JPH06188503A - 波長安定化装置 - Google Patents

波長安定化装置

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JPH06188503A
JPH06188503A JP33822392A JP33822392A JPH06188503A JP H06188503 A JPH06188503 A JP H06188503A JP 33822392 A JP33822392 A JP 33822392A JP 33822392 A JP33822392 A JP 33822392A JP H06188503 A JPH06188503 A JP H06188503A
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JP
Japan
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temperature
temperature sensor
etalon
sensor
laser light
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Application number
JP33822392A
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English (en)
Inventor
Yukio Eda
幸夫 江田
Hirohisa Fujimoto
洋久 藤本
Naoko Hisada
菜穂子 久田
Hiroshi Yugawa
浩 湯川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】環境温度変化に左右されることなく、発振波長
を安定化させることが可能な波長安定化装置を提供す
る。 【構成】半導体レーザー光源ユニット28は、所定のレ
ーザー光を出射可能な半導体レーザ32を内蔵したLD
保持体34と、このLD保持体に連設され、LD32を
加熱又は冷却するペルチェ素子36と、このペルチェ素
子に連設された放熱用フィン38とを備えている。LD
保持体内には、LD近傍の温度を検知するLD温度セン
サ40と、LD周囲の環境温度を検知する環境温度セン
サ42とが設けられている。LD温度センサ及び環境温
度センサは、設定温度演算部44を介して温度制御部4
6に電気的に接続されており、温度制御部は、入力され
た信号に基づいて、ペルチェ素子の駆動電流を制御し
て、LDの温度を所定温度に維持させるように構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、半導体レーザ
から出射されるレーザー光の波長を安定化させる波長安
定化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から半導体レーザ(以下、単に“L
D”と称する)の発振波長は、わずかな温度変化や注入
電流変化によって大きく変動することが知られている。
【0003】そこで、周期的な透過スペクトル特性を有
するファブリ・ペロ共振器を用いて波長基準を規定しつ
つ、注入電流制御及び温度制御を施すことによって、L
Dの発振波長をファブリ・ペロ共振器の所定モードにロ
ックさせて、発振波長の安定化を行う方法が提案されて
いる。
【0004】その際に、ファブリ・ペロ共振器の所定モ
ード近傍でLDを発振させなければならないために、波
長安定化の前処理として、LDの温度を安定化させる必
要がある。更に、安定した透過スペクトル特性を得るた
めに、ファブリ・ペロ共振器の温度も安定化させる必要
がある。
【0005】図8に示すように、LD保持体2内に設け
られたLD4の温度を安定化させるために、LD4近傍
には、このLD4の温度を検知するLD温度センサ6が
設けられており、このLD温度センサ6から出力された
温度検知信号に基づいて、温度制御部8がペルチェ素子
10の駆動電流を制御して、LD4の温度を所定温度に
維持させるように構成されている。なお、ペルチェ素子
10には、放熱用のフィン12が取り付けられている。
【0006】また、図9に示すように、ファブリ・ペロ
共振器の温度を安定化させるために、エタロン保持体1
4内に設けられたソリッドタイプのエタロン16近傍に
は、このエタロン16の温度を検知するエタロン温度セ
ンサ18が設けられており、このエタロン温度センサ1
8から出力された温度検知信号は、温度検知信号に基づ
いて温度制御部22がペルチェ素子24の駆動電流を制
御して、エタロン16の温度を所定温度に維持させるよ
うに構成されている。なお、同様に、ペルチェ素子24
には、放熱用のフィン26が取り付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8及
び図9に示すように、LD温度センサ6及びエタロン温
