JP2011108123A - 終端基板、メモリシステム及びその反射波抑制方法 - Google Patents

終端基板、メモリシステム及びその反射波抑制方法 Download PDF

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文由紀 長内
Toshio Kanno
利夫 管野
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Abstract

【課題】メモリコントローラに対して複数のメモリスロットが並列にバス接続されるメモリシステムの空きスロットからの反射波を抑制する。
【解決手段】
空きスロットに終端基板を挿入する。終端基板は、メモリモジュールの挿入部と同一に構成された挿入部と、挿入部に含まれる複数の信号系接栓の各々に一端が接続され、かつ他端が挿入部に含まれる複数の電源系接栓のいずれかに接続されている複数の抵抗素子とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、メモリシステムに関し、特にそれに用いられる終端基板及び反射波抑制方法に関する。
パーソナルコンピュータやサーバ等の電子機器は、メモリシステムを備えている。通常、この種のメモリシステムは、1以上のメモリーモジュールとそれを制御するメモリーコントローラとを含んでいる。
メモリモジュールの一つとしてDIMM(Dual In-line Memory Module)と呼ばれるものがある。複数のDIMMを備えるメモリシステムでは、メモリコントローラに対して複数のDIMMが並列にバス接続される。このバス接続には、フライバイトポロジ、T分岐トポロジ、スタートポロジ、あるいはこれらのトポロジを組み合わせた変則的トポロジなど様々なトポロジが用いられる。
ところで、メモリシステムを備える電子機器の性能は、メモリ容量による制限を受ける。メモリ容量を大きくすれば、電子機器はより高い性能を発揮できるようになる一方、その価格は上昇する。そこで、関連するメモリシステムは、複数のメモリモジュールを実装可能にするために複数のメモリスロット(又はメモリソケット)を備える一方で、価格を抑えるために、メモリスロットの数よりも少ないメモリモジュールを実装している。つまり、関連するメモリシステムは、通常、空きスロット(メモリモジュールが挿入接続されていないスロット)を有している。空きスロットは、ユーザの要望に応じてメモリモジュールを追加する際に使用される。
なお、メモリモジュールには、RIMM(Rambus In-line Memory Module)と呼ばれるものもある。複数のRIMMを用いるメモリシステムでは、メモリコントローラと終端抵抗との間に、複数のRIMMが直列にバス接続される。メモリスロットの数より少ない数のメモリモジュールを用いる場合には、空きスロットが発生しないように、連続用モジュールと呼ばれるメモリモジュールとは異なるモジュールが実装される(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−42982号公報
メモリコントローラに対して複数のメモリスロットが並列にバス接続されているメモリシステムでは、どのようなトポロジを採用しても、空きスロットの存在が、未終端のスタブ配線となる。この未終端のスタブ配線は、信号反射(反射波)の原因となり、バス上の信号品質を劣化させる。そして、近年の信号伝送速度の向上に伴い、この空きスロットからの反射波の問題が大きくなっている。
特許文献1には、終端機能を有するモジュールが記載されている。しかしながら、このモジュールは、RIMMを用いるメモリシステム、即ち、複数のメモリスロットが直列に接続されているメモリシステムに用いられるものである。したがって、このモジュールは、DIMMを用いるメモリシステム、すなわち複数のメモリスロットが並列に接続されるメモリシステムに適用することはできない。つまり、特許文献1の終端機能を有するモジュールは、直列終端接続により伝送路の特性インピーダンス整合を図るものであるため、複数のメモリスロットが並列接続されたメモリシステムにおける空きスロットからの反射波を抑制することはできない。
