JP2011100112A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011100112A JP2011100112A JP2010215317A JP2010215317A JP2011100112A JP 2011100112 A JP2011100112 A JP 2011100112A JP 2010215317 A JP2010215317 A JP 2010215317A JP 2010215317 A JP2010215317 A JP 2010215317A JP 2011100112 A JP2011100112 A JP 2011100112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- potential
- carrier
- magnetic particle
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0208—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
- G03G15/0241—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing charging powder particles into contact with the member to be charged, e.g. by means of a magnetic brush
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0266—Arrangements for controlling the amount of charge
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/50—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
- G03G15/5033—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/50—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
- G03G15/5033—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor
- G03G15/5037—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor the characteristics being an electrical parameter, e.g. voltage
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/02—Arrangements for laying down a uniform charge
- G03G2215/021—Arrangements for laying down a uniform charge by contact, friction or induction
- G03G2215/022—Arrangements for laying down a uniform charge by contact, friction or induction using a magnetic brush
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
【解決手段】磁性粒子を外周面で担持する回転可能な帯電スリーブ31、32を、感光体ドラム1の回転方向に沿って複数有し、感光体ドラム1の表面電位を検出する電位計8と、帯電スリーブ32の回転位相を検出する反射型フォトセンサ308と、を備える画像形成装置において、電位計8から得られる、感光体ドラム1の表面電位の変化を示す位相と、反射型フォトセンサ308から得られる、帯電スリーブ32外周面の、回転による位置変化を示す位相と、の位相差に基づいて、帯電スリーブ31、32のそれぞれに対して印加する電圧を制御することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図1
Description
て像担持体表面が損傷する、といった虞がある。
回転可能な像担持体と、磁性粒子を外周面で担持する回転可能な磁性粒子担持体を、前記像担持体の回転方向に沿って複数有し、前記像担持体の表面を帯電する帯電手段と、前記帯電手段よりも前記像担持体の回転方向下流側において前記像担持体の表面を露光する露光手段と、それぞれの前記磁性粒子担持体に電圧を印加する電圧印加手段と、前記帯電手段よりも前記像担持体の回転方向下流側であって、かつ前記露光手段よりも回転方向上流側に設けられ、前記像担持体の表面電位を検出する電位検出手段と、前記複数の磁性粒子担持体のうち、前記像担持体の回転方向最下流に配置されている磁性粒子担持体の回転位相を検出する位相検出手段と、を備え、前記電位検出手段による検出結果から得られる、前記表面電位の変化を示す位相と、前記位相検出手段による検出結果から得られる、前記像担持体の回転方向最下流に配置されている磁性粒子担持体の外周面の、回転による位置変化を示す位相と、の位相差を求め、前記位相差が所定の範囲内であれば、前記像担持体の回転方向最下流に配置されている磁性粒子担持体に印加する電圧を前記像担持体の電位の絶対値が下がるように制御する、または前記像担持体の回転方向最下流に配置されている磁性粒子担持体以外の磁性粒子担持体に印加する電圧を前記像担持体の電位の絶対値が上がるように制御する、の少なくとも一方の制御を行い、前記位相差が所定の範囲外であれば、前記像担持体の回転方向最下流に配置されている磁性粒子担持体に印加する電圧を前記像担持体の電位の絶対値が上がるように制御する、または前記像担持体の回転方向最下流に配置されている磁性粒子担持体以外の磁性粒子担持体に印加する電圧を前記像担持体の電位の絶対値が下がるように制御する、の少なくとも一方の制御を行うことを特徴とする。
