JP2011104875A - インクジェット記録装置、インクジェット記録方法及びインクジェット記録に用いられるプログラム - Google Patents

インクジェット記録装置、インクジェット記録方法及びインクジェット記録に用いられるプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】光硬化型インクを用いてカラー印刷を行う際に、光硬化型インクの混色を防止するとともに印刷時間の短縮が可能なインクジェット記録装置、インクジェット記録方法及びインクジェット記録に用いられるプログラムを提供すること。
【解決手段】第1の光硬化型インクの吐出及び硬化が行われた後で、第1の光硬化型インクよりも多い積算光量にて硬化する第2の光硬化型インクの吐出及び硬化が行われる。硬化の早い第1の光硬化型インクから先に吐出及び硬化を行うため、第2の光硬化型インクが吐出されるときには、第1の光硬化型インクは大部分が硬化している。従って、光硬化型インクを用いてカラー印刷を行う際に、光硬化型インクの混色が防止可能になる。また、第2の光硬化型インクの硬化を待たないので、印刷時間の短縮が可能になる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、光硬化型インクを用いて印刷を行うインクジェット記録装置、インクジェット記録方法及びインクジェット記録に用いられるプログラムに関する。
従来、熱や紫外線(Ultraviolet:UV)等によって硬化するインクを用いて、被吐出媒体の表面に立体印刷を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、硬化性インクと着色インクとを用いて、立体印刷をする技術が開示されている。具体的には、特許文献1では、インク滴として吐出された硬化性インクが、平面状の被印刷体の表面に到達する。そして、この硬化性インクは、硬化手段によって硬化または予備硬化させることによって、被印刷体の表面に立体形状またはその前駆体を形成する。さらに、インク滴として吐出された着色インクが、被印刷体の表面への印字、および着色を行うことによって、前記表面に立体印刷がなされる。また、特許文献1には、立体印刷の際に硬化性インクを着色インクとして用いる技術も記載されている。
特開2008−188826号公報
特許文献1においては、先ず、硬化性インクを用いて立体形状が形成された後で、着色されたインクを用いて立体形状が着色される。ここで、硬化性インク及び着色インクとして光硬化性インクが用いられる場合、インク同士が混色する恐れがある。なぜなら、光硬化型インクは、硬化に必要な積算光量、換言すれば硬化速度が、その種類に応じて異なる。そのため、仮に硬化速度の遅い光硬化性インクが先に吐出されると、その光硬化性インクが硬化する前に次の光硬化性インクが吐出されてしまい、結果として光硬化性インク同士が混色する可能性がある。一方、光硬化性インク同士が混色を防止するために、光の照射時間を十分にとる方法もありえる。しかし、この方法では、印刷に必要な時間が増大するという欠点が存在する。
本発明は、光硬化型インクを用いてカラー印刷を行う際に、光硬化型インクの混色を防止するとともに印刷時間の短縮が可能なインクジェット記録装置、インクジェット記録方法及びインクジェット記録に用いられるプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面を反映した第1の課題解決手段は、被吐出媒体を載置する載置台と、光硬化型インクを被吐出媒体に対して吐出するインクジェットヘッド体と、前記インクジェットヘッド体を、前記載置台の上方に保持するフレームと、前記インクジェットヘッド体と前記載置台に載置された被吐出媒体との相対位置を移動させる移動機構と、前記載置台の上方に設けられ、被吐出媒体に対して前記インクジェットヘッド体から吐出された前記光硬化型インクを硬化するために光を照射する光照射部と、前記インクジェットヘッド体の前記光硬化型インクを吐出する動作と、前記光照射部の光を照射する動作と、前記移動機構の前記相対位置を移動する動作を制御する制御部とを備え、前記インクジェットヘッド体は、第1の光硬化型インクを吐出する第1インクジェットヘッド部と、前記第1の光硬化型インクよりも多い積算光量にて硬化する、第2の光硬化型インクを吐出する第2インクジェットヘッド部とを少なくとも有し、前記制御部は、前記移動機構に前記相対位置を移動させ、前記第1インクジェットヘッド部に前記第1の光硬化型インクを吐出させ、前記吐出される前記第1の光硬化型インクに対して前記光照射部に光を照射させる第1制御手段と、前記第1動作手段の動作後に、前記移動機構に前記相対位置を移動させ、前記第2インクジェットヘッド部に前記第2の光硬化型インクを吐出させ、前記吐出される前記第2の光硬化型インクに対して前記光照射部に光を照射させる第2制御手段とを有する、ことを特徴とする。
本発明の一側面を反映した第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段に加えて、前記第1制御手段は、前記第1の光硬化型インクが所定の範囲に亘って拡がるように、前記移動機構に前記相対位置を移動させ、前記第1インクジェットヘッド部に前記第1の光硬化型インクを吐出させ、前記第2制御手段は、前記拡がった第1の光硬化型インクの外周の所定の範囲を前記第2の光硬化型インクが囲む枠付層を形成するように、前記移動機構に前記相対位置を移動させ、前記第2インクジェットヘッド部に前記第2の光硬化型インクを吐出させる。
本発明の一側面を反映した第3の課題解決手段は、第2の課題解決手段に加えて、前記制御部は、前記第1制御手段及び第2制御手段を複数回動作させることで、複数の前記枠付層を含む積層構造を形成する積層形成手段をさらに有し、前記第2制御手段は、前記積層構造に含まれる前記枠付層において、前記第2の光硬化型インクが積層方向から見て異なる位置に吐出されるように、前記移動機構に前記相対位置を移動させ、前記第2インクジェットヘッド部に前記第2の光硬化型インクを吐出させる。
本発明の一側面を反映した第4の課題解決手段は、第1〜第3の課題解決手段に加えて、前記第2制御手段は、前記光照射部に、前記第1制御手段とにおける光強度以上の光強度にて光を照射させる。
本発明の一側面を反映した第5の課題解決手段は、光硬化型インクを用いた被吐出媒体へのインクジェット記録方法であって、第1の光硬化型インクを吐出可能に構成される第1インクジェットヘッド部から前記第1の光硬化型インクを吐出するとともに、前記第1インクジェットヘッド部と被吐出媒体との相対位置を移動する第1吐出ステップと、前記第1吐出ステップにて吐出される前記第1の光硬化型インクに対して光を照射する第1硬化ステップと、前記第1吐出ステップ及び前記第1照射ステップの後に、前記第1の光硬化型インクよりも多い積算光量にて硬化する第2の光硬化型インクを吐出可能に構成される第2インクジェットヘッド部から前記第2の光硬化型インクを吐出するとともに、前記第2インクジェットヘッド部と被吐出媒体との相対位置を移動する第2吐出ステップと、前記第1吐出ステップ及び第1照射ステップの後に、前記第2吐出ステップにて吐出される前記第2の光硬化型インクに対して光を照射させる第2硬化ステップと、からなる。
本発明の一側面を反映した第6の課題解決手段は、第5の課題解決手段に加えて、前記第1吐出ステップは、前記第1の光硬化型インクが所定の範囲に亘って拡がるように、前記第1インクジェットヘッド部から前記第1の光硬化型インクを吐出するとともに、前記第1インクジェットヘッド部と被吐出媒体との相対位置を移動し、前記第2吐出ステップは、前記拡がった第1の光硬化型インクの外周の所定の範囲を前記第2の光硬化型インクが囲む枠付層を形成するように、第2インクジェットヘッド部から前記第2の光硬化型インクを吐出するとともに、前記第2インクジェットヘッド部と被吐出媒体との相対位置前記吐出位置を移動する。
本発明の一側面を反映した第7の課題解決手段は、第6の課題解決手段に加えて、前記第1吐出ステップ、前記第1硬化ステップ、前記第2吐出ステップ及び前記第2硬化ステップを複数回動作させることで、複数の前記枠付層を含む積層構造を形成する積層形成ステップをさらに有し、前記第2吐出ステップは、前記積層構造に含まれる前記枠付層において前記第2の光硬化型インクが積層方向から見て異なる位置に吐出されるように、前記第2の光硬化型インクを吐出するとともに前記吐出位置を移動する。
