JP2009118100A - 画像記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】静止画像に対して特に好適なデータ量軽減処理を行うことが可能な画像記録再生装置を提供すること。
【解決手段】データ軽減処理を実行する場合には、まず画像ファイルの画像付随情報が解析されてデータ軽減対象となる画像ファイルの抽出が行われる(ステップS8)。この画像付随情報の解析によってデータ軽減対象となる画像ファイルが抽出できなかった場合には、画像データの解析ユーザによってデータ軽減対象となる画像ファイルの抽出が行われる(ステップS10)。画像付随情報の解析又は画像データの解析によってデータ軽減対象となる画像ファイルが抽出できた場合には、ユーザによって設定された方法に従ってデータ軽減処理が実行される(ステップS18)。
【選択図】図2
【解決手段】データ軽減処理を実行する場合には、まず画像ファイルの画像付随情報が解析されてデータ軽減対象となる画像ファイルの抽出が行われる(ステップS8)。この画像付随情報の解析によってデータ軽減対象となる画像ファイルが抽出できなかった場合には、画像データの解析ユーザによってデータ軽減対象となる画像ファイルの抽出が行われる(ステップS10)。画像付随情報の解析又は画像データの解析によってデータ軽減対象となる画像ファイルが抽出できた場合には、ユーザによって設定された方法に従ってデータ軽減処理が実行される(ステップS18)。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像データを記録及び再生できる画像記録再生装置に関する。
近年のデジタルカメラ等の画像記録再生装置は、画素数が1000万画素を超えるものもあり、それに伴って画像データを記録するための記録媒体の容量も増大してきている。しかしながら、記録媒体の容量は有限であるので、データ整理の必要性がなくなるわけではない。例えば、デジタルカメラ等の画像記録再生装置を外に持ち出して使用する場合に、記録媒体の残容量がないためにそれ以上の撮影ができない場合等では、記録媒体内の不要な画像を削除して空容量を作る必要がある。
記録媒体の空容量を自動的に作る提案として、例えば特許文献1では画像データに付随している録画日時やアクセス回数等の管理情報に従って自動削除の対象となる画像データを検出して削除を行うようにしている。
特開2007−43240号公報
ここで、特許文献1の手法は、画像データとしてテレビジョン放送等の動画像データを記録するための画像記録再生装置における記録媒体の空容量を作る用途を想定しており、また、記録媒体の空容量を作るためのデータ軽減処理手法が画像の削除に限られている。これに対しデジタルカメラのような静止画像を記録するための画像記録再生装置の場合には必ずしも画像の削除を行わなくとも良い場合がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、静止画像に対して特に好適なデータ量軽減処理を行うことが可能な画像記録再生装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の画像記録再生装置は、画像データと該画像データに付随する画像付随情報とを有する画像ファイルを記録する記録手段と、前記記録手段の空容量が設定容量よりも少ない場合に、前記記録手段から前記画像ファイルを読み出し、該読み出した画像ファイルの前記画像付随情報を解析してデータ量の軽減対象となる画像ファイルを抽出する画像付随情報解析手段と、前記画像付随情報解析手段によって前記軽減対象となる画像ファイルが抽出できなかった場合に、前記記録手段から前記画像ファイルを読み出し、該読み出した画像ファイルの前記画像データを解析してデータ量の軽減対象となる画像ファイルを抽出する画像データ解析手段と、前記画像付随情報解析手段又は前記画像データ解析手段によってデータ量の軽減対象となる画像ファイルが抽出できた場合に、前記抽出された画像ファイルに対してデータ量軽減処理を行って前記画像ファイルのデータ量を軽減するデータ軽減処理手段とを具備することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様の画像記録再生装置は、画像データと該画像データに付随する画像付随情報とを有する画像ファイルを記録する記録手段と、前記記録手段の空容量が設定容量よりも少ない場合に、前記記録手段から前記画像ファイルを読み出し、該読み出した画像ファイルの前記画像付随情報を解析してデータ量の軽減対象となる画像ファイルを抽出する画像付随情報解析手段と、前記画像付随情報解析手段によって抽出された画像ファイルに対してデータ量軽減処理を行って前記画像ファイルのデータ量を軽減するデータ量軽減処理手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、静止画像に対して特に好適なデータ量軽減処理を行うことが可能な画像記録再生装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像記録再生装置の一例としてのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。図1に示すデジタルカメラは、レンズ系101と、レンズ駆動部102と、レンズ駆動制御回路103と、撮像素子104と、撮像回路105と、アナログ/デジタル(A/D)変換回路106と、データバス107と、SDRAM108と、画像処理回路109と、ビデオエンコーダ110と、LCDドライバ111と、LCD112と、カードドライバ114と、メモリカード115と、MPU116と、ROM117と、インターフェース(I/F)118と、操作部119と、電源部120とを有している。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像記録再生装置の一例としてのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。図1に示すデジタルカメラは、レンズ系101と、レンズ駆動部102と、レンズ駆動制御回路103と、撮像素子104と、撮像回路105と、アナログ/デジタル(A/D)変換回路106と、データバス107と、SDRAM108と、画像処理回路109と、ビデオエンコーダ110と、LCDドライバ111と、LCD112と、カードドライバ114と、メモリカード115と、MPU116と、ROM117と、インターフェース(I/F)118と、操作部119と、電源部120とを有している。
