JP2011107917A - メーリングリストシステム、サーバ、端末、管理方法および管理プログラム - Google Patents

メーリングリストシステム、サーバ、端末、管理方法および管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが煩雑な操作をすることなく、意図しないメンバに電子メールを送信してしまうことを防止できるメーリングリストシステム等を提供する。
【解決手段】本発明に係るメーリングリストシステム1は、メーリングリスト端末10が、第1のバージョン番号を含むメンバリストを保存する第1のメンバリスト管理手段104と、第1のバージョン番号を含めてメーリングリスト宛に新規メールを送信する第1のメール送受信手段101とを有する。またメーリングリストサーバ20が、第2のバージョン番号を含む第2のメンバリスト161と、電子メールの送受信を行う第2のメール送受信手段151と、第1および第2のバージョン番号を比較するバージョン判断手段155と、異なっていれば不達メッセージを送信する不達メッセージ返信手段156と、等しければ新規メールを全てのメールアドレス宛に複製して配送するメール配送手段152とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明はメーリングリストに関し、特に該メーリングリストで意図しないメンバに電子メールが送信されることの防止に関する。
図14は、インターネット上で一般的なコミュニケーション手段の一つとして利用されているメーリングリスト(Mailing List、以後MLという)システム701の一般的な構成を示す説明図である。MLシステム701は、各メンバが操作するメンバ端末710と、MLサーバ720とがインターネット730で相互に接続されて構成される。
各ユーザがメンバ端末710上でメールクライアントソフト711を操作して、MLごとに指定された特定のメールアドレス(以後、単にアドレスという)宛に電子メール(以後、単にメールという)を送信する。MLサーバ720では、ML管理ソフト721がメンバリスト722を保持しつつ動作している。ML管理ソフト721は、ユーザからメールを受信すると、メンバリスト722を参照してそのメールをメンバリスト722に登録された全てのアドレス宛に複製して配送する。
また、このMLに参加していない(アドレスがメンバリスト722に登録されていない)ユーザは、該MLの特定のアドレス宛に、本文に入会コマンドを記載したメールを送信すると、この入会コマンドを認識したML管理ソフト721がメンバリスト722に該ユーザのアドレスを追加し、これによって該MLに参加することができる。該MLに参加しているユーザが該MLから抜けたい場合も、該MLの特定のアドレス宛に、本文に退会コマンドを記載したメールを送信することによって、同じように退会することが可能である。
これに関連して、次のような特許文献がある。特許文献1には、ML全体の宛先を入力すると、該MLに参加する各メンバのアドレスがサーバから返送されるので、その中から宛先を指定することによって意図するメンバに対してのみメールを送信可能にするというMLの宛先制御システムが記載されている。
特許文献2には、移動体端末宛に届いたメールのリストをこの移動体端末に対して送信し、移動体端末側でその中から処理内容(表示、削除、受信拒否など)を指定してその通りに処理できるというメール管理方法が記載されている。特許文献3には、ポップアップ画面から複数の機能を実行可能であるというネットワーク複合機が記載されている。特許文献4には、グループ署名データに対して、そのグループ署名データを生成したユーザが該グループのメンバであるか否かを判定できるというグループ署名が記載されている。
特開2001−156829号公報 特開2003−143232号公報 特開2006−135656号公報 再特WO2006/027933号公報
MLは、メールの送受信ができる環境さえあれば誰でも参加でき、特定のアドレス1個にメールを送信するだけで登録メンバ全員に対してメールを届けることができるので、インターネット上の便利なコミュニケーション手段として定着している。しかしながらこれと同時に、各ユーザにとっては誰が現在このMLに参加しているのかがわからないので、意図しないメンバにメールを送信してしまう可能性があるという問題がある。
特に、前述したようにコマンドを記載したメールによって誰もがいつでも入会および退会が可能であるMLだと、メンバリスト722に登録された各メンバがメンバリスト722を取得可能であっても、取得した時点のメンバリスト722と現在のメンバリスト722の内容が食い違っている場合がある。
特許文献1に記載の技術は、上記の問題点を解決するため、MLに対してメールを送信する時点で該MLの参加メンバのアドレス一覧をユーザ宛に転送しているが、サーバから返送される各メンバのアドレスの中からユーザが改めて宛先アドレスを一々指定する手間が新たに生じる。これはユーザにとって煩雑な操作である。
特許文献2〜4記載の発明は、そもそも解決しようとする問題点が本発明とも特許文献1とも異なる。また、特許文献2〜4のいずれにも、特許文献1に記載の発明の「各メンバのアドレスの中から宛先アドレスを指定する手間が生じる」問題を解決しうる技術は記載されていない。