本発明の一実施の形態による終端基板は、信号系接栓及び電源系接栓を含む複数の接栓群が配置された挿入部と、前記複数の信号系接栓の各々に一端が接続され、かつ他端が前記複数の電源系接栓のいずれかに接続されている複数の抵抗素子と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の実施の形態によるメモリシステムは、メモリコントローラと、前記メモリコントローラに対して並列に接続される複数のメモリスロットと、前記複数のメモリスロットのうち一部のメモリスロットに挿入される一つ以上のメモリモジュールと、信号系接栓及び電源系接栓を含む複数の接栓群が配置された挿入部と、前記複数の信号系接栓の各々に一端が接続され、かつ他端が前記複数の電源系接栓のいずれかに接続されている複数の抵抗素子とから構成され、前記複数のメモリスロットのうち残りのメモリスロットに挿入される一つ以上の終端基板と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、メモリモジュールが挿入接続されたメモリスロット以外のメモリスロットに終端基板を挿入接続するようにしたことにより、空きスロットをなくし、バス上の信号品質を向上させることができる。
フライバイトポロジを採用したメモリシステムの概略構成図である。 T分岐トポロジを採用し、メモリスロットを2個有するメモリシステムの概略構成図である。 T分岐トポロジを採用し、メモリスロットを4個有するメモリシステムの概略構成図である。 スタートポロジを採用したメモリシステムの概略構成図である。 フライバイトポロジとスタートポロジの組み合わせを採用したメモリシステムの概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る終端基板の正面図である。 (a)は、図6の破線A内の拡大図であり、(b)は、(a)に示される部分の等価回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る終端基板の正面図である。 (a)は、図8の破線B内の拡大図であり、(b)は、(a)に示される部分の等価回路図である。 (a)は、図8の破線C内の拡大図であり、(b)は、(a)に示される部分の等価回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係る終端基板の(第1層の)正面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る終端基板の第2層の正面図である。 (a)は、図11に示す第1層のIO信号接栓に関する配線の概略図であり、(b)は、その等価回路図である。 (a)は、図11に示す第1層のアドレス信号接栓に関する配線の概略図であり、(b)は、その等価回路図である。 本発明の第4の実施の形態に係る終端基板の(第1層の)正面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る終端基板の第2層の正面図である。 (a)は、図15に示す第1層のIO信号接栓に関する配線の概略図であり、(b)は、その等価回路図である。 本発明の効果を確認するために使用したメモリシステムの概略構成を示す図である。 (a)は、図18のメモリシステムの2つのメモリスロットの一方を空きスロットとした場合のアイパターン、(b)は、図18のメモリシステムの2つのメモリスロットの一方を空きスロットとした場合のアイパターンを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、図1乃至図5を参照して、本発明が適用されるメモリシステムについて説明する。
図1乃至図5に示すメモリシステムは、それぞれ、メモリコントローラ11と複数のメモリスロット12とを備えている。メモリコントローラ11と複数のメモリスロット12は、図示しないマザーボード上に搭載され、これらの間は、マザーボード配線13によりバス接続されている。マザーボード配線13は、メモリコントローラ11に対して、複数のメモリスロット12を並列に接続するように設けられている。複数のメモリスロット12には、それぞれメモリモジュール14が挿入される。各メモリモジュール14は、メモリスロット12及びマザーボード配線13を介して、メモリコントローラ11に電気的に接続される。
メモリモジュール14の各々は、図示しないモジュール基板と、モジュール基板上に搭載されるメモリデバイス15とを有している。モジュール基板は、メモリスロット12に挿入される挿入部を有し、挿入部の表裏面には、メモリスロット12が備える複数のコンタクトにそれぞれ対応する複数の接栓が配列形成されている。また、モジュール基板は、メモリデバイス15が備える複数の接続端子にそれぞれ対応する複数の接続パッドと、これら複数の接続パッドと対応する接栓との間を接続するモジュール配線(信号配線及び電源配線を含む)16を有している。
