JP2011102061A - シートレール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライド案内部材を介してアッパレールをロアレールに対して長手方向に移動可能に支持したシートレール装置において、レール断面形状の小型化や低コスト化を図る。
【解決手段】ロアレール11は、底壁部に対する高さが異なる高ガイド部11−K1と低ガイド部11−K2を両側に有し、アッパレール12は、高ガイド部内に位置される高ガイド進入部12cと、低ガイド部内に位置される低ガイド進入部12gとを有する。アッパレールとロアレールの互いの底壁間には上下方向荷重を受ける底壁間スライド案内部材が設けられる。ロアレールの低ガイド部の内面とアッパレールの低ガイド進入部の間には、低ガイド部側スライド案内部材17が保持される。この低ガイド部側スライド案内部材を、アッパレールの低ガイド進入部に固定され、ロアレールの低ガイド部の内面に当接して第2の交差方向への移動規制を受ける2つの面を有するスライドピースとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートをスライド可能に支持するシートレール装置に関し、特に車両用シートに好適なシートレール装置に関する。
床面側に固定されるロアレールの両側に略C字状断面をなす一対のガイド部を備え、このロアレールの一対のガイド部内に、断面形状が略逆T字状やΩ状(ハット状)をなすアッパレールの両側一対の側辺部を摺動可能に嵌合させたタイプのシートレール装置において、ロアレールにおける両側のガイド部の高さを互いに異ならせた構成が特許文献1で提案されている。この構成によって、アッパレールとロアレールの嵌合強度を確保しつつ、低く形成された一方のガイド部の上方空間をシート駆動機構やロック機構等の配設スペースとして利用して、レール断面形状の小型化とスペース効率の向上を図っている。
実開平6−32162号公報
特許文献1のシートレール装置では、ロアレールの底壁部とアッパレールの底壁部の間に円筒状の転動体であるローラが挿入保持され、ロアレールにおける両側一対のガイド部とその内部にそれぞれ位置するアッパレールの側辺部との間に球形の転動体であるボールが挿入保持されており、ローラとボールを介して、ロアレールに対してアッパレールがスムーズに摺動するように支持させている。しかし、この摺動支持構造には、レールの断面形状の小型化や低コスト化において改良の余地があった。特に、ロアレールの両側のガイド部のうち、低く形成される側のガイド部(及びその内部に位置するアッパレールの側辺部)付近を、より一層コンパクトに構成することが望まれている。
本発明は、固定支持されるロアレールとシートを支持するアッパレールとの間にスライド案内部材を配し、該スライド案内部材を介してアッパレールをロアレールに対して長手方向に移動可能に支持させたシートレール装置に関するものである。ロアレールは、ロア底壁部と、該ロア底壁部の両側上方に設けられ上部が閉じられた有蓋形状を有する一対のガイド部と、該一対のガイド部の間に位置し上方に向けて開放された開口部とを有し、一対のガイド部の一方をロア底壁部からの高さが高い高ガイド部、他方を該高ガイド部よりも低い低ガイド部として形成される。アッパレールは、ロアレールの開口部を通る上下方向壁部と、該上下方向壁部の下端に設けられロアレールのロア底壁部に対向するアッパ底壁部と、ロアレールの高ガイド部内に位置される高ガイド進入部と、低ガイド部内に位置される低ガイド進入部とを有する。アッパレールのアッパ底壁部とロアレールのロア底壁部の間には、上下方向の荷重を受ける底壁間スライド案内部材が設けられる。ロアレールの高ガイド部の内面とアッパレールの高ガイド進入部の間には、底壁間スライド案内部材への荷重入力方向と交差する第1の交差方向へのロアレールに対するアッパレールの相対移動を規制する高ガイド部側スライド案内部材が保持される。ロアレールの低ガイド部の内面とアッパレールの低ガイド進入部の間には、底壁間スライド案内部材への荷重入力方向に関して第1の交差方向と反対に傾斜する第2の交差方向へのロアレールに対するアッパレールの相対移動を規制する低ガイド部側スライド案内部材が保持される。そして、この低ガイド部側スライド案内部材を、アッパレールの低ガイド進入部に固定され、ロアレールの低ガイド部の内面に当接して第2の交差方向への移動規制を受ける2つの面を有するスライドピースとしたことを特徴としている。
