JP2011105495A - ワイヤーロープ検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤーロープを走行しながら連続撮影を行った撮影画像を基にワイヤーロープの状態を確実に検査できるワイヤーロープ検査装置を提供する。
【解決手段】ワイヤーロープ検査装置において、ワイヤーロープ100を走行しながら連続撮影を行うカメラ10と、撮影画像とワイヤーロープ位置の対応付けを行って撮影画像を保存する画像保存手段と、表示したいワイヤーロープ位置を指定することで、その指定位置に対応するワイヤーロープ100の撮影画像を表示する画像表示部16と、撮影画像による目視検査を実施する際にワイヤーロープ100の検査区間における検査実施有無を表示する検査有無表示部18とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤーロープ検査装置に関する。
従来から、エレベータのワイヤーロープについては、建築基準法の定期報告制度の中で目視による検査の実施が求められている。また、検査結果の報告の際には写真を添付することが求められている。このため、一般的なワイヤーロープ検査は目視により実施し、報告書用に写真撮影を行っている(下記非特許文献1参照)。そして、ワイヤーロープの画像を撮影し検査に利用する技術が知られている。
下記特許文献1には、検査カメラをワイヤーロープに沿って移動しつつワイヤーロープを連続して撮影し、その撮影した画像をワイヤーロープの検査に利用する技術が開示されている。
下記特許文献2には、エレベータ制御盤からのかご位置信号を入力し、かご位置信号を基にかごが画像1コマ分走行していれば、ITV装置のシャッタを切って1コマ分の画像を取り込み、エレベータ用ワイヤーロープの映像を所定の昇降行程にわたって撮影する技術が開示されている。
下記特許文献3には、ワイヤーロープ撮影用のCCDカメラとワイヤーロープ位置検出用のロータリーエンコーダを設置し、エレベータを走行させながら画像を撮影すると共に、ロータリーエンコーダの出力信号を基にロープ位置を検出する技術が開示されている。
特開平10−226474号公報 特開2009−12903号公報 特開2009−57126号公報 特開2005−89172号公報 特開平5−18939号公報
"定期報告制度見直しパンフレット"、[online]、国土交通省、[平成21年9月25日検索]、インターネット〈URL:http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/teikihoukoku/punflet.pdf〉
ところで、エレベータは基本的に常時運用中であるため、点検作業に多くの時間を費やすことができない。しかしながら、従来、一般的な目視によるワイヤーロープ検査は、人手による作業であるため、熟練者でなければ短期間で検査を終えることは難しく、欠陥を見逃しやすいという問題がある。
また、従来のワイヤーロープを撮影する方法は、点検作業時の短期間でワイヤーロープの画像を撮影してしまい、その撮影した画像を持ち帰ることで、後から時間をかけてワイヤーロープの点検作業を実施できるという利点がある。しかし、従来の手法には以下のような問題点がある。
上記特許文献1では、カメラを移動させるための牽引ロープが必要である。また、牽引ロープの牽引は作業員による手動、又は、ウインチによる巻き取りにより行うため、撮影画像とワイヤーロープ位置の対応付けができていない。このため、撮影画像からワイヤーロープの欠陥が発見された場合でも、ワイヤーロープの欠陥位置の特定が困難である。
上記特許文献2,3では、撮影画像とワイヤーロープ位置の対応付けにはエンコーダなどのセンサを用いる。このため、センサを設置できない場合はこの方法では対応できない。これらの方法は、エレベータ装置の機械室にワイヤーロープの検査装置を常設するような用途では有効であるが、ワイヤーロープの点検作業時に検査装置を仮設するような用途への対応は困難である。
さらに、従来の手法では、目視検査した箇所や検査結果を別途人手により記録しておく必要がある。このため、検査中の人為的な手違いにより、検査し忘れた箇所が発生する可能性が高い。また、検査したワイヤーロープの箇所と検査結果を記録した箇所に食い違いが発生する可能性も高い。万一、ワイヤーロープの箇所と検査結果を記録した箇所に食い違いが発生した場合には、検査をやり直す手戻りが発生してしまう。
以上のことから、本発明は、ワイヤーロープを走行しながら連続撮影を行った撮影画像を基にワイヤーロープの状態を確実に検査できるワイヤーロープ検査装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の発明に係るワイヤーロープ検査装置は、