本発明の目的は、ユーザが宛先アドレスを一々指定するという煩雑な操作をすることなく、意図しないメンバにメールを送信してしまうという不都合を防止することを可能とするメーリングリストシステム、サーバ、端末、管理方法および管理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るメーリングリストシステムは、各メンバが操作するメーリングリスト端末と、メーリングリストを管理するメーリングリストサーバとがインターネットを介して電子メールを交換可能に接続されて構成されるメーリングリストシステムであって、メーリングリスト端末が、メーリングリストサーバから返送された第1のバージョン番号を含むメンバリストを第1のメンバリストとして保存する第1のメンバリスト管理手段と、メーリングリストに対して指定されたアドレス宛に第1のバージョン番号を含む新規メールを送信する第1のメール送受信手段とを有し、メーリングリストサーバが、メーリングリストの参加者全員のメールアドレスを記録しかつ該メーリングリストの更新状況について示す第2のバージョン番号を含む第2のメンバリストを記憶する記憶手段と、メーリングリスト端末との電子メールの送受信を行う第2のメール送受信手段と、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とを相互に比較してこの両者が等しいか否かを判断するバージョン判断手段と、バージョン判断手段で等しいと判断されなかった場合にメーリングリスト端末に対して新規メールを配送しない旨の不達メッセージを返信する不達メッセージ返信手段と、バージョン判断手段で等しいと判断された場合に新規メールを第2のメンバリストに記録された全てのメールアドレス宛に複製して配送するメール配送手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るメーリングリストサーバは、メーリングリストを管理し、各メンバが操作するメーリングリスト端末とインターネットを介して電子メールの交換が可能であるメーリングリストサーバであって、メーリングリストの参加者全員のメールアドレスを記録しかつ該メーリングリストの更新状況について示すバージョン番号を含むメンバリストを記憶する記憶手段と、メーリングリスト端末との電子メールの送受信を行うメール送受信手段と、メーリングリスト端末から受信した新規メールに含まれるバージョン番号とメンバリストに含まれるバージョン番号とを相互に比較してこの両者が等しいか否かを判断するバージョン判断手段と、バージョン判断手段で等しいと判断されなかった場合にメーリングリスト端末に対して新規メールを配送しない旨の不達メッセージを送信する不達メッセージ返信手段と、バージョン判断手段で等しいと判断された場合に新規メールを第2のメンバリストに記録された全てのメールアドレス宛に複製して配送するメール配送手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るメーリングリスト端末は、メーリングリストを管理するメーリングリストサーバとインターネットを介して電子メールの交換が可能であるメーリングリスト端末であって、メーリングリストサーバから返送されたバージョン番号を含むメンバリストを保存するメンバリスト管理手段と、メーリングリストに対して指定されたアドレス宛にバージョン番号を含む新規メールを送信するメール送受信手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るメーリングリスト管理方法は、各メンバが操作するメーリングリスト端末と、メーリングリストを管理するメーリングリストサーバとがインターネットを介して電子メールを交換可能に接続されて構成されるメーリングリストシステムにあって、メーリングリストサーバから予め返送された第1のバージョン番号を含むメンバリストをメーリングリスト端末が第1のメンバリストとして予め保存し、メーリングリストの参加者全員のメールアドレスを記録しかつ該メーリングリストの更新状況について示す第2のバージョン番号を含む第2のメンバリストをメーリングリストサーバが予め保存し、メーリングリストに対して指定されたアドレス宛に第1のバージョン番号を含む新規メールをメーリングリスト端末が送信し、メーリングリストサーバが新規メールを受信すると共に第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とを相互に比較してこの両者が等しいか否かを判断し、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが等しいと判断されなかった場合に、メーリングリストサーバがメーリングリスト端末に対して新規メールを配送しない旨の不達メッセージを送信し、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが等しいと判断された場合に、メーリングリストサーバが、新規メールを第2のメンバリストに記録された全てのメールアドレス宛に複製して配送することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るメーリングリスト管理プログラムは、各メンバが操作するメーリングリスト端末と、メーリングリストを管理するメーリングリストサーバとがインターネットを介して電子メールを交換可能に接続されて構成されるメーリングリストシステムにあって、メーリングリストサーバに、メーリングリストの参加者全員のメールアドレスを記録しかつ該メーリングリストの更新状況について示すバージョン番号を含むメンバリストを予め保存する手順と、メーリングリスト端末からメーリングリスト宛の新規メールを受信する手順と、新規メールに含まれるバージョン番号と、メンバリストに含まれるバージョン番号とを相互に比較してこの両者が等しいか否かを判断する手順と、この両者が等しいと判断されなかった場合に、メーリングリスト端末に対して不達メッセージを送信する手順と、この両者が等しいと判断された場合に、新規メールをメンバリストに記録された全てのメールアドレス宛に複製して配送する手順とを実行させることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る他のメーリングリスト管理プログラムは、各メンバが操作するメーリングリスト端末と、メーリングリストを管理するメーリングリストサーバとがインターネットを介して電子メールを交換可能に接続されて構成されるメーリングリストシステムにあって、メーリングリスト端末に、メーリングリストサーバから予め返送されたバージョン番号を含むメンバリストを保存する手順と、メーリングリストに対して指定されたアドレス宛にバージョン番号を含む新規メールを送信する手順とを実行させることを特徴とする。
