JP2011104642A - 切断ワーク保持装置およびレーザ加工機 - Google Patents

切断ワーク保持装置およびレーザ加工機 Download PDF

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Abstract

【課題】パイプ等の長尺なワークを加工するレーザ加工機において、ワークから製品となる部分を切断する際に、確実にワークを切断するとともに切断された部分を保持できるようにする。
【解決手段】切断ワーク保持装置は、レーザ加工機に長尺なパイプPの長手方向に沿って移動自在に設けられる支持台11を備える。当該支持台11には、ベアリングを介して回転自在に支持され、パイプPを当該パイプPの軸方向に沿って移動自在保持するとともに、当該パイプPと一体に回転するワーク保持手段が設けられている。ワーク保持手段は、パイプPの軸方向に沿って互いに離れた位置で当該パイプPに接触して当該パイプを保持する2つ以上の保持部15,16を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、パイプ等の長尺なワーク(被加工物)を加工するパイプ加工機等のレーザ加工機で用いられ、加工終了時にワークから切断される部分を保持する切断ワーク保持装置および当該切断ワーク保持装置を備えたレーザ加工機に関する。
従来、パイプ加工機(レーザ加工機)は、パイプ(ワーク)をクランプするチャックを備えてパイプを回転させる回転駆動支持部材と、当該回転駆動支持部材で支持された位置以外で、前記パイプを支持する複数の支持部材と、前記パイプにレーザを照射して加工するレーザ加工ヘッドとを備えている(たとえば、特許文献1参照)。
レーザ加工ヘッドは、水平に保持されるパイプの軸方向に沿ったX軸方向(水平な前後方向)と、当該X軸方向に直交するとともに水平方向に沿ったY軸方向(水平な左右方向)と、前記X軸方向に直交するとともにY軸方向に直交して鉛直方向に沿ったZ軸方向(上下方向)に移動可能となっており、このレーザ加工ヘッドのXYZ軸方向への移動と、パイプの回転により、パイプを任意の形状で切断もしくは穴あけ加工を施すことが可能となっている。
しかし、支持部材の形状と、複数の支持部材の配置と、パイプの加工形状によっては、支持部材にレーザが照射される可能性があり、加工形状に対応して支持部材の配置を変える必要があり、一本のパイプから複数本の製品となるパイプを取るような場合に、支持部材の配置替えに手間がかかる虞がある。また、単に下側から支持する支持部材では、丸パイプを支持可能であるが、角パイプを回転自在に支持することが難しい。
そこで、加工すべきパイプを軸心回りに回転駆動可能に周囲から囲むように掴んで(チャック)して支持する回転駆動支持部材(駆動チャック)と、当該回転駆動支持部材に対向してパイプを回転自在に周囲から囲むように掴んで(チャック)して支持する支持部材(サポートチャック)と、パイプを切断するためのレーザ加工ヘッドとを備え、レーザ加工ヘッドの上記X軸方向、すなわち、加工すべきパイプの軸方向に沿った移動に連動してサポートチャックをX軸方向に沿って移動するようにしたパイプ加工用のレーザ加工装置が知られている。
このレーザ加工機では、サポートチャックがパイプに対して当該パイプの軸方向(X軸方向)に移動自在となるようにパイプをたとえばローラ等でチャックしている。そして、サポートチャックは、レーザ加工ヘッドに連動して前記X軸方向(チャックされたパイプの軸方向)に移動可能となっているので、サポートチャックにレーザが照射される虞がなく、さらに、1本のパイプから複数の製品となるパイプを切断する場合に、支持部材の配置を変えるのに手間がかかることもない。また、基本的に駆動チャックおよびサポートチャックにおいては外周側からパイプをチャックするので、角パイプも軸周りに回転自在に保持して加工することができる。
特開平08−187596号公報
ところで、回転駆動支持部材に支持されたパイプから製品となる部分(製品となるパイプ)を切断した場合に、特許文献1の例では、複数の支持部材の配置によっては、製品となるパイプを切断後も支持することが可能となる。
しかし、製品となるパイプが落ちないようにするために、支持したときのバランスを考慮すると支持部材の配置が限定され、支持部材の配置により加工形状が限定されてしまう可能性がある。
サポートチャックがレーザ加工ヘッドに連動して動くパイプ加工機では、サポートチャックの位置や切断されて製品となるパイプの長さにもよるが、製品となるパイプが落ちないようにサポートチャックで支持することが困難な状況となる虞があり、製品となるパイプが落ちて傷ついたりしないように、何らかの対応を図る必要がある。
また、パイプを切断する場合に、切断を開始してから切断直前の状態になると、製品となるパイプと残されるパイプとが繋がっている部分(未切断部分)の幅が極めて狭くなった状態で、未切断部分の一部にレーザが照射された状態となり、未切断部分は、幅が狭くかつレーザで加熱されることから、曲がり易い状態となってしまう。
したがって、製品となるパイプの荷重や遠心力(モーメント)が幅の狭い未切断部分に大きく作用するような状況だと、パイプの材質にもよるが切断直前における未切断部分が曲がってしまい、かつ、未切断部分が曲がった際にレーザの照射位置から外れて製品となるパイプが完全に切り離されない状態となる虞がある。
この場合に、パイプが回転していると、遠心力により未切断部分でパイプの曲がりが大きくなり、完全に切断されなかったパイプがレーザ加工ヘッドに当たるなどの不具合が発生する虞があり、単に落ちないようにパイプを保持するだけではなく、切断中のパイプが完全に切断される直前に上述のように未切断部分で曲がらないように、保持する必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ワークとして丸パイプだけではなく角パイプも回転自在かつ軸方向に移動自在に保持可能で、かつ、ワーク切断中に切断されるパイプとパイプ加工機側に残されるパイプとの間の前記未切断部分が曲がるのを防止するとともに、切断されるワーク(製品となるワーク)を落下させることなく保持することができる切断ワーク保持装置および当該切断ワーク保持装置を備えたレーザ加工機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の切断ワーク保持装置は、長尺なワークを当該ワークの軸周りに回転させるとともにレーザ加工するレーザ加工機に備えられ、長尺な前記ワークから切断される部分を回転自在に保持する切断ワーク保持装置であって、前記レーザ加工機に前記ワークの長手方向に沿って移動自在に設けられる支持台と、当該支持台に対して軸受部材を介して回転自在に支持され、前記ワークの切り離されるべき部分を保持するとともに、前記ワークと一体に回転するワーク保持手段とを備え、前記ワーク保持手段は、前記ワークの軸方向に沿って互いに離れた位置で当該ワークに接触して当該ワークを保持する2つ以上の保持部を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明においては、長尺なワークからたとえば製品として切断される部分を保持するワーク保持手段を備えるので、ワークから切り離された部分が落下するのを防止することができる。
