JP2011099402A - 点火プラグ及びその点火プラグを備えたエンジン - Google Patents

点火プラグ及びその点火プラグを備えたエンジン Download PDF

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Abstract

【課題】連通孔にて点火室に流入される混合気の火花点火を安定して行うこと。
【解決手段】点火点12を有するプラグ本体13と、点火点12を覆う点火室15を形成するプラグカバー14とを備え、点火室15とプラグカバー14の外側とを連通する複数の連通孔16がプラグカバー14に形成され、プラグ本体13が、プラグカバー14に対して移動自在に設けられ、プラグカバー14に対するプラグ本体13の移動により点火室15の容積が変更自在に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、点火点を有するプラグ本体と、前記点火点を覆うように前記プラグ本体に設けられたプラグカバーとを備え、前記プラグカバー内に形成された点火室と前記プラグカバーの外側とを連通する連通孔が前記プラグカバーに形成されている点火プラグ、及び、その点火プラグを備えたエンジンに関する。
上記のような点火プラグは、プラグ本体にプラグカバーを設けることによりプラグカバー内に点火点を有する点火室を形成している。この点火プラグを備えたエンジンでは、シリンダヘッド側からピストンに面する燃焼室にプラグカバーを突出させて点火室と燃焼室とを単数又は複数の連通孔にて連通させるように、点火プラグをシリンダヘッドに装着させている。そして、燃焼室に吸気された希薄混合気等の混合気をピストンの上昇により圧縮し、その圧縮された混合気を連通孔を通して点火室に流入させている。点火室に流入された混合気は、点火プラグにより火花点火されて燃焼し、その燃焼により形成された火炎が連通孔を通して燃焼室に噴出される。このように、従来のエンジンでは、燃焼室から点火室への混合気の流入及び点火室から燃焼室への火炎の噴出を単数又は複数の連通孔により行うことで、燃焼室に吸気された混合気を燃焼させるようにしている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開2007−77902号公報 特開2007−40174号公報
上記のような点火プラグでは、連通孔により燃焼室から点火室へ流入された混合気を点火点にて火花点火させるので、混合気の火花点火を安定して行うために、点火室の容積をある程度大きくして、点火室に十分な混合気を流入させることが求められる。しかしながら、点火室の容積を大きくすると、点火室の既燃ガスの量が増加することになるので、点火室に残留する既燃ガスの量が多くなる。これにより、その後、連通孔により燃焼室から点火室へ流入させても、既燃ガスの存在によって点火点に十分な混合気が供給されず、混合気の火花点火を安定して行い難くなる。このように、連通孔にて流入される混合気の火花点火を安定して行い難くなる場合には、燃焼室に供給する混合気を希薄混合気にすると、失火等の問題が生じることになり、燃焼室に供給する混合気の希薄化に限界があった。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、連通孔にて点火室に流入される混合気の火花点火を安定して行うことができる点火プラグ、及び、その点火プラグを備えたエンジンを提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明に係る点火プラグの特徴構成は、点火点を有するプラグ本体と、前記点火点を覆う点火室を形成するプラグカバーとを備え、前記点火室と前記プラグカバーの外側とを連通する連通孔が前記プラグカバーに形成されている点火プラグにおいて、
前記プラグ本体が、前記プラグカバーに対して移動自在に設けられ、前記プラグカバーに対する前記プラグ本体の移動により前記点火室の容積が変更自在に構成されている点にある。