高ガイド部側スライド案内部材と低ガイド部側スライド案内部材(スライドピース)によるアッパレールの移動規制の方向は、大きく分けて2つの態様が可能である。第1の態様は、下方から上方に進むにつれて高ガイド部から上下方向壁部に接近する方向を第1の交差方向とし、下方から上方に進むにつれて低ガイド部から上下方向壁部に接近する方向を第2の交差方向としたものである。第2の態様は、上方から下方に進むにつれて高ガイド部から上下方向壁部に接近する方向を第1の交差方向とし、上方から下方に進むにつれて低ガイド部から上下方向壁部に接近する方向を第2の交差方向としたものである。
本発明において、高ガイド部側の支持構造は任意のものとすることができるが、例えば、アッパレールの高ガイド進入部に、上記第1の交差方向と略直交する傾斜壁部を備え、該傾斜壁部とロアレールの高ガイド部の内面との間に挟着される球状転動体によって高ガイド部側スライド案内部材を構成するとよい。あるいは、アッパレールの高ガイド進入部に固定され、上記第1の交差方向に略直交する面がロアレールの高ガイド部の内面に当接してロアレールに対するアッパレールの上方への離脱を規制するスライドピースによって高ガイド部側スライド案内部材を構成することも可能である。
以上の本発明によれば、ロアレールの低ガイド部に対してアッパレールを摺動可能に支持させる低ガイド部側スライド案内部材をスライドピースとしたことで、レール断面形状の一層のコンパクト化が可能となり、製造コストを下げることができる。
本発明によるシートレール装置の第1の実施形態を示す要部の断面図である。 本発明によるシートレール装置の第2の実施形態を示す要部の断面図である。 本発明によるシートレール装置の第3の実施形態を示す要部の断面図である。
図1に示す本発明の第1の実施形態のシートレール装置10は、自動車のシート支持に適用されるもので、床面に対して固定されるロアレール11と、図示しないシートの下部に固定されるアッパレール12を有している。ロアレール11とアッパレール12はそれぞれ図1の紙面に直交する方向に延設されており、その長手方向に略一様な断面形状を有している。シートレール装置10はシートの幅方向(図中の左右方向)に離間させて二組のロアレール11及びアッパレール12を備えており、図1はそのうち一組を示している。詳細には、図1の左方がシートの幅方向外側で、右方が幅方向中心側であり、図中右方の離間した位置に、図1に示すものと左右対称をなす別の一組のロアレール11及びアッパレール12が設けられている。以下の説明では、シートの幅方向外側をアウタ側、シートの幅方向中心側をインナ側と呼ぶ。
ロアレール11の幅方向両側には、それぞれ上部が閉じられた有蓋形状をなす、アウタ側に位置するアウタガイド部(高ガイド部)11−K1と、インナ側に位置するインナガイド部(低ガイド部)11−K2を有する。より詳しくは、ロアレール11はその長手方向と直交する断面において、床面に対向するロア底壁部11aと、ロア底壁部11aのアウタ側の縁部から上方に向けて立設されたアウタ側壁部11bと、アウタ側壁部11bの上端からインナ側に向けて曲げられた逆U字(V字)状のアウタ上縁部11cと、アウタ上縁部11cのインナ側の縁部から下方へ延出されたアウタ下垂部11dを有し、アウタ側壁部11b、アウタ上縁部11c及びアウタ下垂部11dによってアウタガイド部11−K1が形成される。アウタ側壁部11bとアウタ下垂部11dは互いに略平行で、ロア底壁部11aに対して略直交する関係にある。
またロアレール11はその長手方向と直交する断面において、ロア底壁部11aのインナ側の縁部から斜め上方に向けて立設されたインナ側壁部11eと、インナ側壁部11eの上端からアウタ側に向けて曲げられた逆U字状のインナ上縁部11fと、インナ上縁部11fのアウタ側の縁部から斜め下方へ延出されたインナ下垂部11gを有し、インナ側壁部11e、インナ上縁部11f及びインナ下垂部11gによってインナガイド部11−K2が形成される。インナ側壁部11eは、ロア底壁部11aから離れて上方に進むにつれてインナ側への突出量を大きくする傾斜壁であり、インナ下垂部11gは該インナ側壁部11eと略平行な傾斜壁である。
ロアレール11では、アウタガイド部11−K1よりもインナガイド部11−K2の方が、ロア底壁部11aからの高さが低くなっている。また、アウタガイド部11−K1とインナガイド部11−K2の間、厳密にはアウタ下垂部11dとインナ下垂部11gの間は、上方に向けて開放された開口部11hになっている。
