JP2011105062A - 自動車用サイドバイザー - Google Patents

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基広 丹羽
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Abstract

【課題】本発明は自動車用サイドバイザーに関し、少なくともフロント・ドアのドアサッシュに取付けたバイザー本体の内側面に付設された発光体を夜間、フロント・ドアの開閉に対応して、運転席および助手席の乗降口、並びにそれらの手元、足元の周辺部を照明し、容易かつ確実に乗降でき、安全な走行準備に貢献するとともに、優れた装飾性を発揮する。
【解決手段】透明な合成樹脂によりなるレンズ容器5内に発光手段4が収容され、レンズ容器がバイザー本体1の内側面に固着手段6を介して取付けられ、レンズ容器には、上面から前面上部に亘り反射手段7が設けられ、バイザー本体の外面には、発光体4Aの近傍に遮光部8Aと、隣接する透光部8Bとより発光表示される発光表示手段8が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は自動車用サイドバイザーに関し、少なくともフロント・ドアのドアサッシュに取付けたバイザー本体の内側面に付設された発光体を夜間、フロント・ドアの開閉に対応して、運転席および助手席の乗降口、並びにそれらの手元、足元の周辺部を照明することにより、容易かつ確実に乗降でき、安全な走行準備に貢献するとともに、優れた装飾性を発揮するものである。
従来、自動車用サイドバイザーを発光させる発光装置として、透明な合成樹脂により形成されたバイザー本体の幅方向の上辺に連設された取付部をドアサッシュに沿って取付け、該バイザー本体の内側面に発光ダイオードよりなる半導体素子の発光体を付設した構成よりなる自動車用サイドバイザーの発光装置があった。そして、この自動車用サイドバイザーの発光装置は、透明な合成樹脂により形成されるサイドバイザーの裏面に形成される裏面の空間を利用して、付設された前記発光体を夜間、発光させて装飾的機能を発揮させるものであった(例えば特許文献1参照)。
特開2001−206060号公報
しかしながら、特許文献1に記載の上記従来の自動車用サイドバイザーの発光装置は、透明な合成樹脂により形成されるサイドバイザーの裏面に形成される裏面の空間を利用して、付設された前記発光体を夜間、発光させて装飾的機能を発揮させることを意図するものでしかなかった。
夜間、自動車を運転するのには、先ず、運転者がフロント・ドアの施錠を開錠し、座席に乗込むが、暗がりでは、自動車の乗降口に対し乗客が乗り降りする場合に、足元が暗く、乗降時に躓いたり、転倒する等の危険を伴う。また、例えば、運転者が運転席に乗り込み、走行準備を行う際に、ガソリンのような化石燃料を用いる車では、スタートキーを落として紛失しまったり、スタートキーをハンドルシャフト周りに設けられたキー孔に差込んだりすること、また、ハイブリッド・カーや電気自動車ではスタート・スイッチを押圧すること、さらには、シートベルトに装着されている雄雌のバックル形式のロック金具を施錠することにより、自動車の運転準備を行うのに、運転席の手元が暗く、走行準備を行うのに、多くの時間および手間がかかり、支障をきたしていた。また、自動車に乗降する際に、持参する小物を紛失してしまうと、探し出すのに、多くの時間および手間がかかっていた。
本発明は上記従来の欠点を解決し、少なくともフロント・ドアの開閉に対応して、運転席および助手席の乗降口、並びにそれらの手元、および足元の周辺部を照明することにより、運転者等が、容易かつ確実に乗降し、安全な運転準備を行うのに貢献するとともに、優れた装飾性を発揮し、さらには、構造簡単でシンプルであり、製作および組付に優れた自動車用サイドバイザーを提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みなされ、請求項1に記載の発明は、透明または半透明の合成樹脂により形成され、幅方向の上辺に連設された取付部を少なくともフロント・ドアのドアサッシュに沿って取付けられるバイザー本体と、該バイザー本体の内側面に付設された発光体を有する発光手段を備えた自動車用サイドバイザーにおいて、
透明な合成樹脂により形成されるレンズ容器内に前記発光手段が収容されるとともに、前記レンズ容器が前記バイザー本体の内側面に固着手段を介して取付けられ、
前記レンズ容器には、上面から前面上部に亘り反射手段が設けられ、
