JP2011104136A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】透明板における所定の範囲で発光表示を行うにあたり、発光表示に用いる光源の数を減少させると共に、透明板から表示物までの距離を短くする。
【解決手段】遊技機の所定箇所に取り付けられ、かつ透光性を有する透明板85を備え、透明板85を介して裏面方向を視認可能に形成された遊技機に、透明板85の周端面91に対して光を照射可能に配置された光源83を備え、透明板85の正面側及び裏面側の少なくともいずれか一方に、透明板85の周端面91から入射して伝播した光源83からの光を反射させて、当該光の進路を変更させる反射溝92を設け、反射溝92を、前記光を透明板85の正面側又は裏面側のいずれか一方へ反射させるように形成する。
【選択図】図3

Description

この発明は、遊技機に関し、詳しくは、透光性を有する透明板が取り付けられ、当該透明板を介して、当該透明板の裏面側を視認可能に形成されると共に、この透明板を用いて所定の発光表示が行われる遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機、たとえばスロットマシンとしては、透光性を有する透明板が取り付けられ、この透明板の裏面側(すなわち、透明板の後方)を視認可能に形成されると共に、この透明板を用いて所定の発光表示を行うことにより報知等の所定の演出を実行するものが知られている。
具体的には、たとえば、前扉の正面略中央に、筐体内部に設けられた3個の回転リールの図柄が視認可能となる表示窓を設けたスロットマシンであって、当該表示窓が、上述の透光性を有する透明板により構成されているようなものが知られている。さらに、筐体の内部に、正面方向に開口を有しかつ3個の回転リールを設置するための箱状部材を設け、この箱状部材の正面側周端面の全周に光源としてLEDを配置すると共に、役抽選手段による抽選の結果、所定の役に当選した場合に、前記LEDを発光させることで前記透明板に所定の発光表示を行わせるように形成されたものが知られている。このようなスロットマシンは、たとえば下記の特許文献1に開示されている。
また、上述のスロットマシンのように、回転リールを設置するための箱状部材の正面周端面全周にLEDを配置するのではなく、回転リールの外周に対応する、透明板の裏面にLEDを配置したようなスロットマシンも知られている。
特開2009−172169号公報
上述のように、透明板の裏面に回転リールの全周に対応させてLEDを配置させたスロットマシンにおいて、3個すべての回転リールについてその外周を発光させる演出を行いたい場合には、各回転リールの外周のそれぞれと対応させてLEDを配置させなければならない。すると、表示窓に多数のLEDを設置しなければならず、製造コストが非常に大きくなってしまうという問題が生じていた。
また、LEDは所定の大きさを有するため、上述のように、LEDを箱状部材の正面や透明板の裏面に配置したスロットマシンでは、表示窓や回転リールにLEDが接触するのを防止すべく、表示窓から回転リールまでの距離をある程度確保しなければならない。すると、回転リールを筐体の奥側に配置させる必要が生じることから、奥行きが長くなるように筐体を設計しなければならなくなる。これにより、筐体のサイズが大きくなってしまうことから、経済的な筐体の設計ができないという問題も生じていた。
さらに、表示窓から回転リールまでの距離がある程度確保された状態で表示窓から回転リールを見ると、回転リールが筐体の奥方向に位置することから、当該回転リールが小さく見えることとなり、遊技における迫力に欠けるという問題も生じていた。
そこで、下記の発明は、上記した事情によりなされたものであり、その目的とするところは次の点にある。
すなわち、第1の発明は、透明板を用いて行われる発光表示につき、所定の範囲で発光表示を行うにあたり、当該発光表示に用いられるLED等の光源の数を減少させることができると共に、透明板から当該透明板を介して視認可能な表示物までの距離を短くすることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
また、第2の発明は、上記第1の発明の目的に加え、透明板での発光表示に係る光が、透明板を介して視認可能な表示物に映り込んでしまうのを防止することを目的とする。
また、第3の発明は、上記第1の発明の目的に加え、透明板を介して視認可能な表示物に対しても所定の態様で光を照射できるようにすることで、バリエーションの豊富な視覚的演出を可能とすることを目的とする。
また、第4の発明は、上記第1、第2又は第3の発明の目的に加え、透明板の発光表示をさせたい箇所において適切に発光が行われることを目的とする。
また、第5の発明は、上記第1、第2、第3又は第4の発明の目的に加え、透明板の複数の領域においてそれぞれ別個に発光表示を可能とするとともに、各領域の発光表示に係る光が他の領域に映り込んでしまうのを防止することを目的とする。
下記の発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(第1の発明)
第1の発明は、遊技機の所定箇所に取り付けられ、かつ透光性を有する透明板85を備え、この透明板85を介して、当該透明板85の裏面方向を視認可能に形成された遊技機において、透明板85の周端面91に対して光を照射可能に配置された光源83(LED83a)を備え、透明板85の正面側及び裏面側の少なくともいずれか一方には、透明板85の周端面91から入射して伝播した光源83からの光を反射させて、当該光の進路を変更させる反射溝92が設けられ、反射溝92は、前記光を透明板85の正面側又は裏面側のいずれか一方へ反射させるように形成されていることを特徴とする。