(1−1:画像形成装置の概略構成)
図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成について説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、磁気ブラシ帯電方式、反転現像方式、かつ転写方式の電子写真画像形成装置である。このような電子写真画像形成装置には、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、それらの複合機能機等が含まれる。
される。定着装置9では、加熱・加圧されることによりトナー像が記録材S上に定着され、画像形成物として記録材Sが画像形成装置外に排出される。本実施形態における定着装置9は、定着温度に加熱温調されるヒートローラ91と弾性加圧ローラ92との圧接ローラ対を有する加熱定着装置である。
図3を参照して、本実施形態における磁気ブラシ帯電装置3の構成について説明する。磁気ブラシ帯電器3は、導電性の磁性粒子35を外周面で担持する回転可能な2つの帯電スリーブ31、32(磁性粒子担持体)を備えている。これらの帯電スリーブは非磁性であって、それぞれの内部には固定マグネット33が設けられている。また、感光体ドラム1の回転方向に対してカウンター方向となる方向に回転し、それぞれの帯電スリーブには、帯電電圧(帯電バイアス)を印加する電源38、39(電圧印加手段)が接続されている(図1)。本実施形態では、直流電圧(DC電圧)と交流電圧(AC電圧)とを重畳した重畳電圧が電源38、39によって印加されている。また、電源38、39は、後に説明する制御装置100によって、それぞれ別々に印加電圧が制御可能に構成されている(制御内容については後述する)。
流帯電スリーブ31、下流帯電スリーブ32の外周面から離れる場合がある。そこで本実施形態では、磁性粒子35が二つの帯電スリーブ31、32の間を通らず、帯電スリーブ31、32の外周面を連れ回るようにすべく、図3に示すように、上流帯電スリーブ31、下流帯電スリーブ32が対向する位置の磁極の配置を工夫している。
感光体ドラム表面における「電位ムラ」の発生メカニズムについて補足的に説明する。
本発明者らは、図3に示すものとほぼ同一の磁気ブラシ帯電装置の構成を用いて感光体ドラムの表面を帯電させ、そのときに発生する電位ムラの解析を行った。その結果、下流帯電スリーブが回転する周期の電位ムラが最も大きいことがわかった。また、この特徴は、帯電手段の種類や磁性粒子の種類によらず共通していることもわかった。すなわち、感光体ドラムの回転方向に沿って複数の帯電スリーブを配置する構成では、最下流の帯電スリーブの帯電能の変移に起因する電位ムラが最も大きいことがわかった。感光体の偏芯に
よる電位ムラが少ない理由は、主に二つ考えられる。ひとつは、感光体は帯電スリーブに比べて直径が大きいため、偏芯自体が少ないこと。もうひとつは、感光体の偏芯による電位ムラは複数回にわたって帯電されるので、その偏芯の影響が小さくなることである。上流の帯電スリーブに起因する帯電ムラが少なくなる理由も複数回帯電されることが影響していると考えられる。
まず、帯電スリーブが1つだけ設けられている磁気ブラシ帯電装置によって、感光体ドラム表面を帯電した場合の電位ムラについて説明する。上述したように、感光体ドラム表面に生じる電位ムラには周期性があり、その周期は帯電スリーブの回転周期とほぼ一致していることがわかっている。そこで本発明者らは、電位ムラが生じる要因は、磁性粒子を保持している帯電スリーブと感光体ドラムとの距離(以後、SD間距離と称する)が帯電スリーブ周期で変動することにあると予見した。そこで本発明者らは、この仮説を検証すべく、SD間距離の変動(μm)を測定し、その距離変動と電位ムラの周期との関係について調べた。
SD間距離の変動は、帯電スリーブを30度ずつ回転させ、その度に隙間ゲージでSD間距離を測定することにより求めた。また、帯電スリーブ外周面の位置を特定すべく、帯電スリーブの回転位相を測定できるようにした。これにより、ある時刻において帯電スリーブのどの場所で帯電が行われているかを把握することが可能になる。つまり、帯電スリーブの外周面の、回転による位置変化を測定することが可能になる。図4に、この測定で用いた装置の概略図を示す。
上述の測定方法により、帯電動作中のSD間距離変動(下流帯電スリーブ32の外周面の
回転による位置変化)を把握することができる。そして、このようにして得られたSD間距離変動と、感光体ドラム1の表面電位の変化を表すデータとを比較することにより、SD間距離と電位ムラの関係を把握することが可能になる。なお、本実施形態(及びここで説明する実験)では、感光体ドラム1の表面電位を検出する電位検出手段として、電位計8を用いた(図1)。電位計8は、磁気ブラシ帯電装置3よりも感光体ドラム1の回転方向下流側であって、かつレーザースキャナ4よりも上流側に設けられている。ただし、電位計8は、帯電位置の下流35mmの位置に設置されてあるため、帯電されてから感光体ドラム1が電位計8の位置まで進む時間のずれを考慮しなくてはならない。本実験では、プロセススピードを300(mm/sec)としているため、35/300(sec)の時間のずれを考慮する必要がある。
上述したように、下流帯電スリーブにのみ帯電電圧を印加したときは、SD間距離が狭いほど帯電能が高い。しかし、本実施形態のように、帯電スリーブが2つ以上配置されている場合は、必ずしもそうならない。そこで本発明は、2本系の特性を利用して、ダウンタイムを生じることなく、効率的に電位ムラを抑制している。以下、本実施形態において、上流帯電スリーブ31、下流帯電スリーブ32のそれぞれに帯電電圧を印加した場合の電位ムラの変化とSD間距離変動との関係について説明する。