アッパレール12は、アウタ側板材12Pとインナ側板材12Qの2つの板材を合わせて構成されている。アウタ側板材12Pは、ロアレール11への組み付け状態でロア底壁部11aに対して略垂直になる立壁部(上下方向壁部)12aと、立壁部12aの下端からアウタ側へ延設されたアウタ底壁部12bと、アウタ底壁部12bのアウタ側の縁部から上方へ向けて立設されたアウタ側壁部(高ガイド進入部)12cと、アウタ側壁部12cの上端から斜め上方へ向けて延設されたアウタ傾斜壁部(高ガイド進入部)12dを有する。アウタ底壁部12bはロア底壁部11aと略平行をなし、アウタ側壁部12cは立壁部12aと略平行である。アウタ傾斜壁部12dは、アウタ側壁部12cから離れて上方へ進むにつれてアウタ側への突出量を大きくする傾斜壁である。
インナ側板材12Qは、アウタ側板材12Pの立壁部12aのインナ側に固着される立壁部(上下方向壁部)12eと、立壁部12eの下端からインナ側に延設したインナ底壁部12fと、インナ底壁部12fのインナ側の縁部から斜め上方に向けて延設されたインナ傾斜壁部(低ガイド進入部)12gを有する。インナ傾斜壁部12gは、インナ底壁部12fから離れて上方へ進むにつれてインナ側への突出量を大きくする傾斜壁である。
アッパレール12の立壁部12a、12eに対してシートが固定的に支持される。ロアレール11とアッパレール12は、立壁部12a、12eが開口部11hに挿入され、ロア底壁部11aの上方にアウタ底壁部12bが対向し、アウタガイド部11−K1内にアウタ側壁部12cとアウタ傾斜壁部12dが位置し、インナガイド部11−K2内にインナ傾斜壁部12gが位置するようにして組み付けられる。そして、互いの間に挿入したローラ(底壁間スライド案内部材)15、アウタガイドボール(高ガイド部側スライド案内部材、球状転動体)16、インナスライドピース(低ガイド部側スライド案内部材)17の3種類のスライド案内部材を介して、アッパレール12がロアレール11に対して長手方向へ円滑に移動可能に支持される。
まず、ロアレール11のロア底壁部11aとアッパレール12のアウタ底壁部12bの間にはローラ15が挿入保持される。ローラ15は金属製の円筒状の転動体であり、その外周面がロア底壁部11aとアウタ底壁部12bに挟まれた(当接させた)状態で、シートレール装置10の幅方向を向く軸15xを中心として転動可能に支持される。ローラ15は、ロアレール11に対するアッパレール12の支持高さを決めると共に、シートレール装置10に対して加わる上下(垂直)方向の荷重、特にアッパレール12からロアレール11に対して作用する下向き荷重の受け部となる。このローラ15に対する荷重入力方向を図中に一点鎖線D0で示した。
アウタガイド部11−K1の側においては、アウタ上縁部11cの内面とアウタ傾斜壁部12dの間に、金属製の球体であるアウタガイドボール16が挟まれて保持される。アウタガイドボール16は、アウタ傾斜壁部12dの延設平面と略直交する斜め方向、すなわちローラ15に対する荷重入力方向D0と交差する第1の交差方向D1へのロアレール11(アウタ上縁部11c)とアッパレール12(アウタ傾斜壁部12d)の相対移動を規制する。この第1の交差方向D1は、下方から上方に進むにつれてアウタガイド部11−K1から立壁部12a、12eに接近する方向である。
インナガイド部11−K2内には、インナ傾斜壁部12gの端部に固定されたインナスライドピース17が、ロアレール11の長手方向に摺動可能に嵌っている。インナスライドピース17は合成樹脂の成形部品であり、インナ側壁部11eとインナ下垂部11gのそれぞれの内面に当接(面接触)可能な平面状の両側面部と、インナ上縁部11fの内面に沿う円弧状断面の頂面部とを有する。インナスライドピース17の両側面部とインナ側壁部11e及びインナ下垂部11gとの当接によって、アッパレール12はロアレール11に対し、ローラ15に対する荷重入力方向D0に関して第1の交差方向D1(アウタガイド部11−K1側でアウタガイドボール16により移動規制される方向)と反対に傾斜する第2の交差方向D2への相対移動が規制される。この第2の交差方向D2は、下方から上方に進むにつれてインナガイド部11−K2から立壁部12a、12eに接近する方向であり、インナスライドピース17の両側面(インナ側壁部11e及びインナ下垂部11gへの当接面)は、第2の交差方向D2と略直交する面である。
