JP2011105057A - 自動二輪車のアンテナ配置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観上良好であり、且つ、アンテナの耐久性、信頼性及び防犯性を向上させた、アンテナ配置構造を提供する。
【解決手段】無線通信用のアンテナ50を備えた自動二輪車1のアンテナ配置構造において、自動二輪車1は、車体フレーム前端部5に取り付けられているメータ本体30と、メータ本体30の前部に取り付けられている、メータカバー40と、を有し、アンテナ50が、メータカバー40の内部空間41に配置されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動二輪車の無線通信用のアンテナ配置構造に関するものである。
従来、無線通信用のアンテナ、例えば、ETC(登録商標)と略称される道路通行料自動徴収システムの車載器のアンテナ、を自動二輪車に取り付ける場合、両面テープを利用してメータ上面にアンテナを貼り付けたり、ハンドルのクランプ部材を利用してハンドルにアンテナを取り付けたり、特許文献1に示すように、フロントフォークの外側にアンテナを取り付けたりしている。
特開2009−15463号公報
しかし、このようなアンテナの配置構造では、アンテナが車体外部に露出するため、外観が良くないという不都合がある。また、アンテナが車体外部に配置されるため、水分や埃等による汚れが、アンテナの通信性を妨げる可能性もある。
そこで本発明の目的は、外観上良好であり、且つ、アンテナの耐久性、信頼性及び防犯性を向上させた、アンテナ配置構造を提供することである。
本発明は、無線通信用のアンテナを備えた自動二輪車のアンテナ配置構造において、前記自動二輪車は、車体フレーム前端部に取り付けられているメータ本体と、前記メータ本体の前部に取り付けられている、メータカバーと、を有し、前記アンテナが、前記メータカバーの内部空間に配置されていることを特徴とする。
前記構成によれば、アンテナはメータカバーの内部空間に配置されているので、外観が良好に保たれ、また、水分や埃等からアンテナを守ることができるので、アンテナの耐久性及び信頼性を向上させることができる。更に、外観からアンテナの取付が確認できないので、防犯性を向上させることができる。
本発明は、更に、次のような構成を備えるのが好ましい。
(1)前記メータカバーは、前記メータ本体に着脱自在に取り付けられている。
(2)前記構成(1)において、前記メータ本体及び前記メータカバーは、ハンドルより前方であり、且つ、車体の前部を覆うフロントカウルに対して間隔を有して上方となるよう、配置されており、前記フロントカウルの上面には、凹部が設けられている。
(3)前記メータカバーは、前記メータ本体に対して車体後方側から取付操作される取付具によって、前記メータ本体に取り付けられている。
(4)前記メータカバーの底面に、前記アンテナと無線通信用の車載器本体とを接続するアンテナケーブルが挿通する貫通部が設けられている。
(5)前記アンテナが、前記メータカバーの底面に取り付けられ、前記底面は、前方に向かって下傾している。
(6)前記メータカバーは電波透過性材料でできている。
前記構成(1)によれば、メータカバーは、メータ本体に着脱自在に取り付けられているので、メータ本体を車体から外すことなく、メータカバー内へのアンテナの取り付け取り外しを容易に行うことができる。
前記構成(2)によれば、メータ本体及びメータカバーは、ハンドルより前方に位置しているので、ハンドル操作に支障をきたすことはない。また、メータ本体及びメータカバーは、フロントカウルに対して間隔を有しているので、メータカバー内のアンテナは、フロントカウル内のヘッドランプからの熱がより伝わりにくくなっており、アンテナの耐久性及び信頼性をより向上させることができる。更に、フロントカウルの上面に凹部が設けられているので、メータ本体へのメータカバーの着脱を容易に行うことができる。
前記構成(3)によれば、メータカバーの着脱がメータ本体に対して車体後方側から行えるので、メータ本体へのメータカバーの着脱を容易に行うことができる。
前記構成(4)によれば、アンテナケーブルをメータカバー内に容易に配設することができ、且つ、アンテナをメータカバーの内部空間に容易に配置することができる。
