JP2011099513A - 車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置 - Google Patents

車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車両用摩擦係合装置の摩擦材の表面温度を算出するにあたり、その表面温度の算出精度を向上させることができる車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置を提供する。
【解決手段】冷却温度算出手段108は、ロックアップクラッチ33の単位時間当たりの発熱量q-dotgenと、そのタービン回転速度Ntとに基づいて、累積冷却温度Tcoolを補正するため、実際の単位時間当たりの発熱量q-dotgenおよびタービン回転速度Ntに基づいた適切な累積冷却温度Tcoolを算出することができる。したがって、表面温度TLCの算出精度が向上する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両に設けられる摩擦係合装置の表面温度を算出する表面温度算出装置に係り、特に、その表面温度の算出精度向上に関するものである。
車両には、ロックアップクラッチや変速機の自動クラッチなどの摩擦係合装置が備えられており、車両の走行状態に応じて摩擦係合装置のスリップ制御が適宜実施されている。例えばロックアップクラッチのスリップ制御により、ロックアップ領域が拡大されて燃費向上が可能となる。また、自動クラッチにおいても、スリップ制御によって車両の滑らかな発進が可能となる。しかしながら、スリップ制御が実施されると、摩擦係合装置の摩擦材からの発熱によってその摩擦材の表面温度が上昇するに従い、摩擦係合装置の焼き付きや耐久性低下が問題となる。これに対して、特許文献1のトルクコンバータの制御装置においては、ロックアップクラッチの表面温度を逐次算出し、その表面温度が予め設定されている許容温度を超えると、ロックアップクラッチの表面温度を低下させる作動を実施する技術が開示されている。
特開2001−65685号公報
ところで、特許文献1のトルクコンバータの制御装置においては、ロックアップクラッチの表面温度を、発熱温度と冷却温度との差で推定し、また、単位時間当たりの放熱量を推定クラッチ表面温度と作動油温(ATF油温)との差に係数を乗ずることによって算出している。しかしながら、作動油温は必ずしもロッククラッチ表面温度周辺の油温と相関性がないことが知られており、また、上記係数に関する具体的な記載はなく、その係数の決定方法が不明確となっている。したがって、ロックアップクラッチの表面温度を正確に算出することは困難となっていた。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、車両用摩擦係合装置の摩擦材の表面温度を算出するにあたり、その表面温度の算出精度を向上させることができる車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置を提供することにある。
上記目的を達成するための、請求項1にかかる発明の要旨とするところは、(a)車両用摩擦係合装置の発熱温度を算出する発熱温度算出手段と、その車両用摩擦係合装置の冷却温度を算出する冷却温度算出手段と、前記発熱温度および冷却温度の温度差に基づいてその車両用摩擦係合装置の表面温度を算出する表面温度算出手段とを、備える車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置であって、(b)前記冷却温度算出手段は、前記車両用摩擦係合装置の単位時間当たりの発熱量と、その車両用摩擦係合装置の出力軸回転速度とに基づいて、前記冷却温度を補正することを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明の要旨とするところは、請求項1の車両用摩擦係合の表面温度算出装置において、(a)所定の単位時間当たりの発熱量および所定の出力軸回転速度で求められた基準冷却温度と、単位時間当たりの発熱量および出力軸回転速度と補正係数との関係とが、予め記憶されており、(b)前記冷却温度算出手段は、前記予め記憶された関係から実際の単位時間当たりの発熱量および実際の出力軸回転速度に基づいて前記補正係数を決定し、前記基準冷却温度にその補正係数を乗ずる補正を実施することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明の要旨とするところは、請求項1または2の車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置において、前記表面温度算出手段は、予め記憶された関係から前記車両用摩擦係合装置を潤滑する作動油の温