レンズ系101は、図示しない被写体の像を撮像素子104に結像させるためのレンズ系である。レンズ駆動部102は、レンズ系101に含まれるフォーカスレンズやズームレンズ等の各種のレンズを駆動させる。レンズ駆動制御回路103は、MPU116の制御の下、レンズ駆動部102の制御を行う。
撮像素子104は、レンズ系101を介して結像された被写体像を電気信号(画像信号)に変換する。撮像回路105は、撮像素子104で得られた画像信号に対して波形整形、ノイズ除去、増幅等の種々のアナログ処理を行う。A/D変換回路106は、撮像回路105でアナログ処理された画像信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。
データバス107は、A/D変換回路106で得られた画像データや画像処理回路109において画像処理されて得られた画像データ等の各種のデジタルデータを転送するための転送路である。SDRAM108は、A/D変換回路106で得られた画像データや画像処理回路109において画像処理されて得られた画像データ等の各種のデジタルデータを一時記憶しておくための記憶部である。
画像処理回路109は、A/D変換回路106において得られ、SDRAM108に記憶されている画像データに対し、MPU116から指示される記録モードに応じた画像処理を施す。
ここで、本実施形態のデジタルカメラは、静止画像の記録モードとして、A/D変換回路106で得られた画像データを画像処理回路109においてJPEG形式に変換してからメモリカード115に記録するJPEGモードと、A/D変換回路106で得られた画像データをそのままの形式(RAW形式)で記録するRAWモードと、JPEG形式の画像データとRAW形式の画像データの2形式の画像データの両方を記録する同時撮りモードとを有し、これらの記録モードをユーザが設定可能になされている。
画像処理回路109は、記録モードがJPEGモードに設定されている場合には、SDRAM108に記録されている画像データを読み出してホワイトバランス補正、色補正、階調補正、リサイズ等の処理を行った後、これら処理を施した画像データをJPEG圧縮してJPEG画像データを生成する。なお、記録画像データのサイズやJPEG圧縮時の圧縮率もユーザが設定可能である。また、画像処理回路109は、記録モードがRAWモードに設定されている場合には、SDRAM108に記録されている画像データに対して処理を行わない。さらに、画像処理回路109は、記録モードが同時撮りモードに設定されている場合には、SDRAM108に記録されている画像データの複製を作成し、一方の画像データのみをJPEG画像データに変換する。
さらに、画像処理回路109は、画像の再生時には、メモリカード115に記録されたJPEG画像データを伸張する処理も行う。また、この画像の再生時には、ユーザ操作に従って、画像データをモノクロ画像に変換するモノクロ変換処理等の各種編集処理を行う。
また、画像処理回路109は、詳細は後述する画像データ解析処理時には、画像データにおけるブレを検出するブレ検出処理、画像データにおけるボケ量を検出するボケ検出処理、画像データ内の人物の顔部を検出する顔検出処理を行う。
ビデオエンコーダ110は、撮影によって得られた画像データ等の各種の画像データをNTSC形式等の所定の形式の映像信号に変換する。LCDドライバ111は、ビデオエンコーダ110において変換された映像信号に基づいてLCD112を駆動させて画像表示を行う。LCD112は、撮影によって得られた画像や、当該デジタルカメラの各種の設定を行うためのメニュー画面等の各種の画像を表示するための表示部である。
カードドライバ114は画像ファイルをメモリカード115に記録させる。メモリカード115は、当該デジタルカメラに対して着脱自在に構成されたカード型メモリである。なお、記録媒体として必ずしも着脱自在のカード型メモリを用いる必要はない。
MPU(Micro Processing Unit)116は、ROM117に記録されている各種の制御プログラムに従って当該デジタルカメラの各部の動作を制御する。ROM117は、MPU116によって参照される各種の制御プログラムや各種の設定値を記録している。I/F118は、ユーザによる操作部119の操作をMPU116に通知するためのインターフェースである。操作部119は、撮影実行を指示するためのレリーズボタン、当該デジタルカメラの各種モードを設定するための各種の操作部材を含む操作部である。MPU116は、ユーザによる操作部119の操作を検出してそれに応じた各種の処理をROM117に記録されている制御プログラムに従って実行する。また、MPU116は、画像データ(RAW形式又はJPEG形式)に画像付随情報を付随させて画像ファイルを作成する。ここで、画像付随情報としては、例えば画像データの撮影日時、画像データのデータ形式(RAW形式かJPEG形式)、画像データの圧縮率、画像データのサイズ、画像データの撮影条件、画像データ内の顔の位置を示す情報、画像ファイルがお気に入り登録されているかを示す情報、画像ファイルが印刷対象に設定されているかを示す情報、画像ファイルの消去又は編集が禁止(所謂ロック)されているかを示す情報等が含まれる。さらに、これらの中の画像データの撮影条件は、画像データを同時撮りモードで取得したか、画像データをブラケット撮影で取得したか、画像データをシーンモードで取得したか、画像データをシャッタ優先モードで取得したか等を含む。
電源部120は、当該デジタルカメラのレンズ駆動部102、レンズ駆動制御回路103、MPU116に電源を供給する。
以下、本実施形態に係るデジタルカメラの動作について説明する。本実施形態に係るデジタルカメラは、撮影時や画像編集時においてメモリカード115の容量が十分であるかを判定し、メモリカード115の容量が十分でない場合には、詳細は後述する種々の条件に従ってデータ軽減対象となる画像ファイルをメモリカード115内から自動的に抽出して所定のデータ軽減処理を行う。
