JP2003338847A - 電子メール配信システム、サーバ装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体 - Google Patents

電子メール配信システム、サーバ装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体

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JP2003338847A
JP2003338847A JP2002146513A JP2002146513A JP2003338847A JP 2003338847 A JP2003338847 A JP 2003338847A JP 2002146513 A JP2002146513 A JP 2002146513A JP 2002146513 A JP2002146513 A JP 2002146513A JP 2003338847 A JP2003338847 A JP 2003338847A
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electronic mail
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JP2002146513A
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Yoshiaki Miyamoto
佳明 宮本
Kenji Uejima
健二 上島
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REAL SITE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メーリングリストの新規構築、メンバの新規
加入、及びメンバの脱退等の際に、プロバイダへの申請
を行う必要がなく、ユーザがメーリングリストを管理す
る場合の自由度が極めて高い電子メール配信システム、
該電子メール配信システムにて用いることができるサー
バ装置、コンピュータを該サーバ装置として機能させる
ためのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプ
ログラムを記録する記録媒体の提供。 【解決手段】 ユーザが管理するMLサーバは複数のメ
ーリングリストを含むリスト45bを記憶している。該
リスト45bには、MLシステム用の一つの電子メール
アドレスに対し、夫々がサブアドレスに関連付けられた
複数のメーリングリストが対応付けられて記憶されてい
る。MLサーバは、受信した電子メールのサブジェクト
内からサブアドレスを検出し、メーリングリストを特定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアント装置
が送信した電子メールを配信するためのメール配信シス
テム、該メール配信システムにて用いるサーバ装置、コ
ンピュータを該サーバ装置として機能させるコンピュー
タプログラム、及び該コンピュータプログラムを記録す
る記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子メールを利用したメーリング
リストシステムが普及している。該メーリングリストシ
ステム(以下、MLシステム、という)は、メーリング
リストサーバ(以下、MLサーバ、という)が受信した
電子メールを、該MLサーバが備えるリストに予め登録
されている電子メールアドレス宛に転送することによ
り、特定のメンバ間で情報の交換を行うことができるシ
ステムである。
【0003】図8は、従来のMLシステムの概念を簡単
に説明するための模式図である。図8に示すメーリング
リストシステムでは、複数のユーザ(ユーザA,ユーザ
B,ユーザC,…)10が有する通信装置11は、通信
回線を介してメールサーバ20に接続可能となってお
り、更に、該メールサーバ20は、インターネット等の
通信ネットワークNWを介してMLサーバ30との間で
通信可能に接続されている。前記メールサーバ20及び
MLサーバ30は、一般的に夫々インターネットサービ
スプロバイダ(以下、プロバイダ、という)2及びプロ
バイダ3によって管理されている。
【0004】前記MLサーバ30は、複数の電子メール
アドレスを例えばリスト形式にして記憶している。図9
は、MLサーバ30が記憶しているリスト内容の一例を
示す模式図である。図に示すように、特定のメンバ構成
毎に設けられたメーリングリストには夫々メーリングリ
スト名(以下、ML名、という)(ααα,βββ,γ
γγ,…)が付され、該ML名が付されたメーリングリ
ストには複数のメンバの電子メールアドレス(aa@xxx.c
o.jp,bb@xxx.co.jp,cc@yyy.co.jp,…)が関連付けら
れている。また、夫々のメーリングリスト毎に固有の電
子メールアドレス(aaa@***.co.jp,bbb@***.co.jp,cc
c@***.co.jp,…)が関連付けられている。
【0005】このような従来のMLシステムを利用する
場合の動作の流れは、概略以下の通りである。即ち、例
えばユーザAが、自身が加入しているML名「ααα」
のメーリングリストのメンバであるユーザB,ユーザC
に対し、電子メールを配信する場合、該ユーザAは、通
信装置11を用いて電子メールの本文を作成し、前記M
L名「ααα」に関連付けられている電子メールアドレ
ス「aaa@***.co.jp」を宛先として前記電子メールを送
信する。送信された電子メールはプロバイダ2が備える
メールサーバ20を介し、通信ネットワークNWを経由
し、プロバイダ3が有するMLサーバ30へ届けられ
る。
【0006】MLサーバ30は、受信した電子メールの
電子メールアドレスに基づき、前記リストを参照してM
L名「ααα」に関連付けられているメンバの電子メー
ルアドレス「aa@xxx.co.jp,bb@xxx.co.jp,cc@yyy.co.