下流帯電スリーブ32に、−600VのDC電圧、交流電圧(矩形波)300Vppを印加した状態で、上流帯電スリーブ31に帯電電圧を印加し、印加されるDC電圧を変化させる。ここでは、上流帯電スリーブ31に印加する交流電圧(矩形波)を、300Vppで固定とし、DC電圧は−300Vから−1000Vまで100V毎に変化させた。
上述したように、反射型フォトセンサ308の信号から、帯電中における下流帯電スリーブ32と感光体ドラム1とのSD間距離がわかる。また、電位計8により、帯電中における感光体ドラム1の表面電位がわかる。そこで、上流帯電スリーブ31のDC電圧の絶対値を100Vずつ上げた場合における、SD間距離と、スリーブ周期の電位ムラとの関係を図6に示す。
上流DC:−400V、下流DC:−600Vの帯電電圧設定時の電位ムラについて考察する。この場合、下流帯電スリーブ32に到達する直前の感光体ドラム1の表面電位は少なくとも−400V以上である。下流帯電スリーブ32には、DC電圧として−600Vを印加しているので、下流帯電スリーブ32は、感光体ドラム1に対してマイナス電荷を与える帯電動作を行う。このときSD間距離が広い位置では帯電能が低い為、帯電量は少なくなる。またSD間距離が狭い位置では帯電能が高い為、帯電量は多くなる。このときの電位変化の模式図を図8に示す。図8において、縦軸は感光体ドラム1の表面電位、横軸は、感光体ドラム1の表面の位置を示している(図9〜図11も同様)。ここで見られる関係は、下流帯電スリーブ32が、マイナスの電荷を与える帯電動作をしている限りは不変である。
次に上流DC:−1000V、下流DC:−600Vの帯電電圧設定時の電位ムラについて考察する。この電圧設定では、下流帯電スリーブ32に到達する直前の感光体ドラム1の表面電位は、暗減衰を考慮すると、−850V程度になっている。下流帯電スリーブ32にはDC電圧として−600Vを印加しているので、下流帯電スリーブ32は、感光体ドラム1表面のマイナス電荷を除電する帯電動作を行う。このときSD間距離が広い位置では帯電能が低い為、除電電荷量は少なくなる。またSD間距離が狭い場合には、帯電能が高い為、除電するマイナスの電荷量が多くなる。すなわちSD間距離が狭いと除電量が多くなるため、SD間距離が広い位置よりも帯電量は少なくなる。このときの電位変化の模式図を図9に示す。
次に上流DC:−800V、下流DC:−600Vの帯電電圧設定時の電位ムラについて考察する。この電圧設定では、下流帯電スリーブ32に到達する直前の感光体ドラム1の表面電位は、暗減衰を考慮すると、−700V程度になっている。下流帯電スリーブ32にはDC電圧として−600Vを印加しているので、下流帯電スリーブ32は感光体ドラム1表面のマイナス電荷を除電する帯電動作を行う。従って、上流DC:−1000Vの場合と同様に考えると、SD間距離の狭い場所での帯電量が少なくなると考えられる。しかし、図6からわかるように、SD間距離が狭い場所ほど帯電していることがわかる。この理由について本発明者らの検討結果を以下で説明する。
一般的にアモルファスシリコン系感光体は露光による光メモリを消去するために、帯電前露光を行う。本実施形態でも、前露光手段として、前露光ランプ2が設けられている。そのため、アモルファスシリコン系感光体中には残留フォトキャリアが存在する。また、熱による熱キャリアも常に存在している。それらのキャリアの存在があるため、アモルファスシリコン系感光体は帯電後の電位低下が有機系感光体に比べて大きくなる。このアモルファスシリコン系感光体の特性から以下のことが考えられる。
以上のことを踏まえると、電位ムラが最小になるのは、電位ムラの位相が反転するときといえる。従って、SD変動量の変化(外周面の、回転による位置変化)を示す位相と、電位ムラの変化を示す位相とを検出することによって、その時の位相が反転しているか否か
に基づいて、上流DCまたは下流DCを上げればよいのか、下げればよいのかを判断すればよい。つまり、第二の磁性粒子担持体の外周面と像担持体の表面との距離が最大になるときの位相と、像担持体の表面電位の絶対値が最小値になるときの位相と、の位相差に応じてそれぞれの磁性粒子担持体に印加する電圧を制御する。例えば、上流DC−600V、下流DC−600Vを印加したときは、下流帯電スリーブは、除電ではなく、電荷を付与する動作を行うことになる。つまり、上流DC=下流DCの場合は、位相は反転しない。従って、このときの位相差を、反転しているか否かの基準とすることができる。なお、反転しているか否かの判別は、位相差が所定の範囲内に収まっているか否かによって行う。つまり、位相差が所定の範囲内にあれば「反転なし」とし、所定の範囲外の場合は「反転あり」とする。
上述した「電位ムラを低減するための制御」に則って、上流帯電スリーブ31、下流帯電スリーブ32に印加する帯電電圧を制御する制御モードの効果について検証した。本実施形態では、図12に示す制御アルゴリズムによって、制御装置100が上流DC、下流DCのそれぞれを制御している。この制御の目的は、電位計8の位置での電位を設定電位に保ち、かつ、電位ムラを最小に抑えることである。そして、ここではこの目的を達成するために、上述の制御をリアルタイムで行っており、具体的には、リアルタイム・スペクトル・アナライザを用いて、信号を処理している。
図12または以下の説明では、V0:電位の設定値の絶対値、V:電位計8の測定値の絶対値を2秒間平均した値、Δθ0:位相差の初期値、Δθ:位相差の測定値、ε:位相判
定の誤差項、を表している。また、Bj:上流帯電スリーブ31へ印加する帯電電圧、B
k:下流帯電スリーブ32へ印加する帯電電圧、Vm:下流帯電スリーブ32周期の電位ムラの大きさ、を表している。
としている。
