JPH09218832A - 電子メール管理システム - Google Patents

電子メール管理システム

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JPH09218832A
JPH09218832A JP2229496A JP2229496A JPH09218832A JP H09218832 A JPH09218832 A JP H09218832A JP 2229496 A JP2229496 A JP 2229496A JP 2229496 A JP2229496 A JP 2229496A JP H09218832 A JPH09218832 A JP H09218832A
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子メールを用いて登録されたメンバーへの情
報提供を行う電子メール管理システムに関し,複数メン
バーに同一電子メールを配送する場合に用いるメーリン
グリストの管理を容易化する。 【解決手段】メーリングリスト管理部2は,メーリング
リスト間の集合論的関係および各メーリングリストの属
性情報を記憶するメーリングリスト管理情報記憶部4を
持ち,メーリングリスト間の集合論的関係の指定より,
新たに作成するメーリングリストのメンバー集合を,他
のメーリングリストに属するメンバー集合の集合演算に
よって決定する手段と,メーリングリスト間の集合論的
関係によって,あるメーリングリストへのメンバー追加
または削除を,他のメーリングリストのメンバー集合に
自動的に反映させる編集手段を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,電子メールを用い
て登録されたメンバーへの情報提供を行うシステムにお
いて,複数メンバーに同一電子メールを配送する場合に
用いるメーリングリストの管理を容易化した電子メール
管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】組織が大規模になり階層化している場
合,従来,組織内の連絡のために電子メールシステムを
利用するには,送信する階層レベルが複数あることか
ら,各階層ごとに別個のメーリングリストを保持しなけ
ればならず,これらのメーリングリストには同一のメン
バーが重複して登録されていた。
【0003】また,組織が大規模になるにつれて,メー
リングリストは多数になるため,スーパーユーザと称さ
れるシステムの管理権限を持つユーザ(組織全体のメー
ルシステム管理者等)による管理業務は増大することに
なった。
【0004】さらに,組織が大規模になれば組織自体が
分散して存在することもあり,この場合には,メーリン
グリストの管理業務も分散しなければならず,複数のメ
ールシステム管理者が必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8は,従来のメーリ
ングリスト管理の例を説明する図である。図8に示すよ
うに,ある組織において{a1 , a2 ,a3 ,a4
…,ai ,…,a30}のメンバーからなるA部があり,
このA部の下にA1課,A2課,A3課があり,さらに
各課には,ワークグループA11,A12,A21,A
22,A31があるとする。ここで,A1課のワークグ
ループA11のメンバーは{a1 ,a2 ,a3
4 },ワークグループA12のメンバーは{a5 ,a
6 ,a7 ,a8 ,a9 ,a10},A2課のワークグルー
プA21のメンバーは{a11,a12,a13,a14
15},ワークグループA22のメンバーは{a16,a
17,a18,a19,a20},A3課にはワークグループA
31のみで,そのメンバーは{a21,a22,a23
24,a25,a26,a27,a28,a29,a30}であると
する。
【0006】この場合,同一電子メールの配布先を指定
するためのメーリングリストとして,A部に所属する全
員をメンバーとする「A部宛メーリングリスト」,各課
宛の「A1課宛メーリングリスト」,「A2課宛メーリ
ングリスト」,「A3課宛メーリングリスト」を作成し
ておく必要があり,さらに,各ワークグループ宛のメー
リングリストを作成する必要がある。
【0007】また,ワークグループA11とA21とが
共同ワークグループとして作業するとき,新たに「A1
1/A21宛メーリングリスト」を作成しなければなら
ない。
【0008】ここで,例えばA1課のワークグループA
11に所属するメンバーa3 が,A2課のワークグルー