本発明の一側面を反映した第8の課題解決手段は、第1の光硬化型インクを吐出する第1インクジェットヘッド部に対して、第1の光硬化型インクを吐出させる指令を行うとともに、光硬化型インクの吐出位置と被吐出媒体との相対位置を移動させる移動機構に対して前記相対位置を移動させる指令を行う第1吐出指令ステップと、前記第1吐出ステップにて吐出される前記第1の光硬化型インクに光を照射するために、光を照射する光照射部に対して光を照射させる指令を行う第1硬化指令ステップと、前記第1吐出指令ステップ及び前記第1硬化指令ステップの後に、前記第1の光硬化型インクよりも多い積算光量にて硬化する、第2の光硬化型インクを吐出する第2インクジェットヘッド部に対して、前記第2の光硬化型インクを吐出させる指令を行うとともに、前記移動機構に対して前記相対位置を移動させる指令を行う第2吐出指令ステップと、 前記第1吐出指令ステップ及び前記第1照射指令ステップの後に、前記吐出される第2の光硬化型インクに対して光を照射させる指令を行う第2照射指令ステップと、をコンピュータに実現させる。
本発明の一側面を反映した第9の課題解決手段は、第8の課題解決手段に加えて、前記第1吐出指令ステップは、前記第1の光硬化型インクが所定の範囲に亘って拡がるように、前記第1インクジェットヘッド部に対して前記第1の光硬化型インクを吐出させる指令を行うとともに、前記移動機構に対して前記相対位置を移動させる指令を行い、前記第2吐出指令ステップは、前記拡がった第1の光硬化型インクの外周の所定の範囲を前記第2の光硬化型インクが囲む枠付層を形成するように、前記第2インクジェットヘッド部に対して前記第2の光硬化型インクを吐出させる指令を行うとともに、前記移動機構に対して前記相対位置を移動させる指令を行う、ことをコンピュータに実現させる。
本発明の一側面を反映した第10の課題解決手段は、第9の課題解決手段に加えて、前記第1吐出指令ステップ前記第1硬化指令ステップ、前記第2吐出指令ステップ及び前記第2硬化指令ステップを複数回動作させることで、複数の前記枠付層を含む積層構造を形成する積層形成指令ステップをさらに有し、前記第2吐出指令ステップは、前記積層構造に含まれる前記枠付層において前記第2の光硬化型インクが積層方向から見て異なる位置に吐出されるように、前記第2インクジェットヘッド部に対して前記第2の光硬化型インクを吐出させる指令を行うとともに、前記移動機構対して前記相対位置を移動させる指令を行う、ことをコンピュータに実現させる。
前記した第1、第5及び第8の課題解決手段においては、第1の光硬化型インクの吐出及び硬化が行われた後で、第1の光硬化型インクよりも多い積算光量にて硬化する第2の光硬化型インクの吐出及び硬化が行われる。第1の光硬化型インクは、第2の光硬化型インクよりも少ない積算光量で硬化する。換言すれば、第1の光硬化型インクは、第2の光硬化型インクよりも短い時間で硬化する。短い時間で硬化する第1の光硬化型インクから先に吐出及び硬化が行われるため、第2の光硬化型インクが吐出されるときには、第1の光硬化型インクは大部分が硬化している。従って、光硬化型インクを用いてカラー印刷を行う際に、光硬化型インクの混色が防止可能になる。また、第2の光硬化型インクの硬化を待たないので、印刷時間の短縮が可能になる。
前記した第2、第6及び第9の課題解決手段においては、第1の光硬化型インクが所定の範囲に亘って拡がり、その外周の所定の範囲を、第2の光硬化型インクが囲う枠付層が形成される。例えば、光硬化型インクを用いて立体形状を作成する積層印刷等を行う場合、所定の範囲に亘って拡がる第1の光硬化型インクが立体形状の中心部分に積層されることになる。硬化速度の異なるインクが立体形状の主要部分を占める中心部に存在する場合、立体形状の中心部に存在する異なる種類のインク同士の境界部において、構造歪が生じる可能性がある。その結果、立体形状が破損しやすいものになる恐れがある。そのため、積層印刷によって形成される立体形状の強度を確保するためには、同一の材料で立体形状の中心部を形成するのが良い。また、枠付層の外周の所定の範囲が第2の色の光硬化型インクで囲まれることによって、側面が第2の光硬化型インクで囲まれた立体形状の形成が可能になる。第2の光硬化型インクとして第1の光硬化型インクとは異なる色の光硬化型インクが用いられれば、単色ではなく着色された立体形状の形成が可能になる。
前記した第3、第7及び第10の課題解決手段においては、複数の枠付層を含む積層構造が形成される際に、積層構造に含まれる枠付層において、第2の光硬化型インクが積層方向から見て異なる位置に吐出される。換言すれば、積層構造において、第2の光硬化型インク同士が積層方向に重ならない。第2の光硬化型インクは、第1の光硬化型インクよりも多い積算光量にて硬化するので、枠付層が積層される際に、第2の光硬化型インクが完全に硬化しない可能性もありえる。しかし、仮にある枠付層に不完全に硬化した第2の光硬化型インクが存在しても、この不完全に硬化した第2の光硬化型インクは、後に完全に硬化することが可能となる。なぜなら、積層構造において第2の光硬化型インク同士が積層方向に重ならないので、不完全に硬化した第2の光硬化型インクは、その枠付層の上に設けられる枠付層の第1の光硬化型インクに接する。また、光硬化型インクの硬化は表面から始まり、最後に中心が硬化する。そのため、不完全に硬化した第2の光硬化型インクは、その表面が硬化しているために、接する第1の光硬化型インクとは交じり合わない。そして、不完全に硬化した第2の光硬化型インクは、その上層の第1の光硬化型インクが先に硬化すれば、その硬化した第1の光硬化型インクを透過した光を受けることが可能となる。その結果、不完全に硬化した第2の光硬化型インクは、後に完全に硬化する。従って、確実に硬化した立体形状の形成が可能になる。
前記した第4の課題解決手段においては、第2の光効果型インクを硬化するときの光強度が、第1の光硬化型インクを硬化するときの光強度以上に設定される。例えば、メタルハライドランプ等の光量調整が困難な光源が光照射部として用いられる場合、同じ光強度で設定すれば、光照射部の細かな制御が不要になる。また、UV−LED等の光量調整が容易な光源が光照射部として用いられる場合、硬化速度の遅い第2の光効果型インクの場合にのみ光強度を上げることで、光照射エネルギーの無駄を省くことができる。
上記第1の実施形態に係る、インクジェット記録装置1の概要を示す模式図。 上記第1の実施形態に係る、印刷部10の拡大模式図。 上記第1の実施形態に係る、インクジェット記録装置1の機能的構成を示すブロック図。 上記第1の実施形態に係る、RAM420及びフラッシュROM430に記憶される内容を示す図。 上記第1の実施形態に係る、印刷画像データと、色別印刷データとを説明する図。 上記第1の実施形態に係る、硬化速度テーブルを説明する図。 上記第1の実施形態に係る、印刷によって形成される積層構造1000の形状を説明する図。 上記第1の実施形態に係る、印刷処理を説明するフローチャート。 上記第1の実施形態に係る、積層形成処理を説明するフローチャート。 上記第1の実施形態に係る、第1制御処理を説明するフローチャート。 上記第1の実施形態に係る、第2制御処理を説明するフローチャート。 変形例に係る、インクジェットヘッド体1100の構造を示す模式図。 変形例に係る、積層構造2000の形状を説明する図。
本発明を反映した上記課題解決手段を実施するための実施形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。上記課題解決手段は以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に説明する各構成において、所定の構成を省略することができる。また、以下に説明する各処理において、所定のステップを省略することができる。
<第1の実施形態>
[インクジェット記録装置1の概要]
