JP2011100190A - 機器保守システムおよび機器保守方法、障害推定装置 - Google Patents

機器保守システムおよび機器保守方法、障害推定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】保守対象の装置に関する情報が入力される携帯端末と、携帯端末とネットワークを介して接続される障害推定装置とからなる機器保守システムで、より精度の高い作業手順を提示できるようにする。
【解決手段】コンピュータ装置1の保守を行う作業員は、携帯端末2を使用して障害現象または稼動状況を障害推定装置3に送り、障害推定装置3は、データマイニング技術を用いて、コンピュータ装置1の障害内容の絞り込みに必要な質問をガイダンス型式で携帯端末2に送り、携帯端末2で、質問に対する回動およびキーワードを入力していく。障害推定装置3は、データマイニング技術により、障害内容の絞り込みを行い、障害不休に適切な作業手順を携帯端末2に提示する。このようなデータマイニング技術を用いることで、より精度の高い障害内容の推定を行い、適切な作業手順の提示を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータ機器等の機器を保守するための機器保守システムおよび機器保守方法、障害推定装置に関する。
コンピュータ装置の障害発生時または不安定稼動時には、そのコンピュータ装置を熟知した保守作業者の技術的知識や経験を基に障害内容を分析し、障害復旧するための作業手順を要求する必要がある。しかしながら、コンピュータ装置の種類の増加や保守機会の減少によって、保守作業者が技術的知識や経験を身につけることが困難になってきている。このため、障害現象を入力して検索することで、自動的に障害内容と障害復旧するための作業手順を提供できる機器保守システムが要望されている。
例えば、特許文献1には、故障の症状に関連する文言と、それに対する問診項目とが対応付けられてなる知識が記録される知識データベースと、故障の症状を訴える顧客の文言および質問に対する回答を表す顧客の文言が入力され、入力された文言を基に知識データベースを検索して次の問診項目を得る手順を順次繰り返して顧客の文言と質問との一覧を作成する第1の診断部と、こうして作成された一覧中の質問に対する追加質問とその追加質問に対する顧客の回答としての文言との一覧を作成する第2の診断部と、こうして作成された一覧を基に知識データベースに記録された知識を更新する知識更新部とを備えることにより、修理を受け付けてから短時間で故障を診断できるようにしたものが提案されている。
また、特許文献2には、保守員が携帯端末から保守管理装置へ通信ネットワーク経由で保守対象機器に起きた障害現象を指定した障害原因推定要求を送信すると、保守管理装置と携帯端末との間で、保守対象機器とその障害現象に対応するガイダンス情報に基づいて、障害原因を探るための確認事項の送受信とその応答の送受信、被疑部品の推定結果および作業指示の送受信が行われ、保守員が保守作業を行い、その終了報告を行うために携帯端末から保守対象機器について実施した保守作業結果データ、および追加のガイダンス情報を含む作業結果登録要求をネットワーク経由で保守管理装置へ送信すると、保守管理装置が受信した保守作業結果データを作業履歴記憶部に記憶し、追加のガイダンス情報をガイダンス情報記憶部に追加することで、経験の浅い保守員であっても保守作業を効率良く実施することができるようにしたものが提案されている。
特開2003−76549号公報 特開2006−215682号公報
しかしながら、特許文献1に示されているものでは、障害に対応するためのシステムがコールセンタにあり、保守を行う場合に、コールセンタに症状を電話で伝える必要がある。また、特許文献1に示されている知識データベースでは、故障内容と故障修理の情報を対応付けたものであるため、障害の特定が知識データベースに存在している場合に限られ、複雑な障害の状況に対して適切な作業手順を提示することが難しい。
特許文献2に示されているものでは、保守作業員が持っている携帯端末を利用することで、コールセンタに症状を電話で伝えることが不要になる。しかしながら、特許文献2に示されているものも、故障内容と故障修理の情報を対応付けた知識データベースを利用するものであるため、障害の特定が知識データベースに存在している場合に限られ、複雑な障害の状況に対して適切な作業手順を提示することが難しい。
