JP2011105025A - シフトレバーブーツの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シフトレバーのシフト操作時に、シフトレバーブーツのシフト方向側面の下端部の多重折り込み現象を回避できるシフトレバーブーツの取付構造の提供を図る。
【解決手段】シフトレバー3をシフトストローク限位置にシフト操作すると、シフトレバーブーツ5のシフト方向に圧縮される側の側面の自由な撓み変形が保形部材21により抑制され、保形部材21の下端よりも下方の弛み5A領域の自由な撓み変形が許容される。弛み5Aはシフトレバー3の移動に伴い保形部材21の下端が上側フィニッシャー8の上側から、下側の凹部11内へ変位することによって、該保形部材21の下端の折り込みガイド作用により凹部下方へ押し込まれ、該凹部11に整然と略V字状に折り込まれる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車のシフトレバーコンソールに配設されたシフトレバーの車室内側の突出部分を覆って装着されるシフトレバーブーツの取付構造に関する。
自動車にあっては、仕様によりシフトレバーコンソールに配設されたシフトレバーの車室内側の突出部分を、合成皮革等の柔軟材料からなるシフトレバーブーツで覆うようにしている。
図8〜10は、このようなシフトレバーブーツを装着したシフトレバー配設部周りの構造の一例を示している。
フロアセンターに設けられたシフトレバーコンソールとしてのフロアコンソール1の上壁にはシフトレバー配設口2が設けられている。
シフトレバー3は、前記シフトレバー配設口2にフロア下側から通して車室内に突出して配設されている。
シフトレバー3はその上端にシフトノブ4を取付けてあり、シフトレバーブーツ5はこのシフトレバー3のシフトノブ4を除いた車室内側の突出部分を覆って装着されている。
この例にあっては、前記シフトレバー3をPレンジからLレンジに亘って車両前後方向に直線状に大きくシフトストロークするタイプのものを示している。
前記フロアコンソール1のシフトレバー配設口2周りには、適宜の合成樹脂材からなる下側カバー6と上側フィニッシャー8とがクリップ係着等の止着手段により固定配置されている。
前記下側カバー6は、下側にシフトレバー3のストロークガイド7を突設した浅底のトレイ状に形成されている。また、上側フィニッシャー8は、シフトレバー挿通孔9と、P(パーキング),R(リバース),N(ニュートラル),D(ドライブ),L(ロー)の各走行レンジに合わせたシフトポジションを車両前方からこの順に表示したシフト表示部10とを備えている。
前記シフトレバーブーツ5は、その下端周縁を前記下側カバー6の上側周縁と、上側フィニッシャー8のシフトレバー挿通孔9の下側周縁との間で固定して、前記シフトレバー3のシフトノブ4下端部位から、前記上側フィニッシャー8のシフトレバー挿通孔9と下側カバー6とで形成される凹部11の内周側に亘って装着されている。
このシフトレバーブーツ5のシフト方向両側面となる前,後両側面の下端部には、シフトレバー3をシフトストローク限である前記PレンジまたはLレンジ位置にシフト操作したときの伸び代となる弛み5Aが設けられている。
この弛み5Aは、前記下側カバー6を深底にして下方弛み量を大きくすると、該弛み部分に塵埃等が溜まり易くなったり、フロアコンソール1内における下側カバー6のレイアウトが困難となる等の不具合を生じる。そこで、図9の鎖線に示すように該シフトレバーブーツ5の前,後両側面の下端部の弛み5Aを可及的に小さく設定して、シフトレバー3が前後シフトストロークの中央となるNレンジ位置にあるときに、該下端部が上側フィニッシャー8と略平行となる弛み長さに設定し、これによって、下側カバー6の浅底化が可能とされている。
このように、シフトレバーブーツを装着したシフトレバーの配設構造は、例えば特許文献1および特許文献2に示されている。