また、ワークは回転して加工されるが、ワーク保持手段が軸受部材により回転自在に支持されているので、ワーク保持手段が円滑に回転し、ワーク保持手段がワークと一体に回転することによってイナーシャが増加しても、ワークにかかる負荷を低減することができる。
また、ワーク保持手段は、ワークの軸方向に沿って互いに離れた位置で当該ワークに接触して当該ワークを保持する2つ以上の保持部を備えるので、切断ワーク保持装置に保持されるワークが回転中心軸に対して傾くのを防止することができる。これによって、ワークを切断する際に、切断直前の状態で、ワークの残される側(レーザ加工機で駆動チャック3およびサポートチャック4で支持される側)と、切断されて切断ワーク保持装置に保持される側との未切断部分が切断されるワークの荷重や遠心力で曲がってしまうのを防止することができる。
請求項2に記載の切断ワーク保持装置は、請求項1に記載の発明において、前記ワーク保持手段の2つ以上の保持部は、一部がローラ保持部とされ、残りが弾性体保持部とされ、前記ローラ保持部は、前記ワーク保持手段の回転中心を囲むように配置されたローラ支持部と、前記回転中心を中心とする円の半径方向に沿って移動自在に前記ローラ支持部に支持される複数のローラとを備え、前記弾性体保持部は、前記ワーク保持手段の回転中心を囲むように枠状に形成された弾性体支持部と、当該弾性体支持部から前記回転中心に向かって延出する複数の弾性体とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、前記保持部が複数のローラでワークをその軸方向に移動自在に支持するローラ保持部と、ワークを弾性体で支持する弾性体保持部との異なる保持部から構成されているので、ワーク交換時の調整時間を半減することができ、さらに、2つ以上の保持部を有するワーク保持手段の重量を軽減するとともにコストの低減を図ることができる。
ここで、ローラ保持部は、ローラを回転中心に対して半径方向に移動自在に支持する必要があることから、重量の低減およびコストの低減に限界がある。
一方、弾性体保持部は、枠状の弾性体支持部から中心に向かって複数の弾性体が延出した構造を有するので、枠状部材の開口にワークを挿入すると、各弾性体が弾性変形し、弾性変形した弾性体の弾性力によりワークが弾性体に挟まれた状態に支持されるとともに、ワークの外周面の各方向に対してほぼ均等に弾性体の弾性力が作用すれば、ワークが枠状部材のほぼ中央に支持されることになる。このような弾性体保持部は、ローラ保持部より軽量化および低コスト化が容易となる。ただし、弾性体保持部は、保持されるパイプに対して摺動する際の摩擦抵抗が大きくなる可能性があり、ローラ保持部を用いずに弾性体保持部だけ用いることが困難である。
以上のことから、複数の保持部を全てローラ保持部とすると、ワーク保持手段が重くなるとともにワーク保持手段のコストが高くなってしまうが、保持部の一部を弾性体保持部とすることで、ワーク交換時の段取り工数を削減することができ、さらに、ワーク保持手段の軽量化とコストの低減を図ることができる。
また、ローラ保持部および弾性体保持部は、それぞれワークが丸パイプであっても角パイプであってもその周囲から掴んで保持可能で、かつ、径の異なるパイプにも対応することができる。
請求項3に記載の切断ワーク保持装置は、請求項2に記載の発明において、前記ワーク保持手段は、前記ローラ保持部と、前記弾性体保持部と、これらローラ保持部と弾性体保持部とを接続する略筒状の接続筒部とが同軸上に配置され、
前記接続筒部は、一方の端部に前記ローラ保持部が接続されるとともに、他方の端部に前記弾性体保持部が着脱自在に接続され、かつ、内部に前記ローラ保持部および前記弾性体保持部に保持される前記ワークを挿入可能とされ、
当該弾性体保持部は、前記接続筒部の他方の端部に接続される取付部と、当該取付部から接続筒部内を前記接続筒部の一方の端部側に延出する筒状の長さ調整筒部と、当該長さ調整筒部の前記接続筒部の一方の端部側となる先端部に設けられた前記弾性体支持部および前記弾性体とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、ワークをローラ保持部と弾性体保持部との2点で保持する際に、間に弾性体筒部を配置することで、2点間距離を長くして、切断されるワークを安定して2点で支持することが可能となる。これにより、切断時に未切断部分が曲がるのを、より確実に防止することが可能となる。
ここで、長尺なワークを短く切断する場合に、切断される部分の長さが上述の2点間の距離(たとえば、接続筒部の軸方向に沿った長さ)以下となってしまうと、切断される部分を2点で保持することができなくなってしまう。
そこで、弾性体保持部の接続筒部の他方の端部に固定される取付部と、ワークを保持する弾性支持部および弾性体との間に、接続筒部の一方の端部側(ローラ保持部側)に延出する調整筒部を配置することで、弾性体保持部のワークを保持する弾性体支持部および弾性体(弾性体保持部の本体)と、ローラ保持部との間の距離を接続筒部より短くすることが可能となる。
これにより、ワークの切断される部分の長さが接続筒部の長さより短くとも、弾性体保持部の本体とローラ保持部との間の距離を接続筒部の長さより短くして、ワークの切断される部分を2点で保持することが可能となる。
なお、接続筒部の長さを固定とした場合に、調整筒部の長さを変更可能としたり、複数の異なる長さの調整筒部(弾性体保持部)から使用する調整筒部(弾性体保持部)を選択したりすることで、ローラ保持部と弾性体保持部との間の距離をワークの切断される長さに最適な長さとすることが可能となる。
また、ワークの切断される部分の長さが接続筒部より長い場合には、接続筒部の弾性体接続部に、調整筒部がなく、取付部と弾性体支持部とが一体となった形状の弾性体保持部を用いるようにすればよい。
請求項4に記載の切断ワーク保持装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記ワーク保持手段に保持される小径用ワーク保持ユニットを備え、
前記小径用ワーク保持ユニットは、前記ワーク保持手段に着脱自在に設けられる支持部と、当該支持部に対して軸受部材を介して回転自在に支持され、前記ワークの切り離されるべき部分を保持するとともに、前記ワークと一体に回転する小径用ワーク保持手段とを備え、前記小径用ワーク保持手段は、前記ワークの軸方向に沿って互いに離れた位置で当該ワークに接触して当該ワークを保持する2つ以上の小径用保持部を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明においては、小径用ワーク保持ユニットを備えるので、小径のワーク(パイプ)に大きなイナーシャを作用させることなく、小径のワークの切断される部分を保持することができる。