上述の課題を鑑み、本発明は、故障機器の保守作業を容易に支援できると共に、ガイダンス情報により障害原因の絞り込みを行い、障害原因に関する作業手順を保守作業者に提示することで、より精度の高い作業手順を提示できるようにした機器保守システムおよび機器保守方法、障害推定装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明は、保守対象の装置に関する情報が入力される携帯端末と、携帯端末とネットワークを介して接続される障害推定装置とからなる機器保守システムであって、携帯端末は、保守対象の機器に関する障害現象または稼動状況を入力して障害推定装置に送信する手段と、障害内容を絞り込むために必要な質問を受信し、障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答を入力して送信する手段と、障害に対処するための作業手順を受信し、受信した作業手順を表示する手段とを備え、障害推定装置は、データマイニングにより、受信した障害現象または稼動状況に基づいて障害内容を推定すると共に、受信した障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答に基づいて障害内容の絞り込みを行う手段と、データマイニングにより、障害内容を絞り込むために必要な質問を生成する手段と、障害内容が絞り込めたら障害に対処するための作業手順を提示する手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、保守対象の装置に関する情報が入力される携帯端末と、携帯端末とネットワークを介して接続される障害推定装置とからなる機器保守方法であって、携帯端末は、保守対象の機器に関する障害現象または稼動状況を入力して障害推定装置に送信し、障害推定装置は、携帯端末から送られてくる障害現象または稼動状況を受信し、データマイニングにより受信した障害現象または稼動状況に基づいて障害内容を推定すると共に、障害内容を絞り込むために必要な質問を生成して携帯端末に送信し、携帯端末は、障害内容を絞り込むために必要な質問を受信し、障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答を入力して障害推定装置に送信し、障害推定装置は、携帯端末から送られてくる障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答を受信し、データマイニングにより受信した障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答に基づいて障害内容を絞り込みを行うと共に、障害内容を絞り込むために必要な質問を生成して携帯端末に送信し、以下、携帯端末は、障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答を入力して障害推定装置に送信し、障害推定装置は、障害内容を絞り込みを行うと共に障害内容を絞り込むために必要な質問を生成して携帯端末に送信する処理を繰り返して障害内容の絞り込みを行い、障害推定装置は、障害内容を絞り込めたら、携帯端末に障害に対処するための作業手順を提示し、携帯端末は、障害推定装置から障害に対処するための作業手順を受信すると、受信した作業手順を表示することを特徴とする。
本発明は、保守対象の装置に関する情報が入力される携帯端末とネットワークを介して接続され、携帯端末からの情報により、保守対象の装置の障害を推定して提示する障害推定装置であって、データマイニングにより、受信した障害現象または稼動状況に基づいて障害内容を推定すると共に、受信した障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答に基づいて障害内容の絞り込みを行う手段と、データマイニングにより、障害現象または稼動状況に基づいて障害内容を絞り込むために必要な質問を生成する手段と、障害内容が絞り込めたら障害に対処するための作業手順を提示する手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、保守の対象となる機器の障害内容の絞り込みに必要な質問をガイダンス型式で携帯端末に表示し、携帯端末で質問に対する回答ならびにキーワードを入力していくことで、障害内容の絞り込みが行われ、障害復旧に適切な作業手順が提示される。このように、障害現象または稼動状況ならびにキーワードにより質問をガイダンス型式で自動生成することで適切な作業手順の特定精度が高められる。また、本発明によれば、データマイニング技術を用いて障害を推定し、障害内容の絞り込みに必要な質問を生成しているので、より精度の高い障害内容の推定を行い、適切な作業手順の提示を行うことができる。これにより、保守作業者の技術的知識や経験が不要となり、障害復旧までの時間を短縮でき、一定品質以上のサービスを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る機器保守システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における情報入力画面の説明図である。 本発明の第1の実施形態における障害内容の推定画面の説明図である。 本発明の第1の実施形態における作業手順の画面の説明図である。 本発明の第1の実施形態における作業結果の入力画面の説明図である。 本発明の第1の実施形態における携帯端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における障害推定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるユーザ情報データベースの一例の説明図である。 本発明の第1の実施形態における作業履歴情報データベースの一例の説明図である。 本発明の第1の実施形態における部品情報データベースの一例の説明図である。 本発明の第1の実施形態における装置情報データベースの一例の説明図である。 本発明の第1の実施形態におけるガイダンス情報データベースの一例の説明図である。 本発明の第1の実施形態における作業手順データベースの一例の説明図である。 本発明の第1のシステムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における障害推定装置での文字情報の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る機器保守システムを示すものである。