プA21へ移動すると,これに伴い,「A1課宛メーリ
ングリスト」,「A2課宛メーリングリスト」,「A1
1宛メーリングリスト」,「A21宛メーリングリス
ト」,「A11/A21宛メーリングリスト」の5つの
メーリングリストを変更しなければならない。これらの
メーリングリストを変更できるのは,通常,メールシス
テム管理者のみである。
【0009】したがって,組織内で頻繁にメンバーの移
動や組織の変更があるような場合には,その都度,電子
メール管理システムの管理者がシステム全体のメーリン
グリストに関する管理ファイルを更新しなければなら
ず,その結果,必要な時に必要なメーリングリストを作
成または変更するというようなシステムの柔軟性が損な
われるという問題,また,メーリングリストの編集作業
の増加に伴って不必要なミスが増加するというような問
題が生じ,組織の規模が大きくなるにつれてシステム運
営上の負担が増大するという問題があった。
【0010】さらに,組織自体の分散により,上述する
ような電子メール管理システム運営上の負担がさらに増
大するという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,本発明は,メーリングリストの作成を,他のメーリ
ングリストのメンバー集合間の包含関係,論理積,論理
和,論理差というような集合論的関係を指定して指示す
るメーリングリスト作成指示手段と,他のメーリングリ
ストの集合論的関係を指定したメーリングリストの作成
指示に対して,作成する新たなメーリングリストのメン
バー集合を,他のメーリングリストに属するメンバー集
合の集合演算によって決定するメーリングリスト作成処
理手段とを備える。これによって,複数のメーリングリ
ストに所属するメンバーが,例えば階層的な組織構造の
ためにメーリングリスト間で重複するような場合にも,
簡単な指定によってメーリングリストを作成することが
できる。
【0012】特に,前記メーリングリスト作成指示手段
を,特定のアドレスを指定して配送された所定の形式に
よる管理コマンドを内容とする電子メールによって実現
することにより,複数のメーリングリストが分散して存
在する場合にも,ネットワークを介して簡単に作成する
ことが可能になる。
【0013】また,本発明は,複数のメーリングリスト
間の集合論的関係および各メーリングリストの属性情報
を記憶するメーリングリスト管理情報記憶手段と,この
メーリングリスト管理情報記憶手段が記憶するメーリン
グリスト間の集合論的関係によって,あるメーリングリ
ストへのメンバー追加または削除を,他のメーリングリ
ストのメンバー集合に自動的に反映させるメーリングリ
スト編集処理手段とを備える。これによって,複数のメ
ーリングリストを一つの管理システムで管理し,かつ複
数のメーリングリストを管理する手間を軽減することが
できる。メーリングリストの編集指示についても,特定
のアドレスを指定して配送された所定の形式による管理
コマンドを内容とする電子メールによって実現すること
が可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は,本発明のシステム構成例
を示す図である。図1において,1は受信した電子メー
ルを解釈するメール解釈部,2はメーリングリスト作成
処理手段およびメーリングリスト編集処理手段を持つメ
ーリングリスト(ML)管理部,3は各メーリングリス
トに所属するメンバー集合の情報を記憶するメンバーリ
スト記憶部,31は一般メンバーリスト,32は管理者
リスト,4はメーリングリスト(ML)管理情報記憶
部,5は電子メールを配送するメール送信部,6は電子
メールで通知されたコマンドを処理するコマンド処理
部,7は電子メールのログ情報等を保存するメール保存
部,8は電子メールによって検索可能な各種のデータベ
ース(DB),9は電子メールに関するログ情報等を記
憶するメール記録部を表す。
【0015】メール解釈部1は,到着したメールのヘッ
ダ情報とメール内容を読み取って解釈する手段である。
解釈した結果に従って,メーリングリストの指定があれ
ばメーリングリスト管理情報記憶部4から宛先メーリン
グリストを選択し,その属性とメンバーリストを得て送
信に必要な処理を行う。
【0016】メンバーリスト記憶部3は,メーリングリ
ストの内容となるメンバーを記憶する手段である。メン
バーリスト記憶部3中の一般メンバーリスト31は,一
般資格のメンバーを記憶するリスト,管理者リスト32
は,本システムの管理者資格を有するメンバーを記憶す
るリストである。
【0017】メーリングリスト管理情報記憶部4は,各