度に基づいてオフセット量を算出し、前記発熱温度と前記冷却温度とに基づいて求められた前記表面温度にそのオフセット量を加減算することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明の要旨とするところは、請求項1の車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置において、前記発熱温度算出手段は、前記車両用摩擦係合装置の係合開始時からの単位時間当たりの発熱量を累積することで算出される発熱量を、その車両用摩擦係合装置の熱容量で除することにより、前記発熱温度を算出することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明の要旨とするところは、請求項1乃至4のいずれか1つの車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置において、前記車両用摩擦係合装置は、自動変速機のロックアップクラッチまたは自動クラッチであることを特徴とする。
請求項1にかかる発明の車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置によれば、前記冷却温度算出手段は、前記車両用摩擦係合装置の単位時間当たりの発熱量と、その車両用摩擦係合装置の出力軸回転速度とに基づいて、前記冷却温度を補正するため、実際の単位時間当たりの発熱量および出力軸回転速度に基づいた適切な冷却温度を算出することができる。したがって、表面温度の算出精度が向上する。
また、請求項2にかかる発明の車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置によれば、前記冷却温度算出手段は、前記予め記憶された関係から実際の単位時間当たりの発熱量および実際の出力軸回転速度に基づいて前記補正係数を決定し、前記基準冷却温度にその補正係数を乗ずる補正を実施するため、実際の単位時間当たりの発熱量と出力軸回転速度とに基づく補正係数によって精度よい冷却温度を得ることができる。
また、請求項3にかかる発明の車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置によれば、前記表面温度算出手段は、予め記憶された関係から前記車両用摩擦係合装置を潤滑する作動油の温度に基づいてオフセット量を算出し、前記発熱温度と前記冷却温度とに基づいて求められた前記表面温度にそのオフセット量を加減算するため、車両用摩擦係合装置の表面温度が一層正確な値となる。
また、請求項4にかかる発明の車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置によれば、発熱量および車両用摩擦係合装置の熱容量から正確な発熱温度を算出することができる。
また、請求項5にかかる発明の車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置によれば、自動変速機のロックアップクラッチまたは自動クラッチの表面温度が算出され、算出された表面温度に基づいた適切な制御が可能となる。
本発明が適用された車両用自動変速機の構成を示す骨子図の一例である。 図1の車両用自動変速機の複数のギヤ段を成立させる際の摩擦係合装置の作動の組み合わせを説明する作動図表である。 図1の自動変速機などを制御するために車両に設けられた制御系統の要部およびエンジンから駆動輪までの動力伝達系の概略構成を説明するブロック線図である。 図3の電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 所定の発熱量および所定のタービン回転速度における基準冷却温度の決定方法を説明する図である。 単位時間当たりの発熱量およびタービン回転速度に基づいて設定される補正係数の2次元マップである。 作動油温に応じて設定されるオフセット量の関係図である。 電子制御装置の制御作動の要部すなわちロックアップクラッチの表面温度を算出する制御作動を説明するフローチャートである。
ここで、好適には、補正係数は、単位時間当たりの発熱量および出力軸回転速度をパラメータとした2次元マップで予め記憶されており、実際の単位時間当たりの発熱量および出力軸回転速度に基づいて補正係数が決定される。このようにすれば、逐次適切な補正係数に基づいて精度良い冷却温度が算出される。