図1において、コンピュータ装置1は、保守対象となる機器である。なお、ここでは、保守対象となる機器としてコンピュータ装置1が挙げられているが、保守対象となる機器は、コンピュータ装置1に限定されるものではない。
携帯端末2は、コンピュータ装置1の保守作業者が保有している端末である。携帯端末2は、コンピュータ装置1に関する障害現象または稼動状況を送信する機能と、障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答と障害内容を絞り込むために必要なキーワードを入力し送信する機能と、作業手順を表示する機能と、作業結果を入力し送信する機能を備えている。
障害推定装置3は、コンピュータ装置1の障害内容と、障害に対する適切な作業手順を携帯端末2に提示する装置である。障害推定装置3は、データマイニング技術を利用してコンピュータ装置1において発生した障害現象または稼動状況から障害内容を絞り込むために必要な質問をガイダンス型式で生成する機能と、データマイニング技術を利用して障害現象または稼動状況から可能性の高い障害内容を推定し、質問に対する回答ならびにキーワードから障害内容を絞り込んで特定する機能と、特定された障害内容に対処するための作業手順を提示する機能と、作業結果から障害内容の確信度を変更する機能を備えている。障害推定装置3は、1または複数のサーバで構成することができる。
図1において、コンピュータ装置1の保守を行うときには、保守作業者は、携帯端末2をインターネットまたはイントラネットからなるネットワーク4を介して障害推定装置3に接続させる。携帯端末2と障害推定装置3とをネットワーク4を介して接続させると、障害推定装置3から携帯端末2に、図2に示すような情報入力画面10が送られる。保守作業員は、この情報入力画面10で、ユーザ名の入力欄11、装置型番の入力欄12、および障害現象または稼動状況の入力欄13に、それぞれ、ユーザ名、装置型番、および障害現象または稼動状況を入力し、送信ボタン14を押下して、これらの情報を携帯端末2から障害推定装置3に送信する。
障害推定装置3は、携帯端末2からの情報を受信すると、ユーザ名や装置型番の情報からユーザや機器を特定し、障害現象または稼動状況の情報とコンピュータ装置1の装置情報とから、データマイニング技術を利用して、可能性の高い障害内容を推定する。また、障害推定装置3は、障害現象または稼動状況から得られる状態情報とコンピュータ装置1の装置情報とから、データマイニング技術を利用して、障害内容を絞り込むための質問を生成する。そして、図3に示すような障害内容の推定画面20を携帯端末2に送信する。この障害内容の推定画面20には、障害内容を絞り込むための質問が表示されるガイダンス型式の質問欄21が含まれている。さらに、障害内容の推定画面20には、障害内容を絞り込むためのキーワード欄22が含まれている。
保守作業者は、この障害内容の推定画面20で、質問欄21の質問に対する回答を入力し、キーワード欄22へのキーワードを入力して、検索ボタン23を押下して、障害推定装置3に送信する。
障害推定装置3は、携帯端末2からの回答およびキーワードを受信すると、この携帯端末2からの回答およびキーワードから得られる情報とコンピュータ装置1の装置情報とを基に、データマイニング技術を利用して、コンピュータ装置1の障害内容の絞り込みを行う。ここで、障害内容が絞り込まれ特定できたら、図4に示すような作業手順の画面30が障害推定装置3から携帯端末2に送られてくる。障害内容が特定できない場合には、図3に示すような障害内容の推定画面20が障害推定装置3から携帯端末2に繰り返して送信され、この障害内容の推定画面20で質問欄21の質問に対する回答を入力する作業が繰り返して行われる。障害内容が特定され、障害復旧に適切な作業手順の推定が完了すると、保守作業員は、障害推定装置3から送られてきた作業手順の画面30の指示に従って作業を行うことで、障害に対する処置を行うことができる。
障害に対する処置を行ったら、保守作業員は、携帯端末2を操作して、図5示すような作業結果の入力画面40を障害推定装置3から呼び出す。そして、保守作業員は、作業結果の入力画面40で、作業内容の欄41に実際の交換部品に関する情報を入力し、一致ボタン42aおよび不一致ボタン42bにより作業結果の一致または不一致を選択し、完了ボタン43を押下して、障害推定装置3に送る。なお、作業結果の一致とは、提示された作業手順と障害の復旧作業とが一致した(提示された作業で障害が回復した)ことを示し、作業結果の不一致とは、提示された作業手順と復旧作業とが一致しない(提示された作業では障害が復旧しない)ことを示している。障害推定装置3は、受信した作業結果により、障害推定モデルの再生成およびガイダンスモデルの再生成を行う。