メーリングリストの属性情報およびメーリングリスト間
の関係に関する定義情報を記憶するML群記述ファイル
であり,ここで,メーリングリスト間の関係は,例えば
メンバー集合の包含関係,論理積,論理和,論理差等の
集合論的関係で表現される。
【0018】メーリングリスト管理部2は,メーリング
リストの作成/更新/消去,メンバーの追加/削除等の
処理を行い,メーリングリスト管理情報記憶部4および
メンバーリスト記憶部3の情報を管理する手段である。
メンバーリスト記憶部3の内容を,メーリングリスト管
理情報記憶部4の中に含ませることもできる。
【0019】メール送信部5は,メール解釈部1から通
知されたアドレスへメールを送信する手段である。コマ
ンド処理部6は,電子メールの内容が所定のコマンドで
ある場合に,そのコマンドで指定された処理を実行する
手段である。例えば,メールの送信確認コマンド,メー
ル返送コマンド,データベース検索コマンド等があり,
コマンドに応じてメール記録部9またはデータベース8
を参照した処理などを行う。なお,これらは通常コマン
ドであり,他に後述するメーリングリスト管理用の管理
コマンドがある。
【0020】メール保存部7は,宛先メーリングリスト
の属性として,本電子メールの保存が指定されている場
合に,メール記録部9にメールを保存する手段である。
データベース8は,本電子メール管理システムからアク
セスが可能な一般的なデータベースである。
【0021】メール記録部9は,電子メールのタイト
ル,電子メールの内容,統計情報などの電子メールに関
する情報を記録しておくための装置である。本システム
は,特定のアドレスに対するメールの到着により起動さ
れる。特定のアドレスを指定したメールが到着すると,
まず,メールのヘッダを読み取り,宛先メーリングリス
トを選択し,その属性とメンバーリストを得る。
【0022】したがって,ユーザがメーリングリスト管
理情報記憶部4のメーリングリスト群を利用するには,
本システムを宛先としたメールに,利用するメーリング
リストを指定する情報を含める必要がある。この指定方
法として,メールのヘッダ情報の一つであるSubje
ctフィールドへ宛先メーリングリスト名を表す文字列
または宛先メーリングリストを指定する集合論的関係で
表した定義情報等を挿入する方法がある。また,他の方
法として,これらの文字列または定義情報等を,メール
のヘッダに用意したエキストラフィールドで指定する方
法を用いてもよい。前者のSubjectフィールドを
利用する方法のほうが汎用性が高い。
【0023】メーリングリストを作成または利用する場
合に,メーリングリスト管理情報記憶部4で複数のメー
リングリスト群の関係情報を管理しているため,そのメ
ーリングリストを定義する関係情報に基づいてメンバー
リスト記憶部3の一般メンバーリスト31に記憶したメ
ンバー集合を指定することができる。したがって,メー
リングリストの作成時に,必要な全メンバーのアドレス
を書き下ろす必要がなく,簡単にメーリングリストを作
成することができる。
【0024】また,宛先メーリングリストを指定する場
合に,直接的な宛先メーリングリスト名の指定に代え
て,複数のメーリングリストのメンバー集合に対する集
合論的演算(例えば論理和,論理積,論理差等)による
間接的な指定も可能であるので,継続的に使用するメー
リングリストを作成することなく,一時的にのみ必要な
仮想的な宛先メーリングリストによって,一時的な連絡
を簡単かつ柔軟に行うこともできる。
【0025】さらに,管理者(通常のシステム管理者と
は異なっていてもよい)は,管理コマンドを内容とする
電子メールを利用して,メーリングリストの作成/消
去,他のメーリングリストとの関係の定義,メンバー変
更,メーリングリスト名の変更等を行うことができるた
め,随時,どこからでもメーリングリストを管理するこ
とが可能である。メーリングリストの関係情報として,
離れた地点にあるメーリングリストを指定することがで
き,これによって分散する複数のメーリングリストを一
つの管理者アドレスから管理することが可能である。
【0026】図2はメーリングリスト(ML−1〜ML
−6)群の関係例を示す図,図3は図2に示すメーリン
グリスト(ML−1〜ML−6)群の中のメンバーリス
トの例を示す図である。
【0027】各メーリングリスト(ML−1〜ML−
6)のメンバーが,例えば図3に示すようになっていた
とする。すなわち,図3に示すように,ML−1のメン
バーリストは,user1@flab.fuji.c
o.jp〜user50@flab.fuji.co.