ワイヤーロープを走行しながら連続撮影を行う撮影手段と、
撮影画像とワイヤーロープ位置の対応付けを行って撮影画像を保存する画像保存手段と、
表示したいワイヤーロープ位置を指定することで、その指定位置に対応する前記ワイヤーロープの撮影画像を表示する画像表示手段と、
撮影画像による目視検査を実施する際に前記ワイヤーロープの検査区間における検査実施有無を表示する検査有無表示手段と
を備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第2の発明に係るワイヤーロープ検査装置は、第1の発明に係るワイヤーロープ検査装置において、
初期状態においては全ての検査区間に対して検査実施有無を「無」と設定し、目視検査を実施した検査区間については自動的に検査実施有無を「有」としたリストを作成する検査リスト作成手段を備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第3の発明に係るワイヤーロープ検査装置は、第2の発明に係るワイヤーロープ検査装置において、
前記リスト上において目視検査したい箇所を指定すると、指定した検査区間に対応する前記ワイヤーロープの撮影画像を前記画像表示手段に表示させると共に、前記目視検査の検査結果の入力を行う検査結果入力手段を備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第4の発明に係るワイヤーロープ検査装置は、第3の発明に係るワイヤーロープ検査装置において、
前記検査結果から帳票を作成して表示する検査結果帳票表示手段と、
前記検査結果からグラフを作成して表示する検査結果グラフ表示手段と
を備える
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第5の発明に係るワイヤーロープ検査装置は、第4の発明に係るワイヤーロープ検査装置において、
前記画像表示手段は、前記帳票及び前記グラフ上から表示したいワイヤーロープ位置を指定することで、該ワイヤーロープ位置に対応する前記ワイヤーロープの撮影画像を表示する
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第5の発明に係るワイヤーロープ検査装置は、第1の発明から第5の発明のいずれかひとつに係るワイヤーロープ検査装置において、
前記ワイヤーロープの素線切れを検出するセンサと、
前記センサにおいて素線切れの反応があったワイヤーロープ位置を記録する素線切れ検出手段と
を備え、
前記検査有無表示手段は、撮影画像による目視検査を実施する際に前記ワイヤーロープの検査区間における素線切れ反応有無を表示する
ことを特徴とする。
本発明によれば、ワイヤーロープを走行しながら連続撮影を行った撮影画像を基にワイヤーロープの状態を確実に検査できるワイヤーロープ検査装置を提供することができる。
本発明の第1の実施例に係るワイヤーロープ検査装置の構成を示した模式図である。 本発明の第2の実施例に係るワイヤーロープ検査装置の構成を示した模式図である。 本発明の第3の実施例に係るワイヤーロープ検査装置の構成を示した模式図である。 本発明の第3の実施例に係るワイヤーロープ検査装置における素線切れ検出センサの設置例を示した模式図である。
以下、本発明に係るワイヤーロープ検査装置を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の第1の実施例に係るワイヤーロープ検査装置について説明する。
本実施例に係るワイヤーロープ検査装置は、ワイヤーロープを走行しながら連続撮影を行った撮影画像を基にワイヤーロープの状態を確実に検査できるワイヤーロープ検査装置を提供することを目的としている。
そこで、本実施例に係るワイヤーロープ検査装置においては、ワイヤーロープを走行しながら連続撮影を行い、撮影画像を解析することでワイヤーロープの進み具合を自動検出することとした。これにより、撮影画像とロープ位置の対応付けを行いながら、撮影画像を保存することができる。
また、本実施例に係るワイヤーロープ検査装置においては、対話的なインタフェースを持つ目視検査機能を備えている。本実施例に係るワイヤーロープ検査装置における目視検査機能においては、後述する「検査リスト作成」、「検査有無表示」、「検査結果入力」を実施する。
検査リストは、複数の検査データから構成する。検査データには、ある検査区間のワイヤーロープに対する「検査代表位置」、「検査実施有無」、「素線切れ数」、「コメント」が含まれる。また、検査区間は、指定した検査間隔でワイヤーロープに対応する位置に順次設定する。このため、検査リストは、指定した検査間隔でワイヤーロープを撮影したロープ長を割った数の検査データを保有する。