このように、本発明の第1の実施形態では、障害推定装置3は、コンピュータ装置1の障害内容の絞り込みに必要な質問をガイダンス型式で携帯端末2に送信し、携帯端末2で質問に対する回答およびキーワードを入力していくことで、障害内容を絞り込み、障害復旧に適切な作業手順を提示している。本発明の第1の実施形態では、データマイニング技術を用いて障害内容を推定し、障害内容の絞り込みに必要な質問を生成しているので、より精度の高い障害内容の推定を行い、適切な作業手順の提示を行うことができる。
ここで、データマイニング技術は、大量のデータからその中に潜んでいる有用な情報(パターンやルール)を抽出する技術である。有用なパターンやルールの抽出の手法としては、具体的には、データ集合の中から高頻度で発生する特徴的なパターンを見つける頻出パターン抽出や、与えられたデータに対応するカテゴリを予測するクラス分類や、与えられたデータに対応する実数値を予測する回帰分析等が用いられる。
例えば、「コンピュータに外部機器を接続すると、動作不良になる」というような障害が発生したとする。この障害に対する復旧作業として、例えば「電源を交換する」というように、一見、障害とは無関係な作業をすると、復旧したとする。この場合には、「外部機器を接続してコンピュータを立ち上げると動作不良になる場合には、電源を交換する」というルールが成立することになる。データマイニング技術は、このようなルールやパターンを抽出するものである。
つまり、装置情報をUとし、障害現象または稼動状況をVとすると、障害内容Gを出力するアルゴリズムは、障害推定モデルを使って、
G=F(U,V) … (1)
で表現することができる。ここで、装置情報Uの具体的なパラメータ群は、「コンピュータの型番」、「使用OS」、「構成部品」等の情報であり、障害現象または稼動状況Vの具体的なパラメータ群は、「電源が入らない」、「動作が遅い」、「ノイズが発生する」等の障害現象または稼動状況から得られた情報である。アルゴリズムF(U,V)は、障害推定モデルを生成して、データマイニング技術により求めることができる。すなわち、一例としては、装置情報Uのパラメータと障害現象または稼動状況Vとのパラメータとを組み合わせた障害推定モデルを生成し、頻出パターン抽出、クラス分類、回帰分析等の解析により、各パラメータの組み合わせに対してその障害内容である尤度を表す確信度を算出し、確信度が大きいものを障害内容として出力する。
例えば、上述の「外部機器を接続してコンピュータを立ち上げると、動作不良になる」の場合には、装置情報Uのパラメータとして「コンピュータの型番等の情報」、障害現象または稼動状況Vのパラメータとして「立ち上げると動作不良になる」という情報をアルゴリズムF(U,V)に入力する。このパラメータの入力に対して、アルゴリズムF(U,V)は、各障害内容に対する確信度を算出し、「電源の不良」という障害内容とその確信度を含むリストを出力する。
また、本発明の第1の実施形態では、障害内容の絞り込みに必要な質問をガイダンス型式で表示し、キーワードを入力し回答していくことで、障害内容を絞り込みを行っている。例えば、上述の「外部機器を接続してコンピュータを立ち上げると、動作不良になる」ような場合、「電源の不良」という障害内容以外にも、「コネクタの不良」という障害内容の可能性もある。ここで、「コネクタが正常かどうか」の情報が得られれば、「電源の不良」か「コネクタの不良」かの絞り込みを行える。そこで、本発明の第1の実施形態では、障害内容の絞り込みに必要な質問を、データマイニング技術により生成している。
つまり、質問内容Qを生成するアルゴリズムは、ガイダンスモデルを使って、
Q=xF(U,V) … (2)
と表現することができる。ここで、アルゴリズムxF(U,V)は、パラメータ群U,Vに、さらに、質問によるパラメータ群qを追加して、障害内容をアルゴリズムF(U,V,q)として求めたとき、その確信度が大きく変化するようなパラメータQを出力するものである。
例えば、上述の「外部機器を接続してコンピュータを立ち上げると、動作不良になる」の場合には、「コネクタが正常かどうか」というパラメータがあれば、「電源の不良」という障害内容の確信度が大きく変化する。したがって、この場合、アルゴリズムxF(U,V)は、「コネクタが正常かどうか」のパラメータを質問内容Qとして出力する。障害推定装置3は、この「コネクタが正常かどうか」のパラメータをガイダンス型式の質問として携帯端末2に送信する。保守作業者はこのガイダンス型式の質問に回答して障害推定装置3に送信する。これにより、障害推定装置3は、障害内容の絞り込みを行うことができる。
この質問内容に対する回答から得られるパラメータ群をAとすると、(1)式のアルゴリズムは、
G=F(U,V,A) … (3)
と表すことができる。(2)式で示すアルゴリズムにより、障害内容の絞り込みに必要な質問Gを生成し、この回答から得られるパラメータAを(3)式に入力していくことで、障害内容Gを絞り込んでいくことができる。
