JP2011099910A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部材追加、或いは製造コストや外形サイズを殆ど増加することなく、筐体による押圧力が液晶パネルに印加されることがなく、基板により筐体が擦れることによる異物の発生を防止することができる液晶表示装置を得る。
【解決手段】本発明の液晶表示装置においては、ガラス基板11及びガラス基板21により液晶7を挟持する液晶パネル200と、液晶パネル200を収納し保持する樹脂フレーム1と金属フレーム3よりなる筐体とを備え、液晶パネル200は、ガラス基板11及びガラス基板21が樹脂フレーム1と直接接触することを防止する食み出し部17を設けて貼り付けられた偏光板16を有し、樹脂フレーム1により間隔を空けて、緩く保持されるものである。
【選択図】図1

Description

本発明はノート型やデスクトップ型のパソコンやテレビ、モニター等に用いられる液晶表示装置に関するものである。
従来の液晶表示装置においては、筐体に液晶パネルを収納して保持する構造が一般的であるが、筐体に液晶パネルを保持する際には、筐体からの押し圧力の影響による表示異常を防止するために、筐体に液晶パネルを直接固定せずに、筐体と隙間を開けて液晶パネルを保持するのが普通であった。この為、使用中に筐体内において、液晶パネルが振動するなどして、液晶パネルの基板と筐体が接触し、樹脂により通常形成される筐体が削れることにより異物が発生し、液晶パネルとバックライト間に回り込んだ異物が視認されて表示異常となる問題が発生していた。
特許文献1においては、液晶パネルを筐体に保持する際において、液晶パネルの基板より偏光板を食み出させて、食み出させた偏光板を筐体に固定した構成により、筐体からの押し圧力の影響による表示異常を防止するとともに、液晶パネルの帯電による表示異常を防止可能な液晶表示装置に関する技術が記載されており、液晶パネルの基板が筐体に接触し難く、結果的に異物発生が起こり難いと思われる構成に関する記載がある。
特開2008−102173号公報
然しながら、特許文献1においては、食み出した偏光板を筐体に固定する必要があることから、ネジや筐体により挟みこむための固定しろが必要となり、筐体のサイズについても、液晶パネルの外形に対してかなり大きく形成する必要がある。その結果、近年要求の高まっている液晶表示装置の狭額縁化に対して妨げとなる。また、局所的に食み出させた偏光板を筐体に固定するため、筐体内において液晶パネルが振動した場合には、食み出し部近傍の偏光板のみに応力が集中し液晶パネルの基板と偏光板の剥がれなどが懸念される。更に、液晶パネルの基板と筐体が接触することによる異物対策を目的とした構成でないことから、食み出した偏光板の固定の仕方によっては、液晶パネルの基板と筐体の接触により異物を発生する構成も含まれている。
本発明は、以上の様な問題点を解決するためになされたもので、筐体からの押し圧力による表示異常の防止と、筐体と液晶パネル間における異物発生による表示異常の防止と、偏光板の局所的な剥がれ防止と、液晶表示装置の狭額縁化とを両立した、高品位で信頼性の高い液晶表示装置を得ることができるものである。
本発明の液晶表示装置においては、一対の透明絶縁性基板により液晶を挟持する液晶パネルと、この液晶パネルを収納し保持する筐体とを備え、この液晶パネルは、透明絶縁性基板が前記筐体と直接接触することを防止する食み出し部を設けて貼り付けられた偏光板を有し、前記の筐体により間隔を空けて、緩く保持されるものである。
本発明の液晶表示装置においては、液晶パネルの基板よりも偏光板を食み出させた偏光板食み出し部を設け、筐体により、偏光板の食み出し部端面より間隔を空けて、液晶パネルが緩く保持されることにより、部材追加、或いは製造コストや外形サイズを殆ど増加することなく、筐体による押し圧力が液晶パネルに印加されることがなく、基板により筐体が擦れることによる異物の発生を防止することができる。
本発明の実施の形態1の液晶表示装置における液晶モジュールを示す断面図である。 本発明の実施の形態1の液晶表示装置に用いられる液晶パネルを示す平面図である。 本発明の実施の形態1の液晶表示装置に用いられる液晶パネルを示す断面図である。 本発明の実施の形態2の液晶表示装置における液晶モジュールを示す断面図である。 本発明の実施の形態2の液晶表示装置における液晶モジュールの特徴部分を示す断面図である。 本発明の実施の形態2の液晶表示装置における液晶モジュールの変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2の液晶表示装置における液晶モジュールの変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2の液晶表示装置における液晶モジュールの変形例を示す断面図である。
実施の形態1.