ここで、遊技機としては、遊技メダルを用いて遊技が行われるスロットマシン、遊技球を用いて遊技が行われるパチンコ機、又は、遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技が行われるパロット(登録商標)遊技機などが挙げられる。などが挙げられる。
またここで、「正面側」及び「正面方向」とは、遊技機から見て、遊技を行う遊技者が位置する方向を意味するものである。具体的には、遊技機の前面の前で遊技機の方向に顔を向けている遊技者から見た場合の、奥から手前への方向、すなわち、遊技機の奥から前面へ向かう方向を意味する。なお、「手前側」や「手前方向」も「正面側」と同意である。また、「裏面側」及び「裏面方向」とは、「正面側」及び「正面方向」と反対の方向を意味する。なお、「奥側」や「奥方向」も「裏面側」と同意である。
「透明板85」とは、遊技機の所定箇所に取り付けられ、かつ透光性を有する板状部材をいう。また、前記遊技機は、透明板85を介して、透明板85の裏面方向を視認可能に形成されている。
この透明板85は透光性を有するものであり、たとえば、無色透明や有色透明の板状部材や、裏面方向を視認可能な程度の透明性を有するような板状部材とすることができる。また、透明板85の形状については特に限定されるものではなく、たとえば、長方形状、円形状、楕円形状等とすることができる。
また、透明板85が取り付けられる遊技機の所定箇所は特に限定されるものではない。たとえばスロットマシンであれば、スロットマシンの正面に設けられる前扉30の中央であって、筐体20の内部に設けられた回転リール25の前方に対応する位置とすることができる。そして、この位置に透明板85が取り付けられると、この透明板85を介して、その裏面方向に位置する回転リール25が視認可能となる。また、前扉30の下部中央であって、スロットマシンの名称やイメージキャラクターのイラストが表示される表示パネルの前方とすることもできる。そして、この位置に透明板85が取り付けられると、この透明板85を介して、その裏面方向に位置する表示パネルが視認可能となる。
また、たとえばパチンコ機であれば、遊技球が流下する遊技盤の前方とすることができる。そして、この位置に透明板85が取り付けられると、この透明板85を介して、その裏面方向に位置する遊技盤が視認可能となる。また、遊技盤の正面略中央に設けられる液晶表示装置や回転ドラム等のメイン遊技装置の前方とすることもできる。そして、この位置に透明板85が取り付けられると、この透明板85を介して、その裏面方向に位置するメイン遊技装置が視認可能となる。
「光源83」とは、透明板85の周端面91に対して光を照射可能に配置されるものをいう。この光源83の種類は特に限定されるものではなく、たとえば、LED83aやランプ等とすることができる。
また、「透明板85の周端面91」とは、正面から裏面へ向けて立設する外周側面であって、すなわち板の厚み部分を構成している面をいう。たとえば長方形状板であれば、正面及び裏面を除いた4つの側面が周端面91に相当する。この場合には、光源83は、4つの側面のいずれかに対して光を照射するように配置することができる。また、たとえば円形状板であれば、円板面となっている正面及び裏面を除いた外周面が周端面81に相当する。この場合には、光源83は、当該外周面のいずれかの位置に光を照射するように配置することができる。
「反射溝92」とは、透明板85の正面側及び裏面側の少なくともいずれか一方に設けられるものであって、透明板85の周端面91から入射して伝播した光源83からの光を反射させて、当該光の進路を変更させる溝をいう。そして、この反射溝92は、前記光を透明板85の正面側又は裏面側のいずれか一方へ反射させるように形成されている。
具体的には、この反射溝92は、透明板85内を伝播する光源83からの光を略直角方向に反射する面を有する溝とすることができる。このような反射溝92は、たとえば透明板85の正面側に断面形状が略三角形のV字状の溝を切ることにより形成することができる。また、この反射溝92は透明板85の裏面側に形成してもよいし、また、透明板85の正面側及び裏面側の双方に形成してもよい。
また、この反射溝92は、透明板85の面と当該反射溝92における光が反射する面とがなす角度を調整することにより、光源83からの光を透明板85の正面側へ反射させることもできるし、裏面側へ反射させることもできる。
具体的には、反射溝92を透明板85の裏面側に形成する場合には、透明板85の裏面における、光源83の位置する側の端部から反射溝92までの部分と反射溝92における光が反射する面とのなす角度が90°未満(すなわち、両者のなす角が鋭角)となるように形成することで、光源83からの光を透明板85の裏面側へ反射させることができる。なお、光を略直角方向に反射させるには前記角度が45°前後となるようにするのが望ましい。
一方、透明板85の裏面における、光源83の位置する側の端部から反射溝92までの部分と反射溝92における光が反射する面とのなす角度が90°より大きく(すなわち、両者のなす角が鈍角)なるように形成することで、光源83からの光を透明板85の正面側へ反射させることができる。なお、光を略直角方向に反射させるには前記角度が135°前後となるようにするのが望ましい。
また、反射溝92を透明板85の正面側に形成する場合には、透明板85の正面における、光源83の位置する側の端部から反射溝92までの部分と反射溝92における光が反射する面とのなす角度が90°未満(すなわち、両者のなす角が鋭角)となるように形成することで、光源83からの光を透明板85の正面側へ反射させることができる。なお、光を略直角方向に反射させるには前記角度が45°前後となるようにするのが望ましい。
