JP3490386B2 - 電子情報配送システム、電子情報配送方法、及び電子情報配送プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電子情報配送システム、電子情報配送方法、及び電子情報配送プログラムを記録した記録媒体

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JP3490386B2
JP3490386B2 JP2000250223A JP2000250223A JP3490386B2 JP 3490386 B2 JP3490386 B2 JP 3490386B2 JP 2000250223 A JP2000250223 A JP 2000250223A JP 2000250223 A JP2000250223 A JP 2000250223A JP 3490386 B2 JP3490386 B2 JP 3490386B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供者が提供
する電子情報を配送条件に合致する利用者に対して配送
する電子情報配送システム、電子情報配送方法、及び電
子情報配送プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、コンピュータネットワークを使用して、利用者間で
情報の送受信を行う方法として電子メールが知られてい
る。電子メールは、インターネット上の電子メールアド
レスを有している相手であればいつでも簡単に送ること
が可能である。
【0003】しかしながら、従来技術による電子メール
は、送信したメールを送信先の相手が受信し、内容を確
認したか否かを送信元は知ることができないという問題
がある。また、電子メールをダイレクトメールに利用し
た場合、送信元にとってダイレクトメールの効果を向上
させるためには、ダイレクトメールの内容に興味を持つ
相手に送信することが望ましいが、従来技術による電子
メールは、所定の電子メールアドレスを有する相手がど
のような内容に興味を持っているかを予め知らなければ
ならず、さらに、送信元は、送信先の電子メールアドレ
スの全てを予め知らなければならないという問題もあ
る。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、情報提供者が提供する電子情報を配送条件に
合致する利用者に対して配送する電子情報配送システ
ム、電子情報配送方法、及び電子情報配送プログラムを
記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、情報提供者が提供する電子情報を配送条件に合致す
る利用者に対して配送する電子情報配送システムであっ
て、前記電子情報配送システムは、前記電子情報を受け
るために前記利用者毎に設けられ、データファイルを有
する電子私書箱と、前記情報提供者から送信された電子
情報及びこの電子情報の配送先を限定する配送条件を受
信して内部に保持する配送情報管理手段と、前記利用者
の属性情報を記憶しておく利用者属性情報記憶手段と、
前記利用者属性情報記憶手段に記憶されている属性情報
が前記配送条件に合致する利用者を抽出するフィルタ機
能手段と、前記フィルタ機能手段において抽出された利
用者へ配送する電子情報に対して所定の個別化処理を施
す個別化機能手段と、前記個別化機能部において個別化
された電子情報を前記電子私書箱に対して振り分ける配
送振り分け手段と、前記電子私書箱において受けられた
電子情報の内容を前記利用者が参照する私書箱参照手段
と、前記配送振り分け手段または前記私書箱参照手段に
より前記電子私書箱に対してアクセスされた履歴を記憶
する履歴情報記憶手段と、前記履歴情報記憶手段によっ
て記憶された履歴情報を参照する履歴情報参照手段とを
備えたことを特徴とする。
【0006】 請求項2に記載の発明は、情報提供者が
提供する電子情報を各利用者に対して配送する電子情報
配送システムであって、前記電子情報配送システムは、
前記電子情報を受けるために前記利用者毎に設けられ、
データファイルを有する複数の電子私書箱と、予め外部
の認証局から発行された電子証明書を登録しておく電子
証明書管理手段と、情報の暗号化処理に用いる暗号鍵を
格納する暗号鍵管理手段と、前記情報提供者が提供する
電子情報を受信して、指定された利用者の前記電子私書
箱へ該電子情報を配送するコンテンツ配送手段と、前記
コンテンツ配送手段が配送した電子情報の配送履歴に対
して前記電子証明書管理手段に登録されている電子証明
書を添付して配送履歴情報を作成する履歴情報作成手段
と、前記暗号鍵管理手段に格納されている暗号鍵を使用
して前記配送履歴情報を暗号化する暗号化手段とを備
え、前記電子私書箱の配送履歴情報に対して、該電子私
書箱を有する利用者以外の利用者に対して電子証明書に
よって内容を証明するとともに、前記暗号鍵によって参
照することのみを許可することを特徴とする。
【0007】 請求項3に記載の発明は、情報提供者が
提供する電子情報を各利用者に対して配送するために電
子情報配送装置と暗号鍵管理装置とを備える電子情報配
送システムであって、前記暗号鍵管理装置は、前記利用
者からの暗号鍵の生成依頼に応じて、暗号鍵を生成して
内部に保持しておく暗号鍵生成手段と、前記電子情報配
送装置からの暗号鍵発行依頼に応じて、前記暗号鍵生成
手段によって生成し、保持しておいた暗号鍵を前記電子
情報配送装置に対して発行する暗号鍵発行手段とからな
り、前記電子情報配送装置は、前記電子情報を受けるた
めに前記利用者毎に設けられ、データファイルを有する
複数の電子私書箱と、予め外部の認証局から発行された
電子証明書を登録しておく電子証明書管理手段と、前記
情報提供者が提供する電子情報を受信して、指定された
利用者の前記電子私書箱へ該電子情報を配送するコンテ
ンツ配送手段と、前記コンテンツ配送手段が配送した電