図1、図2、及び図3は、本発明を実施するための実施の形態1における液晶表示装置を示す概略図である。以下、この実施の形態1の液晶表示装置の構成について図1、図2、及び図3を用いて説明する。図1は本実施の形態1の液晶表示装置の主要部である液晶モジュール100を示した断面図、図2は更に図1の液晶モジュールの主要部である液晶パネル200の全体を示す平面図、図3は図2における断面線A−Bでの断面図を示したものである。なお、図は模式的なものであり、示された構成要素の正確な大きさなどを反映するものではない。また、図面が煩雑とならないよう、発明の主要部以外の省略や構成の一部簡略化などを適宜行っている。以下の図においても同様とする。更に、以下の図においては、図中、既出の図において説明したものと同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
ここでは、一例としてTFT(hin ilm ransistor)などのスイッチング素子を用いて動作される液晶表示装置よりなる実施の形態1について説明を行うことにする。図1に示される様に、本実施の形態1における液晶モジュール100は、液晶パネル200が光源となるバックライト4と共に、液晶パネル200の周辺部を保持する樹脂フレーム1と、画像を表示する表示面2の部分が開放された金属フレーム3とを組み合わせて構成される筐体により収納されて構成されている。バックライト4と液晶パネル200間にはバックライト4からの光の偏光状態や指向性などを制御する光学シート5などが配置されている。図2及び図3に示される様に液晶パネル200は、スイッチング素子を有するスイッチング素子基板10と、スイッチング素子基板10に対向して配置され、画像を表示する表示面2を有するカラーフィルタ基板20と、スイッチング素子基板10とカラーフィルタ基板20との間の表示面2に対応する領域(図中点線で囲う矩形領域)を囲うように配置されたシール6を備えており、このシール6によりスイッチング素子基板10とカラーフィルタ基板20との間の少なくとも表示面2に対応する領域に液晶7が挟持されている。
図3の断面図に示される様に、上述のスイッチング素子基板10は透明絶縁性基板であるガラス基板11の一方の面における表示面2に対応する領域に液晶7を配向させる配向膜(図示省略)と、配向膜の下部に設けられ液晶を駆動する電圧を印加する画素電極12と、画素電極12に電圧を供給するTFTなどのスイッチング素子13と、スイッチング素子13を覆う絶縁膜14と、スイッチング素子13に信号を供給する配線などを有し、更に表示面2に対応する領域外にはスイッチング素子13に供給される信号を外部から受け入れる端子15と、端子15から入力された信号をカラーフィルタ基板20へ伝達するためのトランスファ電極(図示省略)などを有している。また、ガラス基板11の他方の面には偏光板16を有している。このスイッチング素子基板10側の偏光板16については、ガラス基板11の外形よりも若干大きい偏光板16が用いられており、ガラス基板11の外側に食み出した食み出し部17が形成されている。この食み出し部17は、ガラス基板11端面が近接する樹脂フレーム1側に向かってガラス基板11の端面より突出し、樹脂フレーム1と金属フレーム3よりなる筐体の内部において液晶パネル200が移動した場合にも、偏光板16の食み出し部17のみが先に樹脂フレーム1と接触し、ガラス基板11が筐体と直接接触することを防止する様に形成されている。また、この食み出し部17のガラス基板11からの食み出し量については、辺の全体に渡り所定の長さに均一に形成されている。なお、この食み出し部17は図2の平面図からも判る様にガラス基板11の四辺全てにおいて形成されている。
一方、上述のカラーフィルタ基板20は、透明絶縁性基板であるガラス基板21の一方の面に液晶7を配向させる配向膜(図示省略)と、配向膜の下部に配置されスイッチング素子基板10上の画素電極12との間に電界を生じ液晶を駆動する共通電極22と、共通電極22下部に設けられるカラーフィルタ23及び遮光層24などを有している。また、ガラス基板21の他方の面には偏光板26を有している。このカラーフィルタ基板20側の偏光板26については、ガラス基板21の外形とほぼ同一の形状、或いは、若干、小さくなるように形成されている。
また、スイッチング素子基板10とカラーフィルタ基板20はシール6及び基板間の距離を一定の距離に保持するスペーサ(図示せず)を介して貼り合わされている。スペーサとしては、基板上に散布された粒状のスペーサを用いても良いし、何れか一方の基板上に樹脂をパターニングして形成された柱状のスペーサを用いても良い。更に、トランスファ電極と共通電極22は、トランスファ材(図示せず)により電気的に接続されており、端子15から入力された信号が共通電極22に伝達される。この他に、液晶パネル200は駆動信号を発生する駆動用IC(ntegrated ircuit)などを装備した制御基板31、制御基板31を端子15に電気的に接続するFFC(lexible lat able)32などを備えている。