また、好適には、補正係数は、単位時間当たりの発熱量が増加するに従って小さくなり、また、出力軸回転速度が増加するに従って小さくなる。このように補正係数が設定されることで、単位時間当たりの発熱量が増加するに従って冷却温度が小さく算出され、出力軸回転速度が増加するに従って冷却温度が小さく算出される。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、車両用動力伝達装置の一部である車両用自動変速機(以下、自動変速機という)10の骨子図である。図2は複数の変速段(ギヤ段)を成立させる際の摩擦係合要素すなわち摩擦係合装置の作動状態を説明する作動表である。自動変速機10は、エンジン30と駆動輪40との間の動力伝達経路に設けられ、車両の左右方向(横置き)に搭載するFF車両に好適に用いられる。自動変速機10は、車体に取り付けられる非回転部材としてのトランスミッションケース26内において、シングルピニオン型の第1遊星歯車装置12を主体として構成されている第1変速部14と、ダブルピニオン型の第2遊星歯車装置16およびシングルピニオン型の第3遊星歯車装置18を主体としてラビニヨ型に構成されている第2変速部20とを共通の軸心C上に有し、入力軸22の回転を変速して出力歯車24から出力する。
入力軸22は、走行用の動力源であるエンジン30によって回転駆動される流体式伝動装置としてのロックアップクラッチ33を備えたトルクコンバータ32のタービン軸である。また、出力歯車24は、図3に示す差動歯車装置34に動力を伝達するために、デフリングギヤ36と噛み合ってファイナルギヤ対を構成するデフドライブピニオンと同軸上に配置されたカウンタドリブンギヤと噛み合ってカウンタギヤ対を構成するカウンタドライブギヤである。この出力歯車24の回転速度Noutが回転速度センサ66によって検出され、後述する電子制御装置100に供給される。そして回転速度Noutに基づいて車速Vが算出されて変速判断に用いられる。
このように構成された自動変速機10において、エンジン30の出力は、トルクコンバータ32、自動変速機10、差動歯車装置34、および一対の車軸38等を介して一対の駆動輪40へ伝達される(図3参照)。なお、この自動変速機10やトルクコンバータ32は中心線(軸心)Cに対して略対称的に構成されており、図1の骨子図においてはその中心線Cの下半分が省略されている。
自動変速機10は、第1変速部14および第2変速部20の各回転要素(サンギヤS1〜S3、キャリアCA1〜CA3、リングギヤR1〜R3)のうちのいずれかの連結状態の組み合わせに応じて第1速ギヤ段「1st」〜第6速ギヤ段「6th」の6つの前進ギヤ段が成立させられるとともに、後退ギヤ段「R」が成立させられる。図2に示すように、例えば前進ギヤ段では、クラッチC1とブレーキB2との係合により第1速ギヤ段が、クラッチC1とブレーキB1との係合により第2速ギヤ段が、クラッチC1とブレーキB3との係合により第3速ギヤ段が、クラッチC1とクラッチC2との係合により第4速ギヤ段が、クラッチC2とブレーキB3との係合により第5速ギヤ段が、クラッチC2とブレーキB1との係合により第6速ギヤ段が、それぞれ成立させられるようになっている。また、ブレーキB2とブレーキB3との係合により後退ギヤ段が成立させられ、クラッチC1、C2、ブレーキB1〜B3のいずれも解放されることによりニュートラル状態となるように構成されている。
図2の作動表は、上記各ギヤ段とクラッチC1、C2、ブレーキB1〜B3の作動状態との関係をまとめたものであり、「○」は係合、「◎」はエンジンブレーキ時のみ係合を表している。特に、第1速ギヤ段「1st」を成立させるブレーキB2には並列に一方向クラッチF1が設けられているため、発進時(加速時)にはクラッチC1のみを係合させ、エンジンブレーキを作用させるときにはクラッチC1とブレーキB2とを係合させる。また、各ギヤ段のギヤ比(変速比)γ(=入力軸22の回転速度/出力歯車24の回転速度)は、第1遊星歯車装置12、第2遊星歯車装置16、および第3遊星歯車装置18の各ギヤ比(=サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)ρ1、ρ2、ρ3によって適宜定められる。
このように本実施例の自動変速機10は、複数の摩擦係合装置すなわちクラッチC1、C2、およびブレーキB1〜B3を選択的に係合させることによりギヤ比の異なる複数のギヤ段を成立させるものであり、図2の作動表から明らかなように、クラッチC1、C2、およびブレーキB1〜B3の何れか2つを掴み替える所謂クラッチツウクラッチ変速により各ギヤ段の切り替えを行うことができる。
また、上記クラッチC1、C2、およびブレーキB1〜B3(以下、特に区別しない場合は単にクラッチC、ブレーキBという)は、多板式のクラッチやブレーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油圧式摩擦係合装置であり、油圧制御回路50(図3参照)のリニアソレノイドバルブSL1〜SL5の励磁、非励磁や電流制御により、係合、解放状態が切り換えられるとともに係合、解放時の過渡油圧などが制御される。