図1(A)は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置1の斜視模式図である。インクジェット記録装置1は、印刷部10と、光照射部20と、搬送部30とを有する。インクジェット記録装置1の外装は、筺体2によって覆われる。インクジェット記録装置1のY方向正側における、筺体2のフレームがZ方向正側に膨出した膨出箇所2aには、印刷部10が内蔵される。膨出箇所2aのX方向正側には、印刷部10に含まれるインクジェットヘッド体110に対して各色のインクを供給するための、イエロータンク111a、マゼンタタンク112a、シアンタンク113a及びクリアタンク114aが配置される。膨出箇所2aのY方向負側には、光照射部20からのUV光が印刷部10へ到達しないように、遮光板2a−1が設けられる。この遮光板2a−1には、膨出箇所2aの内部に連通する開口箇所2dが設けられる。膨出箇所2aに対してY方向負側には、一対の柱状箇所2bが、筐体2からZ方向正側に向けて立設される。一対の柱状箇所2bのZ方向正側の端部には、梁状箇所2cがX方向に平行に橋架される。この梁状箇所2cの内部には、光照射部20が内蔵される。梁状箇所2cのZ方向負側には、搬送部30が設けられる。この搬送部30は、Y方向に平行に設けられ、開口箇所2dを介して膨出箇所2aの内部に侵入する。搬送部30の上面には、被吐出媒体STが載置される。筺体2のY方向負側の側面には、ユーザからの電源ON/OFFや印刷開始指示等、様々な操作を受け付ける操作部500が設けられる。筺体2のX方向正側の側面には、インクジェット記録装置1とPC等の外部装置とを電気的に接続する外部I/F600が設けられる。
梁状箇所2cに内蔵される光照射部20は、前記した各色のUV硬化型インクを硬化するために、UV光を照射する。光照射部20には、UVランプ220が設けられる。UVランプ220としては、メタルハライドランプが用いられる。しかし、UV水銀ランプやUV−LED等が、UVランプ220として用いられても差し支えない。
搬送部30は、被吐出媒体STが載置される載置台310と、その載置台310をY方向及びZ方向に移動させる載置台移動機構320(図3参照)によって構成される。載置台310は、例えばX方向に幅広のタイミングベルトで構成される。載置台移動機構320は、載置台310に載置された被吐出媒体STを、インクジェットヘッド体110の下と、UVランプ220の下とに移動する。載置台移動機構320はまた、インクジェットヘッド体110からインクが吐出される際には、インクジェットヘッド体110のインク吐出動作及びインクジェットヘッド移動機構130のX方向への移動と連動して、Y方向に微少移動を行う。載置台移動機構320はまた、インクジェットヘッド体110と被吐出媒体STとの距離が一定に保たれる様に、Z方向に微少移動を行う。
図1(B)及び図2を用いて、印刷部10の説明を行う。図1(B)は、インクジェット記録装置1の、図1(A)でA−Aで示された箇所をY―Z平面で切断した断面模式図である。図2は、印刷部10の拡大模式図である。膨出箇所2aに内蔵される印刷部10には、インクジェットヘッド体110、インクジェットヘッド移動機構130、ガイドシャフト140及びインク吸引機構150が設けられる。以下、印刷部10の構成要素について説明を行う。
インクジェットヘッド体110は、光硬化型インクを被吐出媒体STに対して吐出する。インクジェットヘッド体110は、第1の光硬化型インクを吐出する第1インクジェットヘッド部と、第1の光硬化型インクよりも多い積算光量にて硬化する第2の光硬化型インクを吐出する第2インクジェットヘッド部とを、少なくとも有する。具体的には、インクジェットヘッド体110は、複数(例えば4つ)のインクジェットヘッド部として、イエローヘッド111と、マゼンタヘッド112と、シアンヘッド113と、クリアヘッド114とを有する。イエローヘッド111は、イエローの光硬化型インク(以下、イエローインク)を吐出可能に構成される。マゼンタヘッド112は、マゼンタの光硬化型インク(以下、マゼンタインク)を吐出可能に構成される。シアンヘッド113は、シアンの光硬化型インク(以下、シアンインク)を吐出可能に構成される。クリアヘッド114は、無色透明であるクリアの光硬化型インク(以下、クリアインク)を吐出可能に構成される。イエローヘッド111、マゼンタヘッド112、シアンヘッド113及びクリアヘッド114は、中空のチューブを介して、イエロータンク111a、マゼンタタンク112a、シアンタンク113a、クリアタンク114aに夫々接続される。
ガイドシャフト140は、インクジェットヘッド体110を載置台310の上方に保持する。ガイドシャフト140は、X方向に平行になるようにして、膨出箇所2aのX方向の両端に固定される。インクジェットヘッド体110は、このガイドシャフト140に沿って摺動可能に、ガイドシャフト140に取り付けられる。
インクジェットヘッド移動機構130は、インクジェットヘッド体110を、ガイドシャフト140に沿って、X方向に移動させる。インクジェットヘッド移動機構130は、例えばタイミングベルトと、そのタイミングベルトを移動させるモーターによって構成される。
インクジェットヘッド吸引部150は、ガイドシャフト140のX方向負側の端部の下(Z方向負側)に設けられる。インクジェットヘッド吸引部150は、非図示の昇降機構によってZ方向に昇降可能に構成される。インクジェットヘッド吸引部150はまた、非図示のポンプによって、キャップ150aの内部を吸引可能に構成される。インクジェットヘッド体110が、ガイドシャフト140のX方向負側の端部に移動したとき、インクジェットヘッド吸引部150はZ方向正側に上昇する。上昇したインクジェットヘッド吸引部150は、インクジェットヘッド体110のZ方向負側の面(下面)に密着し、各色のヘッド111〜114の下面に存在するノズルに各色のインクが達するまで吸引を行う。
[インクジェット記録装置1の機能ブロック]
図3は、インクジェット記録装置1の機能的構成を示すブロック図である。インクジェット記録装置1は、印刷部10と、光照射部20と、搬送部30と、制御部40と、操作パネル500と、外部I/F600とを有する。これらの要素は、相互にバス700によって電気的に接続される。
制御部40は、印刷部10が光硬化型インクを吐出する動作と、光照射部20が光を照射する動作と、印刷部10及び搬送部30がインクジェットヘッド体110と被吐出媒体STとの相対位置を移動させる動作とを制御する。制御部40は、CPU410、RAM420及びフラッシュROM430を有する。CPU410は、RAM420及びフラッシュROM430と協動して、各種演算、処理を行う。RAM420は、CPU410で処理される各種プログラムや、CPU410が処理するデータを、そのアドレス空間に一時的に記憶する。フラッシュROM430は、インクジェット記録装置1を制御するための各種プログラムや、印刷する順番を決定する際に用いられるテーブル等を記憶する。
印刷部10は、インクジェットヘッド体110を用いたインクの吐出やインクジェットヘッド体110のX方向への移動を行う。印刷部10は、インクジェットヘッド体110と、インク吐出制御回路120と、インクジェットヘッド移動機構130と、インクジェットヘッド吸引機構150とを有する。以下、印刷部10の機能的な構成要素について説明を行う。
インクジェットヘッド移動機構130は、CPU410からのヘッド移動信号に従って、インクジェットヘッド体110をX方向に移動する。インクジェットヘッド移動機構130に含まれるモーターは、回転角度と原点位置を検出可能である。このモーターは、例えば、エンコーダを内蔵するステッピングモータ等である。
インク吐出制御回路120は、CPU410からのインク吐出信号に従って、吐出すべきインクの色を決定する。決定された吐出すべきインクの色は、色選択信号としてインクジェットヘッド体110に送信される。
インクジェットヘッド体110は、インク吐出制御回路120からの色選択信号に従って、各色のヘッド111〜114の内、吐出すべき色のヘッドからインクを吐出する。
インクジェットヘッド吸引機構150は、CPU410からの吸引信号に従って、吸引動作とキャップ150aの昇降とを行う。インクジェットヘッド吸引機構150の昇降動作は、エンコーダを内蔵するステッピングモータを用いて行われる。そのため、インクジェットヘッド吸引機構150は、Z方向の移動量及び原点位置を検出可能である。
光照射部20は、光源駆動回路210及びUVランプ220を備える。光源駆動回路210は、CPU410からの光源制御信号に応じて、UVランプ光源200の点灯、消灯、発光強度等を制御するための光源駆動信号を、UVランプ220に対して送信する。UVランプ220は、光源駆動回路210からの光源駆動信号に応じて、UV光を照射する。