度センサ18は、夫々、その測定点をLD4及びエタロ
ン16の設置点に一致させることができないため、LD
保持体2内及びエタロン保持体14内におけるLD4及
びエタロン16の環境温度が変化した場合には、以下の
ような問題が発生してしまう。
【0008】かかる問題について図10を参照して説明
する。なお、図中、横軸は、LD温度センサ6(エタロ
ン温度センサ18)の位置を基準とした熱抵抗値を示
し、また、縦軸は、温度を示す。
【0009】図10に示すように、LD温度センサ6
(エタロン温度センサ18)の温度(TA )は、基準設
定温度(TAO)に温度安定化されており、その時のLD
4(エタロン16)の温度(TL )、環境温度(TB
は、図中実線上にあるものと仮定する。
【0010】いま、環境温度(Tb )が下がった場合、
温度制御は正常動作しているので、LD温度センサ6
(エタロン温度センサ18)は、基準設定温度(TAO
に保持される。しかし、実際には、LD4(エタロン1
6)は、温度(TL )よりもΔTL だけ下がった温度に
安定化されてしまうという問題が発生する。
【0011】図11には、この場合の温度制御フローが
示されており、LD温度センサ6(エタロン温度センサ
18)で温度(TA )が検知され(S1 )、その温度検
知信号に基づいて、温度制御部8、22が、基準設定温
度(TAO)との偏差(Δ)を演算し(S2 )、この演算
値からペルチェ電流(IPL)を算出して(S3 )、ペル
チェ素子10、24の駆動電流を制御することになる
(S4 )。なお、図中、Pは比例係数、Iは積分係数、
そして、Dは微分係数を示す。このような問題からは以
下のような弊害が発生する。
【0012】第1に、環境温度変化により波長基準であ
るエタロン16の所定モードから大きく離れた波長でL
D4が発振してしまい、結果、波長ロックできなくなっ
たり、他のモードにロックしてしまう。第2に、環境温
度変化により波長基準であるエタロン16の透過スペク
トル特性が変化してしまう。
【0013】本発明は、このような弊害を除去するため
になされ、その目的は、環境温度変化に左右されること
なく、発振波長を安定化させることが可能な波長安定化
装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の波長安定化装置は、レーザー光出射
光学系の温度変化を検知する温度センサと、前記レーザ
ー光出射光学系を加熱又は冷却する加熱冷却手段と、前
記レーザー光出射光学系の周囲の環境温度を検知する環
境温度センサと、この環境温度センサによって検出され
た環境温度と予め規定された基準環境温度との差に基づ
いて、前記温度センサの基準設定温度に補正を加えた設
定温度を算出する制御系と、前記温度センサによって検
出される温度が前記設定温度に安定化するように、前記
加熱冷却手段を作動して前記レーザー光出射光学系を加
熱又は冷却させる制御系とを備える。
【0015】
【作用】環境温度センサによって検出された環境温度と
予め規定された基準環境温度との差に基づいて、温度セ
ンサの基準設定温度に補正を加えた設定温度を算出し、
温度センサによって検出される温度が、この設定温度に
安定化するように、加熱冷却手段が作動してレーザー光
出射光学系を加熱又は冷却する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例に係る波長安定
化装置について、図1ないし図4を参照して説明する。
【0017】図1及び図2に示すように、本実施例の波
長安定化装置は、レーザー光出射光学系の構成である半
導体レーザー光源ユニット28及び波長安定化ユニット
30に夫々設けられている。
【0018】図1に示すように、半導体レーザー光源ユ
ニット28は、所定のレーザー光を出射可能な半導体レ
ーザ32(以下、単に“LD”と称する)を内蔵したL
D保持体34と、このLD保持体34に連設され、LD
32を加熱又は冷却する加熱冷却手段即ちペルチェ素子
36と、このペルチェ素子36に連設された放熱用フィ
ン38とを備えている。LD保持体34内には、LD3
2近傍の温度を検知するLD温度センサ40と、LD3
2周囲の環境温度を検知する環境温度センサ42とが設
けられている。
【0019】LD温度センサ40及び環境温度センサ4
2は、設定温度演算部44を介して温度制御部46に電
気的に接続されており、温度制御部46は、入力された
信号に基づいて、ペルチェ素子36の駆動電流を制御し
て、LD32の温度を所定温度に維持させるように構成
されている。
【0020】図2に示すように、波長安定化ユニット3
0は、所定の発振モードでレーザー光を出射可能なエタ
ロン48を内蔵したエタロン保持体50と、このエタロ
ン保持体50に連設され、エタロン48を加熱又は冷却
する加熱冷却手段即ちペルチェ素子52と、このペルチ
ェ素子52に連設された放熱用フィン54とを備えてい
る。
【0021】エタロン保持体50内には、エタロン48
