JP2011098164A - 水切り棚 - Google Patents

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Masaei Uchiyama
政栄 内山
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Abstract

【課題】水切り棚本体の高さ調節が可能で、しかも脚の設置を簡単に行うようにする。
【解決手段】第一の水切り棚本体1、第二の水切り棚本体2の左右両側に脚3を設け、立設した脚3は縦型突っ張り棒からなる。第一の水切り棚本体1、第二の水切り棚本体2にそれぞれ連結部材10に掛け止め可能な第一のフック部21、第二のフック部35を設ける。シンクBの頂き面C上に脚2を簡単に立設できる。第一の水切り棚本体1、第二の水切り棚本体2を簡単に取り付け、取り外しすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、水切り棚本体の左右両側に脚を設け、当該脚を立設してなる水切り棚に関するものである。
従来、この種のものとして、水切り棚本体の左右両側に脚に固定し、当該脚の下端部をシンクの左右の頂き面の夫々に立設してなる水切り棚付き流し台が知れている(例えば特許文献1)。
特開2002−17478号公報
前記従来技術においては、水切り棚本体は脚に固定されていたので、水切り棚本体の高さ調節ができず、使い勝に劣っていた。また、従来技術では、脚の下端部をシンクの左右頂き面に固定するものであり、シンクまわりに受け用ホルダ等を取り付ける必要があり、簡単に取り付けできなかった。
解決しようとする問題点は、水切り棚本体の左右両側に脚を設け、当該脚を立設してなる水切り棚において、水切り棚本体を脚側より取り外し水洗を容易にすると共に水切り棚本体の高さ調節をして再び取り付けが可能で、しかも脚の設置を簡単に行うようにする点である。
請求項1の発明は、水切り棚本体の左右両側に脚を設け、当該脚を立設してなる水切り棚において、前記脚は縦型突っ張り棒であって、これら左右両側の脚間に横向きの連結部材を上下方向に多段に設け、前記連結部材の前方に前記水切り棚本体を設けると共に、該水切り棚本体に前記連結部材に掛け止め可能なフック部を設けたことを特徴とする水切り棚である。
請求項2の発明は、前記水切り棚本体に、少なくとも左右いずれかの方向に摺動可能に突設する突起を設けたことを特徴とする請求項1記載の水切り棚である。
請求項1の発明によれば、突っ張り棒によって脚を簡単に立設でき、移動水切り棚本体もフック部によって脚や連結部材を分解するようなことなく、使用状況に対応して取り付け位置を変更するため簡単に連結部材に着脱できる。
請求項2の発明によれば、突起によって水切り棚本体の幅を広げることができ、例えばシンクの大きさ合わせて設置できる。
本発明の実施例1を示す分解斜視図である。 同要部の断面図である。 同第一の使用状態の斜視図である。 同第一の使用状態の正面図である。 同第二の使用状態の斜視図である。 同第三の使用状態の斜視図である。 同第四の使用状態の斜視図である。 同第五の使用状態の斜視図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図は実施例1を示しており、図1、2に示すように、水切り棚は、上段にある第一の水切り棚本体1と、この下方に配置されている下段にある第二の水切り棚本体2と、これらを支持するためのこれらの左右に立設される脚3から構成される。
前記左右一対の脚3は、上下端を上下方向に付勢された縦型突っ張り棒によって形成されている。実施例では、同軸状に設けられ摺動可能に設けられると共に両者間の固定具を備えた外パイプ4と内パイプ5からなる脚本体6の下端にバネ等の弾性部材7を介して下端当接部材8が設けられると共に、上端に上端当接部材9を設けたものである。そして、左右一対の脚3間には水平な金属線材からなる連結部材10が横向きに設けられており、この連結部材10は、上下方向に互いに平行状態となって間隔を有して複数段、実施例では9段とに設けられている。尚、この左右一対の脚3と連結部材10は、予め一体に固定されて組み立てられている。
前記第一の水切り棚本体1は、連結部材10の前方に該連結部材10と着脱自在に設けられるものであって、平面が略矩形な第一の底面部11の後部に正面が略矩形の第一の後面部12を立設すると共に左右に側面が略矩形な第一の左右側面部13が一体に設けられて、前方、上方が開口している。これらは金属製線材を格子状に組んで第一の水切り孔14を形成している。