搬送部30は、載置台移動機構320を有する。載置台移動機構320は、エンコーダを内蔵するステッピングモータを有し、載置台310の移動量及び原点位置を検出可能である。載置台移動機構320は、CPU410からの搬送信号に応じ、載置台310をY方向及びZ方向に移動させる。
操作パネル500は、インクジェット記録装置1の起動、停止、印刷開始等の操作をユーザから受け付けるための様々な入力ボタンを有する。操作パネル500に対して入力されたユーザからの操作は、操作信号としてCPU410に対して送信される。
外部I/F600は、インクジェット記録装置1と外部との通信を行うための構成である。インクジェット記録装置1は、外部装置であるPC800から、この外部I/F600を介して画像データを受信する。外部I/F600は、例えばUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394等、周知のインターフェスによって構成可能である。
図4(A)は、RAM420がそのアドレス空間に一時記憶する、データの内容を説明する図である。RAM420は、印刷画像データ420a、積層回数データ420b、色別印刷データ420c及び印刷順データ420dを一時記憶する。印刷画像データ420a及び積層回数データ420bは、PC800から外部I/F600を介して受信される。印刷画像データ420aは、インクジェット記録装置1が被吐出媒体STに印刷する画像のデータである。本実施形態においては、後記する図7(A)に示されるように、印刷画像データ420aを印刷することで形成される枠付層1004a、1004bが積層されることで、積層構造1000が形成される。以下、1層目の枠付層1004aと2層目の枠付層1004bとを区別しない場合、単に枠付層1004と表記する。積層回数データ420bは、印刷画像データ420aを印刷する回数、換言すれば枠付層1004を積層する回数を示す数値である。色別印刷データ420cは、印刷画像データ420aを、各色のインクが吐出される領域毎に分けた画像データ、換言すれば、インクの色毎の画像データである。色別印刷データ420cは、後記する印刷順序決定処理(図6参照)において、CPU410が印刷画像データ420aに基づいて作成する。印刷順データ420dは、色別印刷データ420cに含まれるインクの色毎の画像データの印刷順序を決定するデータである。印刷順データ420dは、後記する硬化速度テーブル430eに基づいて決定される。
図4(B)は、フラッシュROM430に記憶された内容を説明する図である。フラッシュROM430は、第1制御手段430a、第2制御手段430b、印刷順序決定手段430c、積層形成手段430d及び硬化速度テーブル430eを記憶する。フラッシュROM430に含まれる処理手段は、CPU410が、RAM420上で、フラッシュROM430に記憶されたこれらの処理手段のためのプログラムを実行することで達成される。
第1制御手段430aは、第1の光硬化型インクの吐出及び硬化を行う際に実行されるプログラムである。第1制御手段430aは、第1吐出手段430a1及び第1硬化手段430a2を含む。第1吐出手段430a1が実行されると、CPU410は、第1の光硬化型インクに対応するインクを吐出するように、インク吐出制御回路120に対して色別印刷データ420cに基づいたインク吐出信号を送信する。インク吐出制御回路120は、CPU410からのインク吐出信号に従って、第1の光硬化型インクに対応する色のインクが吐出されるように、色選択信号をインクジェットヘッド体110に送信する。そして、CPU410は、吐出される第1の光硬化型インクが所定の範囲に亘って拡がるように、色別印刷データ420cに基づいて、インクジェットヘッド移動機構130に対してヘッド移動信号を送信し、載置台移動機構320に対して搬送信号を送信する。このとき、インクジェットヘッド移動機構130及び載置台移動機構320は協動して動作し、載置台310に載置された被吐出媒体STとインクジェットヘッド体110との相対位置を移動する。第1硬化手段430a2が実行されると、CPU410は、載置台移動機構320に対して搬送信号を送信することで、載置台310に載置された被吐出媒体STを、既に点灯済みのUVランプ220の下に移動する。被吐出媒体STは、所定時間の間UVランプ220の下に配置される。
第2制御手段430bは、第2の光硬化型インクの吐出及び硬化を行う際に実行されるプログラムである。第2制御手段430bは、第2吐出手段430b1及び第2硬化手段430b2を含む。第2吐出手段430b1が実行されると、CPU410は、第2の光硬化型インクに相当するインクを吐出するように、インク吐出制御回路120に対して色別印刷データ420cに基づいたインク吐出信号を送信する。そして、CPU410は、拡がった第1の光硬化型インクの外周の所定の範囲を第2の光硬化型インクが囲む枠付層1004(図7参照)を形成するように、色別印刷データ420cに基づいて、インクジェットヘッド移動機構130に対してヘッド移動信号を送信し、載置台移動機構320に対して搬送信号を送信する。第2硬化手段430b2が実行されると、CPU410は、載置台移動機構320に対して搬送信号を送信することで、載置台310に載置された被吐出媒体STを、既に点灯済みのUVランプ220の下に移動する。被吐出媒体STは、所定時間の間UVランプ220の下に配置される。
印刷順序決定手段430cは、RAM420に一時記憶される印刷画像データ420aに基づいて、色別印刷データ420cを作成する。そして、印刷順序決定手段430cは、図6に示される硬化速度テーブル430eを参照し、色別印刷データ420cの印刷順序を決定する。以下、図5及び図6を用いて、印刷順序決定手段430cによって達成される処理を説明する。
図5(A)は、本実施形態においてインクジェット記録装置1によって印刷される、印刷画像データ420aを説明する図である。印刷画像データ420aは、所定の範囲に亘って拡がる無色透明のクリア部1001と、クリア部1001の外周の所定の範囲を囲むマゼンタ色のマゼンタ部1002及び青色のブルー部1003とを有する。印刷順序決定手段430cは、この印刷画像データ420aを色毎に分解し、色別印刷データ420cを作成する。図5(B)は、色別印刷データ420cを説明する図である。図5(B)は、左から順に、クリアデータ、マゼンタデータ、シアンデータである。クリアデータは、第1の光硬化型インクとしてのクリアインクを用いて印刷される。クリアデータには、印刷画像データ420aのうち、クリア部1001が含まれる。マゼンタデータは、第2の光硬化型インクとしてのマゼンタインクを用いて印刷される。マゼンタデータには、印刷画像データ420aのうち、マゼンタ部1002とブルー部1003とが含まれる。シアンデータは、第2の光硬化型インクとしてのシアンインクを用いて印刷される。シアンデータには、印刷画像データ420aのうち、ブルー部1003が含まれる。ここで、青色はシアンとマゼンタとの重ね合わせで作成されるため、ブルー部1003は、マゼンタデータとシアンデータとの両方に含まれる。印刷順序決定手段430cは、これらのクリアデータ、マゼンタデータ及びシアンデータを、色別印刷データ420cとしてRAM420に一時記憶する。
図6は、印刷順序決定手段430cによって用いられる、硬化速度テーブル430eを説明する図である。硬化速度テーブル430eは、光硬化型インクが硬化するために必要なUV光照射時間と、その光硬化型インクが印刷される順番とを、光硬化型インクの種類ごとに対応付ける。硬化速度テーブル430eは、一例として、クリア、イエロー、マゼンタ、シアンの夫々の色に関し、組成の異なる2種類のインク(例えば、クリアインクAとクリアインクB)のデータを有する。UV光照射時間は、後記する印刷処理(図7参照)において、UVランプ220が照射するUV光強度の下で、光硬化型インクが硬化するために必要な時間を示す。即ち、UV光照射時間が大きい光硬化型インク程、硬化に必要な積算光量が大きい。印刷順は、UV光照射時間が小さい、換言すれば硬化に必要な積算光量が少ない光硬化型インクの順である。ここで、硬化に必要な積算光量は、インクの色ではなく、組成に応じて異なる。そのため、例えば図6に示されるように、透明(クリアインクB)が他の色(例えば、イエローインクA)よりも遅く硬化する場合もあり得る。仮に光硬化型インクの色のみに基づいて印刷順が決められると、各色の光硬化型インクで組成が大きく異なる場合などに対応できない。本実施形態では、硬化速度テーブル430eが設けられることにより、硬化に必要な積算光量が少ない光硬化型インクの順に確実に印刷できる。尚、この硬化速度テーブル430eは、事前の実験によって定められ、予めフラッシュROM430に記憶される。