実開昭61−138631号公報 実開昭61−17340号公報
シフトレバー3をシフトストローク限位置にまでシフト操作した際に、シフトレバーブーツ5のシフト方向に圧縮される側の側面が全体的に自由に撓み変形することにより、その下端部が図9の実線に示すように弛み5A部分で多重に折り込まれた状態となって、上側フィニッシャー8のシフトレバー挿通孔9縁から上方へはみ出す場合がある。
これは、特に前述のように下側カバー6を浅底構造としたものでは、シフトレバーブーツ5の下端部が図9の実線に示すように下側カバー6の底面に底付きしてしまうため、弛み5A部分が多重に折り込まれ易くなる傾向となる。
このため、見栄えが悪化してしまうばかりでなく、前記シフトレバーブーツ5の下端部が多重に折り込まれて前記シフトレバー挿通孔9の縁部に挟まることにより、シフトレバー3のシフトストロークを阻害する可能性がある。
また、このようにシフトレバーブーツ5の下端部が多重に折り込まれた側では、該シフトレバーブーツ5の下端部のシフト方向と直交する方向の両側面、即ち、この例では左右側面が図10に示すように左右方向に略くの字状に大きく膨らんで、見栄えを損なってしまう。極端な場合、この膨らみが同図鎖線のように上側フィニッシャー8のシフト表示部10の上方にまで及んで、該シフト表示部10の視認性を阻害する可能性がある。
そこで、前記シフトレバーブーツ5の下端部の多重折り込み現象を回避するために、該シフトレバーブーツ5を、特許文献2に示されているように補強部材で補剛して保形性を付与することも考えられる。しかし、単純に補強部材で補剛するだけでは、前記シフトレバーブーツ5の下端部の多重折り込み、あるいは側方への膨出増大化現象を根本的に解消することは不可能であり、却って、前記シフトレバー3のシフトストロークの阻害を大きくしてしまうことにもなりかねない。
そこで、本発明はシフトレバーをシフトストローク限位置にシフト操作した際に、シフトレバーブーツのシフト方向側面の下端部が多重に折り込まれて上側フィニッシャー上にはみ出したり、該シフトレバーブーツのシフト方向と直交方向の側面が上側フィニッシャーの上側に膨出するのを回避することができるシフトレバーブーツの取付構造を提供するものである。
本発明は、シフトレバーコンソールから車室内に突出したシフトレバーの突出部分を覆うシフトレバーブーツの下端周縁が、前記シフトレバーコンソールのシフトレバー配設口周りに装着された下側カバーと上側フィニッシャーとの間で固定されて、前記シフトレバーブーツの下端部がこれら下側カバーと上側フィニッシャーとで形成される凹部に受容される構造であって、前記シフトレバーブーツは、そのシフト方向面の下端部に、シフトレバーがシフトストロークの中央位置にあるときは、該下端部が前記上側フィニッシャーと略平行となる長さの弛みを備え、かつ、前記シフトレバーブーツの前記シフト方向面には保形部材が上下方向に付設され、前記保形部材は、シフトレバーが前記シフトストロークの中央位置にあるときは保形部材下端が前記上側フィニッシャーよりも上側に位置し、シフトレバーが前記シフトストローク限位置にあるときは該保形部材下端が前記上側フィニッシャーよりも下側に位置するように、該保形部材の下端位置が設定されていることを特徴としている。
前記シフトレバーをシフトストローク限位置にシフト操作すると、シフトレバーブーツのシフト方向両側面のうち、シフト操作で圧縮される側の側面は保形部材の保形作用によって全体的な自由な撓み変形が抑制され、該側面の自由な撓み変形は保形部材の下端とシフトレバーブーツ下縁の固定部に亘る下端部の弛み領域に規制される。
前記保形部材の下端は、シフトレバーがシフトストロークの中央位置からシフトストローク限に移動するのに伴って、上側フィニッシャーの上側から下側の凹部内に変位する。