以上のように、ロアレール11とアッパレール12の間には、両レールに対して転動可能なローラ15及びアウタガイドボール16と、ロアレール11に対して摺動可能なインナスライドピース17が配されており、これら転動体(ローラ15、アウタガイドボール16)と摺動体(インナスライドピース17)を介して、アッパレール12がロアレール11に対して前後方向(長手方向)へスライド可能に支持されている。そして、ローラ15による荷重受け方向(D0)に対して、アウタガイド部11−K1でのアウタガイドボール16による荷重の受け方向(第1の交差方向D1)と、インナガイド部11−K2でのインナスライドピース17による荷重の受け方向(第2の交差方向D2)が互いに反対方向の傾斜で交差する関係にある。したがって、ローラ15、アウタガイドボール16及びインナスライドピース17からなるスライド案内部材によって、図1に示す摺動方向直交断面内でのロアレール11とアッパレール12の相対移動が規制され、ロアレール11に対してアッパレール12が安定保持されて円滑にスライドすることができる。なお、図1では、ローラ15、アウタガイドボール16及びインナスライドピース17はそれぞれひとつのみ図示されているが、これらはレール長手方向に位置を異ならせて複数設けられており、ロアレール11に対するアッパレール12の傾きが生じないようになっている。
特に、インナガイド部11−K2側にスライド案内部材としてインナスライドピース17を配することには次の利点がある。まず、ボールのような点接触構造の支持手段に比して、面接触でインナスライドピース17を支持するインナガイド部11−K2は、耐荷重性を損なわずに断面形状をコンパクトにすることができる。具体的には、インナスライドピース17を囲むインナガイド部11−K2の外囲長を短くすることができる。例えば、インナガイド部11−K2の上方にスライドレールのロック機構や電動駆動機構を配置する場合に、インナガイド部11−K2の断面形状がコンパクトであると、その設置(設計)自由度が向上する。また、シート下部の足溜まり空間が広くなるため、使用感の向上にもつながる。また、断面形状のコンパクト化により製造コストの軽減も達成される。
図2は本発明の第2の実施形態のシートレール装置110を示している。このシートレール装置110において、第1の実施形態のシートレール装置10と共通する部分は同じ符号で示し、重複する説明は省略する。シートレール装置110では、アウタガイド部(高ガイド部)111−K1側とインナガイド部(低ガイド部)111−K2側での荷重受け方向の関係が、第1の実施形態のシートレール装置10と逆になっている。すなわち、アウタガイド部111−K1は、第1の実施形態のアウタガイド部11−K1と略同様に、アウタ側壁部111b、アウタ上縁部111c及びアウタ下垂部111dによって囲まれた有蓋形状部として形成されているが、アッパレール12のアウタ側壁部12cの上端に続くアウタ傾斜壁部(高ガイド進入部)112dは、先のアウタ傾斜壁部12dとは逆に、上方へ進むにつれてインナ側へ突出する方向に傾斜している。アウタ傾斜壁部112dとアウタガイド部111−K1(アウタ上縁部111c)の間には、アウタガイドボール(高ガイド部側スライド案内部材、球状転動体)116が挿入保持されている。
一方、インナガイド部111−K2は、ロア底壁部11aのインナ側の縁部からアウタ側に接近する斜め上方に向けて立設されたインナ側壁部111eと、該インナ側壁部111eと略平行なインナ下垂部111gと、インナ側壁部111eとインナ下垂部111gを接続する逆U字状のインナ上縁部111fによって形成されている。インナ側板材12Qのインナ傾斜壁部(低ガイド進入部)112gは、インナ側壁部111e及びインナ下垂部111gと同じく、上方に向かうにつれて徐々にアウタ側に突出ように傾斜されており、その端部にインナスライドピース(低ガイド部側スライド案内部材)117が固定されている。インナスライドピース117は、インナ側壁部111e及びインナ下垂部111gに当接可能な平面状の両側面部と、インナ上縁部111fの内面に沿う円弧状の頂面部とを有する。
以上の構成のシートレール装置110では、アウタガイド部111−K1側のアウタガイドボール116は、ローラ15への荷重入力方向D0と交差する第1の交差方向D3(アウタ傾斜壁部112dの延設平面と略直交する斜め方向)へのロアレール11(アウタ上縁部111c)とアッパレール12(アウタ傾斜壁部112d)の相対移動を規制する。先の実施形態と逆に、第1の交差方向D3は、上方から下方に進むにつれてアウタガイド部111−K1から立壁部12a、12eに接近する方向である。また、ローラ15に対する荷重入力方向D0に関して第1の交差方向D3と反対方向に傾斜する第2の交差方向D4へのロアレール11とアッパレール12の相対移動が、インナガイド部111−K2側のインナ側壁部111e及びインナ下垂部111gと、インナスライドピース117の両側面との当接関係によって規制される。