御する(ステップS58)。
実施例2の光半導体装置100によれば、波長ロッカ部の特性変化の抑制及びファインチューニングの両方の制御を実現することができる。これにより、外部からの要求に応じた出力波長の変更を精度良く行うことができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 半導体レーザ
20 波長ロッカ部
22 エタロン
40 レーザ温度制御部
42 エタロン温度制御部
44 記憶部
46 補正部
70 Tcモニター
80 筐体
82 パッケージ
88 マイクロコントローラ
100 光半導体装置
PD1 第1受光素子
PD2 第2受光素子
PD3 第3受光素子
TEC1 第1温度制御装置
TEC2 第2温度制御装置

Claims (5)

  1. 半導体レーザと、
    前記半導体レーザの出力光が入力されるエタロンを含む波長ロッカ光学系と、
    前記波長ロッカ光学系の出力に基づいて、前記半導体レーザの波長を目標値に制御する波長ロック制御部と、
    前記エタロンの温度を目標値に制御するエタロン温度制御部と、
    前記エタロン温度の目標値の規定値と、予め外気温変動に対する前記波長ロッカ光学系の出力変動量を測定することで得られた補正情報とが格納されてなる記憶部と、
    外気温情報及び前記補正情報に基づき、前記エタロン温度の規定値を補正して前記エタロン温度の目標値を演算する補正部と、
    を備えることを特徴とする光半導体装置。
  2. 前記記憶部は、前記補正情報として、外気温変動に対して前記エタロン温度の規定値を補正しない値を格納可能であることを特徴とする請求項1記載の光半導体装置。
  3. 前記波長ロッカ光学系は、前記半導体レーザの出力を分岐するビームスプリッタと、前記ビームスプリッタの一方の出力光強度を検知する第1受光素子と、前記ビームスプリッタの他方の出力光が入力されるエタロンと、前記エタロンの透過光強度を検知する第2受光素子と、を備えることを特徴とする請求項1記載の光半導体装置。
  4. 前記波長ロック制御部、前記エタロン温度制御部及び前記補正部は、コントローラにより制御されるものであり、前記コントローラは、外気温が変動した際の前記補正部によるエタロン温度の目標値の演算及び前記エタロン温度制御部によるエタロン温度の制御と並行して、前記波長ロック制御部によるレーザ波長の制御を実施する制御をなすことを特徴とする請求項1記載の光半導体装置。
  5. 前記エタロン温度制御部は、エタロン温度を特定するためのエタロン温度情報を取得し、その温度情報が、前記目標値を維持するように温度制御を実施するものであることを特徴とする請求項1記載の光半導体装置。
JP2009263636A 2009-11-19 2009-11-19 光半導体装置 Pending JP2011108910A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009263636A JP2011108910A (ja) 2009-11-19 2009-11-19 光半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009263636A JP2011108910A (ja) 2009-11-19 2009-11-19 光半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011108910A true JP2011108910A (ja) 2011-06-02

Family

ID=44232067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009263636A Pending JP2011108910A (ja) 2009-11-19 2009-11-19 光半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011108910A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014045172A (ja) * 2012-07-31 2014-03-13 Sumitomo Electric Device Innovations Inc 波長可変レーザの制御方法、波長可変レーザの制御データ構造、および波長可変レーザ
JP2014522105A (ja) * 2011-07-22 2014-08-28 インサイト フォトニック ソリューションズ,インコーポレイテッド 波長連続及び規定された時間に対する波長掃引をレーザーから動的及び適応的に生成するシステム及び方法
US8941524B2 (en) 2012-05-19 2015-01-27 Semiconductor Technology Academic Research Center TD converter and AD converter with no operational amplifier and no switched capacitor
JP2015046563A (ja) * 2013-07-31 2015-03-12 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
JP2015050283A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
JP2015088675A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
JP2015088676A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
JP2015106665A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
JP2015111644A (ja) * 2013-10-30 2015-06-18 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
JP2015126196A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザ
JP2016524806A (ja) * 2013-06-18 2016-08-18 オクラロ,インコーポレーテッド 熱ロックアセンブリ
JP2018117161A (ja) * 2018-05-01 2018-07-26 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
US11128104B2 (en) 2018-07-19 2021-09-21 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Wavelength-tunable light source and wavelength control method for the same