jp」を検出する。次に、検出した電子メールアドレスを
宛先として前記電子メールを送信する。MLサーバ30
から送信された電子メールは、通信ネットワークNWを
経由してプロバイダ2が備えるメールサーバ20へ送信
される。メールサーバ20は、受信した電子メールをプ
ロバイダ2が有する図示しないPOPサーバ又はIMA
Pサーバ等にてユーザ10毎(ユーザA,ユーザB,ユ
ーザC)に保管する。そして、各ユーザ10が、保管さ
れている電子メールをダウンロードすることにより、ユ
ーザAが送信した電子メールはML名「ααα」に加入
している各メンバへ配信される。なお、図8に示す場
合、各ユーザ10が有する電子メールアドレスは、各ユ
ーザのユーザID及びパスワードに関連付けられ、プロ
バイダ2にて管理されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来のMLシステムの場合、一のメーリングリスト
に対して一の固有の電子メールアドレスが割り当てられ
ている。また、各メーリングリスト及び該メーリングリ
ストに割り当てられている電子メールアドレスは、通常
プロバイダにより管理されている。従って複数のメーリ
ングリストを作成する場合、各メーリングリスト毎にプ
ロバイダへ申請を行って電子メールアドレスを取得しな
ければならない。また、1つのメーリングリストにおい
て、新規に加入するメンバ又は脱退するメンバがいる場
合、その都度メーリングリストへの追加及び削除を該メ
ーリングリストを管理するプロバイダへ申請を行う必要
がある。
【0008】このように、従来のMLシステムの場合、
メーリングリストの新規構築、メンバの新規加入、及び
メンバの脱退等の際に、その都度プロバイダへ申請を行
う必要が生じ、その手続きはユーザにとって煩瑣なもの
であった。
【0009】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、メーリングリストの新規構築、メンバ
の新規加入、及びメンバの脱退等の際に、プロバイダへ
の申請を行う必要がなく、ユーザがメーリングリストを
管理する場合の自由度が極めて高い電子メール配信シス
テム、該電子メール配信システムにて用いることができ
るサーバ装置、コンピュータを該サーバ装置として機能
させるためのコンピュータプログラム、及び該コンピュ
ータプログラムを記録する記録媒体を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る電子メール配信システムは、通信回線
に接続されたクライアント装置と、該クライアント装置
との間で前記通信回線を介して通信することができるサ
ーバ装置とを備え、前記クライアント装置から送信され
た電子メールの配信を行うための電子メール配信システ
ムにおいて、前記サーバ装置は、複数の第1電子メール
アドレスを識別情報に関連付けて予め記憶する手段を有
し、前記クライアント装置は、前記識別情報が付された
電子メールを、特定の第2電子メールアドレスを宛先と
して送信する手段を有し、前記サーバ装置は更に、前記
第2電子メールアドレス宛に送信された電子メールを受
信する手段と、受信した電子メールに付された識別情報
を検出する手段と、検出した識別情報に基づいて、予め
記憶された前記第1電子メールアドレスを取得する手段
と、取得した前記第1電子メールアドレスを宛先として
電子メールを送信する手段とを有する。
【0011】このような構成とすることにより、例えば
プロバイダから1つの電子メールアドレスを取得するだ
けで、ユーザ自らMLサーバを管理することによって、
識別情報により識別できるメーリングリストを自由に構
築することができる。また、メンバの新規加入及び脱退
等に際しても、プロバイダへの申請を必要とせず、自由
に行うことができ、従来に比して極めて自由度の高い電
子メール配信システム(所謂、MLシステム)を実現す
ることができる。
【0012】また、本発明に係るサーバ装置は、クライ
アント装置との間で通信回線を介して接続可能であり、
該クライアント装置から送信された電子メールの配信を
行うためのサーバ装置において、複数の第1電子メール
アドレスを識別情報に関連付けて予め記憶する手段と、
特定の第2電子メールアドレス宛に送信された電子メー
ルを受信する手段と、受信した電子メールに付された識
別情報を検出する手段と、検出した識別情報に基づい
て、予め記憶された前記第1電子メールアドレスを取得
する手段と、取得した前記第1電子メールアドレスを宛
先として電子メールを送信する手段とを有する。
【0013】このような構成とすることにより、上述し
たような効果を奏する電子メール配信システムを構築す