このように、本発明の第1の実施形態では、データマイニング技術を用いて障害内容を推定し、障害内容を絞り込むために必要な質問を生成、この質問の回答に応じて障害内容の絞り込みを行っている。このようなデータマイニング技術を用いることで、より精度の高い障害内容の推定を行い、適切な作業手順の提示を行うことができる。
次に、本発明の第1の実施形態のシステムの各部の構成について詳述する。図6は、本発明の第1の実施形態における携帯端末2の構成を示すものである。図6に示すように、携帯端末2は、制御部201と、情報送受信部202と、情報入力部203と、表示部204とから構成されている。
制御部201は、携帯端末2の演算部であり、情報送受信部202と情報入力部203と表示部204を制御する部分である。情報送受信部202は、ネットワーク4を介して障害推定装置3と接続する部分である。情報入力部203は、コンピュータ装置に関するユーザ名、装置型番と、障害現象または稼動状況と、障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答と障害内容を絞り込むために必要なキーワードと、作業結果を入力する部分である。表示部204は、障害推定装置3から受信した作業手順を表示する部分である。
図7は、本発明の第1の実施形態における障害推定装置3の構成を示すものである。図7に示すように、障害推定装置3は、制御部301と、障害推定モデル管理・生成部302と、ガイダンスモデル管理・生成部303と、障害フロー・管理部304と、ユーザ情報データベース305と、作業履歴情報データベース306と、部品情報データベース307と、装置情報データベース308と、ガイダンス情報データベース309と、作業手順データベース310とから構成されている。
制御部301は、障害推定装置3の演算部であり、障害推定モデル管理・生成部302と、ガイダンスモデル管理・生成部303と、障害フロー・管理部304と、ユーザ情報データベース305と、作業履歴情報データベース306と、部品情報データベース307と、装置情報データベース308と、ガイダンス情報データベース309と、作業手順データベース310を制御する部分である。
障害推定モデル管理・生成部302は、データマイニング技術により、装置情報と状態情報から、障害内容を推定するのに必要な障害推定モデルを生成・管理する機能を実現する。また、障害フロー・管理部304は、携帯端末2から送られてきた作業結果により、障害推定モデルを再生成する機能を含んでいる。
ガイダンスモデル管理・生成部303は、データマイニング技術により、装置情報と状態情報から、障害内容を絞り込むために必要な質問を生成するガイダンスモデルを生成・管理する機能を実現する。また、ガイダンスモデル管理・生成部303は、携帯端末2から送られてきた作業結果により、ガイダンスモデルを再生成する機能を含んでいる。
障害フロー・管理部304は、障害内容のリストを生成し、障害内容を特定し、障害内容に対する作業手順を管理する。
ユーザ情報データベース305は、ユーザ名やユーザ個別管理コードや納入されている装置名や装置コードや台数の情報を記録するデータベースである。図8は、ユーザ情報データベース305の一例を示すものである。この例では、ユーザ情報データベース305は、「ユーザ名」、「ユーザコード」、「コンピュータ名」、「コンピュータ型番」、「使用OS名」、「台数」、「納入日」、「備考」の項目を有している。
作業履歴情報データベース306は、ユーザ毎の過去の障害情報や定期点検や改善作業などの作業日や作業内容などを記録するデータベースである。図9は、作業履歴情報データベース306の一例である。この例では、作業履歴情報データベース306は、「ユーザ名」、「ユーザコード」、「作業日」、「障害内容」、「コンピュータ名」、「コンピュータ型番」、「備考」の項目を有している。
部品情報データベース307は、装置毎の構成部品や部品名や使用数の情報を記録するデータベースである。図10は、部品情報データベース307の一例である。この例では、部品情報データベース307は、「装置型番」、「装置名」、「部品名」、「部品番号」、「備考」の項目を有している。
装置情報データベース308は、装置毎の階層構造と構成部品を記録するデータベースである。図11は、装置情報データベース308の一例である。この例では、装置情報データベース308は、「装置名」、「装置型番」、「大ユニット」、「中ユニット」、「小ユニット」、「部品番号」、「構成数」、「備考」の項目を有している。
ガイダンス情報データベース309は、障害内容に対する質問事項を記録するデータベースである。図12は、ガイダンス情報データベース309の一例である。この例では、ガイダンス情報データベース309は、「装置名」、「装置型番」、「障害現象または稼動状況」、「質問事項」、「障害原因」、「被疑部品」、「備考」の項目を有している。
作業手順データベース310は、コンピュータ装置の障害内容に対する作業手順ならびに確信度を記録するデータベースである。図13は、作業手順データベース310の一例である。この例では、障害内容が「HDD障害」の場合であり、「部品名」、「部品番号」、「作業手順」、「送信回数」、「復旧回数」、「確信度」、「備考」の項目を有している。