先の実施形態と逆に、第2の交差方向D4は、上方から下方に進むにつれてインナガイド部111−K2から立壁部12a、12eに接近する方向であり、インナスライドピース117の両側面(インナ側壁部111e及びインナ下垂部111gへの当接面)は、この第2の交差方向D4と略直交する面である。したがって、ローラ15、アウタガイドボール116及びインナスライドピース117の3種類のスライド案内部材によって、図2に示す摺動方向直交断面内でのロアレール11とアッパレール12の相対移動が規制され、ロアレール11に対してアッパレール12が安定して保持され、アッパレール12の円滑なスライドが保証される。そして、第1の実施形態のシートレール装置10と同様に、インナガイド部111−K2側のスライド案内部材をインナスライドピース117としたことにより、インナガイド部111−K2の断面形状のコンパクト化やそれに伴う製造コスト低減といった効果が得られる。
図3は本発明の第3の実施形態のシートレール装置210を示している。このシートレール装置210において、第1の実施形態のシートレール装置10と共通する部分は同じ符号で示し、重複する説明は省略する。シートレール装置210では、インナガイド部11−K2側のスライド案内部材はシートレール装置10と共通であり、インナスライドピース17が用いられている。一方、アウタガイド部(高ガイド部)211−K1側のスライド案内部材においても、ボールではなくアウタスライドピース(高ガイド部側スライド案内部材)18が用いられている点が相違する。アウタガイド部211−K1は、ロア底壁部11aのアウタ側の縁部から上方に向けて立設されたアウタ側壁部211bと、アウタ側壁部211bの上端からインナ側に向けて曲げられたC字状断面のアウタ上縁部211cと、アウタ上縁部211cに続く傾斜壁部211dと、傾斜壁部211dのインナ側の縁部から下方へ延出されたアウタ下垂部211eを有する。アッパレール12はアウタ側壁部12cの上端に、傾斜壁部211dと略平行なアウタ傾斜壁部(高ガイド進入部)212dを有し、その端部にアウタスライドピース18が固定されている。傾斜壁部211dとアウタ傾斜壁部212dはそれぞれ、上方へ進むにつれてアウタ側への突出量を大きくする方向に傾斜している。
シートレール装置210では、第1の実施形態のシートレール装置10と同様に、ロアレール11とアッパレール12の第2の交差方向D2の相対移動はインナガイド部11−K2とインナスライドピース17の当接関係によって規制される。一方、ローラ15に対する荷重入力方向D0に関して第2の交差方向D2と反対方向に傾斜する第1の交差方向D5の相対移動、より厳密にはロアレール11に対してアッパレール12を上方に離脱させる方向の相対移動は、アウタスライドピース18の一側面と傾斜壁部211dの当接によって規制される。このアウタスライドピース18の傾斜壁部211dへの当接面は、第1の交差方向D5と略直交する面である。アウタスライドピース18の他方の側面はロアレール11に対して当接しておらず、アウタスライドピース18の下方への移動は直接的には規制されていないが、当該方向へのアッパレール12の移動は、アウタ底壁部12bがローラ15に当接することで規制されている。したがって、ローラ15、インナスライドピース17及びアウタスライドピース18の3種類のスライド案内部材によって、摺動方向直交断面内でのロアレール11とアッパレール12の相対移動が規制され、アッパレール12の安定保持と円滑なスライドが保証される。そして、シートレール装置10やシートレール装置110と同様に、インナガイド部11−K2側のスライド支持手段をインナスライドピース17としたことにより、インナガイド部11−K2の断面形状のコンパクト化やそれに伴うコストダウンの効果が得られる。
以上、図示実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、図示実施形態のアッパレール12は、アウタ側板材12Pとインナ側板材12Qの2部材を組み合わせて形成されているが、立壁部12aと立壁部12eに相当する一対の上下方向壁部を上端部で接続するなどして、アッパレールを1つの板材で形成(例えばロール成形加工)することもできる。この場合のアッパレールの断面形状は、図示実施形態のように一対の上下方向壁部(立壁部12aと立壁部12e)を隣接させた逆T字形状としてもよいし、一対の上下方向壁部を離間させたいわゆるハット型(Ω)形状にすることもできる。
10 シートレール装置
11 ロアレール
11a ロア底壁部
11h 開口部
11−K1 アウタガイド部(高ガイド部)