前記構成(5)によれば、ブラケット等を介さずに、アンテナを容易にメータカバーに取り付けることができ、メータカバーの底面にアンテナを取り付けるだけで、アンテナは、電波を受信するための必要な角度を有することができる。
前記構成(6)によれば、メータカバーが電波の通過を妨げないので、アンテナの受信性能を維持しながら、アンテナが露出しないようにすることができる。
要するに本発明によると、外観上良好であり、且つ、アンテナの耐久性、信頼性及び防犯性を向上させた、アンテナ配置構造を提供できる。
本発明の実施形態に係るアンテナ配置構造を備えた自動二輪車の左側面図である。 フロントカウルを取り外した状態の、メータ本体及びメータカバーの部分の拡大斜視図である。 図2の側面図である。 図1の自動二輪車の燃料タンク及びシートを取り外した状態を示す上面図である。 図1のインジケータ部分の拡大図である。 図5の斜視図である。 運転者から見たインジケータ部分の拡大図である。 自動二輪車にアンテナを取り付ける手順を説明する図である。 自動二輪車にアンテナを取り付ける手順を説明する図である。 自動二輪車にアンテナを取り付ける手順を説明する図である。 自動二輪車にアンテナを取り付ける手順を説明する図である。
図1は、本発明の実施形態に係るアンテナ配置構造を備えた自動二輪車1の左側面図である。図1に示すように、自動二輪車1は、略上下方向に設けられたフロントフォーク2を備え、フロントフォーク2の下部には、前輪3が回転自在に軸支されている。フロントフォーク2の上部は、上下のブラケット2a、2bを介してステアリングシャフト5aに連結されており、ステアリングシャフト5aは、ヘッドパイプ5に回動自在に支持されている。そして、前記上側のブラケット2aには、ステアリングハンドル4が取り付けられており、運転者がステアリングハンドル4を左右に揺動させることで、前輪3が操舵される。ヘッドパイプ5の後方には、燃料タンク6が配置されており、燃料タンク6の後方に運転者用のシート7が配置されている。
ステアリングハンドル4の前方には、ヘッドランプ19が配置されており、ヘッドランプ19は、フロントカウル20で覆われている。本実施形態では、フロントカウル20はヘッドランプカバーとして機能し、ヘッドランプ19を覆い、エンジン12、排気管13等は露出させた状態としている。
メータ本体30及びメータカバー40は、ステアリングハンドル4の前方に配置されており、且つ、フロントカウル20とは別体に、フロントカウル20の車幅方向中央から上方に距離を有して、配置されている。フロントカウル20の上面には、下方に没入し、車体前後方向に延びる直線上の凹部21が形成されている。また、メータカバー40の底部には、凹部21に対向して、残余の部分に比べて上方に退避し、車体前後方向に延びる直線上の凹部40aが形成されている。
図2は、フロントカウル20を取り外した状態の、メータ本体30及びメータカバー40の部分の拡大斜視図である。図3は、図2の側面図である。フロントフォーク2の上部には、メータ取付ブラケット31が取り付けられており、メータ本体30は、支持管33を介してメータ取付ブラケット31に取り付けられている。メータ本体30は、運転者がステアリングハンドル4を左右に揺動させると、フロントフォーク2と合わせて左右に揺動するようになっている。メータ本体40は、計器盤を有しており、計器盤は、車幅方向に延びるよう形成されている。
メータカバー40は、メータ本体30の前部、すなわちメータ本体30よりも車体前方に着脱自在に取り付けられている。メータカバー40は、計器盤から車体前方に延びるメータケーブル35の直線部を覆うようになっている。メータカバー40は、車体後方側から取付操作される取付具(ネジ)32によって、メータ本体30に取り付けられている。メータ本体30に形成される取付具32の取付部は、メータ本体30の下部に形成される。メータカバー40は、メータ本体30から前方に進むにつれて先細となる略流線形椀状に形成されている。本実施形態では、メータカバー40の外表面は、メータ本体30から前方に進むにつれて下方に向かうように形成されている。そして、メータカバー40の外表面の先端部は、メータ本体30よりも下方に位置するようになっている。