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06188503A (ja) * 1992-12-18 1994-07-08 Olympus Optical Co Ltd 波長安定化装置
JPH07273393A (ja) * 1994-03-30 1995-10-20 Olympus Optical Co Ltd 波長安定化装置
JP2007171770A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Hitachi Metals Ltd 可変分散補償器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06188503A (ja) * 1992-12-18 1994-07-08 Olympus Optical Co Ltd 波長安定化装置
JPH07273393A (ja) * 1994-03-30 1995-10-20 Olympus Optical Co Ltd 波長安定化装置
JP2007171770A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Hitachi Metals Ltd 可変分散補償器

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014522105A (ja) * 2011-07-22 2014-08-28 インサイト フォトニック ソリューションズ,インコーポレイテッド 波長連続及び規定された時間に対する波長掃引をレーザーから動的及び適応的に生成するシステム及び方法
JP2017103498A (ja) * 2011-07-22 2017-06-08 インサイト フォトニック ソリューションズ,インコーポレイテッド 波長連続及び規定された時間に対する波長掃引をレーザーから動的及び適応的に生成するシステム及び方法
US8941524B2 (en) 2012-05-19 2015-01-27 Semiconductor Technology Academic Research Center TD converter and AD converter with no operational amplifier and no switched capacitor
JP2014045172A (ja) * 2012-07-31 2014-03-13 Sumitomo Electric Device Innovations Inc 波長可変レーザの制御方法、波長可変レーザの制御データ構造、および波長可変レーザ
JP2016524806A (ja) * 2013-06-18 2016-08-18 オクラロ,インコーポレーテッド 熱ロックアセンブリ
JP2015046563A (ja) * 2013-07-31 2015-03-12 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
JP2015050283A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
JP2015111644A (ja) * 2013-10-30 2015-06-18 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
JP2015088676A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
JP2015088675A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
JP2015106665A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
JP2015126196A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザ
JP2018117161A (ja) * 2018-05-01 2018-07-26 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 波長可変レーザの制御方法
US11128104B2 (en) 2018-07-19 2021-09-21 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Wavelength-tunable light source and wavelength control method for the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011108910A (ja) 光半導体装置
KR100733172B1 (ko) 튜닝가능 레이저용 제어기와 제어 방법 및 레이저 시스템
JP6253082B2 (ja) 波長可変レーザの制御方法
US7929581B2 (en) Testing method of wavelength-tunable laser, controlling method of wavelength-tunable laser and laser device
JP7203812B2 (ja) 光モジュール、その波長制御方法およびそのキャリブレーション方法
JP7175264B2 (ja) 光送信機
JP2003318481A (ja) レーザ制御回路およびレーザモジュール
JP6519925B2 (ja) 波長可変レーザシステム
CN102474357B (zh) 光收发器和光纤陀螺仪
JP2009026968A (ja) 半導体レーザの制御方法
JP2017535955A (ja) 光構成要素の高速較正およびプログラミング
US20110158269A1 (en) Laser module, control method of the same, control data of the same, and control data generation method
JP2014003224A (ja) レーザ光の波長制御方法
US20060171633A1 (en) Highly stable broadband light source and suitable stabilization method therefor
JP2009089121A (ja) 光送信器
US20040033022A1 (en) Laser module for optical transmission systems and method for stabilizing an output wavelength of a laser module
JP2002374033A (ja) 可変波長光源装置
JP2006086431A (ja) 波長可変光源および波長特性測定システム
US20200280169A1 (en) Laser Calibration System
JP2006216860A (ja) レーザモジュール、レーザモジュールの制御装置、レーザモジュールの制御方法、レーザモジュールの制御データおよび光通信装置
JP2014203908A (ja) 外部共振器型レーザ装置
JP2012156558A (ja) 半導体レーザ装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20121108

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131023

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20131029

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140304