JP2011095894A - 画像処理装置及び認証プルプリントシステムにおける代行印刷処理に係る制御方法 - Google Patents

画像処理装置及び認証プルプリントシステムにおける代行印刷処理に係る制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 認証プルプリントシステムにおいてプリンタの稼動率を落とすことなくログイン認証と連動したエラージョブの代行印刷を行うことを目的とする。
【解決手段】 プリントサーバが印刷エラーを受け付けたとき、プリンタへスケジュールされたジョブは削除するが、プリントサーバで保持する印刷データは代行待ちステータスとし保持し続けることによって課題を解決する。
【選択図】 図20

Description

本発明は認証プルプリントシステムにおいてログイン認証と連動して代行印刷を行うための制御方法に関する。
特許文献1に示されるように、印刷開始要求により印刷ジョブの制御を行う技術が知られている。
この特許文献1によれば、プルプリントサーバが印刷開始要求を受け付けるとプリントキューの確認を行い、印刷開始要求したユーザのジョブを印刷開始要求したプリンタへ移動し印刷を開始する方法が開示されている。
特開2008−107921号公報
現在ネットワークを介した印刷において、出力物の放置、取り忘れによる情報漏えいが問題となっており、出力物が確実に印刷を行ったユーザによって取得される印刷システムが望まれている。
認証プルプリントシステムと呼ばれる印刷システムが一つの解となっている。認証プルプリントシステムによれば、クライアントからは印刷物のアップロードのみ行い、実際の印刷指示はプリンタで行うため、ユーザの出力物の放置、取り忘れを抑制する効果が望める。
プリンタ上で印刷指示を行った印刷ジョブがエラーし印刷に失敗した場合、エラー原因によってはすぐに復旧することができない場合もあり、エラーした印刷ジョブを印刷可能なプリンタへ移動し再度印刷指示を行うことがある。
その場合、再度印刷指示を行うためにはプリンタ上で再びドキュメントを選択し印刷指示するというオペレーションを行う必要がありユーザビリティを損ねてしまうという課題があった。
また認証プリントシステムにおいてはどのプリンタで再印刷されるかわからない、さらにいつユーザがログインし再印刷を行うのかタイミングが不定である。プリンタを複数ユーザで共有している環境において他のユーザに順番を回すために印刷エラーした印刷ジョブはキャンセルされることが考えられ、再印刷の前にキャンセルによりジョブが削除されてしまうという問題があった。
特許文献1によれば印刷開始要求によって印刷エラーしている印刷ジョブの移動を行い、ユーザオペレーションなくエラーした印刷ジョブの印刷を開始することができる。
しかし、印刷エラーした印刷ジョブは再度印刷開始要求されるまで印刷エラーした状態で保持しておく必要があり、その間はプリンタを利用することができない。再印刷するプリンタが離れた場所にある場合など印刷エラーしたプリンタは長時間誰も使用できない状態になりプリンタの稼動率が著しく落ちてしまう。
プルプリントアプリケーション902がプリントサーバ101にログインリクエストを行うプリントサーバシステムにおいて、
プリントサーバが印刷エラー通知を受け付けたとき、
印刷エラーしたプリンタの代行設定を確認し、印刷ジョブを削除せずステータスを代行待ちとして保持する手段を有し(F2005、F2006)、
プルプリントアプリケーションが印刷エラー通知を受け付けたとき、代行設定に従いプリンタにスケジュールされている印刷ジョブをキャンセルする手段を有し(F2104)、
プリントサーバがプルプリントアプリケーションよりログインリクエストを受け付けたとき、
ログイン情報に合致する代行待ちステータスのジョブを移動し印刷を開始する(F1706)
ことを特徴とする印刷制御装置。
本発明によれば、認証プルプリントシステムにおいてプリンタの稼動率を落とすことなくログイン認証と連動したエラージョブの代行印刷を行うことが可能となる。
本発明の印刷システムの構成を示すブロック図である。 サーバコンピュータ、又はクライアントコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 DBMS104にて管理されるジョブ情報である。 プリントサーバ101もしくはDBMS104にて管理されるデバイス情報である。 DBMS104にて管理されるドキュメント情報である。 プリントサーバ101の構成を示すブロック図である。 プリントサーバ101で管理されるジョブキューである。 プリントデバイスのハードウェア構成の一例を示す図である。 プリントデバイスの構成を階層的に示す図である。 スケジュールアプリケーション901の構成を示すブロック図である。 プルプリントアプリケーション902の構成を示すブロック図である。 プルプリント画面1101の画面例である。 代行画面1102の画面例である。 エラージョブ画面1103の画面例である。 エラージョブ画面1103における代行可能プリンタダイアログの画面例である。 プリントデバイスへのログイン時のシーケンスである。 Webサーバ102がドキュメント取得リクエストを受信した際のフローチャートである。 プルプリントアプリケーション902が印刷実行する際のシーケンスである。 Webサーバ102が代行印刷リクエストを受信したときのフローチャートである。 プリントサーバ101が印刷エラーを受信したときのフローチャートである。 プルプリントアプリケーション902が印刷エラーを受信したときのフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の印刷システムの構成を示すブロック図である。
図1において、Wide Area Network 110(以下WANと呼ぶ)を介して、各印刷システムを制御するためのサーバコンピュータシステムとプリントデバイスおよびクライアントコンピュータが広域に接続されている。
DBMS104はDataBase Management Systemであり、ストレージ105に保存されているドキュメントデータ、印刷ジョブやデバイス情報といったデータを管理するサーバコンピュータシステムである。他サーバから各種データの更新、取得、追加、削除といったオペレーションを受け付け実行する。また大規模な印刷システムの場合は負荷分散するためのクラスタ構成や障害発生に備え冗長性を持たせたシステム構成をとることも考えられる。またストレージ105はDBMS104とDAS(Direct Attached Storage)として直接接続する形態をとっても良いし、SAN(Storage Area Network)としてネットワークを介して接続する形態をとっても良い。

