JP2011101383A - 画像ファイル生成装置 - Google Patents

画像ファイル生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011101383A
JP2011101383A JP2010270180A JP2010270180A JP2011101383A JP 2011101383 A JP2011101383 A JP 2011101383A JP 2010270180 A JP2010270180 A JP 2010270180A JP 2010270180 A JP2010270180 A JP 2010270180A JP 2011101383 A JP2011101383 A JP 2011101383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
image
image file
recorded
format
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2010270180A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nakamura
敏 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2010270180A priority Critical patent/JP2011101383A/ja
Publication of JP2011101383A publication Critical patent/JP2011101383A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/265Mixing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/36Monitoring, i.e. supervising the progress of recording or reproducing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N1/32128Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title attached to the image data, e.g. file header, transmitted message header, information on the same page or in the same computer file as the image
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2210/00Indexing scheme for image generation or computer graphics
    • G06T2210/32Image data format
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2101/00Still video cameras
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N2201/3201Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N2201/3225Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title of data relating to an image, a page or a document
    • H04N2201/3247Data linking a set of images to one another, e.g. sequence, burst or continuous capture mode
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N2201/3201Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N2201/3274Storage or retrieval of prestored additional information
    • H04N2201/3277The additional information being stored in the same storage device as the image data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

【課題】画像ファイル中の画像データ誤消去の可能性を判断可能なファイルを生成する。
【解決手段】画像ファイルが1つの画像ファイル中に複数の画像データを記録するフォーマットで記録されたものであることを表す付属情報をヘッダ部の既知の位置に記録するとともに、2以上の画像データを、異なる画像データ間を特定の識別子により区分けして記録して、1つの画像ファイルを生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像ファイル中の画像データ誤消去の可能性を判断可能とする画像ファイルの生成装置に関するものである。
近年、関連した複数の画像データを1つの画像ファイルとして記録して管理することにより、関連した画像データ群の管理上の利便性を向上させる技術が知られている。
たとえば、特許文献1では、立体視可能な画像を構成する2つの画像データ(左画像データ、右画像データ)を格納し、それらの画像データを区別するための識別子を設けて、1つの立体視用の画像ファイルを生成する手法が提案されている。
特許文献2では、連続して撮影された複数の画像データを結合して、1つの連続静止画圧縮ファイルとして記録する手法が提案されている。
特開2006−13759号公報 特開平11−266420号公報
しかしながら、先頭の1つの画像データしか認識できない画像編集装置等の画像ソフトウェアを使用して、上記特許文献1、2等により生成された、複数の画像データが記録されている画像ファイルを編集すると、先頭の画像データより後ろに記録されていた画像データが誤消去されてしまう場合がある。
たとえば、Microsoft Windows(登録商標)XPの付属ソフト「Windows(登録商標)画像とFAXビューア」で、複数の画像データが異なる画像データ間を識別子EOIマーカにより区分けして記録されているJEPG画像ファイルを開くと、先頭の画像データの画像のみが表示される。そこで、その表示された画像を右又は左回りに回転させると、該画像ファイルは、先頭の画像データに回転処理がなされ、さらに先頭の画像データより後ろの画像データが誤消去された状態で上書きされてしまう。
そこで、画像データの管理におけるユーザーへの負荷を軽減するために、このような誤消去を自動検出することが望まれる。
本発明は、上記事情に鑑み、画像ファイル中の画像データ誤消去の可能性を判断可能とする画像ファイルの生成装置を提供することを目的とするものである。
本発明の画像ファイル生成装置は、1つの画像ファイル中に複数の画像データを記録するフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定する特定手段と、ヘッダ部の既知の位置に該画像ファイルが1つの画像ファイル中に複数の画像データを記録するフォーマットで記録されたものであることを表す付属情報を記録するとともに、特定手段により特定された2以上の画像データを、異なる画像データ間を特定の識別子により区分けして記録して、1つの画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段とを備えたことを特徴とするものである。