上述したように本発明は、メーリングリスト端末が保存しているバージョン番号を新規メールに含めて送信し、メーリングリストサーバはこのバージョン番号を自らの中で保存しているそれと比較するように構成したので、この両者が異なっていればメールの配送をしないようにすれば、ユーザが意図しないメンバにこのメールが送信されることはない。これによって、ユーザが宛先アドレスを一々指定するという煩雑な操作をすることなく、意図しないメンバにメールを送信してしまうことを防止できるという、優れた特徴を持つメーリングリストシステム、サーバ、端末、管理方法および管理プログラムを提供することができる。
図2で示したメンバ端末およびMLサーバのハードウェアとしての構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るMLシステムについて示す説明図である。 図1に示したメールクライアントソフトの構成を示す説明図である。 図1に示したML管理ソフトの構成を示す説明図である。 図2および図4に示したメンバリストの記憶内容について示す説明図である。 図1〜2に示したメンバ端末がMLサーバに対してメンバリストの照会を行う際の、メールクライアントソフトおよびML管理ソフトの動作を示すフローチャートである。 図1〜2に示したメンバ端末がMLサーバに対して通常のメールを送信する際の、メールクライアントソフトおよびML管理ソフトの動作を示すフローチャートである。 図7のステップS302でメール送受信手段が表示するメンバ表示画面の例を示す説明図である。 図7のステップS309で不達メッセージ返信手段が送信元のユーザに対して返信する不達メッセージの例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るMLシステムについて示す説明図である。 図10に示したMLサーバで動作するML管理ソフトの構成を示す説明図である。 図10で示したメンバ端末がMLサーバに対して通常のメールを送信する際の、メールクライアントソフトおよびML管理ソフトの動作を示すフローチャートである。 図12のステップS502で不達メッセージ返信手段が送信元のユーザに対して返信する不達メッセージの例を示す説明図である。 インターネット上で一般的なコミュニケーション手段の一つとして利用されているMLシステムの一般的な構成を示す説明図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の構成について添付図1〜4に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係るメーリングリストシステム(MLシステム1)は、各メンバが操作するメーリングリスト端末(メンバ端末10)と、メーリングリストを管理するメーリングリストサーバ(MLサーバ20)とがインターネット30を介してメールを交換可能に接続されて構成されるメーリングリストシステムである。メーリングリスト端末(メンバ端末10)は、メーリングリストサーバから返送された第1のバージョン番号を含むメンバリストを第1のメンバリスト111として保存する第1のメンバリスト管理手段104と、第1のバージョン番号を含めてメーリングリスト宛に新規メールを送信する第1のメール送受信手段101とを有する。一方のメーリングリストサーバ(MLサーバ20)は、メーリングリストの参加者全員のメールアドレスを記録しかつ該メーリングリストの更新状況について示す第2のバージョン番号を含む第2のメンバリスト161を記憶する記憶手段62と、メーリングリスト端末とのメールの送受信を行う第2のメール送受信手段151と、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とを相互に比較してこの両者が等しいか否かを判断するバージョン判断手段155と、バージョン判断手段で等しいと判断されなかった場合にメーリングリスト端末に対して新規メールを配送しない旨の不達メッセージを送信する不達メッセージ返信手段156と、バージョン判断手段で等しいと判断された場合に新規メールを第2のメンバリストに記録された全てのメールアドレス宛に複製して配送するメール配送手段152とを有する。
メーリングリストサーバ(MLサーバ20)はまた、不達メッセージの送信と同時に第2のメンバリストを第2のバージョン番号を含めてメーリングリスト端末に返信する第2のメンバリスト管理手段153を有する。そしてメーリングリストサーバ(MLサーバ20)は、秘密鍵によって第2のメンバリストを暗号化するメンバリスト暗号化手段154を備え、第2のメンバリスト管理手段153がメンバリスト暗号化手段に第2のメンバリストを暗号化させてからメーリングリスト端末に返信する機能を備え、メーリングリスト端末(メンバ端末10)は、秘密鍵に対応する公開鍵によって第2のメンバリストを復号化する署名検証手段103を備える。
メーリングリスト端末(メンバ端末10)は、予め決められた周期でメーリングリストサーバ(MLサーバ20)に対してメンバリストを照会するコマンドメールを作成して第1のメール送受信手段に送信させるメンバリスト問合せ手段102を備える。メーリングリストサーバ(MLサーバ20)の第2のメンバリスト管理手段153は、このコマンドメールに反応して第2のメンバリストをメーリングリスト端末に返信する機能を備える。
以上の構成を備えることにより、このMLシステム1は、ユーザが宛先アドレスを一々指定するという煩雑な操作をすることなく、意図しないメンバにメールを送信してしまうことを防止できる。
以下、これをより詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るMLシステム1について示す説明図である。MLシステム1は、各メンバが操作する複数台のメンバ端末10と、1つのMLについて原則的に1台のMLサーバ20とがインターネット30で相互に接続されて構成される。
図1は、図2で示したメンバ端末10およびMLサーバ20のハードウェアとしての構成を示す説明図である。メンバ端末10は一般的なコンピュータ装置であり、コンピュータプログラムを実行するプロセッサ51と、プログラムおよびデータを記憶する記憶手段52と、インターネット30を介して他のコンピュータとのデータ通信を行う通信手段53と、ユーザに対して情報を提示し、同時にユーザからの操作を受け付ける入出力手段54とを備える。メンバ端末10は、複数台あるうちの代表的な1台についてのみ示す。