前記バイザー本体の外面には、前記発光体の近傍に遮光部と、該遮光部に隣接する透光部とより適宜形状に発光表示される発光表示手段が設けられている、
ことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記発光手段が、基盤に装着された複数個のLEDであり、該LEDに一端が電気的に接続される配線部が、前記バイザー本体の内側の曲面に沿ってドアサッシュと、該ドアサッシュの内周に凹設される被着溝内に嵌入、被着されるゴム製のガラスランとの間に導入されて配索され、他端側が車体のドアに既設のカーテシースイッチ部、またはカーテシーランプ配線部のような車体の既設電気回路部に接続されることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記反射手段が、ミラー、金属を蒸着されるか、もしくはメッキ処理されるか、または金属を蒸着処理した合成樹脂フィルム、もしくは金属をメッキ処理した合成樹脂フィルムの何れかであることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項において、前記レンズ容器内の天井壁部には、前記反射手段に略合致してローレット処理により光拡散手段が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項において、前記レンズ容器が、取付板部と、該取付板部が着脱可能に取付けられる蓋部とにより構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項において、前記固着手段が、接着層を両面に有する両面テープを用いて接着するか、または接着剤を用いて接着されることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項において、前記発光表示手段が、透光性を有する合成樹脂フィルムに、遮光性のインクを用いて印刷された前記遮光部と、透光性のインクを用いてエンブレム、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が適宜形状に印刷された前記透光部とにより構成されることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、透明または半透明の合成樹脂により形成され、幅方向の上辺に連設された取付部を少なくともフロント・ドアのドアサッシュに沿って取付けられるバイザー本体と、該バイザー本体の内側面に付設された発光体を有する発光手段を備えた自動車用サイドバイザーにおいて、透明な合成樹脂により形成されるレンズ容器内に前記発光手段が収容されるとともに、前記レンズ容器が前記バイザー本体の内側面に固着手段を介して取付けられ、前記レンズ容器には、上面から前面上部に亘り反射手段が設けられ、前記バイザー本体の外面には、前記発光体の近傍に遮光部と、該遮光部に隣接する透光部とより適宜形状に発光表示される発光表示手段が設けられているので、少なくともフロント・ドアが開かれると、これに対応して、幅方向の上辺に連設された取付部を少なくともフロント・ドアのドアサッシュに沿って取付けられている透明または半透明の合成樹脂により形成されたバイザー本体の内側面に付設され、透明な合成樹脂により形成されるレンズ容器内に収容された発光手段の発光体が発光するため、この発光は、レンズ容器により集光され、運転席および助手席の乗降口、並びにそれらの手元、足元の周辺部を照明する。このため、運転者等が、足元が暗い場合でも、乗降口から容易かつ確実に乗降でき、乗降時に躓いたり、転倒する等の危険はない。また、例えば、運転者が運転席に乗り込み、走行準備を行う際に、ガソリンのような化石燃料車では、スタートキーを落としてしまったり、スタートキーをハンドルシャフト周りに設けられたキー孔に差込んだりする場合、または、ハイブリッド・カーや電気自動車では、スタート・スイッチを押圧する場合、さらには、シートベルトに装着される雄雌のバックル形式のロック金具を施錠する場合に、自動車の運転準備を行うのに、運転席の手元が明るく、走行準備が時間および手間が少なく、円滑かつ迅速に行える。また、乗降する際に、持参する小物を落としても、紛失することなく、探し出すのが容易かつ確実になる。
さらには、バイザー本体の外面には、発光体の近傍に遮光部と、該遮光部に隣接する透光部とより適宜形状に発光表示される発光表示手段が設けられているので、夜間、フロント・ドアが開かれると、これに対応してエンブレム、標語、図形、車種名の適宜形状に印刷された前記透光部からエンブレム、標語、図形、車種名の適宜形状に透光され、表示されるため、優れた装飾性が発揮される。この際、レンズ容器から漏れる発光体の光を、発光表示手段に表示されるエンブレム等の表示を引き立てるための演出光として見映えを良くすることができる。さらには、構造簡単でシンプルであり、製作および組付性にも優れ、生産効率は高い。