jpのアドレスを持ち,ML−2のメンバーリストは,
user1@flab.fuji.co.jp〜use
r20@flab.fuji.co.jpのアドレス,
ML−3のメンバーリストは,user21@fla
b.fuji.co.jp〜user40@flab.
fuji.co.jpのアドレス,ML−4のメンバー
リストは,user31@flab.fuji.co.
jp〜user45@flab.fuji.co.jp
のアドレス,ML−5のメンバーリストは,user2
1@flab.fuji.co.jp〜user25@
flab.fuji.co.jpのアドレス,ML−6
のメンバーリストは,user31@flab.fuj
i.co.jp〜user40@flab.fuji.
co.jpのアドレスを持つとする。
【0028】これらの複数のメーリングリスト(ML−
1〜ML−6)間の関係を集合論的関係で表すと,図2
(A)に示すようになる。ML−2,ML−3,ML−
4は,ML−1のサブセットであり,ML−1は,ML
−2,ML−3,ML−4のスーパーセットである。M
L−5は,ML−3のサブセット,ML−6は,ML−
3とML−4の論理積という集合論的関係がある。
【0029】さらに,図2(A)のメーリングリスト
(ML−1〜ML−6)群の集合論的関係は,図2
(B)に示すような階層関係で示すこともできる。メー
リングリスト管理情報記憶部4であるML群記述ファイ
ルは,以上のようなメーリングリストの集合論的関係の
情報および各メーリングリストの属性情報を記憶する。
各メーリングリストの属性としては,例えば,(a) 発信
資格検査を行うか否か,(b) メールの保存を行うか否
か,(c) 本人によるメンバー登録を認めるか否か,(d)
その他のデータ登録/検索を許すか否か,などがある。
【0030】図4は,本システムの処理フローチャート
である。特定のアドレスに対するメールの到着によりシ
ステムが起動すると,ステップS1では,メールのヘッ
ダ情報を読み取る。
【0031】ステップS2では,メーリングリスト管理
情報記憶部4から,宛先メーリングリストを選択する。
ステップS3では,選択した宛先メーリングリストか
ら,その属性とメンバーリストを得る。
【0032】ステップS4では,メールの内容を読み取
り,サービス要求者とサービス内容からメンバーの資格
チェックが必要かどうかを判定する。資格チェックが必
要であれば,ステップS5へ進み,資格チェックが不要
であれば,ステップS7へ進む。
【0033】ステップS5では,資格チェックを行う。
ステップS6では,資格チェックがOKであれば,ステ
ップS7へ進み,資格チェックがOKでなければステッ
プS8へ進む。
【0034】ステップS7では,資格チェックを通過し
た要求の処理を判定する。コマンドが管理コマンドであ
ればステップS9の処理を行い,コマンドが通常コマン
ドであればステップS10の処理を行う。
【0035】ステップS8では,資格なしとされた要求
者に対し,サービス拒否のメールを返送する。ステップ
S9では,管理コマンドに従って本システムのメーリン
グリスト群の管理や各メーリングリストに関する管理処
理を実行する。管理コマンドによって,後述するよう
な,メーリングリストの作成や関係情報の変更等を行う
ことができる。
【0036】ステップS10では,通常コマンドの場
合,メーリングリストの属性に従って可能なサービス
(通常メール送信,データ登録,データ検索等)を実行
する。管理コマンドとして,1)メーリングリスト作
成,2)メーリングリスト消去,3)メーリングリスト
・メンバー追加,4)メーリングリスト・メンバー削
除,5)メーリングリスト名変更,6)メーリングリス
ト属性変更等が用意されている。
【0037】1)メーリングリスト作成コマンド 指定した名前のメーリングリストを作成する。このと
き,明示的に参加メンバーを指定する方法と,他のメー
リングリストに関する集合論的関係を指定することによ
って間接的にメンバーを指定する方法とがある。集合論
的関係による指定では,関係として,例えばサブセッ
ト,スーパーセット,論理和,論理積,論理
差,などが指定可能である。これらを組み合わせた指定
も可能である。
【0038】サブセット あるメーリングリストのサブセットとして新たなメーリ
ングリストを作成する。例えば,図2の例では,ML−
2はML─1のサブセットとして作成されている。この
サブセットの関係があるとき,ML−2へのメンバーの
追加は,ML−1へのメンバー追加となるように反映さ