一方、透明板85の正面における、光源83の位置する側の端部から反射溝92までの部分と反射溝92における光が反射する面とのなす角度が90°より大きく(すなわち、両者のなす角が鈍角)なるように形成することで、光源83からの光を透明板85の裏面側へ反射させることができる。なお、光を略直角方向に反射させるには前記角度が135°前後となるようにするのが望ましい。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機では、光源83から発せられた光が透明板85の周端面91に照射される。そして、この光が周端面91から透明板85に入射し、透明板85内部を伝播していく。その後、前記光が、透明板85の正面側及び裏面側の少なくともいずれか一方に設けられた反射溝92に到達すると、この反射溝92により透明板85の正面側又は裏面側のいずれか一方へ反射させられる。
すなわち、光源83から発せられた光が、透明板85の内部を伝播して、反射溝92が設けられた位置に対応する、透明板85の正面側又は裏面側から外方へ向けて発せられる。したがって、透明板85の、発光表示をさせたい位置に反射溝92を設けておけば、LED83a等の光源83を設けることなく、当該位置での発光表示が行われることとなる。
これにより、透明板85の所定の範囲で発光表示を行うにあたり、当該発光表示に用いられるLED83a等の光源83の数を減少させることができるのである。
さらに、透明板85を用いた発光表示を行うにあたり、透明板85の裏面側にLED83a等の光源83を配置する必要が無いため、透明板85から、当該透明板85の裏面側に設けられかつ当該透明板85を介して視認可能な表示物までの距離を短くすることができるのである。これにより、遊技機全体のサイズを小さくするような設計が可能となり、また、透明板85を介して表示物をより迫力があるように視認させることが可能となる。
(第2の発明)
第2の発明は、上記第1の発明の特徴に加え、前記遊技機は、反射溝92が光源83からの光を透明板95の正面側へ反射させるように形成されていると共に、反射溝92に到達した前記光が透明板95の裏面側へ進行するのを防止する裏面進行防止部93(マスク部93a)を備えていることを特徴とする。
本発明に係る遊技機によれば、光源83からの光は反射溝92により透明板95の正面側へ反射させられるようになっているものの、反射溝92に到達した光や当該反射溝92により反射させられた光の一部が、透明板95の裏面側へ進行(拡散)してしまう場合がある。裏面進行防止部93は、前記光の進行を防止するためのものである。具体的には、裏面進行防止部93は、透明板95の裏面側における所定位置に光の進行を妨げる遮蔽部材を設けることにより形成されるマスク部93aとすることができる。また、透明板95の裏面側における所定位置を、光を透過しない色(たとえば、黒色等)で着色することにより形成される非透過着色部とすることもできる。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機においては、光源83から発せられた光の透明板95裏面側への進行が、裏面進行防止部93により防止されることとなる。これにより、透明板85の発光表示に係る光が、透明板85の裏面側に配置されかつ透明板85を介して視認可能な表示物に映り込んでしまうのを防止することができるのである。
(第3の発明)
第3の発明は、上記第1の発明の特徴に加え、前記遊技機は、反射溝92が光源83からの光を透明板85の裏面側へ反射させるように形成されていると共に、反射溝92が裏面側へ反射させた前記光を、所定方向へさらに反射させる反射板95を備えていることを特徴とする。
この反射板95は、常時固定されていてもよく、また、役の抽選を行う役抽選手段による抽選の結果に基づいて、向きが変化するように形成することもできる。具体的には、遊技機に反射板95の向きを変化させるためのソレノイド等を設けるともに、たとえば役抽選手段による抽選でBBゲームやRBゲーム等の特別遊技役に当選した場合には、ソレノイドが作動することで、光を上方向へ反射させることができるように反射板95の向きを変動させ、それ以外の場合には、ソレノイドが非作動となることで、光を下方向へ反射させることができるように反射板95の向きを変動させる制御を行うことができる。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機においては、反射溝92により裏面側へ反射されられた光が、反射板95によりさらに所定方向へ反射させられることとなる。これにより、透明板85の裏面側に配置されかつ透明板85を介して視認可能な表示物に対しても所定の態様で光を照射できるようになり、バリエーションの豊富な視覚的演出を可能とすることができるのである。
(第4の発明)
第4の発明は、上記第1、第2又は第3の発明の特徴に加え、透明板85における、反射溝92を設けた面側に、透光性を有する透明保護カバー94を取り付けたことを特徴とする。
この透明保護カバー94は、たとえば、無色透明や有色透明の板状部材や、裏面方向を視認可能な程度の透明性を有するような板状部材等とすることができる。
また、透明板85の裏面側に反射溝92を設けた場合には、透明保護カバー94は透明板85の裏面側に取り付け、また、透明板85の正面側に反射溝92を設けた場合には、透明保護カバー94は透明板85の正面側に取り付ける。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機においては、透明板85における、反射溝92を設けた面側に、透光性を有する透明保護カバー94が取り付けられる。ここで、透明板85に設けられた反射溝92に傷が付いたり、埃が付着したりすると、乱反射等の原因となり、発光表示させたい位置において適切に発光が行われないこととなる。