本特徴構成によれば、プラグカバーに対してプラグ本体を移動させることにより点火室の容積を増減させることができる。そこで、本発明に係る点火プラグをエンジンのシリンダヘッドに装着させて点火室とピストンに面する燃焼室とを連通孔にて連通させることにより、連通孔を通して燃焼室から点火室に混合気を流入させて火花点火を行うときには、プラグカバーに対してプラグ本体を移動させて点火室の容積を大きくして、点火室に十分な混合気を流入させることができる。また、火花点火を行った後には、プラグカバーに対してプラグ本体を移動させて点火室の容積を小さくすることにより、プラグ本体の移動により点火室の既燃ガスを押し出して連通孔を通して燃焼室に積極的に排気させることができる。これにより、点火室に残留する既燃ガスの量を極力少なくできるので、その後、連通孔にて燃焼室から点火室へ混合気を流入することで、点火点に十分な混合気を供給させることができる。
以上のことから、点火室に十分な混合気を流入させることができながら、点火点にも十分な混合気を供給させることができ、連通孔にて点火室に流入される混合気の火花点火を安定して行うことができる点火プラグを実現できる。
本発明に係る点火プラグの更なる特徴構成は、前記プラグ本体は、前記点火室の圧力変化により前記プラグカバーに対して移動自在に構成され、前記点火室の容積が減少する側に前記プラグ本体を付勢する付勢手段が設けられている点にある。
ここで、点火プラグにおいてプラグ本体がプラグカバーに対して移動自在とは、プラグカバーに対してプラグ本体を移動可能とする構造を有することを意味する。
本特徴構成によれば、点火室の圧力上昇により点火室の圧力が付勢手段の付勢力よりも大きくなることで付勢手段の付勢力に抗してプラグ本体が移動して、点火室の容積を増加させることができる。逆に、点火室の圧力低下により点火室の圧力が付勢手段の付勢力よりも小さくなることで付勢手段の付勢力によりプラグ本体が移動して、点火室の容積を減少させることができる。よって、点火室の圧力変化を利用しながら、単に付勢手段を備えるという簡易な構成により、点火室の容積を変更できる。
本発明に係る点火プラグの更なる特徴構成は、前記点火室の容積が最小容積より減少する側への前記プラグ本体の移動を規制する規制部が備えられている点にある。
本特徴構成によれば、点火室の容積が最小容積より減少する側へのプラグ本体の移動を規制部にて規制すると、更に点火室の圧力が低下しても、プラグ本体が点火室の容積が減少する側へ移動しない。これにより、規制部にてプラグ本体の移動を規制しているときに点火室の容積を最小容積とすることができる。そして、点火室の容積が最小容積となっているときには、規制部にてプラグ本体の移動を規制していることから点火室の容積がそれよりも減少することがない。よって、点火室の容積を変更自在としながらも、点火室として最小限必要となる大きさの容積を確実に確保することができる。
本発明に係る点火プラグの更なる特徴構成は、シリンダヘッド側からピストンに面する燃焼室に前記プラグカバーを突出させて前記点火室と前記燃焼室とを前記連通孔にて連通させるように装着対象のエンジンの前記シリンダヘッドに装着自在に構成されている点にある。
ここで、点火プラグにおいてシリンダヘッドに装着自在とは、シリンダヘッドに装着可能とする構造を有することを意味する。
本特徴構成によれば、シリンダヘッド側から燃焼室に点火プラグのプラグカバーが突出して点火プラグの点火室と燃焼室とが連通孔にて連通されるようにシリンダヘッドに点火プラグを装着することができる。このように点火プラグを装着した場合には、燃焼室から点火室への混合気の流入及び点火室から燃焼室への火炎の噴出を連通孔により行うことで、燃焼室に吸気された混合気を燃焼させることができる。したがって、プラグ本体をプラグカバーに対して移動させることで点火室の容積を増減させることによって、連通孔にて点火室に流入される混合気の火花点火を安定して行うことができる。
本発明に係る点火プラグの更なる特徴構成は、前記プラグ本体は、前記点火室の圧力変化により前記プラグカバーに対して移動自在に構成され、前記点火室の容積が減少する側に前記プラグ本体を付勢する付勢手段が設けられている構成において、前記付勢手段の付勢力が、前記装着対象のエンジンにおける圧縮行程の途中にて前記点火室の圧力よりも小さくなり、且つ、前記装着対象のエンジンにおける膨張行程の途中にて前記点火室の圧力よりも大きくなるように設定されている点にある。