また、本発明の請求項2に記載の発明によれば、請求項1において、前記発光手段が、基盤に装着された複数個のLEDであり、該LEDに一端が電気的に接続される配線部が、前記バイザー本体の内側の曲面に沿ってドアサッシュと、該ドアサッシュの内周に凹設される被着溝内に嵌入、被着されるゴム製のガラスランとの間に導入されて配索され、他端側が車体のドアに既設のカーテシースイッチ部、またはカーテシーランプ配線部のような車体の既設電気回路部に接続されるので、発光手段の配線部を配線するのに、バイザー本体の内側の曲面に沿ってドアサッシュと、該ドアサッシュの内周に凹設される被着溝内に配索され、前記被着溝内にゴム製のガラスランを嵌入することにより、このガラスランにより被着溝内に配索された配線は隠されるため、配線が外部に露出されて配索されるという、不体裁はなくなる。また、配線の他端側が車体のドアに既設のカーテシースイッチ部、またはカーテシーランプ配線部のような車体の既設電気回路部に接続されるので、配線作業は経済的に無駄がなく、効率的に行える。また、発光手段が、基盤に装着された複数個のLEDであるので、構造が簡単であり、入手も廉価で容易になり、消費電力が少なくて済む。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2において、前記反射手段が、ミラー、金属を蒸着されるか、もしくはメッキ処理されるか、または金属を蒸着処理した合成樹脂フィルム、もしくは金属をメッキ処理した合成樹脂フィルムの何れかであるので、バイザー本体の内側面に固着手段を介して取付けられた発光手段から発光された光は、発光手段が収容されているレンズ容器の上面から前面上部に亘り設けられた反射手段に反射され、その反射光の一部は、レンズ容器により集光され、運転席および助手席の乗降口、並びにそれらの手元、足元の周辺部を照明するとともに、反射光の一部はバイザー本体の外面に、前記発光体の近傍に設けられた遮光部と、該遮光部に隣接する透光部とよりなる形状に発光表示される発光表示手段を発光表示することができる。この際、レンズ容器から漏れる発光体の光を、発光表示手段に表示されるエンブレム等の表示を引き立てるための演出光として見映えを良くすることができる。そして、ミラー、金属を蒸着されるか、もしくはメッキ処理されるか、または金属を蒸着処理した合成樹脂フィルム、もしくは金属をメッキ処理した合成樹脂フィルムの何れかにより、容易かつ確実に製作コストが安価に製作することができる。
また、本発明の請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか1において、前記レンズ容器内の天井壁部には、前記反射手段に略合致してローレット処理により光拡散手段が設けられているので、バイザー本体の内側面に固着手段を介して取付けられた発光手段から発光された光は、発光手段が収容されているレンズ容器内の天井壁部に、反射手段に略合致してローレット処理により設けられた光拡散手段により光拡散され、レンズ容器により集光され、運転席および助手席の乗降口、並びにそれらの手元、足元の周辺部を照明するとともに、光拡散された光の一部はバイザー本体の外面に、前記発光体の近傍に設けられた遮光部と、該遮光部に隣接する透光部とよりなる形状に発光表示される発光表示手段を発光表示することができる。この際、レンズ容器から漏れる発光体の光を、発光表示手段に表示されるエンブレム等の表示を引き立てるための演出光として見映えを良くすることができる。
また、本発明の請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか1において、前記レンズ容器が、取付板部と、該取付板部が着脱可能に取付けられる蓋部とにより構成されているので、発光体は蓋部を開けてレンズ容器内に収容して発光手段を構成することができ、この発光手段は固着手段を介してバイザー本体の内側面に取付けることができ、製作および組付けは容易であり、生産効率は高く、製作コストは安価になる。
また、本発明の請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか1において、前記固着手段が、接着層を両面に有する両面テープを用いて接着するか、または接着剤を用いて接着されるので、レンズ容器内に発光体が収容された発光手段は、固着手段を介してバイザー本体の内側面に取付けることができ、製作および組付けは容易であり、生産効率は高く、製作コストは安価になる。