再び図4を用いて、フラッシュROM430に記憶される積層形成手段430dの説明を行う。積層形成手段430dは、第1制御手段430a及び第2制御手段430bを複数回動作させることで、複数の枠付層1004を含む積層構造1000(図7参照)を形成する際に実行されるプログラムである。
[印刷処理の流れ]
図7(A)に示される積層構造1000を印刷する処理を例として、インクジェット記録装置1が行う印刷処理を説明する。積層構造1000は、1層目の枠付層1004aと、2層目の枠付層1004bとを積層することで形成される。枠付層1004a,1004bは、図5(A)に示される印刷画像データ420aを印刷することで得られる。尚、後記するように、枠付層1004aにおけるマゼンタ部1002a及びシアン部1003aの位置は、枠付層1004bにおけるマゼンタ部1002b及びシアン部1003bの位置と、積層方向において異なる。また、本実施形態において、イエロータンク111aにはイエローインクAが、マゼンタタンク112aにはマゼンタインクAが、シアンタンク113aにはシアンインクAが、クリアタンク114aにはクリアインクAが、それぞれ充填されている。
図8は、インクジェット記録装置1が行う印刷処理を説明するフローチャートである。図8に示される印刷処理は、ユーザが操作パネル500を用いて、印刷開始の旨の操作を行うことによって発生した操作信号を、CPU410が受信したときに開始される。
ステップS10において、CPU410は、初期化処理を行う。この初期化処理で、CPU410は、RAM420に一時記憶される各種データをクリアする。CPU410は、インクヘッド移動機構130に対してヘッド移動信号を送信し、インクヘッド部110をX方向負側の端部に移動させる。そして、CPU410は、インクジェットヘッド吸引機構150に対して吸引信号を送信することで、インクジェットヘッド吸引機構150がインクジェットヘッド部110のZ方向負側の面(下面)に密着するように、インクジェットヘッド吸引機構150を上昇させる。密着したインクジェットヘッド吸引機構150は、各色のヘッド111〜114の下面に存在するノズルに各色のインクが達するまで吸引を行うことで、各色のヘッド111〜114を吐出可能な状態にする。CPU410はさらに、光源駆動回路210に光源制御信号を送信することで、UVランプ220を点灯させる。本実施形態のように、UVランプ220にメタルハライドランプが用いられる場合、光量が安定するまでに数分程度の時間が必要となる。そのため、UVランプ220は、図8に示される印刷処理が実行される間、同一の光強度にて常時点灯される。従って、光照射部の細かな制御が不要になる。その後、CPU410は、処理をステップS20に移行する。
ステップS20において、CPU410は、外部I/F600を介してPC800から受信された印刷画像データ420a及び積層回数データ420bが、RAM420に一時記憶されているか否かを判断する。ステップS20における判断が肯定(Y)の場合、CPU410は、処理をステップS30に移行する。一方、ステップS20における判断が否定(N)の場合、CPU410は、印刷画像データ420a及び積層回数データ420bが外部I/F600を介してPC800から受信され、RAM420に一時記憶されるまで、ステップS20を繰り返す。
ステップS30において、CPU410は、フラッシュROM430に記憶されている印刷順序決定手段430cを実行する。具体的には、CPU410は、RAM420に一時記憶される印刷画像データ420aに基づいて、色別印刷データ420cを作成する。そして、CPU410は、図6に示される硬化速度テーブル430eを参照することで、色別印刷データ420cの印刷順序を決定する。図5(B)を用いて具体的に説明すると、クリアインクAを用いて印刷されるクリアデータは、印刷順が「1」である。マゼンタインクAを用いて印刷されるマゼンタデータは、印刷順が「3」である。シアンインクAを用いて印刷されるシアンデータは、印刷順が「5」である。従って、図7(B)(C)に示されるように、クリアデータ、マゼンタデータ、シアンデータの順で印刷が行われる。その後、CPU410は、処理をステップS40に移行する。
ステップS40において、CPU410は、フラッシュROM430に記憶されている積層形成手段430d(詳細は図9を用いて後述)を実行する。即ち、CPU410は、第1制御手段430a及び第2制御手段430bを複数回動作させることで、複数の枠付層1004を含む積層構造1000(図7(A)参照)を形成する。積層形成手段430dの実行が終了すると、CPU410は、一連の印刷処理を終了する。
[積層印刷処理の実行]
図9は、図8のステップS40として示される、積層形成処理を詳細に説明するフローチャートである。ステップS410において、CPU410は、フラッシュROM430に記憶されている第1制御手段430a(詳細は図10を用いて後述)を実行する。ステップS410によって、図7(B)に示される、枠付層1004aにおけるクリア部1001aが形成される。その後、CPU410は、処理をステップS420に移行する。
ステップS420において、CPU410は、フラッシュROM430に記憶されている第2制御手段430b(詳細は図11を用いて後述)を実行する。ステップS420によって、図7(B)に示される、枠付層1004aにおけるマゼンタ部1002及びシアン部1003が形成される。即ち、ステップS410及びS420が実行されることで、枠付層1004が1層形成される。そして、CPU410は、形成済みの枠付層の数をRAM420に一時記憶する。換言すれば、CPU410は、RAM420に一時記憶される、前回までに形成された枠付層1004の層数に対して「1」を加算する。その後、CPU410は、処理をステップS430に移行する。
ステップS430において、CPU410は、積層構造1000を形成する全ての枠付層1004の印刷が完了したか否かを判断する。具体的には、CPU410は、形成済みの枠付層1004の層数が、積層回数データ420bと等しいか否かを判断する。ステップS430の判断が否定(N)の場合、CPU410は処理をステップS410に戻す。即ち、CPU410は再びステップS410及びS420を実行することで、枠付層1004が積層される。一方、ステップS430の判断が肯定(Y)の場合、CPU410は、積層形成処理を終了し、処理を図8に示される印刷処理に戻す。
図7(B)(C)を具体例として、積層構造1000の形成過程を説明する。本実施形態の場合、積層構造1000は2層の枠付層1004a,1004bによって形成されている。CPU410は、ステップS430において、今までに枠付層1004が2層印刷されたか否かを判断することになる。例えば、ステップS410及びS420が実行されることで枠付層1004aが形成された直後の状態である場合、今までに枠付層1004は1層しか形成されていないので、ステップS430の判断は否定(N)となる。CPU410は、再びステップS410及びS420を実行することで、図7(C)に示される枠付層1004bを形成する。枠付層1004bの形成後、ステップS430の判断は肯定(Y)となる。
[第1制御処理]
図10は、図9のステップS410として実行される、第1制御処理を説明するフローチャートである。この第1制御処理では、RAM420に一時記憶される印刷順データ420dに従って、印刷順が最先の光硬化型インクが、第1の光硬化型インクとして用いられる。本実施形態では、図8のステップS30において説明した様に、クリアインクが第1の光硬化型インクとして用いられる。
ステップS4101において、CPU410は、被吐出媒体STをインクジェットヘッド部110の下に移動させるために、載置台移動機構320に対して搬送信号を送信することで、載置台310をY方向正側に移動させる。その後、CPU410は、処理をステップS4102に移行する。