メータカバー40は、電波透過性材料、例えば、非金属材料である樹脂でできており、アンテナ50及びアンテナケーブル52の基端部を収容する内部空間41を形成するようになっている。
メータカバー40の内部空間41の底面42には、無線通信用(ETC用)のアンテナ50が取り付けられている。アンテナ50は、自動二輪車1の走行中に、ETCゲートの上方に設けられた路側アンテナ(図示せず)と電波の送受信を良好に行うために、アンテナ50の受信面は、水平面Xから所定角度θ(例えば、10°〜30°)だけ進行方向に向けて下傾していることが好ましい。本実施形態では、メータカバー40の底面42が、水平面Xから角度θだけ進行方向に向けて下傾しているので、アンテナ50は、底面42に取り付けるだけで、アンテナ50の受信面が水平面から上記所定角度θを有するようになっている。
アンテナ50が取り付けられるメータカバー40の底面42には、アンテナ50を取り付ける位置を規定する規定部45が設けられている。規定部45は、底面42に形成される凹凸部で構成されても良く、この場合、規定部45は、メータカバー40の成形時に形成されることができる。規定部45は、アンテナ50の車幅方向位置及び車体前後方向位置のいずれか一方を規定するものでも良いが、両方を規定するものであることが好ましい。
メータカバー40の底面42には、アンテナ50と無線通信用の車載器本体51とを接続するアンテナケーブル52を挿通するための、貫通部43が設けられている。貫通部43は、例えば、底面42に凹部が設けられており、メータカバー40がメータ本体30に取り付けられた際、前記凹部によって形成されるものである。更に、メータカバー40の底面42の最下端位置には、メータカバー40内に溜まった水を排水する水抜き孔44が設けられている。アンテナ50は、水抜き孔44よりも上方に配置される。
図4は、図1の自動二輪車1の燃料タンク6及びシート7を取り外した状態を示す上面図であり、ステアリングハンドル4の中央部と、ヘッドパイプ5の上部と、フロントフォーク2の上部と、を切除した状態が示されている。
車載器本体51は、シート7の下方に設けられたストレージ空間16内に設置されており、シート7を開閉させることによって、車載器本体51にETCカード(図示せず)を差し込めるようになっている。そして、シート7の車体への固定はロック固定となっており、ストレージ空間16が閉鎖されるようになっている。車載器本体51は、バッテリ(図示せず)からの電力を利用して、ETCカードの認識処理や、アンテナ50と車体外部との無線通信信号の処理等を行い、処理内容に関する表示情報をインジケータ54に出力する。
図4に示すように、アンテナケーブル52は、その一端がアンテナ50の後端に接続され、その他端がストレージ空間16内の車載器本体51に接続されている。アンテナケーブル52は、アンテナケーブル52は、アンテナ50の後端から、メータカバー40の底面42に設けられた貫通部43を下方へ挿通し、ヘッドパイプ5の左側方を通って、燃料タンク6下方において電気用メインハーネス53に沿って後方に向かい、シート7下方において車載器本体51に至るよう、配設されている。また、アンテナケーブル52は、メータカバー40からメータカバー40の外部に延びる部分において、一端部がメータ本体30に取り付けられるメータケーブル35に沿うように配設されている。
図5〜図7は、インジケータ54の取付部を示す図である。図5は、図1のインジケータ54部分の拡大図である。図5は、燃料タンク6を取り外した状態を示しており、燃料タンク6は仮想線で示されている。図6は、図5の斜視図である。
図5及び図6に示すように、インジケータ54は、ヘッドパイプ5と燃料タンク6の前端部との間に位置しており、図4に示すように、インジケータ54と車載器本体51とは、インジケータケーブル55によって、接続されている。インジケータケーブル55は、アンテナケーブル52と同様、その一部が電気用メインハーネス53に沿うように、配設されている。インジケータ54は、細長の筒状に形成され、その上面に点灯/点滅ランプである表示部54aを有している。表示部54aは、車載器本体51にETCカードが差し込まれETCを利用可能であれば緑色に点灯し、ETCカードが差し込まれていない等エラー状態であれば赤色に点灯し、ETCゲート通過時には緑色が点滅するようになっている。