また、本発明の請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6の何れか1において、前記発光表示手段が、透光性を有する合成樹脂フィルムに、遮光性のインクを用いて印刷された前記遮光部と、透光性のインクを用いてエンブレム、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が適宜形状に印刷された前記透光部とにより構成されるので、夜間、フロント・ドアが開かれると、これに対応してエンブレム、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が適宜形状に透光性のインクにより印刷された前記透光部からエンブレム、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が適宜形状に透光され、表示されるため、優れた装飾性が発揮される。この際、レンズ容器から漏れる発光体の光を、発光表示手段に表示されるエンブレム等の表示を引き立てるための演出光として見映えを良くすることができる。さらには、発光表示手段が、透光性を有する合成樹脂フィルムに、遮光性のインクを用いて印刷された前記遮光部と、透光性のインクを用いてエンブレム、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷された前記透光部とにより構成されるので、構造簡単でシンプルであり、製作および組付性にも優れ、生産効率は高く、製作コストは安価である。
図1は本発明の自動車用サイドバイザーの実施形態を示す拡大断面図である。 図2は同じくバイザー本体をフロント・ドアに装着した使用状態を示す斜視図である。 図3は同じく本実施形態のバイザー本体を示す拡大斜視図である。
以下、図面に従って本発明を実施するための最良の形態を本発明の詳細を説明する。
本実施形態は、透明または半透明の合成樹脂により形成され、幅方向Wの上辺に連設された取付部1aを少なくともフロント・ドア2のドアサッシュ3に沿って取付けられるバイザー本体1と、該バイザー本体1の内側面に付設された発光体4Aを有する発光手段4を備えた自動車用サイドバイザーにおける点、およびバイザー本体1の取付部1aをドアサッシュ3に取付けるのに、例えば両面接着テープT、図には示さないが、合成樹脂接着剤を用いて接着することにより取付けられる点は、特許文献1に記載された自動車用サイドバイザーの発光装置と同様である。
しかしながら、本実施形態では、図1に示すように、透明な合成樹脂により形成されるレンズ容器5内に前記発光手段4が収容されるとともに、前記レンズ容器5が前記バイザー本体1の内側面に固着手段6を介して取付けられ、前記レンズ容器5には、上面から前面上部に亘り反射手段7が設けられ、前記バイザー本体1の外面には、前記発光体4Aの近傍に図3に示すように、遮光部8Aと、該遮光部8Aに隣接する透光部8Bとより適宜形状に発光表示される発光表示手段8が設けられている。
前記発光手段4が、基盤9に装着された複数個のLED10であり、該LED10に一端11aが電気的に接続される配線部11が、前記バイザー本体1の内側の曲面部12に沿ってドアサッシュ3と、該ドアサッシュ3の内周に凹設される被着溝3A内に嵌入、被着されるゴム製のガラスラン13との間に導入されて配索され、他端側11bが車体Aのドアに既設のカーテシースイッチ部14、またはカーテシーランプ配線部15のような車体の既設電気回路部に接続される。前記LED10の発光色は、赤、黄、青等、自由であり、限定されるものではない。
レンズ容器5の上面から前面上部に亘り反射手段7が、設けられている。
反射手段7は、ミラー、金属を蒸着されるか、もしくはメッキ処理されるか、または金属を蒸着処理した合成樹脂フィルム16、もしくは金属をメッキ処理した合成樹脂フィルムの何れかにより形成される。
また、前記レンズ容器5内の天井壁部には、前記反射手段7に略合致してローレット処理により光拡散手段17が設けられている。このように、レンズ容器5内の天井壁部に、前記反射手段7に略合致してローレット処理により光拡散手段17が設けたのは、バイザー本体1の内側面に固着手段6を介して取付けられた発光手段4から発光された光を、夜間、発光手段4が収容されているレンズ容器5内の天井壁部に、反射手段7に略合致してローレット処理により設けられた光拡散手段17により光拡散させ、レンズ容器5により集光され、運転席および助手席の乗降口、並びにそれらの乗員の手元、および足元の周辺部を照明するとともに、光拡散された光りの一部はバイザー本体1の外面に、前記発光体4Aの近傍に設けられた遮光部8Aと、該遮光部8Aに隣接する透光部8Bとよりなる形状に発光表示される発光表示手段8を発光表示するためである。