れる。ML−2からのメンバーの削除は,ML−1から
のメンバー削除に反映されないが,ML−1からのメン
バーの削除は,ML−2からのメンバーの削除となるよ
うに反映される。
【0039】スーパーセット あるメーリングリストのスーパーセットとして新しいメ
ーリングリストを作成する。図2の例では,ML−3
は,ML−5のスーパーセットである。このスーパーセ
ットの関係があるとき,ML−3からのメンバー削除
は,ML−5からのメンバー削除となるように反映され
る。
【0040】論理和 複数メーリングリストのメンバーの論理和をメンバーと
して持つ新しいメーリングリストを作成する。図2の例
では,ML−1は,ML−2,ML−3,ML−4の論
理和(あるいは,そのスーパーセット)である。
【0041】論理積 複数メーリングリストのメンバーの論理積をメンバーと
して持つ新しいメーリングリストを作成する。図2の例
では,ML−6はML−3とML−4の論理積となって
いる。
【0042】論理差 あるメーリングリストから特定のメンバーを差し引いた
メンバーからなる新しいメーリングリストを作成する。
【0043】2)メーリングリスト消去コマンド 指定したメーリングリストをメーリングリスト管理情報
記憶部(ML群記述ファイル)4から消去する。このと
き消去されたメーリングリストに関するメンバーリスト
等の他のファイルは,必要に応じて後の参照のために保
存しておく。
【0044】3)メーリングリスト・メンバー追加コマ
ンド 指定したメーリングリストのメンバーリストに指定した
メンバーのアドレスを追加する。
【0045】4)メーリングリスト・メンバー削除コマ
ンド 指定したメーリングリストのメンバーリストから指定し
たメンバーのアドレスを削除する。
【0046】5)メーリングリスト名変更コマンド 指定したメーリングリスト名を他の名前に変更する。 6)メーリングリスト属性変更コマンド 指定したメーリングリストの属性を変更する。
【0047】図5は,管理コマンドの具体例について,
その概略的なシンタックスをBNF記述法に基づいて表
した図である。図5において,[ ]はオプションを,
|は「または」を表す。
【0048】<メーリングリスト(ML)作成>におけ
る指定子には,「sub」,「super」,「equ
al」,「as」がある。指定子が「sub」の場合,
ML定義体に示すメーリングリストのサブ・メーリング
リストとして作成する。すなわち,「A sub B」
のとき,Aへのメンバー追加はBに反映され,Bからの
メンバー削除はAに反映される。指定子が「supe
r」の場合,ML定義体に示すメーリングリストのスー
パー・メーリングリストとして作成する。すなわち,
「A super B」のとき,Bへのメンバー追加は
Aに反映され,Aからのメンバー削除はBに反映され
る。
【0049】指定子が「equal」の場合,ML定義
体に示すメーリングリストと同じメンバーを持つメーリ
ングリストとして作成する。すなわち,「A equa
lB」のとき,一方へのメンバー追加または削除は他方
に反映される。指定子が「as」の場合,ML定義体に
示すメーリングリストと同じメンバーを持つメーリング
リストを作成する。ただし,その後のメンバーの変更
は,他方に反映されない。
【0050】属性オプションには,例えば「quali
fied」,「not−qualified」,「mo
derated」,「not−moderated」が
ある。「qualified」は,メール投稿時にメン
バーの資格チェックを行い,メンバー以外の投稿を認め
ない指定である。「not−qualified」は,
メール投稿時にメンバーの資格チェックを行わない指定
である。「moderated」は,メンバーの登録/
削除を管理者が行う指定である。「not−moder
ated」は,メンバーの登録/削除をメンバー自身
(参加者)が行うことができる指定である。
【0051】図6に,管理コマンドの使用例を示す。
「ML作成1」は,group1とgroup2の両方
に所属するメンバーからなるメーリングリスト「pro
jectA」を作成する場合の管理コマンドの例であ
る。指定子superが指定されているので,proj
ectAには,最低限group1とgroup2に含
まれるメンバーは所属するが,それ以外のメンバーが含
まれる可能性も許している。
【0052】「ML作成2」は,section1とs
ection2の合同で行うことになった忘年会のため
のメーリングリストを作成する場合の管理コマンドの例
である。この場合は,equalを指定しているため,