図2は、図1に示すデジタルカメラの静止画撮影時におけるデータ軽減処理動作について特に示すフローチャートである。図2に示す動作は、電源投入直後等の所定のタイミングで実行される。
図2において、MPU116は、撮影時のデータ軽減処理設定が既になされているかを判定する(ステップS1)。ステップS1の判定において、データの軽減処理設定がなされていない場合に、MPU116は、例えば表示により、ユーザにデータ軽減処理設定を行うように促す(ステップS2)。
図3は、撮影時のデータ軽減処理設定の際に表示される項目のツリー構造について示した図である。図3に示すように、撮影時のデータ軽減処理設定は、「撮影メニュー」内に含まれる項目であり、LCD112に表示される「撮影メニュー」からユーザが呼び出すことができる。ユーザが「撮影メニュー」の「残量管理」を選択すると、「管理方法設定」、「容量設定」、「撮影時軽減方法設定」の3つの項目が表示される。
「管理方法設定」は、メモリカード115の空容量がない場合の警告をどのように行うかを設定するための項目である。「管理方法設定」の中の「OFF(1)」は、警告を行わないようにする設定である。「撮影時に警告(2)」は、デジタルカメラの動作モードが静止画撮影モードに切り替えられた場合や1stレリーズ操作(レリーズボタンの半押し操作)がなされた場合等の撮影前に警告を行う設定である。「起動時に警告(3)」は、電源投入直後等の起動時に警告を行う設定である。
「容量設定」は、空容量があるか否かの判断基準とするための設定容量を設定するための項目である。この「容量設定」で設定された設定容量よりもメモリカード115の容量が少なくなった場合に警告が行われる。ここで、本実施形態における設定容量は、「記録画像のデータサイズ」×「枚数」と定義している。まず、「残量管理」の中の「容量設定」が選択されると、「記録画像のデータサイズ」を設定するための項目が表示される。この中の「RAW(1)」は画像データをRAW形式で記録する場合である。「高画質JPEG(2)」は、画像データを高画質JPEG形式(大サイズ且つ低圧縮率)で記録する場合である。「標準画質JPEG(3)」は、画像データを標準画質JPEG形式(大サイズ且つ中圧縮率)で記録する場合である。「小サイズJPEG(4)」は、画像データを小サイズJPEG形式(小サイズ且つ中圧縮率)で記録する場合である。これらの何れかの項目が選択されると、「枚数」を選択するための項目が表示される。このようにして設定容量を設定できるようにすることで、メモリカード115の空容量を、どの形式の画像をあと何枚撮影できるかで表すことが可能である。
「撮影時軽減方法設定」は、軽減対象の画像ファイルに対してどのようなデータ軽減処理を行うかを設定するための項目である。「撮影時軽減方法設定」の中の「削除(1)」は、データ軽減処理として軽減対象の画像ファイルを削除する設定である。「リサイズ(2)」は、データ軽減処理として軽減対象の画像ファイルに含まれる画像データのリサイズ(縮小)をする設定である。「圧縮率変更(3)」は、データ軽減処理として軽減対象の画像ファイルに含まれる画像データの圧縮率を変更する(高くする)設定である。「モノクロ化(4)」は、データ軽減処理として軽減対象の画像ファイルに含まれる画像データをモノクロ化する(即ち、色情報をなくす)設定である。「画像毎に選択(5)」は、1〜4で示す撮影時軽減方法設定を画像毎にユーザが選択する設定である。なお、2又は3の場合には、さらにデータ軽減の際のリサイズ率(縮小率)や圧縮率を設定できるようにしても良い。
以上説明したようなデータ軽減処理設定がユーザによってなされると、MPU116は、「管理方法設定」が1でない、即ち「OFF」以外に設定されているかを判定する(ステップS3)。ステップS3の判定において、「管理方法設定」が「OFF」に設定されている場合には図2の処理を終了させる。
また、ステップS3の判定において、「管理方法設定」が「OFF」以外に設定されている場合に、MPU116は、現在のデジタルカメラの状態を判別し、現在の状態が「管理方法設定」においてユーザによって設定された警告条件に合致しているかを判定する(ステップS4)。即ち、「管理方法設定」が「撮影時に警告」に設定されている場合には、現在の状態が静止画撮影モードに切り替えられた直後や1stレリーズ操作がなされた場合等の撮影時であるかを判定する。一方、「管理方法設定」が「起動時に警告」に設定されている場合には、現在の状態が電源投入直後等の起動時であるかを判定する。ステップS4の判定において、現在の状態が「管理方法設定」においてユーザによって設定された警告条件に合致していない場合には図2の処理を終了させる。
また、ステップS4の判定において、現在の状態が「管理方法設定」においてユーザによって設定された警告条件に合致している場合に、MPU116は、現在のメモリカード115の空容量が「容量設定」においてユーザによって設定された設定容量未満であるかを判定する(ステップS5)。ステップS5の判定において、現在のメモリカード115の空容量が「容量設定」においてユーザによって設定された設定容量以上である場合には図2の処理を終了させる。
また、ステップS5の判定において、メモリカード115の空容量が「容量設定」においてユーザによって設定された設定容量未満である場合には、メモリカード115の空容量が設定容量に満たないため、データ軽減処理を行うかどうかをユーザに確認する。このために、MPU116は、例えば「記録容量が少なくなりました。データ軽減しますか?」等の警告メッセージをLCD112に表示させるように指示を送る(ステップS6)。その後、MPU116は、ユーザによる操作部119の操作によってデータ軽減処理の実行が指示されたかを判定する(ステップS7)。ステップS7の判定において、データ軽減処理の実行が指示されなかった場合には図2の処理を終了させる。