前記レンズ容器5が、取付板部18と、該取付板部18が着脱可能に取付けられる蓋部19とにより構成されている。このように、発光体4Aを蓋部19を有するレンズ容器5内に収容して発光手段4を構成したのは、発光体4Aを、漏電や、埃が付着するのを保護するためである。
前記固着手段6が、接着層20A,20Bを両面に有する両面テープ21を用いて接着するか、または接着剤を用いて接着される。
前記発光表示手段8が、透光性を有する合成樹脂フィルムに、遮光性のインクを用いて印刷された前記遮光部8Aと、透光性のインクを用いてエンブレム、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が適宜形状に印刷された前記透光部8Bとにより構成される。
前記遮光部8Aに用いる遮光性のインクとしては、顔料を油脂、樹脂に混入した通常のインクを用いれば良いが、透光部8Bに用いる透光性のインクとしては例えば光反応型の暗所発光用蛍光インキによりエンブレム、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が印刷されるか、またはラベルに印刷されることにより発光表示体手段8を形成する。印刷手段は、例えばシルク印刷、グラデーション印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、インビジブル印刷等があり、その印刷方法を限定するものではない。この光反応型の暗所発光用蛍光インキは、既存のものが使用されるが、例えば赤、青、緑、白、黄、橙、ピンクなどの多種の発光色のものが用いられ、鮮やかな色調、輝度を呈するほか、優れた耐候性を発揮する。
本実施形態の自動車用サイドバイザーは以上の構成からなり、透明な合成樹脂により形成されるレンズ容器5内に前記発光手段4が収容されるとともに、前記レンズ容器5が前記バイザー本体1の内側面に固着手段6を介して取付けられ、前記レンズ容器5には、上面から前面上部に亘り反射手段7が設けられ、しかも、前記バイザー本体1の外面には、前記発光体4Aの近傍に、例えば図2に示すような遮光部8Aと、該遮光部8Aに隣接して透光性のインクを用いて例えばエンブレム、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の表示物が適宜形状に発光表示される透光部8Bとよりなる発光表示手段8が設けられているので、少なくともフロント・ドア2が開かれると、これに対応して、バイザー本体1の幅方向Wの上辺に連設された取付部1aを少なくともフロント・ドア2のドアサッシュ3に沿って取付けられている透明または半透明の合成樹脂により形成されたバイザー本体1の内側面に付設されるとともに、透明な合成樹脂により形成されるレンズ容器5内に収容された発光手段4の発光体4Aが発光するため、この発光体4Aの発光は、レンズ容器5のレンズ部により集光され、運転席および助手席の乗降口、並びに乗員の手元、足元の周辺部を照明する。
このため、運転者等は、足元が暗い場合でも、乗降口から容易かつ確実に乗降でき、乗降時に躓いたり、転倒する等の危険はない。また、例えば、運転者が運転席に乗り込み、走行準備を行う際に、ガソリンのような化石燃料車では、スタートキーを落としてしまったり、スタートキーをハンドルシャフト周りに設けられたキー孔に差込んだりする場合、または、ハイブリッド・カーや電気自動車では、スタート・スイッチを押圧する場合、さらには、シートベルトのバックル形式の雄雌のロック金具を施錠する場合等、自動車の運転準備を行うのに、運転席の手元が明るく、走行準備が時間および手間が少なく、円滑かつ迅速に行える。また、乗降する際に、持参する小物を落としても、紛失することなく、探し出すのが容易かつ確実になる。
この際、発光手段4が内部に収容されるレンズ容器5をバイザー本体1の内側面に固着するための固着手段6が、接着層20A,20Bを両面に有する両面テープ21を用いて接着するか、または図には示さないが接着剤を用いて接着されるので、レンズ容器5内に発光体4Aが収容された発光手段4は、固着手段6を介してバイザー本体1の内側面に取付けることができ、製作および組付けは容易であり、生産効率は高く、製作コストは安価になる。