目視検査機能において「検査リスト作成」を実施すると、ワイヤーロープを撮影したロープ長全体に対して検査リストを作成する。この際、「検査代表位置」として検査区間の中央位置を設定し、「検査実施有無」としては全ての検査データに対して「無」を設定する。すなわち、初期状態においては全ての検査区間に対して検査実施有無を「無」と設定する。そして、目視検査を実施した検査区間については自動的に検査実施有無を「有」とし設定する。
目視検査機能において「検査有無表示」を実施すると、「検査実施有無」の「有」「無」に応じて異なる状態で、検査リストに入っている検査データの一覧が表示される。この際、検査リストが未作成の場合は、「検査リスト作成」を実施した後に、検査リストに入っている検査データの一覧を表示する。
GUIを用いて検査データの一覧から検査したい検査データを指定すると、検査データの検査区間に対応するワイヤーロープの撮影画像を表示すると共に、「検査結果入力」を実施する。作業者は、ワイヤーロープ撮影画像の表示画面を見て目視検査を行い「素線切れ数」、「コメント」の検査データを入力する。検査データを入力して保存すると「検査実施有無」が「有」とし、この検査区間の「検査結果入力」を終了する。
図1は、本発明の第1の実施例に係るワイヤーロープ検査装置の構成を示した模式図である。
図1に示すように、本実施例に係るワイヤーロープ検査装置は、カメラ10、画像入力部11、画像一時保存部12、画像解析部13、記憶部14、処理設定部15、画像表示部16、検査リスト作成部17、検査有無表示部18、検査結果入力部19とにより構成されている。これにより、本実施例に係るワイヤーロープ検査装置は、対話的なインタフェースを持つ目視検査機能を実現している。
カメラ10では、画像を連像撮影し、撮影した画像データを画像入力部11へ送信する。
画像入力部11では、カメラ10から送信した画像データを受信し、画像一時保存部12へ保存する。
画像一時保存部12では、複数枚分の画像メモリを持ち、画像入力部11で受信した撮影画像の画像データを順次保存する。全ての画像メモリに画像データが保存されている場合は、最も古い画像データが保存されている画像メモリへ最新の撮影画像の画像データを上書きする。
記憶部14では、各種データを保存する。
処理設定部15では、基準テンプレート画像設定範囲、ワイヤーロープ走行確認範囲、ワイヤーロープに対するカメラ位置、カメラパラメータ、対象ロープ部分判定閾値、検査リスト作成に用いる検査間隔等の処理設定データを設定すると共に、これらの処理設定データを記憶部14へ保存する。また、ワイヤーロープ画像の保存開始及び保存終了の画像解析動作指令を画像解析部13へ送信する。さらに、表示したいワイヤーロープ位置を画像表示部16へ送信する。
画像解析部13では、画像解析動作指令、画像データ、処理設定データを受信する。画像解析動作指令がワイヤーロープ画像の保存開始の場合、ワイヤーロープ位置の計算を行い、画像解析動作指令がワイヤーロープ画像の保存終了の場合、ワイヤーロープ位置の計算を停止する。
ワイヤーロープ位置の計算中においては、画像一時保存部12から画像データを順次取得し、ワイヤーロープ位置の計算を行い、ワイヤーロープ画像を記憶部14へ保存すると共に、記憶部14に保存されているロープ位置画像対応表ヘロープ位置データとワイヤーロープ画像ファイル名を記入し、ロープ位置画像対応表のデータ内容を更新する。
画像表示部16では、表示したいワイヤーロープ位置を処理設定部15もしくは検査結果入力部19から受信し、記憶部14ヘワイヤーロープ位置を送信すると共に、ワイヤーロープ位置に対応するワイヤーロープ画像を記憶部14から取得し、ワイヤーロープ画像を表示する。
検査リスト作成部17では、ロープ位置画像対応表の最終項のワイヤーロープ位置より換算できるロープ長と、設定してある検査間隔を入力し、検査リストを作成すると共に、検査リストを記憶部14へ保存する。
検査有無表示部18では、検査リストを入力し、「検査実施有無」の「有」「無」に応じて異なる状態で、検査リストに入っている検査データの一覧を表示する。また、GUIによって指定した検査データのID(以降これを「検査データID」と呼ぶ)を検査結果入力部19へ送信する。
検査結果入力部19では、検査データIDを検査有無表示部から受診し、この検査データIDを基に記憶部14から該当する検査データを検索して、検査データを入力する。また、検査データの検査代表位置から表示したい画像のワイヤーロープ位置を求め、ワイヤーロープ位置を画像表示部16へ送信する。さらに、作業者の目視検査結果を入力し、検査データを更新して記憶部14へ保管する。
したがって、本実施例に係るワイヤーロープ検査装置によれば、点検現場においてカメラ10でワイヤーロープの画像を撮影して持ち帰り、時間のかかる点検作業を別の場所で実施することができるため、点検現場にて目視検査を行う手法に比べて点検現場での点検作業時間を短縮することができる。