対値を上げるようにすることができ、逆にDC電圧の成分を下げることにより感光体ドラム1の電位の絶対値を下げるようにすることができる。このように、本実施形態によれば、位相差に基づいて、上流と下流のDC成分の制御をどのようにするかを変更することで、感光体ドラム1上の電位ムラを減らす方向へ効率良く制御することが可能である。
上述したリアルタイム制御によって耐久試験を行った結果を図13(a)に示す。ただし、ここで示す電位ムラはスリーブ周期の電位ムラである。図13(a)に示すように、帯電電圧制御を行わない場合は、急激に電位ムラが顕著になり、5000枚で5V、50000枚では9Vの電位ムラが生じている。これに対して本発明を適用した場合は、50000枚まで4V以下の電位ムラに抑えることができていることがわかる。
上述したように、感光体ドラム1の電位ムラを軽減するには、リアルタイム制御によって位相差が反転する時点での上流DC、下流DCによって、感光体ドラム1表面を帯電すればよい。そこで上述した第1実施形態では、上流帯電スリーブ31、下流帯電スリーブ32のそれぞれに印加する帯電電圧のDC成分を制御した。
上記では帯電スリーブを2つ設けた実施形態について説明したが、本発明の帯電手段は
、帯電スリーブを複数有する構成であれば、第1、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、電位ムラとSD間距離の位相差を検出し、その位相差に基づいて、最下流の磁性粒子担持体と、最下流の磁性粒子担持体以外の磁性粒子担持体とに印加する帯電電圧を制御すればよい。なお、前述の実施形態で説明した制御モードを常に行う必要はなく、高画質を必要とされる場合のみ行うようにしてもよい。また、本実施形態では、負極性帯電の感光体ドラムを用いて説明したが、正極性帯電の感光体ドラムであっても、同様の効果を得ることできるのは言うまでもない。
また、本実施形態では、SD距離変動と帯電スリーブ位相の測定は段落0041に記載のようにフォトセンサにより検出しているが、帯電スリーブのモータ回転数を利用することにより同様の測定が行える。例えば、下流帯電スリーブ32のみに、DC:−600V、交流電圧(矩形波)として300Vppを印加し、電位計8で電位ムラを測定する。このときの電位ムラは、下流帯電スリーブのSD間距離の変動を受けて変化していることから、電位計の電位ムラの周期をみることで、下流帯電スリーブ32の回転周期をみることができる。例えば、モータ回転数が5+8n(nは正の整数)の周期で、表面電位の絶対値が最小になっていたとする。そうすると、モータの回転数が5+8nで下流帯電スリーブ32が回転していると考えられる。そして、表面電位の絶対値が最小になっている時のタイミングが下流帯電スリーブのSD間距離が最大になっている時と想定することができる。従ってスリーブ信号の代わりに、モータ回転数に基づいて下流帯電スリーブ32の回転位相を検出する信号を出すようにすることで、同様の機能を満たすことができる。なお、このようなモータ回転数を利用する場合は、モータ回転数を検出する手段が、位相検出手段となる。なお、上記説明では、下流帯電スリーブ32のみに電圧を印加する構成としたが、上流帯電スリーブ31と、下流帯電スリーブ32両方に電圧を印加した場合であってもよい。この場合は、電位計8で測定される電位ムラについて、周波数解析を利用して、下流帯電スリーブ32による帯電の影響のみを抽出するようにする。
また、このように、下流帯電スリーブ32のみによる電位ムラを考慮する方法であれば、実施例に記載したように、下流帯電スリーブ32に取り付ける白色リング306の黒色の線分307の位置は、SD間距離間が最も広い位置でなくてもよい。帯電スリーブに取り付けた白色リング306の任意の位置に印をつけ、そこをスリーブの回転位相基準位置とする。そして、下流帯電スリーブ32のみに電圧を印加した時の電位ムラの絶対値が最小となるときの位相との関係から、白色リング306の印と、下流帯電スリーブ32のSD間距離変動との関係を導出するようにしてもよい。例えば、白色リング306の位置から40°位相がずれた位置において、電位ムラの絶対値が最小となる場合は、白色リング306の印が検出されてから40°位相がずれたタイミングにおいて、下流帯電スリーブ32のSD間距離が最大になっていると想定できる。
また、実施形態1と2では、位相差の定義として、第二の磁性粒子担持体の外周面と像担持体の表面との距離が最大になるときの位相と、像担持体の表面電位の絶対値が最小値になるときの位相、との差を位相差として定義している。それ以外にも、SD間距離が最小となる位置を検知して、表面電位の絶対値が最大値になる時の位置を検知しそれを位相差としてもよい。この場合であっても位相差のずれから、下流帯電スリーブ32の帯電によるムラの影響が大きいのか、上流帯電スリーブ31による帯電ムラの影響が大きいのかが解かるからである。要は電位計8の検出結果と、下流帯電スリーブ32との回転位相の検出結果から帯電スリーブ31、32に印加する電圧を制御するようにしておけばよい。
Claims (6)
- 回転可能な像担持体と、
導電性の磁性粒子を担持する第一の磁性粒子担持体と、前記像担持体の回転方向の最下流に配置されており、前記磁性粒子を担持する第二の磁性粒子担持体とを有し、前記磁性粒子を前記像担持体に接触させて前記像担持体の表面の帯電を行う帯電手段と、
前記帯電手段よりも前記像担持体の回転方向下流側において前記像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、
前記帯電手段よりも前記像担持体の回転方向下流側であって、かつ前記潜像形成手段よりも回転方向上流側に設けられ、前記像担持体の表面電位を検出する電位検出手段と、
前記第二の磁性粒子担持体の回転位相に関する情報を検出する位相検出手段と、