本発明では、保持部の形状によっては、大径から小径までのワークの切断される部分を保持することが可能となるが、大径のワークを保持できるようにワーク保持手段を大径に限定すると、小径のワークに対しては、ワーク保持手段の径が大きすぎるものとなってしまう。
この場合に、小径のワークと一体に大きな径のワーク保持手段が回転することになり、小径のワークのイナーシャが大きくなってしまう。小径のワークは、同じ材質でも大径のワークより強度が劣る(剛性が低くなる)虞があり、さらに肉厚や材質の点でさらに小径のワークの方が強度に劣る虞がある。したがって、ワーク保持手段を小径のワークに対して径の大きなものとしてしまうと、小径のワークを加工する場合に、大径のワーク保持手段によるイナーシャの増大により小径のワークが変形する虞がある。
逆に小径のワークでも変形しないようにワーク保持手段の径を小さくしてしまうと、大径のワークに対応しなくなってしまう。
それに対して、本発明では、小径で強度が低いワーク用に小径用ワーク保持ユニットを備えたので、大径のワークにも対応するとともに小径のワークにも対応でき、極めて広い範囲の径のワークに対応可能となる。
請求項5に記載のレーザ加工機は、長尺なワークを支持するとともに当該ワークの軸周りに回転駆動する回転駆動支持部材と、少なくとも前記ワークの長手方向に沿って移動自在に設けられ、前記ワークにレーザを照射するレーザ加工ヘッドと、当該レーザ加工ヘッドと連動して前記ワークの長手方向に沿って移動するとともに、前記ワークを当該ワークの軸心回りに回転自在に支持する連動支持部材と、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の切断ワーク保持装置とを備え、
前記回転駆動支持部材と前記連動支持部材とに支持されたワークの前記レーザ加工ヘッドのレーザ照射により切り離される部分を前記切断ワーク保持装置が保持することを特徴とするレーザ加工機。
請求項5に記載の発明においては、請求項1から4のいずれか1項に記載の切断ワーク保持装置に基づく上述の作用効果を得ることができる。
本発明の切断ワーク保持装置および当該切断ワーク保持装置を備えるレーザ加工機によれば、レーザ加工機によって切断されるワークが落下するのを防止できるとともに、切断途中でかつ完全に切断される直前のワークが未切断部分で曲がってしまうのを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る切断ワーク保持装置を備えたレーザ加工機を示す正面図である。 大径の角パイプを保持した前記切断ワーク保持装置を示す斜視図である。 一部を分解した前記切断ワーク保持装置を示す斜視図である。 小径用ワーク保持ユニットの取り付けを説明するための切断ワーク保持装置を示す斜視図である。 小径用ワーク保持ユニットの取り付けを説明するための切断ワーク保持装置を示す斜視図である。 小径用ワーク保持ユニットの取り付けを説明するための切断ワーク保持装置を示す斜視図である。 小径用ワーク保持ユニットに小径の角パイプが保持された切断ワーク保持装置を示す斜視図である。 小径用ワーク保持ユニットに小径の角パイプが保持された切断ワーク保持装置を示す斜視図である。 切断ワーク保持装置への短尺用ユニットの取り付けを説明するための当該切断ワーク保持装置を示す要部斜視断面図である。 短尺用ユニットが取り付けられた切断ワーク保持ユニットを示す要部斜視断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る切断ワーク保持装置を備えたレーザ加工機を示す正面図であり、図2は大径の角パイプを保持した前記切断ワーク保持装置を示す斜視図であり、図3は一部を分解した前記切断ワーク保持装置を示す斜視図であり、図4から図6は小径用ワーク保持ユニットの取り付けを説明するための切断ワーク保持装置を示す斜視図であり、図7および図8は小径用ワーク保持ユニットに小径の角パイプが保持された切断ワーク保持装置を示す斜視図であり、図9は切断ワーク保持装置への短尺用ユニットの取り付けを説明するための当該切断ワーク保持装置を示す要部斜視断面図であり、図10は短尺用ユニットが取り付けられた切断ワーク保持ユニットを示す要部斜視断面図である。
この例の切断ワーク保持装置1を備えたレーザ加工機は、作業テーブル2と、当該作業テーブル2上に配置されるワークとしてのパイプPの軸方向となる水平なX軸方向(前後方向)に沿って当該作業テーブル2上に配置された左右二本のレール6と、作業テーブル2のX軸方向の前側(図1において右側、なお前後は上述の前後方向(X軸方向)に沿って前側であるが、前後を入れ替えてもよい)端部に配置された駆動チャック(回転駆動支持部材)3と、前記レール6に案内されてX軸方向に移動可能なサポートチャック(連動支持部材)4と、前記作業テーブル2に対してX軸方向に沿って移動自在に設けられたレーザ加工機本体のX軸移動部5と、X軸移動部5に設けられてX軸方向に直交するとともに水平なY軸方向に移動自在なレーザ加工機本体のY軸移動部(図示略)と、Y軸移動部に設けられてX軸方向およびY軸方向に直交し、かつ鉛直方向に沿ったZ軸方向に移動自在なレーザ加工機本体のZ軸移動部(図示略)と、Z軸移動部に設けられることにより、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動自在なレーザ加工ヘッド9と、X軸移動部5にサポートチャック4を連結する連結部8とを備えている。
駆動チャック3は、ワークとしてのパイプPを互いに直交する2方向において、それぞれ外側から挟むようにして保持するとともに、パイプPを保持した部分が当該パイプPの軸周りに回転駆動されるようになっている。
これにより、駆動チャック3は、パイプを軸周りに回転駆動可能に保持するものとなっている。
サポートチャック4は、たとえば、駆動チャック3と同様にパイプPを外側から挟んで保持するものであるとともに、パイプPを保持した部分が当該パイプPの軸周りに回転自在となっている。また、サポートチャック4は、前記レール6に案内されて、作業テーブル2上をX軸方向、すなわち、駆動チャック3およびサポートチャック4に支持されたパイプPの軸方向に沿って移動自在となっている。
また、サポートチャック4は、連結部8を介してレーザ加工機本体のX軸移動部5に連結されており、X軸移動部5の移動、すなわち、レーザ加工ヘッド9のX軸方向に沿った移動に連動して移動するようになっている。
したがって、サポートチャック4は、パイプPに対して摺動する状態となるが、たとえば、パイプPを挟む部分がローラとなっている。
そして、サポートチャック4は、レーザ加工ヘッド9と連動して移動することで、加工中にパイプPのレーザ加工ヘッド9からのレーザ照射位置の近傍に配置されるが、当該サポートチャック4にレーザが照射されることがないようになっている。
サポートチャック4は、パイプPのレーザ照射位置の近傍を回転自在に支持することにより、パイプPの駆動チャック3から離れた部分が回転によって振れるのを防止し、加工精度の向上を図っている。