図1乃至図5の各図において、マザーボード配線13及びモジュール配線16の途中に挿入されている円柱形は、各配線のインピーダンス17の存在を表している。
図1のメモリシステムは、メモリコントローラ11と複数(ここでは4個)のメモリスロット12との間のバス接続に、フライバイトポロジを採用した例である。フライバイトポロジには、配線効率がよいという特長がある。
図2及び図3のメモリシステムは、T分岐トポロジを採用した例であって、図2はメモリスロット12が2個の場合、図3はメモリスロット12が4個の場合をそれぞれ示している。T分岐トポロジは、メモリコントローラ11から各メモリスロット12までの距離が等しく、フライバイトポロジに比べて信号品質が良好であるという特長がある。しかしながら、メモリスロット12の近傍では配線効率が悪い。
図4のメモリシステムは、スタートポロジを採用した例である。バスの分岐点から各メモリスロット12までの配線が長いので、メモリスロット12間の反射波による干渉が少ないという特長がある。しかしながら、フライバイトポロジやT分岐トポロジに比べ、ほぼメモリスロット数倍の長さのバス配線が必要になる。
図5のメモリシステムは、フライバイトポロジとT分岐トポロジとを組み合わせた例であって、3個のメモリスロット12を有している。
図1乃至図5では、全てのメモリスロット12にメモリモジュール14が挿入されている状態を示しているが、実際のシステムでは、複数のメモリスロット12のうちの一部、例えば一つ、にしかメモリモジュール14が挿入されていないことも多い。本発明は、このようなメモリモジュール14が挿入されていない空きスロット(のそれぞれ)に挿入される終端基板を提供しようとするものである。空きスロットに終端基板を挿入することで、空きスロットをなくし、空きスロットからの反射波を抑制する。これにより、バス上の信号品質の向上を実現する。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る終端基板について説明する。
図6は、本実施の形態に係る終端基板60の正面図である。この終端基板60は、メモリモジュール14に用いられるモジュール基板と同一の形状を有している。しかしながら、終端基板60の形状は、モジュール基板の形状と必ずしも同一である必要はない。例えば、終端基板60の高さはメモリモジュールよりも低くてもよい。ただし、メモリスロット12に挿入される挿入部61は同一形状でなくてはならない。また、終端基板60の形状は、モジュール基板と同様に、メモリスロット12に設けられたフックによる挿抜が可能な形状であることが望ましい。
終端基板60は、表面側と裏面側にそれぞれ電気的に独立した信号層を有する2層基板である。表面側の信号層は、図6に示すように構成され、裏面側も表面側と同様に構成される。
表面側の信号層は、挿入部61に配列形成された複数の接栓62(62−1〜5)と、それらに接続される複数の配線63(63−1〜4)とを有している。また、表面側の信号層上には、配線63に接続される複数の抵抗素子(例えば、チップ抵抗)64が搭載されている。
複数の接栓62の形状及び配置は、モジュール基板が備える接栓の形状及び配置に準じている。これらの接栓62は、モジュール基板が備える接栓の用途に準じて、複数のグループに分類される。
複数の接詮62は、大きく2つのグループ、即ち信号系接詮と電源系接栓とに分類される。信号系接詮には、IO(入出力)信号接詮、アドレス信号接詮及びクロック信号接詮が含まれる。また、電源系接栓には、電源(VDD)接詮、グランド(GND)接詮、及び特定電位(VTT)接詮が含まれる。なお、特定電位とは、例えば、電源電位とグランド電位の中間電位である。
複数の接栓62のうち、信号系接栓には、配線63介して、それぞれ抵抗素子64が一つずつ接続されている。これら複数の抵抗素子64の他端は、別の配線63を介して電源系接栓のうちのいずれかに接続されている。即ち、各抵抗素子64は、一端が信号系接栓に、他端が電源系接栓に接続されている。
