JP2011103976A - 遊技場用システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技者が遊技していない非稼動状態における表示期間を計上対象とせずに、遊技者が遊技している稼動状態における表示期間のみを計上対象とし、稼動表示期間を表示画面毎に集計して出力する。遊技者の関心に対応した表示情報を適切に管理することができ、表示装置2を開発するメーカにとって表示画面の開発優先度を特定する上での有用な指標を提示することができる。
【選択図】図1
Description
請求項3に記載した発明によれば、遊技者は遊技中に表示装置を操作することなく、表示画面を横目に閲覧しながら遊技の経過情報を把握するが、表示装置により稼動状態を特定しない場合等に、遊技者が閲覧しているにも拘らず、表示画面の表示を終了し、メニュー画面等に移行する場合があり、この場合、遊技者が表示画面に関心を持っていれば同一の表示画面を再度表示させることになるが、このような遊技者が関心を持つ表示画面を特定することができる。
(1)第1始動口10又は第2始動口11への入賞に応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部12にて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)であり、平均継続数は1÷(1−(2/3))=3回である。
(3)大当たりが発生すると対応するラウンド(R)に応じた分(15R分)だけ大入賞口13を開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個であり、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(4)確変中は大当たり確率が1/30に向上すると共に、第2始動口11への入賞率が向上する時短状態(時短)になる。尚、確変は次回の大当たりまで継続するので、大当たり後に通常遊技状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続する。又、確変及び時短等の遊技者にとって通常よりも大当たりを発生させ易い状態を甘中とする。
「アウト信号」:使用玉(使用媒体)を回収するアウトBOXから出力される使用玉数(アウト、使用媒体数)を特定可能な信号(稼動信号)である。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号であっても良い。
「セーフ信号」:遊技機1から出力される払出玉数(セーフ、払出媒体数)を特定可能な信号である。遊技機1での遊技(入賞)に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
「スタート信号」:遊技機1から出力される図柄変動数(役物作動数、スタート)を特定可能な信号である。第1始動口10又は第2始動口11への入賞により変動(作動)する液晶表示部12(役物)における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスが出力されるので、「スタート信号数×1」をスタートとして特定する。尚、第1始動口10又は第2始動口11への入賞に応じて出力される始動入賞信号を図柄変動と見做してスタート信号としても良い。
「特別状態信号」:遊技機1から出力される特別状態を特定可能な信号である。大当たり確率が向上する確変中等の大当たりを通常状態よりも発生させ易い状態である特別状態中にレベル出力される状態信号(確変信号)であるので、特別状態信号受信中を特別状態中として特定する。尚、第1始動口10又は第2始動口11への入賞率が向上する時短中にレベル出力される状態信号(時短信号)であっても良い。
「売上信号」:表示装置2から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号である。遊技者に対する有価価値を対価とした貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「売上信号数×25」を売上玉数として特定し、「売上玉数×貸出単価(例えば4円)」を売上額として特定する。