そこで、透明板85における、反射溝92が設けられた面側に、透明保護カバー94を取り付けることにより、反射溝92に傷が付いたり、埃が付着したりするのを防止することができる。これにより、透明板85の発光表示をさせたい箇所において適切に発光を行わせることができるのである。
(第5の発明)
第5の発明は、上記第1、第2、第3又は第4の発明の特徴に加え、透明板85は、複数枚の板を並設して構成されていると共に、並設された各板ごとに対応する光源83が設けられ、かつ並設された各板の間には、反射溝92に到達した光源83からの光が隣接する板方向へ進行するのを防止する隣接進行防止部88(仕切り板88a)を備えていることを特徴とする。
本発明に係る遊技機によれば、各光源83からの光は反射溝92により透明板95を構成する各板の正面側又は裏面側へ反射させられるようになっているものの、反射溝92に到達した光や当該反射溝92により反射させられた光の一部が、隣接する板方向へ進行(拡散)してしまう場合がある。隣接進行防止部88は、前記光の進行を防止するためのものである。具体的には、隣接進行防止部88は、隣接する2枚の板の間に設けられる仕切り板88aとすることができる。また、隣接する2枚の板の接触面の少なくともいずれか一方を、光を透過しない色(たとえば、黒色等)で着色することにより形成される非透過着色部とすることもできる。
(作用・効果)
本発明に係る遊技機においては、透明板85は複数枚の板を並設して構成され、各板ごとに対応する光源88が設けられている。これにより、透明板85の複数の領域においてそれぞれ別個に発光表示を行うことができるのである。
さらに、本発明に係る遊技機においては、光源83から発せられた光の隣接する板への進行が、隣接進行防止部88により防止されることとなる。これにより、各領域の発光表示に係る光が他の領域に映り込んでしまうのを防止することができるのである。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(第1の発明)
すなわち、第1の発明によれば、透明板を用いて行われる発光表示につき、所定の範囲で発光表示を行うにあたり、当該発光表示に用いられるLED等の光源の数を減少させることができると共に、透明板から当該透明板を介して視認可能な表示物までの距離を短くすることが可能な遊技機を提供することができる。
(第2の発明)
すなわち、第2の発明によれば、上記第1の発明の効果に加え、透明板での発光表示に係る光が、透明板を介して視認可能な表示物に映り込んでしまうのを防止することができる。
(第3の発明)
すなわち、第3の発明によれば、上記第1の発明の効果に加え、透明板を介して視認可能な表示物に対しても所定の態様で光を照射できるようにすることで、バリエーションの豊富な視覚的演出が可能となる。
(第4の発明)
すなわち、第4の発明によれば、上記第1、第2又は第3の発明の効果に加え、透明板の発光表示をさせたい箇所において適切に発光が行われるようにすることができる。
(第5の発明)
また、第5の発明によれば、上記第1、第2、第3又は第4の発明の効果に加え、透明板の複数の領域においてそれぞれ別個に発光表示を可能とするとともに、各領域の発光表示に係る光が他の領域に映り込んでしまうのを防止することができる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、上パネルユニットの分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、導光ユニットの分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、上パネルユニットの平断面図である。 本発明の実施の形態であって、上パネルユニットの側断面図である。 本発明の実施の形態であって、透明板を用いた発光表示を示した正面図である。 本発明の実施の形態であって、透明板の正面側へ向けての発光表示を示す概念図である。 本発明の実施の形態であって、透明板の裏面側へ向けての発光表示を示す概念図である。 本発明の実施の形態であって、透明板の正面側及び裏面側へ向けての発光表示を示す概念図である。 本発明の実施の形態の変形例であって、発光表示が行われている状態における上パネルユニット及び回転リールの側断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
なお、本形態では、「正面」とは、スロットマシン10において遊技を行う際に遊技者が向き合う面を意味するものである。また、「正面側」、「正面方向」、「手前側」、「手前方向」及び「前方」とは、スロットマシン10から見た場合に、このスロットマシン10の正面に向き合って遊技を行う遊技者が位置する方向をいう。また、「奥側」、「奥方向」及び「後方」とは、前記「正面側」と反対の方向をいう。また、「右側」とは、スロットマシン10の正面に向き合って遊技を行う遊技者から見て右側をいう。また、「左側」とは、スロットマシン10の正面に向き合って遊技を行う遊技者から見て左側をいう。
(スロットマシン10)
本形態に係る遊技機は、メダル遊技機としてのスロットマシン10であって、遊技媒体として円板状のメダルを使用するものである。
また、スロットマシン10は、特に図示していないが、正面側に開口を有する箱状の筐体20を備えている。また、図1に示すように、筐体20の正面には、開口を開閉自在に塞ぐ前扉30を備えている。この前扉30は、筐体20の左端部にヒンジ(図示しておらず)により取り付けられており、この部分を軸として前後方向に回転自在なものとなっている。
(筐体20)