一方、ステップS7の判定において、データ軽減処理の実行が指示された場合に、MPU116は、詳細は後述する画像付随情報解析処理を行って、データ軽減対象の画像ファイルを抽出する(ステップS8)。画像付随情報解析処理の後、MPU116は、データ軽減対象の画像ファイルを抽出できたかを判定する(ステップS9)。ステップS9の判定において、画像付随情報解析処理の結果としてデータ軽減対象の画像ファイルを抽出できなかった場合に、MPU116は、画像処理回路109に、詳細は後述する画像データ解析処理を行わせて、データ軽減対象の画像ファイルを抽出する(ステップS10)。画像データ解析処理の後、MPU116は、データ軽減対象の画像ファイルを抽出できたかを判定する(ステップS11)。ステップS11の判定において、画像データ解析処理の結果としてデータ軽減対象の画像ファイルを抽出できなかった場合に、MPU116は、データ軽減処理を行えない旨をユーザに通知するために、例えば「データ軽減可能なファイルは検出できませんでした。メモリカードを交換してから撮影して下さい。」等の警告メッセージをLCD112に表示させるように指示を送る(ステップS12)。その後、図2の処理を終了させる。
また、ステップS9又はステップS11の判定において、データ軽減対象の画像ファイルを抽出できた場合に、MPU116は、抽出されたデータ軽減対象の画像ファイルに対してデータ軽減処理を行うかどうかをユーザに確認するために、例えば「このファイルに対してデータ軽減処理を行ってもよいですか?」等の警告メッセージをLCD112に表示させるように指示を送る(ステップS13)。その後、MPU116は、ユーザによる操作部119の操作によって、抽出した画像ファイルに対するデータ軽減処理の実行が許可されたかを判定する(ステップS14)。ステップS14の判定において、抽出した画像ファイルに対する軽減処理の実行が許可されなかった場合に、MPU116は、別のデータ軽減対象の画像ファイルが存在するかを判定する(ステップS15)。ステップS15の判定において、別のデータ軽減対象の画像ファイルが存在する場合に、MPU116は、ステップS13に戻って、別のデータ軽減対象の画像ファイルについて、データ軽減処理を行っても良いかを確認するための表示を行わせる。一方、ステップS15の判定において、別のデータ軽減対象の画像ファイルが存在しない場合に、MPU116は、ステップS12に戻ってデータ軽減処理を行えない旨をユーザに通知する。
また、ステップS14の判定において、抽出した画像ファイルに対する軽減処理の実行が許可された場合に、MPU116は、「撮影時軽減方法設定」が5、即ち「画像毎に選択」に設定されているかを判定する(ステップS16)。ステップS16の判定において、「撮影時軽減方法設定」が「画像毎に選択」に設定されている場合に、MPU116は、ユーザに抽出した画像ファイルに対するデータ軽減処理方法を1〜4の中から選択するようにユーザに促す(ステップS17)。
ステップS16又はステップS17の後、MPU116は、現在選択されている方法でデータ軽減処理を行うように画像処理回路109に指示を送る(ステップS18)。データ軽減処理の終了後、MPU116は、現在のメモリカード115の空容量が「容量設定」においてユーザによって設定された設定容量以上であるかを判定する(ステップS19)。ステップS19の判定において、メモリカード115の空容量が「容量設定」においてユーザによって設定された設定容量未満である場合に、MPU116は、さらなるデータ軽減処理を行うべく、ステップS8以後の処理を再び実行する。また、ステップS19の判定において、メモリカード115の空容量が「容量設定」においてユーザによって設定された設定容量以上である場合に、MPU116は、メモリカード115の空容量が確保された旨をユーザに通知するために、例えば「容量が確保されました。データ軽減処理を終了しますか?」等の警告メッセージをLCD112に表示させるように指示を送る(ステップS20)。その後、MPU116は、ユーザによる操作部119の操作によってデータ軽減処理の終了が指示されたかを判定する(ステップS21)。ステップS21の判定において、ユーザによる操作部119の操作によってデータ軽減処理の継続が指示された場合に、MPU116は次のデータ軽減対象の画像ファイルを抽出すべく、ステップS8以後の処理を再び実行する。一方、ステップS21の判定においてユーザによる操作部119の操作によってデータ軽減処理の終了が指示された場合には、図2の処理を終了させる。
以上の図2で説明したデータ軽減処理の終了後は、従来の静止画撮影の処理と同様である。即ち、MPU116は、図2の処理の後、ユーザによる操作部119の操作によって撮影実行が指示されたか、即ち2ndレリーズ操作(レリーズボタンの全押し操作)がなされたかを判定し、撮影実行が指示された場合に、静止画撮影を実行し、この静止画撮影により得られる画像ファイルをメモリカード115に記録させる。なお、データ軽減処理を行っていない場合には、メモリカード115の容量が不足して撮影を行えない場合があり得るので、この場合には、撮影を行えない旨を警告することが望ましい。
ここで、図2の処理では、データ軽減対象となる画像ファイルの抽出後、ステップS13において、抽出された画像ファイルに対してデータ軽減処理を実行するか否かをユーザに選択させるようにしているが、このような処理を行わずに、データ軽減対象となる画像ファイルの抽出後には抽出された画像ファイルに対するデータ軽減処理を自動的に実行するようにしても良い。
次に、図2の画像付随情報解析処理について説明する。図4〜図7は、画像付随情報解析処理について示すフローチャートである。画像付随情報解析処理において、MPU116は、まず、全画像ファイルの画像付随情報を参照して撮影日時の最も古い画像ファイルを選択する(ステップS31)。次に、選択した画像ファイルの画像付随情報を参照して、その画像ファイルが編集又は削除が不可に設定されているかを判定する(ステップS32)。ステップS32の判定において、画像ファイルが編集又は削除が不可に設定されている場合には、ユーザが意図してその画像ファイルを残したいと考えているので、MPU116は、その画像ファイルをデータ軽減対象の画像ファイルから除外する(ステップS33)。
ステップS32又はステップS33の後、MPU116は、全画像ファイルを選択したかを判定する(ステップS34)。ステップS34の判定において、全画像ファイルを選択していない場合には、次に撮影日時の古い画像ファイルを選択して(ステップS35)、ステップS32に戻る。このようにして、撮影日時の古い順に、順次編集又は削除が不可に設定されているかが判定される。また、ステップS34の判定において、全画像ファイルを選択した場合に、MPU116は、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在するか否かを判定する(ステップS36)。ステップS36の判定において、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在しない場合には画像付随情報解析処理を終了する。この場合には、データ軽減対象の画像ファイルが抽出できなかったことになる。