図3は、図1の自動変速機10などを制御するために車両に設けられた制御系統の要部およびエンジン30から駆動輪40までの動力伝達系の概略構成を説明するブロック線図である。
図3において、電子制御装置100は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、エンジン30の出力制御や自動変速機10の変速制御、ロックアップクラッチ33のロックアップ制御等を実行するようになっており、必要に応じてエンジン制御用や油圧制御回路50のリニアソレノイドバルブSL1〜SL5、SLU、SLTを制御する変速制御用等に分けて構成される。
例えば、電子制御装置100には、アクセル開度センサ54により検出されたアクセルペダル52の操作量に相当するアクセル開度Accを表すアクセル開度信号、エンジン回転速度センサ56により検出されたエンジン30の回転速度であるエンジン回転速度Neを表す信号、冷却水温センサ58により検出されたエンジン30の冷却水温Twを表す信号、吸入空気量センサ60により検出されたエンジン30の吸入空気量Qを表す信号、スロットル弁開度センサ64により検出された電子スロットル弁62のスロットル弁開度θTHを表すスロットル弁開度信号、回転速度センサ66により検出された出力歯車24の回転速度である出力回転速度Noutすなわち車速Vを表す信号、ブレーキスイッチ70により検出された常用ブレーキであるフットブレーキ(ホイールブレーキ)の作動中(踏込操作中)を示すフットブレーキペダル68の操作(オン)Bonを表す信号、レバーポジションセンサ74により検出されたシフト装置71のシフトレバー72のレバーポジション(操作位置、シフトポジション)PSHを表す信号、タービン回転速度センサ76により検出されたトルクコンバータ32のタービン軸の回転速度であるタービン回転速度Ntすなわち入力軸22の回転速度を表す信号、ATF油温センサ78により検出された油圧制御回路50内の作動油の温度であるATF油温Toil表す信号などがそれぞれ供給される。
また、電子制御装置100からは、電子スロットル弁62を開閉駆動するスロットルアクチュエータ80への駆動信号、エンジン30の点火時期を指令する点火信号、エンジン30の吸気管または筒内に燃料を供給し或いは停止する燃料噴射装置82によるエンジン30への燃料供給量を制御する燃料供給量信号、シフトインジケータを作動させるためのレバーポジションPSH表示信号、自動変速機10のギヤ段を切り換えるために油圧制御回路50内のシフト弁を駆動するシフトソレノイドを制御する信号、およびライン圧を制御するリニヤソレノイド弁を駆動するための指令信号などがそれぞれ出力される。
また、シフトレバー72は例えば運転席の近傍に配設され、図3に示すように、5つのレバーポジション「P」、「R」、「N」、「D」、または「S」へ手動操作されるようになっている。
「P」ポジションは自動変速機10内の動力伝達経路を解放しすなわち自動変速機10内の動力伝達が遮断されるニュートラル状態(中立状態)とし且つメカニカルパーキング機構によって機械的に出力歯車24の回転を阻止(ロック)するための駐車レンジ(位置)であり、「R」ポジションは自動変速機10の出力歯車24の回転方向を逆回転とするための後退走行レンジであり、「N」ポジションは自動変速機10内の動力伝達が遮断されるニュートラル状態とするための非走行レンジであり、「D」ポジションは自動変速機10の変速を許容する変速範囲で第1ギヤ段「1st」〜第6ギヤ段「6th」の総ての前進ギヤ段を用いて自動変速制御を実行させる前進走行レンジであり、「S」ポジションはギヤ段の変化範囲を制限する複数種類の変速レンジすなわち高車速側のギヤ段が異なる複数種類の変速レンジを切り換えることにより手動変速が可能な前進走行レンジである。この「S」ポジションにおいては、シフトレバー72の操作毎に変速範囲をアップ側にシフトさせるためのレバーポジションPSHとしての「+」ポジション、シフトレバー72の操作毎に変速範囲をダウン側にシフトさせるためのレバーポジションPSHとしての「−」ポジションが備えられている。
ところで、ロックアップクラッチ33のロックアップ制御(スリップ制御)が長時間実施されるなどすると、ロックアップクラッチ33の摩擦材84(図1参照)からの発熱によってその摩擦材84の表面温度TLCが上昇するに従い、ロックアップクラッチ33の摩擦材84の焼き付きや耐久性低下が問題となる。そこで、電子制御装置100は、ロックアップクラッチ33のロックアップ制御が開始されると、そのロックアップクラッチ33の摩擦材84の表面温度TLCを逐次算出し、その表面温度TLCが許容温度を超えると表面温度TLCを低下させる制御(例えばロックアップクラッチ33の開放など)を実施する。このため、ロックアップクラッチ33の摩擦材84の表面温度TLCを精度良く算出することが必要となる。以下、上記ロックアップクラッチ33の摩擦材84の表面温度TLCの算出について説明する。なお、ロックアップクラッチ33が本発明の車両用摩擦係合装置に対応する。