ここで、「2以上の画像データ」における「画像データ」とは、主たるデータとして記録される画像データを意味し、それ以外の画像データ、たとえばサムネイル画像の画像データ等は含まない。
また、付属情報は、画像ファイルのヘッダ部の既知の位置に記録されたものであることが好ましい。
また、1つの画像ファイル中に複数の画像データを記録するフォーマット(以下、マルチページフォーマット)は、異なる画像データ間を特定の識別子により区分けして、複数の画像データを1つの画像ファイル中に記録する記録形式である。
本発明の画像ファイル生成装置においては、撮影により画像データを取得する撮影部と、撮影における撮影モードを設定する撮影モード設定手段とをさらに備え、特定手段が、設定手段により設定された撮影モードに基づいてマルチページフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定するものであってもよい。
また、特定手段は、連写モード、ブラケット撮影モード、パノラマ撮影モード、立体撮影モード、多視点画像取得モードのいずれかの撮影モードで撮影された2以上の画像データを、マルチページフォーマットで記録したい2以上の画像データとして特定するものであってもよい。
また、特定手段は、複数の画像データから、該各画像データに付帯する、該画像データの撮影日時に関する情報に基づいてマルチページフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定するものであってもよいし、各画像データ間の相関を評価し、該評価の結果に基づいてマルチページフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定するものであってもよい。
上記画像ファイル生成装置において、既知の位置は、フォーマット規格Exifの画像ユニークIDタグ領域の一部であってもよい。
本発明の画像ファイル生成装置によれば、1つの画像ファイル中に複数の画像データを記録するマルチページフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定する特定手段と、ヘッダ部の既知の位置に該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであることを表す付属情報を記録するとともに、特定手段により特定された2以上の画像データを、異なる画像データ間を特定の識別子により区分けして記録して、1つの画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段とを備えているので、当該画像ファイル生成装置により生成された画像ファイルについて、ヘッダ部の既知の位置に記録されている付属情報を参照することにより当該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであるか否かを判別できると共に、その画像ファイル中の最初の特定の識別子の後ろに画像データが存在するか否かを調べることにより該画像ファイル中に2以上の画像データが記録されているか否かを判別でき、さらに、これらの判別結果に基づいて、画像ファイル中の画像データ誤消去の可能性を判断することもできる。
上記画像ファイル生成装置において、特定手段が、画像データの撮影における撮影モード、画像データの各々に付帯する該画像データの撮影日時に関する情報、及び画像データ間の相関を評価した評価結果のいずれか1つ又は2以上の情報に基づいてマルチページフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定するものである場合、互いに関連性の高い2以上の画像データをマルチページフォーマットで記録することができる。
本発明によるカメラシステムの構成を示す概略ブロック図 マルチページフォーマットで記録された画像ファイルの構造の一例を示す図 通常のフォーマットで記録された画像ファイルの構造の一例を示す図 画像データが誤消去された画像ファイルの構造の一例を示す図 画像データが誤消去されている可能性がある旨をモニタに表示させた画面の一例を示す図 画像データの誤消去の可能性があることを表す付属情報を画像ファイルに付帯させる態様を説明するための図 図1のカメラシステムによる画像ファイル生成処理を示すフローチャート 図1のカメラシステムによる誤消去判断処理を示すフローチャート 図1のカメラシステムによる誤消去判断処理を示すフローチャート 本発明によるパーソナルコンピュータの構成を示す概略ブロック図
以下、図面を参照して本発明の誤消去判断装置及び画像ファイル生成装置の実施の形態について説明する。図1は、本発明の誤消去判断装置及び画像ファイル生成装置を適用したカメラシステム1の構成を示す概略ブロック図である。
カメラシステム1は、2つの撮像部21A,21B、撮像制御部22、画像処理部23、圧縮/伸長処理部24、フレームメモリ25、メディア制御部26、内部メモリ27、および表示制御部28等を備えており、データバス35を介して各種信号、データの送受信を行う。
撮像部21A、21Bは、レンズ10A、10B、絞り11A、11B、シャッタ12A、12B、CCD13A、13B、アナログフロントエンド(AFE)14A、14BおよびA/D変換部15A、15Bをそれぞれ備えている。レンズ10A、10Bは、被写体にピントを合わせるためのフォーカスレンズ、ズーム機能を実現するためのズームレンズ等の複数の機能別レンズにより構成され、不図示のレンズ駆動部によりその位置が調整される。絞り11A、11Bは、不図示の絞り駆動部により、AE処理により得られる絞り値データに基づいて絞り径の調整が行われる。シャッタ12A、12Bはメカニカルシャッタであり、不図示のシャッタ駆動部により、AE処理により得られるシャッタスピードに応じて駆動される。CCD13A、13Bは、多数の受光素子を2次元的に配列した光電面を有しており、被写体光がこの光電面に結像して光電変換されてアナログ撮像信号が取得される。AFE14A、14Bは、CCD13A、13Bから出力されるアナログ撮像信号に対して、アナログ撮像信号のノイズを除去する処理、およびアナログ撮像信号のゲインを調節する処理(以下アナログ処理とする)を施す。A/D変換部15A、15Bは、AFE14A、14Bによりアナログ処理が施されたアナログ撮像信号をデジタル信号に変換する。
撮像制御部22は、AF処理部およびAE処理部からなる。フォーカスを調整可能とされている場合において、AF処理部はレリーズボタンの半押し操作により撮像部21A、21Bにより取得したプレ画像に基づいてレンズ10A、10Bのフォーカスレンズの位置を決定し、撮像部21A、21Bに出力する。AE処理部は、プレ画像に基づいて絞り値とシャッタ速度とを決定し、撮像部21A、21Bに出力する。
画像処理部23は、撮像部21A、21Bにより取得した画像データに対してホワイトバランスを調整する処理、階調補正、シャープネス補正、および色補正、YC変換処理等の画像処理を施す。
圧縮/伸長処理部24は、画像処理部23によって処理が施された画像データに対して、JPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行い、フレームメモリ25に出力する。
フレームメモリ25は、撮像部21A、21Bにより取得した画像データに対して、前述の画像処理部23が行う処理を含む各種処理を行う際に使用する作業用メモリである。
メディア制御部26は、記録メディア29にアクセスして画像ファイルの書き込みと読み込みの制御を行う。
内部メモリ27は、カメラシステム1において設定される各種定数、およびCPU32が実行するプログラム等を記憶する。
表示制御部28は、フレームメモリ25に格納された画像データをモニタ20に表示させたり、記録メディア29に記録されている画像をモニタ20に表示させたりするためのものである。ここで、表示制御部28及びモニタ20は表示手段を構成する。