さらには、図1、および図2に示すように、バイザー本体1の外面には、発光体4Aの近傍に遮光性のインクにより印刷された遮光部8Aと、該遮光部8Aに隣接して透光性のインクにより印刷された透光部8Bとより適宜形状に発光表示される発光表示手段8が設けられているので、夜間、フロント・ドア2が開かれると、これに対応して透光性のインクを用いてエンブレム、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の適宜形状に印刷された前記透光部8Bに対して発光体4Aからの光が透光部8Bを通じて透光され、表示されるため、優れた装飾性が発揮される。この際、レンズ容器5から漏れる発光体4Aの光を、発光表示手段8に表示されるエンブレム等の表示を引き立てるための演出光として見映えを良くすることができる。
さらには、発光表示手段8が、透光性を有する合成樹脂フィルムに、遮光性のインクを用いて印刷された前記遮光部8Aと、透光性のインクを用いてエンブレム、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の適宜形状に印刷された前記透光部8Bとにより構成されるので、構造簡単でシンプルであり、製作および組付性にも優れ、生産効率は高く、製作コストは安価である。
そして、レンズ容器5の上面から前面上部に亘り反射手段7が、設けられているので、バイザー本体1の内側面に固着手段6を介して取付けられた発光手段4から発光された光は、発光手段4が収容されているレンズ容器5の上面から前面上部に亘り設けられた反射手段7に反射され、その反射光の一部は、レンズ容器5のレンズ部により集光され、運転席および助手席の乗降口、並びに乗員の手元、足元の周辺部を照明するとともに、反射光の一部はバイザー本体1の外面に、前記発光体4Aの近傍に設けられた遮光部8Aと、該遮光部8Aに隣接する透光部8Bとよりなる発光表示手段8を発光表示することができる。また、反射手段7は、ミラー、金属を蒸着されるか、もしくはメッキ処理されるか、または金属を蒸着処理した合成樹脂フィルム、もしくは金属をメッキ処理した合成樹脂フィルムの何れかにより形成されるので、容易かつ確実に製作コストが安価に製作することができる。
また、前記レンズ容器5内の天井壁部には、前記反射手段7に略合致してローレット処理により光拡散手段17が設けられているので、バイザー本体1の内側面に固着手段6を介して取付けられた発光手段4から発光された光は、発光手段4が収容されているレンズ容器5内の天井壁部に、ローレット処理により設けられた光拡散手段17により光拡散される。そして、レンズ容器5により集光され、運転席および助手席の乗降口、並びに乗員の手元、足元の周辺部を発光体4Aの照度が少なくても充分な明るさにより照明するとともに、光拡散された光りの一部はバイザー本体1の外面に、前述のように、前記発光体4Aの近傍に設けられた遮光部8Aと、該遮光部8Aに隣接する透光部8Bとよりなる形状に発光表示される発光表示手段8を発光表示することができる。
また、前記発光手段4が、基盤9に装着された複数個のLED10であり、該LED10に一端11aが電気的に接続される配線部11は、前記バイザー本体1の内側の曲面部12に沿ってドアサッシュ3と、該ドアサッシュ3の内周に凹設される被着溝3A内に嵌入、被着されるゴム製のガラスラン13との間に導入されて配索され、配線部11の他端側11bが車体Aのドアに既設のカーテシースイッチ部14、またはカーテシーランプ配線部15のような車体の既設電気回路部に接続されるので、発光手段4の配線部11の配線は、一端11aがバイザー本体1の内側の曲面部12に沿ってドアサッシュ3と、該ドアサッシュ3の内周に凹設される被着溝3A内に配索されてから、前記被着溝3A内にゴム製のガラスラン13を嵌入することにより、このガラスラン13により被着溝3A内に配索された配線部11は隠されるため、配線部11が外部に露出されて配索されるという、不体裁はなくなり、配線後においても邪魔にならず、漏電も防止できる。
また、配線部11の他端11b側が車体Aのドアに既設のカーテシースイッチ部14、またはカーテシーランプ配線部15のような車体Aの既設電気回路部に接続されるので、配線作業は余計な分解・組立、配線を行わないで済み、経済的に無駄がなく、効率的に行える。また、発光手段4が、基盤9に装着された複数個のLED10が用いられるので、構造が簡単であり、入手も廉価で容易になり、消費電力が少なくて済む。