このとき、前記シフトレバーブーツの下端部の弛みは、保形部材の下端の折り込みガイド作用により前記凹部の下方へ押し込まれて変形態様が規制されて略V字状に折り込まれ、凹部のシフト方向端部に整然と受容される。
これにより、前記シフトレバーブーツの下端部が、多重に折り込まれて上側フィニッシャーのシフトレバー挿通孔縁から上方へはみ出すのが回避される。また、シフト方向と直交する方向の側面の下端部も前記下方への折り込みガイド作用に引き連られて凹部内へ略V字状に折り込まれて、側方へ略くの字状に膨出するのが回避される。
本発明によれば、シフトレバーをシフトストローク限位置までシフト操作した場合に、シフトレバーブーツのシフト方向に圧縮される側の側面の全体的な自由な撓み変形が保形部材により抑制され、該保形部材の下端よりも下方のブーツ下端部の弛み領域の自由な撓み変形が許容される。一方、このブーツ下端部の弛みは前記シフトレバーの移動に伴い保形部材下端が上側フィニッシャーの上側から、下側の凹部内へ変位することによって、該保形部材下端の折り込みガイド作用により凹部下方へ押し込まれて略V字状に整然と折り込むことができる。これにより、ブーツ下端部の多重折り込みがなくなり、上側フィニッシャーのシフトレバー挿通孔縁から上方へはみ出すのを回避して、見栄えを向上できる。また、シフトレバーと前記上側フィニッシャーのシフトレバー挿通孔縁との間で多重折り込み部が挟まって、シフトストロークを阻害するのを回避することができる。
また、このブーツ下端部のシフト方向に圧縮される側の側面の近傍では、ブーツ下端部のシフト方向と直交方向の側面も前記シフト方向側面が略V字状に折り込まれるのに引き連られて凹部下方へ略V字状に折り込まれるので、側方へ略くの字状に膨出して見栄えを悪化するのを回避することができる。
本発明に係るシフトレバーブーツの取付構造の一実施形態を示す外観斜視図。 図1のA−A線に沿う略示的断面図。 図1のB−B線に沿う略示的断面図。 保形部材の形成工順を(A),(B)にて示す斜視図。 保形部材の形成工順の異なる例を(A),(B),(C)にて示す斜視図。 図5(A)のC−C線に沿う断面図。 保形部材の異なる形成例を示す斜視図。 従来のシフトレバーブーツ取付構造を示す外観斜視図。 図8のD−D線に沿う断面図。 図8のE−E線に沿う断面図。
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜3は、本発明に係るシフトレバーブーツの取付構造を示しており、フロアセンターに設けられたシフトレバーコンソールとしてのフロアコンソール1の上壁には、シフトレバー配設口2が設けられている。
シフトレバー3は、前記シフトレバー配設口2にフロア下側から通して車室内に突出して配設されている。
シフトレバー3はその上端にシフトノブ4を取付けてあり、シフトレバーブーツ5はこのシフトレバー3のシフトノブ4を除いた車室内側の突出部分を覆って装着されている。
この例にあっては、前記シフトレバー3をPレンジからLレンジに亘って車両前後方向に直線状に大きくシフトストロークするタイプのものを示している。
前記フロアコンソール1のシフトレバー配設口2周りには、適宜の合成樹脂材からなる下側カバー6と上側フィニッシャー8とがクリップ係着等の止着手段により固定配置されている。
前記下側カバー6は、下側にシフトレバー3のストロークガイド7を突設した浅底のトレイ上に形成されている。
また、上側フィニッシャー8は、シフトレバー挿通孔9と、P(パーキング),R(リバース),N(ニュートラル),D(ドライブ),L(ロー)の各走行レンジに合わせたシフトポジションを車両前方からこの順に表示したシフト表示部10とを備えている。
前記シフトレバーブーツ5は、その下端周縁を前記下側カバー6の上側周縁と、上側フィニッシャー8のシフトレバー挿通孔9の下側周縁との間で固定して、前記シフトレバー3のシフトノブ4の下端部位置から、前記上側フィニッシャー8のシフトレバー挿通孔9と下側カバー6とで形成される凹部11の内周側に亘って装着されている。