点火プラグを装着した装着対象のエンジンにおいて圧縮行程では、ピストンの上昇により圧縮された混合気が連通孔にて燃焼室から点火室に流入して点火室の圧力が上昇する。本特徴構成によれば、付勢手段の付勢力が圧縮行程の途中にて点火室の圧力よりも小さくなることから、付勢手段の付勢力に抗してプラグ本体が移動して点火室の容積を増加させることができる。これにより、圧縮行程の途中で点火室の容積を増加させて、点火室に十分な混合気を確実に流入させた状態で火花点火を行うことができる。しかも、付勢手段の付勢力が膨張行程の途中にて点火室の圧力よりも大きくなることから、付勢手段の付勢力によりプラグ本体が移動して点火室の容積を減少させることができる。よって、膨張行程の途中で点火室の容積を減少させて、点火室の既燃ガスを確実に燃焼室に排気させることができ、その後の排気行程にて燃焼室からも点火室の既燃ガスを排気することができる。その結果、点火プラグを装着した装着対象のエンジンにおいて、点火室の容積の増減を最適なタイミングにて行うことができる。
本発明に係るエンジンの特徴構成は、上述の本発明に係る点火プラグが、シリンダヘッド側からピストンに面する燃焼室に前記プラグカバーを突出させて前記点火室と前記燃焼室とを前記連通孔にて連通させるように前記シリンダヘッドに装着されている点にある。
本特徴構成によれば、燃焼室から点火室への混合気の流入及び点火室から燃焼室への火炎の噴出を連通孔により行うことで、燃焼室に吸気された混合気を燃焼させることができるので、本発明に係る点火プラグの特徴構成で述べた如く、プラグ本体をプラグカバーに対して移動させることで点火室の容積を増減させることによって、連通孔にて点火室に流入される混合気の火花点火を安定して行うことができる。これにより、燃焼室に供給する混合気を希薄混合気にしても、失火等の問題の発生を抑制することができ、燃焼室に供給する混合気の希薄化の限界を拡大することができる。
本発明に係るエンジンの更なる特徴構成は、前記プラグ本体は、前記点火室の圧力変化により前記プラグカバーに対して移動自在に構成され、前記点火室の容積が減少する側に前記プラグ本体を付勢する付勢手段が設けられている点にある。
本特徴構成によれば、上述の本発明に係る点火プラグの更なる特徴構成で述べた如く、エンジンに装着される点火プラグについて、点火室の圧力変化を利用しながら、単に付勢手段を備えるという簡易な構成により、点火室の容積を変更できる。
本発明に係るエンジンの更なる特徴構成は、前記点火プラグは、前記付勢手段の付勢力が、圧縮行程の途中にて前記点火室の圧力よりも小さくなり、且つ、膨張行程の途中にて前記点火室の圧力よりも大きくなるように設定されている点にある。
本特徴構成によれば、上述の本発明に係る点火プラグの更なる特徴構成で述べた如く、エンジンに装着される点火プラグについて、圧縮行程の途中で点火室の容積を増加させて、点火室に十分な混合気を確実に流入させた状態で火花点火を行うことができる。しかも、膨張行程の途中で点火室の容積を減少させて、点火室の既燃ガスを確実に燃焼室に排気させることができ、その後の排気行程にて燃焼室からも点火室の既燃ガスを排気することができる。その結果、点火室の容積の増減を最適なタイミングにて行うことができる。
本発明に係るエンジンの更なる特徴構成は、前記点火プラグには、前記点火室の容積が最小容積より減少する側への前記プラグ本体の移動を規制する規制部が備えられている点にある。
本特徴構成によれば、上述の本発明に係る点火プラグの更なる特徴構成で述べた如く、点火室の容積が最小容積となっているときには、規制部にてプラグ本体の移動を規制していることから点火室の容積がそれよりも減少することがなく、点火室の容積を変更自在としながらも、点火室として最小限必要となる大きさの容積を確実に確保することができる。
点火室の容積が最小のときのエンジンの要部の断面図 点火室の容積が最大のときのエンジンの要部の断面図 点火室の容積の変化を説明するためのグラフ
本発明に係るエンジンの実施形態について図面に基づいて説明する。
〔エンジンの全体構成〕
エンジン1は、図1に示すように、ピストン2と、ピストン2を収容してピストン2の天面2aとともに燃焼室3を形成するシリンダ4と、シリンダヘッド6に装着された点火プラグ7(本発明に係る点火プラグ)とを備えている。ピストン2をシリンダ4内で往復運動させるとともに、吸気バルブ8及び排気バルブ(図示を省略)を開閉動作させることにより、燃焼室3において、吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程の各行程を順次行う。これにより、図示は省略するが、ピストン2の往復動を連結棒によってクランク軸の回転運動として出力するように構成されている。このような構成は、通常の4ストローク内燃機関と同様の構成である。ここでは、4ストローク内燃機関について説明するが、2ストローク内燃機関に本発明に係る点火プラグを採用してもよい。
