JP2011108602A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 溶剤が含まれる絶縁塗料を導線に塗布する塗布装置と、
   この絶縁塗料が塗布された導線を走行状態で加熱し、絶縁塗料を硬化させて絶縁層を形成する焼付炉とを備える絶縁電線の製造装置であって、
   前記導線に塗布された未硬化状態の絶縁塗料から溶剤を回収する溶剤回収機構を備える絶縁電線の製造装置。
2. 前記溶剤回収機構は、
   前記絶縁塗料が塗布された導線の外周に配されると共に、該導線を加熱して絶縁塗料から溶剤を気化させる加熱装置と、
   気化された溶剤と接触して、この溶剤を凝縮させる液化部材とを備える請求項１に記載の絶縁電線の製造装置。
3. 前記加熱装置は、誘導加熱コイルを備える請求項２に記載の絶縁電線の製造装置。
4. 前記液化部材は、絶縁塗料が塗布された導線の外周を覆う筒状体である請求項２又は３に記載の絶縁電線の製造装置。
5. 前記筒状体における各端部の内径は、導線の入線側が出線側に比べて大きい請求項４に記載の絶縁電線の製造装置。
6. 前記液化部材は、その内部に冷媒が導入される冷媒路を備える請求項２〜５のいずれか１項に記載の絶縁電線の製造装置。
7. 前記加熱装置は、その内部に冷媒が導入される冷媒路を備える請求項２〜６のいずれか１項に記載の絶縁電線の製造装置。
8. 前記加熱装置と前記液化部材は、互いに接触されている請求項２〜７のいずれか１項に記載の絶縁電線の製造装置。
9. 前記溶剤回収機構が、前記塗布装置と焼付炉との間に設けられている請求項１〜８のいずれか１項に記載の絶縁電線の製造装置。
10. 溶剤が含まれる絶縁塗料を導線に塗布する工程と、
    この絶縁塗料が塗布された導線を走行させながら加熱し、前記絶縁塗料を硬化させて絶縁層を形成する工程とを含む絶縁電線の製造方法であって、
    前記絶縁塗料が塗布された導線を加熱して、未硬化状態の絶縁塗料から溶剤を気化させる工程と、
    気化した溶剤を回収する工程とを含む絶縁電線の製造方法。