一方、ステップS36の判定において、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在する場合、MPU116は、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルの中で撮影日時の最も古い画像ファイルを選択する(ステップS37)。次に、選択した画像ファイルの画像付随情報を参照して、その画像ファイルが印刷指定されているかを判定する(ステップS38)。ステップS38の判定において、画像ファイルが印刷指定されている場合には、ユーザが後に画像の印刷を行うので、MPU116は、その画像ファイルをデータ軽減対象の画像ファイルから除外する(ステップS39)。
ステップS38又はステップS39の後、MPU116は、ステップS33においてデータ軽減対象から除外されていない残りの全画像ファイルを選択したかを判定する(ステップS40)。ステップS40の判定において、全画像ファイルを選択していない場合には、次に撮影日時の古い画像ファイルを選択して(ステップS41)、ステップS38に戻る。また、ステップS40の判定において、全画像ファイルを選択した場合に、MPU116は、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在するか否かを判定する(ステップS42)。ステップS42の判定において、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在しない場合には画像付随情報解析処理を終了する。この場合にも、データ軽減対象の画像ファイルが抽出できなかったことになる。
一方、ステップS42の判定において、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在する場合、MPU116は、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルの中で撮影日時の最も古い画像ファイルを選択する(ステップS51)。次に、選択した画像ファイルの画像付随情報を参照して、その画像ファイルがお気に入り登録されているかを判定する(ステップS52)。ステップS52の判定において、画像ファイルがお気に入り登録されている場合には、MPU116は、その画像ファイルをデータ軽減対象の画像ファイルから除外する(ステップS53)。
ステップS52又はステップS53の後、MPU116は、ステップS39においてデータ軽減対象から除外されていない残りの全画像ファイルを選択したかを判定する(ステップS54)。ステップS54の判定において、全画像ファイルを選択していない場合には、次に撮影日時の古い画像ファイルを選択して(ステップS55)、ステップS52に戻る。また、ステップS54の判定において、全画像ファイルを選択した場合に、MPU116は、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在するか否かを判定する(ステップS56)。ステップS56の判定において、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在しない場合には画像付随情報解析処理を終了する。この場合にも、データ軽減対象の画像ファイルが抽出できなかったことになる。
一方、ステップS56の判定において、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在する場合、MPU116は、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルの中で撮影日時の最も古い画像ファイルを選択する(ステップS57)。次に、選択した画像ファイルの画像付随情報を参照して、その画像ファイルにおいて顔位置が検出されているかを判定する(ステップS58)。ステップS58の判定において、画像ファイルにおいて顔位置が検出されている場合には、ユーザが意図して顔検出モードでの撮影を行ったとして、MPU116は、その画像ファイルをデータ軽減対象の画像ファイルから除外する(ステップS59)。
ステップS58又はステップS59の後、MPU116は、ステップS53においてデータ軽減対象から除外されていない残りの全画像ファイルを選択したかを判定する(ステップS60)。ステップS60の判定において、全画像ファイルを選択していない場合には、次に撮影日時の古い画像ファイルを選択して(ステップS61)、ステップS58に戻る。また、ステップS60の判定において、全画像ファイルを選択した場合に、MPU116は、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在するか否かを判定する(ステップS62)。ステップS62の判定において、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在しない場合には画像付随情報解析処理を終了する。この場合にも、データ軽減対象の画像ファイルが抽出できなかったことになる。