また、MLサーバ20も一般的なコンピュータ装置であり、コンピュータプログラムを実行するプロセッサ61と、プログラムおよびデータを記憶する記憶手段62と、インターネット30を介して他のコンピュータとのデータ通信を行う通信手段63とを備える。
メンバ端末10のプロセッサ51では、メールクライアントソフト11が動作する。MLサーバ20のプロセッサ61では、ML管理ソフト21が動作し、MLサーバ20の記憶手段62には、メンバリスト161が記憶される。メンバ端末10の記憶手段52およびMLサーバ20の記憶手段62には、これらに付随する各データ(以下に説明する)も記憶されている。
各ユーザがメンバ端末10上で入出力手段54を介してメールクライアントソフト11を操作して、MLごとに指定された特定のアドレス宛(以後これを単にML宛という)にメールを送信する。MLサーバ20では、ML管理ソフト21がメンバリスト161を保持しつつ動作している。ML管理ソフト21は、ユーザからメールを受信すると、メンバリスト161を参照してそのメールをメンバリスト161に登録された全てのアドレス宛に複製して配送する。
また、このMLに参加していない(アドレスがメンバリスト161に登録されていない)ユーザは、該MLの特定のアドレス宛に、本文に入会コマンドを記載したメールを送信すると、この入会コマンドを認識したML管理ソフト21がメンバリスト161に該ユーザのアドレスを追加し、該MLに参加することができる。該MLに参加しているユーザが該MLから抜けたい場合も、該MLの特定のアドレス宛に、本文に退会コマンドを記載したメールを送信することによって、同じように退会することが可能である。ここまでは図14で説明した、一般的なMLシステム701と同一の動作である。
図3は、図1に示したメールクライアントソフト11の構成を示す説明図である。メールクライアントソフト11は、通常のメールの送受信を行うメール送受信手段101と、MLサーバ20に対してメンバリストの照会を行うメンバリスト問合せ手段102と、MLサーバ20から暗号化されて返送されるメンバリストを復号化する署名検証手段103と、復号化されたメンバリストをメンバリスト111としてメンバ端末10内に保存して管理するメンバリスト管理手段104とを有する。
また、メンバリスト管理手段104は記憶手段52に、メンバリスト111を保存する。記憶手段52には同時に、MLサーバ20の公開鍵112が予め保存されている。署名検証手段103は、この公開鍵112を利用して、MLサーバ20から暗号化されて返送されるメンバリストを復号化する。
図4は、図1に示したML管理ソフト21の構成を示す説明図である。ML管理ソフト21は、メンバ端末10とのメールの送受信を行うメール送受信手段151と、メンバ端末10から受信した通常のML宛メールをメンバリスト161に登録された全てのアドレス宛に複製して配送するメール配送手段152と、メンバ端末10から受信したコマンドメールに反応してメンバリスト161の編集および配送を行うメンバリスト管理手段153と、メンバ端末10にメンバリスト161を配送する際にそのメンバリスト161に対して秘密鍵162によって暗号化を行うメンバリスト暗号化手段154と、メンバ端末10から受信したバージョン番号とメンバリスト161に含まれるバージョン番号とを比較してこの両者が等しいか否かを判断するバージョン判断手段155と、この両者が異なっている場合にメンバ端末10に対して不達メッセージを送信する不達メッセージ返信手段156とを有する。
メンバリスト管理手段153は、前述したようなコマンドメールによるメンバの入会および退会と、それに伴うメンバリスト161の編集を行う。それと共に、後述するようにメンバリスト161をメンバ端末10に送信する機能も有している。
記憶手段62には、メンバリスト161の他に、MLサーバ20の秘密鍵162が保存されている。秘密鍵162と公開鍵112は、公知の公開鍵暗号方式に基づいて一対で作成され、公開鍵112のみが予めメンバ端末10に送信されている。秘密鍵162はMLサーバ20内部にのみ保存される。
図5は、図2および図4に示したメンバリスト161の記憶内容について示す説明図である。MLサーバ20に保存されるメンバリスト161は、該MLに参加する各メンバのメールアドレス161aが記録されていれば、以後に説明する動作が可能である。必要に応じて、これ以外のデータ、たとえば各メンバの氏名161b、所属名161cなどの付加的情報をメンバリスト161に含んでいてもよい。
メンバリストの照会を受けたメンバリスト管理手段153は、このメンバリスト161にバージョン番号161dを付加して、メンバリスト暗号化手段154に渡して秘密鍵162による暗号化処理をさせてから、メール送受信手段151を介してメンバ端末10に返送する。
このバージョン番号161dは、たとえば新規メンバの入会、現メンバの退会やアドレス変更など、メンバリスト161の内容、特にメールアドレス161aの変更があるたびに、メンバリスト管理手段153が更新する。
メンバリスト161の内容は、後述するようにメンバ端末10側にもメンバリスト111として保存されるが、メンバ端末10側に保存された内容を示す場合にはメールアドレス111a、氏名111b、所属名111c、バージョン番号111dなどのようにいう。これらの各項目が示す内容は、MLサーバ20側のメンバリスト161の同名の各項目と同一である。
(メンバリストの照会と取得)
図6は、図1〜2に示したメンバ端末10がMLサーバ20に対してメンバリストの照会を行う際の、メールクライアントソフト11およびML管理ソフト21の動作を示すフローチャートである。まずメンバ端末10(メールクライアントソフト11)の側で、メンバリスト問合せ手段102が問い合わせメールを作成し、メール送受信手段101を介してMLサーバ20にこの問い合わせメールを送信する(ステップS201〜202)。
MLサーバ20(ML管理ソフト21)側では、メール送受信手段151がメンバ端末10からメールを受信すると(ステップS203)、メール配送手段152がこのメールがコマンドを含んでいるか否かを判断する(ステップS204)。含んでいなければ、メール配送手段152が各メンバへの該メールの複製および配送の処理を行って(ステップS205、詳細は後述)処理を終了する。