図14は、本発明の第1のシステムの動作を示すフローチャートである。図14において、コンピュータ装置1に関して障害または不安定稼動が発生すると(ステップS101)、ユーザは、保守作業者に対して障害コールを行う(ステップS102)。
保守作業者は、携帯端末2からネットワーク4を介して障害推定装置3に接続する(ステップS103)。
障害推定装置3は、コンピュータ装置1に関するユーザ名、対象装置、障害現象または稼動状況を入力するための情報入力画面10(図2参照)をネットワーク4を介して携帯端末2に送信する(ステップS104)。
保守作業者は、携帯端末2にユーザ名、対象装置、障害現象または稼動状況を入力する(ステップS105)。携帯端末2は、入力されたユーザ名、対象装置、障害現象または稼動状況を、ネットワーク4を介して障害推定装置3に送信し、障害推定装置3は、携帯端末2からの情報を受信する(ステップS106)。
なお、障害推定装置3は、携帯端末2からの障害現象または稼動状況を障害推定装置3で受信する際に、図15に示すような文字抽出処理を行う。
すなわち、図15に示すように、障害推定装置3は、携帯端末2から障害現象または稼動状況の情報を受信すると(ステップS201)、文字列検索を開始する(ステップS202)。文字列の検索は、例えば、携帯端末2から送られてきた文字列の形態素解析を行うことで実現できる。形態素解析とは、辞書を用いて、文字列を名詞や動詞等の意味を持つ最小単位に分割するものである。障害推定装置3は、文字情報の抽出を行い(ステップS203)、文字情報が抽出されたら、障害内容を特定するための文字情報を取得できたかどうかを判定し(ステップS204)、文字抽出ができなければこれで文字入力処理を終了し、文字抽出ができなければ、携帯端末2へ再入力を指示して(ステップS205)、ステップS201にリターンする。このような処理を行うことで、文字列で入力された障害現象または稼動状況の情報から、必要な情報を取得することができる。
図14において、障害推定装置3は、ステップS106で、携帯端末2からの情報を受信すると、装置型番の情報からユーザや機器を特定し、障害推定モデル管理・生成部302で障害推定モデルを生成して障害内容を推定する機能を実行させ、(1)式に示したアルゴリズムにより、データマイニング技術により障害内容のリストを生成すると共に、ガイダンスモデル管理・生成部303でガイダンスモデルを生成して障害内容を絞り込むための機能を実行させ、(2)式に示したアルゴリズムにより、障害内容を絞り込むために必要な質問をガイダンス型式に生成する(ステップS107)。なお、装置情報は、ユーザ情報データベース305、作業履歴情報データベース306、部品情報データベース307、装置情報データベース308、ガイダンス情報データベース309、作業手順データベース310の全ての情報から得ることができる。
障害推定装置3は、生成した障害内容のリストおよび質問を含む障害内容の推定画面20(図3参照)をネットワーク4を介して携帯端末2に送信する(ステップS108)。
保守作業者は、携帯端末2に受信した障害内容のリストおよび質問を確認し、内容にそって回答する。このとき、キーワードが発生したときはキーワードを入力する(ステップS109)。携帯端末2は、回答およびキーワードをネットワーク4を介して障害推定装置3に送信する(ステップS110)。
障害推定装置3の障害フロー・管理部304は、障害内容が所定値以下まで絞り込めたかどうかにより、障害内容を特定したかどうかを判定し(ステップS111)、障害内容を特定できなかった場合は、障害内容のリストおよび質問を生成するためステップS107に戻る。ステップS107では、(3)式に示したアルゴリズムにより、障害内容を絞り込むと共に、(2)式に示したアルゴリズムにより、障害内容を絞り込むために必要な質問をガイダンス型式に生成する処理が行われる。ステップS107からステップS111の処理を繰り返すことで、障害内容が絞り込まれていく。
ステップS111で、障害内容を特定した場合には、障害推定装置3は、特定した障害内容に基づいて障害内容と作業手順データベース310からの作業手順を含む作業手順の画面30(図4参照)をネットワーク4を介して携帯端末2に送信する(ステップS112)。
携帯端末2は、受信した障害内容と作業手順を表示し(ステップS113)、保守作業者は本内容を確認しながら復旧作業を実施し(ステップS114)、コンピュータ装置1の障害復旧を実施する(ステップS115)。
コンピュータ装置1の障害復旧後、保守作業者は、作業結果の入力画面40(図5参照)で携帯端末2により作業結果を入力する。このとき、障害推定装置3から受信した障害内容と作業手順により障害復旧したかを一致または不一致および実際の交換部品を入力する(ステップS116)。携帯端末2は、作業結果および一致または不一致および実際の交換部品に関する情報をネットワーク4を介して障害推定装置3に送信する(ステップS117)。