このレーザ加工機は、パイプPとして丸パイプや角パイプを加工できるとともに、角パイプは、断面形状が正方形のものに限られるものではなく、断面が長方形の角パイプにも対応可能である。なお、角パイプは、角部に円弧状にRが付けられたものも含む。また、レーザ加工機において、丸パイプや角パイプだけではなく、楕円状や正多角形状やその他の異形パイプも加工可能であり、たとえば型鋼などの断面形状が筒状ではなく、パイプとなっていない長尺なワークも加工可能である。
このレーザ加工機には、切断ワーク保持装置1が設けられている。
切断ワーク保持装置1は、ワークとしてのパイプPのうちのレーザ加工ヘッド9から照射されるレーザにより切断される部分(切り離されて製品となる部分)を保持するためのものである。
切断ワーク保持装置1は、サポートチャック4をX軸方向に移動自在に案内するレール6に案内されてX軸方向に移動自在とされるとともに、当該レール6に係合している支持台11と、支持台11の前後にそれぞれ設けられ内部に円環状のベアリング(軸受部材)が設けられた円環状のフランジ部13,14と、一方(前側)のフランジ部13に前記ベアリングを介して回転自在に取り付けられるローラ保持部(大径用ローラチャック)15と、他方のフランジ部14に前記ベアリングを介して回転自在に取り付けられる弾性体保持部(弾性支持サポートプレート)16とを備える。
前記支持台11は、下部が左右の前記レール6に、当該レール6に沿って移動自在に係合するとともに、当該下部から鉛直方向に沿って上側に延出するように立接されたブラケット17が設けられ、当該ブラケット17に後部側のフランジ部14が固定されている。また、ブラケット17の前方側に前側のフランジ部13が固定されるとともに、前側のフランジ部13と後側のフランジ部14とが連結されている。
前側のフランジ部13と後側のフランジ部14とは同軸上に配置されるとともに、これらフランジ部13とフランジ部14との軸が前記X軸方向に沿って配置されている。
前側のフランジ部13には、内部にベアリングが配置されており、当該ベアリングの外輪側がフランジ部13に固定され、内輪側にローラ保持部15の円板状(円環状)の支持板18が固定されている。
後側のフランジ部14は、内部にベアリングが配置されており、当該ベアリングの外輪側がフランジ部14に固定され、内輪側が弾性体保持部16が固定される円板状(円環状)の支持板19が固定されている。
前側のフランジ部13に配置されるベアリングと後側のフランジ部14に配置されるベアリングとは、同軸上に配置されている。すなわち、二つのベアリングは、回転中心が同じ軸上に配置されている。
このローラ保持部15と弾性体保持部16とは、接続筒部12により接続されて一体に回転するようになっており、これらローラ保持部15、弾性体保持部16および接続筒部12からワーク保持手段が構成されている。また、接続筒部12
接続筒部12には、その軸方向のほぼ中央部に軽量化のための複数の開口が形成されており、当該複数の開口は、接続筒部12の周方向に沿って均等に配置されている。
ローラ保持部15は、前記支持板18と、当該支持板18の前面の中央に設けられた概略四角筒状(四つの角部が面取りされた形状をしていることで実質的には八角筒状)のワーク挿入部21と、前記支持板18の前面に設けられたガイド部22と、当該ガイド部22にガイドされるローラ支持部材24と、ローラ支持部材24の先端に設けられたローラ25とを備える。
四角筒状のワーク挿入部21の4つの外側面を構成するそれぞれの部分には、開口23(図4に図示)が形成されている。ワーク挿入部21は、後述の小径用ワーク保持ユニット40をローラ保持部15に取り付ける際に、前記支持板18の前面に設けられたガイド部22、ローラ支持部材24と、ローラ25等とが邪魔にならないように、これらの部材より前側に突出して形成され、当該ワーク挿入部21に小径用ワーク保持ユニット40が固定されるようになっている。
また、筒状のワーク挿入部21の内部空間は、接続筒部12および支持板19の開口に連通しており、ローラ保持部15から弾性体保持部16(もしくは後述の専用保持部37)まで、パイプPを貫通した状態に挿入可能となっている。
ガイド部22は、支持板18の前面において、ワーク挿入部21の四つの側面のそれぞれ外側に支持板18の半径方向(ワーク挿入部21の対応する各側面に直交する方向)に沿って形成されている。これらガイド部22にそれぞれ前記半径方向に移動自在かつ固定可能にローラ支持部材24が取り付けられている。
ローラ支持部材24は、支持板18の中心側となる端部にローラ25が設けられている。ローラ25の回転中心軸は、X軸方向に直交する方向とされている。すなわち、接続筒部12の軸方向(X軸方向)に直交し、支持板18の面方向に沿った方向で、さらに、接続筒部12の半径方向に直交する方向となっており、ローラ25に後述のように挟まれるパイプPをX軸方向に相対的に移動するように案内可能となっている。
各ローラ25は、前記ワーク挿入部21の各側面の開口23からワーク挿入部21内に突出可能とされるとともに、ローラ支持部材24をガイド部22に位置決め固定することで位置決めされる。
また、ローラ25はワーク挿入部21の4つの外側面に対応しているので、ローラ保持部15の回転中心周りに並んで、回転中心を囲むように配置される。この例では、4つのローラ25は、一対ずつ対向して配置されるとともに、一対ずつのローラ25の中心をそれぞれつなぐ線分が互いに直交した配置となる。
したがって、2対のそれぞれ対向したローラ25の間にパイプPを挟みこむように支持可能となっている。この際には、丸パイプでも角パイプでも保持することが可能であるとともに、上述のように異形パイプやパイプ以外の長尺なワークも保持することができる。
また、パイプ等のワークをその軸方向に沿って相対的に移動させることができる。
上述の支持板18、ガイド部22、ローラ支持部材24からローラ支持部が構成されている。
前記接続筒部12の後側のフランジ部14のベアリングに取り付けられる支持板19は、円環状に形成され、ベアリングの内輪側に固定されている。この支持板19には、たとえば、周方向に沿って等間隔に4つの穴付ボルト(雄ねじ)27と、当該穴付ボルト27に螺合する蝶ナット28とを備えている。
この支持板19に取り付けれる弾性体保持部16は、中央に大きな正方形状の開口32を有する円板状で枠状に形成された弾性体支持部30と、弾性体支持部30の正方形状の開口32の各辺に対応する4つの内側縁にそれぞれ取り付けられ、それぞれ開口32の内側縁に取り付けられた部分を底辺とする概略二等辺直角三角形状に形成された弾性板(弾性体)31とを備える。
弾性板31は、底辺部分が弾性体支持部30に固定され、頂点部分が自由端として固定されていない状態となっている。また、頂点部分は面取りされ、底辺と平行な直線状となっている。
また、弾性体支持部30の正方形状の開口32に四方向からそれぞれ頂点を付き合わせるように4枚の二等辺直角三角形状の弾性板31が配置されることで、正方形状の開口32の中心位置の近傍に4枚の弾性板31の頂点部分が配置されるととともに、四枚の弾性板31を組み合わせることでほぼ正方形状となり、開口32の大部分が弾性板31に覆われた状態となる。