図4は、上記ロックアップクラッチ33の摩擦材84の表面温度TLCを算出する表面温度算出装置としても機能する電子制御装置100の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。発熱温度算出手段102は、ロックアップクラッチ33のロックアップ制御(スリップ制御)開始時からの累積発熱量Qgen(本発明の発熱量に対応する)に基づいて、累積発熱温度Tgen(本発明の発熱温度に対応)を算出する。累積発熱量Qgen(J)は、ロックアップ制御開始からの単位時間当たりの発熱量q-dotgenから、その発熱量q-dotgenを累積(総和)することで算出される。したがって、累積発熱量Qgenの算出式は、下式(1)で示される。
Figure 2011099513
また、単位時間当たりの発熱量q-dotgenは、下式(2)に基づいて算出される。ここで、ΔNはエンジン回転速度Neとタービン回転速度Ntとの差回転(=Ne−Nt)すなわちロックアップクラッチ33のスリップ量を示しており、trはロックアップクラッチ33に伝達されるクラッチ伝達トルクを示しており、Sはロックアップクラッチ33の摩擦材84の接触面積(ライニング面積)を示している。発熱温度算出手段102は、下式(2)に基づいて単位時間(単位面積)当たりの発熱量q-dotgenを算出する。なお、タービン回転速度Ntが本発明の出力軸回転速度に対応する。
Figure 2011099513
ここで、式(2)に示されるクラッチ伝達トルクtrは、クラッチ伝達トルク算出手段104によって算出される。クラッチ伝達トルクtrは、下式(3)によって算出される。下式(3)において、Teがエンジントルクを示しており、cがトルクコンバータ32の容量係数を示しており、Neがエンジン回転速度を示している。なお、式(3)は、クラッチ伝達トルクtrが、エンジントルクTeとトルクコンバータ32によって伝達される伝達トルク(=c×Ne2)との差で表されることを示している。
Figure 2011099513
クラッチ伝達トルク算出手段104は、例えば記憶手段106に予め記憶されているエンジン回転速度Neおよびスロットル弁開度θTHをパラメータとするエンジントルクマップから、実際のエンジン回転速度Neおよびスロットル弁開度θTHに基づいてエンジントルクTeを算出する。なお、エンジントルクTeは、吸入空気量Qなどをパラメータとするエンジントルクマップによって求めたり、トルクセンサによって直接的に求めるものであっても構わない。また、容量係数cは、予め記憶されているトルクコンバータ32の特性曲線等に基づいて決定される。
そして、クラッチ伝達トルク算出手段104によってクラッチ伝達トルクtrが算出されると、発熱温度算出手段102は、そのクラッチ伝達トルクtrに基づいて、単位時間当たりの発熱量q-dotgen、およびその発熱量q-dotgenを累積することで算出される累積発熱量Qgen(J)を式(1)、(2)から算出する。さらに、発熱温度算出手段102は、算出された累積発熱量Qgenに基づいて、累積発熱温度Tgen(℃)を算出する。累積発熱温度Tgenは、ロックアップ制御開始時点の温度からの累積発熱量Qgenによる累積の温度上昇幅を示しており、下式(4)で算出される。ここで、MLCは、ロックアップクラッチ33の熱容量(J/℃)を表しており、予め実験的に求められて記憶されている。
Figure 2011099513
冷却温度算出手段108は、ロックアップ制御(スリップ制御)時における作動油の潤滑等によるロックアップクラッチ33の累積冷却温度Tcool(温度低下量)を算出する。冷却温度Tcoolは、ロックアップ制御開始時点の温度からの累積の温度低下量であり、下式(5)に基づいて算出される。ここで、Kは、図6に示すような予め記憶された摩擦(スリップ)による単位時間当たりの発熱量q-dotgenおよびタービン回転速度Ntに基づいて設定される補正係数である。また、Tcoolbは、図5の実線で示すような所定の単位時間当たりの発熱量q-dotgenおよび所定のタービン回転速度Ntで求められた基準冷却温度である。上記補正係数Kおよび基準冷却温度Tcoolbは、それぞれ予め実験や計算によって求められ、予め記憶手段106に記憶されいてる。
Figure 2011099513