筐体20には、特に図示していないが、高さ方向の中央付近に、この筐体20の内部空間を上下2つの空間に仕切る中板が設けられている。
そして、この筐体20における、中板の上側の空間には、メイン基板を収納する基板ユニット(特に図示しておらず)や、3個の回転リール25を横並びに設けたリールユニット(特に図示しておらず)等を備えている。ここで、メイン基板とはスロットマシン10の作動を制御するための制御装置を構成する基板である。なお、この筐体20における、中板の上側の空間には、これらの装置以外の装置を備えることもできる。
また、この筐体20における、中板の下側の空間には、スロットマシン10に備えられた各種装置に電力を供給するための電源装置(特に図示しておらず)や、遊技メダルを貯留するとともに役の入賞時等に遊技メダルを払い出すためのホッパー装置(特に図示しておらず)等を備えている。なお、この筐体20における、中板の下側の空間には、これら以外の装置や部材等も備えることもできる。
(前扉30)
前扉30の正面略中央には、図1に示すように、長方形板状のプラスチック板である前パネル61を有する上パネルユニット32aが取り付けられることにより、上パネル部が形成されている。また、この上パネルユニット32aの略中央には、後述するように、無色透明(すなわち、透光性を有する)の長方形板状のプラスチック板である透明板85を有する導光ユニット64が取り付けられている。そして、この透明板85により、筐体20の内部に設けられた各回転リール25の周囲に付されている図柄を見ることができる表示窓34が構成されている。
この表示窓34は、各回転リール25の前方に位置しており、3個すべての回転リール25が停止した際には、縦3列横3列に配列した合計9個の図柄を見ることができるように形成されている。すなわち、このスロットマシン10は、表示窓34を構成する透明板85を介して、当該透明板85の裏面方向を視認可能に形成されていることにより、当該透明板85の裏面側に位置する回転リール25を視認できるようになっている。
また、上パネル部の上方には、図1に示すように、遊技状態に応じて点灯や点滅等を行うランプ52が設けられている。
また、上パネル部の下方であって、前扉30の正面中央には、図1に示すように、前扉30の正面から前方へ向けて突出する操作部33が設けられている。
この操作部33の上面右側には、メダルを投入するためのメダル投入口44が設けられている。また、操作部33の上面左側には、スロットマシン10に電子的に貯留されているクレジットメダルを1枚ベットするためのシングルベットスイッチ36a、及び、クレジットメダルを1回の遊技につき投入可能な最大枚数分(たとえば、3枚)ベットするためのマックスベットスイッチ36bが横並びに設けられている。また、操作部33の前面左側には、3個の回転リール25すべての回転を開始させるためのレバー状のスタートスイッチ37が設けられている。また、操作部33の前面中央には、各回転リール25に対応するとともに、各回転リール25の回転をそれぞれ別個に停止させるための3個のストップスイッチ38が横並びに設けられている。また、操作部33の前面右端部には、前扉30を解錠するための鍵穴42が設けられている。
また、操作部33の下方には、図1に示すように、正面側に遊技機のイメージキャラクターや機種名等の所定の情報(特に図示しておらず)を表示する下パネルユニット32bが取り付けられることにより、下パネル部が形成されている。
また、前扉30の下部中央には、図1に示すように、ホッパー装置(特に図示しておらず)からのメダルの払い出し、又は、メダル投入口44から投入されたメダルの返却を行うためのメダル払出口40が設けられ、また、メダル払出口40の左右両側には、音声や効果音等を出力するためのスピーカー54がそれぞれ1つずつ設けられている。また、メダル払出口40の下方には、メダル払出口40から払い出されたメダルを貯めておくことができるメダル受け皿41が設けられている。
(上パネルユニット32a)
上パネルユニット32aは、図2に示すように、中央に開口を有する略長方形板枠状のパネル枠62と、パネル枠62の正面側に取り付けられかつ透光性を有する略長方形板状の前パネル61と、パネル枠62の裏面側下部に取り付けられる中央表示基板63と、パネル枠62の裏面側から前記開口に取り付けられる導光ユニット64と、パネル枠の裏面側上部に取り付けられるリール照射ランプユニット65とを備えている。そして、上パネルユニット32aは、パネル枠62に上記部材が取り付けられることで形成され、この状態で、前扉30の正面略中央に取り付けられるようになっている。
前パネル61は、図2に示すように、透光性を有する略長方形状板部材となっている。具体的には、前パネル61は、上述の表示窓34に対応する略中央の長方形部分が無色透明となっており、これ以外の部分には、役を構成する図柄の組み合わせやその他のイラストが描かれている。
中央表示基板63は、図2に示すように、横長長方形状の基板であって、役の入賞により払い出される遊技メダルの枚数や、クレジットメダルの枚数を表示するための7セグメント表示装置等の表示機器が搭載されたものである。この中央表示基板63は、所定の接続ケーブルやハーネスにより電源装置や制御装置等と接続されている。
導光ユニット64は、透光性を有する透明板85において所定の発光表示を行わせるためのものである。導光ユニット64については後程詳述する。
リール照射ランプユニット65は、図2に示すように、横長長方形板状の部材であって、その裏面側に回転リール25に向けて光を発するための複数のランプが並設されているものである。このランプは、スロットマシン10の電源がONとなっている間や、遊技者が遊技を行っている間、常時点灯しているように設定することもできるし、また、役抽選の結果に基づいて点灯や消灯が切り替わるように設定することもできる。