ステップS4102において、CPU410は、第1吐出手段430a1を実行する。具体的には、CPU410は、クリアインクの吐出が行われるように、色別印刷データ420cのうちクリアデータに基づいたインク吐出信号を、インク吐出制御回路120に対して送信する。そして、CPU410は、クリアヘッド114から吐出されるクリアインクが所定の範囲に亘って拡がるように、クリアデータに基づいて、インクジェットヘッド移動機構130に対してヘッド移動信号を送信し、載置台移動機構320に対して搬送信号を送信する。その後、CPU410は、処理をステップS4203に移行する。
ステップS4103及びS4104において、CPU410は、第1硬化手段430a2を実行する。具体的には、ステップS4103においてCPU410は、載置台移動機構320に対して搬送信号を送信することで、載置台310をY方向負側に移動させる。その結果、載置台310に載置された被吐出媒体STは、既に点灯済みのUVランプ220の下に移動する。その後、CPU410は、処理をステップS4104に移行する。ステップS4104において、CPU410は、吐出されたクリアインクが硬化するように、被吐出媒体STをUVランプ220の下に配置する。具体的には、CPU410は、載置台移動機構320に対して搬送信号を送信することで、吐出されたクリアインクがUV光の照射範囲に含まれるように、載置台310を移動する。UV光の照射範囲は、例えば載置台310においてY方向に50mm程度の拡がりを持つ。その後、CPU410は、第1制御処理を終了し、処理を図9に示される積層形成処理に戻す。
[第2制御処理]
図11は、図9のステップS420として実行される、第2制御処理を説明するフローチャートである。この第2制御処理では、RAM420に一時記憶される印刷順データ420dに従って、印刷順が2番目以降の光硬化型インクが、第2の光硬化型インクとして用いられる。本実施形態では、図8のステップS30において説明した様に、マゼンタインク及びシアンインクが第2の光硬化型インクとして用いられる。
ステップS4201において、CPU410は、RAM420を参照することで、現在の処理が1層目の枠付層1004の印刷であるか否を判断する。ステップS4201の判断が肯定(Y)の場合、CPU410は、処理をステップS4203に移行する。一方、ステップS4201の判断が否定(N)の場合、CPU410は、処理をステップS4202に移行する。
ステップS4202において、CPU410は、第2の光硬化型インクの吐出位置を変更する。具体的には、CPU410は、積層構造1000に含まれる複数の枠付層1004において、第2の光硬化型インクが積層方向から見て異なる位置に吐出されるように、RAM420に一時記憶される色別印刷データ420cのうち、第2の光硬化型インクに相当するデータの吐出位置を変更する。本実施形態においては、マゼンタデータ及びシアンデータの吐出位置が変更される。図7を用いて具体的に説明すると、2層目の枠付層1004bにおけるマゼンタ部1002b及びブルー部1003bは、クリア層1001bの内部に埋もれるように位置が変更されることによって、1層目の枠付層1004aにおけるマゼンタ部1002a及びブルー部1003aと積層方向において重ならない。そのため、UV光が積層構造1000に対して照射された場合、枠付層1004aにおけるマゼンタ部1002a及びブルー部1003aは、枠付層1004bが積層された後でも、枠付層1004bにおけるクリア部1001bを介してUV光を受光できる。図8のステップS30において説明した様に、マゼンタインク及びシアンインクは、クリアインクよりも多い積算光量にて硬化する(図6参照)。そのため、枠付層1004bが枠付層1004aの上に積層される際に、枠付層1004aにおけるマゼンタ部1002a及びブルー部1003aは、完全に硬化していない可能性もありえる。しかし、光硬化型インクの硬化は表面から始まり、最後に中心が硬化するので、枠付層1004aにおけるマゼンタ部1002a及びブルー部1003aの表面は、少なくとも硬化している。その結果、マゼンタ部1002a及びブルー部1003aは、枠付層1004bにおけるクリア部1001bとは混じり合わない。そして、マゼンタ部1002a及びブルー部1003aは、枠付層1004bにおけるクリア部1001bを透過したUV光を受光することによって、完全に硬化することができる。従って、確実に硬化した積層構造1000の形成が可能になる。
ステップS4203において、CPU410は、被吐出媒体STをインクジェットヘッド部110の下に移動させるために、載置台移動機構320に対して搬送信号を送信することで、載置台310をY方向正側に移動させる。その後、CPU410は、処理をステップS4204に移行する。
ステップS4204において、CPU410は、第2吐出手段430b1を実行する。具体的には、CPU410は、第2の光硬化型インクの吐出が行われるように、色別印刷データ420cに基づいたインク吐出信号を、インク吐出制御回路120に対して送信する。そして、CPU410は、クリア部1001の外周の所定の範囲を、第2の光硬化型インクが囲むように、色別印刷データ420cに基づいて、インクジェットヘッド移動機構130に対してヘッド移動信号を送信し、載置台移動機構320に対して搬送信号を送信する。本実施形態の場合、具体的には、マゼンタインクが第2の光硬化型インクとして吐出される場合であれば、色別印刷データ420cのうちマゼンタデータに基づいて、マゼンタ部1002及びブルー部1003(図5(B)参照)に対応する位置に、マゼンタインクが吐出される。また、シアンインクが吐出される場合であれば、色別印刷データ420cのうちシアンデータに基づいて、ブルー部1003に対応する位置に、シアンインクが吐出される。その後、CPU410は、処理をステップS4205に移行する。
ステップS4205及びS4206において、CPU410は、第2硬化手段430b2を実行する。具体的には、ステップS4205においてCPU410は、載置台移動機構320に対して搬送信号を送信することで、載置台310に載置された被吐出媒体STを、既に点灯済みのUVランプ220の下に移動する。その後、CPU410は、処理をステップS4206に移行する。ステップS4206において、CPU410は、吐出された第2の光硬化型インクが硬化するように、被吐出媒体STをUVランプ220の下に配置する。具体的には、CPU410は、載置台移動機構320に対して搬送信号を送信することで、吐出された第2の光硬化型インクがUV光の照射範囲に含まれるように、載置台310を移動する。その後、CPU410は、処理をステップS4207に移行する。
ステップS4207において、CPU410は、全ての色別印刷データ420cの印刷が完了したか否かを判断する。ステップS4207の判断が否定(N)の場合、CPU410は処理をステップS4203に戻す。即ち、全ての色別印刷データ420cの印刷が完了するまで、CPU410は、印刷順データ420dに従って、ステップS4203〜S4206までの処理を繰り返す。一方、ステップS4207の判断が肯定(Y)の場合、CPU410は、第2制御処理を終了し、処理を図9に示される積層形成処理に戻す。例えば、本実施形態において、ステップS4203〜S4206の実行によってマゼンタデータが印刷された場合、シアンデータは印刷まだ印刷されていないので、ステップS4207の判断は否定(N)となる。この場合、CPU410は処理をステップS4203に戻し、シアンデータの印刷を行う。シアンデータの印刷が完了した後、ステップS4207の判断は肯定(Y)となる。
<変形例>
本発明は、今までに述べた実施形態に限定されることは無く、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形・変更が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
前記した実施形態において、印刷部10と光照射部20とは別体に構成される。しかし、これらは一体に構成されても良い。図12は、インクジェットヘッド体1100の構造を示す模式図である。インクジェットヘッド体1100は、X方向の両端にUVランプ2200が設けられる点において、前記した実施形態のインクジェットヘッド体110と相違する。このUVランプ2200としては、メタルハライドランプ、UV水銀ランプ、UV−LED等が利用可能である。この場合も、UVランプ2200は、ガイドシャフト140及びインクジェットヘッド体1110を介して、載置台310の上方に設けられる。さらには、UVランプ2200として光ファイバー等の光導波路を用いて、インクジェットヘッド体1100とは別体に設けられるUV光源から、UV光を導光するような構成もあり得る。