図5に示すように、インジケータ54は、自動二輪車1の車体フレームに、インジケータ取付ブラケット56を介して、その長手方向が略上下方向に延びるように取り付けられている。インジケータ取付ブラケット56は、燃料タンク6に覆われるようになっている。
図7は、運転者から見たインジケータ54部分の拡大図である。図7に示すように、インジケータ54は、運転者から視認できるようになっており、運転者は、自動二輪車1を運転しながら、インジケータ54の表示部54aを確認し、ETCカードの認識処理等を把握できるようになっている。
以下、図8〜図11を用いて、自動二輪車1にアンテナ50を取り付ける手順を説明する。
図8に示すように、フロントカウル20の後面には、カバー22が、ネジ23によって取り付けられている。
まず、図9に示すように、ネジ23を取り外し、そして、フロントカウル20からカバー22を後方側に向けて取り外す。カバー22を取り外すと、メータ本体30にメータカバー40を取り付けているネジ32が現れる。
次に、ネジ32を、メータ本体30及びメータカバー40に対して後方側からの操作によって、取り外す。
次に、図10に示すように、メータ本体30から、メータカバー40を、メータ本体30に対して前方側に向けて、取り外す。ここで、フロントカウル20の上面には、凹部21が形成され、メータカバー40の底部には、凹部21に対向して、凹部40aが形成されているので、メータカバー40の前方側への取り外しにおいて、メータカバー40がフロントカウル20の上面に干渉しないようになっている。
次に、図11に示すように、メータカバー40の内部空間41の底面42にアンテナ50を取り付ける。アンテナ50の取り付けの際には、アンテナ50の後端に接続されているアンテナケーブル52が、メータカバー40の底面42に設けられた貫通部43を挿通するようにし、また、アンテナ50の取付位置が、規定部45で規定されるようにして、アンテナ50を取り付ける。
アンテナ50を取り付けたメータカバー40のメータ本体30への取り付けは、上述した手順と逆の手順で行う。以上により、自動二輪車1へのアンテナ50の取付作業が完了する。
前記実施形態によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)アンテナ50はメータカバー40の内部空間41に配置されているので、外観が良好に保たれ、また、水分や埃等からアンテナ50を守ることができ、アンテナ50の耐久性を向上させることができる。また、外観からアンテナ50の取付が確認できないので、アンテナ50の防犯性を向上させることができる。
(2)アンテナ50が配置されるメータカバー40は、メータ本体30の前部に位置しているので、メータ本体30に含まれる金属類が、アンテナの電波の送受信に悪影響を及ぼすことがない。
(3)フロントカウル20と別体にメータカバー40が設けられているので、メータカバー40内のアンテナ50に、フロントカウル20内のヘッドランプ19からの熱が伝わりにくくなっており、フロントカウル20内にアンテナ50を設ける場合と比べ、アンテナ50の耐久性及び信頼性を向上させることができる。
(4)メータカバー40は、メータ本体30の前部に位置しているので、走行風によって冷却されやすく、その内部に配置されるアンテナ50の温度上昇を抑制するので、アンテナ50の耐久性及び信頼性をより向上させることができる。
(5)メータカバー40は、車幅方向中央部に位置しているので、その内部に配置されるアンテナ50も車幅方向の中央部に位置するようになる。その結果、自動二輪車1がバンクしても、アンテナ50が左右に大きく傾くことはなく、アンテナ50の送受信機能に支障をきたすことはない。
(6)メータカバー40は、メータ本体30に着脱自在に取り付けられているので、メータ本体30を車体から外すことなく、メータカバー40内へのアンテナ50の取り付け取り外しを容易に行うことができる。
(7)メータ本体30及びメータカバー40は、ステアリングハンドル4より前方に位置しているので、メータ本体30及びメータカバー40によってハンドル操作に支障をきたすことはない。
(8)メータ本体30及びメータカバー40は、フロントカウル20に対して間隔を有して位置しているので、メータカバー40内のアンテナ50は、フロントカウル20内のヘッドランプ19からの熱がより伝わりにくくなっており、アンテナ50の耐久性及び信頼性をより向上させることができる。