操作部(撮影モード設定手段)33は、カメラシステム1の本体に設けられているレリーズボタン、動作モードスイッチ、メニュー/OKボタン、ズーム/上下レバー、左右ボタン、Back(戻る)ボタン、表示切替ボタン等を有し、ユーザーからの各種設定の入力手段を構成する。ユーザーは操作部33を操作することにより、撮影部21A、21Bによる撮影の撮影モードを設定することができる。また、動作モードスイッチを操作することにより、記録モード(撮影モード)および再生モードの各動作モードを切り替えることができる。
ここで、撮影モードとしては、通常撮影モード、連写モード、ブラケット撮影モード、パノラマ撮影モード、立体撮影モード、多視点画像取得モード等がある。
通常撮影モードは、レリーズボタンを押下することにより1つの画像データを取得するモードであり、連写モードは、レリーズボタンを押し続けている間、連続的に撮影を行い、複数の画像データを取得するモードである。ブラケット撮影モードは、露出、ホワイトバランス、ピントの位置等の各種設定を所定の条件で変更しながら連続的に撮影を行い、複数の画像データを取得するモードである。パノラマ撮影モードは、パノラマ画像として取得したい範囲で左右ないしは上下方向にカメラシステム1を移動しながら繰り返し撮影を行い、複数の画像データを取得するモードである。立体撮影モードは、視差を利用して立体視(ステレオ視)できる2つの画像データを取得するため、同一の被写体を異なる位置から撮影するモードであって、互いに間隔をあけて配設された撮像部21A、21Bにより同一の被写体をそれぞれ撮影するか、又はいずれか一方の撮像部によりその撮影部の位置をずらしながら同一の被写体を複数回撮影する。多視点画像撮影モードは、モーションキャプチャーの構築、スポーツイベントの撮影等を目的として、同一の被写体を様々なアングルから撮影し、複数の画像データを取得するモードである。
CPU32は、操作部33や各種処理部からの信号に応じてカメラシステム1の各部を制御する。
以下、CPU32により画像ファイルを生成する処理について詳細に説明する。CPUは、撮影モードの設定を操作部33から受け付け、設定結果を内部メモリ27に記憶させるとともに、連写モード、ブラケット撮影モード、パノラマ撮影モード、立体撮影モード、多視点画像取得モードのいずれかの撮影モードで撮像部21A、21Bのいずれか一方又は両方により撮影して取得した2以上の画像データをマルチページフォーマットで記録したい画像データとして特定し、特定された2以上の画像データに画像処理や圧縮処理等の各種処理を施した後、その各種処理を施された2以上の画像データをマルチページフォーマットで1つの画像ファイルとして記録し、メディア制御部26を介して記録メディア29に書き込む。
図2は、マルチページフォーマットで記録された画像ファイルの構造の一例を示す図である。以下、図2を参照して、マルチページフォーマットで画像ファイルを記録する方法について説明する。まず、ファイルの始まりを示すSOIマーカの直後にヘッダ(APPx:アプリケーション・マーカセグメント)H1を記録する。ヘッダ(APPx)H1はExif識別コード、Tiff Header、付属情報(0th IFD/Value、1st IFD/Value)から構成されている。0th IFD/Valueは0th IFD、Exif IFD、MPファイル管理情報等から構成され、圧縮されている画像に関する付属情報を記録する。具体的には、Exif IFDのExif Versionタグ領域61に、該画像ファイルが対応する規格バージョンを示すコード、たとえば“0230”を記録し、Exif IFDの画像ユニークIDタグ領域62の先頭2バイトに、該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであることを表すコード、たとえば“E3”を記録する。また、マルチページフォーマット(MP)ファイル管理情報64を記録する。
そして、ヘッダ(APPx)H1の後ろに、マルチページフォーマットで記録したい画像データとして特定されたn個の画像データを、異なる画像データ間をEOIマーカ等の特定の識別子により区分けして記録する。先頭の画像データ(第1の画像データ)D1の直後にEOIマーカE1を記録し、SOIマーカS2、ヘッダH2、第2画像データD2、EOIマーカE2、SOIマーカS3、ヘッダH3、第3画像データD3、EOIマーカE3、…、SOIマーカSn、ヘッダHn、第n画像データDnおよびEOIマーカEnを順に記録する。
なお、ここでは、画像ユニークIDタグ領域の一部に、該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであることを表すコード、たとえば“E3”を記録する場合を例示して説明したが、その画像ファイルを読んで再生、編集等の処理を行う画像読取器において認識可能なヘッダ部の既知の位置であれば、画像ユニークIDタグ領域に限らず他の任意に決定した位置に、該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであるか否かを表す付属情報を記録するようにしてもよい。
また、CPU32は、通常撮影モードで撮像部21A、21Bのいずれか一方により撮影して取得した1つの画像データに画像処理や圧縮処理等の各種処理を施した後、その各種処理が施された画像データを1つの画像ファイル中に1つの画像データを記録する通常のフォーマットで記録することにより画像ファイルを生成し、メディア制御部26を介して記録メディア29に書き込む。
図3にその通常のフォーマットで記録された画像ファイルの構造の一例を示す。図3に示す通常のフォーマットで記録された画像ファイルの構造は、図2に示すマルチページフォーマットで記録された画像ファイルの構造とは、Exif IFDの画像ユニークIDタグ領域62Bの先頭2バイトに、該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものではないことを表すコード、すなわちマルチページフォーマットで記録されたものであることを表すコードとは異なるコード、たとえば“AD”等を記録すると共に、図2に示すような、マルチページフォーマット(MP)ファイル管理情報64タグ領域は有しない点が異なる。また、ヘッダ(APPx)HBの後ろに、1つの画像データDBおよびEOIマーカEBを順に記録する。
なお、ここでは、撮像部により撮影して取得した画像データを、その撮影における撮影モードに応じてマルチページフォーマット、又は1つの画像ファイル中に1つの画像データを記録する通常のフォーマットで画像ファイルを生成する場合について説明したが、例えば、CPU32が、外部記録メディア29から複数の画像データを読み出し、読み出した複数の画像データをフレームメモリ25に展開し、その展開された画像データから、画像データの各々に付帯する該画像データの撮影日時に関する情報や被写体距離に関する情報、画像データ間の相関を評価した評価結果等に基づいてマルチページフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定し、それらの画像データを図2に示すようにマルチページフォーマットで1つの画像ファイルとして記録することもできる。
ここで、該画像データの撮影日時に関する情報に基づいてマルチページフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定する処理は、CPU32が、該各画像データに付帯されている撮影日時の情報を参照し、例えば撮影日時の間隔が所定の時間範囲内である2以上の画像データを互いに関連性の高い画像データであろうと推定し、マルチページフォーマットで記録したい画像データとして特定するものである。
なお、撮影日時に関する情報に限らず、該各画像データに付帯されている被写体距離、被写体位置、シーンタイプ等他の撮影条件に関する各種タグ情報に基づいて関連性の高い画像データであろうと推定される2以上の画像データをマルチページフォーマットで記録したい画像データとして特定するようにしてもよい。