section1,section2以外のメンバーを
受け付けないようになっている。もし,他のセクション
のメンバーを受け付ける場合には,superを指定す
ればよい。
【0053】「ML作成3」は,新規プロジェクト計画
のためのメーリングリストを初期メンバーをproje
ctAと同じメンバーとして作成する場合の管理コマン
ドの例である。指定子asを使用しているため,その後
のprojectAまたはproject−planの
メンバー変更は,他方へ影響を与えない。
【0054】「メンバー登録」は,projectAの
メーリングリストに新メンバーとして,new−mem
ber@fuji.co.jpを追加する場合の管理コ
マンドの例を示している。
【0055】本システムでは,複数のメーリングリスト
を同時に管理することを目的の一つとしているため,名
前の競合,メンバーの不整合などの整合性チェック機能
を持つ必要がある。これは,メーリングリスト管理情報
記憶部4の内容(以下,ML管理テーブルという)のチ
ェックによって容易に実現できる。
【0056】また,管理者に対して複数メーリングリス
ト間の関係を分かりやすく提示する手段を提供すること
も必要である。例として,指定したメーリングリストの
サブ・メーリングリストとスーパー・メーリングリスト
を返すというような管理コマンドshow−relat
ionがあり,メーリングリストの管理上,有用であ
る。
【0057】図7は,ML管理テーブルの構成例を示す
図である。メーリングリスト管理情報記憶部4におい
て,メーリングリスト群の管理情報を持つML管理テー
ブルは,各メーリングリストごとに,メーリングリスト
名と,各種属性オプションと,指定子と,ML定義体
と,メンバーリストまたはメンバーリストへのポインタ
を持つ。例えば,projectAのように,メンバー
数が小さければ,ML管理テーブル内に直接メンバーリ
ストを記述するようにしてもよいが,bonenkai
のように,通常は他のデータファイルにメンバーリスト
を保持しておき,そこへメンバーファイル名等によって
ポインタを張るようにする。
【0058】
【実施例】本発明の実施例として,1)組織内連絡用メ
ーリングリストの管理,2)話題ごとのメーリングリス
トの管理,3)複数の主要サイトを持つメーリングリス
トの管理等への応用例を説明する。
【0059】1)組織内連絡用メーリングリストの管理 組織は通常階層化されており,一つのサイト内で階層ご
との複数の連絡用メーリングリストを管理する必要があ
る。さらに,メンバーの移動がしばしばあると,多数の
メーリングリストの頻繁な変更等の管理業務がメールシ
ステム管理者に負担を与えることになる。この負担は,
組織が大規模になればなるほど重大である。本発明を利
用することにより,多数のメーリングリストを一つのシ
ステムで管理することができ,電子メールを用いた管理
コマンドによる管理によって,管理者の負担を軽減する
ことができる。また,組織内の特定のグループだけに連
絡したり,複数の組織にまたがる同一業務の担当者への
連絡等の柔軟なメール発信業務を行うことができる。
【0060】2)話題ごとのメーリングリストの管理 活発なメーリングリストでは,しばしば複数の話題が同
時に進行し,メンバー(参加者)は,どのトピックでメ
ールが来たのか混乱することがある。本発明を利用する
ことにより,主要な話題に対してサブ・メーリングリス
トをその都度作成し,メーリングリストへの参加や離脱
を一般メンバー自身によって行なえるよう設定しておけ
ば,不必要な話題のメールに煩わされることなく,必要
なメールだけを受信できるなどの有効なメーリングリス
トの活用が可能となる。
【0061】3)複数の主要サイトを持つメーリングリ
ストの管理 多数のメンバーを抱えるサイトが複数ある場合,サーバ
をそれぞれのサイトに用意して分散してメンバーを管理
するほうが,ネットワークのトラフィックを軽減できて
効率的である。この場合には,本発明による分散管理が
非常に有効である。分散して離れた場所にメーリングリ
ストが存在する場合でも,図1に示すメーリングリスト
管理情報記憶手段4のメーリングリスト間の関係情報中
で離れた地点にあるメーリングリストを指定できるよう
にすることにより,管理の一元化または各サイト間の統
一的な管理を図ることができる。これにより,特に各サ
イトそれぞれの管理者の作業をかなり軽減することがで
きる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