(9)フロントカウル20の上面に凹部21が設けられているので、メータ本体30へのメータカバー40の着脱を容易に行うことができる。さらに、メータカバー40には、凹部21に対向して凹部40aが設けられているので、メータ本体30へのメータカバー40の着脱をより容易に行うことができる。
(10)メータカバー40の着脱がメータカバー後方側から行えるので、作業者は、メータ本体30へのメータカバー40の着脱を容易に行うことができる。
(11)アンテナケーブル52の一部は、メータケーブル35及び電気用メインハーネス53に沿って配設されているので、アンテナケーブル52をメータケーブル35及び電気用メインハーネス53で支持することができ、その結果、メータケーブル35及び電気用メインハーネス53によって、アンテナケーブル52を保護することができる。
(12)アンテナケーブル52は、ヘッドパイプ5の側方を電気用メインハーネス53に沿って配設されているので、アンテナケーブル52がフロントフォーク2と干渉することはない。その結果、アンテナケーブル52の損傷の可能性を、低くすることができる。
(13)インジケータケーブル55の一部は、電気用メインハーネス53に沿って配設されているので、インジケータケーブル55を電気用メインハーネス53で支持することができ、その結果、電気用メインハーネス53によって、インジケータケーブル55を保護することができる。
(14)インジケータ54が、ヘッドパイプ5と燃料タンク6との間に位置しているので、インジケータケーブル55が、フロントフォーク2回りに配設されることはなく、その結果、ステアリングハンドル4が動くことによって、インジケータケーブル55が動くことはない。したがって、インジケータケーブル55が動くことによって生じるインジケータケーブル55の損傷の可能性を、低くすることができる。
(15)メータカバー40の底面42にアンテナケーブル52を挿通するための貫通部43が設けられているので、アンテナケーブル52をメータカバー40内に容易に配設することができ、且つ、アンテナ50をメータカバー40の内部空間41に容易に配置することができる。
(16)アンテナ50をメータカバー40の底面42に直接取り付けるので、ブラケット等を介さずに、アンテナ50を容易にメータカバー40に取り付けることができる。
(17)メータカバー40の底面42が所定角度θを有するので、メータカバー40の底面42にアンテナ50を取り付けるだけで、アンテナ50は、電波を受信するための必要な角度θを有することができる。また、角度調整用のブラケットが不要となるので、部品点数の削減及びコスト低減が可能である。
(18)メータカバー40が電波透過性材料でできているので、メータカバー40が電波の通過を妨げず、アンテナ50の受信性能を維持しながら、アンテナ50が露出しないようにすることができる。
(19)メータカバー40の底面42が規定部45を有し、規定部45がアンテナ50の取付位置の基準となるので、作業者は、アンテナ50を正しい位置に容易に取り付けることができる。
(20)車載器51及び車載器本体51に差し込まれたETCカードは、シート7が車体にロック固定されることによって閉鎖されるストレージ空間16に配置されているので、車載器51及びETCカードの盗難を防止するための機構を別途設ける必要はない。
本実施形態では、アンテナ50は、メータカバー40の底面42に直接取り付けられているが、アンテナ50は、ステー等を介して、メータカバー40の内部空間41に取り付けられても良い。この場合、アンテナ50が取り付けられるステーの面は、水平面Xから所定角度θ(例えば、10°〜30°)だけ進行方向に向けて下傾していることが好ましい。
本発明は、他のカバー又はフロントカウル20に対して独立して設けられたメータ専用のメータカバー40を有する自動二輪車全般に適用可能である。本発明によれば、メータケーブル35とアンテナケーブル52とを沿わせて配設することができ、簡易構成で、アンテナケーブル52の支持及び保護を実現することができる。また、アンテナケーブル52が目立つことを防ぎ、美観を向上させることができる。本実施形態では、フロントカウル20が装着される自動二輪車1について説明したが、フロントカウル20が存在しない自動二輪車、すなわち、ネイキッド型の自動二輪車についても、本発明を適用することができる。