なお、隣り合う弾性板31どうしの間(隣り合う斜辺どうしの間)にはそれぞれ少しだけ間隔が空けられている。また、弾性板31の頂点どうしの間にも上述の面取りされた形状により概略正方形状の間隔があけられている。
このような弾性体保持部16においては、開口32の中心が前記ベアリングによる弾性体保持部16の回転中心と同軸上に配置されるようになっている。
弾性体保持部16の開口32にパイプPを挿入して貫通させると、弾性板31がパイプPの挿入方向の反対側、すなわち、貫通したパイプPの端部が突出する側に弾性変形して曲がることなる。
開口32のほぼ中央部にパイプPを通すと、4枚の弾性板31がほぼ均等に弾性変形することになる。また、パイプPが開口32の中心に対して偏芯した状態だと、たとえば、対向する二枚の弾性板31に対して、一方の弾性板31の底辺側に近づき、他方の弾性板31の底辺側から離れるようにパイプPが偏って配置されると、一方の弾性板31のパイプPに対する付勢力が対向する他方の弾性板31のパイプPに対する付勢力より大きくなり、パイプPが中心側に移動することで、一方の弾性板31の底辺と他方の弾性板31の底辺との中央にパイプPが誘導される。
これにより、この例では、縦と横とで一対ずつの弾性板31により、支持されるパイプPが弾性体保持部16の中央に誘導される。また、パイプPが角パイプであり、かつ、断面長方形の場合でも、長編側と短辺側とがそれぞれ一対の弾性板31に挟まれるように配置することで、断面正方形でなくても、パイプPが弾性体保持部16の中央に誘導される。
すなわち、パイプPの断面形状において、2つの長辺の中央部をその外側から挟むように一対の弾性板31を配置するとともに、二つの短辺の中央部をその外側から挟むように一対の弾性板31を配置するようにすることで、断面長方形のパイプPを弾性体保持部16の中央に寄せることができる。
また、弾性体保持部16の弾性体支持部30には、開口より外周側に、支持板19の4つの穴付ボルト27および蝶ナット28に対応して当該穴付ボルト27および蝶ナット28を貫通した状態に挿入させることが可能なネジ止め孔33が設けられている。ネジ止め孔33は、互いに連通する二つの部分からなり、弾性体支持部30の径方向に沿った幅が蝶ナット28のナット部分(螺子孔が形成された部分)の外径より短い固定部34と、弾性体支持部30の径方向に沿った幅が蝶ナット28のナット部分の外径より長く、弾性体支持部30の周方向(接線方向)に沿った幅が蝶ナット28の蝶部分の広い方の幅より長い取外部35とからなっている。また、固定部34の弾性体支持部30の径方向に沿った幅は、穴付ボルト27の外径にクリアランス分を足した長さとなっており、穴付ボルト27の外径にほぼ等しいものとなっている。
各ネジ止め孔33においては、固定部34と取外部35との弾性体支持部30の周方向に沿った配置が同じとなっておいり、固定部34の時計回り方向の先側に取外部35が配置されている。これにより、蝶ナット28を緩めた状態で、取外部35内に蝶ナット28が挿入されるように弾性体支持部30を支持板19に近づけることで、弾性体支持部30を支持板19に重ねることができる。この状態で、弾性体支持部30をその中心をほぼ回転中心として時計回りに回転すると、蝶ナット28が緩められた状態の穴付ボルト27が弾性体支持部30のネジ止め孔33の取外部35から固定部34側に相対的に移動した状態となる。なお、この際に蝶ナット28は、弾性体支持部30の支持板19の反対側に位置させる必要がある。
この状態で蝶ナット28を締める方向に回すことで、蝶ナット28により弾性体支持部30が支持板19に締結される。
また、この状態で蝶ナット28を緩め、弾性体支持部30を反時計回りに回し、穴付ボルト27をネジ止め孔33の固定部34側から取外部35側に移動し、蝶ナット28の蝶部分の幅の最も長い方向を弾性体支持部30の周方向にほぼ合わせることで、蝶ナット28が取外部35を通過可能な状態となり、支持板19から弾性体支持部30を外すことが可能となっている。これにより、比較的容易に弾性体保持部16の着脱が可能となっている。
ここで、弾性体保持部16は、極めて特殊な断面形状のパイプやワークをのぞけば、ワークの断面形状や外径が異なってもワークを支持することが可能であり、汎用的に用いることができる。ここで、弾性体保持部16では、上述のようにパイプPを弾性体保持部16の中央に誘導する機能があるため、容易にパイプPの芯出しができるが、弾性板31がパイプPに押し付けられる状態となるので、パイプPに対して弾性体保持部16が当該パイプPの軸方向に沿って移動する際に摩擦が生じる。
そのため、弾性板31の弾性力を小さめに設定する必要があるが、弾性板31の弾性力を小さくし過ぎると、パイプPを所定位置に規制するための力(芯出しする力)が弱くなり、パイプPが軸方向に直交する方向に動き易くなってしまう。したがって、ローラ保持部15により、比較的強固にパイプPを位置決めした状態で、ローラ保持部15によるパイプPの保持を弾性体保持部16でサポートした状態となる。なお、基本的には、切断ワーク保持装置1にパイプPをセットする際と切断されたパイプPを取り出す際との2回だけ弾性体保持部16に対してパイプPが摺動した状態となるので、パイプPが傷つくことがなければ、大きな摩擦力が作用してもパイプPの着脱ができればよい。
この例においては、上述のように容易に着脱できる弾性体保持部16に代えて専用保持部37を使用できるようになっている。専用保持部37は、外径が弾性体保持部16の外径とほぼ同様の本体部39を備えるとともに、本体部39に各ワークそれぞれの外周形状(断面形状)に対応した各ワーク毎に専用の開口38が形成されている。すなわち、丸パイプの場合には、円形の開口38が形成され、角パイプの場合には四角形の開口38が形成されている。また、本体部39に設けられた開口38の内径と、当該開口38に挿入されるパイプPの外径とがほぼ同じとされるが、パイプPの外径よりクリアランス分だけ開口38の内径の方が大きくされる。
また、専用保持部37の本体部39には、前記弾性体保持部16の弾性体支持部30と同じ形状の固定部34と取外部35とを有するネジ止め孔33が設けられており、弾性体保持部16と同様に容易に支持板19に着脱できるようになっている。
この専用保持部37は、加工されるワーク毎に専用に設ける必要があるが、弾性体保持部16のようにパイプPに弾性板31が押し付けられることなく、芯出しが可能で保持したパイプPに対して相対的に当該パイプPの軸方向に沿って円滑に移動することができる。
また、専用保持部37は、各ワーク毎に完全に専用に形成されるわけではなく、材質が異なったり、肉厚が異なったりするワークであっても外周形状が同じであれば、同じ専用保持部37を用いることができる。
また、角パイプなどにおいて、角の形状、たとえば、面取りの形状が異なったり、角部が円弧とされた場合(Rが付けられた場合)の曲率半径が異なっていたりしていても、同じ専用保持部37が使用可能である。