エンジン1は、気体燃料である都市ガス(13A)を燃料Gとするものであり、吸気行程では、吸気バルブ8を開状態として、吸気ポート9から燃焼室3に空気Aと燃料Gとの混合気(例えば、希薄混合気)Mを吸気するように構成されている。圧縮行程及び膨張行程では、燃焼室3に吸気した混合気Mを圧縮して燃料を燃焼・膨張させるように構成されている。排気行程では、排気バルブ(図示省略)を開状態として、燃焼室3から図外の排気ポートに排ガスを排出するように構成されている。
ピストン2のシリンダヘッド6と対向する天面2aには、凹部10が形成されている。これにより、燃焼室3は、ピストン2の天面2aとシリンダ4の内面との間の空間に加え、凹部10にて形成される空間から構成されている。このように燃焼室3を形成することにより、圧縮行程においてピストン2が上昇するときに、凹部10の周囲から凹部10の中心に向かう渦流、いわゆるスキッシュを発生させるように構成されている。
シリンダヘッド6に設けられた吸気ポート9には、吸気される空気Aに対して燃料Gを噴射する燃料供給部11が設けられ、空気Aと燃料Gとの混合気M(例えば、希薄混合気)を生成するように構成されている。吸気バルブ8を開動作することにより、空気Aと燃料Gとの混合気M(例えば、希薄混合気)を燃焼室3に吸気するように構成されている。ここで、燃料供給部11からの燃料噴出量は変更自在であり、エンジン1の運転状況に応じて空気Aと燃料Gとの混合割合を変更自在に構成されている。
〔本発明に係る点火プラグの構成〕
点火プラグ7は、先端部(図1及び図2中の下端部)に点火点12を有するプラグ本体13と、点火点12を覆うように設けられたプラグカバー14とから構成されている。点火プラグ7は、シリンダヘッド6側から燃焼室3側にプラグカバー14を突出させて、シリンダヘッド6に装着されている。そして、点火プラグ7は、点火タイミング(例えば、ピストン2が上死点直前に位置するタイミング)においてピストン2に形成された凹部10にプラグカバー14を挿入させるように装着されている。点火プラグ7は、その中心軸が燃焼室3の中心軸Qと同軸上となるように設けられている。
プラグカバー14は、その先端側(図1及び図2中の下端側)を底部とする有底筒状に形成されている。そして、プラグカバー14の底部は、円弧状になるように形成されており、プラグカバー14内には、点火点12を有する点火室15が形成されている。ここで、燃焼室3の軸心方向は、燃焼室3の中心軸Qに沿った方向であり、例えば、ピストン2の上下動方向と同一方向である。
点火プラグ7は、シリンダヘッド6に形成された上下方向に沿う貫通孔17にプラグ本体13及びプラグカバー14を挿入させて装着されており、その装着状態においてプラグカバー14が燃焼室3に突出されている。プラグカバー14には、燃焼室3と点火室15とを連通する複数の連通孔16が形成されている。点火プラグ7は、燃焼室3から連通孔16を通して点火室15に流入する混合気Mに火花点火して燃焼し、その燃焼により形成された火炎を連通孔16を通して燃焼室3に噴出させるように構成されている。このようにして、燃焼室3から点火室15への混合気Mの流入及び点火室15から燃焼室3への火炎の噴出を複数の連通孔16により行うことで、燃焼室3に吸気された混合気Mを燃焼させるようにしている。よって、点火室15に流入する混合気Mは、燃焼室3から連通孔16を通して流入される混合気Mが全てであり、点火室15に対して燃焼室3以外から燃料や混合気が供給されることはない。
複数の連通孔16は、軸心方向(図1及び図2中上下方向)において、プラグカバー14の先端側(図1及び図2中下側)に備えられた先端側連通孔16aと、先端側連通孔16aよりもプラグカバー14の基端側(図1及び図2中上側)に備えられた基端側連通孔16bとから構成されている。