ステップS203で該メールがコマンドを含んでいれば、メール配送手段152はこのコマンドがメンバリストの照会であるか否かを判断する(ステップS206)。メンバリストの照会のコマンドでなければ、メール配送手段152およびML管理ソフト21のその他の機能部がそのコマンドに対応する処理を行って(ステップS207)処理を終了する。メンバの該MLへの入会、退会などの処理が、このステップS207に該当する。
ステップS205で、メンバリストの照会のコマンドであると認識された場合、メンバリスト管理手段153がメンバリスト161を記憶手段62から読み出してバージョン番号161dを付加し(ステップS208)、読み出されたメンバリストをメンバリスト暗号化手段154に渡して秘密鍵162によって暗号化させ(ステップS209)、メール送受信手段151を介してメンバ端末10に返送する(ステップS210)。
暗号化されたメンバリストを受信した(ステップS211)メンバ端末10(メールクライアントソフト11)側では、署名検証手段103がMLサーバ20の公開鍵112によって、このメンバリストの復号化を試みる(ステップS212)。復号化に失敗したら、このメンバリストを破棄して処理を終了する。正常に復号化できたら、復号化したデータをメンバリスト111として保存もしくは更新し(ステップS213)、処理を終了する。その際、復号化したデータに含まれるバージョン番号161dも、メンバリスト111内にバージョン番号111dとして同時に保存される。
前述のように、秘密鍵162と公開鍵112とは一対で作成されたものであるので、秘密鍵162によって暗号化された情報は公開鍵112を利用しないと復号化できない。従って、暗号化されたメンバリスト161がインターネット30を介して伝送されていく過程で、公開鍵112を持たない第三者がこの情報を不正に取得することはできない。また、この図6で説明した処理は、特定の周期を決めて定期的に行ってもよいし、後述の図7に示す通常のメールの送信の際に同時に行うようにしてもよい。
(通常のメールの送信と配送)
図7は、図1〜2に示したメンバ端末10がMLサーバ20に対して通常のメールを送信する際の、メールクライアントソフト11およびML管理ソフト21の動作を示すフローチャートである。まずメンバ端末10(メールクライアントソフト11)の側で、メール送受信手段101がML宛の通常のメールを作成する(ステップS301)。その際にメール送受信手段101は、後述のメンバ表示画面401を表示して「このメンバにメールを送信します。よろしいですか?」というようにユーザの承諾を求める(ステップS302)。承諾がなければ、そこで処理を終了する。
図8は、図7のステップS302でメール送受信手段101が表示するメンバ表示画面401の例を示す説明図である。メール送受信手段101は、メンバリスト管理手段104を介してメンバリスト111を読み込み、このメンバ表示画面401を表示する。メンバ表示画面401の内容は、図5に示したメンバリスト111のバージョン番号111d以外の内容をそのまま表示してもよいし、もしくはメールアドレス111a以外の付加的情報(各メンバの氏名111b、所属名111cなど)を必要に応じて表示してもよい。メールアドレス111aの表示は必須である。
メンバ表示画面401には、OKボタン401bとキャンセルボタン401cがある。ユーザがこの送信を承諾する場合はOKボタン401bを押す。承諾しない場合はキャンセルボタン401cを押す。
図7に戻って、ユーザの承諾を得た(ステップS302:YES)メール送受信手段101は、メンバリスト管理手段104を介してメンバリスト111内のバージョン番号111dを読み込み、これを付加してMLサーバ20側の特定のアドレス宛(ML宛)にメールを送信する(ステップS303)。
MLサーバ20(ML管理ソフト21)側では、メール送受信手段151がメンバ端末10からメールを受信すると(ステップS304)、メール配送手段152がこのメールがコマンドを含んでいるか否かを判断する(ステップS305)。含んでいれば、メール配送手段152およびML管理ソフト21のその他の機能部がそのコマンドに対応する処理を行って(ステップS306)処理を終了する。
ステップS304で該メールがコマンドを含んでいなければ、バージョン判断手段155はこのメールに含まれるバージョン番号111dと、メンバリスト161内に保存されているバージョン番号161dとが等しいか否かを判断する(ステップS307)。メンバ端末10側で保存されているバージョン番号111dとMLサーバ20側のバージョン番号161dとが等しければ、メンバ端末10側で保存されているメンバリスト111は、MLサーバ20側の最新版のメンバリスト161と等しい内容であるということを意味する。
そこで、バージョン番号111dとバージョン番号161dとが等しければ(ステップS307:YES)、ステップS302で表示されたメンバ表示画面401に表示されたメールアドレス111aに対してメールを送信することについて、既にユーザの承諾を得ているので、メール配送手段152が該メールを各メンバに対して複製して配送する処理を行って(ステップS308)処理を終了する。
バージョン番号111dとバージョン番号161dとが異なっていると(ステップS307:NO)、ステップS302で表示されたメンバ表示画面401に表示されてユーザの承諾を得たメールアドレス111aに対してメールを送信することにはならないので、メール配送手段152は該メールを複製して配送する処理を行わず、不達メッセージ返信手段156が該メールの送信元のユーザに対して「該メールの配送を行わない」旨を通知するメールを作成して返信する(ステップS309)。このメールを、不達メッセージ402という。
図9は、図7のステップS309で不達メッセージ返信手段156が送信元のユーザに対して返信する不達メッセージ402の例を示す説明図である。不達メッセージ402は、該MLに登録されているメンバリスト161が変更されているという旨と、そのメンバリストを再送するので、該メールを再送するよう送信元のユーザに求めるという旨とが記載されている。