11−K2 インナガイド部(低ガイド部)
12 アッパレール
12b アウタ底壁部
12c アウタ側壁部(高ガイド進入部)
12d アウタ傾斜壁部(高ガイド進入部)
12g インナ傾斜壁部(低ガイド進入部)
12P アウタ側板材
12Q インナ側板材
15 ローラ(底壁間スライド案内部材)
16 アウタガイドボール(高ガイド部側スライド案内部材、球状転動体)
17 インナスライドピース(低ガイド部側スライド案内部材)
18 アウタスライドピース(高ガイド部側スライド案内部材)
110 シートレール装置
111−K1 アウタガイド部(高ガイド部)
111−K2 インナガイド部(低ガイド部)
112d アウタ傾斜壁部(高ガイド進入部)
112g インナ傾斜壁部(低ガイド進入部)
116 アウタガイドボール(高ガイド部側スライド案内部材、球状転動体)
117 インナスライドピース(低ガイド部側スライド案内部材)
210 シートレール装置
211−K1 アウタガイド部(高ガイド部)
212d アウタ傾斜壁部(高ガイド進入部)

Claims (5)

  1. 固定支持されるロアレールとシートを支持するアッパレールとの間にスライド案内部材を配し、該スライド案内部材を介してアッパレールをロアレールに対して長手方向に移動可能に支持させたシートレール装置において、
    上記ロアレールは、ロア底壁部と、該ロア底壁部の両側上方に設けられ上部が閉じられた有蓋形状を有する一対のガイド部と、該一対のガイド部の間に位置し上方に向けて開放された開口部とを有し、上記一対のガイド部の一方を上記ロア底壁部からの高さが高い高ガイド部、他方を該高ガイド部よりも低い低ガイド部とし、
    上記アッパレールは、ロアレールの上記開口部を通る上下方向壁部と、該上下方向壁部の下端に設けられロアレールの上記ロア底壁部に対向するアッパ底壁部と、ロアレールの上記高ガイド部内に位置される高ガイド進入部と、上記低ガイド部内に位置される低ガイド進入部とを有し、
    アッパレールの上記アッパ底壁部とロアレールの上記ロア底壁部の間に設けた、上下方向の荷重を受ける底壁間スライド案内部材;
    ロアレールの上記高ガイド部の内面と、アッパレールの上記高ガイド進入部の間に保持され、上記底壁間スライド案内部材への荷重入力方向と交差する第1の交差方向へのロアレールに対するアッパレールの相対移動を規制する高ガイド部側スライド案内部材;及び
    ロアレールの上記低ガイド部の内面と、アッパレールの上記低ガイド進入部の間に保持され、上記底壁間スライド案内部材への荷重入力方向に関して上記第1の交差方向と反対に傾斜する第2の交差方向へのロアレールに対するアッパレールの相対移動を規制する低ガイド部側スライド案内部材;
    を備え、
    上記低ガイド部側スライド案内部材を、アッパレールの低ガイド進入部に固定され、ロアレールの上記低ガイド部の内面に当接して上記第2の交差方向への移動規制を受ける2つの面を有するスライドピースとしたことを特徴とするシートレール装置。
  2. 請求項1記載のシートレール装置において、上記第1の交差方向は、下方から上方に進むにつれて上記高ガイド部から上記上下方向壁部に接近する方向であり、上記第2の交差方向は、下方から上方に進むにつれて上記低ガイド部から上記上下方向壁部に接近する方向であるシートレール装置。
  3. 請求項1記載のシートレール装置において、上記第1の交差方向は、上方から下方に進むにつれて上記高ガイド部から上記上下方向壁部に接近する方向であり、上記第2の交差方向は、上方から下方に進むにつれて上記低ガイド部から上記上下方向壁部に接近する方向であるシートレール装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のシートレール装置において、アッパレールの上記高ガイド進入部は、上記第1の交差方向と略直交する傾斜壁部を備え、上記高ガイド部側スライド案内部材は、該傾斜壁部とロアレールの上記高ガイド部の内面との間に挟着される球状転動体であるシートレール装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のシートレール装置において、上記高ガイド部側スライド案内部材は、アッパレールの高ガイド進入部に固定され、上記第1の交差方向に略直交する面がロアレールの上記高ガイド部の内面に当接してロアレールに対するアッパレールの上方への離脱を規制するスライドピースであるシートレール装置。
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