また、画像データ間の相関を評価した結果に基づいてマルチページフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定する処理は、CPU32が、各画像データから該画像データの色分布、輝度分布、形状抽出結果(顔抽出など)等の画像特徴を取得し、それらの各画像特徴について画像データ間の相関を算出し、算出した相関を総合的に評価して得られた評価値が所定の閾値以上である2以上の画像データを互いに関連性の高い画像データであろうと推定し、マルチページフォーマットで記録したい画像データとして特定するものである。
次に、CPU32により画像ファイルを再生する処理について詳細に説明する。CPU32は、カメラシステム1の動作モードを判定し、再生モードである場合には、まず、外部記録メディア29から画像ファイルを読み出し、フレームメモリ25に展開する。次に、その画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性があるか否かを判断し、誤消去の可能性がないと判断した場合、フレームメモリ25に記録されている該画像ファイルの画像データを圧縮/伸長処理部24により伸張処理し、表示制御部28を介してモニタ20に表示させる。
一方、画像ファイル中の画像データ誤消去の可能性があると判断した場合、フレームメモリ25に記録されている該画像ファイルの先頭の画像データを圧縮/伸長処理部24により伸張処理し、表示制御部28を介してモニタ20に表示させるとともに、その誤消去の可能性があるとの判断結果を表示制御部28に出力して画像データが誤消去されている可能性がある旨のメッセージをモニタ20に表示させる。たとえば図5に示すように、当該画像ファイル中の先頭の画像とともに、「このファイルは、破損MPファイルの可能性があります」というメッセージ71をモニタ20の画面70に表示させる。
また、誤消去の可能性があると判断した場合、上記表示と共に又は上記表示を伴わずに、当該画像ファイルに画像データの誤消去の可能性があることを表す付属情報を画像ファイルに付帯させることができる。
たとえば、図6に示すように、Exif IFDの画像ユニークIDタグ領域62の先頭2バイトに、該画像ファイルに画像データの誤消去の可能性があることを表すエラーコード、たとえば“ER”を記録する。あるいは、ユーザーが当該画像ファイルに対してキーワードやコメントを書き込むためのタグであるユーザーコメントタグ領域63の既存のユーザーコメントの先頭に、該画像ファイルに画像データの誤消去の可能性があることを表すエラー情報コメント、たとえば“(MPファイルエラー)”を追加して記録する。
上記例示した方法等により、画像ファイルに画像データの誤消去の可能性があることを表す付属情報を画像ファイルに付帯させる場合、その付帯された付属情報を参照することにより、画像データ誤消去の可能性を容易に認識でき、画像データの管理性能を向上させることができる。
以下、CPU32により画像ファイル中の画像データ誤消去の可能性を判断する処理について詳細に説明する。
先頭の1つの画像データしか認識できない画像編集装置等の画像ソフトウェアを使用して、マルチページフォーマットで記録されている画像ファイルを編集する場合、先頭の画像データより後ろに記録されていた画像データが誤消去されてしまう場合がある。これにより、先頭の画像データより後ろに記録されていた画像データが誤消去された画像ファイルは、たとえば図4に示すように、Exif IFDの画像ユニークIDタグ領域62の先頭2バイトに、該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであることを表すコード、たとえば“E3”が記録されているものの、1つの画像データしか有しないものとなる。
これに対して、CPU32は、画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであるか否かを判別するフォーマット判別処理と、画像ファイル中に2以上の画像データが記録されているか否かを判別する画像データ数判別処理とを行い、マルチページフォーマットで記録されたものであると判別され、かつ、2以上の画像データが記録されていないと判別された画像ファイルについて、その画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性があると判断する。
フォーマット判別処理は、該画像ファイルのExif IFDの画像ユニークIDタグ領域の先頭2バイトに記録されているコード、すなわち該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであるか否かを表す付属情報を参照して、該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであるか否かを判別する。具体的には、Exif IFDの画像ユニークIDタグ領域の先頭2バイトに、マルチページフォーマットで記録されたものであることを表すコードとして規定している“E3”が記録されている場合は、該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであると判別し、そのコード“E3”とは異なるコードが記録されている場合には、該画像ファイルが1つの画像ファイル中に1つの画像データを記録する通常のフォーマットで記録されたものであると判別する。
画像データ数判別処理は、たとえば、マルチページフォーマットが、異なる画像データ間をEOIマーカ等の特定の識別子により区分けして、複数の画像データを1つの画像ファイル中に記録する記録形式である場合、画像ファイル中の最初のEOIマーカ等の特定の識別子の後ろに画像データが存在するか否かを判別することにより、該画像ファイル中に2以上の画像データが記録されているか否かを判別する。また、図2および図3に示すように、画像ファイル中に2以上の画像データが記録されていれば、JPEGマーカがEOIマーカ、SOIマーカと続く箇所が1以上存在し、画像ファイル中に画像データが1つしか記録されていなければ、JPEGマーカがEOIマーカ、SOIマーカと続く箇所は存在しないような場合、画像ファイルにJPEGマーカがEOIマーカ、SOIマーカと続く箇所が1以上であるか否かを調べることにより、その画像ファイル中に2以上の画像データが記録されているか否かを判別することができる。
なお、CPU32は、画像データの誤消去の可能性を判断する全ての画像ファイルに対して、フォーマット判別処理と画像データ数判別処理とをそれぞれ行い、両方の判別結果に基づいて、画像データの誤消去の可能性を判断するようにしてもよいが、フォーマット判別処理および画像データ数判別処理のいずれか一方を先に行い、その判別結果から、誤消去の可能性を判断するために必要であると判断される場合にのみについて他方の判別処理をさらに行い、それらの判別結果に基づいて、誤消去の可能性を判断することもできる。
例えば、先にフォーマット判別処理を行い、1つの画像ファイル中に1つの画像データを記録する通常のフォーマットで記録された画像ファイルであると判断された場合には、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性はないと判断し、マルチページフォーマットで記録された画像ファイルであると判断された場合には、画像データ数判別処理をさらに行う。この画像データ数判別処理において、2以上の画像データが記録されていると判別された場合には、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性はないと判断し、2以上の画像データが記録されていないと判断された場合には、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性があると判断することができる。同様に、先に画像データ数判別処理を行い、2以上の画像データが記録されていないと判断された場合にのみ、フォーマット判別処理をさらに行い、マルチページフォーマットで記録された画像ファイルであると判断された場合に、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性があると判断することもできる。