先ず、上記基準冷却温度Tcoolbの決定方法について、図5を用いて説明する。図5は、単位時間当たりの発熱量q-dotgenを所定の発熱量で固定すると共に、タービン回転速度Ntを所定の回転速度で固定した状態における、ロックアップ制御開始からの累積発熱温度Tgen、ロックアップクラッチ33の表面温度TLC、および基準冷却温度Tcoolbを示している。以下において、所定の発熱量として例えば2cal、所定のタービン回転速度Ntとして例えば1000rpmを基準とした場合を一例に説明する。図5の破線で示すTgenは、所定の発熱量q-dotgen(2cal)で固定した場合のロックアップクラッチ33の累積発熱温度Tgenを示している。累積発熱温度Tgenは、発熱量q-dotgenが2calに固定されていることから、式(1)および式(4)等に基づいて破線で示すように時間経過とともに直線的に上昇する。一点鎖線で示すTLCは、上記条件下(発熱量:2cal、タービン回転速度:1000rpm)におけるロックアップクラッチ33の摩擦材84の表面温度TLCを示しており、予め実験的に求めたデータである。一点鎖線に示すように、ロックアップクラッチ33の表面温度TLCは、時間経過と共に所定の温度に収束されていることがわかる。実線で示す基準冷却温度Tcoolbは、上記累積発熱温度Tgenと表面温度TLCの差(=Tgen−TLC)で算出される。このようにして算出された図5に示す基準冷却温度Tcoolbが記憶手段106に記憶される。
また、補正係数Kは、図6に示すように、ロックアップ制御時(スリップ制御時)の単位時間当たりの発熱量q-dotgenおよびタービン回転速度Ntとの関係として、2次元マップで記憶されている。補正係数Kは、上述した所定の発熱量q-dotgenおよび所定のタービン回転速度Ntを基準として求めた上記基準冷却温度Tcoolbに乗算される係数である。図6に示すように、補正係数Kは、基準とされる所定の発熱量q-dotgen(=2cal)および所定のタービン回転速度Nt(=1000rpm)での補正係数Kが1.0に設定されている。そして、その補正係数Kが1.0とされる点(発熱量:2cal、タービン回転速度Nt:1000rpm)を基準として補正係数Kが発熱量q-dotgenおよびタービン回転速度Ntに応じて可変に設定されている。例えば、タービン回転速度Ntが大きくなると、放熱されにくくなる、すなわち累積冷却温度Tcoolが小さくなるため、図6に示すように、補正係数Kはタービン回転速度Ntが大きくなるに従って小さくなる。また、発熱量q-dotgenが大きくなると、放熱されにくくなる、すなわち累積冷却温度Tcoolが小さくなるため、図6に示すように、補正係数Kは発熱量q-dotgenが大きくなるに従って小さくなる。上記のように補正係数Kは、予め実験や計算によって求められ、物理的に矛盾のない値に設定されている。例えば、タービン回転速度Ntが大きくなるに従って放熱されにくくなるのは、タービン回転速度Ntの増加に伴い作動油の移動速度が速くなるに従って作動油による潤滑性能が低下するためと考えられている。その傾向に従って、タービン回転速度Ntが大きくなるに従って補正係数Kが小さくなっている。
補正係数決定手段110は、タービン回転速度センサ76によって検出される実際のタービン回転速度Ntおよび式(2)によって算出される実際の発熱量q-dotgenに基づいて、図6の補正係数Kの関係から補正係数Kを決定する。具体的には、補正係数決定手段110は、具体的なタービン回転速度Ntおよび発熱量q-dotgenが算出されると、例えば図6の関係から補間法等を用いて適切な補正係数Kを近似的に決定する。
冷却温度算出手段108は、発熱量q-dotgenおよびタービン回転速度Ntに基づいて補正係数Kが決定されると、基準冷却温度Tcoolbにその補正係数Kを乗ずる補正を実施してロックアップ制御開始からの累積冷却温度Tcoolを算出する。
表面温度算出手段112は、発熱温度算出手段102によって算出された累積発熱温度Tgenおよび冷却温度算出手段108によって算出された累積冷却温度Tcoolの温度差に基づいてクラッチ表面温度TLCを算出する。クラッチ表面温度TLCは、下式(6)によって算出される。式(6)に示されるように、クラッチ表面温度TLCは、累積発熱温度Tgenと累積冷却温度Tcoolとの差に、さらに、作動油温に相当するATF油温Toil(℃)に基づいて予め記憶された関係であるオフセット量Toffset(℃)が加減算されている。
Figure 2011099513
オフセット量Toffsetは、予め実験的に求められており、例えば図7に示すようなATF油温Toilとの関係として記憶手段106に記憶されている。図7より、ATF油温Toilが80℃の点をオフセット量零として、ATF油温Toilが大きくなるに従ってオフセット量Toffsetが増加し、ATF油温Toilが小さくなるに従ってオフセット量Toffsetが減少する。また、実際に検出されるATF油温Toilに対するオフセット量Toffsetは、図7の関係マップから補間法等を用いて近似的に求められる。そして、表面温度算出手段112は、ATF油温Toilに基づいてオフセット量Toffsetを算出し、累積発熱温度Tgenと累積冷却温度Tcoolとに基づいて求められた表面温度TLCに、さらに上記オフセット量offsetを加減算する。すなわち、表面温度算出手段112は、オフセット量すなわちATF油温Toilを考慮した表面温度TLCを算出する。