また、点検作業を別の場所で時間をかけて実施できるため、点検現場にて目視検査を行う手法に比べて欠陥の見逃しを少なくすることができる。
また、ワイヤーロープを撮影する従来方法に比べて、特別なセンサを設置することなく、ワイヤーロープ位置と撮影画像との対応付けを行うことができる。このため、エレベータ装置の機械室にワイヤーロープの検査装置を常設するような用途にも、ワイヤーロープの点検作業時に検査装置を仮設するような用途にも対応できる。
また、ワイヤーロープ位置に対応した検査結果を同じ装置で入力することができるため、検査中の人為的な手違いにより検査し忘れた箇所が発生しないようにすることができる。
また、検査したワイヤーロープの箇所と検査結果を記録した箇所に食い違いが発生しない。このため、検査において手戻りが発生しないようにすることができる。
以下、本発明の第2の実施例に係るワイヤーロープ検査装置について説明する。
本実施例に係るワイヤーロープ検査装置は、第1の実施例に係るワイヤーロープ検査装置に検査結果表示機能を追加したことを特徴としている。本実施例に係るワイヤーロープ検査装置における検査結果表示機能においては、後述する「検査結果帳票表示」及び「検査結果グラフ表示」を実施する。
「検査結果帳票表示」を実施すると、ワイヤーロープに対応する位置の順に検査データの内容を示した一覧表を帳票として作成し、これを表示する。GUIを用いて表示したい検査データを帳票上にて指定すると、検査データの検査区間に対応するワイヤーロープの撮影画像を表示する。
「検査結果グラフ表示」を実施すると、検査リストのデータを基にワイヤーロープ位置に対応する素線切れ数のグラフを作成し、これを表示する。GUIを用いて表示したいワイヤーロープ位置をグラフ上にて指定すると、ワイヤーロープ位置に対応するワイヤーロープの撮影画像を表示する。
図2は、本発明の第2の実施例に係るワイヤーロープ検査装置の構成を示した模式図である。
図2に示すように、本実施例に係るワイヤーロープ検査装置は、第1の実施例に係るワイヤーロープ検査装置の構成に、検査結果帳票表示部20及び検査結果グラフ表示部21を追加した構成となっている。ただし、画像表示部16においては第1の実施例のワイヤーロープ検査装置における機能に加え、検査結果帳票表示部20、検査結果グラフ表示部21からも表示したいワイヤーロープ位置を受信するものとする。
検査結果帳票表示部20では、検査データを入力し、検査データの内容を示した一覧表を作成し、これを表示する。また、GUIによって指定した検査データに対応するワイヤーロープ位置を画像表示部16へ送信する。
検査結果グラフ表示部21では、検査データを入力し、ワイヤーロープ位置に対応する素線切れ数のグラフを作成し、これを表示する。また、GUIによって指定したワイヤーロープ位置を画像表示部16へ送信する。
したがって、本実施例に係るワイヤーロープ検査装置によれば、第1の実施例に係るワイヤーロープ検査装置の奏する効果に加え、帳票やグラフによってワイヤーロープ全体の状態を簡単に把握することができる。
また、素線切れのある部分のような欠陥部の画像を簡易な操作で確認することができる。
以下、本発明の第3の実施例に係るワイヤーロープ検査装置について説明する。
本実施例に係るワイヤーロープ検査装置は、第2の実施例に係るワイヤーロープ検査装置に素線切れ検出機能を追加したことを特徴としている。
ところで、ワイヤーロープの素線切れを検出するセンサとしてロープテスタが知られている。このロープテスタはワイヤーロープを磁化し、素線切れ箇所からの漏洩磁束をコイルで検出するセンサである。ロープテスタに関しては幾つかの提案がある(上記特許文献4,5参照)。
図4は、本発明の第3の実施例に係るワイヤーロープ検査装置における素線切れ検出センサの設置例を示した模式図である。
図4に示すように、かご102を吊るしているワイヤーロープ100を磁化するため素線切れ検出センサ31がワイヤーロープ100と接触するように設置する。なお、ワイヤーロープ100の位置検出を行う画像を撮影するカメラ10と素線切れ検出センサ31の設置位置は異なっているため、カメラ10と素線切れ検出センサ31との距離については装置設置時に計測しセンサオフセット距離として記録しておく。なお、図4に示すように、照明101を設置してもよい。
本実施例に係るワイヤーロープ検査装置における素線切れ検出機能においては「素線切れ検出」を実施する。「素線切れ検出」はワイヤーロープ100の撮影と同時に行い、「素線切れ検出」において素線切れの反応があったワイヤーロープ位置を素線切れ反応位置データとして記録する。
本実施例に係るワイヤーロープ検査装置における目視検査機能では、検査リスト作成において検査データを作成する際に、第2の実施例における検査データ項目に「素線切れ反応有無」を加えた検査データを作成する。