アンテナ50は、車幅方向中心に配置されるメータカバー40内に配置されることが好ましいが、これに限定されることはなく、車幅方向中心からずれた位置に配置されるメータカバー40内に配置されても良い。また、本実施形態では、メータ本体30は、車速及びエンジン回転数の両方を表示するようになっているが、車速及びエンジン回転数の内のいずれか1つを表示するものであっても良い。例えば、車速を示すメータ本体とエンジン回転数を示すメータ本体とが、車幅方向中心に対して対称位置に、別体に配置される場合、アンテナ50は、いずれかのメータ本体に取り付けられるメータカバー内に配置される。
本実施形態では、無線通信用のアンテナとしてETC用のアンテナを例として説明したが、本発明は、ETC用のアンテナに限定されず、車体前方又は車体上方、好ましくは、車体上斜め前方に関して信号を送信又は受信するアンテナであれば、その他の無線通信用のアンテナ、例えば、GPS用のアンテナ、携帯電話用のアンテナ、車間通信用のアンテナ等に適用可能である。
メータカバー40は、本実施形態のような前方に向かうにつれて下傾する椀型に形成されるほか、回転放物線形状となる弾丸型又は円筒型に形成されても良い。
貫通部43は、本実施形態のように底面42に凹部が設けられることによって形成されても良く、底面42に貫通孔が設けられることによって形成されても良い。
本発明は、上記実施形態で説明した構成には限定されず、特許請求の範囲に記載した内容を逸脱することなく、当業者が考え得る各種変形例を含むことができる。
本発明では、外観上良好であり、且つ、アンテナの耐久性、信頼性及び防犯性を向上させた、アンテナ配置構造を提供できるので、産業上の利用価値が大である。
1 自動二輪車
2 フロントフォーク 3 前輪 4 ステアリングハンドル 5 ヘッドパイプ
6 燃料タンク 7 シート
19 ヘッドランプ 20 フロントカウル 21 凹部 22 カバー
23 ネジ
30 メータ本体 31 メータ取付ブラケット 32 ネジ 33 支持管
35 メータケーブル
40 メータカバー 40a 凹部
41 内部空間 42 底面 43 貫通部 44 水抜き孔 45 規定部
50 アンテナ 51 車載器本体 52 アンテナケーブル
53 電気用メインハーネス 54 インジケータ 54a 表示部
55 インジケータケーブル 56 インジケータ取付ブラケット

Claims (7)

  1. 無線通信用のアンテナを備えた自動二輪車のアンテナ配置構造において、
    前記自動二輪車は、車体フレーム前端部に取り付けられているメータ本体と、
    前記メータ本体の前部に取り付けられている、メータカバーと、を有し、
    前記アンテナが、前記メータカバーの内部空間に配置されていることを特徴とする、自動二輪車のアンテナ配置構造。
  2. 前記メータカバーは、前記メータ本体に着脱自在に取り付けられている、請求項1記載のアンテナ配置構造。
  3. 前記メータ本体及び前記メータカバーは、ハンドルより前方であり、且つ、車体の前部を覆うフロントカウルに対して間隔を有して上方となるよう、配置されており、
    前記フロントカウルの上面には、凹部が設けられている、請求項2に記載のアンテナ配置構造。
  4. 前記メータカバーは、前記メータ本体に対して車体後方側から取付操作される取付具によって、前記メータ本体に取り付けられている、請求項1〜3のいずれか1つに記載のアンテナ配置構造。
  5. 前記メータカバーの底面に、前記アンテナと無線通信用の車載器本体とを接続するアンテナケーブルが挿通する貫通部が設けられている、請求項1〜4のいずれか1つに記載のアンテナ配置構造。
  6. 前記アンテナが、前記メータカバーの底面に取り付けられ、
    前記底面は、前方に向かって下傾している、請求項1〜5のいずれか1つに記載のアンテナ配置構造。
  7. 前記メータカバーは電波透過性材料でできている、請求項1〜6のいずれか1つに記載のアンテナ配置構造。
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