再び図7に戻って、メンバリスト管理手段153は、この不達メッセージ402に続けて、図6のステップ208〜210と同一の処理によって、最新のメンバリスト161をメンバ端末10宛に送信する(ステップS310)。なお、ステップS309および310は、同時に行ってもよい。
メンバ端末10(メールクライアントソフト11)側では、不達メッセージ402を受信して表示し(ステップS311)、図6のステップ212〜213と同一の処理によって、最新のメンバリスト161を受信してメンバリスト111として保存する(ステップS312)。なお、ステップS311および312は、同時に行ってもよい。
(第1の実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。本実施形態に係るメーリングリスト管理方法は、各メンバが操作するメーリングリスト端末(メンバ端末10)と、メーリングリストを管理するメーリングリストサーバ(MLサーバ20)とがインターネットを介してメールを交換可能に接続されて構成されるメーリングリストシステムにあって、メーリングリストを管理する方法である。まずメーリングリストサーバから予め返送された第1のバージョン番号を含むメンバリストをメーリングリスト端末が第1のメンバリストとして予め保存し(図6・ステップS211〜213)、メーリングリストの参加者全員のメールアドレスを記録しかつ該メーリングリストの更新状況について示す第2のバージョン番号を含む第2のメンバリストをメーリングリストサーバが予め保存し、メーリングリストに対して指定されたアドレス宛に第1のバージョン番号を含む新規メールをメーリングリスト端末が送信し(図7・ステップS301〜303)、メーリングリストサーバが新規メールを受信すると共に(図7・ステップS304)第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とを相互に比較してこの両者が等しいか否かを判断し(図7・ステップS305)第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが等しいと判断されなかった場合に、メーリングリストサーバがメーリングリスト端末に対して新規メールを配送しない旨の不達メッセージを送信し(図7・ステップS309)、第1のバージョン番号と第2のバージョン番号とが等しいと判断された場合に、メーリングリストサーバが、新規メールを第2のメンバリストに記録された全てのメールアドレス宛に複製して配送する(図7・ステップS308)。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行するコンピュータであるメンバ端末10およびMLサーバ20に実行させるようにしてもよい。
この構成および動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
ユーザにとっては、図7のステップS302で表示されるメンバ表示画面401を確認しておけば、あとは該MLのメンバに変更がない限りはこの確認をしなくても、該ML宛に送信したメールは意図した通りのメンバに配送される。意図した通りのメンバでない場合に限って、図9に示した不達メッセージ402が返信されて、該ML宛に送信したメールは削除されることになるので、意図しないメンバにメールが配送されることはない。即ち、これによって意図しないメンバにメールが配送されることを有効に防止することができ、かつユーザがそのたびごとに宛先を指定するという煩雑な作業は必要ではない。
さらに、MLサーバ20からメンバ端末10に送信されるメンバリスト161は、MLサーバ20の秘密鍵162によって暗号化されているので、この秘密鍵162に対応する公開鍵112を持つメンバ端末10でないと正常に復号化できない。従って、暗号化されたメンバリスト161がインターネット30を介して伝送されていく過程で、公開鍵112を持たない第三者がこの情報を復号化して不正に取得することはできない。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るMLシステム401は、前述の第1の実施形態の構成に加えて、メーリングリストサーバ(MLサーバ420)が第1および第2のバージョン番号が異なっている場合に新規メールを一時記憶するメール一時記憶域163を記憶手段62上に有し、メーリングリスト端末がメーリングリストサーバに対して不達メッセージを返信した場合、メール配送手段552がメール一時記憶域に記憶されていた新規メールをメーリングリストの参加者全員に配送する機能を備える構成とした。
これによって、意図しないメンバにメールが配送される可能性がある場合に、ユーザがメンバリストを確認し、このメンバへのメールの配送を希望する場合には不達メッセージを返信しさえすれば、該メールを再送しなくてもよいという点で、より利便性を向上することができる。
以下、これをより詳細に説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係るMLシステム401について示す説明図である。MLシステム401は、各メンバが操作するメンバ端末10と、MLサーバ420とがインターネット30で相互に接続されて構成される。メンバ端末10の側は、前述の第1の実施形態と同一である。
図11は、図10に示したMLサーバ420で動作するML管理ソフト421の構成を示す説明図である。MLサーバ420は、そこで動作するML管理ソフトのみが第1の実施形態と異なるので、これをML管理ソフト421という。ML管理ソフト421は、メンバ端末10から受信した通常のML宛メールをメンバリスト161に登録された全てのアドレス宛に複製して配送するメール配送手段552の動作が第1の実施形態と異なり、さらに記憶手段62には受信した通常のML宛メールを一時記憶するメール一時記憶域163がある。
これ以外は、全て第1の実施形態と同一の構成を備えるので、第1の実施形態と同一ものについては全て同一の名称および参照番号を備える。ML管理ソフト421の動作は、メンバ端末10がMLサーバ420に対してメンバリストの照会を行う際については、図6に示した動作と同一である。