子情報の配送履歴に対して前記電子証明書管理手段に登
録されている前記電子証明書を添付して配送履歴情報を
作成する履歴情報作成手段と、前記暗号鍵管理装置が保
持する暗号鍵を受け取り、この暗号鍵を使用して前記配
送履歴情報を暗号化する暗号化手段とからなり、前記電
子私書箱の配送履歴情報に対して、該電子私書箱を有す
る利用者以外の利用者に対して電子証明書によって内容
を証明するとともに、前記暗号鍵管理装置が管理する暗
号鍵を使用することによって参照することのみを許可す
ることを特徴とする。
【0008】
【0009】 請求項に記載の発明は、情報提供者が
提供する電子情報を各利用者に対して配送するために、
前記電子情報を受けるために前記利用者毎に設けられ、
データファイルを有する複数の電子私書箱と、予め外部
の認証局から発行された電子証明書を登録しておく電子
証明書管理手段と、情報の暗号化処理に用いる暗号鍵を
格納する暗号鍵管理手段とを備えた電子情報配送システ
ムにおける電子情報配送方法であって、前記電子情報配
送方法は、前記情報提供者が提供する電子情報を受信し
て、指定された利用者の前記電子私書箱へ該電子情報を
配送するコンテンツ配送過程と、前記コンテンツ配送過
程が配送した電子情報の配送履歴に対して前記電子証明
書管理手段に登録されている電子証明書を添付して配送
履歴情報を作成する履歴情報作成過程と、前記暗号鍵管
理手段に格納されている暗号鍵を使用して前記配送履歴
情報を暗号化する暗号化過程とを有し、前記電子私書箱
の配送履歴情報に対して、該電子私書箱を有する利用者
以外の利用者に対して電子証明書によって内容を証明す
るとともに、前記暗号鍵によって参照することのみを許
可することを特徴とする。
【0010】 請求項に記載の発明は、情報提供者が
提供する電子情報を各利用者に対して配送するために、
前記電子情報を受けるために前記利用者毎に設けられ、
データファイルを有する複数の電子私書箱と、予め外部
の認証局から発行された電子証明書を登録しておく電子
証明書管理手段とを備える電子情報配送装置と暗号鍵管
理装置とからなる電子情報配送システムにおける電子情
報配送方法であって、前記暗号鍵管理装置は、前記利用
者からの暗号鍵の生成依頼に応じて、暗号鍵を生成して
内部に保持しておく暗号鍵生成過程と、前記電子情報配
送装置からの暗号鍵発行依頼に応じて、前記暗号鍵生成
手段によって生成し、保持しておいた暗号鍵を前記電子
情報配送装置に対して発行する暗号鍵発行過程とを有
し、前記電子情報配送装置は、前記情報提供者が提供す
る電子情報を受信して、指定された利用者の前記電子私
書箱へ該電子情報を配送するコンテンツ配送過程と、
記コンテンツ配送過程が配送した電子情報の配送履歴に
対して前記電子証明書管理手段に登録されている前記電
子証明書を添付して配送履歴情報を作成する履歴情報作
成過程と、前記暗号鍵管理装置が保持する暗号鍵を受け
取り、この暗号鍵を使用して前記配送履歴情報を暗号化
する暗号化過程とを有し、前記電子私書箱の配送履歴情
に対して、該電子私書箱を有する利用者以外の利用者
に対して電子証明書によって内容を証明するとともに、
前記暗号鍵管理装置が管理する暗号鍵を使用することに
よって参照することのみを許可することを特徴とする。
【0011】
【0012】 請求項に記載の発明は、情報提供者が
提供する電子情報を各利用者に対して配送するために、
前記電子情報を受けるために前記利用者毎に設けられ、
データファイルを有する複数の電子私書箱と、予め外部
の認証局から発行された電子証明書を登録しておく電子
証明書管理手段と、情報の暗号化処理に用いる暗号鍵を
格納する暗号鍵管理手段とを備えた電子情報配送システ
ムにおいて動作する電子情報配送プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記電
子情報配送プログラムは、前記情報提供者が提供する電
子情報を受信して、指定された利用者の前記電子私書箱
へ該電子情報を配送するコンテンツ配送処理と、前記コ
ンテンツ配送処理が配送した電子情報の配送履歴に対し
前記電子証明書管理手段に登録されている電子証明書
を添付して配送履歴情報を作成する履歴情報作成処理
と、前記暗号鍵管理手段に格納されている暗号鍵を使用
して前記配送履歴情報を暗号化する暗号化処理とをコン
ピュータに行わせ、前記電子私書箱の配送履歴情報に対
して、該電子私書箱を有する利用者以外の利用者に対し
て電子証明書によって内容を証明するとともに、前記暗
号鍵によって参照することのみを許可することを特徴と
する。
【0013】 請求項に記載の発明は、情報提供者が
提供する電子情報を各利用者に対して配送するために、
前記電子情報を受けるために前記利用者毎に設けられ、
データファイルを有する複数の電子私書箱と、予め外部
の認証局から発行された電子証明書を登録しておく電子
証明書管理手段とを備える電子情報配送装置と暗号鍵管
理装置とからなる電子情報配送システムにおいて動作す
電子情報配送プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体であって、前記暗号鍵管理装置にお
いて、前記利用者からの暗号鍵の生成依頼に応じて、暗
号鍵を生成して内部に保持しておく暗号鍵生成処理と、
前記電子情報配送装置からの暗号鍵発行依頼に応じて、
前記暗号鍵生成処理によって生成し、保持しておいた暗
号鍵を前記電子情報配送装置に対して発行する暗号鍵発
行処理と をコンピュータに行わせ、前記電子情報配送
装置において、前記情報提供者が提供する電子情報を受
信して、指定された利用者の前記電子私書箱へ該電子情
報を配送するコンテンツ配送処理と、前記コンテンツ配
送処理が配送した電子情報の配送履歴に対して前記電子
証明書管理手段に登録されている前記電子証明書を添付
して配送履歴情報を作成する履歴情報作成処理と、前記
暗号鍵管理装置が保持する暗号鍵を受け取り、この暗号