このシフトレバーブーツ5のシフト方向両側面となる前,後側面の下端部には、シフトレバー3をシフトストローク限である前記PレンジまたはLレンジ位置にシフト操作したときの伸び代となる弛み5Aが設けられている。
この弛み5Aは、シフトレバー3のシフトストロークに影響を及ぼさない範囲で可及的に小さく設定されている。
即ち、シフトレバー3がシフトストロークの前後方向中央となるNレンジ位置にあるときに、該下端部が上側フィニッシャー8と略平行となる弛み長さに設定され、これによって、下側カバー6の浅底化が可能とされている。
以上の基本的な構造は、前記図8〜10に示した従来の構造とほぼ同様である。
ここで、本実施形態にあっては、前記下側カバー6と上側フィニッシャー8のシフトレバー挿通孔9とで形成される凹部11が、そのシフト方向中央部分に前記上側フィニッシャー8に近接した浅底部11Aを残して、前記シフト方向となる前後方向の両端部に該浅底部11Aよりも深い深底部11Bが形成されている。
この深底部11Bは、シフトレバー3をPレンジまたはLレンジにシフトストローク限位置にまでシフト操作した時に、前記シフトレバーブーツ5の下端部の弛み5Aが底付きしない程度の比較的に浅い深さに設定される。
図2に示す例では、前記凹部11の底面を、シフトレバー3の揺動中心を通る垂直線上に中心を持つ前後方向の円弧形状として、前後方向中央部に前記浅底部11Aを、そして、前,後両端部に前記深底部11Bが略V字状に形成されるようにしているが、これら浅底部11Aと深底部11Bはフラットに段差をもって形成するようにしてもよい。
一方、前記シフトレバーブーツ5の前,後側面の左右方向中央部には、保形部材21が上下方向に付設されている。
保形部材21は、シフトレバーブーツ5のシフト方向両側面を、シフトレバー3のシフト操作に影響を及ぼさない程度に補剛し、かつ、後述するように弛み5Aの折り込みガイド機能が得られる剛性を有する柔軟材料で構成される。
この保形部材21は、シフトレバー3がシフトストロークの中央となるNレンジ位置にあるときは、その下端が前記上側フィニッシャー8よりも上側に位置して、前記弛み5Aの自由な撓み変形を阻害することがなく、シフトレバー3が前記シフトストローク限となるPレンジ位置またはLレンジ位置にあるときは、該保形部材21の下端が前記上側フィニッシャー8よりも下側に、即ち、凹部11内に入り込んで位置するように、該保形部材21の下端位置が設定されている。
前記シフトレバーブーツ5は、本革,合成皮革,布等の柔軟材料で構成され、本実施形態にあっては左右対称に裁断した2枚のブーツ基材51,52を裏返して、それらの前,後端部を図4の(A),(B)に示すように拝み合わせ状に突き合わせて上下方向に縫合される。そして、この縫合部(中央縫合部)53から各余剰部を折り返して、それらの折り返し端部51a,52aをブーツ基材51,52に重合して、前記中央縫合部53を中心に左右対称に上下方向に縫合した、所謂ダブルステッチ縫製とされている。
従って、この実施形態では前記シフトレバーブーツ5は、車両前後方向に長辺を有する長方形の略四角錐の筒形状とされ、前記ブーツ基材51,52の中央縫合部53が前,後側面の各中央部に位置するように構成されている。
前記保形部材21は、本実施形態では前記ブーツ基材51,52の折り返し端部51a,52aの所要部位に図4に示すように延設片51b,52bを設け、それらの端末部を拝み合わせ状に突き合わせて縫合して所要の撓み剛性が得られる長さの筒状に構成されている。