(導光ユニット64)
導光ユニット64は、上述の如く、透光性を有する透明板85において所定の発光表示を行わせるためのものであり、具体的には、透明板85における、各回転リール25の外周に対応する部分をそれぞれ発光させるためのものである(図6参照)。
本形態に係るスロットマシン10の導光ユニット64は、図3に示すように、大別して、下向きコ字状の外枠89、この外枠89にスペーサーを介して取り付けられる透明板85、この透明板85の周端面91の一部である下端面の下方に配置される光源ユニット82、並びに、外枠89に取り付けられた透明板85の正面側及び裏面側それぞれに取り付けられる前板81及び後板94aを備えている。そして、導光ユニット64は、外枠89に透明板85、光源ユニット82、前板81及び後板94aが取り付けられることで形成され、この状態で上パネルユニット32aに取り付けられるようになっている。
ここで、本形態における透明板85は、図3に示すように、3枚の同じ大きさの無色透明長方形状板(左透明板85a、中透明板85b及び右透明板85c)により構成されている。そして、これら3枚の板が横方向に並設されることにより、1の透明板85が形成されるものとなっている。また、左透明板85aは、筐体20に設けられた3個の回転リール25のうち左側の回転リール25の正面に臨むようになっており、この左透明板85aを介して、左側の回転リール25を視認できるようになっている。また、中透明板85bは、3個の回転リール25のうち中央の回転リール25の正面に臨むようになっており、この中透明板85bを介して、中央の回転リール25を視認できるようになっている。また、右透明板85cは、3個の回転リール25のうち右側の回転リール25の正面側に臨むようになっており、この右透明板85cを介して、右側の回転リール25を視認できるようになっている(図6参照)。透明板85については後程詳述する。
外枠89は、透明板85や光源ユニット82を取り付けるためのものであり、具体的には、図3に示すように、細長長方形板状の左枠板及び右枠板、並びに、左枠板の上端から右枠板の上端までに渡る天枠板の3つの枠板により下向きコ字状となるように形成されている。そして、透明板85(左透明板85a、中透明板85b及び右透明板85c)は、図3に示すように、上部スペーサー86a、下部スペーサー86b、左部スペーサー86c及び右部スペーサー86dを介して、外枠89に取り付けられるようになっている。
光源ユニット82は、図3に示すように、横長長方形状の板部材の正面側に光源83としてのLED83aを複数個並設したものである。そして、この光源ユニット82は、透明板85の周端面91の一部である下端面よりも下方に位置するように、外枠89の下端部に取り付けられるものとなっている(図5参照)。これにより、光源ユニット82に設けられたLED83aは、透明板85の下端面に光を照射できるようになっている。また、光源としてのLED83aは、図3に示すように、横方向に並設された左透明板85a、中透明板85b及び右透明板85cの各下端面に対応する位置にそれぞれ複数個ずつ(たとえば、本形態では9個ずつ)設けられている。また、本形態に係るスロットマシン10では、各板の下端面に対応して設けられる9個のLED83aは、青色の光を発する3個のLED83a、赤色の光を発する3個のLED83a、及び、黄色の光を発する3個のLED83aから構成されるものとなっている。また、光源ユニット82の正面側には、図3に示すように、LED83aが発する光が正面方向へ逃げてしまうのを防止するための、横長長方形板状部材である光源カバー84が取り付けられている(図5参照)。
前板81は、図4及び図5に示すように、外枠89に取り付けられた透明板85の正面側を覆うように取り付けられる無色透明長方形状板部材である。また、後板94aは、図4及び図5に示すように、外枠89に取り付けられた透明板85の裏面側を覆うように取り付けられる無色透明長方形状板部材である。この前板81及び後板94aが取り付けられると、これらの板により透明板85が挟まれて押さえ込まれた状態となるため、透明板85が外枠89から外れ落ちてしまうのを防止することができる。
(透明板85)
透明板85は、上述の如く、所定の発光表示を行うために用いられる板状部材であり、具体的には、左透明板85aにおける、左側の回転リール25の外周と対応する部分が発光し、また、中透明板85bにおける、中央の回転リール25の外周と対応する部分が発光し、また、右透明板85cにおける、右側の回転リール25の外周と対応する部分が発光するようになっている(図6参照)。
より具体的には、左透明板85a、中透明板85b及び右透明板85cの裏面側にはそれぞれ、図7に示すように、対応する回転リール25の外周と対応する部分に、断面形状が略三角形のV字状の溝である反射溝92が複数設けられるものとなっている。この反射溝92は、図7に示すように、各板の下端から反射溝92までの面と、反射溝92の下側面とのなす角度が90°未満(本形態では、45°前後)となるように形成されている。
ここで、上述の如く、左透明板85a、中透明板85b及び右透明板85cの周端面91である下端面よりも下方には、光源ユニット82が配置されており、この光源ユニット82に設けられた光源83としてのLED83aは、図7に示すように、各板の下端面に対して光を照射可能となっている。そして、このLED83aから各板の下端面に向けて光が照射されると、この光は、当該下端面から各板に入射して各板の内部を伝播してゆき、各板に設けられた反射溝92に到達することとなる。すると、この光は、図7に示すように、当該反射溝92の下側面により各板の正面方向へ反射させられ、最終的には、各板の正面側から出射されることとなる。すなわち、LED83aから発せられた光は、各板の内部を伝播し、反射溝92の位置と対応する各板の正面側から外方へ発せられることとなる。