図8は、電子制御装置100の制御作動の要部すなわちロックアップクラッチ33の表面温度TLCを算出する制御作動を説明するフローチャートである。先ず、発熱温度算出手段102およびクラッチ伝達トルク算出手段104に対応するステップSA1(以下、ステップを省略する)において、式(3)よりクラッチ伝達トルクtrが算出され、その算出されたクラッチ伝達トルクtrから式(2)より単位時間当たりの発熱量q-dotgenが算出される。さらに、ロックアップ制御開始時から逐次算出されている発熱量q-dotgenの総和である累積発熱量Qgenが式(1)より算出される。次いで、発熱温度算出手段102に対応するSA2において、算出された累積発熱量Qgenおよびロックアップクラッチ33の熱量量MLCから式(4)に基づいて、累積発熱温度Tgenが算出される。
冷却温度算出手段108および補正係数決定手段110に対応するSA3においては、現在のタービン回転速度Ntおよび発熱量q-dotgenを算出し、これらのデータおよび図6に示す2次元マップに基づいて補正係数Kが決定される。そして、予め記憶されている図5に示す基準冷却温度Tcoolbに、決定された補正係数Kを乗じた値が補正した累積冷却温度Tcoolとして算出される。
そして、表面温度算出手段112に対応するSA4において、SA2において算出された累積発熱温度Tgen、SA3において算出された累積冷却温度Tcool、および図7に示すオフセット量Toffsetから式(6)に基づいて表面温度TLCが算出される。この図8に示すフローがロックアップ制御開始から繰り返し実行されることにより、ロックアップクラッチ33の表面温度TLCがロックアップ制御開始からの時間経過と共に逐次算出される。
上述のように、本実施例によれば、冷却温度算出手段108は、ロックアップクラッチ33の単位時間当たりの発熱量q-dotgenと、そのタービン回転速度Ntとに基づいて、累積冷却温度Tcoolを補正するため、実際の単位時間当たりの発熱量q-dotgenおよびタービン回転速度Ntに基づいた適切な累積冷却温度Tcoolを算出することができる。したがって、表面温度TLCの算出精度が向上する。
また、本実施例によれば、冷却温度算出手段108は、実際の単位時間当たりの発熱量q-dotgenおよびタービン回転速度Ntに基づいて決定される補正係数Kに、基準冷却温度Tcoolbを乗ずる補正を実施するため、実際の単位時間当たりの発熱量q-dotgenとタービン回転速度Ntとに基づく補正係数Kによって精度よい累積冷却温度Tcoolを得ることができる。
また、本実施例によれば、表面温度算出手段112は、累積発熱温度Tgenと累積冷却温度Tcoolとに基づいて求められた表面温度TLCに、さらにATF油温Toilに基づいて予め設定されているオフセット量Toffsetを加減算するため、ロックアップクラッチ33の表面温度TLCが一層正確な値となる。
また、本実施例によれば、累積発熱量Qgenおよびロックアップクラッチ33の熱容量MLCから正確な累積発熱温度Tgenを算出することができる。
また、本実施例によれば、ロックアップクラッチ33の表面温度TLCが算出されることで、算出された表面温度TLCに基づいた適切な制御が可能となる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例では、補正係数Kは、発熱量q-dotgenおよびタービン回転速度Ntの2次元マップで予め記憶されているが、例えば補正係数Kが発熱量q-dotgenおよびタービン回転速度Ntの関係式で規定され、その関係式に基づいて補正係数Kが算出されるものであっても構わない。
また、前述の実施例では、基準冷却温度Tcoolbを設定する際、所定の発熱量q-dotgenを2cal、所定のタービン回転速度Ntを1000rpmとしたが、上記発熱量q-dotgenおよびタービン回転速度Ntの所定値は一例であって、ロックアップクラッチ33の使用態様等に基づいて適宜変更される。例えば、ロックアップクラッチ33のフレックスロックアップ領域や発熱量の大きさ等に基づいて、それぞれの中間値等に適宜設定される。
また、前述の実施例では、摩擦係合装置としてロックアップクラッチ33を一例に説明したが、本発明はロックアップクラッチ33に限定されるものではなく、例えば自動クラッチなど摩擦を伴って係合される摩擦係合装置であれば適宜適用することができる。なお、例えば自動クラッチの場合、クラッチ伝達トルクは、エンジントルクTe、自動クラッチの係合を制御するクラッチマスタシリンダの油圧やストローク量から求められる自動クラッチの押し付け力、摩擦係数μ等に基づいて算出されるなど、矛盾のない範囲において具体的な算出手段が変更される。