図12は、図10で示したメンバ端末10がMLサーバ420に対して通常のメールを送信する際の、メールクライアントソフト11およびML管理ソフト421の動作を示すフローチャートである。この動作は、開始から途中までは図7で説明したステップS301〜312と概ね同一であるので、同一の処理を行う各ステップについては参照番号も同一とする。
まず、メンバ端末10から送信されたメールをステップS304でメール送受信手段151が受信すると、メール配送手段552はこのメールの内容をメール一時記憶域163に記憶して(ステップS501)、その後でステップS305以降の処理を行う。
不達メッセージ返信手段156が不達メッセージを送信する処理は、図7のステップS309で説明したものと同一であるが、その不達メッセージの内容が異なるので、これを不達メッセージ601という。またこの処理をステップS502という。
図13は、図12のステップS502で不達メッセージ返信手段156が送信元のユーザに対して返信する不達メッセージ601の例を示す説明図である。不達メッセージ601は、図9で示した不達メッセージ402の内容に加えて、「この不達メッセージをそのまま返信すれば、(該ユーザがステップS301〜303でML宛に送信した)メールを各メンバ宛に配送できます」という旨を示す内容が含まれている。
図12に戻って、ステップS311で表示された不達メッセージ601の内容と、ステップS312で表示された最新のメンバリスト111とを確認したユーザは、該メールのメンバリスト111に記載の各メンバへの配送を承諾する場合には、不達メッセージ601をそのままMLサーバ420宛に返信する(ステップS503)。
メール送受信手段151がこの返信を受けたら、メール配送手段552はステップS308に進んで、メール一時記憶域163に記憶されていたメールを各メンバ宛に配送する処理を行って(ステップS504)処理を終了する。不達メッセージ601に対して返信がなければ、そのまま処理を終了する。なお、この不達メッセージ601に対する返信を受け付ける処理については、受付締め切り時間を設けて、その締め切り時間以後はメール一時記憶域163に記憶されていた内容は削除するようにしてもよい。
このように構成することによって、メンバリストの内容に変更があった場合も、ユーザは一度作成したメールを再作成する必要はなく、不達メッセージ601をそのまま返信するだけで、ML宛に送信したメールを各メンバ宛に配送できる。その際も、変更されたメンバリスト111の内容を確認してから、該メールを配送させることができるので、前述した「意図しないメンバにメールを送信してしまうことがない」本発明の効果はそのまま得ることができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
本発明は、メーリングリストにおいて利用することができる。
1、401 MLシステム
10 メンバ端末
11 メールクライアントソフト
20、420 MLサーバ
21、421 ML管理ソフト
30 インターネット
51、61 プロセッサ
52、62 記憶手段
53、63 通信手段
54 入出力手段
101 メール送受信手段
102 メンバリスト問合せ手段
103 署名検証手段
104 メンバリスト管理手段
111、161 メンバリスト
111a、161a メールアドレス
111d、161d バージョン番号
112 公開鍵
151 メール送受信手段
152、552 メール配送手段
153 メンバリスト管理手段
154 メンバリスト暗号化手段
155 バージョン判断手段
156 不達メッセージ返信手段
162 秘密鍵
163 メール一時記憶域
401 メンバ表示画面
402、601 不達メッセージ

Claims (10)

  1. 各メンバが操作するメーリングリスト端末と、メーリングリストを管理するメーリングリストサーバとがインターネットを介して電子メールを交換可能に接続されて構成されるメーリングリストシステムであって、
    前記メーリングリスト端末が、
    前記メーリングリストサーバから返送された第1のバージョン番号を含むメンバリストを第1のメンバリストとして保存する第1のメンバリスト管理手段と、前記メーリングリストに対して指定されたアドレス宛に前記第1のバージョン番号を含む新規メールを送信する第1のメール送受信手段とを有し、
    前記メーリングリストサーバが、
    前記メーリングリストの参加者全員のメールアドレスを記録しかつ該メーリングリストの更新状況について示す第2のバージョン番号を含む第2のメンバリストを記憶する記憶手段と、前記メーリングリスト端末との電子メールの送受信を行う第2のメール送受信手段と、前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とを相互に比較してこの両者が等しいか否かを判断するバージョン判断手段と、前記バージョン判断手段で等しいと判断されなかった場合に前記メーリングリスト端末に対して前記新規メールを配送しない旨の不達メッセージを返信する不達メッセージ返信手段と、前記バージョン判断手段で等しいと判断された場合に前記新規メールを前記第2のメンバリストに記録された全てのメールアドレス宛に複製して配送するメール配送手段とを有することを特徴とするメーリングリストシステム。
  2. 前記メーリングリストサーバが、前記不達メッセージの返信と同時に前記第2のメンバリストを前記第2のバージョン番号を含めて前記メーリングリスト端末に返信する第2のメンバリスト管理手段を有することを特徴とする、請求項1に記載のメーリングリストシステム。
  3. 前記メーリングリストサーバが、前記記憶手段に予め記憶された秘密鍵によって前記第2のメンバリストを暗号化するメンバリスト暗号化手段を備えると共に、前記第2のメンバリスト管理手段が前記メンバリスト暗号化手段に前記第2のメンバリストを暗号化させてから前記メーリングリスト端末に返信する機能を備え、
    前記メーリングリスト端末が、前記秘密鍵に対応する公開鍵によって前記第2のメンバリストを復号化する署名検証手段を備えることを特徴とする、請求項2に記載のメーリングリストシステム。