詳述すると、IO信号接栓は、抵抗素子64及びGND配線63−1、63−2を介して、IO信号接栓に隣接するGND接栓に接続され、IO−GND接栓グループ62−1及び62−2を形成している。また、クロック信号接栓は、抵抗素子64及びVDD配線63−3を介して、クロック信号接栓に隣接するVDD接栓に接続され、クロック−VDD接栓グループ62−3を形成している。アドレス信号接栓グループ62−4,62−5は、抵抗素子64及びVTT配線63−4を介してVTT接栓62−6に接続されている。
このように、本実施の形態では、複数の信号接栓の各々がそれぞれ対応する一つの抵抗素子の一端に接続されている。各抵抗素子の他端は、電源系接栓のいずれか、即ちVDD接栓、GND接栓又はVTT接栓に接続されている。
図6の破線A内の拡大図を図7(a)に示す。図7(b)は、その等価回路である。
図7(a)に示すように、信号接栓IO1及びIO2には、それぞれ配線を介して抵抗素子R1及びR2の第1の端子が接続されている。また、抵抗素子R1及びR2の第2の端子は、GND接栓GND1及びGND2に共通接続されている。図7(b)の等価回路より明らかなように、信号接栓IO1及びIO2の各々は、GND接栓に並列終端されている。
終端基板60の製造は、メモリモジュールの製造に使用される技術を用いて行うことができる。終端基板60は、表面側の信号層と裏面側の信号層とが電気的に独立しているので、モジュール基板に必要とされるスルーホールの形成は不要である。
複数の接栓62の表面は、モジュール基板の接栓のように金メッキされていてもよいし、されていなくてもよい。また、終端基板60の表面にはソルダレジストが塗布されていてもよいし、されていなくてもよい。
抵抗素子64としては、特に限定されないが、同一のサイズを持つ一方で異なる抵抗値を持つ複数の抵抗素子を用意できるシリーズ化された抵抗素子が望ましい。抵抗素子64の抵抗値としては、例えば、50Ω近傍のものが使用できる。また、接栓ピッチが1mmの場合、1005と呼ばれるサイズ(縦×横=1.0mm×0.5mm)の抵抗素子64を用いることができる。
抵抗素子64は、配線63が持つ抵抗の影響を低減するためには、できるだけ接栓62の近くに配置することが望ましい。また、抵抗素子64により、配線63のインピーダンス調整も合わせて行うようにする。
以上説明した終端基板60を、メモリシステムに含まれる複数のメモリスロットのうち、メモリモジュールが挿入されていないメモリスロットに挿入することにより、空きスロットをなくしてバス上への反射波を低減することができる。これによりバス上の信号品質の向上を図ることができる。
本実施の形態に係る終端基板は、構成が単純で、特別な技術を用いることなく製造でき、メモリモジュールの製造工程に比べて大幅にその製造工程を簡略化できるので、安価である。
次に、図8乃至図10を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る終端基板について説明する。
本実施の形態の終端基板80は、図8では分かりにくいが、IO信号接栓をテブナン終端とし、アドレス信号接栓及びクロック信号接栓をAC並列終端としている。即ち、IO信号接栓の各々は、二つの抵抗素子81の一端に接続され、その二つの抵抗素子の他端の一方はVDD接栓に、他方はGND接栓にそれそれ接続されている。また、アドレス信号接栓及びクロック信号接栓の各々は、一つの抵抗素子82の一端に接続され、その抵抗素子の他端は、コンデンサ83を介してVDD接栓に接続されている。アドレス信号接栓については、さらに、抵抗素子82とコンデンサ83の接続点がVTT接栓に接続されている。
本実施の形態に係る終端基板は、部品点数が増加するものの、低消費電力化及びノイズ耐性向上を実現することができる。抵抗素子としてはチップ抵抗及びネットワーク抵抗が、コンデンサとしてはチップコンデンサが使用できる。
図8の破線B内の拡大図を図9(a)に示す。図9(b)は、その等価回路である。
図9(a)に示すように、信号接栓IO1及びIO2には、配線を介してネットワーク抵抗RN1及びRN2がそれぞれ接続される。ネットワーク抵抗RN1及びRN2はそれぞれ2つの抵抗素子を含む。2つの抵抗素子の一端(第1及び第3の端子)がともに信号接栓IO1又はIO2に接続される。2つの抵抗素子の他端の一方(第2の端子)はVDD接栓に、他方(第4の端子)はGND接栓に接続される。図9(b)の等価回路より明らかなように、信号接栓IO1及びIO2の各々は、テブナン終端されている。
図8の破線C内の拡大図を図10(a)に示す。図10(b)は、その等価回路である。