前記第一の磁性粒子担持体と前記第二の磁性粒子担持体に印加される電圧を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記電位検出手段による検出結果と、前記位相検出手段による検出結果とに応じて前記第一の磁性粒子担持体と前記第二の磁性粒子担持体に印加される電圧を制御する制御モードを実行することが可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御モードでは、
前記位相検出手段による検出結果から得られる、前記第二の磁性粒子担持体の外周面と前記像担持体の表面との距離が最大になるときの位相と、
前記電位検出手段による検出結果から得られる、前記表面電位の絶対値が最小値になるときの位相と、の位相差に応じて前記第一の磁性粒子担持体と前記第二の磁性粒子担持体に印加される電圧を制御し、
前記位相差が所定の範囲内であれば、前記第二の磁性粒子担持体に印加する電圧を前記像担持体の電位の絶対値が下がるように制御する、または前記第一の磁性粒子担持体に印加する電圧を前記像担持体の電位の絶対値が上がるように制御する、の少なくとも一方の制御を行い、
前記位相差が所定の範囲外であれば、前記第二の磁性粒子担持体に印加する電圧を前記像担持体の電位の絶対値が上がるように制御する、または前記第一の磁性粒子担持体に印加する電圧を前記像担持体の電位の絶対値が下がるように制御する、の少なくとも一方の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記所定の範囲とは、
前記位相差が−45度以上+45度以下となる範囲であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記第一の磁性粒子担持体と前記第二の磁性粒子担持体には、それぞれ直流電圧が印加されており、前記位相差に応じて前記第一の磁性粒子担持体と前記第二の磁性粒子担持体に対して印加する電圧を制御する際は、前記直流電圧を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記第一の磁性粒子担持体と前記第二の磁性粒子担持体には、それぞれ直流電圧と交流電圧とを重畳した重畳電圧が印加されており、前記位相差に応じて前記第一の磁性粒子担持体と前記第二の磁性粒子担持体に対して印加する電圧を制御する際は、前記交流電圧の振幅成分を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体は、
アモルファスシリコン系の感光体であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010215317A JP5517862B2 (ja) | 2009-10-05 | 2010-09-27 | 画像形成装置 |
US12/897,867 US8577235B2 (en) | 2009-10-05 | 2010-10-05 | Image forming apparatus featuring control voltages applied to magnetic particle carrying members |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009231429 | 2009-10-05 | ||
JP2009231429 | 2009-10-05 | ||
JP2010215317A JP5517862B2 (ja) | 2009-10-05 | 2010-09-27 | 画像形成装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011100112A true JP2011100112A (ja) | 2011-05-19 |
JP2011100112A5 JP2011100112A5 (ja) | 2013-11-14 |
JP5517862B2 JP5517862B2 (ja) | 2014-06-11 |
Family
ID=43823259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010215317A Expired - Fee Related JP5517862B2 (ja) | 2009-10-05 | 2010-09-27 | 画像形成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8577235B2 (ja) |
JP (1) | JP5517862B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9046850B2 (en) * | 2011-02-04 | 2015-06-02 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus capable of reducing image density irregularity |
JP5929902B2 (ja) * | 2011-04-05 | 2016-06-08 | 日本電気株式会社 | 情報処理装置 |
JP2015081955A (ja) | 2013-10-21 | 2015-04-27 | キヤノン株式会社 | 測定装置、現像装置、および画像形成装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0901047B1 (en) | 1997-09-05 | 2004-05-12 | Canon Kabushiki Kaisha | An image forming apparatus |