以上の実施形態の構成により、前記シフトレバー3をシフトストローク限のPレンジまたはLレンジ位置にシフト操作すると、シフトレバーブーツ5のシフト方向両側面となる前,後側面のうち、シフト操作で圧縮される側の側面は保形部材21の保形作用によって全体的な自由な撓み変形が抑制される。従って、この圧縮される側の側面の自由な撓み変形は、保形部材21の下端とシフトレバーブーツ下縁の固定部に亘る下端部の弛み5Aの領域に規制される。
前記保形部材21の下端は、シフトレバー3がシフトストローク中央のNレンジ位置からシフトストローク限のPレンジまたはLレンジ位置に移動するのに伴って、上側フィニッシャー8の上側から、下側の凹部11内に変位する。
このとき、前記シフトレバーブーツ5の下端部の弛み5Aは、保形部材21の下端の折り込みガイド作用により前記凹部11の下方へ押し込まれて変形態様が規制されて図2の実線に示すように略V字状に折り込まれ、該凹部11のシフト方向端部に設けられた深底部11Bに受容される。
これにより、前記シフトレバーブーツ5の下端部(弛み5A)が凹部11の底面に底付きして、多重に折り込まれて上側フィニッシャー8のシフトレバー挿通孔9縁から上方へはみ出すのが回避される。
また、シフト方向と直交する方向の左右側面の下端部も、前記下方への折り込みガイド作用に引き連られて図3に示すように凹部11内に略V字状に折り込まれて、側方へ略くの字状に膨出するのが回避される。
このように本実施形態の構成によれば、シフトレバー3をシフトストローク限(PレンジまたはLレンジ)位置までシフト操作した場合に、シフトレバーブーツ5のシフト方向に圧縮される側の側面の全体的な自由な撓み変形が保形部材21により抑制され、該保形部材21の下端よりも下方のブーツ下端部の弛み5A領域の自由な撓み変形が許容される。一方、このブーツ下端部の弛み5Aは前記シフトレバー3の移動に伴い保形部材21下端が上側フィニッシャー8の上側から、下側の凹部11内へ変位することによって、該保形部材21下端の折り込みガイド作用により凹部11の下方へ押し込まれて略V字状に整然と折り込むことができる。
そして、この略V字状に折り込まれたブーツ下端部の弛み5Aは、凹部11のシフト方向(車両前後方向)端部の深底部11Bに受容されるため底付きすることがない。従って、ブーツ下端部の弛み5Aが底付きすることによって生じる多重折り込みがなくなり、上側フィニッシャー8のシフトレバー挿通孔9縁から上方へはみ出すのを回避して、見栄えを向上することができる。
また、前記弛み5Aの多重折り込みがなくなるため、多重折り込み部分がシフトレバー3と上側フィニッシャー8のシフトレバー挿通孔9縁との間で挟まって、シフトストロークを阻害するのを回避することができる。
更に、ブーツ下端部のシフト方向に圧縮される側の側面の近傍では、ブーツ下端部のシフト方向と直交方向の側面(左右側面)も前記シフト方向側面(前,後側面)が略V字状に折り込まれるのに引き連られて凹部11の下方へ略V字状に折り込まれるので、側方へ略くの字状に膨出して見栄えを悪化するのを回避することができる。
しかも、前記凹部11の深底部11Bはシフト方向端部(前,後端部)にその形成位置が特定され、かつ、ブーツ下端部の伸び代(弛み5A)がもともと可及的に小さく設定されていることから、該深底部11Bの深さはブーツ下端部(弛み5A)の折り込み部が底付きしない程度の比較的に浅めの設定で済む。従って、下側カバー6のフロアコンソール1内における占有スペースを少なくして、フロアコンソール内配設部品のレイアウトに支障を来すのを回避することができる。
また、本実施形態では、シフトレバーブーツ5のシフト方向両側面に設けられる保形部材21は、ブーツ基材51,52の縫合部53に沿って配設されている。このため、ブーツ基材51,52の縫合時に該保形部材21をこれらブーツ基材51,52に縫合して設けることができるので、作業工数の増加が伴うことがなくコスト的に有利に得ることができる。
特に、本実施形態では前記保形部材21をブーツ基材51,52の折り返し端部51a,52aに延設片51b,52bを設けて、これをループ状に縫製して筒形状に形成されているので、別部材を必要とすることがなくより一層コスト的に有利となる。