図10(a)に示すように、アドレス接栓ADR1及びADR2には、配線を介して抵抗素子R1及びR2の第1の端子がそれぞれ接続される。抵抗素子R1及びR2の他端(第2の端子)は、配線を介してコンデンサC1及びC2の一端(第2の端子)に接続されている。キャパシタC1及びC2の他端(第1の端子)は、VDD接栓VDD1及びVDD2にそれぞれ接続されている。また、抵抗素子R1及びR2の他端(第2の端子)は、VTT接栓VTTに接続されている。図10(b)の等価回路より明らかなように、アドレス接栓ADR1及びADR2の各々は、AC並列終端されている。
本実施の形態の終端装置は、第1の実施の形態に係る終端装置よりも構成が複雑になっているが、バス上への反射波をより効率的に抑制することができる。
次に、図11乃至図14を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る終端基板110は、図11に示す第1層と、図12に示す第2層を有している。これら2つの層で、表面側の信号接栓の終端を担う。裏面側の信号接栓については、第1層及び第2層と同様の第3層及び第4層によりその終端を担う。即ち、本実施の形態に係る終端基板110は、配線層を4つ有する4層基板である。
図11に示すように、第1層には、各信号接栓と対応する抵抗素子111,112との間に(ダミー)配線113,114を有している。これらの配線113,114は、メモリモジュールにおける信号配線に基づいて(模して)伝送線路モデル構造とされ、また、その配線長及び特性インピーダンスが定められている。なお、IO信号接栓に接続された配線113は、メモリコントローラ・DRAM間の信号配線を想定したピントゥピン接続を、アドレス信号接栓及びクロック信号接栓に接続された配線114は、全DRAMをバス接続したフライバイ接続を模擬している。
第2層には、図12に示すように、VDDプレーン121、GNDプレーン122及びVTTプレーン123が形成されている。これらVDDプレーン121、GNDプレーン122及びVTTプレーン123は、第1層と第2層との間を貫通して形成されたVDDプレーン接続スルーホール124、GNDプレーン接続スルーホール125及びVTTプレーン接続スルーホール126を介して、第1層のVDD接栓、GND接栓及びVTT接栓にそれぞれ接続されている。こうして、第1層と第2層とでマイクロストリップライン構造を構成することにより、配線の特性インピーダンスの調整を容易にしている。
各信号接栓の終端方法は、第2の実施の形態と同様である。ただし、VDD接栓、GND接栓及びVTT接栓への接続は、第2層のVDDプレーン121、GNDプレーン122及びVTTプレーン123を介して行われている。また、ネットワーク抵抗の使用が困難なため、単体の抵抗素子(チップ抵抗)を用いている。第1層の配線と第2層のプレートの間の電気的接続はスルーホールを介して行われる。スルーホールは表面側(第1層及び第2層)と裏面側(第3層及び第4層)とで共用可能である。
図13(a)に、図11の第1層におけるIO信号接栓に関係する配線(周辺回路)の概略図を示す。
IO信号接栓IO1には、それぞれダミー配線113を介して、2つの抵抗素子(チップ抵抗)R11及びR12一端がともに接続されている。2つの抵抗素子R11及びR12のうち一方(R11)は、GNDプレーン接続スルーホール125に接続されている。また、2つの抵抗素子R11及びR12のうちの他方(R12は、VDDプレーン接続スルーホール124に接続されている。
IO信号接栓IO2もまた同様に、2つの抵抗R21及びR22をそれぞれ介して、GNDプレーン接続スルーホール125及びVDDプレーン接続スルーホール124に接続されている。
GND接栓GND1及びGND2は、GNDプレーン接続スルーホール125を介してGNDプレーン122に接続されている。
図13(b)は、図13(a)の周辺回路の等価回路を示している。図13(b)に示すように、IO信号接栓IO1及びIO2の各々に接続されたダミー配線113は、特性インピーダンスZoを有している。抵抗素子R11及びR12又はR21及びR22は、接続されるダミー配線113の特性インピーダンスZoに等しい抵抗値を持つよう選択される。
図14(a)に、図11の第1層におけるアドレス信号接栓に関係する配線(周辺回路)の概略図を示す。