次に、図7を参照して、カメラシステム1による画像ファイル生成処理の一例について説明する。まず、ユーザーが操作部33を操作して撮影モードを設定する(ステップST1)。すると、CPU32が撮影モードの設定を操作部33から受け付け、その設定された撮影モードが連写モード、ブラケット撮影モード、パノラマ撮影モード、立体撮影モード、多視点画像取得モードのいずれかであるか否かを判断し(ステップST2)、ステップST2が肯定されると、マルチページフォーマット(MP)のモードフラグをTRUEとし、内部メモリ27に記憶させる(ステップST3)。一方、ステップST2が否定されると、マルチページフォーマット(MP)のモードフラグをFALSEとし、内部メモリ27に記憶させる(ステップST4)。その後、ステップST1において設定された撮影モードに応じて、撮像部21A、21Bのいずれか一方又は両方により撮影を行い、その撮影により取得した画像データに対して圧縮処理を含む各種処理を施した後、フレームメモリ25に記録する(ステップST5)。そして、CPU32が、画像ファイルを生成する際に、マルチページフォーマット(MP)のモードフラグがTRUEであるか否かにかかわらず共通するヘッダ情報を作成する(ステップST6)。次に、内部メモリ27に記憶されているマルチページフォーマット(MP)のモードフラグがTRUEであるか否かを判断し(ステップST7)、ステップST7が肯定されると、Exif IFDの画像ユニークIDタグ領域の先頭2バイトに該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであることを表すコードを記録すると共に、画像ファイルのヘッダを作成すると共にMPファイル管理情報を記録して画像ファイルのヘッダを作成する(ステップST8)。そして、ステップST5においてフレームメモリ25に記録された2以上の画像データを読み出し、読み出した2以上の画像データを、ステップST8において作成されたヘッダの後ろに異なる画像データ間をEOIマーカ等の特定の識別子により区分けして記録することにより、マルチページフォーマットの画像ファイルを生成し(ステップST9)、メディア制御部26を介して記録メディア29に書き込む。
一方、ステップST7が否定されると、Exif IFDの画像ユニークIDタグ領域の先頭2バイトに、該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものではないことを表すコード、すなわちマルチページフォーマットで記録されたものであることを表すコードとは異なるコードを記録して画像ファイルのヘッダを作成する(ステップST10)。そして、ステップST5においてフレームメモリ25に記録された1つの画像データを読み出し、読み出した1つの画像データを、ステップST10において作成されたヘッダの後ろに記録することにより、通常のフォーマットで画像ファイルを生成し(ステップST11)、メディア制御部26を介して記録メディア29に書き込む。
次に、図8を参照して、カメラシステム1による誤消去判断処理(画像ファイル再生処理)の一例について説明する。まず、CPU32が、外部記録メディア29から画像ファイルを読み出し、フレームメモリ25に展開する(ステップST21)。そして、フレームメモリ25に展開された画像ファイルのヘッダ情報を取得し(ステップST22)、ヘッダのExif Versionタグ領域に記録されているExif Versionタグの値が“0230”以上であるか否かを判断し(ステップST23)、ステップST23が否定されると、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性はないと判断し、処理を終了する。一方、ステップST23が肯定されると、該画像ファイルのヘッダにユニークIDタグが存在するか否かを判断し(ステップST24)、ステップST24が否定されると、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性はないと判断し、処理を終了する。
一方、ステップST24が肯定されると、画像ユニークIDタグ領域の先頭2バイトに記録されているコード、すなわち該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであるか否かを表す付属情報を参照し、該画像ファイルが前記マルチページフォーマットで記録されたものであるか否かを判別し(ステップST25)、ステップST25が否定されると、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性はないと判断し、処理を終了する。一方、ステップST25が肯定されると、画像ファイル中の最初のEOIマーカ等の特定の識別子の後ろに画像データが存在するか否かを判別し(ステップST26)、ステップST26が肯定されると、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性はないと判断し(ステップST26)、処理を終了する。
一方、ステップST26が否定されると、画像ファイル中の画像データが誤消去されており可能性があると判断し、フレームメモリ25に記録されている該画像ファイルの先頭の画像データを圧縮/伸長処理部24により伸張処理し、表示制御部28を介してモニタ20に表示させるとともに、その誤消去の可能性があるとの判断結果を表示制御部28に出力して画像データが誤消去されている可能性がある旨のメッセージをモニタ20に表示させる(ステップST27)。
次に、図9を参照して、カメラシステム1による誤消去判断処理(画像ファイル再生処理)の他の例について説明する。まず、CPU32が、外部記録メディア29から画像ファイルを読み出し、フレームメモリ25に展開する(ステップST31)。そして、フレームメモリ25に展開された画像ファイルのデータを先頭から順次スキャンし、JPEGマーカの出現順序を取得し(ステップST32)、画像ファイル中にJPEGマーカがEOIマーカ、SOIマーカと続く箇所が1以上であるか否かを判断し(ステップST33)、ステップST33が肯定されると、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性はないと判断し、処理を終了する。
一方、ステップST33が否定されると、該画像ファイルのヘッダのExif Versionタグ領域に記録されているExif Versionタグの値が“0230”以上であるか否かを判断し(ステップST34)、ステップST34が否定されると、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性はないと判断し、処理を終了する。一方、ステップST34が肯定されると、該画像ファイルのヘッダにユニークIDタグが存在するか否かを判断し(ステップST35)、ステップST35が否定されると、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性はないと判断し、処理を終了する。一方、ステップST35が肯定されると、画像ユニークIDタグ領域の先頭2バイトに記録されているコード、すなわち該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであるか否かを表す付属情報を参照し、該画像ファイルが前記マルチページフォーマットで記録されたものであるか否かを判別し(ステップST36)、ステップST25が否定されると、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性はないと判断し、処理を終了する。一方、ステップST36が肯定されると、画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性があると判断し、フレームメモリ25に記録されている該画像ファイルの先頭の画像データを圧縮/伸長処理部24により伸張処理し、表示制御部28を介してモニタ20に表示させるとともに、その誤消去の可能性があるとの判断結果を表示制御部28に出力して画像データが誤消去されている可能性がある旨のメッセージをモニタ20に表示させる(ステップST37)。