障害推定装置3は、受信した作業結果により障害推定モデルの再生成を行う(ステップS118)。ステップS116で一致を選択した場合は、障害推定装置3の中での障害内容の確信度が上がる。ステップS116で不一致を選択した場合は、新たな事例として登録され、次回に同じ障害現象または稼動状況のときは確信度が低いながらも障害内容のリストに表示するようになる。以上のように、障害推定装置3は障害内容が疑わしい順にリスト表示し、ガイダンスに表示する項目に回答することにより複数の障害内容から絞り込みを行う。
障害推定装置3は、受信した作業結果によりガイダンスモデルの再生成を行う(ステップS119)。ガイダンスの質問項目は、障害内容のリスト項目のそれぞれについて、確信度の高い順にその項目の確信度を最大化させる新しいパラメータまたは最小化させるパラメータの一方または両方を表示する。ここでの新しいパラメータとは、障害推定装置3内にある全てのデータベースに登録されている全ての事象から抽出した全パラメータまたは全パラメータの中から障害内容と何らかの関係のあるパラメータから選ばれる。確信度を最大化(または最小化)させるパラメータとは、現在入力した障害現象または稼動状況から抽出したパラメータ群で先に選ばれたパラメータの1つを追加して障害内容の推定を行い、その結果確信度が最も高い(または最も低い)パラメータが見つかるまで次のパラメータ順次設定し直すことにより得ることができる。
今まで蓄積された障害現象または稼動状況から抽出したパラメータに対応して障害内容を出力する推定モデルと、その他のパラメータを1つ付け加えたときの推定モデルが出力する障害内容の確信度の変化をみて、最大の変化を示すパラメータをKWmax(またはKWmin)として、全ての組み合わせの表を作る。次にパラメータ群と障害現象または稼動状況を入力とし、最大の変化を示すパラメータをKWmax(またはKWmin)を出力とする追加パラメータ推定学習モデルを生成する。障害現象または稼動状況から推定モデルを使って障害内容を推定し、今起こっている障害現象または稼動状況と推定された障害内容から追加パラメータ推定学習モデルを使って次のパラメータを出力し、このパラメータをガイダンスとして表示する。
ステップS118で障害推定モデルの再生成を行い、ステップS119でガイダンスモデルの再生成を行ったら、障害推定装置3は、データ更新を行う(ステップS120)。これによって、データの蓄積とともに障害内容の推定率が向上できる。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、データマイニング技術を用いて、保守の対象となるコンピュータ装置1の障害内容の絞り込みに必要な質問をガイダンス型式で表示し、携帯端末2で質問に対する回答ならびにキーワードを入力していくことで、障害復旧に適切な作業手順を提示している。このようなデータマイニング技術を用いることで、より精度の高い障害内容の推定を行い、適切な作業手順の提示を行うことができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
1:コンピュータ装置
2:携帯端末
3:障害推定装置
4:ネットワーク
10:情報入力画面
11:ユーザ名の入力欄
12:装置型番の入力欄
13:障害現象および稼動状況の入力欄
14:送信ボタン
20:障害内容の推定画面
21:質問欄
22:キーワード欄
23:検索ボタン
30:作業手順の画面
40:作業結果の入力画面
41:作業内容の欄
42a:一致ボタン
42b:不一致ボタン
43:完了ボタン
201:制御部
202:情報送受信部
203:情報入力部
204:表示部
301:制御部
302:障害推定モデル管理・生成部
303:ガイダンスモデル管理・生成部
304:障害フロー・管理部
305:ユーザ情報データベース
306:作業履歴情報データベース
307:部品情報データベース
308:装置情報データベース
309:ガイダンス情報データベース
310:作業手順データベース

Claims (13)

  1. 保守対象の装置に関する情報が入力される携帯端末と、前記携帯端末とネットワークを介して接続される障害推定装置とからなる機器保守システムであって、
    前記携帯端末は、前記保守対象の機器に関する障害現象または稼動状況を入力して前記障害推定装置に送信する手段と、障害内容を絞り込むために必要な質問を受信し、前記障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答を入力して送信する手段と、障害に対処するための作業手順を受信し、前記受信した作業手順を表示する手段とを備え、
    前記障害推定装置は、データマイニングにより、受信した障害現象または稼動状況に基づいて障害内容を推定すると共に、受信した障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答に基づいて障害内容の絞り込みを行う手段と、データマイニングにより、障害現象または稼動状況に基づいて障害内容を絞り込むために必要な質問を生成する手段と、障害内容が絞り込めたら障害に対処するための作業手順を提示する手段とを備える
    ことを特徴とする機器保守システム。
  2. さらに、前記携帯端末は、障害内容を絞り込むために必要なキーワードを入力し送信し、前記障害推定装置は、前記携帯端末からの送信されてきたキーワードを受信して、前記障害内容の絞り込みを行うことを特徴とする請求項1に記載の機器保守システム。