以上説明の液晶パネル200は、ガラス基板11の外側に食み出した食み出し部17を有する偏光板16が用いられていることが特徴であり、図1に示す様に樹脂フレーム1と金属フレーム3とを組み合わせて構成される筐体により収納され保持されている。更に、この筐体は、金属フレーム3と樹脂フレーム1により表面側と裏面側より液晶パネル200を挟み、更に液晶パネル200の外側に突出する偏光板16の食み出し部17を介して、樹脂フレーム1の内側により液晶パネル200端面を囲むことにより液晶パネル200を保持しているが、完全に固定することなく、液晶パネル200筐体内部において移動可能であり、筐体と液晶パネル200面間、筐体と食み出し部17端面間に、其々所定の間隔を空けて緩く保持している。なお、この緩く保持するとは、固定されることなく移動可能であって、特定範囲内に収まるように保持することと同義である。
本実施の形態1における液晶表示装置は次の様に動作する。例えば制御基板31から電気信号が入力されると、画素電極12及び共通電極22に駆動電圧が加わり、駆動電圧に合わせて液晶7の分子の方向が変わる。そして、バックライト4の発する光がスイッチング素子基板10、液晶7、及びカラーフィルタ基板20を介して観察者側に透過或いは遮断されることにより、液晶パネル200の表示面2に映像などが表示される。
なお、この液晶表示装置は、一例であり他の構成でも良い。液晶表示装置の動作モードは、TN(wisted ematic)モードや、STN(upper wisted ematic)モード、強誘電性液晶モードなどでもよく、駆動方法は、単純マトリックスやアクティブマトリックスなどでもよく、カラーフィルタ基板20に設けた共通電極22をスイッチング素子基板10側に設置して、画素電極12との間に液晶7に対して横方向に電界をかける横電界方式を用いた液晶表示装置でも良い。また、透明絶縁性基板についても本発明に好適な一例としてガラス基板を用いたが、透明な絶縁性基板であれば、液晶パネルを構成する基板として好適であり、更に筐体と擦れることにより互いに削れて異物を発生することが懸念されることから、石英ガラスや透明プラスチックなど、他の透明絶縁性基板材質であっても良く、これらの材質の場合にも本発明の効果は有効である。更に、トランスファ材については、シール6中に導電性の粒子などを混合することにより代用でき省略することも可能である。また、ここでは、端子15をスイッチング素子基板10の二辺に設け、其々に制御基板31を接続する構成としたが、小型液晶パネルなどの様に、一辺にのみ端子15を設け、一つの制御基板31のみを接続する構成としても良い。更に駆動用ICを制御基板15に載せた状態で接続するのではなく、駆動用ICをスイッチング素子基板10の端子15上に配置して、駆動用ICの端子を端子15に直接接続する構成としても良い。
次に、本実施の形態1における液晶表示装置の製造方法について説明する。液晶表示装置用基板であるスイッチング素子基板10及びカラーフィルタ基板20の製造方法については一般的な方法を用いるため、簡単に説明する。スイッチング素子基板10は、ガラス基板11の一方の面に、成膜、フォトリソグラフィー法によるパターンニング、エッチングなどのパターン形成工程を繰り返し用いてスイッチング素子13や画素電極12、端子15などを形成することにより製造される。また、カラーフィルタ基板20は、同様に、ガラス基板21の一方の面にカラーフィルタ23や共通電極22などを形成することにより製造される。
続いて、スイッチング素子基板10及びカラーフィルタ基板20を貼り合わせ液晶セルを形成する組み立て工程の一例について説明する。スイッチング素子基板10及びカラーフィルタ基板20について、其々の表面に樹脂膜が塗布形成されたのち配向処理がされ配向膜が形成される。続いて、其々の基板に表示面2を囲む形状のシール6の塗布形成、トランスファ材塗布形成、基板間の距離を決定するスペーサの形成などが適宜行われた後、双方の基板が対向され貼り合わされる。その後、双方の基板は最終外形に切断加工される。液晶7は液晶注入口から液晶7を注入する方法或いは貼り合わせ前に基板上に滴下される方法などが適宜選択され基板間のシール6で囲まれた領域内に充填される。この様にして、液晶セルが形成される。
この様に形成された液晶セルに偏光板の貼り付け、制御基板31の実装が行われ液晶パネル200が形成される。偏光板の貼り付けについては、一般的な貼り付け方法で構わないが、図1〜図3において説明したとおり、本実施の形態1においては、スイッチング素子基板10側には、基板外形よりも若干大きい偏光板16を用い、ガラス基板11の外側に食み出した食み出し部17が形成されるように位置合わせして貼り付ける。食み出し量としては、ここでは、スイッチング素子基板10の四つの辺に対し、全て1.0mmとなるように偏光板16の外形の設定及び位置合わせを行い製造を行った。即ち、スイッチング素子基板10の四つの辺において、辺の全体に渡り所定の長さの均一な食み出し量で形成される。なお、この様に食み出し部17の食み出し量を均一に形成するために、ガラス基板11の外形より、かなり大きめの偏光板を貼り付けたのち、所望の食み出し量となる様に偏光板を切断して形成しても構わない。後者の方法の方が、貼り付け時に正確な位置合わせをする必要がなくなり、比較的制御が簡単な基板端面を基準とする偏光板の切断により、食み出し部17の食み出し量を正確に制御することが容易となる。