なお、上記実施の形態では、本発明の誤消去判断装置及び画像ファイル生成装置をカメラシステム1に適用した場合について説明したが、本発明の誤消去判断装置及び画像ファイル生成装置は、それぞれ補助記憶装置に読み込まれた画像ファイル生成プログラムや誤消去判断処理プログラムをコンピュータ(たとえばパーソナルコンピュータ等)上で実行することにより実現することもできる。このとき、この画像ファイル生成プログラムや誤消去判断処理プログラムは、CD−ROM等の情報記憶媒体に記憶され、もしくはインターネット等のネットワークを介して配布され、コンピュータにインストールされることになる。
以下、本発明の誤消去判断装置及び画像ファイル生成装置をパーソナルコンピュータ(PC)2に適用した場合について説明する。図10は、パーソナルコンピュータ2の構成を示す概略ブロック図である。パーソナルコンピュータ2は、CPU41、主メモリ42、ハードディスク装置43、カードI/F45、表示メモリ46、キーボード48、マウスコントローラ49、オーディオ入出力回路51、通信I/F54、カメラ接続I/F55等を備えており、データバス57を介して各種信号、データの送受信を行う。
CD−ROM32は、本発明による画像ファイル生成プログラムや誤消去判断処理プログラム等のCPU41が実行する各種プログラムを記憶しており、CPU41は、CD−ROM32に記憶されたプログラムによりパーソナルコンピュータ2の各部を制御する。
まず、CPU41がCD−ROM32に記憶された画像ファイル生成プログラムによりパーソナルコンピュータ2の各部を制御して画像ファイルを生成する処理について説明する。CPU41が、カメラ接続I/F55を介して外部のカメラシステム58から、もしくはカードI/F45を介して外部のメモリカード59から複数の画像データを読み出し、主メモリ42に展開する。そして主メモリ42に展開された画像データから、画像データの各々に付帯する該画像データの撮影日時に関する情報、画像データ間の相関を評価した評価結果等に基づいて、互いに関連性の高いと推定される2以上の画像データをマルチページフォーマットで記録したい画像データとして特定し、上述したカメラシステム1における画像ファイル生成処理と同様に、それらの画像データを図2に示すようなマルチページフォーマットで記録した1つの画像ファイルを生成し、生成された画像ファイルを主メモリ42に記録したり、カードI/Fを介して外部のメモリカード59に書き込んだりする。
次に、CPU41がCD−ROM32に記憶された誤消去判断プログラムによりパーソナルコンピュータ2の各部を制御して、マルチページフォーマットで記録された画像ファイル中の画像データ誤消去の可能性を判断する処理について説明する。CPU41が、カメラ接続I/F55を介して外部のカメラシステム58から、もしくはカードI/F45を介して外部のメモリカード59から画像ファイルを読み出し、主メモリ42に展開する。そして、上述したカメラシステム1における誤消去判断処理(画像ファイル再生処理)と同様に、主メモリ42に展開された画像ファイルのExif IFDの画像ユニークIDタグ領域の先頭2バイトに、マルチページフォーマットで記録されたものであることを表すコードとして規定している“E3”が記録されているか否かを判別することにより、該画像ファイルがマルチページフォーマットで記録されたものであるか否かを判別する処理と、画像ファイル中の最初のEOIマーカ等の特定の識別子の後ろに画像データが存在するか否かを判別することにより、該画像ファイル中に2以上の画像データが記録されているか否かを判別する処理とを行い、マルチページフォーマットで記録されたものであると判別され、かつ、2以上の画像データが記録されていないと判別された画像ファイルについて、その画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性があると判断する。
これにより、画像ファイル中の画像データ誤消去の可能性があると判断した場合、その誤消去の可能性があるとの判断結果を表示メモリ46に出力して、たとえば図5に示すように、画像データが誤消去されている可能性がある旨のメッセージをモニタ47に表示させる。また、上記表示と共に又は上記表示を伴わずに、たとえば図6に示すように、当該画像ファイルに画像データの誤消去の可能性があることを表す付属情報をたとえば画像ファイルに付帯させることもできる。
上記各実施の形態によれば、画像ファイル中に付帯されている、その画像ファイルが1つの画像ファイル中に複数の画像データを記録するマルチページフォーマットで記録されたものであるか否かを表す付属情報と、該画像ファイル中に記録されている画像データの数とに基づいて、該画像ファイル中の画像データが誤消去されている可能性があるか否かを判断しているので、画像ファイル中の画像データ誤消去の可能性を判断することができる。
特に、画像ファイルが多視点画像を1つの画像ファイル中に記録してなるものである場合、3以上の画像データを含むマルチページフォーマットで記録された画像ファイルから画像データが誤消去されたとしても2以上の画像データが残っていれば、残っている画像データのみを多視点画像として用いたり、残っている画像データから消去されてしまった画像を推定して復元したりすることが可能である。しかし、誤消去により画像データが1枚しか残っていない場合、多視点画像として用いることは不可能である。したがって、本願発明により、多視点画像データにおいて2以上の画像データが記録されているか否かを判断できることは非常に有用である。
なお、本発明の誤消去判断装置及び画像ファイル生成装置は、マルチページフォーマットで画像ファイルを記録し、又はマルチページフォーマットで記録された画像ファイルを再生、編集等する各種装置に適用することが可能であり、カメラシステムやパーソナルコンピュータに限らず、例えば、CT装置、MRI装置、超音波診断装置等の医療画像撮像装置により取得された多数の画像データを記録、再生、編集等する医療画像管理システム、記録メディアに記録された画像を再生するフォトビューア等の画像再生装置、インターネット等のネットワークを介してオンラインアルバムサービスを提供する画像サーバシステム等に適用することができる。
1 カメラシステム(誤消去判断装置、画像ファイル生成装置)
21A,21B 撮像部
24 圧縮/伸長処理部
25 フレームメモリ
26 メディア制御部
29 記録メディア
27 内部メモリ
28 表示制御部(表示手段)
20 モニタ(表示手段)
33 操作部(撮影モード設定手段)
32 CPU(フォーマット判別手段、誤消去判断手段、特定手段、画像ファイル生成手段)

Claims (6)

  1. 1つの画像ファイル中に複数の画像データを記録するフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定する特定手段と、
    ヘッダ部の既知の位置に該画像ファイルが前記1つの画像ファイル中に複数の画像データを記録するフォーマットで記録されたものであることを表す付属情報を記録するとともに、前記特定手段により特定された2以上の画像データを、異なる画像データ間を特定の識別子により区分けして記録して、1つの画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と
    を備えたことを特徴とする画像ファイル生成装置。
  2. 前記既知の位置が、フォーマット規格Exifの画像ユニークIDタグ領域の一部であることを特徴とする請求項1記載の画像ファイル生成装置。
  3. 撮影により画像データを取得する撮影部と、
    前記撮影における撮影モードを設定する撮影モード設定手段とをさらに備え、