  3. さらに、前記障害推定装置は、前記携帯端末から入力された作業結果により前記障害内容を推定するのに用いられる障害推定モデルデータの再生成を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の機器保守システム。
  4. 前記障害推定モデルデータの再生成は、前記提示した作業手順と前記作業結果とが一致するかどうかに基づいて確信度を更新することを特徴とすることを特徴とする請求項3に記載の機器保守システム。
  5. さらに、前記障害推定装置は、前記携帯端末から入力された作業結果により前記障害内容を絞り込むために必要な質問を生成するのに用いられるガイダンスモデルデータの再生成を行うことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の機器保守システム。
  6. 前記ガイダンスモデルデータの再生成は、確信度の変化が最大となる新たなキーワードに基づいて質問を更新することを特徴とする請求項5に記載の機器保守システム。
  7. 保守対象の装置に関する情報が入力される携帯端末と、前記携帯端末とネットワークを介して接続される障害推定装置とからなる機器保守システムの機器保守方法であって、
    前記携帯端末は、前記保守対象の機器に関する障害現象または稼動状況を入力して前記障害推定装置に送信し、
    前記障害推定装置は、前記携帯端末から送られてくる障害現象または稼動状況を受信し、データマイニングにより前記受信した障害現象または稼動状況に基づいて障害内容を推定すると共に、障害内容を絞り込むために必要な質問を生成して前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、前記障害内容を絞り込むために必要な質問を受信し、前記障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答を入力して前記障害推定装置に送信し、
    前記障害推定装置は、前記携帯端末から送られてくる前記障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答を受信し、データマイニングにより前記受信した障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答に基づいて障害内容を絞り込みを行うと共に、障害内容を絞り込むために必要な質問を生成して前記携帯端末に送信し、
    以下、前記携帯端末は、前記障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答を入力して前記障害推定装置に送信し、前記障害推定装置は、障害内容を絞り込みを行うと共に障害内容を絞り込むために必要な質問を生成して前記携帯端末に送信する処理を繰り返して障害内容の絞り込みを行い、
    前記障害推定装置は、障害内容を絞り込めたら、前記携帯端末に障害に対処するための作業手順を提示し、
    前記携帯端末は、前記障害推定装置から障害に対処するための作業手順を受信すると、前記受信した作業手順を表示する
    ことを特徴とする機器保守方法。
  8. さらに、前記携帯端末は、障害内容を絞り込むために必要なキーワードを入力し送信し、前記障害推定装置は、前記携帯端末からの送信されてきたキーワードを受信して、前記障害内容の絞り込みを行うことを特徴とする請求項7に記載の機器保守方法。
  9. さらに、前記障害推定装置は、前記携帯端末から入力された作業結果により前記障害内容を推定するのに用いられる障害推定モデルデータの再生成を行うことを特徴とする請求項7または8に記載の機器保守方法。
  10. 前記障害推定モデルデータの再生成は、前記提示した作業手順と前記作業結果とが一致するかどうかに基づいて確信度を更新することを特徴とすることを特徴とする請求項9に記載の機器保守方法。
  11. さらに、前記障害推定装置は、前記携帯端末から入力された作業結果により前記障害内容を絞り込むために必要な質問を生成するのに用いられるガイダンスモデルデータの再生成を行うことを特徴とする請求項7から10の何れかに記載の機器保守方法。
  12. 前記ガイダンスモデルデータの再生成は、確信度の変化が最大となる新たなキーワードに基づいて質問を更新することを特徴とする請求項11に記載の機器保守方法。
  13. 保守対象の装置に関する情報が入力される携帯端末とネットワークを介して接続され、前記携帯端末からの情報により、保守対象の装置の障害を推定して提示する障害推定装置であって、
    データマイニングにより、受信した障害現象または稼動状況に基づいて障害内容を推定すると共に、受信した障害内容を絞り込むために必要な質問に対する回答に基づいて障害内容の絞り込みを行う手段と、
    データマイニングにより、障害内容を絞り込むために必要な質問を生成する手段と、
    障害内容が絞り込めたら障害に対処するための作業手順を提示する手段とを備える
    ことを特徴とする障害推定装置。
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