さらに、第一の底面部11の下側に、左右一対の第一のホルダー15を介して平らな皿状の第一の受水パン16を前方から出し入れ可能に設ける。第一のホルダー15は第一の左右側面部13の下部に、該下部に第一の基端17を固定して正面略L字形状の第一の下向き部18が前後一対設けられ、第一の下向き部18の第一の先端19は左右方向の内側に向かうと共に、これら前後一対の第一の先端19間に第一の前後部20が接続して形成されている。このような第一のホルダー15は金属製線材を折り曲げて形成されている。
そして、第一の水切り棚本体1の後面部の上端の左右両側に、連結部材10のいずれかに係止可能な第一のフック部21を設ける。この第一のフック部21は下方を第一の開口部22とするように逆L字型金属線材を後方に向けて設けたもので、いずれかの連結部材10の上方から掛け止めするものであって、その上端を第一の左右側面部13の上辺部の後端に接続して、第一のフック部21の全体としては側面が逆U字形状、倒コ字形状に形成されている。
前記第二の水切り棚本体2も、第一の水切り棚本体1と同様に連結部材10の前方に該連結部材10と着脱自在に設けられるものであって、第二の底面部23の後部に第二の後面部24を立設すると共に第二の左右側面部25が一体に設けられて、第二の水切り孔26が形成されている。
さらに、第二の底面部23の下側に、左右一対の第二のホルダー27を介して平らな皿状の第二の受水パン28を前方から出し入れ可能に設ける。第二のホルダー27は、シンクBの係止用突起を兼用する突起であって、第二の左右側面部25の下部に、該下部に第二の基端29を接続して正面略L字形状の第二の下向き部30が前後一対設けられ、第二の下向き部30の第二の先端31は左右方向の内側に向かうと共に、これら前後一対の第二の先端31間に第二の前後部32が接続しており、さらに、第二の基端29が左右方向に移動できるように、第二の基端29にはそれぞれ左右方向の内側に向かう内向き部33が接続されると共に、この内向き部33は第二の底面部23の下側の左右両側に固定され左右方向に向かうレール状で内向き部33を支持可能な案内路34にスライド自在に設けられている。このような第二のホルダー27も金属製線材を折り曲げて形成されており、案内路34は左右方向に長手方向が向かう貫通孔によって形成されており、この貫通孔に内向き部33が挿入している。
そして、第二の水切り棚本体2の第二の後面部24の上端の左右両側にも、連結部材10のいずれかに係止可能な第二のフック部35を設ける。この第二のフック部35は下方を第二の開口部36とするように逆L字型金属線材を後方に向けて設けたもので、いずれかの連結部材10の上方から掛け止めするものであって、その上端を第二の左右側面部2の上辺部の後端に接続して、第二のフック部35の全体としては側面が逆U字形状、倒コ字形状に形成されている。
尚、図中37は箸やスプーン(図示せず)を立てて収納する水切り容器であって、その後部に第三のフック部38が設けられており、さらに39は、お玉やフライ返しAを吊り下げるS環などと称する吊り下げ具であって、第三のフック部38、や吊り下げ具39は、連結部材10、第一の水切り棚本体1や第二の水切り棚本体2を形成する線材に上方から掛け止めできるようになっている。さらに40は布巾掛けハンガーである。
次に前記構成についてその作用を説明する。図3,4に示すように、まず、シンクBの頂き面Cと、この頂き面Cの上方にある棚などの棚底面Dとの間に、左右一対の脚3を配置する。この配置にあっては、脚本体6を上下方向に向けた状態で、棚底面Dに上端当接部材9を当接すると共にシンクBの頂き面Cに下端当接部材8を当接する。この際、外パイプ4より内パイプ5を引き出して突っ張り状態となるように両者を固定具により固定する。このような取り付け状態では弾性部材7によって、上端当接部材9は、下端、下端上方へ、下端当接部材8は下方へ押圧されることで、脚3は突っ張り状態となって固定している。さらに、この脚3と一体に設けられた連結部材10も棚底面Dと頂き面Cとの間に固定位置に配置されている。
次に、上方側にある連結部材10に第一の開口部22を下向きにした状態の第一のフック部21を上方から掛け止めする。この際には第一の後面部12が掛け止めした連結部材10のある下側にある連結部材10に係止することで、第一の底面部11が前方へ向くように固定される。同様に下方側にある連結部材10に第二の開口部36を下向きにした状態の第二のフック部35を上方から掛け止めする。この際には第二の後面部24が掛け止めした連結部材10のある下側にある連結部材10に係止することで、第二の底面部23が前方へ向くように固定される。このように第一の水切り棚本体1、第二の水切り棚本体2を取り付けた状態で、そこに水洗したフライパンや食器類(図示せず)などを載置して水切りするものである、