    前記特定手段が、前記設定手段により設定された撮影モードに基づいて前記1つの画像ファイル中に複数の画像データを記録するフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定するものであることを特徴とする請求項1または2記載の画像ファイル生成装置
  4. 前記特定手段が、連写モード、ブラケット撮影モード、パノラマ撮影モード、立体撮影モード、多視点画像取得モードのいずれかの撮影モードで撮影された2以上の画像データを、前記1つの画像ファイル中に複数の画像データを記録するフォーマットで記録したい2以上の画像データとして特定するものであることを特徴とする請求項3記載の画像ファイル生成装置。
  5. 前記特定手段が、複数の画像データから、該各画像データに付帯する、該画像データの撮影日時に関する情報に基づいて前記1つの画像ファイル中に複数の画像データを記録するフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定するものであることを特徴とする請求項1または2記載の画像ファイル生成装置
  6. 前記特定手段が、複数の画像データから、該各画像データ間の相関を評価し、該評価の結果に基づいて前記1つの画像ファイル中に複数の画像データを記録するフォーマットで記録したい2以上の画像データを特定するものであることを特徴とする請求項1または2記載の画像ファイル生成装置
JP2010270180A 2007-10-03 2010-12-03 画像ファイル生成装置 Abandoned JP2011101383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010270180A JP2011101383A (ja) 2007-10-03 2010-12-03 画像ファイル生成装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007259659 2007-10-03
JP2010270180A JP2011101383A (ja) 2007-10-03 2010-12-03 画像ファイル生成装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008250401A Division JP4672764B2 (ja) 2007-10-03 2008-09-29 誤消去判断装置、方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011101383A true JP2011101383A (ja) 2011-05-19

Family

ID=40202846

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008250401A Expired - Fee Related JP4672764B2 (ja) 2007-10-03 2008-09-29 誤消去判断装置、方法及びプログラム
JP2010270180A Abandoned JP2011101383A (ja) 2007-10-03 2010-12-03 画像ファイル生成装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008250401A Expired - Fee Related JP4672764B2 (ja) 2007-10-03 2008-09-29 誤消去判断装置、方法及びプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8139124B2 (ja)
EP (2) EP2045776B1 (ja)
JP (2) JP4672764B2 (ja)
KR (1) KR101455126B1 (ja)
CN (1) CN101404706A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013045231A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Nintendo Co Ltd 情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム、サーバプログラム、サーバ装置、および、サーバシステム

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8271544B2 (en) 2009-05-01 2012-09-18 Creative Technology Ltd Data file having more than one mode of operation
JP2011015215A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Canon Inc 画像表示装置、画像表示装置の制御方法、及びプログラム
KR20120119794A (ko) * 2011-04-22 2012-10-31 삼성전자주식회사 특수 효과들을 사용한 촬영 방법 및 장치
CN103385005B (zh) * 2011-05-03 2015-10-21 奥林巴斯映像株式会社 立体图像处理装置以及立体图像处理方法
CN103955421A (zh) * 2014-05-06 2014-07-30 珠海市君天电子科技有限公司 一种针对文件删除的方法及系统
CN106682032B (zh) * 2015-11-10 2019-11-12 北京国双科技有限公司 操作记录处理方法和装置
US10855900B2 (en) * 2016-12-06 2020-12-01 Hanwha Techwin Co., Ltd. Data management device and method for managing data

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006013759A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 立体視用の画像ファイルを生成する電子機器、3次元画像データを生成する電子機器、画像ファイル生成方法、3次元画像データ生成方法および画像ファイルのファイル構造
JP2006332824A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Casio Comput Co Ltd デジタルカメラ装置およびそのプログラム

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5983229A (en) * 1997-06-05 1999-11-09 Eastman Kodak Company Extension persistence mechanism for a digital image format
JPH11266420A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Hitachi Ltd 画像データ記録方法及び画像データ記録装置
JPH11308562A (ja) * 1998-04-20 1999-11-05 Minolta Co Ltd デジタルカメラシステム
US6624909B1 (en) * 1999-05-27 2003-09-23 International Business Machines Corporation Image file format for storing graphical matter and related information
JP2001043239A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Canon Inc 画像記憶方法及び装置及び記憶媒体