JP3220670B2 (ja) | 1997-11-04 | 2001-10-22 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP3825184B2 (ja) * | 1998-09-24 | 2006-09-20 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2002174944A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-06-21 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2004069775A (ja) * | 2002-08-01 | 2004-03-04 | Canon Inc | 帯電ユニット及び画像形成装置 |
JP3890320B2 (ja) * | 2003-05-21 | 2007-03-07 | キヤノン株式会社 | 帯電装置及び画像形成装置 |
JP4861736B2 (ja) | 2005-05-02 | 2012-01-25 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2008077065A (ja) | 2006-08-24 | 2008-04-03 | Canon Inc | 帯電装置及び画像形成装置 |
-
2010
- 2010-09-27 JP JP2010215317A patent/JP5517862B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2010-10-05 US US12/897,867 patent/US8577235B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5517862B2 (ja) | 2014-06-11 |
US20110081155A1 (en) | 2011-04-07 |
US8577235B2 (en) | 2013-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3768800B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4885018B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US7593669B2 (en) | Image forming apparatus | |
JPH11143329A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5517862B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US20100092197A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP4861736B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3314041B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3466956B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004045570A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010128457A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4886320B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000284570A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4261741B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005165114A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004029361A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4227372B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10171215A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4617003B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006301495A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002014571A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000321833A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008015148A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000293083A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004252180A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130926 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130926 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140304 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140401 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |