JP2011103258A - バッテリパック - Google Patents

バッテリパック Download PDF

Info

Publication number
JP2011103258A
JP2011103258A JP2009258440A JP2009258440A JP2011103258A JP 2011103258 A JP2011103258 A JP 2011103258A JP 2009258440 A JP2009258440 A JP 2009258440A JP 2009258440 A JP2009258440 A JP 2009258440A JP 2011103258 A JP2011103258 A JP 2011103258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
circuit board
cylindrical battery
cylindrical
battery pack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009258440A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyo Morita
秀世 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2009258440A priority Critical patent/JP2011103258A/ja
Publication of JP2011103258A publication Critical patent/JP2011103258A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】温度センサを円筒形電池の表面に好ましい状態で熱結合状態に固定しながら、絶縁ホルダーの内部に配置している回路基板に電気接続する。
【解決手段】バッテリパックは、一対の円筒形電池1の間に配置してなる絶縁ホルダー3に、保護回路51を実装してなる回路基板4を配置すると共に、各々の円筒形電池1の温度を検出する一対の温度センサ19を回路基板4に連結して外装ケース2に収納している。バッテリパックは、温度センサ19で円筒形電池1の温度を検出して、保護回路51が円筒形電池1の充放電を制御している。絶縁ホルダー3は、対向壁31の間に配置された回路基板4に連結された温度センサ19のリード線19Bを対向壁31の内側から外側に案内する一対の引き出し穴40を有し、各々の温度センサ19のリード線19Bを引き出し穴40に挿通して、リード線19Bの温度検出部19Aを円筒形電池1の表面の湾曲面に熱結合している。
【選択図】図5

Description

本発明は、外装ケースに一対の円筒形電池を内蔵してなるバッテリパックに関し、とくに外部に接続される電子機器に電力を供給する携帯式の電源に最適なバッテリパックに関する。
内部に一対の円筒形電池を内蔵するバッテリパックは開発されている(特許文献1参照)。この公報のバッテリパックは、携帯式の電源に使用されるもので、その分解斜視図を図1に示している。このバッテリパックは、一対の円筒形電池101の間に絶縁ホルダー103を配置して、この絶縁ホルダー103でもって円筒形電池101と回路基板104とを定位置に配置して電池組立109とし、この電池組立109を外装ケース102に収納している。
特開2009−131089号公報
図1に示すバッテリパックは、円筒形電池の温度を検出して電池温度で充放電をコントロールすることで、電池を安全に、しかも劣化を少なくして使用できる。このことを実現するバッテリパックは、電池温度で充放電をコントロールする保護回路を回路基板に実装すると共に、電池温度を検出するサーミスタ等の温度センサを電池表面に熱結合状態に固定する必要がある。保護回路は、温度センサで検出される電池温度で電池の充放電の電流をコントロールする。たとえば、電池温度が最高温度よりも高くなると充放電の電流を減少又は遮断し、また、電池温度が最低温度よりも低くなると充放電の電流を減少又は遮断して電池を保護しながら充放電する。このことを実現するには、電池温度を正確に検出することが大切である。ところが、図1に示すバッテリパックは、回路基板104を絶縁ホルダー103の内側に配置するので、この回路基板の保護回路に温度センサを接続しながら、これを電池の表面に好ましい状態で熱結合状態に固定するのに手間がかかる欠点があった。それは、温度センサの温度検出部を絶縁ホルダーの外側に配置して電池の表面に接触する状態で固定し、この温度検出部に連結しているリード線の端部を絶縁ホルダーの外側から内側に引き回して回路基板の保護回路に接続するからである。
本発明は、従来の以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、温度センサを円筒形電池の表面に好ましい状態で熱結合状態に固定して電池温度を正確に検出しながら、温度センサを簡単かつ容易に、しかも確実に安定して絶縁ホルダーの内部に配置している回路基板に電気接続できるバッテリパックを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の請求項1のバッテリパックは、充電できる一対の円筒形電池1と、この円筒形電池1に接続されて円筒形電池1の保護回路51を実装してなる回路基板4と、一対の円筒形電池1を互いに平行な姿勢で所定の間隔離して間に収納スペース6ができるように配設すると共に、この収納スペース6の定位置に回路基板4を配置してなる絶縁ホルダー3と、この絶縁ホルダー3の回路基板4に連結されて、円筒形電池1の表面に熱結合されて各々の円筒形電池1の温度を検出する一対の温度センサ19と、絶縁ホルダー3の両側に一対の円筒形電池1を配置してなる電池組立9を収納している外装ケース2を備えている。バッテリパックは、温度センサ19でもって各々の円筒形電池1の温度を検出し、この検出温度でもって、保護回路51が円筒形電池1の充放電を制御している。絶縁ホルダー3は、互いに平行に配設している一対の円筒形電池1の対向面に沿う対向壁31を有すると共に、この対向壁31の間に回路基板4を配置して、この回路基板4に温度センサ19のリード線19Bの端部を連結している。さらに、絶縁ホルダー3は、温度センサ19のリード線19Bを対向壁31の内側から外側に案内する一対の引き出し穴40を有し、各々の温度センサ19のリード線19Bをこの引き出し穴40に挿通して、リード線19Bの先端に設けてなる温度検出部19Aを円筒形電池1の表面の湾曲面に熱結合している。
本発明の請求項2のバッテリパックは、充電できる1本の円筒形電池1と、この円筒形電池1に接続されて、円筒形電池1の保護回路50を実装してなる回路基板4と、円筒形電池1を内蔵する外装ケース62と、この円筒形電池1を外装ケース62の側壁81Aから所定の間隔離して間に収納スペース66ができるように配設すると共に、この収納スペース66の定位置に回路基板4を配置してなる絶縁ホルダー63と、この絶縁ホルダー63の回路基板4に連結されて円筒形電池1の表面に熱結合されて円筒形電池1の温度を検出する温度センサ19とを備えている。バッテリパックは、絶縁ホルダー63の片側に円筒形電池1を配置してなる電池組立69を外装ケース62に収納している。バッテリパックは、温度センサ19でもって円筒形電池1の温度を検出し、この検出温度でもって、保護回路50が円筒形電池1の充放電を制御している。絶縁ホルダー63は、円筒形電池1の対向面に沿う電池側の対向壁91と、外装ケース62の側壁81Aに沿う側壁側の対向壁90とを有しており、電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90の間に回路基板4を配置して、この回路基板4に温度センサ19のリード線19Bの端部を連結している。さらに、絶縁ホルダー63は、温度センサ19のリード線19Bを電池側の対向壁91の内側から外側に案内する引き出し穴40を有し、温度センサ19のリード線19Bをこの引き出し穴40に挿通して、リード線19Bの先端に設けてなる温度検出部19Aを円筒形電池1の表面の湾曲面に熱結合している。
本発明のバッテリパックは、温度センサを円筒形電池の表面に好ましい状態で熱結合状態に固定して電池温度を正確に検出しながら、温度センサを簡単かつ容易に、しかも確実に安定して絶縁ホルダーの内部に配置している回路基板に電気接続できる特徴がある。それは、本発明のバッテリパックが、回路基板にリード線の端部を連結している温度センサを、絶縁ホルダーの引き出し穴から外部に引き出して、その先端に設けている温度検出部を円筒形電池の表面に接近できるからである。すなわち、本発明のバッテリパックは、温度センサのリード線の端部をハンダ付けなどの方法で回路基板に連結し、温度センサのリード線を引き出し穴に挿通しながら、回路基板を絶縁ホルダーの定位置に連結することで、温度センサの温度検出部を円筒形電池の表面に接近して配置できるからである。
本発明のバッテリパックは、外装ケース2、62が、第1の表面プレート20A、80Aと第2の表面プレート20B、80Bの周囲に周壁21、81を設けた形状として、その内部に電池組立9、69を収納し、絶縁ホルダー3、63が、外装ケース2、62の第1の表面プレート20A、80Aの内面に対向する位置に回路基板4を配置して、温度センサ19の温度検出部19Aを第2の表面プレート20B、80Bの内側に対向する円筒形電池1の表面に熱結合することができる。
以上のバッテリパックは、温度センサの固定された回路基板を外装ケースに連結して、温度センサの温度検出部を円筒形電池の表面に接近できる。
本発明のバッテリパックは、絶縁ホルダー3、63が、回路基板4の両側で引っ掛けて定位置に保持する係止フック36をプラスチックでもって一体的に成形して設けて、この係止フック36でもって回路基板4を定位置に配置することができる。