一方、ステップS62の判定において、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在する場合、MPU116は、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルの中で撮影日時の最も古い画像ファイルを選択する(ステップS71)。次に、選択した画像ファイルの画像付随情報を参照して、その画像ファイルを取得したときの撮影モードが顔検出モード(撮影時に顔検出を行ってAEやAFを行うモード)であるかを判定する(ステップS72)。ステップS72の判定において、撮影モードが顔検出モードである場合に、MPU116は、その画像ファイルをデータ軽減対象の画像ファイルから除外する(ステップS73)。また、ステップS72の判定において、撮影モードが顔検出モードでない場合に、MPU116は、その画像ファイルを取得したときの撮影モードがシーンモード(風景撮影に適した露出条件で撮影を行うモード)であるかを判定する(ステップS74)。ステップS74の判定において、撮影モードがシーンモードである場合には、画像内に顔は存在していないが、ユーザが意図して風景撮影を行っているとして、MPU116は、その画像ファイルをデータ軽減対象の画像ファイルから除外する。また、ステップS74の判定において、撮影モードがシーンモードでない場合に、MPU116は、その画像ファイルを取得したときの撮影モードがシャッタ速優先モード(ユーザの設定したシャッタ速で適正露光量が得られるように撮影を行うモード)であるかを判定する(ステップS75)。ステップS75の判定において、撮影モードがシャッタ速優先モードである場合には、ユーザが意図してシャッタ速を設定して特殊な効果の画像を撮影している可能性が高いとして、MPU116は、その画像ファイルをデータ軽減対象の画像ファイルから除外する。また、ステップS75の判定において、撮影モードがシャッタ速優先モードでない場合に、MPU116は、その画像ファイルを取得したときの撮影モードがAEブラケット(1回のレリーズ操作に対して露出量を変えて複数枚の画像を撮影するモード)やWBブラケット(1回のレリーズ操作に対してホワイトバランスを変えて複数枚の画像を撮影するモード)等の各種ブラケット撮影モードであるかを判定する(ステップS76)。ステップS76の判定において、撮影モードがブラケット撮影モードである場合には、ユーザが意図して複数枚の画像を撮影しているとして、MPU116は、その画像ファイルをデータ軽減対象の画像ファイルから除外する。また、ステップS76の判定において、撮影モードがブラケット撮影モードでない場合に、MPU116は、その画像ファイルを取得したときの撮影モードがRAWモードであるかを判定する(ステップS77)。ステップS77の判定において、撮影モードがRAWモードである場合には、ユーザが意図してRAW形式の画像データを取得した可能性が高いとして、MPU116は、その画像ファイルをデータ軽減対象の画像ファイルから除外する。また、ステップS77の判定において、撮影モードがRAWモードでない場合に、MPU116は、その画像ファイルを取得したときの撮影モードが同時撮りモードであるかを判定する(ステップS78)。ステップS78の判定において、撮影モードが同時撮りモードである場合には、同じシーンに対してJPEG形式の画像データとRAW形式の画像データとが取得されている。この場合、RAW形式の画像データさえ残しておけば、JPEG形式の画像データを復元することは可能であるため、MPU116は、その画像ファイルのJPEGファイルをデータ軽減対象の候補に設定する(ステップS79)。一方、ステップS78の判定において、撮影モードが同時撮りモードでない場合には、ステップS79の処理をスキップする。
ステップS73又はステップS79の後、MPU116は、ステップS59においてデータ軽減対象から除外されていない残りの全画像ファイルを選択したかを判定する(ステップS80)。ステップS80の判定において、全画像ファイルを選択していない場合には、次に撮影日時の古い画像ファイルを選択して(ステップS81)、ステップS72に戻る。また、ステップS80の判定において、全画像ファイルを選択した場合に、MPU116は、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在するか否かを判定する(ステップS82)。ステップS82の判定において、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在しない場合には画像付随情報解析処理を終了する。
一方、ステップS82の判定において、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルが存在する場合、MPU116は、データ軽減対象から除外されていない画像ファイルを全て選択する(ステップS91)。次に、MPU116は、データ軽減対象から除外されていない画像ファイル全体での、高画質JPEG形式の画像ファイル、標準画質JPEG形式の画像ファイル、小サイズJPEG形式の画像ファイルの枚数比率を算出する(ステップS92)。そして、MPU116は、算出した枚数比率のうち、小サイズJPEG形式の画像ファイルの枚数比率が最も低いかを判定する(ステップS93)。ステップS93の判定において、小サイズJPEG形式の画像ファイルの枚数比率が最も低い場合、小サイズJPEG形式の画像ファイルはデータ軽減処理による画質の劣化が大きく、また、データ軽減処理を行っても、それほどのデータ軽減にはならないため、MPU116は、残った全ての小サイズJPEG形式の画像ファイルをデータ軽減対象から除外する(ステップS94)。その後、画像付随情報解析処理を終了する。
一方、ステップS94の判定において、小サイズJPEG形式の画像ファイルの枚数比率が最も低くはない場合、MPU116は、算出した枚数比率のうち、高画質JPEG形式の画像ファイルの枚数比率が最も高いかを判定する(ステップS95)。ステップS95の判定において、高画質JPEG形式の画像ファイルの枚数比率が最も高くはない場合、ユーザが意図して高画質に設定した可能性が高いため、MPU116は、高画質JPEG形式の画像ファイルをデータ軽減対象から除外する(ステップS96)。その後、画像付随情報解析処理を終了する。また、ステップS95の判定において、高画質JPEG形式の画像ファイルの枚数比率が最も高い場合には、ユーザが意図して高画質に設定した可能性が低く、またデータ軽減処理をしても画質の劣化が少なく且つデータ軽減処理によるデータ軽減効果が大きいため、MPU116は、残った全ての高画質JPEG形式の画像ファイルをデータ軽減対象の候補とする(ステップS97)。その後、画像付随情報解析処理を終了する。
次に、図2の画像データ解析処理について説明する。図8は、画像データ解析処理について示すフローチャートである。画像データ解析処理において、MPU116は、まず、画像付随情報解析処理においてデータ軽減対象の候補とされなかった全画像ファイルの画像付随情報を参照して撮影日時の最も古い画像ファイルを選択する(ステップS101)。次に、MPU116は、画像処理回路109に、選択した画像ファイルの画像データに対するブレ検出処理を実行させ、その結果から画像データのブレ量が所定量以上大きいかを判定する(ステップS102)。ステップS102の判定において、画像データのブレ量が所定量以上大きい場合に、MPU116は、その画像ファイルをデータ軽減対象の画像ファイルの候補とする(ステップS103)。