また、専用保持部37は、異なる形状の開口38を組み合わせることで、二つの異なる形状のワークに対応することができる。たとえば、図3に示すように、専用保持部37に、角パイプ用の正方形の開口を形成するとともに、各正方形の各辺に対応する直線状の側縁の中央部分に円弧状の凹部を形成することにより角パイプと丸パイプとの両方に対応することができる。
すなわち、専用保持部37の開口38を、たとえば、図3に示すように、正方形と、当該正方形の一辺の長さより直径が長く、当該正方形の対角線より直径が短い円とを中心を合わせて重ねた形状とすることで、二つの形状が異なる角パイプと丸パイプを一つの専用保持部37で保持することができる。
切断ワーク保持装置1は、上述のローラ保持部15と、弾性体保持部16もしくは専用保持部37により、上述のように各種形状の大径のワークから小径のワークまで保持することができるが、小径のワークを保持した場合にワークの径に対して、ローラ保持部15と、弾性体保持部16もしくは専用保持部37と、接続筒部12とからなるワーク保持手段の径が必要以上に大きくなる。
ここで、ワーク保持手段がワークと一体に回転することから、ワーク保持手段の重量と径に基づいて、ワークのイナーシャが増加してしまうことになり、ワークに対して上述のような大きな径を有するワーク保持手段では、ワークのイナーシャの増加量が大きくなり過ぎて、柔らかい材質や肉薄のワークにおいて、捩れや曲がりが生じてしまうおそれがある。すなわち、大径のワークに対応可能なワーク保持手段で小径のワークにも対応可能とするには、ワークの材質や肉厚にもよるが、限界がある。
そこで、この例では、小径のワーク用の小径用ワーク保持ユニット40が設けられている。また、小径用ワーク保持ユニット40は、ワーク保持手段のローラ保持部15に着脱自在に保持されるようになっている。
ローラ保持部15は、小径用ワーク保持手段を保持するための機構を有し、ローラ保持部15のワーク挿入部21の四つの外側面を構成する壁部のうちの少なくとも左右二つの壁部分には、それぞれ小径用ワーク保持ユニット40を保持するための固定部材41を有する。固定部材41は、ワーク挿入部21の先端面に小径用ワーク保持ユニット40の後述のフランジ部42を固定するもので、フランジ部42に係合するとともに、ワーク挿入部21と固定部材41の係合片との間にフランジ部42を挟み込んで固定するようになっている。
なお、ワーク保持手段においては、接続筒部12の後端部の支持板19から上述の弾性体保持部16または専用保持部37を取り外してから小径用ワーク保持手段を取り付けるようになっている。
小径用ワーク保持ユニット40は、上述のようにローラ保持部15に固定される前側の前記フランジ部(支持部)42と、当該フランジ部42に図示しない円環状のベアリング(ラジアルベアリング)を介してフランジ部42に回転自在に支持される小径用ローラ保持部44と、小径用ローラ保持部44と後述の後側のフランジとなる部分とを接続する円筒状の小径用接続筒部46と、当該小径用接続筒部46の後端部に設けられるベースフランジ部47と、ベースフランジ部47に着脱自在に取り付けられて後側のフランジ部を構成する分割フランジ部48と、上述の弾性体保持部16とを備える。なお、分割フランジ部48に対して着脱自在な弾性体保持部16に代えて専用保持部37を使用可能となっている。
前側のフランジ部42は、小径用接続筒部46より大径とされるとともに、ワーク挿入部21の開口より大径とされ、上述のようにワーク挿入部21の前端面に固定される。
前側のフランジ部42には、上述のベアリングが配置されており、ベアリングの外輪がフランジ部42に固定され、内輪が小径用ローラ保持部44の支持板50に固定されている。小径用ローラ保持部44は、ローラ保持部15とほぼ同様の構成を有するが、四角筒状のワーク挿入部21がなく、ローラ保持部15とほぼ同様の構成でかつローラ保持部15のものより小型化されたガイド部51とローラ53を備えたローラ支持部材52が支持板50の前面側に設けられ、4つのローラ53のうちの対向する一対ずつのローラ53で、パイプPを挟んで保持するようになっている。すなわち、小径用ローラ保持部44は、ローラ保持部15と同様にパイプPを保持するようになっている。
小径用接続筒部46の後ろ側のベースフランジ部47は、ローラ保持部15のワーク挿入部21の開口内に挿入可能なように前側のフランジ部42より小径となっている。
また、小径用接続筒部46は、接続筒部12より軸方向に沿った長さが長く、小径用接続筒部46の前側のフランジ部42をワーク挿入部21の前端面に当接するように配置した状態で、小径用接続筒部46の後側のベースフランジ部47が接続筒部12の後側のフランジ部14の蝶ナット28が取り付けられた穴付ボルト27より後側に配置されるようになっている。
そして、小径用接続筒部46の後側のベースフランジ部47には、分割フランジ部48が取り付けられるようになっている。
分割フランジ部48は、円板状でその中央部に小径用接続筒部46の内径とほぼ同径の円形の開口を有する。分割フランジ部48が、中央部の開口の周囲の円環状の内周部56と、当該内周部56より外側の外周部57とを有する。
分割フランジ部48の内周部56には、ベースフランジ部47に螺合している穴付ボルト58用のボルト穴59が形成されている。ボルト穴59は、ネジ止め孔33と同様に二つの部分からなり、分割フランジ部48の径方向に沿った幅が穴付ボルト58の頭部の径より狭く、穴付ボルト58のネジ軸の外径とほぼ等しい固定部と、分割フランジ部48の径方向に沿った幅が穴付ボルト58の頭部の径より広い取外部とからなっており、ネジ止め孔33の場合と同様に穴付ボルト58をベースフランジ部47から完全に取り外さずに、緩め、分割フランジ部48を回転させることで、分割フランジ部48のベースフランジ部47への取外しが可能となる。
そして、分割フランジ部48の外周部57の後側の側面には、接続筒部12の後側のフランジ部14と同様に穴付ボルト27と蝶ナット28を備えており、接続筒部12の後側のフランジ部14と同様に弾性体保持部16と、専用保持部37とが着脱自在に取り付けられるようになっている。
小径用ワーク保持ユニット40は、フランジ部42がローラ保持部15に固定されるが、フランジ部42に対して、小径用ローラ保持部44がベアリングを介して回転自在とされるとともに、小径用ローラ保持部44と分割フランジ部48が小径用接続筒部46を介して一体に回転する。また、分割フランジ部48には、上述のように弾性体保持部16もしくは専用保持部37が取り付けられる。これら、小径用ローラ保持部44、小径用接続筒部46、ベースフランジ部47、分割フランジ部48および弾性体保持部16(もしくは専用保持部37)から小径用ワーク保持手段が構成される。
以上のような小径用ワーク保持ユニット40においては、ローラ保持部15および弾性体保持部16(専用保持部37)とを有するワーク保持手段と同様に、小径用ローラ保持部44および弾性体保持部16(専用保持部37)とを用いて小径のワークを保持可能となっている。小径用ワーク保持ユニット40を使用した場合においては、小径用接続筒部46で繋がれた小径用ローラ保持部44と弾性体保持部16(専用保持部37)とが回転するので、ローラ保持部15が回転した場合よりも、回転する部分が小径で軽量なものとなる。