これにより、各板において反射溝92が設けられた位置が発光することとなるため、図6に示すように、各板において、対応する回転リール25の外周を取り囲むような発光表示がなされるのである。
なお、反射溝92に到達した光は、当該反射溝92により各板の正面側へ反射させられるようになっているものの、一部の光は、各板の裏面側や隣接する板方向へ進行(拡散)してしまうことがある。すると、当該光が、各板の裏面側に位置する回転リール25や、隣接する板へ映り込んでしまうおそれが生じる。
そのため、本形態に係るスロットマシン10では、図3に示すように、上述の後板94aの裏面側における、各回転リール25の外周と対応する位置に、裏面進行防止部93としてのマスク部93aが設けられている。このマスク部93は、光を遮蔽する遮蔽板により形成されている。そして、この裏面進行防止部93としてのマスク部93aにより、前記光が回転リール25の表面に映り込んでしまうことを防止できるのである。なお、裏面進行防止部93は、遮蔽板により形成されたマスク部93とするのではなく、各板の前記位置を、光を透過しない色(たとえば、黒色等)で着色することで形成された非透過着色部としてもよい。
また、本形態に係るスロットマシン10では、図3に示すように、左透明板85aと中透明板85bとの間、及び、中透明板85bと右透明板85cとの間にそれぞれ、隣接進行防止部88としての仕切り板88aが設けられている。そして、この隣接進行防止部88としての仕切り板88aにより、前記光が隣接する板に映り込んでしまうことを防止できるのである。なお、隣接進行防止部88は、仕切り板88aとするのではなく、隣接する2枚の板の接触面の少なくともいずれか一方を、光を透過しない色(たとえば、黒色等)で着色することにより形成された非透過着色部としてもよい。
また、各板に設けられた反射溝92に傷が付いたり、埃が付着したりすると、乱反射等の原因となるため、発光表示させたい位置において適切に発光が行われないおそれがある。そこで、反射溝92に傷が付いたり、埃が付着したりするのを防止するために、反射溝92が設けられている各板の裏面側に透明保護カバー94を設けるのが望ましい。本形態に係るスロットマシン10では、透明板85の裏面側に後板94aが設けられており、この後板94aが透明保護カバー94として機能するようになっている。
なお、LED83aから発せられる光を反射溝92が反射させる方向は、透明板85の正面側に限定されるものでない。たとえば、左透明板85a、中透明板85b及び右透明板85cの裏面側にそれぞれ設けられる反射溝92を、各板の下端から反射溝92までの面と、反射溝92の下側面とのなす角度が90°より大きく(たとえば、ほぼ135°前後)となるように形成すると、図8に示すように、LED83aからの光を各板の裏面側へ進行させることができることとなる。
また、反射溝92は、左透明板85a、中透明板85b及び右透明板85cの裏面側に設けるのではなく、各板の正面側に設けてもよい。なお、反射溝92を各板の正面側に設ける場合には、各板の下端から反射溝92までの面と、反射溝92の下側面とのなす角度が90°未満となるようにすることで、LED83aからの光を各板の正面側へ進行させることができることとなる(図9参照)。反対に、前記角度が90°より大きくなるようにすることで、LED83aからの光を各板の裏面側へ進行させることができることとなる。また、反射溝92は、図9に示すように、左透明板85a、中透明板85b及び右透明板85cの正面側並びに裏面側の双方に設けてもよい。
(総括)
本形態に係るスロットマシン10では、光源83としてのLED83aから発せられた光が、透明板85(左透明板85a、中透明板85b及び右透明板85c)の周端面91としての下端面に照射される。そして、この光が透明板85の下端面から当該透明板85内に入射し、当該透明板85の内部を伝播していく。その後、前記光が、透明板85の裏面側に設けられた反射溝92に到達すると、この反射溝92により透明板85の正面側へ反射させられる。
すなわち、LED83aから発せられた光が、透明板85の内部を伝播して、反射溝92が設けられた位置に対応する、透明板85の正面側から外方へ向けて発せられる。したがって、透明板85における、発光表示をさせたい位置に反射溝92を設けておけば、LED83aを設けることなく、当該位置での発光表示が行われることとなる。
これにより、透明板85の所定の位置で発光表示を行うにあたり、当該発光表示に用いられるLED83a等の光源83の数を減少させることができるのである。
さらに、透明板85を用いた発光表示を行うにあたり、透明板85の裏面側にLED83a等の光源83を配置する必要が無いため、透明板85から、当該透明板85の裏面側に設けられる回転リール25までの距離を短くすることができるのである。これにより、回転リール25が備えられる筐体20のサイズを小さくすることができるため、スロットマシン10について全体のサイズをも小さくするような設計が可能となり、また、回転リール25を、透明板85を介してより迫力があるように視認させることが可能となる。
また、本形態に係るスロットマシン10では、LED83aから発せられた光の透明板95裏面側への進行が、裏面進行防止部93としてのマスク部93aにより防止されることとなる。これにより、透明板85の発光表示に係る光が、透明板85の裏面側に位置する回転リール25の表面に映り込んでしまうのを防止することができるのである。