以上の様に形成された液晶パネル200を樹脂フレーム1内に、バックライト4、光学シート5、液晶パネル200の順に収納し、金属フレーム3を被せ、樹脂フレーム1と金属フレーム3を組み合わせることにより図1に示す様な液晶モジュール100が形成される。なお、樹脂フレーム1と金属フレーム3を組み合わせた状態で液晶パネル200は金属フレーム3と樹脂フレーム1により表面側と裏面側より挟まれるが、完全に固定されることなく、金属フレーム3と液晶パネル200面間に最大で1.0mm程度の間隔が空くように、即ち、金属フレーム3と液晶パネル200面間の距離、樹脂フレーム1と液晶パネル200面間の距離の和が1.0mm程度の設計で形成した。また、液晶パネル200の表示面2に沿う方向のズレに対する保持は、液晶パネル200の対向する二辺における、食み出し部17端面と樹脂フレーム1間における其々の距離の和が1.0mm程度となる設計、即ち、液晶パネル200の食み出し部17を有する偏光板16の外形より樹脂フレーム1の内側の寸法が少なくとも1.0mm程度大きくなる設計で形成した。更に、この様に形成された液晶モジュール100に対し、液晶表示装置として、用途に応じた筐体、制御機構、その他部材などが付加されて本実施の形態1の液晶表示装置が完成する。
続いて、本実施の形態1の液晶表示装置の作用について図1を用い説明する。本実施の形態1の液晶表示装置においては、液晶パネル200のガラス基板11の端面より偏光板16の食み出した食み出し部17が設けられ、樹脂フレーム1と金属フレーム3よりなる筐体に対して液晶パネル200が移動した場合にも、液晶パネル200の端面より突出した食み出し部17のみが先に樹脂フレーム1と接触する構成となっている。この様な構成により、液晶表示装置に振動が加わった場合など、樹脂フレーム1内で、液晶パネル200が振動した場合にも、必ず液晶パネル200における偏光板16の食み出し部17のみが樹脂フレーム1と接触し、液晶パネル200のガラス基板11或いはガラス基板21が樹脂フレーム1に直接接触することが無い。従って、ガラス基板11或いはガラス基板21が接触し擦れることによる樹脂フレーム1の削れを生ずることがなく、樹脂の削れによる異物の発生を防止できる。また、食み出し部17が樹脂フレーム1と接触する際においても、食み出し部17が液晶パネル200の外形における辺の全体に渡り所定の長さの均一な食み出し量で形成されていることから、一辺における食み出し部17の略全体により樹脂フレーム1と接触されることになる。従って、食み出し部17や、食み出し部17近傍の偏光板16とスイッチング素子基板10間における貼り合わせ部において、大きな応力や局所的な応力がかかり難く、偏光板16の剥がれを生じ難い。なお、ここでいう均一とは、製造時に発生する重ねのズレ、傾きなどの多少のバラツキ範囲を含むなど、略均一なものも含むものとし、略均一な場合を含んで、上記説明と同様の効果が得られる。
また、液晶パネル200は、金属フレーム3と樹脂フレーム1により表面側と裏面側より挟まれ、更に液晶パネル200の端面より外側に突出する偏光板16の食み出し部17を介して、樹脂フレーム1の内側により端面を囲まれることにより、概ね位置決めして保持されていることから、特に食み出し部17などを筐体に固定する必要が無い。従って、ネジ止めを行ったり、筐体を構成するフレーム間にはさみ込んだりして固定するための固定しろを食み出し部17に設ける必要もなく、液晶表示装置の狭額縁化がはかれる。更に、液晶パネル200が金属フレーム3及び樹脂フレーム1からなる筐体により、最大1.0mm程度の所定の間隔を有して緩く保持されるのみで完全に固定されないことから、金属フレーム3或いは樹脂フレーム1からの押し圧力の影響による表示異常を発生しない。また、距離をおく間隔自体は僅かであることから、金属フレーム3及び樹脂フレーム1内における液晶パネル200の振動やガタツキも少なく抑えられ、偏光板16の食み出し部17近傍の偏光板16や液晶パネル200自体へのダメージも低く抑えることができる。なお、金属フレーム3及び樹脂フレーム1からなる筐体と液晶パネル200間に空ける所定の間隔は、其々のサイズバラツキや位置ズレなどを考慮して、1.0mm程度に設定したが、精度バラツキを考慮しても確実に固定されない状態で保持可能であれば良い。従って、前記の条件を満たすことができれば、液晶パネル200に対して許容される振動やガタツキの範囲に応じて、1.0mmより狭く設定することも可能であり、用途などに応じて調整可能である。
以上説明のとおり、本実施の形態1の液晶表示装置においては、液晶パネル200のガラス基板11よりも偏光板16を食み出させ、ガラス基板11或いはガラス基板21が樹脂フレーム1と金属フレーム3よりなる筐体に直接接触することを防止する偏光板16の食み出し部17を設けるとともに、筐体により、食み出し部17端面と液晶パネル200表面より間隔を空けて、液晶パネル200が緩く保持される構成を有する。この様に構成されることにより、筐体による押し圧力が液晶パネル200に印加されることがなく、押し圧力の影響による表示異常を発生しない。更に、樹脂フレーム1よりなる筐体と液晶パネル200のガラス基板11或いはガラス基板21が直接接触することがないことから、ガラス基板11或いはガラス基板21により樹脂フレーム1が擦れることによる異物の発生を防止することができる。また、偏光板16の寸法を調節するのみであり、筐体により液晶パネル200を保持するために、筐体と基板間に別途緩衝部材を設けたり、液晶パネル200周辺を固定する固定部材を設けたりするなど、部材追加を必要とすることもなく、構成が単純である。従って、製造コストや外形サイズを殆ど増加することなく上記効果を実現できる。
実施の形態2.