先端側連通孔16aは、燃焼室3の中心軸Q上となるプラグカバー14の先端位置に1つ設けられ、その先端位置を中心とする円周上で一定間隔を隔てて複数(例えば4つ)設けられている。基端側連通孔16bは、点火室15への燃焼室3からの混合気Mの流入方向が斜め上方側を向いており、点火点12に向けて混合気Mを流入させるように構成されている。これにより、基端側連通孔16bにより点火点12に向けて混合気Mを流入させることができ、点火点12に対する混合気Mの供給が行い易くなる。
プラグ本体13は、図1及び図2中上下方向に延びる円柱状に形成されており、図1及び図2中下方側から、先端部に点火点12が設けられた先端部位13a、中間部位13b、基端部位13cが備えられている。そして、先端部位13aは、中間部位13bよりも小径に形成されている。プラグカバー14は、図1及び図2中下方側から、点火室15を形成するとともにプラグ本体13の先端部位13aを覆う第1部位14a、第1部位14aよりも大径に形成されてプラグ本体13の中間部位13bを覆う第2部位14bを備えた段付きの有底円筒状に形成されている。
プラグカバー14は、プラグ本体13の基端部位13cを覆う円筒状の固定部材18に固定支持されている。プラグ本体13の先端部位13aの外周部には、プラグカバー14の第1部位14aの内壁を摺動自在な摺動部材19が備えられており、プラグ本体13は、プラグカバー14及び固定部材18に対して上下方向に移動自在に設けられている。つまり、プラグ本体13は、その外周部がプラグカバー14及び固定部材18にて覆われており、プラグ本体13が、上下方向に延びる円筒状に形成されたプラグカバー14及び固定部材18の内部を移動自在に設けられている。そして、プラグ本体13がプラグカバー14に対して上下方向に移動することにより、プラグカバー14の第1部位14aに対するプラグ本体13の先端部位13aの突出量を変更自在に構成されている。これにより、プラグカバー14に対するプラグ本体13の上下方向での移動により、点火室15の容積が変更自在に構成されている。図1は、点火室15の容積が最小容積となったときを示しており、図2は、点火室15の容積が最大容積となったときを示している。
プラグ本体13の上方方向での移動に対して、点火室15の容積が減少する側(下方側)にプラグ本体13を付勢する弾性体20(付勢手段に相当する)が設けられている。弾性体20は、例えば、コイルスプリング等により構成されており、プラグ本体13の中間部位13bと基端部位13cとの間に形成された下部固定部21と固定部材18の上部固定部22との間に設けられている。
プラグ本体13は、点火室15の圧力変化によりプラグカバー14に対して上下方向に移動自在に構成されている。つまり、点火室15の圧力上昇により点火室15の圧力が弾性体20の付勢力よりも大きくなることで、弾性体20の付勢力に抗してプラグ本体13が上方側に移動して、点火室15の容積が増加する(図2参照)。逆に、点火室15の圧力低下により点火室15の圧力が弾性体20の付勢力よりも小さくなることで、弾性体20の付勢力によりプラグ本体13が下方側に移動して、点火室15の容積が減少する(図1参照)。そして、プラグ本体13には、プラグカバー14の第1部位14aと第2部位14bとの間の段部14cに当接することで点火室15の容積が最小容積より減少する側(下方側)へのプラグ本体13の移動を規制する規制部23が備えられている。
プラグ本体13は、基端部位13cがプラグキャップ24に支持されているが、キャップ付勢部材25によりプラグ本体13がプラグキャップ24に対して下方側に付勢された状態で支持されている。キャップ付勢部材25は、例えば、コイルスプリング等により構成されている。
〔エンジンの動作〕
エンジン1は、吸気バルブ8を開動作させた状態でピストン2が上死点から下降することにより、燃焼室3に混合気Mを吸気する吸気行程が行われる。次に、吸気バルブ8を閉動作させた状態でピストン2が上昇することにより、燃焼室3の混合気Mを圧縮する圧縮行程が行われる。この圧縮行程では、ピストン2の上昇により燃焼室3の容積が減少されるので、燃焼室3の混合気Mが連通孔16を通して点火室15に流入する。
エンジン1は、点火タイミング(例えば、上死点直前)に、点火プラグ7を作動させて、点火点12にて火花点火して点火室15の混合気Mに点火させる。すると、点火室15での燃焼が進み、火炎が連通孔16を通して燃焼室3に噴出する。これにより、燃焼室3の混合気Mが燃焼されて膨張行程が行われる。次に、排気バルブを開動作させた状態でピストン2が上昇することにより、燃焼室3の排ガスを排気ポートに排出する排出行程が行われる。