インクジェットヘッド体1100が用いられることで、以下の様な有利な効果がある。先ず、インクジェットヘッド体1100が用いられることによって、図1に示される光照射部20のような、印刷部10の外部に存在する光を照射するための構成は不要となる。前記した実施形態においては、インクの吐出前に載置台310がインクジェットヘッド部110の下に移動する処理(図10のS4101、図11のS4203参照)が行われ、インクの吐出後に載置台310がUVランプ220の下に移動する処理(図10のS4103、図11のS4205参照)が行われる。しかし、インクジェットヘッド体1100が用いられれば、これらの載置台310を移動する処理が不要になる。さらには、インクの吐出を行いながらUV光を照射することで、インクの吐出と硬化とを並行して行うことが可能になる。図10において、第1硬化手段430a2の実行(S4103及びS4104)は、第1吐出手段430a1(S2102)の実行後に行われている。しかし、インクジェットヘッド体1100が用いられることで、第1硬化手段430a2と第1吐出手段430a1とを並行して実行することが可能になる。図11においても同様に、インクジェットヘッド体1100が用いられることで、第2吐出手段430b1と第2硬化手段430b23とを並行して実行することが可能になる。
前記した実施形態において、色別印刷データ430cの印刷順は、予めフラッシュROM430に記憶された硬化速度テーブル430eを用いて決定される。しかし、印刷順の決定方法はこの方法に限定されない。例えば、用いられる光硬化型インクの種類及びUV光照射時間が、ユーザによって操作パネル500を介して入力されてもよい。この場合、印刷順は、入力されたUV光照射時間を参照して割り振られる。または、各色のインクタンク111a〜114aにICタグなどの識別子が設けられ、インクジェット記録装置1にこの識別子を読み取るための読取部が設けられても良い。この識別子には、光硬化型インクの種類及びUV光照射時間が記憶される。読取部によって識別子が読み取られることで、色別印刷データ430cの印刷順が決定される。
前記した実施形態において、硬化速度テーブル430eのUV照射時間は、UVランプ220が照射するUV光強度の下で、光硬化型インクが硬化するために必要な時間を示す。そのため、UV光強度が変化するような構成の場合、UV照射時間はUV光強度に応じて補正される。または、UV照射時間の代わりに硬化に必要な積算光量が硬化速度テーブル430eに記憶されても良い。この場合、UV光強度に応じてUV光の照射時間が調整される必要がある。
前記した実施形態において、色別印刷データ430cは、CPU410によって印刷順序決定手段430cが実行されることで、印刷画像データ420aから作成される。しかし、色別印刷データ430cがこれ以外の方法で準備されても良い。例えば、PC800にインストールされた、インクジェット記録装置1と通信を行うためのドライバソフトが、色別印刷データ430cを作成してもよい。この場合、CPU410は、外部I/F600を介して色別印刷データ430cを受信し、RAM420に一時記憶する。
前記した実施形態において、インクジェットヘッド体110は、イエローヘッド111と、マゼンタヘッド112と、シアンヘッド113と、クリアヘッド114とを有する。しかし、これら各色のヘッドに加えて、さらに別の色を吐出するヘッドがインクジェットヘッド体110に設けられても良い。例えば、インクジェットヘッド部110は、黒色の光硬化型インクを吐出するブラックヘッドや、白色の光硬化型インクを吐出するホワイトヘッドなどを備えて良い。この場合、ブラックヘッドにインクを供給するブラックタンクや、ホワイトヘッドにインクを供給するホワイトタンクなども同時に必要になる。尚、ブラック及びホワイトの光硬化型インクは、第2の光硬化型インクとして吐出される。あるいは、クリアヘッド114の代わりにブラックヘッドが設けられても良い。この場合、イエローインクが第1の光硬化型インクとして用いられれば良い。さらには、クリアヘッド114の代わりにホワイトヘッドが設けられても良い。この場合ホワイトインクが第1の光硬化型インクとして用いられれば良い。
前記した実施形態において、インクジェットヘッド移動機構130と載置台移動機構320とが協働することによって、被吐出媒体STとインクジェットヘッド部110との相対位置が移動される。しかし、例えばインクジェットヘッド部110のみがX方向、Y方向及びZ方向に移動可能な構成や、載置台移動機構320のみがX方向、Y方向及びZ方向に移動可能な構成であっても良い。要は、被吐出媒体STとインクジェットヘッド部110との相対位置が移動されれば良い。
前記した実施形態において、2層目の枠付層1004bにおけるマゼンタ部1002b及びブルー部1003bは、クリア層1001bの内部に埋もれるように位置が変更される(図7参照)。しかし、この位置変更は他の様態であっても良い。例えば、マゼンタ部1002及びブルー部1003がそれぞれ複数の領域に分割され、分割された領域がそれぞれの枠付層1004に割り振られても良い。この変形例を、具体的に図13を用いて説明する。図13(A)に示される2層の枠付層1004c,1004dが積層されることで、積層構造2000が形成される場合を考える。図13(B)に示される1層目の枠付層1004cには、マゼンタ部1002c及びブルー部1003cが含まれる。このマゼンタ部1002c及びブルー部1003cは、元となる印刷画像データ420a(図5(A)参照)におけるマゼンタ部1002及びブルー部1003を部分的に着色抜けにしたものである。図13(C)に示される2層目の枠付層1004dには、マゼンタ部1002d及びブルー部1003dが含まれる。このマゼンタ部1002d及びブルー部1003dは、マゼンタ部1002c及びブルー部1003cによって着色抜けとなった箇所に対応する。従って、2層の枠付層1004c,1004dが積層された場合、マゼンタ部1002c及びブルー部1003cと、マゼンタ部1002d及びブルー部1003dとは、積層方向において重ならない。
前記した実施形態において、UVランプ220は、図8に示される印刷処理が実行される間、同一の光強度にて常時点灯される。しかし、UVランプの光強度は、適宜調整されて良い。例えば、硬化速度の遅い第2の光効果型インクに対して照射する光強度を、第1の光効果型インクに対して照射される光強度よりも強くしても良い。UV−LED等の光量調整が容易な光源が光照射部として用いられる場合、硬化速度の遅い第2の光効果型インクの場合にのみ光強度を上げることで、光照射エネルギーの無駄を省くことができる。
前記した実施形態において、積層構造1000は、2層の枠付層1004a及び1004bによって形成される。しかし、インクジェット記録装置1によって形成される積層構造の形状はこれに限定されない。例えば、2層より多い数が積層されても良い。また、クリアインク、シアンインク、マゼンダインク以外の色を含むような積層構造であっても良い。
1 インクジェット記録装置
2 筺体
2a 膨出箇所
2a−1 遮光板
2b 柱状箇所
2c 梁状箇所
2d 開口箇所
10 印刷部
20 光照射部
30 搬送部
40 制御部
110,1100 インクジェットヘッド体
111 イエローヘッド
111a イエロータンク
112 マゼンタヘッド
112a マゼンタタンク
113 シアンヘッド
113a シアンタンク
114 クリアヘッド
114a クリアタンク
120 インク吐出制御回路
130 インクジェットヘッド移動機構
140 ガイドシャフト
150 インクジェットヘッド吸引機構
150a キャップ
210 光源駆動回路
220,2200 UVランプ
310 載置台
320 載置台移動機構
410 CPU
420 RAM
430 フラッシュROM
500 操作部
600 外部I/F
700 バス
800 PC
1000,2000 積層構造
1001,1001a,1001b,1001c,1001d クリア部