ここでは、上記説明した実施の形態1より、特に樹脂フレーム1の形状について偏光板16の食み出し部17に係合する溝18を形成した変形例である実施の形態2について説明する。図4及び図5は、本発明の実施の形態2における液晶表示装置に関する概略図である。以下、この液晶表示装置の構成について図4及び図5を用いて説明する。図4は液晶表示装置の主要部である液晶モジュール101を示した断面図であり、実施の形態1における図1に対応する。図5は更に図4における特徴部分である溝18部近傍を示す断面図を示している。なお、本実施の形態2においては、この樹脂フレーム1について、偏光板16の食み出し部17に係合する溝18を有する形状の樹脂フレーム1aと変更した点を除くと実施の形態1の構成と大きく変わらないことから、構成及び製造方法の詳細な説明は省略して、具体的な変更点及び変更により生ずる効果の違いを中心に説明することとする。
図4に示す様に、本実施の形態2では、樹脂フレーム1aにおける偏光板16の食み出し部17に対応する位置に偏光板16の食み出し部17がはまり込み係合する溝18が形成されている。然しながら、図5の溝18部近傍の拡大断面図にも示される様に、溝18内部においても、食み出し部17は固定されることなく、間隔を空けて配置されている。従って、実施の形態1の樹脂フレーム1と食み出し部17の関係と同様に、本実施の形態2においても樹脂フレーム1aよりなる筐体と偏光板16の食み出し部17間は間隔を空けて緩く保持されている。また、食み出し部17が、先に樹脂フレーム1aに接触し、樹脂フレーム1aとガラス基板11或いはガラス基板21が直接接触させないために、溝18の深さは偏光板16の食み出し部17がガラス基板11の端面から突出している長さ、即ち、食み出し量よりも浅いことが必要であり、ここでは、図5に示す溝18の深さdを1.5mm、食み出し量Lを2.5mmに設定した。これにより、ガラス基板11或いはガラス基板21が樹脂フレーム1aに接触するよりも先に、食み出し部17が溝18の底に接触し、それ以上ガラス基板11或いはガラス基板21が樹脂フレーム1aに近接することの障害となることから、樹脂フレーム1aとガラス基板11或いはガラス基板21が直接接触することを防止できる。なお、ここでいう溝18の深さとは、樹脂フレーム1aとガラス基板11の接触が問題となることから、図示する様に、ガラス基板11の端面と対向する樹脂フレーム1aの面を基準とした深さdのことを指し、更に溝18の深さが一定でない場合は最深部の深さを指すものとする。
また、図5に示す、樹脂フレーム1aと偏光板16の食み出し部17端部の間隔Wは、液晶パネル200が筐体内において移動し、液晶パネル200と樹脂フレーム1aの位置関係がずれることにより、図4中の液晶パネル200の左側部、右側部で変動するが、例えば、液晶パネル200の位置が最も図4中の右側に寄った場合、即ち、図5中の樹脂フレーム1aと偏光板16の食み出し部17端部の間隔Wが最大値を取る場合においても、溝18の深さdの方が深ければ、溝18内より食み出し部17が外れることが無い。従って、液晶パネル200を樹脂フレーム1a内の所定範囲の位置に緩く保持することが可能となる。ここでは、この樹脂フレーム1aと偏光板16の食み出し部17端部の間隔Wを最大1.0mmとなるように設計を行い、1.5mmとした溝18の深さdの方が大きくなるように設定した。
また、本実施の形態2においては、この様に偏光板16の食み出し部17がはまり込み係合する溝18によって、液晶パネル200を樹脂フレーム1a内の所定範囲の位置に緩く位置決めして保持することが可能であることから、実施の形態1の様に金属フレーム3と樹脂フレーム1aにより、液晶パネルを表面側と裏面側より挟むことにより保持する必要性は小さくなる。従って、樹脂フレーム1aにおける溝18により偏光板16の食み出し部17を係合することのみにより、液晶パネル200を保持するようにしても構わない。然しながら、更に実施の形態1の構成と同様に金属フレーム3と樹脂フレーム1aにより、液晶パネル200を表面側と裏面側より、間隔を空けて挟む構成も取り入れることにより、位置決め効果や液晶パネル200が振動することによるダメージの発生を防ぐ効果が向上する。また、偏光板16の食み出し部17がはまり込み係合する溝18については、液晶パネル200外周の四辺全てにおける偏光板16の食み出し部17に対応して、液晶パネル200外周における四辺に対向する樹脂フレーム1a内側の四つの面全てに設けることが上記説明の位置決め効果が最大となることから好ましい。然しながら、対向する二辺に少なくとも設けられれば、この対向する二つの溝18のみで液晶パネルを位置決め可能である。また、例え一辺のみに溝18を配置した場合にも、対向する辺側を上記説明の金属フレーム3と樹脂フレーム1aにより液晶パネル200を表面側と裏面側より挟む構成と組み合わせて、位置決めに寄与することが可能となることから有効である。