このようにして、エンジン1は、吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程の順に各行程を行う一連の動作を繰り返し行うように構成されている。
〔点火室の容積の変化〕
本発明に係る点火プラグ7では、弾性体20の付勢力が、圧縮行程の途中にて点火室15の圧力よりも小さくなり、且つ、膨張行程の途中にて点火室15の圧力よりも大きくなるように設定されており、点火室15の容積が、圧縮行程及び膨張行程において増減されるように構成されている。そこで、図3に基づいて、圧縮行程及び膨張行程での点火室15の容積の変化について説明する。
図3では、点火室15内の圧力Pの変化を示しており、横軸がクランク軸の角度であり0(ゼロ)が上死点を示している。ここで、連通孔16にて燃焼室3と点火室15とが連通されていることから、点火室15内の圧力Pは、燃焼室3内の圧力の同一であるとしている。
P0は、図1に示すように、規制部23が段部14cに当接しているときの弾性体20の付勢力を示しており、この付勢力が圧縮行程の途中にて点火室15の圧力よりも小さくなり、且つ、膨張行程の途中にて点火室15の圧力よりも大きくなるように設定されている。これにより、この付勢力P0が点火室15内の圧力よりも大きいと、図1に示すように、規制部23が段部14cに当接して点火室15の容積が最小容積となり、付勢力P0が点火室15内の圧力よりも小さくなると、点火プラグ13が上方側に移動して点火室15の容積が増加する。また、P1は、図2に示すように、弾性体20が最大限に圧縮されて点火室15の容積が最大容積となったときの弾性体20の付勢力を示している。これにより、この付勢力P1よりも点火室15内の圧力が大きくなっても、弾性体20に縮みしろが殆どないことにも起因して点火プラグ13が上方側に移動せず、点火室15の容積が一定の容積に保たれることになる。よって、付勢力P1を設定することで、点火室15の容積増加を規制して点火室15の最大容積を設定している。
(1)
圧縮行程では、ピストン2の上昇による燃焼室3の容積の減少に伴って燃焼室3の混合気Mが連通孔16を通して点火室15に流入する。このとき、点火室15内の圧力PがP0よりも小さくなっているので、点火室15の容積が最小容積となっている(図1参照)。この状態で、プラグ本体13は燃焼室3に接近して点火室15の容積を小さくする燃焼室3に接近した接近位置を取っている。
(2)
圧縮された混合気Mが点火室15へ流入することにより点火室15内の圧力が上昇し、点火室15内の圧力PがP0よりも大きくなると、点火プラグ13が弾性体20の付勢力に抗して上方側に移動して点火室15の容積が増加する。これにより、点火室15に十分な混合気Mを流入させることができるので、点火点12に十分な混合気Mを供給して連通孔16にて点火室15に流入される混合気Mの火花点火を安定して行うことができる。
(3)
点火タイミングT(例えば、上死点直前)にて点火プラグ7を作動させて点火室15の混合気Mに着火させて燃焼させる。これにより、点火室15内の圧力Pが更に上昇して点火室15の容積が増加するとともに、火炎が連通孔16を通して燃焼室3に噴出される。
(4)
点火室15内の圧力Pが上昇することにより点火室15の容積が増加するが、点火室15内の圧力PがP1に達すると、点火室15の容積が最大容積となる(図2参照)。この状態で、プラグ本体13は燃焼室3から離間して点火室15の容積を大きくする燃焼室3から離間した離間位置を取っている。よって、点火室15内の圧力PがP1よりも大きくなっても、点火室15の容積が増加せず、最大容積の状態が維持される。
(5)
膨張行程によりピストン2が下降して燃焼室3及び点火室15内の圧力が低下し、点火室15内の圧力PがP1よりも小さくなると、弾性体20の付勢力によりプラグ本体13が下方側に移動して点火室15の容積が減少する。これに伴って点火室15内の既燃ガスを連通孔16を通して燃焼室3に積極的に排気することができ、点火室15内に残留する既燃ガスの量を極力少なくすることができる。そして、点火室15内の圧力PがP0に低下するまで、プラグ本体13が下方側に移動して点火室15の容積の減少が継続され、点火室15内の圧力PがP0よりも小さくなると、点火室15の容積が最小容積となる(図1参照)。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、点火室15の圧力の変化及び弾性体20の付勢力によりプラグカバー14に対してプラグ本体13を移動させているが、例えば、アクチュエータ等の駆動部を備えて、駆動部の駆動によりプラグカバー14に対してプラグ本体13を移動させることもできる。