なお、小径用ワーク保持ユニット40では、小径用ローラ保持部44および小径用接続筒部46が、ローラ保持手段のローラ保持部15および接続筒部12より小径となるが、もともと軽量な弾性体保持部16(専用保持部37)に関しては、ローラ保持手段と同様のものが用いられている。これは、弾性体保持部16(専用保持部37)が軽量なため、小径化しても大きなイナーシャの低減が図れないのと、部品点数が増加するのを防止するためであるが、小径用ワーク保持ユニット40において、ローラ保持手段で用いられる弾性体保持部16(専用保持部37)より小径の弾性体保持部(専用保持部)を用いるものとしてもよい。
以上のような切断ワーク保持装置1を備えたレーザ加工機においては、以下のようにワークとしてたとえばパイプの加工が行われる。
図1に示すように、パイプPの前側の端部が駆動チャック3に固定されるとともに、パイプPの駆動チャック3に固定された部分より後側にサポートチャック4が固定される。サポートチャック4は、レーザ加工ヘッド9と一体にパイプPの軸方向に沿うX軸方向に沿って移動自在とされている。
そして、パイプPの駆動チャック3に固定された端部の反対側となる後側の端部が切断ワーク保持装置1に保持される。なお、切断ワーク保持装置1は、サポートチャック4をX軸方向に移動自在に支持および案内するレール6に移動自在に設置されているので、サポートチャック4より後側の任意の位置でパイプPを保持できるようになっている。
これにより、パイプPは、駆動チャック3、サポートチャック4、切断ワーク保持装置1のそれぞれにより、軸方向に位置の異なる三箇所で保持された状態となる。また、基本的には、サポートチャック4とそれより後側に配置された切断ワーク保持装置1との間にレーザ加工ヘッド9が配置される。
そして、レーザ加工機でワークとなるパイプPから加工されて製品となる部分をレーザにより切断する際には、レーザ加工ヘッド9のレーザ照射位置の近傍がサポートチャック4により保持された状態となるとともに、パイプPの切断される部分のサポートチャック4およびレーザ加工ヘッド9より後側の部分が切断ワーク保持装置1に保持された状態となっている。
そして、切断に際しては、パイプPを回転しながらパイプPにレーザを照射することで、パイプPが切断される。この際にパイプPの切断位置、すなわち、レーザの照射位置の前後のうちの前側がサポートチャック4に支持され、後側が切断ワーク保持装置1に支持されている。すなわち、パイプPの切断位置の両側が回転自在に支持された状態となっている。
また、切断ワーク保持装置1では、ローラ保持部15と、弾性体保持部16もしくは専用保持部37とによって、パイプPを軸方向に沿って異なる2つの位置で支持しているので、パイプPを回転させながらレーザを照射して切断した際に、切断直前に未切断部分にパイプPの荷重や遠心力(回転トルク)等により力がかかり、レーザ照射による加熱と切断直前で幅が狭くなることにより脆弱な状態となった未切断部分が曲がってしまうのを防止することができる。
また、切断ワーク保持装置1は、上述のようにパイプPをその軸方向の異なる二箇所で保持しているので、パイプPの回転中心に対する軸心の傾きが防止され、パイプPが未切断部分で曲がるのをより確実に防止することができる。
特に、ローラ保持部15および弾性体保持部16においては、パイプPの周囲を囲むようにして、複数のローラ25や弾性体(弾性板31)でパイプPを保持しているので、パイプPが回転しても、パイプPの傾きとそれに基づく未切断部分の曲がりを確実に防止できる。
また、パイプPの切断された部分は、切断ワーク保持装置1に保持されているので、パイプPの切断部分、たとえば、製品となる部分が落下するのを防止することができる。
また、大径のパイプPを保持可能とするために、ローラ保持部15および弾性体保持部16の径を大きくした場合に、ローラ保持部15および弾性体保持部16で生じる回転トルクが大きくなり、パイプPに大きなイナーシャが生じることになる。
この場合に、ローラ保持部15および弾性体保持部16で保持可能な最大径のパイプPに対して、たとえば、径が1/2以下のパイプPやそれよりさらに小径のパイプPの場合に、ローラ保持部15および弾性体保持部16の径が明らかに大きすぎることにより、イナーシャが大きくなり、回転開始時や回転停止時に大きな慣性力が作用することで、材質や肉厚によって明らかに剛性の低いパイプPでは捩れや曲がり等の変形が生じてしまう。
そこで、この例では、上述のように小径用ワーク保持ユニット40を用いることができるようになっている。
ローラ保持部15に固定される小径用ワーク保持ユニット40は、上述のようにローラ保持部15とは独立して回転する小径用ローラ保持部44、小径用接続筒部46、ベースフランジ部47、分割フランジ部48、弾性体保持部16等を備えており、これらがローラ保持手段の一体に回転するローラ保持部15、接続筒部12、支持板19より小径で軽量となっているので、イナーシャの増加を抑制し、小径で剛性の低いワークでもイナーシャにより変形が生じるのを防止することができる。
この例では、切断ワーク保持装置で用いられる上述の弾性体保持部16に代えて、図9および図10に示す短尺用ユニットとしての弾性体保持部60を用いることが可能となっている。この弾性体保持部60は、ワーク(パイプ)を短尺な切断部分に切断する際に用いられるもので、特にワークの切断される部分の長さが接続筒部12の長さ、すなわち、弾性体保持部16とローラ保持部15との間の長さ以下となる場合に用いられる。言い換えると、ワークの切断位置より端部側をローラ保持部15で保持した際にワークの端部が弾性体保持部16まで届かない場合に用いるものである。
この弾性体保持部60においては、弾性体保持部16における弾性体支持部30が、支持板19に上述の蝶ナット28と穴付ボルト27により取り付けられる取付部62と、弾性板31を支持する弾性体支持部63とに分離された構造とされ、取付部62と、弾性体支持部63との間に調整筒部61が設けられた構造となっている。取付部62には、弾性体支持部30と同様に、固定部34と取外部35とを有するネジ止め孔33が設けられている。また、弾性体支持部63には、弾性体支持部30と同様に開口32が設けられるとともに、開口32の部分に弾性板(弾性体)31が設けられている。調整筒部61は、この例では、四角筒状で角部に広い範囲に渡るRをつけた形状となっており、角部が円弧状となっている。また、調整筒部61は、接続筒部12内に配置され、当該調整筒部61内にワークが挿通可能となっている。
調整筒部61の一方の端部に上述の取付部62が設けられ、調整筒部61の他方の端部に弾性体支持部63が設けられている。
弾性体保持部60を支持板19に取り付けた場合に、弾性体支持部63およびその弾性板31は、支持板19よりもローラ保持部15に略調整筒部61の長ささだけ近づいた状態となる。これにより、ワークの切断される長さが短くともローラ保持部15と弾性体保持部16との両方でワークの切断される部分を確実に保持し、未切断部が曲がるのを防止することができる。