また、本形態に係るスロットマシン10では、反射溝92を設けた透明板85の裏面側に、透明保護カバー94としての後板94aが取り付けられる。これにより、反射溝92に傷が付いたり、埃が付着したりするのを防止することができるため、これらを原因とする光の乱反射を防止することができ、ひいては、透明板85の発光表示をさせたい箇所において適切に発光を行わせることができるのである。
また、本形態に係るスロットマシン10では、透明板85が左透明板85a、中透明板85b及び右透明板85cから構成されているため、各板においてそれぞれ別個に発光表示を行うことができる。また、LED83aから発せられた光の隣接する板への進行が、隣接進行防止部88としての仕切り板88aにより防止されるため、各板の発光表示に係る光が隣接する板に映り込んでしまうのを防止することができるのである。
また、上記形態は、スロットマシン以外の遊技機にも応用することができる。たとえば、遊技媒体として遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット(登録商標)遊技機や、遊技媒体として遊技球を用い、遊技球の所定の入賞口への入球に基づいて遊技の当落抽選が行われ、この抽選結果を液晶表示装置等に表示するとともに、当たりとなった場合には遊技者に大きな利益を付与することが可能となるような遊技を行わせるパチンコ機等にも適用することができる。
(変形例)
以下、上記形態の変形例について説明する。
上記形態では、LED83aから発せられた光を、反射溝92により透明板85の正面側へ向けて反射させるように形成されていたが、図10に示すように、前記光が透明板85の正面側及び裏面側のいずれにも反射するように形成するとともに、透明板85の裏面側に反射した光を、回転リール25の所定位置へ向かわせるべく、さらに反射させるための反射板95を設けるようにすることもできる。
また、この反射板95は、常時固定されていてもよく、また、役の抽選を行う役抽選手段による抽選の結果に基づいて、向きが変化するように形成することもできる。具体的には、反射板95の向きを変化させるためのソレノイド等を設けるともに、たとえば役抽選手段による抽選でBBゲームやRBゲーム等の特別遊技役に当選した場合には、ソレノイドが作動することで、光が回転リール25の上部へ向かうように反射板95の向きを変動させ、それ以外の場合には、ソレノイドが非作動となることで、光が回転リール25の下部へ向かうように反射板95の向きを変動させる制御をすることができる。
そして、このように形成した場合にも、上記形態と同様の作用、効果を奏することとなるとともに、回転リール25に対しても所定の態様で光を照射できるようになり、バリエーションの豊富な視覚的演出を可能とすることができるのである。
10 スロットマシン 20 筐体
25 回転リール 30 前扉
32a 上パネルユニット 32b 下パネルユニット
33 操作部 34 表示窓
36a シングルベットスイッチ
36b マックスベットスイッチ
37 スタートスイッチ 38 ストップスイッチ
40 メダル払出口 41 メダル受け皿
42 鍵穴 44 メダル投入口
52 ランプ 54 スピーカー
61 正面パネル 62 上パネル枠
63 中央表示基板 64 導光ユニット
65 リール照射ランプユニット
81 前板 82 光源ユニット
83 光源 83a LED
84 光源カバー 85 透明板
85a 左透明板 85b 中透明板
85c 右透明板 86a 上部スペーサ−
86b 下部スペーサー 86c 左部スペーサー
86d 右部スペーサー 88 隣接進行防止部
88a 仕切り板 89 外枠
91 周端面 92 反射溝
93 裏面進行防止部 93a マスク部
94 透明保護カバー 94a 後板
95 反射板

Claims (5)

  1. 遊技機の所定箇所に取り付けられ、かつ透光性を有する透明板を備え、この透明板を介して、当該透明板の裏面方向を視認可能に形成された遊技機において、
    透明板の周端面に対して光を照射可能に配置された光源を備え、
    透明板の正面側及び裏面側の少なくともいずれか一方には、
    透明板の周端面から入射して伝播した光源からの光を反射させて、当該光の進路を変更させる反射溝が設けられ、
    反射溝は、前記光を透明板の正面側又は裏面側のいずれか一方へ反射させるように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技機は、
    反射溝が光源からの光を透明板の正面側へ反射させるように形成されていると共に、
    反射溝に到達した前記光が透明板の裏面側へ進行するのを防止する裏面進行防止部を備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技機は、
    反射溝が光源からの光を透明板の裏面側へ反射させるように形成されていると共に、
    反射溝が裏面側へ反射させた前記光を、所定方向へさらに反射させる反射板を備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 透明板における、反射溝を設けた面側に、透光性を有する透明保護カバーを取り付けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の遊技機。
  5. 透明板は、複数枚の板を並設して構成されていると共に、
    並設された各板ごとに対応する光源が設けられ、かつ並設された各板の間には、反射溝に到達した光源からの光が隣接する板方向へ進行するのを防止する隣接進行防止部を備えていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の遊技機。
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