ステップS102又はステップS103の後、MPU116は、全画像ファイルを選択したかを判定する(ステップS104)。ステップS104の判定において、全画像ファイルを選択していない場合には、次に撮影日時の古い画像ファイルを選択して(ステップS105)、ステップS102に戻る。また、ステップS104の判定において、全画像ファイルを選択した場合に、MPU116は、データ軽減対象の候補とされていない画像ファイルが存在するか否かを判定する(ステップS106)。ステップS106の判定において、データ軽減対象の候補とされていない画像ファイルが存在しない場合には画像データ解析処理を終了する。
一方、ステップS106の判定において、データ軽減対象の候補とされていない画像ファイルが存在する場合、MPU116は、データ軽減対象の候補とされていない画像ファイルの中で撮影日時の最も古い画像ファイルを選択する(ステップS107)。次に、MPU116は、画像処理回路109に、選択した画像ファイルの画像データに対するボケ検出処理を実行させ、その結果から画像データのボケ量が所定量以上強いかを判定する(ステップS108)。ステップS108の判定において、画像データのボケ量が所定量以上強い場合に、MPU116は、その画像ファイルをデータ軽減対象の画像ファイルの候補とする(ステップS109)。
ステップS108又はステップS109の後、MPU116は、ステップS103においてデータ軽減対象の候補とされていない残りの全画像ファイルを選択したかを判定する(ステップS110)。ステップS110の判定において、全画像ファイルを選択していない場合には、次に撮影日時の古い画像ファイルを選択して(ステップS111)、ステップS108に戻る。また、ステップS110の判定において、全画像ファイルを選択した場合に、MPU116は、データ軽減対象の候補とされていない画像ファイルが存在するか否かを判定する(ステップS112)。ステップS112の判定において、データ軽減対象の候補とされていない画像ファイルが存在しない場合には画像データ解析処理を終了する。
一方、ステップS112の判定において、データ軽減対象の候補とされていない画像ファイルが存在する場合、MPU116は、データ軽減対象の候補とされていない画像ファイルの中で撮影日時の最も古い画像ファイルを選択する(ステップS113)。次に、MPU116は、画像処理回路109に、選択した画像ファイルの画像データに対する顔検出処理を実行させ、その結果から画像内に顔が存在しているかを判定する(ステップS114)。ステップS114の判定において、画像内に顔が存在していない場合に、MPU116は、その画像ファイルをデータ軽減対象の画像ファイルの候補とする(ステップS115)。
ステップS114又はステップS115の後、MPU116は、ステップS109においてデータ軽減対象の候補とされていない残りの全画像ファイルを選択したかを判定する(ステップS116)。ステップS116の判定において、全画像ファイルを選択していない場合には、次に撮影日時の古い画像ファイルを選択して(ステップS117)、ステップS114に戻る。また、ステップS116の判定において、全画像ファイルを選択した場合には画像データ解析処理を終了する。
図9は、図1に示すデジタルカメラの画像編集時におけるデータ軽減処理動作について特に示すフローチャートである。なお、図9に示す動作は、デジタルカメラにおける静止画像再生時等にLCD112に表示される「編集メニュー」から実行できる。
図10は、編集時のデータ軽減処理設定の際に表示される項目のツリー構造について示した図である。図10に示すように、編集時のデータ軽減処理設定は、「編集メニュー」内に含まれる項目である。ユーザが「編集メニュー」の「容量軽減設定」を選択すると、「容量設定」、「編集時軽減方法設定」の2つの項目が表示される。これら「容量設定」、「編集時軽減方法設定」はそれぞれ図3で説明した「容量設定」、「撮影時軽減方法設定」と同様であるので説明を省略する。また、「編集メニュー」の「容量軽減実行」を選択すると、図9に示す動作が実行される。なお、図9に示す動作は、図2のステップS8〜S21の動作と同様である。したがって、ここでは説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、静止画撮影に適した条件でデータ軽減対象の画像ファイルを抽出してデータ軽減処理を行うことができる。また、データ軽減処理は画像ファイルの削除以外にも、圧縮率の変更やリサイズ等、ユーザの好みに応じて設定できる。
また、画像付随情報解析処理によってデータ軽減対象の画像ファイルを抽出する際には、ユーザがデータ軽減対象としたくないと考えられる画像ファイルを優先的にデータ軽減対象から除外していくことで、データ軽減対象の画像ファイルの抽出を比較的短時間で終了できる。
さらに、データ軽減対象の画像ファイルを抽出する際には、短時間で終了する画像付随情報解析処理を先に行い、比較的、長時間が必要な画像データ解析処理を後で行うことにより、多くの画像ファイルがデータ軽減対象から除外された状態で画像データ解析処理を行うことができ、結果として、データ軽減対象の画像ファイルの抽出にかかる時間を短縮できる。また、画像データ解析処理においても、他の処理に比べて時間のかかりやすい顔検出処理を最後に行うことによって画像ファイルの抽出にかかる時間を短縮できる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。例えば、本実施形態では、データ軽減対象の画像ファイルを抽出する際に画像付随情報解析処理と画像データ解析処理の両方を行うようにしているが、より処理時間を短くするために画像付随情報解析処理のみを行うようにしても良い。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