アドレス信号接栓ADR1及びADR2には、それぞれダミー配線114を介して、抵抗素子(チップ抵抗)R1及びR2の一端が接続されている。抵抗素子R1及びR2の他端には、コンデンサ(チップコンデンサ)C1及びC2の一端がそれぞれ接続されている。キャパシタ素子C1及びC2の一端は、また、VTTプレーン接続スルーホール126を介してVTTプレーン123に接続されている。コンデンサC1及びC2の他端は、VDDプレーン接続スルーホール124に接続されている。
VDD接栓VDD1及びVDD2は、VDDプレーン接続スルーホール124を介してVDDプレーン121に接続されている。
図14(b)は、図14(a)の周辺回路の等価回路を示している。アドレス信号接栓ADR1及びADR2の各々に接続されたダミー配線114は、特性インピーダンスZoを有している。抵抗素子R1及びR2は、接続されるダミー配線114の特性インピーダンスZoに等しい抵抗値を持つよう選択される。
本実施の形態に係る終端基板は、メモリモジュールの信号配線に基づくダミー配線を有しているので、よりメモリモジュールに近い電気的特性を示す。
次に、図15乃至図17を参照して本発明の第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る終端基板150は、図15に示すように、メモリーモジュールにおいてメモリデバイスを接続するために形成される接続パッドを模擬したダミーパッド151をさらに備えている。また、終端電位をVTTからVDDに変更している。このため、IO信号接栓は、VDD接栓と共に、IO−VDD接栓グループ62−11及び62−12を形成している。また、第2層には、図16に示すように、VDDプレーン161とVTTプレーン123が形成され、GNDプレーンは形成されていない。GNDプレーンは、他の層、例えば第3層に形成される。さらに、第3の実施の形態に係る終端基板が備えるコンデンサは設けられていない。上記以外の点は、第3の実施の形態に係る終端基板と同様である。
図17(a)に、図15の第1層におけるIO信号接栓に関係する配線(周辺回路)の概略図を示す。
IO信号接栓IO1及びIO2には、それぞれダミー配線113が接続されており、その端部には、ダミーパッド151の一端が接続されている。このダミーパッド151の他方の端部には、抵抗素子R1及びR2の一端がそれぞれ接続されている。ダミーパッドの大きさは、例えば、1mm×5mmである。これにより約2pFの負荷容量を実現することができる。
図17(b)は、図17(a)の周辺回路の等価回路を示している。図17(b)に示すように、ダミーパッド151は、抵抗素子R1,R2に並列接続された(ダミー)容量として作用する。
以上により、本実施の形態に係る終端基板は、第3の実施の形態に係る終端基板よりもさらに実際のメモリモジュールに近い電気的特性を実現する。
図18に示すメモリシステムを構成し、本発明の効果を確認した。2つのメモリスロットのうち、一方(スロット1)にメモリモジュールを挿入し、他方を空きスロットとした場合と本発明の第1の実施の形態に係る終端基板を挿入接続した場合についてそれぞれアイパターンを観測した。ここでは、2.7Gbps(1.33GHz)でのライト動作を想定し、メモリモジュールのIO端子を波形観測点とした。観測結果を図19(a)及び(b)に示す。図19(a)が空きスロットの場合、図19(b)が終端基板を挿入した場合である。
図19(a)及び(b)の比較から理解できるように、終端基板を使用することで、アイパターンが、時間軸で19%(235ps→280ps)、電圧振幅で20%(210mV→252mV)改善されている。このことから、メモリモジュールが挿入されていないメモリスロットに本願発明の終端基板を挿入することで、空きスロットからの信号反射波を抑制し、バス上の信号品質の向上を実現することができることが理解できる。しかも、本願発明の終端基板は、抵抗素子を含む簡単な回路で実現できるため安価である。
以上、本発明についていくつかの実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形、変更が可能である。例えば、終端方法は、各種終端方法を組み合わせることが可能である。
11 メモリコントローラ
12 メモリスロット
13 マザーボード配線
14 メモリモジュール
15 メモリデバイス
16 モジュール配線
17 インピーダンス
60 終端基板
61 挿入部
62−1,62−2 IO−GND接栓グループ
62−3 クロック−VDD接栓グループ
62−4,62−5 アドレス信号接栓グループ
62−6 VTT接栓
63−1,63−2 GND配線