鍵を使用して前記配送履歴情報を暗号化する暗号化処理
をコンピュータに行わせ、前記電子私書箱の配送履歴
情報に対して、該電子私書箱を有する利用者以外の利用
者に対して電子証明書によって内容を証明するととも
に、前記暗号鍵管理装置が管理する暗号鍵を使用するこ
とによって参照することのみを許可することを特徴とす
る。
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
電子情報配送システムを図面を参照して説明する。図1
は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図に
おいて、符号1は、電子情報配送システムである。符号
2は、電子情報配送システム1を利用して、情報を提供
する情報提供者である。符号3は、電子情報配送システ
ム1を利用する利用者であり、情報提供者2が提供する
情報を、パソコン上で動作するWebブラウザ31とイ
ンターネット接続可能な携帯電話32を使用して取得す
る。符号1aは、電子情報の配送処理を管理する管理部
であり、電子情報配送システム1の運転を管理する運転
管理部11と配送する電子情報の管理を行う配送情報管
理部12からなる。符号1bは、配送処理部である。符
号13は、配送情報管理部12において受けた情報提供
者からの情報に対してフィルタ処理を施すフィルタ機能
部である。符号14は、フィルタ機能部14によってフ
ィルタリングされた情報を個別化する個別化機能部であ
る。
【0016】符号15は、個別化機能部14によって個
別化された情報を振り分けて配送する配送振り分け部で
ある。符号16は、配送された情報の状態変化を記録す
る履歴情報ファイルである。符号17は、履歴情報ファ
イル16を参照して、配送された情報の状態を情報提供
者2へ通知する履歴参照部である。符号18は、利用者
3の属性情報が定義された利用者属性情報ファイルであ
り、利用者3毎に趣味や嗜好に関する情報が定義されて
いる。符号19は、利用者毎に設けられたデータファイ
ルを有する電子私書箱であり、情報提供者2から提供さ
れた情報は配送処理部1bによってこの電子私書箱に蓄
えられる。符号20は、利用者2に対して情報を配送す
る配送サーバである。符号21は、携帯電話32を電子
情報配送システム1に接続するために携帯電話接続ゲー
トウェイである。
【0017】次に、図1を参照して、電子情報配送シス
テム1の基本動作を説明する。ここでは、情報提供者2
が利用者3に対してダイレクトメールを送信することを
例にして説明する。まず、情報提供者2は、ダイレクト
メールの内容である電子情報を情報提供者2が所有する
パソコン等を使用して作成する。ここで作成される電子
情報とは、文書データ、画像データ、音データ等からな
るデジタルデータである。そして、情報提供者2は、作
成した電子情報を含むダイレクトメール発送要求を電子
情報配送システム1へ送信する。このとき、情報提供者
2は、電子情報を配送する場合の配送条件を合わせて電
子情報配送システム1へ送信する。ここでいう配送条件
とは、ダイレクトメールを配送する配送先を限定するた
めの条件であり、利用者の年齢範囲や趣味、嗜好を指定
して、この条件を満たす利用者に対してのみダイレクト
メールを配送するために使用されるものである。
【0018】情報提供者2より送信された電子情報と配
送条件は、配送情報管理部12によって受信され、配送
情報管理部12内にこの電子情報は保持される。そし
て、配送情報管理部12は、内部に保持されている電子
情報と配送条件をフィルタ機能部13へ出力する。これ
を受けて、フィルタ機能部13は、利用者属性情報ファ
イル18を参照して、受け取った配送条件に合致する利
用者を抽出する。続いて、フィルタ機能部13は、配送
条件に合致した利用者毎に電子情報を個別化機能部14
へ出力する。ここで出力される電子情報は、配送条件に
合致した利用者の数と同数だけ出力される。
【0019】次に、個別化機能部14は、フィルタ機能
部13から受け取った電子情報に対して、利用者毎に必
要な情報を付与してダイレクトメールの様式に変換する
個別化処理を行う。この個別化処理では、宛先や差し出
し人の情報を付与するとともに、予め決められたダイレ
クトメールの様式に電子情報をはめ込む等の処理が施さ
れる。ただし、ここでいう宛先とは、利用者3毎に設け
られた電子私書箱19を特定するための私書箱IDであ
る。
【0020】次に、個別化機能部14は、利用者毎に個
別化処理が施された電子情報を配送振り分け部15へ出
力する。これを受けて、配送振り分け部15は、個別化
機能部14から受け取った電子情報に付与されている宛
先(私書箱ID)に基づいて、振り分けを行い電子情報
を電子私書箱19へ出力する。電子私書箱19は、この
電子情報を受け取り、私書箱IDに基づいて該当するデ
ータファイルへ蓄える。また、配送振り分け部15は、
電子私書箱19へ電子情報を出力するのと同期して、配
送サーバ20を介して、ダイレクトメールを配送した私
書箱を所有している利用者3へダイレクトメールが届い
たことを通知する。利用者3は、この通知を受けて、W
ebブラウザ31または携帯電話32によって、電子私
書箱19に蓄えられている電子情報を取得する。これに
よって、情報提供者2から送信されたダイレクトメール
が利用者3へ届くこととなる。
【0021】一方、電子私書箱19は、配送振り分け部
15から電子情報を受け取った時点と、利用者3が電子
私書箱19に蓄えられている電子情報を取得した時点
で、その旨を示す情報を履歴情報ファイル16へ蓄え
る。情報提供者2は、ダイレクトメール発送要求を送信
した後の任意のタイミングで電子情報配送システム1に
対して、履歴情報参照要求を送信する。この履歴情報参
照要求は、履歴参照部17によって受信される。これを
受けて、履歴参照部17は、該当するダイレクトメール
に関する履歴情報を履歴情報ファイル16から読み出し