  4. 前記メーリングリスト端末が、予め決められた周期で前記メーリングリストサーバに対してメンバリストを照会するコマンドメールを作成して前記第1のメール送受信手段に送信させる前記メンバリスト問合せ手段を備え、
    前記第2のメンバリスト管理手段が、このコマンドメールに反応して前記第2のメンバリストを前記メーリングリスト端末に返信する機能を備えることを特徴とする、請求項2に記載のメーリングリストシステム。
  5. 前記メーリングリストサーバの前記記憶手段が、前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが異なっている場合に前記新規メールを一時記憶するメール一時記憶域を有し、
    前記メーリングリスト端末が前記メーリングリストサーバに対して前記不達メッセージを返信した場合、前記メール配送手段が、前記メール一時記憶域に記憶されていた前記新規メールを前記メーリングリストの参加者全員に配送する機能を備えることを特徴とする、請求項1に記載のメーリングリストシステム。
  6. メーリングリストを管理し、各メンバが操作するメーリングリスト端末とインターネットを介して電子メールの交換が可能であるメーリングリストサーバであって、
    前記メーリングリストの参加者全員のメールアドレスを記録しかつ該メーリングリストの更新状況について示すバージョン番号を含むメンバリストを記憶する記憶手段と、
    前記メーリングリスト端末との電子メールの送受信を行うメール送受信手段と、
    前記メーリングリスト端末から受信した新規メールに含まれるバージョン番号と前記メンバリストに含まれるバージョン番号とを相互に比較してこの両者が等しいか否かを判断するバージョン判断手段と、
    前記バージョン判断手段で等しいと判断されなかった場合に前記メーリングリスト端末に対して前記新規メールを配送しない旨の不達メッセージを送信する不達メッセージ返信手段と、
    前記バージョン判断手段で等しいと判断された場合に前記新規メールを前記第2のメンバリストに記録された全てのメールアドレス宛に複製して配送するメール配送手段とを有することを特徴とするメーリングリストサーバ。
  7. メーリングリストを管理するメーリングリストサーバとインターネットを介して電子メールの交換が可能であるメーリングリスト端末であって、
    前記メーリングリストサーバから返送されたバージョン番号を含むメンバリストを保存するメンバリスト管理手段と、
    前記メーリングリストに対して指定されたアドレス宛に前記バージョン番号を含む新規メールを送信するメール送受信手段とを有することを特徴とするメーリングリスト端末。
  8. 各メンバが操作するメーリングリスト端末と、メーリングリストを管理するメーリングリストサーバとがインターネットを介して電子メールを交換可能に接続されて構成されるメーリングリストシステムにあって、
    前記メーリングリストサーバから予め返送された第1のバージョン番号を含むメンバリストを前記メーリングリスト端末が第1のメンバリストとして予め保存し、
    前記メーリングリストの参加者全員のメールアドレスを記録しかつ該メーリングリストの更新状況について示す第2のバージョン番号を含む第2のメンバリストを前記メーリングリストサーバが予め保存し、
    前記メーリングリストに対して指定されたアドレス宛に前記第1のバージョン番号を含む新規メールを前記メーリングリスト端末が送信し、
    前記メーリングリストサーバが前記新規メールを受信すると共に前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とを相互に比較してこの両者が等しいか否かを判断し、
    前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが等しいと判断されなかった場合に、前記メーリングリストサーバが前記メーリングリスト端末に対して前記新規メールを配送しない旨の不達メッセージを送信し、
    前記第1のバージョン番号と前記第2のバージョン番号とが等しいと判断された場合に、前記メーリングリストサーバが、前記新規メールを前記第2のメンバリストに記録された全てのメールアドレス宛に複製して配送することを特徴とするメーリングリスト管理方法。
  9. 各メンバが操作するメーリングリスト端末と、メーリングリストを管理するメーリングリストサーバとがインターネットを介して電子メールを交換可能に接続されて構成されるメーリングリストシステムにあって、
    前記メーリングリストサーバに、
    メーリングリストの参加者全員のメールアドレスを記録しかつ該メーリングリストの更新状況について示すバージョン番号を含むメンバリストを予め保存する手順と、
    前記メーリングリスト端末から前記メーリングリスト宛の新規メールを受信する手順と、
    前記新規メールに含まれるバージョン番号と、前記メンバリストに含まれるバージョン番号とを相互に比較してこの両者が等しいか否かを判断する手順と、
    この両者が等しいと判断されなかった場合に、前記メーリングリスト端末に対して不達メッセージを送信する手順と、
    この両者が等しいと判断された場合に、前記新規メールを前記メンバリストに記録された全てのメールアドレス宛に複製して配送する手順と
    を実行させることを特徴とするメーリングリスト管理プログラム。
  10. 各メンバが操作するメーリングリスト端末と、メーリングリストを管理するメーリングリストサーバとがインターネットを介して電子メールを交換可能に接続されて構成されるメーリングリストシステムにあって、
    前記メーリングリスト端末に、
    前記メーリングリストサーバから予め返送されたバージョン番号を含むメンバリストを保存する手順と、
    前記メーリングリストに対して指定されたアドレス宛に前記バージョン番号を含む新規メールを送信する手順と
    を実行させることを特徴とするメーリングリスト管理プログラム。
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