63−3 VDD配線
63−4 VTT配線
64 抵抗素子
80 終端基板
81,82 抵抗素子
83 コンデンサ
110 終端基板
111,112 抵抗素子
113,114 配線
121 VDDプレーン
122 GNDプレーン
123 VTTプレーン
124 VDDプレーン接続スルーホール
125 GNDプレーン接続スルーホール
126 VTTプレーン接続スルーホール

Claims (12)

  1. 信号系接栓及び電源系接栓を含む複数の接栓群が配置された挿入部と、
    前記複数の信号系接栓の各々に一端が接続され、かつ他端が前記複数の電源系接栓のいずれかに接続されている複数の抵抗素子と、
    を備えることを特徴とする終端基板。
  2. 前記複数の信号系接栓の一つは、前記複数の抵抗素子のうちの一つの抵抗素子の一端に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の終端基板。
  3. 前記複数の信号系接栓の一つは、前記複数の抵抗素子のうちの二つの抵抗素子の一端に接続され、これら二つの抵抗素子の他端は、前記複数の電源系接栓に含まれる電源接栓とグランド接栓とにそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1に記載の終端基板。
  4. 前記複数の信号系接栓の一つは、前記複数の抵抗素子のうちの一つの抵抗素子の一端に接続され、該抵抗素子の他端は、コンデンサを介して前記複数の電源系接栓に含まれる電源接栓に接続されるとともに、前記複数の電源系接栓に含まれる特定電位接栓に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の終端基板。
  5. 前記複数の信号系接栓と、これら信号系接栓に接続される前記複数の抵抗素子との間に、前記メモリモジュールの信号配線に基づくダミー配線が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の終端基板。
  6. 前記ダミー配線の端部に、前記メモリモジュールの接続パッドに基づくダミーパッドが設けられていることを特徴とする請求項5に記載の終端基板。
  7. メモリコントローラと、
    前記メモリコントローラに対して並列に接続される複数のメモリスロットと、
    前記複数のメモリスロットのうち一部のメモリスロットに挿入される一つ以上のメモリモジュールと、
    信号系接栓及び電源系接栓を含む複数の接栓群が配置された挿入部と、前記複数の信号系接栓の各々に一端が接続され、かつ他端が前記複数の電源系接栓のいずれかに接続されている複数の抵抗素子とから構成され、前記複数のメモリスロットのうち残りのメモリスロットに挿入される一つ以上の終端基板と、
    を備えることを特徴とするメモリシステム。
  8. 前記終端基板の複数の信号系接栓の一つは、前記複数の抵抗素子のうちの一つの抵抗素子の一端に接続されていることを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
  9. 前記終端基板の複数の信号系接栓の一つは、前記複数の抵抗素子のうちの二つの抵抗素子の一端に接続され、これら二つの抵抗素子の他端は、前記複数の電源系接栓に含まれる電源接栓とグランド接栓とにそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
  10. 前記終端基板の複数の信号系接栓の一つは、前記複数の抵抗素子のうちの一つの抵抗素子の一端に接続され、該抵抗素子の他端は、コンデンサを介して前記複数の電源系接栓に含まれる電源接栓に接続されるとともに、前記複数の電源系接栓に含まれる特定電位接栓に接続されていることを特徴とする請求項7に記載のメモリシステム。
  11. 前記複数の信号系接栓と、これら信号系接栓に接続される前記複数の抵抗素子との間に、前記メモリモジュールの信号配線に基づくダミー配線が設けられていることを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載のメモリシステム。
  12. 前記ダミー配線の端部に、前記メモリモジュールの接続パッドに基づくダミーパッドが設けられていることを特徴とする請求項11に記載のメモリシステム。
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