そして、例えば第一の水切り棚本体1、第二の水切り棚本体2の取り付けた高さを変更するときは、いったん第一のフック部21、第二のフック部35をそれぞれやや持ち上げて掛け状態を解除し、再び第一のフック部21、第二のフック部35を他の連結部材10の上方から下ろして掛け止めすればよい。
また、図5に示すように連結部材10より取り外した第二の水切り棚本体2をシンクBの頂き面Cに、第二のフック部35を接地させて使用してもよい。また、図6の場合は、連結部材10より取り外した第一の水切り棚本体1をシンクBの頂き面Cに、第一のフック部21を接地させて使用すると共に、第二の水切り棚本体2の第二のフック部35にまな板Eを保持した場合を示している。さらに、図7に示すように第一の水切り棚本体1を連結部材10より取り外した状態で、その箇所に吊り下げ具39を設けた場合を示している。
さらに、図8に示すように、第二の水切り棚本体2をシンクBに取り付けて食器類などを水切りするときには、第二のフック部35を連結部材10より取り外し、そして第二の水切り棚本体2をシンクBに掛け渡す。この際、シンクBの長さよりも左右一対の第二のホルダー27間の長さが短く掛け渡しできないときには、内向き部33を案内路34にスライドさせて左右方向の外側に引き出して第二のホルダー27を側面部の外側に配置することで、左右一対の第二のホルダー27間の長さを大きくして第二の水切り棚本体2をシンクBに掛け渡すことができる。
以上のように、前記実施例では第一の水切り棚本体1、第二の水切り棚本体2の左右両側に脚3を設け、立設した脚3は縦型突っ張り棒であって、これら左右両側の脚3間に横向きの連結部材10を上下方向に多段に設け、連結部材10の前方に第一の水切り棚本体1、第二の水切り棚本体2をそれぞれ設けると共に、第一の水切り棚本体1、第二の水切り棚本体2にそれぞれ連結部材10に掛け止め可能な第一のフック部21、第二のフック部35を設けたことにより、縦型突っ張り棒によって、シンクBの頂き面C上に脚2を簡単に立設でき、そして第一の水切り棚本体1、第二の水切り棚本体2はそれぞれ、連結部材10の前方にあって、第一のフック部21、第二のフック部35をそれぞれいずれかの連結部材10に掛け止めするだけで、簡単に、第一の水切り棚本体1、第二の水切り棚本体2を取り外して水洗したり、あるいはシンクBの頂き面Cに載置したり、或いは再度連結部材10に掛け止めすることができる。
この結果、第一の水切り棚本体1、第二の水切り棚本体2を連結部材10より取り出していつでも水洗して、再び取り付けることなどができる。
さらに、第二の水切り棚本体2に、左右の両方向に出し入れ摺動可能に突設する突起である第二のホルダー27を設けたことにより、第二の水切り棚本体2をシンクBに掛け渡すことができ、第二の水切り棚本体2を連結部材10に掛けて使用したり、シンクBの頂き面Cに置いたりする他に、第二のホルダー27を外側に移動することで、シンクBの大きさに合わせて左右一対の第二のホルダー27間を大きくして、シンクBに掛け渡して使用するようなこともできる。さらに、第二の水切り棚本体2を連結部材10に掛け止めした状態で、第二のホルダー27を外側に移動することで、第二の受水パン28よりも横幅の大きいような受水パンやまな板(図示せず)を第二のホルダー27間に保持することができる。
以上のように本発明に係る水切り棚は、各種の用途に適用できる。
1 第一の水切り棚本体
2 第二の水切り棚本体
3 脚
10 連結部材
21 第一のフック部
27 第二のホルダー(突起)
35 第二のフック部

Claims (2)

  1. 水切り棚本体の左右両側に脚を設け、当該脚を立設してなる水切り棚において、前記脚は縦型突っ張り棒であって、これら左右両側の脚間に横向きの連結部材を上下方向に多段に設け、前記連結部材の前方に前記水切り棚本体を設けると共に、該水切り棚本体に前記連結部材に掛け止め可能なフック部を設けたことを特徴とする水切り棚。
  2. 前記水切り棚本体に、少なくとも左右いずれかの方向に摺動可能に突設する突起を設けたことを特徴とする請求項1記載の水切り棚。
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