101…レンズ系、102…レンズ駆動部、103…レンズ駆動制御回路、104…撮像素子、105…撮像回路、106…アナログ/デジタル(A/D)変換回路、107…データバス、108…SDRAM、109…画像処理回路、110…ビデオエンコーダ、111…LCDドライバ、112…LCD、114…カードドライバ、115…メモリカード、116…MPU、117…ROM、118…インターフェース(I/F)、119…操作部、120…電源部
Claims (10)
- 画像データと該画像データに付随する画像付随情報とを有する画像ファイルを記録する記録手段と、
前記記録手段の空容量が設定容量よりも少ない場合に、前記記録手段から前記画像ファイルを読み出し、該読み出した画像ファイルの前記画像付随情報を解析してデータ量の軽減対象となる画像ファイルを抽出する画像付随情報解析手段と、
前記画像付随情報解析手段によって前記軽減対象となる画像ファイルが抽出できなかった場合に、前記記録手段から前記画像ファイルを読み出し、該読み出した画像ファイルの前記画像データを解析してデータ量の軽減対象となる画像ファイルを抽出する画像データ解析手段と、
前記画像付随情報解析手段又は前記画像データ解析手段によってデータ量の軽減対象となる画像ファイルが抽出できた場合に、前記抽出された画像ファイルに対してデータ量軽減処理を行って前記画像ファイルのデータ量を軽減するデータ軽減処理手段と、
を具備することを特徴とする画像記録再生装置。 - 前記画像付随情報は、前記画像データの撮影日時、前記画像データのデータ形式、前記画像データの圧縮率、前記画像データのサイズ、前記画像データの撮影条件、前記画像データに写っている被写体の情報、前記画像ファイルがお気に入り登録されているかを示す情報、前記画像ファイルが印刷対象に設定されているかを示す情報、前記画像ファイルの消去又は編集が禁止されているかを示す情報の少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像記録再生装置。
- 前記画像付随情報解析手段及び前記画像データ解析手段は、前記データ量の軽減対象となる画像ファイルの抽出を、前記撮影日時が古い順に行うことを特徴とする請求項2に記載の画像記録再生装置。
- 前記画像データの撮影条件は、前記画像データをRAW形式とJPEG形式の同時撮り形式で取得したか、前記画像データをブラケット撮影で取得したか、前記画像データをシーンモードで取得したか、前記画像データをシャッタ優先モードで取得したか、前記画像データを顔検出動作モードで取得したかの少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項2に記載の画像記録再生装置。
- 前記画像データに写っている被写体の情報は、前記被写体の顔が検出されているかを示す情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像記録再生装置。
- 前記画像付随情報解析手段は、前記画像ファイルの前記画像付随情報を解析した結果、前記画像データがRAW形式とJPEG形式の同時撮り形式で取得されている場合には、前記画像ファイルのJPEG形式の画像ファイルを前記データ量の軽減対象となる画像ファイルとして抽出することを特徴とする請求項4に記載の画像記録再生装置。
- 前記画像データ解析手段は、前記画像データに対してボケ検出処理、ブレ検出処理、顔検出処理を行って前記データ量の軽減対象となる画像ファイルを抽出するとともに、前記ボケ検出処理、前記ブレ検出処理、前記顔検出処理の全てを行う場合には、前記顔検出処理を最後に行うことを特徴とする請求項1に記載の画像記録再生装置。
- 前記データ軽減処理手段は、前記データ軽減処理として、前記画像データのリサイズ処理、前記画像データの圧縮率の変更処理、前記画像データのモノクロ変換処理、前記画像データの消去処理の少なくとも何れかを行うことを特徴とする請求項1に記載の画像記録再生装置。
- 前記データ軽減処理の際のデータ軽減量を設定するための設定手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の画像記録再生装置。
- 画像データと該画像データに付随する画像付随情報とを有する画像ファイルを記録する記録手段と、
前記記録手段の空容量が設定容量よりも少ない場合に、前記記録手段から前記画像ファイルを読み出し、該読み出した画像ファイルの前記画像付随情報を解析してデータ量の軽減対象となる画像ファイルを抽出する画像付随情報解析手段と、
前記画像付随情報解析手段によって抽出された画像ファイルに対してデータ量軽減処理を行って前記画像ファイルのデータ量を軽減するデータ量軽減処理手段と、
を具備することを特徴とする画像記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007287896A JP2009118100A (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | 画像記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007287896A JP2009118100A (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | 画像記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009118100A true JP2009118100A (ja) | 2009-05-28 |
Family
ID=40784746
Family Applications (1)
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JP2007287896A Withdrawn JP2009118100A (ja) | 2007-11-05 | 2007-11-05 | 画像記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009118100A (ja) |
-
2007
- 2007-11-05 JP JP2007287896A patent/JP2009118100A/ja not_active Withdrawn
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