以上のバッテリパックは、絶縁ホルダーの係止フックで回路基板を定位置に配置して、温度センサの温度検出部を円筒形電池への熱結合位置に配置できるので、より簡単に能率よく組み立てできる。
本発明のバッテリパックは、温度センサ19が、弾性変形できる可撓性のあるリード線19Bの先端部に温度検出部19Aを連結したものとして、リード線19Bを対向壁31、91の内面に沿って回路基板4から引き出し穴40に伸びるように配置し、かつ引き出し穴40から引き出して円筒形電池1の表面に向かって外側に折曲して温度検出部19Aを円筒形電池1の表面に熱結合状態に固定することができる。
以上のバッテリパックは、温度センサを絶縁ホルダーの引き出し穴に挿入しながら、回路基板を絶縁ホルダーの定位置に配置することで、温度センサの温度検出部を円筒形電池の表面に接近し、さらに、リード線を折曲することで温度検出部を円筒形電池の表面に接近してより好ましい状態で熱結合できる特徴がある。
本発明のバッテリパックは、温度センサ19の温度検出部19Aを、熱伝導ペースト17を介して円筒形電池1の表面に熱結合し、かつ、この熱伝導ペースト17を引き出し穴40に充填してリード線19Bを絶縁ホルダー3に固定することができる。
以上のバッテリパックは、温度センサの温度検出部を理想的な状態で円筒形電池の表面に熱結合状態に固定し、さらに、この状態を長期間にわたって安定して保持して、電池温度を正確に検出できる。
本発明のバッテリパックは、絶縁ホルダー3が、一対の対向壁31と、外装ケース2の第2の表面プレート20Bの内側にあって一対の対向壁31を連結してなる連結プレート32と、一対の対向壁31の両端部に設けている端面プレート33とを有して、連結プレート32の両側部であって対向壁31とのコーナー部に一対の引き出し穴40を設けることができる。
以上のバッテリパックは、引き出し穴を円筒形電池の熱結合位置に接近して、温度検出部をより確実に円筒形電池の表面に熱結合状態に固定できる。それは、引き出し穴から絶縁ホルダーの外部に引き出された短いリード線を介して温度検出部を円筒形電池の表面に熱結合状態に固定できるからである。
本発明のバッテリパックは、絶縁ホルダー63が、電池側の対向壁91と、側壁側の対向壁90と、外装ケース62の第2の表面プレート80Bの内側にあって電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90とを連結してなる連結プレート92と、電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90の両端部に設けている端面プレート93とを有して、連結プレート92の側部であって電池側の対向壁91とのコーナー部に引き出し穴40を設けることができる。
以上のバッテリパックは、引き出し穴を円筒形電池の熱結合位置に接近して、温度検出部をより確実に円筒形電池の表面に熱結合状態に固定できる。それは、引き出し穴から絶縁ホルダーの外部に引き出された短いリード線を介して温度検出部を円筒形電池の表面に熱結合状態に固定できるからである。
本発明のバッテリパックは、バッテリパックを携帯式の電源とし、これに接続される電子機器に電力を供給する電源コネクタ5を有することができる。
以上のバッテリパックは、携帯式の電源として便利に持ち運びして利用できる。
本発明のバッテリパックは、電源コネクタ5をUSBコネクタ5Aとすることができる。
このバッテリパックは、USBコネクタに接続できる全ての電子機器に電力を供給して便利に使用できる。
本出願人が先に出願したバッテリパックを示す分解斜視図である。 本発明の一実施例にかかるバッテリパックの斜視図である。 図2に示すバッテリパックを下側から見た背面斜視図である。 図2に示すバッテリパックのIV−IV線断面図である。 図2に示すバッテリパックのV−V線断面図である。 図2に示すバッテリパックのVI−VI線断面図である。 図2に示すバッテリパックのVII−VII線断面図である。 図2に示すバッテリパックの分解斜視図である。 図8に示すバッテリパックを下側から見た分解斜視図である。 図8に示すバッテリパックの円筒形電池と絶縁ホルダーの連結状態を示す分解斜視図である。 図10に示すバッテリパックを下側から見た背面斜視図である。 図2に示すバッテリパックの第1外装ケースを外した分解斜視図である。 本発明の一実施例にかかるバッテリパックの回路図である。 図8に示す絶縁ホルダーの平面図である。 本発明の他の実施例にかかるバッテリパックの斜視図である。 図15に示すバッテリパックを下側から見た背面斜視図である。 図15に示すバッテリパックのXVII−XVII線断面図である。 図15に示すバッテリパックのXVIII−XVIII線断面図である。 図15に示すバッテリパックの分解斜視図である。 図19に示すバッテリパックを下側から見た分解斜視図である。 図20に示すバッテリパックの円筒形電池と絶縁ホルダーの連結状態を示す分解斜視図である。 図21に示すバッテリパックを上側から見た背面斜視図である。 本発明の一実施例にかかるバッテリパックの回路図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのバッテリパックを例示するものであって、本発明はバッテリパックを以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
本発明のバッテリパックは、電源コネクタを介して接続される外部の電子機器に電力を供給して、接続される電子機器に内蔵している電池を充電する携帯式の電源に使用される。ただ、本発明のバッテリパックは、用途を携帯式の電源には特定せず、たとえば、二次電池を内蔵してなる種々の用途の携帯機器、たとえば、ひげ剃り機などの種々のものに使用できる。
携帯式の電源に使用されるバッテリパックは、図2と図3に示すように、外部に接続される電子機器に電力を供給する電源コネクタ5を備えている。図のバッテリパックは、電源コネクタ5としてUSBコネクタ5Aを備える。ただ、電源コネクタはUSBコネクタには特定されない。電源コネクタには、外部に接続される電子機器に電力を供給できる、USBコネクタ以外のコネクタ、例えば、携帯電話に接続される電源端子を接続するコネクタ等を使用することもできる。さらに、図のバッテリパックは、内蔵している円筒形電池1を充電するための電源コネクタ7も備える。
図2ないし図12に示すバッテリパックは、一対の円筒形電池1と回路基板4と絶縁ホルダー3からなる電池組立9を外装ケース2に内蔵している。さらに、このバッテリパックの電池組立9は、一対の円筒形電池1を互いに平行な姿勢で所定の間隔離して、その間に収納スペース6ができるように絶縁材の絶縁ホルダー3で配設して、この絶縁ホルダー3でもって回路基板4と円筒形電池1を定位置に配置している。
回路基板4は、図13に示すように、円筒形電池1の充放電を制御する保護回路50を実装している。保護回路50は、電池温度と電池の電圧を検出して電池の充放電をコントロールする。電池の温度は、円筒形電池1の表面に熱結合状態に固定している温度センサ19で検出される。したがって、保護回路50には温度センサ19を接続している。バッテリパックは、一対の円筒形電池1を備えるので、各々の電池の温度を検出するために、一対の温度センサ19を各々の円筒形電池1に熱結合状態に固定している。保護回路50は、電池の充放電電流を制限する温度を記憶するメモリ51を備えている。メモリ51は、電池の温度に対する許容電流を記憶している。許容電流は、その温度において電池に流すことができる最大電流であって、この電流よりも少ない電流で使用される。したがって、保護回路50は、電池温度から電池を充放電する電流を許容電流よりも小さく制御して電池を保護する。また、保護回路50は、電池の充放電を許容する最高温度と最低温度を記憶して、この最高温度と最低温度との間で充放電を許容するように制御することもできる。最高温度と最低温度は、電池の種類により最適温度に設定され、たとえばリチウムイオン電池においては、最高温度を約60℃〜70℃、最低温度を約−10℃〜0℃とすることができる。
さらに、保護回路50は、円筒形電池1の電圧を検出して充放電を制御する。この保護回路50は、充電している電池の電圧が最高電圧まで上昇すると充電を停止し、また、放電している電池の電圧が最低電圧まで低下すると放電を停止する。図13に示す保護回路50は、電池温度や電池電圧の異常を検出すると、充電回路54を制御して電池の充電を停止し、また、スイッチング回路59を制御して電池の放電を停止する。
さらに、図4、図8、及び図9の回路基板4は、両方の端部に電源コネクタ5、7を固定している。回路基板4は、2段重ねにして標準USBコネクタ5aを一端に設けて、他端にはミニUSBコネクタ5bと、円筒形電池1を充電する電力を供給するために充電コネクタ7Aである電源コネクタ7とを固定している。USBコネクタ5Aの電源コネクタ5は、回路基板4を介して円筒形電池1に接続されて、円筒形電池1の電力を、電源コネクタ5を介して外部に接続される電子機器に供給する。回路基板4は、図13に示すように、円筒形電池1の出力電圧を調整してUSBコネクタ5Aである電源コネクタ5に出力する電圧調整回路52を実装している。この電圧調整回路52は、円筒形電池1の出力電圧を5Vに安定化して出力するDC/DCコンバータ53である。
外装ケース2は、第1の表面プレート20Aと第2の表面プレート20Bの周囲に周壁21を設けた形状であって、その内部に電池組立9を収納している。図2ないし図12の外装ケース2は、第1外装ケース2Aと第2外装ケース2Bからなる。第1外装ケース2Aに設けている第1の表面プレート20Aと、第2外装ケース2Bに設けている第2の表面プレート20Bは四角形で、第1の表面プレート20Aと第2の表面プレート20Bの間に、平行に並べた2本の円筒形電池1を収納している。外装ケース2の両側部分に位置する周壁21は、円筒形電池1の表面に沿う湾曲面としている。外装ケース2の周壁21は、表面プレート20の両側に設けた側壁21Aと、その両端部に設けた端面壁21Bとからなる。図の外装ケース2は、側壁21Aを円筒形電池1の表面に沿って湾曲する形状として、端面壁21Bを平面状としている。第1外装ケース2Aと第2外装ケース2Bは、側壁21Aと端面壁21Bとからなる周壁21を一体的に成形して設けた形状に、プラスチックを成形して製作している。