「メニュー画面」:「デカ文字台データ」釦20a、「台データ+大当たり履歴」釦20b、「出玉グラフ」釦20cの3個の釦20a〜20cをタッチ釦として形成して表示する「メニュー画面1」と、「30日履歴」釦、「比較データ」釦、「データ一覧」釦の3個の釦をタッチ釦として形成して表示する「メニュー画面2」(図示せず)とを切替表示する表示画面である。「次へ」釦20d又は「戻る」釦20eが押下されることで「メニュー画面1」と「メニュー画面2」とを切替表示する。
「デカ文字台データ画面」:「メニュー画面1」にて「デカ文字台データ」釦20aが押下されることで表示する表示画面であり、出玉グラフと共に周知の遊技項目(大当たり回数等)を大きな文字で表示する。「1日前」釦21a、「2日前」釦21b又は「戻る」釦21cが押下されることで1日前のデータ、2日前のデータを切替表示する。
「出玉グラフ画面」:「メニュー画面1」にて「出玉グラフ」釦20cが押下されることで表示する表示画面であり、本日と過去7日分との出玉グラフを一覧表示する。
「30日履歴画面」:「メニュー画面2」にて「30日履歴」釦が押下されることで表示する表示画面であり、過去30日分の大当たり回数グラフを表示する。
「比較データ画面」:「メニュー画面2」にて「比較データ」釦が押下されることで表示する表示画面であり、対応する遊技機1を除く任意の遊技機1を登録したときに、対応する遊技機1と、その登録した遊技機1との遊技データを比較表示する。
「データ一覧画面」:「メニュー画面2」にて「データ一覧」釦が押下されることで表示する表示画面であり、各遊技機1の出玉グラフ等を表示する。
「保持タイマ」:「メニュー画面」以外の表示画面を継続して表示する時間である。この保持タイマのタイムアップ後は遊技者の操作によらずに「メニュー画面」を表示する。
「切替タイマ」:「メニュー画面」を表示してから作動するタイマであり、この切替タイマ作動中に他の表示画面が選択された場合には「メニュー画面」への切替を操作ログ(詳しくは後述する)に記録しない。
「大当たり切替期間」:大当たり開始から次の表示画面に切替えるまでの期間に対する設定値であり、この大当たり切替期間以内に次の表示画面が切替表示された場合には、その表示画面を遊技者が大当たりの発生に伴い確認したい表示画面であると特定する。
「呼戻期間」:保持タイマのタイムアップによりメニュー画面を表示してからタイムアップ前の表示画面を表示するまでの期間に対する設定値であり、この呼戻期間以内に表示された表示画面を遊技者がタイムアップしたが継続して確認したい表示画面であると特定する。
「時刻」:ログの作成時刻(時刻情報)である。ログとは換言すればレコードである。
「イベント」:ログの作成要因である。
「稼動中」:遊技機1が稼動中であるか否かの情報であり、イベント欄に「稼動開始」を記録したログの直後のログ(次ログ)からイベント欄に「稼動終了」を記録したログまでの期間に該当するログに「○」を記録する。図5では、「NO7」から「NO22」までのログが対応する。
「表示画面」:ログ作成時に表示していた表示画面であり、イベント欄に「画面表示」を記録したログである画面切替ログのうち直前の画面切替ログより特定する。即ち、図5では、「NO10」のログについては直前の画面切替ログが「NO9」のログであるので、「NO9」のログ作成時に表示していた「台データ+大当たり履歴画面」を特定する一方、「NO13」及び「NO14」のログについては直前の画面切替ログが共に「NO12」のログであるので、「NO12」のログ作成時に表示していた「デカ文字台データ画面」を特定する。
「呼戻」:タイムアウト後に同一画面が再度表示されたか否かの情報であり、直前のログがタイムアウト欄に「○」を記録したログであり、更に直前のログから呼戻期間(60秒)以内に前々ログと同一の表示画面をイベント欄に記録したログに「○」を記録する。図5では、「NO9」、「NO16」のログが対応する。
「大当たり切替」:イベント欄に「大当たり開始」を記録したログからの時間間隔が大当たり切替期間(60秒)以内であり、イベント欄に「画面表示」を記録したログに「○」を記録する。図5では、「NO12」、「NO19」のログが対応する。
「稼動中」:稼動中に表示されていた時間である。尚、合計は稼動時間である。
「非稼動中」:非稼動中に切替表示された回数である。
「平均切替期間」:非稼動中に切替表示される間隔である。尚、合計は非稼動時間(営業時間−稼動時間)を示し、「非稼動時間÷非稼動中」の演算式にて演算する。
「タイムアウト」:表示中に稼動状態でタイムアウト(10分)を迎えた回数である。
「呼戻」:タイムアウト後の所定時間(60秒)以内に再度表示された回数である。
「呼戻率」:タイムアウトに対する呼戻の割合であり、「呼戻÷タイムアウト」の演算式にて演算する。
「大当たり切替」:大当たりが開始してから大当たり切替期間(60秒)以内に切替表示された回数である。
「非稼動シェア」:非稼動中における全ての画面切替回数に対する切替表示回数の割合であり、「非稼動中÷非稼動中合計」の演算式にて演算する。
「稼動シェア」:稼動中における表示期間の割合であり、「稼動中÷稼動時間」の演算式にて演算する。
「総合シェア」:非稼動シェアと稼動シェアとの平均値である。
表示装置2は、メイン処理を実行中にあるときにログ情報作成処理を所定周期のタイミングで開始する。表示装置2は、ログ情報作成処理を開始すると、遊技機1側から出力されたアウト信号を中継装置3を介して受信したか否かを判定する(A1)。ここで、表示装置2は、遊技機1側から出力されたアウト信号を中継装置3を介して受信したと判定すると(A1:YES)、稼動タイマを作動開始させ(A2)、稼動中であるか否かを示す稼動フラグを「0」に設定しているか否かを判定する(A3)。
管理装置5は、メイン処理を実行中にあるときにログ情報集計処理を所定周期のタイミングで開始する。管理装置5は、ログ情報集計処理を開始すると、これよりも先に表示装置2から中継装置3を介して受信したログ情報に基づいて以下の処理を行う。即ち、管理装置5は、ログ間の時刻に基づいて集計情報の時間間隔を特定し、その特定した時間間隔を集計情報の時間間隔欄に記録する(B1)。次いで、管理装置5は、イベント欄に「稼動開始」が記録されているログと「稼動終了」が記録されているログとに基づいて稼動期間を特定し、集計情報の稼動中欄にログ毎に「○」又は「×」を記録する(B2)。次いで、管理装置5は、ログ毎にイベント欄に「画面表示」が記録されている直前のログに基づいて表示画面を特定し、集計情報の表示画面欄にログ毎に該当する表示画面を記録する(B3)。
図6に示したログ集計を例えば1時間単位で作成することで、図7に示した利用画面集計を1時間毎に作成しても良い。即ち、単位期間としては、営業日としても良いし時間としても良く、更には1週間単位でもどのような期間を採用しても良い。又、例示した数値等は適宜変更しても良いし、対象となる表示装置2の表示画面等もどのような表示画面を対象としても良い。
ログ情報を作成することなく、図7に示した利用表示画面を表示装置2又は管理装置5にてリアルタイムに作成しても良い。
保持タイマについて、タイムアウト後に「メニュー画面」を表示したが、そのまま継続して同一画面を表示しても良い。又、ログ情報から時間間隔と同一である場合にタイムアウトを特定したが、時間間隔が超過した場合にタイムアウトを特定しても良い。
評価値として非稼動シェアと稼動シェアの平均値である総合シェアを特定したが、両者の合計としたり、一方を他方により除算した値(稼動状態又は非稼動状態の関心度の特定が可能となる)としたりする等、どのような組み合わせにより特定しても良い。
アウト信号以外(例えばスタート信号等)の遊技信号を稼動信号として採用し、稼動タイマを作動させても良い。
遊技開始(稼動開始)の判定を遊技信号により特定したが、会員カードの受付や、別途設ける遊技開始釦の操作等の表示装置2への開始操作の受付に応じて特定しても良い。更に、同等の構成で遊技終了を別途判定するようにしても良い。
対象とする遊技機は例示した以外のパチンコ遊技機やパチスロ遊技機等であっても良い。
表示装置2が行う情報処理の一部又は全部を中継装置3や管理装置5等にて行う構成としても良い。又、管理装置5が行う情報処理の一部を中継装置3や表示装置2にて行う構成としても良い。
Claims (5)
- 遊技機に対応して設けられ、少なくとも対応する遊技機の遊技データを表示するために、遊技者の選択操作に応じて複数種類の表示画面のうち何れかの表示画面を選択的に表示可能な表示手段と、
遊技機側から出力される遊技機の稼動状態を特定可能な稼動信号、及び前記表示手段に対する開始操作の受付けの少なくとも一方により、前記表示手段に対応する遊技機が稼動状態であるか否かを判定する稼動判定手段と、
前記表示手段により選択表示された表示画面が、前記複数種類の表示画面のうち何れの表示画面であるのかを特定可能に、当該表示画面の表示期間を特定する期間特定手段と、
前記稼動判定手段により稼動状態である旨の判定がなされた状態で、前記期間特定手段により特定された表示期間に関わる稼動表示期間情報を表示画面毎に集計する稼動表示期間集計手段と、
前記稼動表示期間集計手段により表示画面毎に集計された稼動表示期間情報を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。 - 前記表示手段における表示画面の継続的な表示期間の閾値である設定表示期間を設定する設定手段を備え、
前記稼動表示期間集計手段は、前記稼動判定手段により稼動状態である旨の判定がなされた状態で、前記期間特定手段により特定された継続した表示期間が前記設定表示期間となった回数、又は前記設定表示期間を超過して前記表示期間が終了した回数である稼動超過表示回数を前記稼動表示期間情報として集計することを特徴とする請求項1に記載した遊技場用システム。 - 前記表示手段は、前記設定表示期間継続して同一の表示画面を表示した場合に、当該表示画面の表示を遊技者の操作によらずに終了可能であり、
前記設定手段は、前記表示手段が前記設定表示期間継続して同一の表示画面を表示することで当該表示画面の表示を終了してから、当該表示画面を再度表示するまでの期間についての閾値である呼戻期間を設定し、
前記稼動表示期間集計手段は、前記稼動判定手段により稼動状態である旨の判定がなされた状態で、前記表示手段が前記設定表示期間継続して同一の表示画面を表示することで当該表示画面の表示を終了してから、当該表示画面を再度表示するまでの期間が前記呼戻期間に達しなかった回数である呼戻回数、又は前記稼動超過表示回数に対する呼戻回数の割合を前記稼動表示期間情報として集計することを特徴とする請求項2に記載した遊技場用システム。 - 前記稼動判定手段により稼動状態でない旨の判定がなされた状態で、前記表示手段が遊技者の選択操作に応じて表示画面を切替表示した回数である非稼動切替回数を表示画面毎に集計する非稼動集計手段と、
表示画面毎に評価値を演算する評価値演算手段と、を備え、
前記稼動表示期間集計手段は、前記稼動判定手段により稼動状態である旨の判定がなされた状態で、前記期間特定手段により特定された表示期間である稼動表示期間を表示画面毎に集計し、
前記評価値演算手段は、前記稼動表示期間集計手段により集計された稼動表示期間が、前記稼動判定手段により稼動状態である旨の判定がなされている期間である稼動期間に占める割合を表す稼動シェアを表示画面毎に特定する一方、前記非稼動集計手段により集計された表示画面毎の非稼動切替回数が、全ての表示画面の非稼動切替回数の合計値に占める割合を表す非稼動シェアを表示画面毎に特定し、それら稼動シェアと非稼動シェアとを組み合わせることで表示画面毎の前記評価値を演算し、
前記出力手段は、前記評価値演算手段により演算された表示画面毎の評価値を前記稼動表示期間情報と比較可能に出力することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載した遊技場用システム。 - 前記表示手段に対応して設けられ、前記表示手段が表示画面を切替えた場合、前記稼動判定手段が非稼動状態から稼動状態になった旨の判定である稼動開始判定を行った場合、及び前記稼動判定手段が稼動状態から非稼動状態になった旨の判定である稼動終了判定を行った場合に、その時刻を特定可能な時刻情報を対応付けて表示対象となる表示画面を特定可能なログ情報を作成するログ情報作成手段を備え、
前記期間特定手段は、前記表示手段が表示画面を切替えた旨のログ情報である画面切替ログにより表示画面の切替えを特定し、その画面切替ログに対応する時刻情報と、その画面切替ログの次の画面切替ログの時刻情報とにより、当該画面切替ログに対応した表示画面の表示期間を特定し、
前記稼動表示期間集計手段は、前記ログ情報作成手段により作成されたログ情報に基づいて、稼動開始判定がなされた旨のログ情報、及び稼動終了判定がなされた旨のログ情報に対応する時刻情報により稼動状態である旨の判定がなされている期間である稼動期間を特定し、当該稼動期間において前記期間特定手段により特定された表示期間を表示画面毎に集計することで稼動表示期間情報を集計することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載した遊技場用システム。
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