図5,図6は前記保形部材21の異なる形成例を示すものである。
この形成例では、前記ブーツ基材51,52の縫合側の端部に、所要の筒状部を形成し得る長さの補強片54をそれぞれの一端部を両面接着テープ55で接着して固定し、ブーツ基材51,52の端部を補強片54の一端部と共に拝み合わせて縫合すると共に、この中央縫合部53からそれらを折り返してダブルステッチ縫製される(図5(A),図6参照)。
そして、各補強片54の他端部を図5(B)に示すように拝み合わせて縫合して、所要長さの筒形状に保形部材21が構成される。
この例では、図5(C)に示すように保形部材21の筒形状の上端部を縫合,閉止して剛性を調整するようにしている。
このように、別部材からなる補強片54を用いて保形部材21を形成するようにすれば、補強片54の材質,厚み等の選択によって所望する剛性の保形部材21を構成することが可能となる。
前記実施形態では、何れも保形部材21をブーツ基材51,52と同質の柔軟材料、即ち、本革,合成皮革,布等を用いて、これらブーツ基材51,52の縫合時に縫製して構成することが可能であるが、この他、図7に示すように軟質の帯状のプラスチックシート56を用いて、これをブーツ基材51,52の中央縫合部53に同時縫合もしくは接着して、保形部材21を構成することもできる。
なお、前記実施形態ではシフトレバー3を車両の前後方向に直線状にシフトストロークするタイプのものを例示したが、シフトレバー3を前後方向および左右方向にシフトストロークするタイプのものにも適用して、前述と同様の作用効果を得ることができる。
また、前記実施形態では下側カバー6としてシフト方向端部に深底部11Bを有する浅底タイプのものを示したが、略V字状に折り込まれるブーツ下端部を底付きすることなく受容し得る深さのものであれば、これに限定されるものではない。
更に、保形部材21は仕様によって、シフトレバーブーツ5のシフト方向一側面に設けるのみでもよい。
1…フロアコンソール
2…シフトレバー配設口
3…シフトレバー
5…シフトレバーブーツ
5A…下端部の弛み
6…下側カバー
8…上側フィニッシャー
9…シフトレバー挿通孔
11…凹部
11A…浅底部
11B…深底部
21…保形部材
51,52…ブーツ基材
53…縫合部

Claims (2)

  1. シフトレバーコンソールから車室内に突出したシフトレバーの突出部分を覆うシフトレバーブーツの下端周縁が、前記シフトレバーコンソールのシフトレバー配設口周りに装着された下側カバーと上側フィニッシャーとの間で固定されて、前記シフトレバーブーツの下端部がこれら下側カバーと上側フィニッシャーとで形成される凹部に受容される構造であって、
    前記シフトレバーブーツは、そのシフト方向両側面の下端部に、シフトレバーがシフトストロークの中央位置にあるときは、該下端部が前記上側フィニッシャーと略平行となる長さの弛みを備え、かつ、
    前記シフトレバーブーツの前記シフト方向面には保形部材が上下方向に付設され、
    前記保形部材は、シフトレバーが前記シフトストロークの中央位置にあるときは保形部材下端が前記上側フィニッシャーよりも上側に位置し、シフトレバーが前記シフトストローク限位置にあるときは該保形部材下端が前記上側フィニッシャーよりも下側に位置するように、該保形部材の下端位置が設定されていることを特徴とするシフトレバーブーツの取付構造。
  2. 前記シフトレバーブーツは、前記シフト方向面にブーツ基材の縫合部が上下方向に設定され、前記保形部材はこのブーツ基材の縫合部に沿って配設されていることを特徴とする請求項1に記載のシフトレバーブーツの取付構造。
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