る際に、MLサーバとして用いることができるサーバ装
置を実現することができる。
【0014】また、本発明は、前記サーバ装置が有する
前記識別情報を検出する手段は、受信した電子メールの
サブジェクトを対象として識別情報の検出を行う。
【0015】このような構成とすることにより、MLシ
ステムを利用して電子メールを送信するユーザは、一般
のメーラ(メールソフト)に必ず存在するサブジェクト
欄に識別情報を記載するだけでよく、ユーザが上述した
ような電子メール配信システムを利用するために特別な
クライアント装置を必要としない。
【0016】また、本発明に係るコンピュータプログラ
ムは、他の通信装置との間で通信回線を介して接続可能
であり、コンピュータに、該通信装置から送信された電
子メールの配信を行わせるためのコンピュータプログラ
ムにおいて、前記コンピュータを、複数の第1電子メー
ルアドレスを識別情報に関連付けて予め記憶する手段
と、特定の第2電子メールアドレス宛に送信された電子
メールを受信する手段と、受信した電子メールに付され
た識別情報を検出する手段と、検出した識別情報に基づ
いて、予め記憶されている前記第1電子メールアドレス
を取得する手段と、取得した前記第1電子メールアドレ
スを宛先として電子メールを送信する手段として機能さ
せる。
【0017】このような構成とすることにより、パーソ
ナルコンピュータ等に前記コンピュータプログラムをイ
ンストールすることによって、該パーソナルコンピュー
タを前記サーバ装置として機能させることができる。例
えば、他のコンピュータに前記コンピュータプログラム
を記録しておき、通信回線を介して前記他のコンピュー
タとの間で通信可能に接続されたパーソナルコンピュー
タにて、前記コンピュータプログラムをダウンロードし
てインストールすることにより、前記パーソナルコンピ
ュータを前記サーバ装置として機能させることも可能と
なる。
【0018】また、本発明に係る記録媒体は、他の通信
装置との間で通信回線を介して接続可能であり、コンピ
ュータに、該通信装置から送信された電子メールの配信
を行わせるためのコンピュータプログラムを記録する前
記コンピュータにて読み取りが可能な記録媒体におい
て、前記コンピュータを、複数の第1電子メールアドレ
スを識別情報に関連付けて予め記憶する手段と、特定の
第2電子メールアドレス宛に送信された電子メールを受
信する手段と、受信した電子メールに付された識別情報
を検出する手段と、検出した識別情報に基づいて、予め
記憶されている前記第1電子メールアドレスを取得する
手段と、取得した前記第1電子メールアドレスを宛先と
して電子メールを送信する手段として機能させるコンピ
ュータプログラムを記録する。
【0019】このような構成とすることにより、前記コ
ンピュータプログラムを記録したCD−ROM又はDV
D−ROM等の記録媒体を実現することができる。従っ
て、このような記録媒体に記録された前記コンピュータ
プログラムをコンピュータにインストールすることによ
り、該コンピュータを前述したようなサーバ装置として
機能させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面を参照しながら具体的に詳述する。図1は、本
発明に係る電子メール配信システムの実施の形態の一例
を示す模式図である。図示するように、前記電子メール
配信システムでは、複数のユーザ(ユーザA,ユーザ
B,ユーザC,…)10が有する通信装置11が、通信
回線を介して通常プロバイダ2が有するメールサーバ2
0に接続可能となっている。
【0021】該メールサーバ20は、インターネット等
の通信ネットワークNWに接続されており、該通信ネッ
トワークNWを介してMLサーバ40との間で通信可能
に接続されている。該MLサーバ40は、従来のMLシ
ステムのようにプロバイダによって管理されるサーバで
はなく、ユーザの管理下にあるサーバである。
【0022】図2は、前記MLサーバ40の構成の一例
を示すブロック図である。MLサーバ40はCPU41
を備え、該CPU41は、RAM42,ROM43,通
信インタフェース(以下、通信I/F、という)44,
ハードディスク(以下、HD、という)45,及び補助
記憶装置46等の各ハードウェアの動作を制御する。
【0023】RAM42はDRAM又はSRAM等から
成り、HD45から読み込まれるデータ,CPU41で
の演算処理中に発生するデータ等を一時的に記憶する
他、通信I/F44を介して送受信されるデータを記憶
する。
【0024】ROM43はPROM又はマスクROM等
から成り、MLサーバ40を動作させるために必要な基