て、その内容を情報提供者2へ送信する。
【0022】情報提供者2は、履歴参照部17から送信
された履歴情報を取得し、内容を確認する。これによっ
て、情報提供者は、発送を要求したダイレクトメールが
何通発送され、その発送されたダイレクトメールが何人
の利用者に見てもらったかを把握することができる。
【0023】なお、前述した説明では、配送条件を指定
した場合の動作を説明したが、配送条件を指定せずに、
予め私書箱IDを指定して直接電子私書箱19へ配送す
るようにしてもよい。
【0024】このように、情報提供者2は、電子情報配
送システム1に対して、ダイレクトメールの内容と配送
条件を送信するだけで、複数のダイレクトメールを送る
ことができる。また、配送条件に合致する利用者のみに
ダイレクトメールを送るようにしたため、効率よくメー
ルの発送を行うことが可能となる。
【0025】次に、他の実施形態を図面を参照して説明
する。図2は、他の実施形態の構成を示すブロック図で
ある。図2において、図1にシステムと同一の部分には
同一の符号を付し、その説明を省略する。なお、以下の
説明において、電子情報を「コンテンツ」と称する。図
2において、符号41は、コンテンツを電子私書箱19
へ配送するコンテンツ配送装置である。符号42は、電
子私書箱19に対してアクセスを行った場合の履歴情報
を作成する履歴情報作成装置である。符号43は、外部
の認証局から発行を受けた電子証明書を管理する電子証
明書管理装置である。符号44は、情報に対して暗号化
を施す暗号化装置である。符号45は、暗号化するとき
に用いる鍵情報を管理する鍵情報管理装置である。符号
46は、公開鍵を管理する公開鍵管理装置である。符号
47は、公開鍵を発行する公開鍵発行装置である。符号
48は、秘密鍵を管理する秘密鍵管理装置である。符号
49は、公開鍵、秘密鍵を生成する鍵生成装置である。
【0026】次に、図4を参照して、配送の履歴情報を
参照する時の動作を説明する。まず、電子情報配送シス
テム1のシステム管理者は、予め電子証明書の発行を外
部の認証局に依頼し証明書を発行してもらい、証明書を
電子証明書管理装置へ登録する(ステップS1)。この
電子証明書は、外部の認証局に発行してもらうようにし
て、電子情報配送システム1内で扱う情報に対して認証
を受けているシステムの情報であることを保証するもの
である。この登録は、電子情報配送システム1の運用を
開始する時点で一度だけ実行する。
【0027】次に、利用者Aは公開鍵、秘密鍵、鍵情報
の作成を鍵生成装置49へ依頼する(ステップS2)。
これを受けて、鍵生成装置49は、利用者Aが用いる公
開鍵、秘密鍵、及び鍵情報を作成して、それぞれ公開鍵
管理装置46、秘密鍵管理装置48、鍵情報管理装置4
5へ格納する(ステップS3)。ステップS2、S3の
処理は、利用者を新たに登録する場合のみに一度だけ実
行する。
【0028】次に、コンテンツ配送装置41は、提供者
2のコンテンツを指定された利用者の電子私書箱Aのコ
ンテンツ管理領域へ配送する(ステップS4)。電子私
書箱A・19は、コンテンツを受け取り、この時点で配
送が完了したことを履歴情報作成装置42へ通知する
(ステップS5)。これを受けて、履歴情報作成装置4
2は、電子私書箱A・19から受け取った情報を基に履
歴情報を作成する(ステップS6)。続いて、履歴情報
作成装置42は、作成した履歴情報に電子証明書を添付
するよう電子証明書管理装置43へ依頼する(ステップ
S7)。これに応じて、電子証明書管理装置43は、履
歴情報に電子証明書を添付し履歴情報作成装置42へ返
す(ステップS8)。
【0029】次に、履歴情報作成装置42は、作成した
履歴情報を暗号化するために暗号化装置44へ暗号化の
依頼をする(ステップS9)。暗号化装置44は、暗号
化に必要な秘密鍵を指定するために鍵情報管理装置45
において鍵情報検索を行う(ステップS10)。鍵情報
管理装置45は、利用者A・3が用いる秘密鍵を指定し
秘密鍵管理装置48に発行依頼を行う(ステップS1
1)。秘密鍵管理装置48は、指定された秘密鍵を暗号
化装置44へ返す(ステップS12)。これを受けて、
暗号化装置44は、送付された暗号鍵を用いて履歴情報
を暗号化する(ステップS13)。そして、暗号化装置
44は、暗号化された履歴情報を指定された利用者A・
3の電子私書箱の履歴情報管理領域へ配送する(ステッ
プS14)。
【0030】次に、利用者A・3以外の利用者(ここで
は利用者Bとする)が利用者A・3の履歴情報を参照す
る場合の動作を説明する。まず、利用者B・3が、公開
鍵発行装置47へ公開鍵発行依頼を行う(ステップS1
5)。これを受けて、公開鍵発行装置47は指定された
利用者の鍵情報を検索する(ステップS16)。鍵情報
管理装置45は、利用者B・3の公開鍵を指定し公開鍵
管理装置46に発行依頼を行う(ステップS17)。こ
れを受けて、公開鍵管理装置46は、指定された公開鍵
鍵を公開鍵発行装置47へ返すステップS18)。そし
て、公開鍵発行装置47は、利用者B・3に対して公開
鍵を送付する(ステップS19)。利用者B・3はこの
公開鍵を受け取り、利用者A・3の電子私書箱A・19
ヘアクセスし、公開鍵を用いて履歴情報を復号化し参照
する(ステップS20)。
【0031】このように、利用者毎に暗号化に用いる公
開鍵及び秘密鍵を発行するようにしため、第三者に不正
に履歴情報を参照されることを防止することができる。
【0032】次に、図5を参照して、図2に示す電子情
報配送システム1内において、暗号化に用いる公開鍵及
び秘密鍵を利用者毎に発行するのではなく、システム内
で1つの鍵を生成して、この鍵を全ての利用者が使用す
る動作を説明する。図5において、図4に示す動作と同
一の動作には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に示す動作が、図4に示す動作と異なるステップ