そして、前記レンズ容器5が、取付板部18と、該取付板部18が着脱可能に取付けられる蓋部19とにより構成されているので、発光体4Aは蓋部19を開けてレンズ容器5内に収容して発光手段4を構成することができ、この発光手段4は前述のように、固着手段6を介してバイザー本体1の内側面に取付けることができるため、製作および組付けは容易であり、生産効率は高く、製作コストは安価になるとともに、蓋部19を開けることにより、発光体4Aを新たなものと交換するのに便利であり、保守・管理に便利である。
なお、上記説明では、自動車用サイドバイザーを、フロント・ドア2のドアサッシュ3に取付ける場合を代表的に説明したが、これに限ることなく、リア・ドアのドアサッシュ3に取付ける場合も本発明の適用範囲である。
本発明は、少なくともフロント・ドアの開閉に対応して、運転席および助手席の乗降口、並びに乗員の手元、および足元の周辺部を照明することにより、運転者等が、容易かつ確実に乗降し、安全な運転準備を行うのに貢献するとともに、優れた装飾性を発揮し、さらには、構造簡単でシンプルであり、製作および組付に優れ、製作コストが安価になる用途・分野に適する。
1 バイザー本体
1a 取付部
2 フロント・ドア
3 ドアサッシュ
3A 被着溝
4 発光手段
4A 発光体
5 レンズ容器
6 固着手段
7 反射手段
8 発光表示手段
8A 遮光部
8B 透光部
9 基盤
10 LED
11 配線部
13 ガラスラン
14 カーテシースイッチ部
15 カーテシーランプ配線部
17 光拡散手段
W 幅方向

Claims (7)

  1. 透明または半透明の合成樹脂により形成され、幅方向の上辺に連設された取付部を少なくともフロント・ドアのドアサッシュに沿って取付けられるバイザー本体と、該バイザー本体の内側面に付設された発光体を有する発光手段を備えた自動車用サイドバイザーにおいて、
    透明な合成樹脂により形成されるレンズ容器内に前記発光手段が収容されるとともに、前記レンズ容器が前記バイザー本体の内側面に固着手段を介して取付けられ、
    前記レンズ容器には、上面から前面上部に亘り反射手段が設けられ、
    前記バイザー本体の外面には、前記発光体の近傍に遮光部と、該遮光部に隣接する透光部とより適宜形状に発光表示される発光表示手段が設けられている、
    ことを特徴とする自動車用サイドバイザー。
  2. 前記発光手段が、基盤に装着された複数個のLEDであり、該LEDに一端が電気的に接続される配線部が、前記バイザー本体の内側の曲面に沿ってドアサッシュと、該ドアサッシュの内周に凹設される被着溝内に嵌入、被着されるゴム製のガラスランとの間に導入されて配索され、他端側が車体のドアに既設のカーテシースイッチ部、またはカーテシーランプ配線部のような車体の既設電気回路部に接続されることを特徴とする請求項1に記載の自動車用サイドバイザー。
  3. 前記反射手段が、ミラー、金属を蒸着されるか、もしくはメッキ処理されるか、または金属を蒸着処理した合成樹脂フィルム、もしくは金属をメッキ処理した合成樹脂フィルムの何れかであることを特徴とする請求項1または2よりなる自動車用サイドバイザー。
  4. 前記レンズ容器内の天井壁部には、前記反射手段に略合致してローレット処理により光拡散手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の自動車用サイドバイザー。
  5. 前記レンズ容器が、取付板部と、該取付板部が着脱可能に取付けられる蓋部とにより構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1に記載の自動車用サイドバイザー。
  6. 前記固着手段が、接着層を両面に有する両面テープを用いて接着するか、または接着剤を用いて接着されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1に記載の自動車用サイドバイザー。
  7. 前記発光表示手段が、透光性を有する合成樹脂フィルムに、遮光性のインクを用いて印刷された前記遮光部と、透光性のインクを用いてエンブレム、社名、標語、記号、図形、文字、もしくは図柄の適宜形状の表示物が印刷された前記透光部とにより構成されることを特徴とする請求項1〜6の何れか1に記載の自動車用サイドバイザー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019126552A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 株式会社三共 遊技機

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