あるメーリングリストに属するメンバー集合を,他のメ
ーリングリストの集合論的な論理関係情報を用いて定義
し,複数のメーリングリストについて階層構造に対応さ
せた管理を実現することができる。これにより,新たな
メーリングリストを作成する場合にも,メンバーリスト
をすべて書き下ろす必要がなく,また,一時的なメーリ
ングリストも簡単かつ柔軟に利用することができる。
【0063】また,管理者は,電子メールにより,メー
リングリストの作成・削除,他のメーリングリストとの
関係の定義,メンバー変更,メーリングリスト名の変更
等を行うことができる。電子メールを用いた管理コマン
ドによって,分散して存在する他の地点にあるメーリン
グリストを指定し,管理することができるので,これに
より,分散する複数のメーリングリストを一つの管理者
アドレスから管理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成例を示す図である。
【図2】メーリングリスト群の関係例を示す図である。
【図3】メーリングリスト(ML)のメンバーリストの
例を示す図である。
【図4】本発明のシステムの処理フローチャートであ
る。
【図5】管理コマンドの例を示す図である。
【図6】管理コマンドの使用例を示す図である。
【図7】ML管理テーブルの構成例を示す図である。
【図8】従来のメーリングリスト管理の例を説明する図
である。
【符号の説明】
1 メール解釈部 2 メーリングリスト(ML)管理部 3 メンバーリスト記憶部 31 一般メンバーリスト 32 管理者リスト 4 メーリングリスト(ML)管理情報記憶部 5 メール送信部 6 コマンド処理部 7 メール保存部 8 データベース(DB) 9 メール記録部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メーリングリストに登録された複数のメ
    ンバーに同一電子メールを配送する手段を有する電子メ
    ール管理システムにおいて,メーリングリストの作成
    を,他のメーリングリストの集合論的関係を指定して指
    示するメーリングリスト作成指示手段と,他のメーリン
    グリストの集合論的関係を指定したメーリングリストの
    作成指示に対して,作成する新たなメーリングリストの
    メンバー集合を,他のメーリングリストに属するメンバ
    ー集合の集合演算によって決定するメーリングリスト作
    成処理手段とを備えたことを特徴とする電子メール管理
    システム。
  2. 【請求項2】 メーリングリストに登録された複数のメ
    ンバーに同一電子メールを配送する手段を有する電子メ
    ール管理システムにおいて,メーリングリスト間の集合
    論的関係および各メーリングリストの属性情報を記憶す
    るメーリングリスト管理情報記憶手段と,前記メーリン
    グリスト管理情報記憶手段が記憶するメーリングリスト
    間の集合論的関係によって,あるメーリングリストへの
    メンバー追加または削除を,他のメーリングリストのメ
    ンバー集合に自動的に反映させるメーリングリスト編集
    処理手段とを備えたことを特徴とする電子メール管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の電子メー
    ル管理システムにおいて,前記メーリングリストの作成
    または編集の指示は,所定の形式による管理コマンドを
    内容とする電子メールによって行われることを特徴とす
    る電子メール管理システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006202055A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Fujitsu Ltd セキュリティ情報管理方法、セキュリティ情報管理装置、およびセキュリティ情報管理プログラム
JP2009258956A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Shoji Sato 電子メール配信装置
JP2011107917A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Nec Corp メーリングリストシステム、サーバ、端末、管理方法および管理プログラム
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