(2)上記実施形態では、弾性体20が最大限に圧縮されたときの弾性体20の付勢力を設定しておくことで、点火室15の容積増加を規制して点火室15の最大容積を設定しているが、例えば、点火室15の容積増加を規制せずに、常時、点火室15の圧力上昇に伴ってプラグ本体13が上方側に移動して点火室15の容積の増加を許容することもできる。つまり、点火室15の圧力が上昇すればするほど点火室15の容積を大きくすることもできる。
本発明は、点火点を有するプラグ本体と、前記点火点を覆うように前記プラグ本体に設けられたプラグカバーとを備え、前記プラグカバー内に形成された点火室と前記プラグカバーの外側とを連通する複数の連通孔が前記プラグカバーに形成され、連通孔にて点火室に流入される混合気の火花点火を安定して行うことができる各種の点火プラグ、及び、その点火プラグを備えたエンジンに適応可能である。
1 エンジン
2 ピストン
3 燃焼室
6 シリンダヘッド
7 点火プラグ
12 点火点
13 プラグ本体
14 プラグカバー
15 点火室
16 連通孔
20 弾性手段(弾性体)
23 規制部

Claims (9)

  1. 点火点を有するプラグ本体と、前記点火点を覆う点火室を形成するプラグカバーとを備え、前記点火室と前記プラグカバーの外側とを連通する連通孔が前記プラグカバーに形成されている点火プラグであって、
    前記プラグ本体が、前記プラグカバーに対して移動自在に設けられ、前記プラグカバーに対する前記プラグ本体の移動により前記点火室の容積が変更自在に構成されている点火プラグ。
  2. 前記プラグ本体は、前記点火室の圧力変化により前記プラグカバーに対して移動自在に構成され、前記点火室の容積が減少する側に前記プラグ本体を付勢する付勢手段が設けられている請求項1に記載の点火プラグ。
  3. 前記点火室の容積が最小容積より減少する側への前記プラグ本体の移動を規制する規制部が備えられている請求項2に記載の点火プラグ。
  4. シリンダヘッド側からピストンに面する燃焼室に前記プラグカバーを突出させて前記点火室と前記燃焼室とを前記連通孔にて連通させるように装着対象のエンジンの前記シリンダヘッドに装着自在に構成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の点火プラグ。
  5. 前記プラグ本体は、前記点火室の圧力変化により前記プラグカバーに対して移動自在に構成され、前記点火室の容積が減少する側に前記プラグ本体を付勢する付勢手段が設けられている構成において、前記付勢手段の付勢力が、前記装着対象のエンジンにおける圧縮行程の途中にて前記点火室の圧力よりも小さくなり、且つ、前記装着対象のエンジンにおける膨張行程の途中にて前記点火室の圧力よりも大きくなるように設定されている請求項4に記載の点火プラグ。
  6. 請求項1に記載の点火プラグを備えたエンジンであって、
    前記点火プラグが、シリンダヘッド側からピストンに面する燃焼室に前記プラグカバーを突出させて前記点火室と前記燃焼室とを前記連通孔にて連通させるように前記シリンダヘッドに装着されているエンジン。
  7. 前記プラグ本体は、前記点火室の圧力変化により前記プラグカバーに対して移動自在に構成され、前記点火室の容積が減少する側に前記プラグ本体を付勢する付勢手段が設けられている請求項6に記載のエンジン。
  8. 前記点火プラグは、前記付勢手段の付勢力が、圧縮行程の途中にて前記点火室の圧力よりも小さくなり、且つ、膨張行程の途中にて前記点火室の圧力よりも大きくなるように設定されている請求項7に記載のエンジン。
  9. 前記点火プラグには、前記点火室の容積が最小容積より減少する側への前記プラグ本体の移動を規制する規制部が備えられている請求項6〜8の何れか1項に記載のエンジン。
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