続いて、本実施の形態2の液晶表示装置の製造方法について、一部、実施の形態1との変更点について説明する。液晶パネル200の形成までは実施の形態1と同様であることから説明を省略する。本実施の形態2においては溝18の形成された樹脂フレーム1aを成形準備する点と、樹脂フレーム1aに形成された溝18に対して、液晶パネル200における偏光板16の食み出し部17を係合して組み合わせる点が異なる。但し、樹脂フレーム1aに溝18を形成する方法については、予め金型などの設計を変更することで容易に成形準備可能であることから説明は省略する。樹脂フレーム1aの溝18内に食み出し部17を係合させるにあたり、四辺ともに溝18を形成して係合させる場合には、注意が必要である。食み出し量の少ない場合には、液晶パネル200及び偏光板16を若干歪ませる変形させた状態で組み合わせることで溝18内にはめ込むことが可能である。また、食み出し量が比較的大きく、歪みにより液晶パネル200や偏光板16(特に食み出し部17)にダメージが入る恐れがある場合には、一体に形成された樹脂フレーム1aではなく分割した樹脂フレーム1aを準備し、液晶パネル200と食み出し部17を溝内の位置決めされる特定範囲にはめ込んだ状態で組み合わせることにより形成すると良い。
以上説明のとおり、本実施の形態2の液晶表示装置においても、実施の形態1の液晶表示装置と同様に液晶パネル201のガラス基板11よりも偏光板16を食み出させガラス基板11或いはガラス基板21が樹脂フレーム1aと金属フレーム3よりなる筐体に直接接触することを防止する偏光板16の食み出し部17を設けるとともに、筐体により、食み出し部17端面と液晶パネル200表面より間隔を空けて、液晶パネル200が緩く保持される構成を有する。この様に構成されることにより、筐体による押し圧力が液晶パネル200に印加されることがなく、押し圧力の影響による表示異常を発生しない。更に、樹脂フレーム1よりなる筐体と液晶パネル200のガラス基板11或いはガラス基板21が直接接触することがないことから、ガラス基板11或いはガラス基板21により樹脂フレーム1が擦れることによる異物の発生を防止することができる。また、偏光板16の寸法を調節するのみであり、筐体により液晶パネル200を保持するために、筐体と基板間に別途緩衝部材を設けたり、液晶パネル200周辺を固定する固定部材を設けたりするなど、部材追加を必要とすることもなく、構成が単純である。従って、製造コストや外形サイズを殆ど増加することなく上記効果を実現できる。更に、本実施の形態2の液晶表示装置においては、樹脂フレーム1aにおける、偏光板16の食み出し部17に対応する位置に偏光板16の食み出し部17がはまり込み係合する溝18が形成されていることから、液晶パネル200を樹脂フレーム1a内の所定範囲の位置に、より精度高く位置決めして、緩く保持することが可能となる。
また、実施の形態2において樹脂フレーム1aに設けた溝18については、図4及び図5で例示した様に、矩形の溝18に限定されるものではない。例えば、溝の少なくとも一方の側面(溝の深さ方向に対しての側面)が傾斜しているものであっても良い。具体的には、V字形状(図6(a)中の溝18a)、台形形状(図6(b)中の溝18b)、U字形状(図示省略)、レ字形状(図6(c)中の溝18c)などが挙げられる。特にこの様に少なくとも一方の側面が傾斜していることにより、溝18a〜溝18cの最も深い部分近傍に偏光板16の食み出し部17が概ね位置決めされ、液晶パネル200についても樹脂フレーム1a内の所定位置の近傍に概ね位置決めされる。従って、矩形の場合と比較し液晶パネル200の樹脂フレーム1a内での位置決め精度が向上される点からは好ましい。
更に、実施の形態1及び実施の形態2においては、偏光板の食み出し部17を表示面2側ではないスイッチング素子基板10側の偏光板のみ、即ち、一方の基板側のみに形成した場合を例に取って説明を行った。然しながら、この様な態様のみに限定されるものではなく、例えば、図7(a)に示す様にスイッチング素子基板10側とカラーフィルタ基板20側の両方の偏光板、即ち偏光板16及び偏光板26に対し、其々食み出し部17a及び食み出し部17bを設け、更に両方の偏光板の食み出し部17a及び食み出し部17b同士が液晶パネルの外周部で互いに貼り合わされる構成としても良い。この様な構成によればガラス基板端が偏光板16及び偏光板26に覆われることから、外部より、いくら強い押し圧力がかかり液晶パネル200が樹脂フレーム1aに押し付けられることがあってもガラス基板端と樹脂フレーム1aが接触することが無い。従って、異物防止効果が更に高くなる。また、同様の構造として、図7(b)に示す様に、一方の基板側の偏光板(偏光板16或いは偏光板26)を食み出させ、食み出し部17cの一端をもう一方の基板表面まで回り込ませることによりガラス基板端が偏光板(偏光板16或いは偏光板26)により完全に覆われる構造を形成しても良い。この場合には、周り込ませた食み出し部17cについては、表示への悪影響を考慮し、有効表示領域に掛からないように、非表示領域までとすると良い。また、これらの構成は、図示している様に、図7(a)に示す食み出し部17a及び食み出し部17bが貼り合わされ形成された食み出し部、或いは図7(b)に示す食み出し部17cに対し実施の形態2と同様に、食み出し部に係合する溝18d或いは溝18eを形成することにより実施の形態2と同様の効果を得ることができる。また、実施の形態1の様に溝を形成しない場合においても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態2において一方の基板側のみに食み出し部17を形成する場合、表示面2側ではないスイッチング素子基板10側のみに形成した。