本的なコンピュータプログラムが予め記録されている。
【0025】通信I/F44は、送受信される信号の変
換及びノイズ除去等を行うモデムなどのインターフェー
スであり、MLサーバ40は該通信I/F44を介して
インターネット等の通信ネットワークNWに接続するこ
とができる。
【0026】HD45は、本実施の形態に係るMLサー
バ40を動作させるために必要な各種のコンピュータプ
ログラムを記憶する他、後述するリスト45bを記憶し
ている。なお、該HD45は、MLサーバ40に内蔵さ
れているものの他、外付けのハードディスクを用いても
よい。
【0027】補助記憶装置46は、コンピュータを本実
施の形態に係るMLサーバ40として機能させることが
できるコンピュータプログラム(以下、プログラム、と
いう)45aを記録するCD−ROM又はDVD−RO
M等の記録媒体RECから、該記録媒体RECに記録さ
れた前記プログラム45aを読み込むためのCD−RO
Mドライバ又はDVD−ROMドライバ等であり、読み
込まれたプログラム45aは前記HD45に記憶され
る。
【0028】また、MLサーバ40には、外付けの入力
装置47及び出力装置48が備えられている。該入力装
置47はキーボード,マウス等であり、出力装置48は
CRT又はLCD等のディスプレイである。なお、出力
装置48がタッチパネル方式の液晶ディスプレイである
場合は、該出力装置48にて前記入力装置47の機能を
併せ持ってもよい。
【0029】図3は、前記HD45に記憶されているリ
スト45bの内容を説明するための模式図である。図に
示すように、前記リスト45bでは、特定の電子メール
アドレス(第2電子メールアドレス:aaa@***.co.jp)
に対して複数のメーリングリストが関連付けられてお
り、夫々ML名(ααα,βββ,γγγ,…)が付さ
れている。また、夫々のメーリングリストにはサブアド
レス(識別情報:SVCα,SVCβ,SVCγ,…)
が関連付けられており、更に、該サブアドレスには各メ
ーリングリストのメンバの電子メールアドレス(第1電
子メールアドレス:aa@xxx.co.jp,bb@xxx.co.jp,cc@x
xx.co.jp,…)が関連付けられて記憶されている。な
お、前記特定の電子メールアドレス(aaa@***.co.jp)
は、MLサーバ40の管理者等がプロバイダへ申請する
ことにより得ることができ、各メンバの電子メールアド
レス(aaa@***.co.jp,bbb@***.co.jp,ccc@***.co.j
p,…)については、夫々のユーザ10が利用するプロ
バイダ2へ申請することにより取得することができる。
【0030】このように、例えばML名「ααα」のメ
ーリングリストに加入しているメンバ「ユーザA,ユー
ザB,ユーザC」の電子メールアドレス「aa@xxx.co.j
p,bb@xxx.co.jp,cc@xxx.co.jp」は、前記特定の電子
メールアドレス「aaa@***.co.jp」及びサブアドレス
「SVCα」に関連付けられて、HD45にて記憶され
ている。従って、プロバイダへの申請によってMLシス
テム用の電子メールアドレス「aaa@***.co.jp」を1つ
取得するだけで、該電子メールアドレスに複数のサブア
ドレスを関連付けることにより、複数のメーリングリス
トを作成することができる。
【0031】また、図3では、MLサーバ40が記憶す
る特定の電子メールアドレスとして1つの電子メールア
ドレスを記憶している場合について示しているが、これ
に限られない。即ち、例えばMLサーバ40の管理者が
プロバイダへ申請することにより、MLシステム用の電
子メールアドレスを複数取得し、各電子メールアドレス
に対して夫々複数のメーリングリストを作成することも
可能である。
【0032】図4は、他の形態をなすリスト45cの内
容を説明するための模式図である。図に示すように、リ
スト45cでは、複数のメンバが加入しているML名
「ααα」,「βββ」の各メーリングリストが、ML
システム用の電子メールアドレス「aaa@***.co.jp」及
び夫々のサブアドレス「SVCα」,「SVCβ」に関
連付けられて記憶され、また、ML名「γγγ」,「δ
δδ」,…の各メーリングリストが、MLシステム用の
他の電子メールアドレス「bbb@***.co.jp」及び夫々の
サブアドレス「SVCγ」,「SVCδ」,…に関連付
けられて記憶されている。
【0033】このようにリスト45cを作成することに
より、MLシステム用の複数の電子メールアドレスに対
して関連付けられた複数のサブアドレス毎にメーリング
リストを作成することができる。
【0034】なお、前述したようにMLサーバ40はプ
ロバイダが管理するものではなく、ユーザの管理下にあ
るサーバであるため、MLサーバ40に外付けされた入
力装置47を用いることにより、上述したリスト45
b,45cの内容を修正・変更することができ、新たな
メーリングリストの作成,新規加入者の登録,脱退者の
削除等の操作を容易に行うことができる。
【0035】次に、上述した本実施の形態に係るMLシ
ステムを利用する場合の動作の流れについて、図5及び
図6に示すフローチャートを参照して説明する。なお、
以下の説明では、ユーザAが、ML名「ααα」のメー
リングリストを利用して電子メールを配信する場合につ
いて記載する。
【0036】はじめに、ユーザAは自身が使用する通信
装置11にインストールされているメーラ(メールソフ
ト)を用いて、ML名「ααα」のメーリングリストの
メンバへ配信する電子メールを作成し、前記通信装置1
1はこれを受け付ける(S1)。
【0037】図7は、ユーザAがメーラにて作成する電
子メールの記入例を示す模式図である。図示するよう
に、メーラが表示する電子メールの作成画面50には一
般的に、送信者が誰であるかを示す送信者欄51,電子
メールを送信する宛先を示す宛先欄52,電子メールの
題目を示すサブジェクト欄53,及び電子メールの本文
を記す本文記入欄54等が設けられている。ここでユー
ザAは、宛先欄52には、MLシステム用の電子メール
アドレス「aaa@***.co.jp」を記入し、サブジェクト欄
53には、電子メールを配信するために利用するメーリ
ングリストに関連付けられたサブアドレス「SVCα」
を、本来のサブジェクト「お知らせ」と区別して記入す
る。図7では、サブアドレスと本来のサブジェクトとを
区別するため、間にスラッシュ「/」が挿入されている
が、括弧書きするなど他の方法によって区別してもよ
い。更に、送信者欄51及び本文記入欄54には、従来
と同様に、送信者を示す文字列、及び送信先のメンバへ
のメッセージが夫々記入されて電子メールが作成され
る。
【0038】このようにして作成された電子メールは、
ユーザAが使用する通信装置11からプロバイダ2へ送
信され(S2)、通信回線を介して前記プロバイダ2の
メールサーバ20にて受信される(S3)。該メールサ
ーバ20は、受信した前記電子メールの宛先になってい
る電子メールアドレスに基づき、該電子メールを転送す
る(S4)。
【0039】メールサーバ20から転送された電子メー
ルは、MLサーバ40にて受信される(S5)。該ML
サーバ40は、受信した電子メールについてサブアドレ
スの検出を行う(S6)。即ち、受信した電子メールに
含まれる情報のうち、サブジェクトとして入力されてい
るデータ内に、スラッシュ,括弧書きなどで本来のサブ
ジェクトを示すデータと区別されているサブアドレスの
検出を行う。MLサーバ40は、図7に示したように、
サブジェクトの一部として入力されたサブアドレス「S
VCα」を検出した後、HD45内に記憶しているリス
ト45b(図3参照)内から一のサブアドレスを選択
し、検出したサブアドレスと選択した一のサブアドレス
とが一致するか否かを照合する(S7)。
【0040】ステップ7での照合の結果、一致すると判
別した場合は(S8:YES)、一致したサブアドレス
に関連付けられて記憶されているメーリングリスト(M
L名:ααα)のメンバの電子メールアドレス「aa@xx
x.co.jp,bb@xxx.co.jp,cc@xxx.co.jp」を取得する
(S11)。また、ステップ7での照合の結果、一致し
ないと判別した場合は(S8:NO)、リスト45b内
から他の一のサブアドレスを選択し、検出したサブアド
レスと選択した他の一のサブアドレスとが一致するか否
かの照合を行う(S9)。ステップ9での照合の結果、
一致すると判別した場合(S10:YES)、上述した
ステップ11の動作を行い、一致しないと判別した場合
は(S10:NO)、ステップ9及びステップ10の動
作を繰り返す。
【0041】なお、最終的にリスト45b内の全てのサ
ブアドレスの中に、検出したサブアドレスと一致するも
のがないと判別された場合は、一般に行われているよう
に、宛先が存在しない旨を送信者へ通知すればよい。
【0042】次に、ステップ11にてメンバの電子メー
ルアドレスを取得したMLサーバ40は、ステップ6に
て受信した電子メールをメンバの数だけ複製する(S1
2)。そして、取得した前記電子メールアドレスを宛先
として、複製した前記電子メールの夫々を送信する(S
13)。
【0043】MLサーバ40から送信された前記電子メ
ールは、プロバイダ2のメールサーバ20にて受信され
(S14)、受信された各電子メールは前記メールサー
バ20にて保管される(S15)。その後、メールサー
バ20は前記電子メールの送信先である各メンバ(ユー
ザA,ユーザB,ユーザC)からの問い合わせの有無を
判別し(S16)、問い合わせがあった場合(S16:
YES)には、保管していた前記電子メールを問い合わ
せてきたメンバへ送信する(S17)。そして、各メン
バがメールサーバ20から送信された電子メールを受信
することにより(S18,S19)、本実施の形態に係
るMLシステムの一連の動作は終了する。
【0044】なお、上述したようなMLシステムの動作
の流れは、MLサーバ40が図3に示したリスト45b
を有している場合について説明している。しかし、ML
サーバ40が図4に示したリスト45cを有している場
合、図5におけるステップ8及びステップ10にてML
サーバ41は、ステップ6にて受信した電子メールの電
子メールアドレス(より正確には、前記電子メールアド
レスにおけるユーザ名「aaa」)及びステップ7にて検
出したサブアドレスと、リスト45cから選択した互い
に関連付けられたMLシステム用の電子メールアドレス
(より正確には、前記電子メールアドレスにおけるユー
ザ名「aaa」,「bbb」,…)及びサブアドレスとが一致
するか否かについて照合する。
【0045】この場合、受信した電子メールの電子メー
ルアドレス及び検出したサブアドレスと、リスト45c
から選択された電子メールアドレス及びサブアドレスと
を同時に比較照合してもよいし、また、はじめに受信し
た電子メールの電子メールアドレスと、リスト45cか
ら選択した一の電子メールアドレスとの照合を順次行
い、次に、該照合により一致することが判別された一の
電子メールアドレスに関連付けられた複数のサブアドレ
スのうちから、検出されたサブアドレスと一致する一の
サブアドレスを検出することによって適切なメーリング
リストが特定されるようにしてもよい。
【0046】上述したような本実施の形態に係る電子メ
ール配信システムによれば、MLシステム用の一つの電
子メールアドレス(例えば、「aaa@***.co.jp」)に対
し、サブアドレス(例えば、「SVCα」,「SVC
β」,…)で識別可能な複数のメーリングリストを構築
することができる。従って、特定のユーザが管理者とな
ってMLサーバ40に記憶されているリスト45bを管
理することにより、プロバイダからはMLシステム用に
一つの電子メールアドレスを取得するだけで、自由に新
たなメーリングリストを構築可能であり、また、メンバ
の新規加入及び脱退等の際にプロバイダへの申請手続き
無しに自由に行うことができるため、MLシステムを利
用する場合の自由度が極めて広くなる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、メーリングリストの新
規構築、メンバの新規加入、及びメンバの脱退等の際
に、プロバイダへの申請を行う必要がなく、ユーザがメ
ーリングリストを管理する場合の自由度が極めて高い電
子メール配信システム、該電子メール配信システムにて
用いることができるサーバ装置、コンピュータを該サー
バ装置として機能させるためのコンピュータプログラ
ム、及び該コンピュータプログラムを記録する記録媒体
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子メール配信システムの実施の
形態の一例を示す模式図である。
【図2】本実施の形態に係るMLサーバの構成の一例を
示すブロック図である。
【図3】MLサーバが備えるHDに記憶されているリス
トの内容を説明するための模式図である。
【図4】他の形態をなすリストの内容を説明するための
模式図である。
【図5】本実施の形態に係るMLシステムを利用する場
合の動作の流れを説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】本実施の形態に係るMLシステムを利用する場
合の動作の流れを説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】ユーザがメーラにて作成する電子メールの記入
例を示す模式図である。
【図8】従来のMLシステムの概念を簡単に説明するた
めの模式図である。
【図9】従来のMLシステムにおけるMLサーバが記憶
しているリスト内容の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
2,3 プロバイダ(インターネットサービスプロバイ