なお、弾性体保持部60の弾性体支持部63と弾性板31とからなる本体部分を、専用保持部37の開口38が形成された形状と同様の構造としてもよい。すなわち、専用保持部37に取付部62と調整筒部61を設けた構成としてもよい。
また、弾性体保持部60として、調整筒部61の軸方向に沿った長さが異なるものを複数用いる構成とし、ワークの切断される長さに対応して、弾性体保持部60を選ぶようにすれば、ローラ保持部15と、弾性体保持部16との距離がワークの切断される長さに対して短くなりすぎるのを防止することができる。
なお、上記例では、レール6に沿って移動自在な切断ワーク保持装置1の位置は、手動で決めるものとしたが、切断ワーク保持装置1をレール6に沿ってX軸方向に駆動する駆動装置と、所定位置に切断ワーク保持装置1を止めるための制御装置とを設け、一本のワークを複数本のワークに切断する場合や、異なる長さのワークの加工を行う場合に、ワークの長さ(切断された際に残ったワークの長さ)に対応して、切断ワーク保持装置1を自動で移動させるものとしてもよい。
また、切断ワーク保持装置1の支持台11に対して左右方向や複数のローラ保持手段を取替え可能に複数個並べた構成とし、ワークを切断するたびに順次支持台11に固定されるローラ保持手段を自動で交換して、一つのワークから複数の製品を切断する際に、加工中は、複数のローラ保持手段に順次切断された製品を保持させたままとし、加工終了後に各製品を各ローラ保持手段から取り出すようにしてもよい。
また、規格内で曲がっているワークにも対応できるように、ローラ25、53を僅かに曲がったワークの回転の偏芯に対応して偏芯したり、弾性変形したりするように構成してもよい。たとえば、ローラと、当該ローラの回転軸との間に弾性体を介する構造としたり、タイヤのように内部に空気を入れて表面が大きく弾性変形可能な構造としたりしてもよい。
また、ローラを支持するローラ支持部を弾性体で構成し、各ローラが対向する当該ローラどうしの中心となる位置に対して近づく方向と遠ざかる方向とにローラ支持部の弾性変形により移動可能としてもよい。この場合にたとえば、弾性体保持部の弾性体の先端部にローラが設けられるような構造で、かつ、ローラどうしが互いに干渉しない構造(接触しない構造)としてもよく、自動的に保持するワークの芯出しが可能な構成となる。
P パイプ(ワーク)
1 切断ワーク保持装置
11 支持台
12 接続筒部(ワーク保持手段)
15 ローラ保持部(保持部、ワーク保持手段)
16 弾性体保持部(保持部、ワーク保持手段、小径用ワーク保持手段、小径用保持部)
18 支持板(ローラ支持部)
22 ガイド部(ローラ支持部)
24 ローラ支持部材(ローラ支持部)
25 ローラ
30 弾性体支持部
31 弾性板(弾性体)
37 専用保持部(保持部、ワーク保持手段、小径用ワーク保持手段、小径用保持部)
40 小径用ワーク保持ユニット
42 フランジ部(支持部)
44 小径用ローラ保持部(小径用ワーク保持手段、小径用保持部)
46 小径用接続筒部(小径用ワーク保持手段)
47 ベースフランジ部(小径用ワーク保持手段)
48 分割フランジ部(小径用ワーク保持手段)
60 弾性体保持部
61 調整筒部
62 取付部
63 弾性体支持部

Claims (5)

  1. 長尺なワークを当該ワークの軸周りに回転させるとともにレーザ加工するレーザ加工機に備えられ、長尺な前記ワークから切断される部分を回転自在に保持する切断ワーク保持装置であって、
    前記レーザ加工機に前記ワークの長手方向に沿って移動自在に設けられる支持台と、
    当該支持台に対して軸受部材を介して回転自在に支持され、前記ワークの切り離されるべき部分を保持するとともに、前記ワークと一体に回転するワーク保持手段とを備え、
    前記ワーク保持手段は、前記ワークの軸方向に沿って互いに離れた位置で当該ワークに接触して当該ワークを保持する2つ以上の保持部を備えることを特徴とする。
  2. 前記ワーク保持手段の2つ以上の保持部は、一部がローラ保持部とされ、残りが弾性体保持部とされ、
    前記ローラ保持部は、前記ワーク保持手段の回転中心を囲むように配置されたローラ支持部と、前記回転中心を中心とする円の半径方向に沿って移動自在に前記ローラ支持部に支持される複数のローラとを備え、
    前記弾性体保持部は、前記ワーク保持手段の回転中心を囲むように枠状に形成された弾性体支持部と、当該弾性体支持部から前記回転中心に向かって延出する複数の弾性体とを備えることを特徴とする請求項1に記載の切断ワーク保持装置。
  3. 前記ワーク保持手段は、前記ローラ保持部と、前記弾性体保持部と、これらローラ保持部と弾性体保持部とを接続する略筒状の接続筒部とが同軸上に配置され、
    前記接続筒部は、一方の端部に前記ローラ保持部が接続されるとともに、他方の端部に前記弾性体保持部が着脱自在に接続され、かつ、内部に前記ローラ保持部および前記弾性体保持部に保持される前記ワークを挿入可能とされ、
    当該弾性体保持部は、前記接続筒部の他方の端部に接続される取付部と、当該取付部から接続筒部内を前記接続筒部の一方の端部側に延出する筒状の長さ調整筒部と、当該長さ調整筒部の前記接続筒部の一方の端部側となる先端部に設けられた前記弾性体支持部および前記弾性体とを備えることを特徴とする請求項2に記載の切断ワーク保持装置。
  4. 前記ワーク保持手段に保持される小径用ワーク保持ユニットを備え、
    前記小径用ワーク保持ユニットは、前記ワーク保持手段に着脱自在に設けられる支持部と、当該支持部に対して軸受部材を介して回転自在に支持され、前記ワークの切り離されるべき部分を保持するとともに、前記ワークと一体に回転する小径用ワーク保持手段とを備え、前記小径用ワーク保持手段は、前記ワークの軸方向に沿って互いに離れた位置で当該ワークに接触して当該ワークを保持する2つ以上の小径用保持部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の切断ワーク保持装置。
  5. 長尺なワークを支持するとともに当該ワークの軸周りに回転駆動する回転駆動支持部材と、少なくとも前記ワークの長手方向に沿って移動自在に設けられ、前記ワークにレーザを照射するレーザ加工ヘッドと、当該レーザ加工ヘッドと連動して前記ワークの長手方向に沿って移動するとともに、前記ワークを当該ワークの軸心回りに回転自在に支持する連動支持部材と、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の切断ワーク保持装置とを備え、
    前記回転駆動支持部材と前記連動支持部材とに支持されたワークの前記レーザ加工ヘッドのレーザ照射により切り離される部分を前記切断ワーク保持装置が保持することを特徴とするレーザ加工機。
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