第1外装ケース2Aと第2外装ケース2Bは、互いに周壁21の開口端を連結して、内部を閉鎖する構造に連結している。図の外装ケース2は、第1外装ケース2Aと第2外装ケース2Bを止ネジ25で連結して固定している。止ネジ25をねじ込んで連結するために、第2外装ケース2Bは、第2の表面プレート20Bの内面に突出して、止ネジ25を挿通する挿入ボス26を一体的に成形して設けて、第1外装ケース2Aは、第1の表面プレート20Aの内面に突出するように、止ネジ25をねじこむ連結ボス27を一体的に成形して設けている。止ネジ25は、第2外装ケース2Bの外側面に設けた挿入凹部28から挿入ボス26に挿入されて、第2外装ケース2Bを貫通し、連結ボス27にねじ込まれて、第1外装ケース2Aと第2外装ケース2Bを連結する。互いに連結される第1外装ケース2Aと第2外装ケース2Bの周壁21は、開口端を超音波溶着し、あるいは接着し、あるいは係止構造として確実に連結できる。さらに、第2外装ケース2Bの表面には、ラベル14を付着して止ネジ25を挿入する挿入凹部28を外側から見えなくしている。
外装ケース2は、一方の端面壁21Bに、2組のUSBコネクタ5Aを2段積みにして外部に表出させる2個のコネクタ窓22を開口して、他方の端面壁21Bには、ひとつのミニUSBコネクタ5bのコネクタ窓22と充電コネクタ7Aである電源コネクタ7のコネクタ窓23とを開口している。さらに、第1外装ケース2Aは、押しボタンスイッチ8を外部に表出するためのスイッチ窓24を第1の表面プレート20Aに開口している。
円筒形電池1はリチウムイオン電池である。ただし、円筒形電池には、リチウムイオン電池に代わって、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池などの充電できる全ての電池とすることもできる。図のバッテリパックは、円筒形電池1を外装ケース2の内部に固定している。ただ、バッテリパックは、図示しないが、ケースを開閉できる構造とし、かつ円筒形電池を交換できる構造とすることができる。このバッテリパックは、円筒形電池を単三タイプの電池とする。このバッテリパックは、市販されている単三タイプの一次電池や二次電池をセットして便利に使用できる。
絶縁ホルダー3は、回路基板4と電源コネクタ5を円筒形電池1の間の収納スペース6に配置し、さらに、一対の円筒形電池1の間隔が広くなる外側部には回路基板4を配設して、回路基板4よりも内側部に電源コネクタ5を配設している。絶縁ホルダー3は、絶縁材のプラスチックを成形して制作される。絶縁ホルダー3は、その長手方向を外装ケース2の側壁21Aと平行な姿勢として、外装ケース2の中央部に配設される。絶縁ホルダー3は、外装ケース2の両端に設けている一対の端面壁21Bの間に配設されて、外装ケース2の両端の端面壁21Bで長手方向の位置ずれを阻止している。したがって、図4、及び図8ないし図12の絶縁ホルダー3は、長手方向の長さ、すなわちその全長を、対向する端面壁21Bの内側間隔として、端面壁21Bの間に配設している。
絶縁ホルダー3は、その内側の定位置に回路基板4を配置して、両側に一対の円筒形電池1を配置する。図5ないし図9、及び図14の絶縁ホルダー3は、両側の対向壁31と、対向壁31を連結する連結プレート32と、対向壁31と連結プレート32の両端に設けている端面プレート33とをプラスチックで一体的に成形している。両側の対向壁31は、互いに平行に配設されて、その外側に配置される円筒形電池1の表面に沿う形状としている。連結プレート32は、外装ケース2の第2の表面プレート20Bの内側にあって、両側の対向壁31をその片側で連結している。端面プレート33は、一対の対向壁31と連結プレート32の端部に連結するように設けられる。図8と図9の絶縁ホルダー3は、2段積みにして標準USBコネクタ5aを一端に設けているので、この端部には端面プレート33を設けていない。充電コネクタ7Aである電源コネクタ7とミニUSBコネクタ5bとを設けている端部にのみ端面プレート33を設けている。
対向壁31は、第2の表面プレート20B側を平面部31Aとして、第1の表面プレート20A側を湾曲部31Bとして、平面部31Aの片側を連結プレート32に連結している。すなわち、図5ないし図9の対向壁31は、片側を平面部31Aとして、その反対側を湾曲部31Bとして、平面部31Aを連結プレート32に連結している。湾曲部31Bは、円筒形電池1の表面に沿って湾曲するので、第1の表面プレート20Aに向かって、その内幅が広くなる。内幅が広くなる湾曲部31Bの第1の表面プレート20A側に、回路基板4を連結している。この形状の絶縁ホルダー3は、対向壁31を円筒形電池1に沿う形状として円筒形電池1を安定して定位置に配置しながら、湾曲部31Bに回路基板4を配置することで、幅の広い、すなわち多数の電子部品を実装する回路基板4を配置できる。また、ここに配設される回路基板4は、第1の表面プレート20Aとの対向面の反対側の面である内面に突出して、電子部品を配置できる。ここに配置される電子部品は、回路基板4と一対の対向壁31の内側にできるスペースに有効に配置される。
回路基板4は、連結プレート32と平行な姿勢で、一対の対向壁31の内側に連結される。回路基板4を定位置に配置するために、一対の対向壁31は、回路基板4の両側に位置して、回路基板4の表面よりも突出する一対の保持リブ34を設けて、これらの保持リブ34の対向する内側に段差部35と係止フック36とを設けている。係止フック36は、絶縁ホルダー3に一体的に成形して設けている。段差部35は、ここに回路基板4の両側を載せて定位置に配置する。したがって、段差部35は、図5に示すように、回路基板4を配置する載せ部38の内幅(W1)を回路基板4の横幅(W2)よりもわずかに狭くし、また、一対の保持リブ34の間隔(W3)を回路基板4の横幅(W2)よりもわずかに広くして、ここに回路基板4を載せて配置できるようにしている。係止フック36は、対向壁31の内面に突出して設けられて、載せ部38に配置する回路基板4の外面を抜けないように係止する。回路基板4が載せ部38にセットされるとき、対向壁31が弾性変形して回路基板4を係止フック36に通過させる。係止フック36は、回路基板4を段差部35の載せ部38に載せる状態で、回路基板4の表面を係止する位置に設けられる。絶縁ホルダー3は、回路基板4の両側を複数の係止フック36で抜けないように係止する。図8と図14の絶縁ホルダー3は、回路基板4の両側に位置して、両側の保持リブ34に各々2組の係止フック36を設けて、4個の係止フック36で回路基板4を抜けないように定位置に係止している。係止フック36を対向壁31に一体的に成形して設けるために、絶縁ホルダー3は係止フック36を設けている対向壁31の湾曲部31Bに型抜き孔39を設けている。型抜き孔39は、連結プレート32に直交する方向に開口されて、絶縁ホルダー3の係止フック36を成形する金型を、対向壁31の平面部31Aの方向に型抜きして脱型する。この構造の絶縁ホルダー3は、簡単な金型で、係止フック36を一体的に成形して設けることができる。
さらに、絶縁ホルダー3は、図6、図8、図9、及び図13に示すように、対向壁31の内側に配置している回路基板4にリード線19Bを連結している温度センサ19の温度検出部19Aを、絶縁ホルダー3の外側に配置している円筒形電池1に熱結合するために、リード線19Bの引き出し穴40を設けている。各々の温度センサ19のリード線19Bが引き出し穴40に挿通されて、リード線19Bの先端に設けている温度検出部19Aが円筒形電池1の表面の湾曲面に熱結合されている。2個の温度センサ19が各々の円筒形電池1の表面に熱結合して配置されるので、絶縁ホルダー3は、各々の温度センサ19のリード線19Bを挿通する一対の引き出し穴40を設けている。引き出し穴40は、リード線19Bの端部を回路基板4に連結している位置の真下(図5参照)に設けている。この引き出し穴40は、温度センサ19のリード線19Bを回路基板4に垂直姿勢に連結して、温度検出部19Aとリード線19Bの先端部を簡単に引き出し穴40に挿通できる。とくに、回路基板4を連結プレート32と平行な姿勢で絶縁ホルダー3に固定して、温度センサ19を先端からスムーズに引き出し穴40に挿通できる。引き出し穴40は、温度センサ19を温度検出部19Aからスムーズに挿入できるように、その内形を、挿入するリード線19Bの外面との間に1mm〜3mm、好ましくは約2mmの隙間ができる内形としている。
図5の回路基板4は、その両側部に温度センサ19を連結しているので、引き出し穴40は連結プレート32の両側部であって対向壁31とのコーナー部に設けている。引き出し穴40に挿通される温度センサ19のリード線19Bは、可撓性があって変形できる。温度センサ19のリード線19Bは、回路基板4に垂直姿勢に固定されて、対向壁31の平面部31Aの内面に沿って垂直方向に伸びて引き出し穴40に挿通され、引き出し穴40から絶縁ホルダー3の外部に引き出されて、円筒形電池1の表面に向かって外側に折曲されて温度検出部19Aを円筒形電池1の表面に熱結合状態に固定する。図5、図8、及び図14の引き出し穴40は、連結プレート32の両側から対向壁31の平面部31Aまで伸びるように開口している。対向壁31まで伸びるように設けられた引き出し穴40は、温度センサ19の温度検出部19Aを好ましい状態で円筒形電池1に熱結合できる。それは、図5に示すように、引き出し穴40から引き出されたリード線19Bが第2の表面プレート20Bの内面から内側に離されて、すなわち第2の表面プレート20Bと温度検出部19Aとの間に、熱伝導ペースト17を充填する充填隙間16を設けることができ、また、引き出し穴40から引き出されたリード線19Bを短くして、先端の温度検出部19Aを円筒形電池1の表面に熱結合できるからである。