は、ステップS2b、S3b、S11b、S16b、及
びS17bである。
【0033】まず、ステップS2bにおいて、システム
管理者が、システム内で用いる鍵を生成するよう鍵生成
装置49へ依頼する。そして、ステップS3bにおい
て、鍵生成装置49は、システム内で共通の公開鍵、秘
密鍵、鍵情報を作成して、それぞれ公開鍵管理装置4
6、秘密鍵管理装置48、鍵情報管理装置45へ格納す
る。システム内で1つの鍵を使用する場合は、ステップ
S1、S2b、S3bを電子情報配送システム1の運用
を開始する時点で一度だけ実行する。
【0034】そして、ステップS11bにおいて、鍵情
報管理装置45は、システム用の秘密鍵を指定して、秘
密鍵管理装置48に発行依頼を行い、ステップS16b
において、公開鍵発行装置47は鍵情報を検索して、ス
テップS17bにおいて、鍵情報管理装置45は、シス
テム内で使用する公開鍵を指定して公開鍵管理装置46
に発行依頼を行う。
【0035】次に、図3を参照して、図2に示す電子情
報配送システム1の鍵に関する装置を第三者が管理する
実施形態を説明する。図3において、図2に示すシステ
ムと同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略
する。図3に示すシステムが、図2に示すシステムと異
なる点は、鍵情報管理装置45、公開鍵管理装置46、
公開鍵発行装置47、秘密鍵管理装置48、鍵生成装置
49を、電子情報配送システム1の外部に設けられた鍵
管理センタ50内に備え、さらに秘密鍵発行装置51を
新たに備えた点である。
【0036】次に、図6を参照して、図3に示す実施形
態の動作を説明する。まず、システム管理者は、予め電
子証明書の発行を認証局に依頼し証明書を発行してもら
い、証明書をシステムの電子証明書管理装置43へ登録
する(ステップS21)。この登録は、電子情報配送シ
ステム1の運用を開始する時点で一度だけ実行する。
【0037】次に、利用者A・3は公開鍵、秘密鍵、鍵
情報の作成を鍵生成装置49へ依頼する(ステップS2
2)。これを受けて、鍵生成装置49は、利用者A・3
が用いる公開鍵、秘密鍵、鍵情報を作成して、それぞれ
公開鍵管理装置46、秘密鍵管理装置48、鍵情報管理
装置45へ格納する(ステップS23)。ステップS2
2、S23の処理は、利用者を新たに登録する場合のみ
に一度だけ実行する。
【0038】次に、コンテンツ配送装置41は、情報提
供者のコンテンツを指定された利用者A・3の電子私書
箱A・19のコンテンツ管理領域へ配送する(ステップ
S24)。これを受けて、電子私書箱A・19は、コン
テンツを受け取り時に配送が完了したことを履歴情報作
成装置42へ通知する(ステップS25)。そして、履
歴情報作成装置42は、電子私書箱A・19から受け取
った情報を基に履歴情報を作成する(ステップS2
6)。続いて、履歴情報作成装置42は、作成した履歴
情報に電子証明書を添付するよう電子証明書管理装置4
3へ依頼する(ステップS27)。これを受けて、電子
証明書管理装置43は、履歴情報に電子証明書を添付し
履歴情報作成装置42へ返す(ステップS28)。
【0039】次に、履歴情報作成装置42は、作成した
履歴情報を暗号化するために暗号化装置44へ暗号化の
依頼をする(ステップS29)。これを受けて、暗号化
装置44は、暗号化に必要な秘密鍵を指定するために鍵
情報管理装置45において鍵情報検索を行う(ステップ
S30)。鍵情報管理装置45は、利用者A・3が用い
る秘密鍵を指定し秘密鍵管理装置48に発行依頼を行う
(ステップS31)。これを受けて、秘密鍵管理装置4
8は、指定された秘密鍵を秘密鍵発行装置51へ送る
(ステップS32)。秘密鍵発行装置51は、指定され
た秘密鍵を暗号化装置44へ返す(ステップS33)。
そして、暗号化装置44は、送付された暗号鍵を用いて
履歴情報を暗号化する(ステップS34)。続いて、暗
号化装置44は、暗号化された履歴情報を指定された利
用者A・3の電子私書箱A・19の履歴情報管理領域へ
配送する(ステップS35)。
【0040】次に、利用者B・3が、公開鍵発行装置4
7へ公開鍵発行依頼を行う(ステップS36)。これを
受けて、公開鍵発行装置47は指定された利用者A・3
の鍵情報を検索する(ステップS37)。鍵情報管理装
置45は、利用者A・3の公開鍵を指定し公開鍵管理装
置に発行依頼を行う(ステップS38)。公開鍵管理装
置46は、指定された公開鍵を公開鍵発行装置47へ返
す(ステップS39)。そして、公開鍵発行装置47
は、利用者B・3に対して公開鍵を送付する(ステップ
S40)。利用者B・3は、利用者A・3の電子私書箱
A・19ヘアクセスし、公開鍵を用いて履歴情報を復号
化し参照する(ステップS41)。
【0041】次に、図7を参照して、図3に示す電子情
報配送システム1内において、暗号化に用いる公開鍵及
び秘密鍵を利用者毎に発行するのではなく、システム内
で1つの鍵を生成して、この鍵を全ての利用者が使用す
る動作を説明する。図7において、図6に示す動作と同
一の動作には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7に示す動作が、図6に示す動作と異なるステップ
は、ステップS22b、S23b、S31b、S37
b、及びS38bである。
【0042】まず、ステップS22bにおいて、システ
ム管理者が、システム内で用いる鍵を生成するよう鍵生
成装置49へ依頼する。そして、ステップS33bにお
いて、鍵生成装置49は、システム内で共通の公開鍵、
秘密鍵、鍵情報を作成して、それぞれ公開鍵管理装置4
6、秘密鍵管理装置48、鍵情報管理装置45へ格納す
る。システム内で1つの鍵を使用する場合は、ステップ
S21、S22b、S23bを電子情報配送システム1
の運用を開始する時点で一度だけ実行する。
【0043】そして、ステップS31bにおいて、鍵情
報管理装置45は、システム用の秘密鍵を指定して、秘