これは、液晶表示装置では通常、表示面が筐体の外部に露出されることから、表示面側より押し圧力などがかかり易く、その様な表示面側から押し圧力がかかった場合にも偏光板16が剥がれ難い構造であるからである。然しながら、図7(c)に示す様に表示面側の基板であるカラーフィルタ基板20側の偏光板26に食み出し部17dを設けても良い。この場合においては、表示面側、即ちスイッチング素子基板10側より押し圧力がかかった場合、溝18fにより緩く保持される食み出し部17dに対して、偏光板26をカラーフィルタ基板20より引き剥がす方向の力がかかることから、偏光板26が剥がれ易い構造である。然しながら、この点が不利なことを除いて、実施の形態1或いは2において説明した効果と同様の効果を得ることができる。なお、実施の形態1の様に、溝を形成しない場合においては、図7(c)に示す様に表示面側の基板であるカラーフィルタ基板20側に食み出し部17dを設ける場合と、実施の形態1において説明した様にスイッチング素子基板10側に食み出し部17を設ける場合とでは偏光板の剥がれ易さの点での効果に差は無いことから、カラーフィルタ基板20側に食み出し部17dを設ける構成や、更に、上記説明を行った食み出し部17cの一端をもう一方の基板表面まで回り込ませる構成や、カラーフィルタ基板20側とスイッチング素子基板10側の両側に食み出し部17a及び食み出し部17bを設け互いに貼り合される構成など何れの構成を用いても良く、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、上記説明の様に表示面側の基板であるカラーフィルタ基板20側に食み出し部17dを設ける構成と、実施の形態1のスイッチング素子基板10に食み出し部17を設ける構成を組み合わせても良い。即ち、カラーフィルタ基板20とスイッチング素子基板10の双方の偏光板26及び偏光板16を共に食み出させる構成とする。但し、図7(a)において説明した様に偏光板26及び偏光板16の食み出し部を液晶パネル200の外周で貼り合わせる構成ではなく、両者とも実施の形態1の食み出し部17程度とする。この場合には、食み出し部17dの食み出し量と食み出し部17の食み出し量を均一化することにより、双方の食み出し部17及び食み出し部17dや、食み出し部近傍における偏光板貼り合わせ部にかかる力を両者で分散することができる。従って、其々の偏光板26及び偏光板16を剥がれ難くする効果や、ガラス基板11或いはガラス基板21と筐体の接触をより起こし難くする効果が得られる。また、更に実施の形態2の食み出し部がはまり込み係合する溝を其々の食み出し部17d及び食み出し部17に対して設けても良く、溝の深さなどの条件を両者で均一化することにより、上記説明の分散効果が得られる。従って、偏光板26及び偏光板16を剥がれ難くする効果や、ガラス基板11或いはガラス基板21と筐体の接触をより起こし難くする効果、筐体による液晶パネル200の保持が安定する効果が得られる。また、図7(a)において説明した偏光板26及び偏光板16の食み出し部を液晶パネル200の外周で貼り合わせる構成と比較して、ガラス基板11或いはガラス基板21と筐体の接触を防止する効果は多少劣るものの、実施の形態1及び実施の形態2と同様に食み出し部形成の為に用いられる偏光板26及び偏光板16の大きさを筐体とガラス基板11或いはガラス基板21が接触しない必要最小限とすることができ、部材の利用効率が高い。
なお、液晶パネルを収納し保持する筐体については、実施の形態1、実施の形態2及びそれらの変形例においては、液晶パネル200の周辺部を保持する樹脂フレーム1或いは樹脂フレーム1aと表示面部分が開放される金属フレーム3を組み合わせて構成される筐体を用いた場合を例にとって説明を行った。樹脂よりなる筐体により液晶パネル200を保持する場合が、樹脂がガラス基板11或いはガラス基板21により削れることにより異物が発生し易く、本発明の効果が最も顕著となることから、好適な適用例として説明を行った。然しながら、本発明の適用範囲はこれに限られるものではない。ガラス基板と接触して保持する筐体が樹脂の場合に限らず、金属であってもガラス基板と擦れることにより互いに削れて異物を発生することから、本発明の効果は有効である。従って、液晶パネル200を収納し保持する筐体については、樹脂フレーム単体による構成、樹脂フレーム同士の組み合わせによる構成、金属フレーム単体による構成、金属フレーム同士の組み合わせによる構成、或いは金属フレームと樹脂フレームの組み合わせによる構成において、本実施の形態1と逆に金属フレームにより保持し、樹脂フレームにより全体を収納する構成など、何れの組み合わせであっても良く、本実施の形態1において得られる主要な効果と同様の効果を得ることができる。また、実施の形態2において、樹脂フレーム1aに形成した溝18についても、これら筐体の何れかの部分に形成されれば良く、例えば、金属フレームにより液晶パネルを保持し、偏光板の食み出し部がはまり込み係合する溝を形成する場合には、溝については、金属フレームを曲げ加工して形成すると良い。