近傍の温度を検知するエタロン温度センサ56と、エタ
ロン48周囲の環境温度を検知する環境温度センサ58
とが設けられている。
【0022】エタロン温度センサ56及び環境温度セン
サ58は、設定温度演算部60を介して温度制御部62
に電気的に接続されており、温度制御部62は、入力さ
れた信号に基づいて、ペルチェ素子52の駆動電流を制
御して、エタロン48の温度を所定温度に維持させるよ
うに構成されている。
【0023】いま、図3に示すように、LD温度センサ
40(エタロン温度センサ56)の温度(TA )が、所
定の基準設定温度(TAO)に安定化されている場合、環
境温度センサ42、58の温度(TB )が、所定の基準
環境温度(TBO)にあると仮定する(図中、実線Xによ
って、その関係を示す)。このとき、LD32(エタロ
ン48)の温度(TL )は、温度(TLO)にある。
【0024】この後、環境温度が下がり、環境温度セン
サ42、58の温度(TBO)が温度(TB1)までΔTB
だけ下降したとき、LD温度センサ40(エタロン温度
センサ56)の温度(TA )は、温度制御が働いている
ため、上述した基準設定温度(TAO)に保持される。
【0025】この結果、実線Xは、基準設定温度
(TAO)を支点として、その傾斜が変化して、点線Yの
状態になる。このため、LD32(エタロン48)の温
度(TL )は、温度(TLO)から温度(TL1)までΔT
L だけ変動する。
【0026】そこで、LD温度センサ40(エタロン温
度センサ56)の温度(TA )を温度(TA1)までΔT
A だけ上昇させて、点線Yを一点鎖線Zの状態に変化さ
せることによって、LD32(エタロン48)の温度
(TL )を当初の温度(TLO)に復帰させることができ
る。
【0027】このような原理によれば、環境温度変化に
対応してLD温度センサ40(エタロン温度センサ5
6)の温度を変動させることによって、レーザー光の発
振波長を安定化させることが可能となる。以下、このよ
うな原理が適用された本実施例の波長安定化装置の波長
安定化方法について具体的に説明する。
【0028】LD温度センサ40(エタロン温度センサ
56)とLD32(エタロン48)との間の熱抵抗をR
AL、及び、LD32(エタロン48)と環境温度センサ
42、58との間の熱抵抗をRLBとした場合、仮に、R
AL:RLB=1:50とすると、点(TLO、TA1、TAO
で囲まれた面と点(TLO、TB1、TBO)で囲まれた面と
は、互いに相似形とみれるので、ΔTA :ΔTB =−
1:50となり、よって、ΔTA =(−1/50)×Δ
B となる。
【0029】LD温度センサ40(エタロン温度センサ
56)の基準設定温度(TAO)に対してΔTA の補正を
施して温度の安定化を図ることによって、LD32(エ
タロン48)の温度をほぼ温度(TLO)に保持させるこ
とができる。即ち、LD温度センサ40(エタロン温度
センサ56)の設定温度(TA1)は、 TA1=TAO−{(RAL/RLB)×(TB1−TBO)} =TAO−{(1/50)×(TB1−TBO)} となる。
【0030】従って、LD温度センサ40(エタロン温
度センサ56)を上式で求めた温度(TA1)に安定化さ
せることによって、環境温度の変化に左右されることな
く、LD32(エタロン48)の温度をほぼ一定に保持
させることができる。図4には、上述した方法の具体的
な動作フローが示されている。
【0031】図4に示すように、LD温度センサ40
(エタロン温度センサ56)の温度(TA )を所定の基
準設定温度(TAO)に初期化した状態において
(S1 )、LD温度センサ40(エタロン温度センサ5
6)から出力された信号は、設定温度演算部44(6
0)を介して温度制御部46(62)に入力され、LD
32(エタロン48)の温度(TL )が、所定の温度
(TLO)に安定化しているか否が検知される(S2 )。
検知結果として安定している場合、環境温度センサ42
(58)によって、そのときの環境温度(TB )が検知
される(S3 )。
【0032】検知された温度(TB )は、環境温度セン
サ42(58)によって、温度信号に変換された後、設
定温度演算部44(60)を介して温度制御部46(6
2)に出力され、この間に、出力信号に対して、 TA1=TAO−(RAL/RLB)×(TB −TBO) の演算が施され、LD温度センサ40(エタロン温度セ
ンサ56)の設定温度(TA1)が算出され(S4 )、基
準設定温度(TAO)との偏差Δ(TA1−TAO)が算出さ
れる(S5 )。そして、算出された偏差Δに基づいて、
ペルチェ素子36(52)を駆動させるペルチェ電流値
(IPL)を演算し(S6 )、その値を設定する
(S7 )。なお、S6 において、Pは比例係数、Iは積
分係数、Dは微分係数を示す。
【0033】温度制御部46(62)は、設定された値
のペルチェ電流(IPL)に基づいて、ペルチェ素子36
(52)を制御して、LD温度センサ40(エタロン温
度センサ56)が設定温度(TA1)になるように、LD
32(エタロン48)を加熱又は冷却させる。
【0034】このように、本実施例の波長安定化装置に
よれば、LD温度センサ40(エタロン温度センサ5
6)を上述した設定温度(TA1)に維持させることによ
って、環境温度の変化に左右されることなく、LD32
(エタロン48)の温度を一定に保持させることができ
る。
【0035】なお、上述した構成では、LD32は、環
境温度センサ42とLD温度センサ40との内分点に配
置されているがこれに限定されることはなく、例えば、
図5に示すように、LD32を外分点に配置させること
も可能である。この場合の熱抵抗と温度とは、図6に示
すような関係を奏する。
【0036】いま、図5及び図6に示すように、LD温
度センサ40(エタロン温度センサ56)の温度
(TA )が、所定の基準設定温度(TAO)に安定化され
ている場合、環境温度センサ42、58の温度(TB
が、所定の基準環境温度(TBO)にあると仮定する(図
中、実線Xによって、その関係を示す)。このとき、L
D32(エタロン48)の温度(TL )は、温度
(TLO)にある。
【0037】この後、環境温度が下がった場合、LD温
度センサ40(エタロン温度センサ56)の温度
(TA )は、温度制御が働いているため、上述した基準
設定温度(TAO)に保持される。この結果、実線Xは、
基準設定温度(TAO)を支点として、その傾斜が変化し
て、一点鎖線Yの状態になる。このため、LD32(エ
タロン48)の温度(TL )は、温度(TLO)から温度
(TL1)までΔTL だけ変動する。
【0038】そこで、LD温度センサ40(エタロン温
度センサ56)の温度(TA )を温度(TA1)までΔT
A だけ下降させて、一点鎖線Yを点線Zの状態に変化さ
せることによって、LD32(エタロン48)の温度
(TL )を当初の温度(TLO)に復帰させることができ
る。
【0039】このとき、環境温度変化に対応して補正さ
れたLD温度センサ40(エタロン温度センサ56)の
設定温度(TA1)は、 TA1=TAO+(RAL/RLB)×(TB −TBO) となる。
【0040】この演算結果に基づいて、ペルチェ電流値
が算出されて、ペルチェ素子36(52)の駆動制御が
行われ、LD32(エタロン48)の温度の安定化が実
現される。
【0041】次に、本発明の第2の実施例に係る波長安
定化装置について、図7を参照して説明する。なお、本
実施例の説明に際し、上述した実施例と同一の構成に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】図7に示すように、本実施例の波長安定化
装置は、干渉測長装置に適用されており、光源として使
用された半導体レーザー光源ユニット28から出射され
るレーザー光の波長を所定の発振モードに安定化させる
ように波長安定化ユニット30が設けられている。
【0043】半導体レーザー光源ユニット28には、L
D32近傍の温度を検知するLD温度センサ40が設け
られており、LD32の温度を所定温度に維持させるよ
うに、LD温度センサ40から出力された温度検知信号
は、設定温度演算部44を介してペルチェ素子36に出
力されている。
【0044】波長安定化ユニット30には、エタロン4
8近傍の温度を検知するエタロン温度センサ56が設け
られており、エタロン48の温度を所定温度に維持させ
るように、エタロン温度センサ56から出力された温度
検知信号は、設定温度演算部60及び温度制御部62を
介してペルチェ素子52に出力されている。
【0045】また、後述するように、環境温度センサと
しても機能する屈折率補正用気温センサ80が、対応す
る設定温度演算部44、60に接続されており、かかる
気温センサ80によって、半導体レーザー光源ユニット
28及び波長安定化ユニット30の周囲の環境温度が常
時検知されている。
【0046】このような構成において、半導体レーザー
光源ユニットから出射されたレーザー光は、第1のビー
ムスプリッタ64によって2方向に振り分けられ、その
一方のレーザー光は、第1のビームスプリッタ64で反
射され、波長安定化ユニット30を介して第1の光検出
器66に照射される。第1の光検出器66からは、受光
量に対応した電気信号が出力され、かかる電気信号を受
信した電流制御部68によって、LD32に注入される
電流制御が行われる。他方のレーザー光は、第1のビー
ムスプリッタ64を透過した後、第2のビームスプリッ
タ70によって更に2方向に振り分けられる。
【0047】その一方のレーザー光は、第2のビームス
プリッタ70で反射された後、参照ミラー72によっ
て、再び、第2のビームスプリッタ70に照射される。
他方のレーザー光は、第2のビームスプリッタ70を透
過した後、測定ミラー74によって、再び、第2のビー
ムスプリッタ70に照射される。
【0048】参照ミラー72及び測定ミラー74を介し