密鍵管理装置48に発行依頼を行い、ステップS37b
において、公開鍵発行装置47は鍵情報を検索して、ス
テップS38bにおいて、鍵情報管理装置45は、シス
テム内で使用する公開鍵を指定して公開鍵管理装置46
に発行依頼を行う。
【0044】このように、電子私書箱の配送履歴情報
は、この電子私書箱を有する利用者以外の利用者に対し
て、認証局が発行した電子証明書によって内容を証明す
るとともに、暗号鍵によって参照することのみを許可す
ることが可能となる。
【0045】なお、図1、2、3における処理部の機能
を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプ
ログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行す
ることにより電子情報配送処理を行ってもよい。なお、
ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺
機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コン
ピュータシステム」は、WWWシステムを利用している
場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環
境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り
可能な記録媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディス
ク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒
体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク
等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み
取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネット
ワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送
信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュー
タシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一
定時間プログラムを保持しているものも含むものとす
る。
【0046】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、情報提供者は、電子情報配送システムに対して、ダ
イレクトメールの内容と配送条件を送信するだけで、複
数のダイレクトメールを送ることができるという効果が
得られる。また、配送条件に合致する利用者のみにダイ
レクトメールを送るようにしたため、効率よくメールの
発送を行うことが可能となる。さらに、私書箱に対する
アクセスの履歴を参照できるようにしたため、情報提供
者は、送信した情報がどのような状況になっているかを
把握することができるという効果が得られる。
【0048】また、この発明によれば、この電子私書箱
を有する利用者以外の利用者に対して、認証局が発行し
た電子証明書によって電子私書箱の配送履歴情報の内容
を証明するとともに、暗号鍵によって、配送履歴情報の
参照のみを許可することが可能となるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】 本発明の他の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図3】 本発明の他の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図4】 図2に示す実施形態の動作を示すシーケンス
図である。
【図5】 図2に示す実施形態の動作を示すシーケンス
図である。
【図6】 図3に示す実施形態の動作を示すシーケンス
図である。
【図7】 図3に示す実施形態の動作を示すシーケンス
図である。
【符号の説明】
1・・・電子情報配送システム、 2・・・情報提供
者、3・・・利用者、 11・・・運
転管理部、12・・・配送情報管理部、 13・
・・フィルタ機能部、14・・・個別化機能部、
15・・・配送振り分け部、16・・・履歴情報フ
ァイル、 17・・・履歴参照部、18・・・利用
者属性情報ファイル、19・・・電子私書箱、20・・
・配送サーバ、 21・・・携帯電話接続ゲ
ートウェイ、31・・・Webブラウザ、 32
・・・携帯電話、1a・・・管理部、
1b・・・配送処理部、41・・・コンテンツ配送装
置、 42・・・履歴情報作成装置、43・・・電子
証明書管理装置、 44・・・暗号化装置、45・・
・鍵情報管理装置、 46・・・公開鍵管理装
置、47・・・公開鍵発行装置、 48・・・秘
密鍵管理装置、49・・・鍵生成装置、 5
0・・・鍵管理センタ、51・・・秘密鍵発行装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 信一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 鈴木 将貴 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開2000−165377(JP,A) 畑山隆,高田信一,山本修一郎,情報 配送サービスにおけるターゲティング方 式の提案,信学技報(KBSE2000− 24),電子情報通信学会,2000年 7月 12日,第100巻,第206号,第29〜34頁 山口利和,暗号認証ソフトウェアツー ルキット,NTT技術ジャーナル,社団 法人電気通信協会,1999年 3月 1 日,第11巻,第3号,第12〜16頁 セキュリティ対策に欠かせない認証と 暗号化,日経マルチメディア,日経BP 社,1998年12月15日,第42号,第44頁 NTTコミュニケーションズのビジネ スソリューション,ビジネスコミュニケ ーション,株式会社ビジネスコミュニケ ーション社,1999年 8月 1日,第36 巻,第8号,第66〜68頁 簗栄司,村山隆彦,山本修一郎,El ectronic Bill Pres entment and Paymen t(EBPP)サービスモデルの比較分 析,信学技報(KBSE2000−21),電 子情報通信学会,2000年 7月12日,第 100巻,第206号,第7〜14頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供者が提供する電子情報を配送条