このため、本実施例に係るワイヤーロープ検査装置における検査データには、「検査代表位置」、「検査実施有無」、「素線切れ反応有無」、「素線切れ数」、「コメント」が含まれる。検査リスト作成時において、検査区間内の位置に素線切れ反応が有った場合は「素線切れ反応有無」を「有」に設定し、そうでない場合は「無」に設定する。
また、本実施例に係るワイヤーロープ検査装置における目視検査機能では、検査有無表示部18において「検査実施有無」の「有」「無」に応じて異なる状態で検査リストに入っている検査データの一覧を表示すると共に、「素線切れ反応有無」についても表示する。
図3は、本発明の第3の実施例に係るワイヤーロープ検査装置の構成を示した模式図である。
図3に示すように、本実施例に係るワイヤーロープ検査装置は、第2の実施例に係るワイヤーロープ検査装置に素線切れ検出部30を追加する。素線切れ検出部30では、処理設定データを入力し、素線切れ検出センサ31に素線切れの反応を検出した場合、センサオフセット距離を考慮したワイヤーロープ位置を素線切れ反応位置データとして設定し、記憶部14へ保存する。
したがって、本実施例に係るワイヤーロープ検査装置によれば、素線切れ検出センサ31を取り付ける必要があるが、素線切れのある位置がワイヤーロープ撮影時に検出できているため、目視検査時において重点的に検査すべき検査区間が把握でき、目視検査を短期間で実施することができる。
また、素線切れ検出に関してはセンサ反応と目視検査による二重の検査ができるため、目視検査のみの場合に対して、素線切れを見逃す可能性を少なくすることができる。
本発明は、例えば、エレベータやクレーン等のワイヤーロープ検査装置に利用することが可能であり、特に、ワイヤーロープを走行しながら連続撮影し、撮影結果を表示するワイヤーロープ検査装置に利用することができる。
10 カメラ
11 画像入力部
12 画像一時保存部
13 画像解析部
14 記憶部
15 処理設定部
16 画像表示部
17 検査リスト作成部
18 検査有無表示部
19 検査結果入力部
20 検査結果帳票表示部
21 検査結果グラフ表示部
30 素線切れ検出部
31 素線切れ検出センサ
100 ワイヤーロープ
101 照明
102 かご

Claims (6)

  1. ワイヤーロープを走行しながら連続撮影を行う撮影手段と、
    撮影画像とワイヤーロープ位置の対応付けを行って撮影画像を保存する画像保存手段と、
    表示したいワイヤーロープ位置を指定することで、その指定位置に対応する前記ワイヤーロープの撮影画像を表示する画像表示手段と、
    撮影画像による目視検査を実施する際に前記ワイヤーロープの検査区間における検査実施有無を表示する検査有無表示手段と
    を備える
    ことを特徴とするワイヤーロープ検査装置。
  2. 初期状態においては全ての検査区間に対して検査実施有無を「無」と設定し、目視検査を実施した検査区間については自動的に検査実施有無を「有」としたリストを作成する検査リスト作成手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤーロープ検査装置。
  3. 前記リスト上において目視検査したい箇所を指定すると、指定した検査区間に対応する前記ワイヤーロープの撮影画像を前記画像表示手段に表示させると共に、前記目視検査の検査結果の入力を行う検査結果入力手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤーロープ検査装置。
  4. 前記検査結果から帳票を作成して表示する検査結果帳票表示手段と、
    前記検査結果からグラフを作成して表示する検査結果グラフ表示手段と
    を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載のワイヤーロープの検査装置。
  5. 前記画像表示手段は、前記帳票及び前記グラフ上から表示したいワイヤーロープ位置を指定することで、該ワイヤーロープ位置に対応する前記ワイヤーロープの撮影画像を表示する
    ことを特徴とする請求項4に記載のワイヤーロープの検査装置。
  6. 前記ワイヤーロープの素線切れを検出するセンサと、
    前記センサにおいて素線切れの反応があったワイヤーロープ位置を記録する素線切れ検出手段と
    を備え、
    前記検査有無表示手段は、撮影画像による目視検査を実施する際に前記ワイヤーロープの検査区間における素線切れ反応有無を表示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤーロープの検査装置。
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