1002,1002a,1002b,1002c,1002d マゼンタ部
1003,1003a,1003b,1003c,1003d ブルー部
1004,1004a,1004b,1004c,1004d 枠付層
ST 被吐出媒体

Claims (10)

  1. 被吐出媒体を載置する載置台と、
    光硬化型インクを被吐出媒体に対して吐出するインクジェットヘッド体と、
    前記インクジェットヘッド体を、前記載置台の上方に保持するフレームと、
    前記インクジェットヘッド体と前記載置台に載置された被吐出媒体との相対位置を移動させる移動機構と、
    前記載置台の上方に設けられ、被吐出媒体に対して前記インクジェットヘッド体から吐出された前記光硬化型インクを硬化するために光を照射する光照射部と、
    前記インクジェットヘッド体の前記光硬化型インクを吐出する動作と、前記光照射部の光を照射する動作と、前記移動機構の前記相対位置を移動する動作を制御する制御部とを備え、
    前記インクジェットヘッド体は、
    第1の光硬化型インクを吐出する第1インクジェットヘッド部と、
    前記第1の光硬化型インクよりも多い積算光量にて硬化する、第2の光硬化型インクを吐出する第2インクジェットヘッド部とを少なくとも有し、
    前記制御部は、
    前記移動機構に前記相対位置を移動させ、前記第1インクジェットヘッド部に前記第1の光硬化型インクを吐出させ、前記吐出される前記第1の光硬化型インクに対して前記光照射部に光を照射させる第1制御手段と、
    前記第1動作手段の動作後に、前記移動機構に前記相対位置を移動させ、前記第2インクジェットヘッド部に前記第2の光硬化型インクを吐出させ、前記吐出される前記第2の光硬化型インクに対して前記光照射部に光を照射させる第2制御手段とを有する、
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記第1制御手段は、前記第1の光硬化型インクが所定の範囲に亘って拡がるように、前記移動機構に前記相対位置を移動させ、前記第1インクジェットヘッド部に前記第1の光硬化型インクを吐出させ、
    前記第2制御手段は、前記拡がった第1の光硬化型インクの外周の所定の範囲を前記第2の光硬化型インクが囲む枠付層を形成するように、前記移動機構に前記相対位置を移動させ、前記第2インクジェットヘッド部に前記第2の光硬化型インクを吐出させる、
    請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1制御手段及び第2制御手段を複数回動作させることで、複数の前記枠付層を含む積層構造を形成する積層形成手段をさらに有し、
    前記第2制御手段は、前記積層構造に含まれる前記枠付層において、前記第2の光硬化型インクが積層方向から見て異なる位置に吐出されるように、前記移動機構に前記相対位置を移動させ、前記第2インクジェットヘッド部に前記第2の光硬化型インクを吐出させる、
    請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記第2制御手段は、前記光照射部に、前記第1制御手段における光強度以上の光強度にて光を照射させる、
    請求項1〜3の何れかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 光硬化型インクを用いた被吐出媒体へのインクジェット記録方法であって、
    第1の光硬化型インクを吐出可能に構成される第1インクジェットヘッド部から前記第1の光硬化型インクを吐出するとともに、前記第1インクジェットヘッド部と被吐出媒体との相対位置を移動する第1吐出ステップと、
    前記第1吐出ステップにて吐出される前記第1の光硬化型インクに対して光を照射する第1硬化ステップと、
    前記第1吐出ステップ及び前記第1照射ステップの後に、前記第1の光硬化型インクよりも多い積算光量にて硬化する第2の光硬化型インクを吐出可能に構成される第2インクジェットヘッド部から前記第2の光硬化型インクを吐出するとともに、前記第2インクジェットヘッド部と被吐出媒体との相対位置を移動する第2吐出ステップと、
    前記第1吐出ステップ及び第1照射ステップの後に、前記第2吐出ステップにて吐出される前記第2の光硬化型インクに対して光を照射させる第2硬化ステップと、
    からなるインクジェット記録方法。
  6. 前記第1吐出ステップは、前記第1の光硬化型インクが所定の範囲に亘って拡がるように、前記第1インクジェットヘッド部から前記第1の光硬化型インクを吐出するとともに、前記第1インクジェットヘッド部と被吐出媒体との相対位置を移動し、
    前記第2吐出ステップは、前記拡がった第1の光硬化型インクの外周の所定の範囲を前記第2の光硬化型インクが囲む枠付層を形成するように、前記第2インクジェットヘッド部から第2の光硬化型インクを吐出するとともに、前記第2インクジェットヘッド部と被吐出媒体との相対位置を移動する、
    請求項5に記載のインクジェット記録方法。
  7. 前記第1吐出ステップ、前記第1硬化ステップ、前記第2吐出ステップ及び前記第2硬化ステップを複数回動作させることで、複数の前記枠付層を含む積層構造を形成する積層形成ステップをさらに有し、
    前記第2吐出ステップは、前記積層構造に含まれる前記枠付層において前記第2の光硬化型インクが積層方向から見て異なる位置に吐出されるように、前記第2の光硬化型インクを吐出するとともに前記吐出位置を移動する、
    請求項6に記載のインクジェット記録方法。
  8. 第1の光硬化型インクを吐出する第1インクジェットヘッド部に対して、第1の光硬化型インクを吐出させる指令を行うとともに、光硬化型インクの吐出位置と被吐出媒体との相対位置を移動させる移動機構に対して前記相対位置を移動させる指令を行う第1吐出指令ステップと、
    前記第1吐出ステップにて吐出される前記第1の光硬化型インクに光を照射するために、光を照射する光照射部に対して光を照射させる指令を行う第1硬化指令ステップと、
    前記第1吐出指令ステップ及び前記第1硬化指令ステップの後に、前記第1の光硬化型インクよりも多い積算光量にて硬化する、第2の光硬化型インクを吐出する第2インクジェットヘッド部に対して、前記第2の光硬化型インクを吐出させる指令を行うとともに、前記移動機構に対して前記相対位置を移動させる指令を行う第2吐出指令ステップと、
    前記第1吐出指令ステップ及び前記第1照射指令ステップの後に、前記吐出される第2の光硬化型インクに対して光を照射するために、前記光照射部に対して光を照射させる指令を行う第2照射指令ステップと、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  9. 前記第1吐出指令ステップは、前記第1の光硬化型インクが所定の範囲に亘って拡がるように、前記第1インクジェットヘッド部に対して前記第1の光硬化型インクを吐出させる指令を行うとともに、前記移動機構に対して前記相対位置を移動させる指令を行い、
    前記第2吐出指令ステップは、前記拡がった第1の光硬化型インクの外周の所定の範囲を前記第2の光硬化型インクが囲む枠付層を形成するように、前記第2インクジェットヘッド部に対して前記第2の光硬化型インクを吐出させる指令を行うとともに、前記移動機構に対して前記相対位置を移動させる指令を行う、
    ことをコンピュータに実現させるための請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記第1吐出指令ステップ前記第1硬化指令ステップ、前記第2吐出指令ステップ及び前記第2硬化指令ステップを複数回動作させることで、複数の前記枠付層を含む積層構造を形成する積層形成指令ステップをさらに有し、
    前記第2吐出指令ステップは、前記積層構造に含まれる前記枠付層において前記第2の光硬化型インクが積層方向から見て異なる位置に吐出されるように、前記第2インクジェットヘッド部に対して前記第2の光硬化型インクを吐出させる指令を行うとともに、前記移動機構対して前記相対位置を移動させる指令を行う、
    ことをコンピュータに実現させるための請求項9に記載のプログラム。
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