    件に合致する利用者に対して配送する電子情報配送シス
    テムであって、 前記電子情報配送システムは、 前記電子情報を受けるために前記利用者毎に設けられ
    データファイルを有する電子私書箱と、 前記情報提供者から送信された電子情報及びこの電子情
    報の配送先を限定する配送条件を受信して内部に保持す
    る配送情報管理手段と、 前記利用者の属性情報を記憶しておく利用者属性情報記
    憶手段と、 前記利用者属性情報記憶手段に記憶されている属性情報
    が前記配送条件に合致する利用者を抽出するフィルタ機
    能手段と、 前記フィルタ機能手段において抽出された利用者へ配送
    する電子情報に対して所定の個別化処理を施す個別化機
    能手段と、 前記個別化機能部において個別化された電子情報を前記
    電子私書箱に対して振り分ける配送振り分け手段と、 前記電子私書箱において受けられた電子情報の内容を
    記利用者が参照する私書箱参照手段と、 前記配送振り分け手段または前記私書箱参照手段により
    前記電子私書箱に対してアクセスされた履歴を記憶する
    履歴情報記憶手段と、 前記履歴情報記憶手段によって記憶された履歴情報を参
    照する履歴情報参照手段と、 を備えたことを特徴とする電子情報配送システム。
  2. 【請求項2】 情報提供者が提供する電子情報を各利用
    に対して配送する電子情報配送システムであって、 前記電子情報配送システムは、前記電子情報を受けるために前記利用者毎に設けられ、
    データファイルを有する複数の電子私書箱と、 予め 外部の認証局から発行された電子証明書を登録して
    おく電子証明書管理手段と、 情報の暗号化処理に用いる暗号鍵を格納する暗号鍵管理
    手段と、 前記情報提供者が提供する電子情報を受信して、指定さ
    れた利用者の前記電子私書箱へ該電子情報を配送するコ
    ンテンツ配送手段と、 前記コンテンツ配送手段が配送した電子情報の配送履歴
    に対して前記電子証明書管理手段に登録されている電子
    証明書を添付して配送履歴情報を作成する履歴情報作成
    手段と、 前記暗号鍵管理手段に格納されている暗号鍵を使用して
    前記配送履歴情報を暗号化する暗号化手段と、 を備え、 前記電子私書箱の配送履歴情報に対して、該電子私書箱
    を有する利用者以外の利用者に対して電子証明書によっ
    て内容を証明するとともに、前記暗号鍵によって参照す
    ることのみを許可することを特徴とする電子情報配送シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 情報提供者が提供する電子情報を各利用
    に対して配送するために電子情報配送装置と暗号鍵管
    理装置とを備える電子情報配送システムであって、前記暗号鍵管理装置は、 前記利用者からの暗号鍵の生成依頼に応じて、暗号鍵を
    生成して内部に保持しておく暗号鍵生成手段と、 前記電子情報配送装置からの暗号鍵発行依頼に応じて、
    前記暗号鍵生成手段によって生成し、保持しておいた暗
    号鍵を前記電子情報配送装置に対して発行する暗号鍵発
    行手段とからなり、 前記電子情報配送装置は、 前記電子情報を受けるために前記利用者毎に設けられ、
    データファイルを有する複数の電子私書箱と、 予め 外部の認証局から発行された電子証明書を登録して
    おく電子証明書管理手段と、 前記情報提供者が提供する電子情報を受信して、指定さ
    れた利用者の前記電子私書箱へ該電子情報を配送するコ
    ンテンツ配送手段と、 前記コンテンツ配送手段が配送した電子情報の配送履歴
    に対して前記電子証明書管理手段に登録されている前記
    電子証明書を添付して配送履歴情報を作成する履歴情報
    作成手段と、 前記暗号鍵管理装置が保持する暗号鍵を受け取り、この
    暗号鍵を使用して前記配送履歴情報を暗号化する暗号化
    手段とからなり、 前記電子私書箱の配送履歴情報に対して、該電子私書箱
    を有する利用者以外の利用者に対して電子証明書によっ
    て内容を証明するとともに、前記暗号鍵管理装置が管理
    する暗号鍵を使用することによって参照することのみを
    許可することを特徴とする電子情報配送システム。
  4. 【請求項4】 情報提供者が提供する電子情報を各利用
    に対して配送するために、前記電子情報を受けるため
    に前記利用者毎に設けられ、データファイルを有する複
    数の電子私書箱と、予め外部の認証局から発行された電
    子証明書を登録しておく電子証明書管理手段と、情報の
    暗号化処理に用いる暗号鍵を格納する暗号鍵管理手段と
    を備えた電子情報配送システムにおける電子情報配送方
    法であって、 前記電子情報配送方法は、 前記情報提供者が提供する電子情報を受信して、指定さ
    れた利用者の前記電子私書箱へ該電子情報を配送するコ
    ンテンツ配送過程と、前記コンテンツ配送過程が 配送した電子情報の配送履歴