US6928612B1 (en) * 1999-12-01 2005-08-09 Xerox Corporation Creating multi-page documents using tiff files
JPWO2002041629A1 (ja) * 2000-11-16 2004-03-25 セイコーエプソン株式会社 画像ファイル生成装置及びディジタルスチルカメラ
JP3554271B2 (ja) * 2000-12-13 2004-08-18 パナソニック コミュニケーションズ株式会社 情報通信装置
JP3733061B2 (ja) * 2001-12-18 2006-01-11 三洋電機株式会社 画像記録装置
JP2005110183A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Murata Mach Ltd 画像処理装置
JP2005164832A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Fuji Photo Film Co Ltd 立体視画像生成装置および方法並びにプログラム
JP4347724B2 (ja) 2004-03-05 2009-10-21 富士フイルム株式会社 画像ファイル生成装置および方法ならびに画像ファイル再生装置および方法
WO2005115016A1 (ja) * 2004-04-26 2005-12-01 Olympus Corporation 画像処理装置、画像加工・編集装置、画像ファイル再生装置、画像処理方法、画像加工・編集方法及び画像ファイル再生方法
JP4140605B2 (ja) 2004-12-22 2008-08-27 村田機械株式会社 画像処理装置
JP4301185B2 (ja) * 2005-02-25 2009-07-22 ソニー株式会社 ファイル管理装置、ファイル管理方法およびプログラム
JP4638783B2 (ja) * 2005-07-19 2011-02-23 オリンパスイメージング株式会社 3d画像ファイルの生成装置、撮像装置、画像再生装置、画像加工装置、及び3d画像ファイルの生成方法
US7843582B2 (en) * 2005-08-31 2010-11-30 Sharp Laboratories Of America, Inc. Systems and methods for driverless N-up and duplexed imaging
JP2007074504A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006013759A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 立体視用の画像ファイルを生成する電子機器、3次元画像データを生成する電子機器、画像ファイル生成方法、3次元画像データ生成方法および画像ファイルのファイル構造
JP2006332824A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Casio Comput Co Ltd デジタルカメラ装置およびそのプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013045231A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Nintendo Co Ltd 情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム、サーバプログラム、サーバ装置、および、サーバシステム

Also Published As

Publication number Publication date
EP2045776A3 (en) 2009-06-03
EP2172904A1 (en) 2010-04-07
US20120147215A1 (en) 2012-06-14
JP2009105888A (ja) 2009-05-14
KR20090034777A (ko) 2009-04-08
EP2045776A2 (en) 2009-04-08
JP4672764B2 (ja) 2011-04-20
KR101455126B1 (ko) 2014-10-27
EP2045776B1 (en) 2013-07-03
CN101404706A (zh) 2009-04-08
US20090091638A1 (en) 2009-04-09
US8139124B2 (en) 2012-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4672764B2 (ja) 誤消去判断装置、方法及びプログラム
US11004474B2 (en) Recording apparatus, reproducing apparatus, recording/reproducing apparatus, image pickup apparatus, recording method, and program
EP3185539A1 (en) Information processing apparatus, imaging apparatus, image display control method and computer program
US10033931B2 (en) Image processing apparatus and image processing method for processing still image data
US20100134656A1 (en) Image recording apparatus, image reproducing apparatus, method of controlling image recording apparatus, method of controlling image reproducing apparatus, computer program, and recording medium
JP2008206018A (ja) 撮像装置およびプログラム
KR100971741B1 (ko) 촬상장치
JP2010034763A (ja) 記録装置および方法、再生装置および方法、並びにプログラム
JP4881210B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置及びそれらの制御方法
CN101601067B (zh) 图像记录装置和图像记录方法
JP4909063B2 (ja) 撮像装置及び画像記録方法
JP5683301B2 (ja) 画像記録装置
JP4948014B2 (ja) 電子カメラ
JP2010237911A (ja) 電子機器
CN105794193A (zh) 图像处理设备、图像处理方法和程序
JP4992597B2 (ja) 撮像装置およびプログラム
JP5159473B2 (ja) 撮像装置
JP2008203664A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP4767201B2 (ja) 画像再生装置
JP2005012378A (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
JP5229413B2 (ja) 撮像装置、プログラムおよび表示制御装置
US20100253786A1 (en) Image file generating device and image reproducing device
JP2012065282A (ja) 画像表示装置、画像編集装置、画像表示プログラムおよび画像編集プログラム
JP2009118100A (ja) 画像記録再生装置
JP2009253486A (ja) 赤目処理装置および方法並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20130213