て第2のビームスプリッタ70に照射されたレーザー光
は、ここで互いに合成されて干渉光となった後、第2の
光検出器76に照射される。第2の光検出器76に照射
された干渉光は、ここで干渉信号に変換された後、カウ
ンタ78に出力される。
【0049】一般に、干渉測長装置は、空気中で使用さ
れる場合が多く、測長精度を高めるために、空気の屈折
率を求めて空気中におけるレーザー光の波長に変換する
必要がある。
【0050】空気の屈折率を求める方法は、幾つかある
が、最も簡単な方法としては、気温、気圧及び湿度を各
々測定し、例えばEdlenの式等の分散式に代入して
屈折率を求める方法が知られている。
【0051】このため、カウンタ78には、第2の光検
出器78からの干渉信号の他に、上述した屈折率補正用
の気温センサ80、気圧センサ82及び湿度センサ84
からの信号も入力されるように構成されており、カウン
タ78では、これら各信号に基づいて、屈折率の補正が
行われる。
【0052】このように、本実施例の装置では、干渉測
長装置に常設された気温センサ80を環境温度センサと
して兼用させることによって、新たに環境温度センサを
配置させることなく、LD32及びエタロン48の周囲
の環境温度を検知し、この環境温度変化に対応してLD
温度センサ40及びエタロン温度センサ56の温度を変
動させることによって、レーザー光の発振波長を安定化
させることが可能となる。
【0053】
【発明の効果】環境温度センサによって検出された環境
温度と予め規定された基準環境温度との差に基づいて、
温度センサの基準設定温度に補正を加えた設定温度を算
出し、温度センサによって検出される温度が設定温度に
安定化するようにレーザー光出射光学系を加熱又は冷却
させることによって、環境温度の変動に左右されること
なく、発振波長を安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る波長安定化装置の
構成である半導体レーザー光源ユニットを示す図。
【図2】本発明の第1の実施例に係る波長安定化装置の
構成である波長安定化ユニットを示す図。
【図3】本発明の第1の実施例に係る波長安定化装置に
おいて、LD温度センサ(エタロン温度センサ)の位置
を基準とした熱抵抗値と温度との関係を示す図。
【図4】本発明の第1の実施例に係る波長安定化装置に
おいて、LD(エタロン)温度安定化する際の温度制御
フローを示す図。
【図5】図1に示す半導体レーザー光源ユニットの他の
例を示す図。
【図6】図5の装置における熱抵抗値と温度との関係を
示す図。
【図7】本発明の第2の実施例に係る波長安定化装置が
干渉測長装置に適用された例を示す図。
【図8】従来のレーザー光出射光学系の構成の一部を示
す図。
【図9】従来のレーザー光出射光学系の構成の一部を示
す図。
【図10】LD温度センサ(エタロン温度センサ)の位
置を基準とした熱抵抗値と温度との関係を示す図。
【図11】LD(エタロン)温度安定化する際の温度制
御フローを示す図。
【符号の説明】
28…半導体レーザー光源ユニット、32…半導体レー
ザ、34…LD保持体、36…ペルチェ素子、38…放
熱用フィン、40…LD温度センサ、42…環境温度セ
ンサ、44…設定温度演算部、46…温度制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯川 浩 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光出射光学系の温度変化を検知
    する温度センサと、 前記レーザー光出射光学系を加熱又は冷却する加熱冷却
    手段と、 前記レーザー光出射光学系の周囲の環境温度を検知する
    環境温度センサと、 この環境温度センサによって検出された環境温度と予め
    規定された基準環境温度との差に基づいて、前記温度セ
    ンサの基準設定温度に補正を加えた設定温度を算出する
    制御系と、 前記温度センサによって検出される温度が前記設定温度
    に安定化するように、前記加熱冷却手段を作動して前記
    レーザー光出射光学系を加熱又は冷却させる制御系とを
    備えていることを特徴とする波長安定化装置。
JP33822392A 1992-12-18 1992-12-18 波長安定化装置 Pending JPH06188503A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33822392A JPH06188503A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 波長安定化装置
US08/284,525 US5438579A (en) 1992-12-18 1993-12-16 Wavelength stabilizing apparatus
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