ダ) 10 ユーザ 11 通信装置 20 メールサーバ 30,40 MLサーバ(メーリングリストサーバ) 41 CPU 42 RAM 43 ROM 44 通信I/F(通信インタフェース) 45 HD(ハードディスク) 45a プログラム(コンピュータプログラム) 45b,45c リスト 46 補助記憶装置 47 入力装置 48 出力装置 NW 通信ネットワーク REC 記録媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線に接続されたクライアント装置
    と、該クライアント装置との間で前記通信回線を介して
    通信することができるサーバ装置とを備え、前記クライ
    アント装置から送信された電子メールの配信を行うため
    の電子メール配信システムにおいて、 前記サーバ装置は、複数の第1電子メールアドレスを識
    別情報に関連付けて予め記憶する手段を有し、 前記クライアント装置は、前記識別情報が付された電子
    メールを、特定の第2電子メールアドレスを宛先として
    送信する手段を有し、 前記サーバ装置は更に、前記第2電子メールアドレス宛
    に送信された電子メールを受信する手段と、受信した電
    子メールに付された識別情報を検出する手段と、検出し
    た識別情報に基づいて、予め記憶された前記第1電子メ
    ールアドレスを取得する手段と、取得した前記第1電子
    メールアドレスを宛先として電子メールを送信する手段
    とを有することを特徴とする電子メール配信システム。
  2. 【請求項2】 クライアント装置との間で通信回線を介
    して接続可能であり、該クライアント装置から送信され
    た電子メールの配信を行うためのサーバ装置において、 複数の第1電子メールアドレスを識別情報に関連付けて
    予め記憶する手段と、特定の第2電子メールアドレス宛
    に送信された電子メールを受信する手段と、受信した電
    子メールに付された識別情報を検出する手段と、検出し
    た識別情報に基づいて、予め記憶された前記第1電子メ
    ールアドレスを取得する手段と、取得した前記第1電子
    メールアドレスを宛先として電子メールを送信する手段
    とを有することを特徴とするサーバ装置。
  3. 【請求項3】 前記識別情報を検出する手段は、受信し
    た電子メールのサブジェクトを対象として識別情報の検
    出を行うことを特徴とする請求項2に記載のサーバ装
    置。
  4. 【請求項4】 他の通信装置との間で通信回線を介して
    接続可能であり、コンピュータに、該通信装置から送信
    された電子メールの配信を行わせるためのコンピュータ
    プログラムにおいて、 前記コンピュータを、 複数の第1電子メールアドレスを識別情報に関連付けて
    予め記憶する手段と、特定の第2電子メールアドレス宛
    に送信された電子メールを受信する手段と、受信した電
    子メールに付された識別情報を検出する手段と、検出し
    た識別情報に基づいて、予め記憶されている前記第1電
    子メールアドレスを取得する手段と、取得した前記第1
    電子メールアドレスを宛先として電子メールを送信する
    手段として機能させることを特徴とするコンピュータプ
    ログラム。
  5. 【請求項5】 他の通信装置との間で通信回線を介して
    接続可能であり、コンピュータに、該通信装置から送信
    された電子メールの配信を行わせるためのコンピュータ
    プログラムを記録する前記コンピュータにて読み取りが
    可能な記録媒体において、 前記コンピュータを、 複数の第1電子メールアドレスを識別情報に関連付けて
    予め記憶する手段と、特定の第2電子メールアドレス宛
    に送信された電子メールを受信する手段と、受信した電
    子メールに付された識別情報を検出する手段と、検出し
    た識別情報に基づいて、予め記憶されている前記第1電
    子メールアドレスを取得する手段と、取得した前記第1
    電子メールアドレスを宛先として電子メールを送信する
    手段として機能させるコンピュータプログラムを記録す
    ることを特徴とする記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011107917A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Nec Corp メーリングリストシステム、サーバ、端末、管理方法および管理プログラム

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