また、以上説明のとおり、様々な組み合わせの二種類のフレームにより筐体を構成することができるが、この様に二種類のフレームを組み合わせて筐体を形成する場合には二種類のフレームにより相補的に組み合わせて溝が形成されても構わない。図8を用い、この様に二種類のフレームにより相補的に組み合わせて溝を形成した一例について簡単に説明を行う。この変形例においては、溝18gは樹脂フレーム1aと金属フレーム3aが相補的に組み合わされる形で形成されている。それ以外の部分の構成は実施の形態2と同様であることから、図示及び説明を省略する。この樹脂フレーム1aと金属フレーム3aよりなる筐体に形成された溝18gにおいても、ガラス基板11或いはガラス基板21が、金属フレーム3aに接触するよりも先に、食み出し部17が樹脂フレーム1aと金属フレーム3aが相補的に組み合わされて構成される溝18gの底に接触することから、筐体の一部であり金属フレーム3aとガラス基板11或いはガラス基板21が直接接触することを防止でき、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。更に、この様に相補的に組み合わせて形成された溝18gの場合には、溝18g内に偏光板16に形成された食み出し部17をはめ込む際に、樹脂フレーム1a内の液晶パネル200を保持する特定範囲に液晶パネル200を収納した後に、金属フレーム3aを樹脂フレーム1aに被せて、組み合わせることにより、溝18gが形成され、溝18g内に食み出し部17がはめ込まれ係合された構成、即ち、溝18gと食み出し部17の係合により、液晶パネル200を特定範囲に保持することのできる構成を得ることができる。この方法は、液晶パネル200や食み出し部17に特に変形を加えることなく、食み出し部17を溝18g内にはめ込むことができ、無理なく容易に実施することが可能となる。なお、この効果は相補的に組み合わせて溝が形成されれば得られることから、樹脂フレームと金属フレームの組み合わせに限らず、先に説明したとおりの何れの材質で形成されたフレームの組み合わせであっても良く、同様の効果が得られる。また、形状における組み合わせ形態についても、組み合わせ前において、溝18gにより食み出し部17が保持される特定範囲が一部開放されて、その開放部より、液晶パネル200や食み出し部17に特に変形を加えることなく、この溝18gにより保持される特定範囲内に食み出し部17をはめ込むことができるのであれば、どの様な組み合わせ形態であっても構わず、上記説明の効果が得られる。
1、1a 樹脂フレーム、2、表示面、3、3a 金属フレーム、
7 液晶、11、21 ガラス基板、16、26 偏光板、
17、17a、17b、17c、17d 食み出し部、
18、18a、18b、18c、18d、18e、18f、18g 溝、
200 液晶パネル。

Claims (8)

  1. 一対の透明絶縁性基板により液晶を挟持する液晶パネルと、該液晶パネルを収納し保持する筐体とを備え、該液晶パネルは、前記一対の透明絶縁性基板の少なくとも一方の表面に、該液晶パネルが前記筐体内部において移動した際に前記一対の透明絶縁性基板より先に前記筐体に接触することにより、該一対の透明絶縁性基板が前記筐体と直接接触することを防止する該透明絶縁性基板より食み出した食み出し部を設けて貼り付けられた偏光板を有し、前記筐体により、前記食み出し部の端面より間隔を空けて、緩く保持されることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 偏光板に設けられた食み出し部は、透明絶縁性基板より食み出した食み出し量が前記透明絶縁性基板の外形における辺の全体に渡り均一に形成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 筐体には、偏光板に設けられた食み出し部が係合する溝が形成されることを特徴とする請求項1或いは請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 筐体に形成された溝の少なくとも一方の側面が傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 筐体に形成された溝の深さが、偏光板に設けられた食み出し部の食み出し量よりも浅く、前記筐体と前記食み出し部の間隔の最大値よりも深いことを特徴とする請求項3或いは請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 偏光板に設けられた食み出し部は、液晶表示装置における画像を表示する表示面側に配置される偏光板に設けられることを特徴とする請求項3から請求項5の何れかに記載の液晶表示装置。
  7. 偏光板に設けられた食み出し部は、一対の透明絶縁性基板における一方の表面に貼り付けられた偏光板と、前記一対の透明絶縁性基板における他方の表面に貼り付けられた偏光板とに其々設けられ、前記一方の表面に貼り付けられた偏光板に設けられた食み出し部と、前記他方の表面に貼り付けられた偏光板に設けられた食み出し部は、液晶パネルの外周部において互いに貼り合わされていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の液晶表示装置。
  8. 偏光板に設けられた食み出し部は、一対の透明絶縁性基板における一方の表面に貼り付けられた偏光板に設けられ、液晶パネルの外周部において、前記一対の透明絶縁性基板における他方の表面まで回りこみ、前記一対の透明絶縁性基板の端面を覆うことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の液晶表示装置。
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