温度センサ19の温度検出部19Aを円筒形電池1の表面に接近する状態で、温度検出部19Aを熱伝導ペースト17を介して円筒形電池1の表面により好ましい状態で熱結合する。さらに、この熱伝導ペースト17は、引き出し穴40にも充填されて、リード線19Bを絶縁ホルダー3の定位置に保持する。また、充填隙間16にも熱伝導ペースト17が充填される。図5のバッテリパックは、充填隙間16に熱伝導ペースト17を充填する状態で、熱伝導ペースト17の表面に両面接着テープ18を付着して、電池組立9としている。この電池組立9が外装ケース2に収納されて、両面接着テープ18は、外装ケース2の内面、すなわち第2の表面プレート20Bの内面に接着される。したがって、この構造のバッテリパックは、電池組立9を外装ケース2に移動しない状態で確実に固定しながら、第2の表面プレート20Bを介して温度センサ19の温度検出部19Aを円筒形電池1の表面に熱結合状態に保持できる。
さらに、絶縁ホルダー3は、外装ケース2の定位置に連結するために、外装ケース2と対向壁31とを嵌合構造で連結している。嵌合構造は、外装ケース2の第1の表面プレート20Aに設けた嵌着凸部29と、絶縁ホルダー3の対向壁31に設けた嵌着凹部41で構成し、嵌着凸部29を嵌着凹部41に案内して、絶縁ホルダー3を外装ケース2の定位置に配置している。絶縁ホルダー3は、対向壁31の湾曲部31Bの端縁部であって、第1の表面プレート20Aに接触する面に嵌着凹部41を設けている。図5ないし図8、及び図12に示す絶縁ホルダー3は、湾曲部31Bの端縁部であって、対向する保持リブ34の外側に長手方向に伸びる溝形の嵌着凹部41を設けている。この嵌着凹部41に挿通される嵌着凸部29は、図5ないし図7、及び図9に示すように、第1の表面プレート20Aの内面に突出して設けている。溝形の嵌着凹部41に案内するために、嵌着凸部29は細長い凸条としている。
さらに、絶縁ホルダー3を外装ケース2の定位置に配置するために、絶縁ホルダー3には位置決め穴42を設けている。位置決め穴42は、絶縁ホルダー3の連結プレート32に設けている。さらに、連結プレート32は、内面に突出するようにガイドボス43を一体的に成形して設けて、このガイドボス43の中心に位置決め穴42を設けている。位置決め穴42は、絶縁ホルダー3を外装ケース2の定位置に配置して、外装ケース2の挿入ボス26が挿通される位置に設けている。ガイドボス43の中心に設けている位置決め穴42に、外装ケース2の挿入ボス26が挿通されて、絶縁ホルダー3は外装ケース2の定位置に配置される。したがって、位置決め穴42の内形は、挿入ボス26の外径にほぼ等しく、挿入ボス26が位置決め穴42に挿通されて、絶縁ホルダー3を外装ケース2の定位置に配置できる構造としている。
さらに、絶縁ホルダー3は、図6に示すように、回路基板4の両側に配設される保持リブ34に、押しボタンスイッチ8を橋渡し状態に連結している。押しボタンスイッチ8は、回路基板4に固定しているスイッチ55を押してオンオフに切り変える。スイッチ55は、図13に示すように、回路基板に実装している電池の残容量検出回路56に表示信号を出力して、残容量を表示させる。残容量検出回路56は、発光ダイオード57の点灯色や点灯状態で電池の残容量を表示する。残容量検出回路56は、スイッチ55から表示信号が入力されると、一定の時間、発光ダイオード57を点灯して残容量を表示する。また、スイッチ55は、電圧調整回路52を動作状態に切り換えることもできる。スイッチ55のオンオフ信号で残容量を表示し、また電圧調整回路52の動作状態を切り換えるバッテリパックは、スイッチ55を短く押すと残容量を表示し、スイッチ55を長く押すと電圧調整回路52を動作状態に切り換えることができる。電圧調整回路52は、スイッチ55から入力されるオン信号が設定時間よりも長いことを判定して、動作状態に切り換えられる。このバッテリパックは、スイッチ55を長く押さない状態で電圧調整回路52を動作しない状態に保持できるので、電源コネクタ5に電子機器を接続しない状態で、電池の無駄な消費を防止できる。それは、電圧調整回路52が動作状態にあると負荷に電子機器を接続しない状態で電力を消費するからである。
さらに、図の絶縁ホルダー3は、回路基板4に固定されるスイッチ55の下方に位置して、回路基板4の下面を支持する支持ボス44を連結プレート32に一体成形して設けている。この構造は、スイッチ55が固定された回路基板4の下方を支持ボス44で支持するので、押しボタンスイッチ8を軽く押して、スイッチ55を確実に操作できる。
さらに、図4、図6、図8及び図11に示す回路基板4は、押しボタン8との対向面に、可撓性がある遮光性の絶縁シート15を配設している。この絶縁シート15は、貫通孔15Aを有し、この貫通孔15Aからスイッチ55を表出させる状態で配設している。この絶縁シート15には、たとえば、ポリエステル等のプラスチックシートが使用できる。この絶縁シート15は、静電気の放電経路を長くして、静電気による放電を防止しながら、外装ケース2内で点灯する発光ダイオード57の光がスイッチ窓24から外部に漏れるのを防止する。
図13は、回路基板4に実装される電子部品の回路図を示す。この回路基板4は、充電コネクタ7Aである電源コネクタ7から入力される電力で円筒形電池1を充電する充電回路54と、この充電回路54で充電される円筒形電池1の電圧を所定の電圧に安定化して出力する電圧調整回路52であるDC/DCコンバータ53と、温度センサ19で検出される各々の円筒形電池1の検出温度と、電池の電圧とから円筒形電池1の充放電を制御する保護回路50とを備える。
充電回路54は、充電コネクタ7Aに接続される電源アダプタ(図示せず)から供給される電力で円筒形電池1を充電する。円筒形電池をリチウムイオン電池とするバッテリパックにあっては、この充電回路が定電流定電圧充電して円筒形電池を満充電する。また、円筒形電池をニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池とするバッテリパックにあっては、充電回路が定電流充電して円筒形電池を満充電する。さらに、充電回路54は、円筒形電池1の満充電を検出して充電を停止する。
さらに、図13の回路図に示す回路基板4は、円筒形電池1と電圧調整回路52との間に、電源スイッチ58を接続している。この電源スイッチ58は、スイッチング回路59でオンオフに制御される。スイッチング回路59は、スイッチ55から入力される信号で電源スイッチ58をオンオフに切り変える。スイッチング回路59は、スイッチ55から一定の時間オン信号が入力されると電源スイッチ58をオンに切り換えて、円筒形電池1の出力を電圧調整回路52に出力する。この状態で電圧調整回路52は動作状態となって、出力側に接続している電源コネクタ5に安定化された電力を供給する。スイッチング回路59は、電源コネクタ5に接続している電子機器が外されると、電源コネクタ5から電子機器が外されたことを、出力電流で検出できる。電子機器が外されると出力電流が0Aとなるからである。
さらに、図の回路基板4は、電池の残容量を検出する残容量検出回路56も実装している。この残容量検出回路56は、電池の電圧や電池の電流から残容量を演算して、発光ダイオード57の発光色や点灯個数で残容量を表示する。この残容量検出回路56は、スイッチ55からオン信号が入力されると、発光ダイオード57を点灯して所定の時間にわたって残容量を表示する。発光ダイオード57は、図4、図8、及び図11に示すように、回路基板4に固定しており、残容量検出回路56に制御されて電池の残容量を表示する。バッテリパックは、発光ダイオード57の上方に位置する第1の表面プレート20Aを、透光性を有するプラスチックで製作している。さらに、図4に示す外装ケース2の第1の表面プレート20Aは、発光ダイオード57と対向する部分を薄く成形して、発光ダイオード57から照射される光を外部に透過する透光部20aを設けている。この外装ケース2は、発光ダイオード57を表出させる開口窓を設けることなく、発光ダイオード57の発光を透過させて外部に表示できる。ただ、ケースは、開口窓を設けて発光ダイオードをケースから表出させて外部に表示することもできる。
一対の円筒形電池1は、正負の端面電極をリード板10を介して回路基板4に連結している。図に示す一対の円筒形電池1は、一方の端面電極同士を第1のリード板10Aで接続すると共に、他方の端面電極同士を第2のリード板10Bで接続している。すなわち、一対の円筒形電池1は、リード板10で互いに並列に接続して回路基板4に接続している。ただ、一対の円筒形電池は、互いに直列に接続することもできる。
図のリード板10は、端面電極に接続される接続部11を、連結部12で連結してなる形状としている。第1のリード板10Aは、上下2段のUSBコネクタ5Aが配設される端面側に位置する端面電極を連結している。この第1のリード板10Aは、上下2段のUSBコネクタ5Aに接触しないように、連結部12を底面側に折曲すると共に、USBコネクタ5Aの底面の周囲に沿うコ字状に折曲して、絶縁ホルダー3の連結プレート32の下面に配置している。さらに、第1のリード板10Aは、連結部12に設けた接続片13を、絶縁ホルダー3に設けたスリット孔45に通過させて回路基板4に接続している。第2のリード板10Bは、上下2段のUSBコネクタ5Aが配設される端面と反対側の端面に位置する端面電極を連結している。この第2のリード板10Bは、USBコネクタ5Aと充電コネクタ7に接触しないように、連結部12を絶縁ホルダー3の端面の下部に配置している。さらに、第2のリード板10Bは、連結部12に設けた接続片13を絶縁ホルダー3の連結プレート32の下面に配置し、さらに、この接続片13を折曲して絶縁ホルダー3に設けたスリット孔45に通過させて回路基板4に接続している。
電源コネクタ5は、回路基板4に固定されて、円筒形電池1の間に設けている収納スペース6に配置される。図4、図7、及び図8は、電源コネクタ5であるUSBコネクタ5Aを定位置に配置する状態を示している。これ等の図に示す回路基板4は、一端部には標準USBコネクタ5aを、他端部にはミニUSBコネクタ5bと充電コネクタ7を固定している。USBコネクタ5Aと充電コネクタ7は、回路基板4にハンダ付けして固定される。USBコネクタ5Aと充電コネクタ7は、複数の接続ピンを回路基板4に挿入して物理的に連結し、この状態で接続ピンを回路基板4の導電部にハンダ付けして回路基板4に固定し、また電気接続される。以上の回路基板4は、標準USBコネクタ5aを2段に連結して回路基板4の一端部に固定して、他端部にはミニUSBコネクタ5bと充電コネクタ7をハンダ付けして固定している。USBコネクタ5Aは、回路基板4の両端部にあって、外装ケース2のコネクタ窓22を貫通するUSBプラグが挿入される。回路基板4に固定される標準USBコネクタ5aは、2段に連結されて、絶縁ホルダー3に設けている嵌着凹部37に案内され、絶縁ホルダー3で定位置に保持される。絶縁ホルダー3は、標準USBコネクタ5aを案内する嵌着凹部37を設けて、ここに標準USBコネクタ5aを配置している。
以上のバッテリパックは、以下の工程で組み立てられる。
(1)回路基板4の定位置に、電源コネクタ5、7、温度センサ19、スイッチ55、発光ダイオード57、及び、その他の電子部品を固定する。
(2)電子部品が固定された回路基板4を絶縁ホルダー3にセットする。このとき、図8に示すように、回路基板4に固定している一対の温度センサ19を回路基板4に対して垂直姿勢で下方に延長し、温度センサ19の先端部に設けた温度検出部19Aを絶縁ホルダー3の連結プレート32の両側に設けた引き出し穴40に通過させる。回路基板4は、一対の対向壁31の内側に設けた段差部35の載せ部38に両側を載せると共に、両側を複数の係止フック36で抜けないように係止して定位置に固定される。この状態で、回路基板4は、絶縁ホルダー3の連結プレート32と平行な姿勢で、一対の対向壁31の内側の定位置に連結される。
(3)絶縁ホルダー3の両側に一対の円筒形電池1を互いに平行な姿勢で配置すると共に、一対の円筒形電池1の正負の端面電極をリード板10を介して回路基板4に連結する。一対の円筒形電池1は、一方の端面電極同士を第1のリード板10Aで接続すると共に、この第1のリード板10Aに設けた接続片13を、絶縁ホルダー3に設けたスリット孔45に通過させて回路基板4に接続する。また、他方の端面電極同士を第2のリード板10Bで接続すると共に、この第2のリード板10Bに設けた接続片13を、絶縁ホルダー3に設けたスリット孔45に通過させて回路基板4に接続する。
(4)絶縁ホルダー3の下面において、引き出し穴40から絶縁ホルダー3の外部に引き出された温度センサ19の先端部を、図5と図10に示すように、両側に配置される円筒形電池1の表面に向かって外側に折曲する。ただ、この工程は、(3)の工程の前工程とすることもできる。
(5)絶縁ホルダー3の外側に折曲された温度センサ19の温度検出部19Aを、図5と図10に示すように、熱伝導ペースト17を介して円筒形電池1の表面に熱結合する。さらに、この熱伝導ペースト17を引き出し穴40にも充填して、リード線19Bを絶縁ホルダー3に固定する。熱伝導ペースト17が硬化した後、あるいは硬化する前に、絶縁ホルダー3の下面と熱伝導ペースト17の表面に両面接着テープ18を付着する。
以上の工程で、電池組立9が組み立てられる。
(6)電池組立9を外装ケース2に収納する。電池組立9は、図12に示すように、まず第2外装ケース2Bに収納する。この状態で、両面接着テープ18は、第2の表面プレート20Bの内面に接着されて、電池組立9を外装ケース2に移動しない状態で確実に固定しながら、第2の表面プレート20Bを介して温度センサ19の温度検出部19Aを円筒形電池1の表面に熱結合状態に保持する。その後、回路基板4の表面に固定されたスイッチ55の周囲に絶縁シート15を配置し、さらに、スイッチ55の上に押しボタンスイッチ8を配置した後、第1外装ケース2Aをセットして第2外装ケース2Bに連結する。
以上の実施例のバッテリパックは、一対の円筒形電池1を外装ケース2に内蔵している。ただ、本発明のバッテリパックは、1本の円筒形電池を外装ケースに内蔵することもできる。以下、1本の円筒形電池を内蔵するバッテリパックの実施例を詳述する。なお、以下に示す実施例において、前述の実施例と同じ構成要素については、同符号を付してその詳細な説明は省略する。
図15ないし図22に示すバッテリパックは、1本の円筒形電池1と回路基板4と絶縁ホルダー53とからなる電池組立59を外装ケース62に内蔵している。さらに、このバッテリパックは、外装ケース62に内蔵される円筒形電池1と外装ケース62の側壁81Aとの間を所定の間隔離して、その間に収納スペース66ができるように絶縁材の絶縁ホルダー63で配設して、この絶縁ホルダー63でもって回路基板4と円筒形電池1を定位置に配置している。
外装ケース62は、第1の表面プレート80Aと第2の表面プレート80Bの周囲に周壁81を設けた形状であって、その内部に電池組立69を収納している。図15ないし図22の外装ケース62は、第1外装ケース62Aと第2外装ケース62Bからなり、その平面形状を四角形としている。第1外装ケース62Aと第2外装ケース62Bは、四角形の表面プレート80の周囲に周壁81を一体的に成形して設けた形状に、プラスチックを成形して制作している。外装ケース62は、その片側部分に1本の円筒形電池1を収納し、反対側の片側部分に回路基板4と電源コネクタ5を収納している。外装ケース62の周壁81は、表面プレート80の両側に設けた側壁81Aと、その両端部に設けた端面壁81Bとからなる。外装ケース62の両側部分に位置する側壁81Aは、円筒形電池1を収納する片側を、円筒形電池1の表面に沿って湾曲する湾曲壁81aとし、反対側の片側を垂直面である垂直壁81bとしている。第1外装ケース62Aと第2外装ケース62Bは、互いに周壁81の開口端を連結して、内部を閉鎖する構造に連結している。
外装ケース62は、両端の端面壁81Bに、電源コネクタ5であるUSBコネクタ5Aを外部に表出させるコネクタ窓22を開口している。外装ケース62は、一方の端面壁81Bに、標準USBコネクタ5aを外部に表出させるコネクタ窓22を開口し、他方の端面壁81Bには、ミニUSBコネクタ5bを外部に表出させるコネクタ窓22を開口している。さらに、第1外装ケース62Aは、押しボタンスイッチ8を外部に表出するためのスイッチ窓24を表面プレート80に開口している。
絶縁ホルダー63は、外装ケース62の片側であって、円筒形電池1と側壁81Aの間の収納スペース66に回路基板4と電源コネクタ5を配置している。絶縁ホルダー63は、円筒形電池1と側壁81Aの間隔が広くなる外側部には回路基板4を配設して、回路基板4よりも内側部に電源コネクタ5を配設している。絶縁ホルダー63は、絶縁材のプラスチックを成形して制作される。絶縁ホルダー63は、その長手方向を外装ケース62の側壁81Aと平行な姿勢として、外装ケース62の片側に配設される。絶縁ホルダー63は、外装ケース62の両端に設けている一対の端面壁81Bの間に配設されて、外装ケース62の両端の端面壁81Bで長手方向の位置ずれを阻止している。したがって、図の絶縁ホルダー63は、長手方向の長さ、すなわちその全長を、対向する端面壁81Bの内側間隔として、端面壁81Bの間に配設している。
絶縁ホルダー63は、その内側の定位置に回路基板4を配置して、片側に円筒形電池1を配置する。図17と図18の絶縁ホルダー63は、円筒形電池1の対向面に沿う電池側の対向壁91と、外装ケース62の一方の側壁81Aである垂直壁81bに沿う側壁側の対向壁90と、電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90を連結する連結プレート92と、電池側の対向壁91及び側壁側の対向壁90と連結プレート92の両端に設けている端面プレート93とをプラスチックで一体的に成形している。電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90は、互いに平行に配設されている。円筒形電池1と対向する電池側の対向壁91は、その外側に配置される円筒形電池1の表面に沿う形状としている。外装ケース62の垂直壁81bと対向する側壁側の対向壁90は、垂直壁81bの内面に沿う形状としている。連結プレート92は、外装ケース62の第2の表面プレート80Bの内側にあって、電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90とをその片側で連結している。端面プレート93は、電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90と連結プレート92の端部に連結するように設けられる。図の絶縁ホルダー63は、一端に標準USBコネクタ5aを、他端にミニUSBコネクタ5bを配置しているので、両端の端面プレート93に開口部を設けて、各々の開口部から標準USBコネクタ5aとミニUSBコネクタ5bを表出させている。
電池側の対向壁91は、第2の表面プレート80B側を平面部91Aとして、第1の表面プレート80A側を湾曲部81Bとして、平面部81Aの片側を連結プレート82に連結している。すなわち、図17と図18に示す電池側の対向壁91は、片側を平面部91Aとして、その反対側を湾曲部91Bとして、平面部91Aを連結プレート92に連結している。湾曲部91Bは、円筒形電池1の表面に沿って湾曲するので、第1の表面プレート80Aに向かって、その内幅が広くなる。内幅が広くなる湾曲部91Bの第1の表面プレート80A側に、回路基板4を連結している。
側壁側の対向壁90は、第2の表面プレート80B側から第1の表面プレート80A側に向かって、側壁81Aである垂直壁81bとの間隔を狭くする傾斜面として、第2の表面プレート80B側の片側を連結プレート82に連結している。すなわち、図17と図18に示す側壁側の対向壁90は、第1の表面プレート80Aに向かって、その内幅が広くなる傾斜面としている。傾斜面である側壁側の対向壁90は、内幅が広くなる第1の表面プレート80A側に、回路基板4を連結している。ただ、側壁側の対向壁は、必ずしも傾斜面とする必要はなく、垂直面とすることも湾曲面とすることもできる。
以上の形状の絶縁ホルダー63は、電池側の対向壁91を円筒形電池1に沿う形状として円筒形電池1を安定して定位置に配置しながら、内幅が広くなる電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90の先端部に回路基板4を配置することで、幅の広い、すなわち多数の電子部品を実装する回路基板4を配置できる。また、ここに配設される回路基板4は、第1の表面プレート80Aとの対向面の反対側の面である内面に突出して、電子部品を配置できる。ここに配置される電子部品は、電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90と回路基板4との内側にできるスペースに有効に配置される。
絶縁ホルダー63は、電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90の内側に、連結プレート92と平行な姿勢で回路基板4を連結している。回路基板4を定位置に配置するために、電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90は、回路基板4の両側に位置して、回路基板4の表面よりも突出する一対の保持リブ34を設けて、これらの保持リブ34の対向する内側に段差部35と係止フック36とを設けている。段差部35は、回路基板4の両側を載せて定位置に配置する載せ部38の内幅(W1)を回路基板4の横幅(W2)よりもわずかに狭くし、また、一対の保持リブ34の間隔を保持リブ34の間隔(W3)を回路基板4の横幅(W2)よりもわずかに広くして、ここに回路基板4を載せて配置できるようにしている。係止フック36を電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90に一体的に成形して設けるために、絶縁ホルダー63は、係止フック36を設けている電池側の対向壁91の湾曲部31Bと側壁側の対向壁90の段差部35とに型抜き孔39を設けている。型抜き孔39は、連結プレート92に直交する方向に開口されて、絶縁ホルダー63の係止フック36を成形する金型を、連結プレート92に対して垂直な方向に型抜きして脱型する。この構造の絶縁ホルダー63は、簡単な金型で、係止フック36を一体的に成形して設けることができる。
さらに、絶縁ホルダー63は、図17、図20、及び図21に示すように、回路基板4にリード線19Bを連結している温度センサ19の温度検出部19Aを、絶縁ホルダー63の外側に配置している円筒形電池1に熱結合するために、リード線19Bの引き出し穴40を設けている。温度センサ19は、リード線19Bが引き出し穴40に挿通されて、リード線19Bの先端に設けている温度検出部19Aが円筒形電池1の表面の湾曲面に熱結合される。引き出し穴40は、リード線19Bの端部を回路基板4に連結している位置の真下(図17参照)に設けている。図の回路基板4は、円筒形電池1側の側部に温度センサ19を連結しているので、引き出し穴40は連結プレート92の一方の側部であって電池側の対向壁91とのコーナー部に設けている。温度センサ19のリード線19Bは、回路基板4に垂直姿勢に固定されて、電池側の対向壁91の平面部91Aの内面に沿って垂直方向に伸びて引き出し穴40に挿通され、引き出し穴40から絶縁ホルダー63の外部に引き出されて、円筒形電池1の表面に向かって外側に折曲されて温度検出部19Aを円筒形電池1の表面に熱結合状態に固定する。
さらに、円筒形電池1は、正負の端面電極を一対のリード板70を介して回路基板4に連結している。一対のリード板70は、端面電極に接続される接続部71と、この接続部71から引き出されて回路基板4に接続される接続片73とを備える。これらのリード板70は、絶縁ホルダー63の両端に配置されて、接続部71が円筒形電池1の端面電極に接続されると共に、接続片73を、絶縁ホルダー63に設けたスリット孔45に通過させて回路基板4に接続している。
電源コネクタ5は、回路基板4に固定されて、円筒形電池1と側壁81Aの間に設けている収納スペース66に配置される。図19と図20は、電源コネクタ5であるUSBコネクタ5Aを定位置に配置する状態を示している。これ等の図に示す回路基板4は、一端部には標準USBコネクタ5aを、他端部にはミニUSBコネクタ5bを固定している。USBコネクタ5Aは、回路基板4の両端部にあって、外装ケース62のコネクタ窓22を貫通するUSBプラグが挿入される。USBコネクタ5Aは、回路基板4にハンダ付けして固定される。USBコネクタ5Aは、複数の接続ピンを回路基板4に挿入して物理的に連結し、この状態で接続ピンを回路基板4の導電部にハンダ付けして回路基板4に固定し、また電気接続される。
さらに、図18ないし図21に示す標準USBコネクタ5aは、USBプラグが挿入される長方形の挿入部の短辺側の一辺が、回路基板4の表面と対向する姿勢となるように回路基板4に固定している。すなわち、この回路基板4は、標準USBコネクタ5aの長辺側の一辺が側壁81Aである垂直壁81bと平行な姿勢となるように、標準USBコネクタ5aを固定している。この構造は、図18に示すように、円筒形電池1と側壁81Aである垂直壁81bとの間にできる収納スペース66を狭くして、いいかえると全体の外形をよりコンパクトにしながら、標準USBコネクタ5aを定位置に配置できる。回路基板4に固定される標準USBコネクタ5aは、絶縁ホルダー63に設けている嵌着凹部97に案内され、絶縁ホルダー63で定位置に保持される。絶縁ホルダー63は、標準USBコネクタ5aを案内する嵌着凹部97を設けて、ここに標準USBコネクタ5aを配置している。通常は、標準USBコネクタ5aより、電池1に電力が供給され、ミニUSBコネクタ5bから電池1の電力を供給する。
図23は、回路基板4に実装される電子部品の回路図を示す。このバッテリパックは、外部から入力される電力で円筒形電池1を充電する充電回路54と、この充電回路54で充電される円筒形電池1の電圧を所定の電圧に安定化して出力する電圧調整回路52であるDC/DCコンバータ53と、温度センサ19で検出される円筒形電池1の検出温度と、電池電圧とから円筒形電池1の充放電を制御する保護回路50とを備える。図に示すバッテリパックは、電源コネクタ5を、外部の電子機器から充電回路54に電力を入力するコネクタと、電圧調整回路52から電子機器に電力を出力するコネクタに併用している。これらの電源コネクタ5は、切換スイッチ48を介して、充電回路54と、電圧調整回路52であるDC/DCコンバータ53に接続している。この切換スイッチ48は、制御回路49で制御されて、電源コネクタ5を充電回路54とDC/DCコンバータ53のいずれかに接続する。
制御回路49は、電源コネクタ5に電子機器が接続されると、このことを入力電流、または入力電圧から検出できる。電子機器が接続されると、電子機器から電力が供給されるからである。制御回路49は、電子機器から電力が入力される状態において、この電子機器が接続される電源コネクタ5を充電回路54に接続するように切換スイッチ48を切り換える。充電回路54は、電源コネクタ5に接続される電子機器から供給される電力で円筒形電池1を充電する。ただ、バッテリパックは、前述の実施例のように、充電コネクタを設けて、この充電コネクタに接続される電源アダプタから供給される電力で円筒形電池を充電することもできる。
さらに、制御回路49は、電子機器に電力を出力する状態において、この電子機器が接続される電源コネクタ5を電圧調整回路52であるDC/DCコンバータ53に接続するように切換スイッチ48を切り換える。この状態で、電圧調整回路52は、電子機器が接続されている電源コネクタ5に安定化された電力を供給する。図23に示すバッテリパックは、円筒形電池1と電圧調整回路52との間に、電源スイッチ58を接続している。この電源スイッチ58は、制御回路49でオンオフに制御される。制御回路49は、スイッチ55から入力される信号で電源スイッチ58をオンオフに切り変える。制御回路49は、スイッチ55から一定の時間オン信号が入力されると電源スイッチ58をオンに切り換えて、円筒形電池1の出力を電圧調整回路52に出力する。この状態で電圧調整回路52は動作状態となって、出力側に接続している電源コネクタ5に安定化された電力を供給する。制御回路49は、電源コネクタ5に接続している電子機器が外されると、電源コネクタ5から電子機器が外されたことを、出力電流で検出できる。電子機器が外されると出力電流が0Aとなるからである。
保護回路50は、電池温度と電池の電圧を検出して電池の充放電をコントロールする。電池の温度は、円筒形電池1の表面に熱結合状態に固定している温度センサ19で検出される。したがって、保護回路50には温度センサ19を接続している。保護回路50は、電池の充放電電流を制限する温度を記憶するメモリ51を備えており、このメモリ51に、電池の温度に対する許容電流を記憶している。この保護回路50は、電池温度から電池を充放電する電流を許容電流よりも小さく制御して電池を保護する。さらに、保護回路50は、円筒形電池1の電圧を検出して充放電を制御する。この保護回路50は、充電している電池の電圧が最高電圧まで上昇すると充電を停止し、また、放電している電池の電圧が最低電圧まで低下すると放電を停止する。図23に示す保護回路50は、電池温度や電池電圧の異常を検出すると、充電回路54を制御して電池の充電を停止し、また、制御回路49を制御して電池の放電を停止する。
さらに、図の回路基板4は、電池の残容量を検出する残容量検出回路56も実装している。この残容量検出回路56は、電池の電圧や電池の電流から残容量を演算して、発光ダイオード57の発光色や点灯個数で残容量を表示する。この残容量検出回路56は、スイッチ55からオン信号が入力されると、発光ダイオード57を点灯して所定の時間にわたって残容量を表示する。発光ダイオード57は、図19と図22に示すように、回路基板4に固定しており、残容量検出回路56に制御されて電池の残容量を表示する。バッテリパックは、発光ダイオード57の上方に位置する第1の表面プレート80Aを、透光性を有するプラスチックで製作している。さらに、図20と図21に示す外装ケース2の第1の表面プレート80Aは、発光ダイオード57と対向する部分を薄く成形して、発光ダイオード57から照射される光を外部に透過する透光部80aを設けている。
以上のバッテリパックは、以下の工程で組み立てられる。
(1)回路基板4の定位置に、電源コネクタ5、温度センサ19、スイッチ55、発光ダイオード57、及び、その他の電子部品を固定する。
(2)電子部品が固定された回路基板4を絶縁ホルダー63にセットする。このとき、図19に示すように、回路基板4に固定している温度センサ19を回路基板4に対して垂直姿勢で下方に延長し、温度センサ19の先端部に設けた温度検出部19Aを絶縁ホルダー63の連結プレート92の両側に設けた引き出し穴40に通過させる。回路基板4は、電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90の内側に設けた段差部35の載せ部38に両側を載せると共に、両側を複数の係止フック36で抜けないように係止して定位置に固定される。この状態で、回路基板4は、絶縁ホルダー63の連結プレート92と平行な姿勢で、電池側の対向壁91と側壁側の対向壁90の内側の定位置に連結される。
(3)絶縁ホルダー63の電池側の対向壁91の外側に円筒形電池1を配置すると共に、円筒形電池1の正負の端面電極をリード板70を介して回路基板4に連結する。円筒形電池1は、両端の端面電極にそれぞれ接続部71を接続すると共に、この接続部71に設けた接続片73を、絶縁ホルダー63に設けたスリット孔45に通過させて回路基板4に接続する。
(4)絶縁ホルダー63の下面において、引き出し穴40から絶縁ホルダー63の外部に引き出された温度センサ19の先端部を、図17と図21に示すように、電池側の対向壁91の外側に配置される円筒形電池1の表面に向かって折曲する。ただ、この工程は、(3)の工程の前工程とすることもできる。
(5)絶縁ホルダー63の外側に折曲された温度センサ19の温度検出部19Aを、図17に示すように、熱伝導ペースト17を介して円筒形電池1の表面に熱結合する。さらに、この熱伝導ペースト17を引き出し穴40にも充填して、リード線19Bを絶縁ホルダー3に固定する。熱伝導ペースト17が硬化した後、あるいは硬化する前に、絶縁ホルダー63の下面と熱伝導ペースト17の表面に両面接着テープ18を付着する。
以上の工程で、電池組立69が組み立てられる。
(6)電池組立69を外装ケース62に収納する。電池組立69は、まず第2外装ケース62Bに収納する。この状態で、両面接着テープ18は、第2の表面プレート80Bの内面に接着されて、電池組立69を外装ケース62に移動しない状態で確実に固定しながら、第2の表面プレート80Bを介して温度センサ19の温度検出部19Aを円筒形電池1の表面に熱結合状態に保持する。その後、回路基板4の表面に固定されたスイッチ55の周囲に絶縁シート15を配置し、さらに、スイッチ55の上に押しボタンスイッチ8を配置した後、第1外装ケース62Aをセットして第2外装ケース62Bに連結する。
1…円筒形電池
2…外装ケース 2A…第1外装ケース
2B…第2外装ケース
3…絶縁ホルダー
4…回路基板
5…電源コネクタ 5A…USBコネクタ
5a…標準USBコネクタ
5b…ミニUSBコネクタ
6…収納スペース
7…電源コネクタ 7A…充電コネクタ
8…押しボタンスイッチ
9…電池組立
10…リード板 10A…第1のリード板
10B…第2のリード板
11…接続部
12…連結部
13…接続片
14…ラベル
15…絶縁シート 15A…貫通孔
16…充填隙間
17…熱伝導ペースト
18…両面接着テープ
19…温度センサ 19A…温度検出部
19B…リード線
20…表面プレート 20A…第1の表面プレート
20B…第2の表面プレート
20a…透光部
21…周壁 21A…側壁
21B…端面壁
22…コネクタ窓
23…コネクタ窓
24…スイッチ窓
25…止ネジ
26…挿入ボス
27…連結ボス
28…挿入凹部
29…嵌着凸部
31…対向壁 31A…平面部
31B…湾曲部
32…連結プレート
33…端面プレート
34…保持リブ
35…段差部
36…係止フック
37…嵌着凹部
38…載せ部
39…型抜き孔
40…引き出し穴
41…嵌着凹部
42…位置決め穴
43…ガイドボス
44…支持ボス
45…スリット孔
48…切換スイッチ
49…制御回路
50…保護回路
51…メモリ
52…電圧調整回路
53…DC/DCコンバータ
54…充電回路
55…スイッチ
56…残容量検出回路
57…発光ダイオード
58…電源スイッチ
59…スイッチング回路
62…外装ケース 62A…第1外装ケース
62B…第2外装ケース
63…絶縁ホルダー
66…収納スペース
69…電池組立
70…リード板
71…接続部
73…接続片
80…表面プレート 80A…第1の表面プレート
80B…第2の表面プレート
80a…透光部
81…周壁 81A…側壁
81a…湾曲壁
81b…垂直壁
81B…端面壁
90…対向壁
91…対向壁 91A…平面部
91B…湾曲部
92…連結プレート
93…端面プレート
97…嵌着凹部
101…円筒形電池
102…外装ケース
103…絶縁ホルダー
104…回路基板
109…電池組立

Claims (10)

  1. 充電できる一対の円筒形電池(1)と、この円筒形電池(1)に接続されて、円筒形電池(1)の保護回路(50)を実装してなる回路基板(4)と、前記一対の円筒形電池(1)を互いに平行な姿勢で所定の間隔離して間に収納スペース(6)ができるように配設すると共に、この収納スペース(6)の定位置に前記回路基板(4)を配置してなる絶縁ホルダー(3)と、この絶縁ホルダー(3)の前記回路基板(4)に連結されて前記円筒形電池(1)の表面に熱結合されて各々の円筒形電池(1)の温度を検出する一対の温度センサ(19)と、前記絶縁ホルダー(3)の両側に一対の円筒形電池(1)を配置してなる電池組立(9)を収納している外装ケース(2)を備え、
    前記温度センサ(19)でもって各々の円筒形電池(1)の温度が検出され、この検出温度でもって前記保護回路(50)が前記円筒形電池(1)の充放電を制御するようにしてなるバッテリパックであって、
    前記絶縁ホルダー(3)が、互いに平行に配設している一対の円筒形電池(1)の対向面に沿う対向壁(31)を有すると共に、この対向壁(31)の間に前記回路基板(4)を配置して、この回路基板(4)に前記温度センサ(19)のリード線(19B)の端部を連結しており、
    さらに、前記絶縁ホルダー(3)は温度センサ(19)のリード線(19B)を対向壁(31)の内側から外側に案内する一対の引き出し穴(40)を有し、各々の温度センサ(19)のリード線(19B)がこの引き出し穴(40)に挿通されて、リード線(19B)の先端に設けてなる温度検出部(19A)が前記円筒形電池(1)の表面の湾曲面に熱結合されてなるバッテリパック。
  2. 充電できる1本の円筒形電池(1)と、この円筒形電池(1)に接続されて、円筒形電池(1)の保護回路(50)を実装してなる回路基板(4)と、前記円筒形電池(1)を内蔵する外装ケース(62)と、この円筒形電池(1)を外装ケース(62)の側壁(81A)から所定の間隔離して間に収納スペース(66)ができるように配設すると共に、この収納スペース(66)の定位置に前記回路基板(4)を配置してなる絶縁ホルダー(63)と、この絶縁ホルダー(63)の前記回路基板(4)に連結されて前記円筒形電池(1)の表面に熱結合されて円筒形電池(1)の温度を検出する温度センサ(19)とを備え、前記絶縁ホルダー(63)の片側に円筒形電池(1)を配置してなる電池組立(69)を外装ケース(62)に収納しており、
    前記温度センサ(19)でもって前記円筒形電池(1)の温度が検出され、この検出温度でもって前記保護回路(50)が前記円筒形電池(1)の充放電を制御するようにしてなるバッテリパックであって、
    前記絶縁ホルダー(63)が、前記円筒形電池(1)の対向面に沿う電池側の対向壁(91)と前記外装ケース(62)の側壁(81A)に沿う側壁側の対向壁(90)を有すると共に、電池側の対向壁(91)と側壁側の対向壁(90)の間に前記回路基板(4)を配置して、この回路基板(4)に前記温度センサ(19)のリード線(19B)の端部を連結しており、
    さらに、前記絶縁ホルダー(63)は温度センサ(19)のリード線(19B)を電池側の対向壁(91)の内側から外側に案内する引き出し穴(40)を有し、温度センサ(19)のリード線(19B)がこの引き出し穴(40)に挿通されて、リード線(19B)の先端に設けてなる温度検出部(19A)が前記円筒形電池(1)の表面の湾曲面に熱結合されてなるバッテリパック。
  3. 前記外装ケース(2)、(62)が、第1の表面プレート(20A)、(80A)と第2の表面プレート(20B)、(80B)の周囲に周壁(21)、(81)を設けた形状であって、その内部に電池組立(9)、(69)を収納しており、前記絶縁ホルダー(3)、(63)は、前記外装ケース(2)、(62)の第1の表面プレート(20A)、(80A)の内面に対向する位置に前記回路基板(4)が配置されて、前記温度センサ(19)が、その温度検出部(19A)を第2の表面プレート(20B)、(80B)の内側に対向する円筒形電池(1)の表面に熱結合してなる請求項1または2に記載されるバッテリパック。
  4. 前記絶縁ホルダー(3)、(63)が、前記回路基板(4)の両側で引っ掛けて定位置に保持する係止フック(36)をプラスチックでもって一体的に成形して設けており、この係止フック(36)でもって前記回路基板(4)を定位置に配置してなる請求項3に記載されるバッテリパック。
  5. 前記温度センサ(19)が、弾性変形できる可撓性のあるリード線(19B)の先端部に温度検出部(19A)を連結したもので、前記リード線(19B)が前記対向壁(31)、(91)の内面に沿って回路基板(4)から引き出し穴(40)に伸びるように配置され、かつ引き出し穴(40)から引き出されて前記円筒形電池(1)の表面に向かって外側に折曲されて温度検出部(19A)を円筒形電池(1)の表面に熱結合状態に固定してなる請求項1ないし4のいずれかに記載されるバッテリパック。
  6. 前記温度センサ(19)の温度検出部(19A)が、熱伝導ペースト(17)を介して円筒形電池(1)の表面に熱結合され、かつこの熱伝導ペースト(17)が前記引き出し穴(40)に充填されてリード線(19B)を絶縁ホルダー(3)に固定してなる請求項1ないし5のいずれかに記載されるバッテリパック。
  7. 前記絶縁ホルダー(3)が、一対の対向壁(31)と、前記外装ケース(2)の第2の表面プレート(20B)の内側にあって一対の対向壁(31)を連結してなる連結プレート(32)と、前記一対の対向壁(31)の両端部に設けている端面プレート(33)とを有し、前記連結プレート(32)の両側部であって対向壁(31)とのコーナー部に一対の引き出し穴(40)を設けてなる請求項1に記載されるバッテリパック。
  8. 前記絶縁ホルダー(63)が、電池側の対向壁(91)と、側壁側の対向壁(90)と、前記外装ケース(62)の第2の表面プレート(80B)の内側にあって電池側の対向壁(91)と側壁側の対向壁(90)とを連結してなる連結プレート(92)と、電池側の対向壁(91)と側壁側の対向壁(90)の両端部に設けている端面プレート(93)とを有し、前記連結プレート(92)の側部であって電池側の対向壁(91)とのコーナー部に引き出し穴(40)を設けてなる請求項2に記載されるバッテリパック。
  9. バッテリパックが携帯式の電源で、これに接続される電子機器に電力を供給する電源コネクタ(5)を有する請求項1ないし8のいずれかに記載されるバッテリパック。
  10. 前記電源コネクタ(5)がUSBコネクタ(5A)である請求項9に記載されるバッテリパック。
JP2009258440A 2009-11-11 2009-11-11 バッテリパック Pending JP2011103258A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009258440A JP2011103258A (ja) 2009-11-11 2009-11-11 バッテリパック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009258440A JP2011103258A (ja) 2009-11-11 2009-11-11 バッテリパック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011103258A true JP2011103258A (ja) 2011-05-26

Family

ID=44193513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009258440A Pending JP2011103258A (ja) 2009-11-11 2009-11-11 バッテリパック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011103258A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019044561A1 (ja) * 2017-08-30 2019-03-07 ノバルス株式会社 二次電池ユニット
JP2019087499A (ja) * 2017-11-09 2019-06-06 株式会社デンソー 電池パック
JP2021022562A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 三星エスディアイ株式会社Samsung SDI Co., Ltd. バッテリーパック
WO2021065368A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 三洋電機株式会社 電池パック
JP2022015721A (ja) * 2020-07-09 2022-01-21 日本たばこ産業株式会社 エアロゾル吸引器の電源ユニット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003178732A (ja) * 2001-12-12 2003-06-27 Sanyo Electric Co Ltd パック電池
JP2009131089A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Sanyo Electric Co Ltd 電源コネクタを備える携帯式電源

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003178732A (ja) * 2001-12-12 2003-06-27 Sanyo Electric Co Ltd パック電池
JP2009131089A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Sanyo Electric Co Ltd 電源コネクタを備える携帯式電源

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019044561A1 (ja) * 2017-08-30 2019-03-07 ノバルス株式会社 二次電池ユニット
JPWO2019044561A1 (ja) * 2017-08-30 2020-10-22 ノバルス株式会社 二次電池ユニット
JP2019087499A (ja) * 2017-11-09 2019-06-06 株式会社デンソー 電池パック
JP7052302B2 (ja) 2017-11-09 2022-04-12 株式会社デンソー 電池パック
JP2021022562A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 三星エスディアイ株式会社Samsung SDI Co., Ltd. バッテリーパック
JP7022790B2 (ja) 2019-07-25 2022-02-18 三星エスディアイ株式会社 バッテリーパック
US11670810B2 (en) 2019-07-25 2023-06-06 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery pack
WO2021065368A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 三洋電機株式会社 電池パック
CN114207922A (zh) * 2019-09-30 2022-03-18 三洋电机株式会社 电池组
JP2022015721A (ja) * 2020-07-09 2022-01-21 日本たばこ産業株式会社 エアロゾル吸引器の電源ユニット
US11337460B2 (en) 2020-07-09 2022-05-24 Japan Tobacco Inc. Power supply unit for aerosol inhaler
JP7460830B2 (ja) 2020-07-09 2024-04-02 日本たばこ産業株式会社 エアロゾル吸引器の電源ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012221854A (ja) 出力コネクタを備えるバッテリパック
JP5334406B2 (ja) 電源コネクタを備える携帯式電源
JP5592194B2 (ja) 電池パック
KR101036030B1 (ko) 이차 전지
US20160111692A1 (en) Power supply device
KR101227870B1 (ko) 보호회로모듈 케이스를 포함하는 이차전지 팩
JP6067341B2 (ja) 充電装置
US20220223949A1 (en) Battery pack and electric device
JP2010028969A (ja) 充電器
JP2013114780A (ja) 電池パック
JP2010146774A (ja) 電池パック
JP2013114779A (ja) 電池パック
JP2013140686A (ja) 電源装置
WO2013077176A1 (ja) 電池パック
JP5089350B2 (ja) パック電池
JP2011103258A (ja) バッテリパック
KR20120061004A (ko) 배터리 팩
JP2002093393A (ja) 弾性接点を備える機器
JP2013048532A (ja) ソーラー充電器
KR101023898B1 (ko) 이차 전지
JP2010017018A (ja) 電池内蔵機器と充電台
JP5046885B2 (ja) 携帯式電源
JP4766842B2 (ja) パック電池
JP2013247091A (ja) 電池パック
JP2013183499A (ja) 携帯式電源装置及びこれに着脱可能な発光ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140408