    に対して前記電子証明書管理手段に登録されている電子
    証明書を添付して配送履歴情報を作成する履歴情報作成
    過程と、前記暗号鍵管理手段に格納されている 暗号鍵を使用して
    前記配送履歴情報を暗号化する暗号化過程と、 を有し、 前記電子私書箱の配送履歴情報に対して、該電子私書箱
    を有する利用者以外の利用者に対して電子証明書によっ
    て内容を証明するとともに、前記暗号鍵によって参照す
    ることのみを許可することを特徴とする電子情報配送方
    法。
  5. 【請求項5】 情報提供者が提供する電子情報を各利用
    に対して配送するために、前記電子情報を受けるため
    に前記利用者毎に設けられ、データファイルを有する複
    数の電子私書箱と、予め外部の認証局から発行された電
    子証明書を登録しておく電子証明書管理手段とを備える
    電子情報配送装置と暗号鍵管理装置とからなる電子情報
    配送システムにおける電子情報配送方法であって、前記暗号鍵管理装置は、 前記利用者からの暗号鍵の生成依頼に応じて、暗号鍵を
    生成して内部に保持しておく暗号鍵生成過程と、 前記電子情報配送装置からの暗号鍵発行依頼に応じて、
    前記暗号鍵生成手段によって生成し、保持しておいた暗
    号鍵を前記電子情報配送装置に対して発行する暗号鍵発
    行過程とを有し、 前記電子情報配送装置は、 前記情報提供者が提供する電子情報を受信して、指定さ
    れた利用者の前記電子私書箱へ該電子情報を配送するコ
    ンテンツ配送過程と、前記コンテンツ配送過程が 配送した電子情報の配送履歴
    に対して前記電子証明書管理手段に登録されている前記
    電子証明書を添付して配送履歴情報を作成する履歴情報
    作成過程と、前記暗号鍵管理装置が保持する 暗号鍵を受け取り、この
    暗号鍵を使用して前記配送履歴情報を暗号化する暗号化
    過程とを有し、 前記電子私書箱の配送履歴情報に対して、該電子私書箱
    を有する利用者以外の利用者に対して電子証明書によっ
    て内容を証明するとともに、前記暗号鍵管理装置が管理
    する暗号鍵を使用することによって参照することのみを
    許可することを特徴とする電子情報配送方法。
  6. 【請求項6】 情報提供者が提供する電子情報を各利用
    に対して配送するために、前記電子情報を受けるため
    に前記利用者毎に設けられ、データファイルを有する複
    数の電子私書箱と、予め外部の認証局から発行された電
    子証明書を登録しておく電子証明書管理手段と、情報の
    暗号化処理に用いる暗号鍵を格納する暗号鍵管理手段と
    を備えた電子情報配送システムにおいて動作する電子情
    報配送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体であって、 前記電子情報配送プログラムは、 前記情報提供者が提供する電子情報を受信して、指定さ
    れた利用者の前記電子私書箱へ該電子情報を配送するコ
    ンテンツ配送処理と、前記コンテンツ配送処理が 配送した電子情報の配送履歴
    に対して前記電子証明書管理手段に登録されている電子
    証明書を添付して配送履歴情報を作成する履歴情報作成
    処理と、前記暗号鍵管理手段に格納されている 暗号鍵を使用して
    前記配送履歴情報を暗号化する暗号化処理と、 をコンピュータに行わせ、 前記電子私書箱の配送履歴情報に対して、該電子私書箱
    を有する利用者以外の利用者に対して電子証明書によっ
    て内容を証明するとともに、前記暗号鍵によって参照す
    ることのみを許可することを特徴とする電子情報配送プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 情報提供者が提供する電子情報を各利用
    に対して配送するために、前記電子情報を受けるため
    に前記利用者毎に設けられ、データファイルを有する複
    数の電子私書箱と、予め外部の認証局から発行された電
    子証明書を登録しておく電子証明書管理手段とを備える
    電子情報配送装置と暗号鍵管理装置とからなる電子情報
    配送システムにおいて動作する電子情報配送プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、前記暗号鍵管理装置において、 前記利用者からの暗号鍵の生成依頼に応じて、暗号鍵を
    生成して内部に保持しておく暗号鍵生成処理と、 前記電子情報配送装置からの暗号鍵発行依頼に応じて、
    前記暗号鍵生成処理によって生成し、保持しておいた暗
    号鍵を前記電子情報配送装置に対して発行する暗号鍵発
    行処理とをコンピュータに行わせ、 前記電子情報配送装置において、 前記情報提供者が提供する電子情報を受信して、指定さ
    れた利用者の前記電子私書箱へ該電子情報を配送するコ
    ンテンツ配送処理と、前記コンテンツ配送処理が 配送した電子情報の配送履歴
    に対して前記電子証明書管理手段に登録されている前記
    電子証明書を添付して配送履歴情報を作成する履歴情報
    作成処理と、前記暗号鍵管理装置が保持する 暗号鍵を受け取り、この
    暗号鍵を使用して前記配送履歴情報を暗号化する暗号化
    処理とをコンピュータに行わせ、 前記電子私書箱の配送履歴情報に対して、該電子私書箱
    を有する利用者以外の利用者に対して電子証明書によっ
    て内容を証明するとともに、前記暗号鍵管理装置が管理
    する暗号鍵を使用することによって参照することのみを
    許可することを特徴とする電子情報配送プログラムを記
    録した記録媒体。
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