また、前述の実施例では、エンジントルクTeは、スロットル弁開度θTHおよびエンジン回転速度Neからなるエンジントルクマップに基づいて算出されるものとしたが、例えばトルクセンサによってエンジントルクTeを直接検出しても構わない。或いは、吸入空気量Qや燃料噴射量等に基づくエンジントルクマップを用いてエンジントルクTeを算出することもできる。
また、前述の実施例では、図7に示す補正係数Kの2次元マップにおいて、発熱量q-dotgenは1cal乃至3calの範囲、タービン回転速度Ntは1000rpm乃至3000rpmの範囲で補正係数Kが設定されているが、上記2次元マップは一例であって、発生する発熱量およびロックアップ制御(スリップ制御)が実施される回転速度範囲に応じて適宜設定される。また、発熱量q-dotgenは1cal毎、回転速度は1000rpm毎で設定されているが、さらに細かく設定されても構わない。
また、前述の実施例では、ロックアップ制御開始からの累積発熱量Qgenを逐次算出し、各時点での累積発熱量Qgenに基づいて逐次累積発熱温度Tgen、累積冷却温度Tcool、並びに表面温度TLCを算出することとしたが、ロックアップ制御開始から各時点での単位時間当たりの発熱量q-dotgenを逐次算出すると共に記憶し、所定時間経過後に記憶されている発熱量q-dotgenから累積発熱量Qgen、累積発熱温度Tgen、累積冷却温度Tcool、表面温度TLCを求めるものであっても構わない。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
33:ロックアップクラッチ(車両用摩擦係合装置)
100:電子制御装置(表面温度算出装置)
102:発熱温度算出手段
108:冷却温度算出手段
112:表面温度算出手段
Qgen:累積発熱量(発熱量)
q-dotgen:単位時間当たりの発熱量
Nt:タービン回転速度(出力軸回転速度)
K:補正係数
Tcoolb:基準冷却温度
Tgen:累積発熱温度(発熱温度)
Tcool:累積冷却温度(冷却温度)
LC:表面温度
Toil:ATF油温(作動油温)
Toffset:オフセット量

Claims (5)

  1. 車両用摩擦係合装置の発熱温度を算出する発熱温度算出手段と、該車両用摩擦係合装置の冷却温度を算出する冷却温度算出手段と、前記発熱温度および冷却温度の温度差に基づいて該車両用摩擦係合装置の表面温度を算出する表面温度算出手段とを、備える車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置であって、
    前記冷却温度算出手段は、前記車両用摩擦係合装置の単位時間当たりの発熱量と、該車両用摩擦係合装置の出力軸回転速度とに基づいて、前記冷却温度を補正することを特徴とする車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置。
  2. 所定の単位時間当たりの発熱量および所定の出力軸回転速度で求められた基準冷却温度と、単位時間当たりの発熱量および出力軸回転速度と補正係数との関係とが、予め記憶されており、
    前記冷却温度算出手段は、前記予め記憶された関係から実際の単位時間当たりの発熱量および実際の出力軸回転速度に基づいて前記補正係数を決定し、前記基準冷却温度に該補正係数を乗ずる補正を実施することを特徴とする請求項1の車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置。
  3. 前記表面温度算出手段は、予め記憶された関係から前記車両用摩擦係合装置を潤滑する作動油の温度に基づいてオフセット量を算出し、前記発熱温度と前記冷却温度とに基づいて求められた前記表面温度に該オフセット量を加減算することを特徴とする請求項1または2の車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置。
  4. 前記発熱温度算出手段は、前記車両用摩擦係合装置の係合開始時からの単位時間当たりの発熱量を累積することで算出される発熱量を、該車両用摩擦係合装置の熱容量で除することにより、前記発熱温度を算出することを特徴とする請求項1の車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置。
  5. 前記車両用摩擦係合装置は、自動変速機のロックアップクラッチまたは自動クラッチであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つの車両用摩擦係合装置の表面温度算出装置。
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