プリントサーバ101は印刷システムにおけるプリントデバイスの監視や管理、印刷ジョブの監視や管理、印刷ジョブの生成・転送を司るサーバコンピュータシステムである。プリントサーバ101において大規模な印刷システムの場合は負荷分散するためにクラスタ構成もしくは冗長性を持たせたクラスタ構成をとることも考えられる。またLocal Area Network 109A(以下LANと呼ぶ)を介してDBMS104や後述するWebサーバ102と接続し、印刷ジョブデータや印刷制御指示、管理している印刷ジョブの情報等を交換する。
Webサーバ102はWAN110を介して接続するクライアント108や後述のプルプリントアプリケーション902へDBMS104で管理しているジョブ情報やドキュメント情報を送信する。またプリントサーバ101で生成した印刷データをプルプリントアプリケーション902へ転送する。Webサーバはサーバコンピュータシステムであり、大規模な印刷システムの場合は負荷分散のためのクラスタ構成や冗長構成となることが通例である。また、クライアント108やプルプリントアプリケーション902からの印刷指示、印刷ジョブの操作を受け付けプリントサーバ101へ指示を転送する。またWebサーバ102は後述するディレクトリサーバ103と連携してクライアント108およびプリントデバイス107からのログインの認証管理を行う。Webサーバ102は予めシステム設計者かもしくはドキュメント生成者が設定したユーザの権限を保持している。権限情報としては、例えばドキュメントの参照、印刷、削除権限、あるプリンタへの印刷権限、印刷ジョブの削除権限などがあげられる。またこのユーザの権限情報はWebサーバ102で保存、管理してもよいし、前述したDBMS104で保存、管理してもよい。
ディレクトリサーバ103はユーザ名およびパスワードの組み合わせによってユーザの認証管理を行うサーバである。また各ユーザはそれぞれドメイングループに参加するような構成も可能であり、例えば、ドメイングループ内のユーザ同士での権限をユーザ単体の権限とは違う範囲で設定することも出来る。またユーザは複数のドメイングループに参加するように設計することも可能である。
プリンタデバイス107A,107B,107Cおよび107Dは印刷デバイス(以下プリンタデバイス107と呼ぶ)である。各印刷デバイスは図示省略したネットワークインタフェースを介しLAN109BもしくはLAN109Cに接続されている。またLAN109BもしくはLAN109CはWAN110と接続しており、プリントデバイス107はこのLANおよびWANを介して先述したプリントサーバ101やWebサーバ102と通信することが出来る。このプリンタデバイス107としては電子写真方式を採用したレーザービームプリンタやインクジェット方式を採用したインクジェットプリンタ等を適宜適用することができる。またプリンタデバイス107は後述する印刷スケジュールを管理するスケジュールアプリケーション901を備える。
クライアント108A,108B,108Cおよび108Dは情報処理を行うためのクライアントコンピュータ(以下クライアント108と呼ぶ)である。各クライアント108は図示省略したネットワークインタフェースを介しLAN109BもしくはLAN109Cに接続されており、WAN110を介して各種サーバシステムと通信することが出来る。クライアント108はそれぞれ永続記憶装置を接続したコンピュータであってもよいし、一時記憶装置のみによって構成されたThin Client構成をとってもよい。
<サーバコンピュータ及びクライアントコンピュータのハードウェア構成>
図2は、サーバコンピュータ、又はクライアントコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
CPU203は、HDD206に記憶されたプログラムをRAM205に読み込み、このプログラムに基づき処理を実行することによって、本装置(サーバコンピュータ、又はクライアントコンピュータ)上の各処理を司る。ROM204は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶し、書換え不可能である。RAM205は、本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶でき、かつ書き換え可能である。本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、及び一時的なデータ等はHDD206に記憶される。入力装置207は、本装置への指示入力を受け付けるキーボードやポインティングデバイスである。表示装置208は、本装置の動作状況や、本装置上で動作する各プログラムが出力する情報を表示する。NetworkI/F202は、ネットワーク経由でLAN及びインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。外部機器I/F201は外部記憶機器等を接続する。
<Webサーバ>
Webサーバ102は前述したとおり、負荷分散するためのクラスタ構成が通例であり、複数のWebサーバから構成される。WebサーバはWWW(World Wide Web)システムにおいて情報通信を行うサーバであり、ソフトウェアである。Webサーバ102は以下の機能を備える。フロントエンドのクライアント108やプルプリントアプリケーション902からのログインによってユーザアカウント情報及びパスワードを得て、ディレクトリサーバ103へ認証を行う。ログイン認証に成功すると、ユーザのドキュメントの参照権限を承認する。承認された参照権限にしたがってDBMS104からドキュメントの情報を取得し、ログインしているクライアント108やプルプリントアプリケーション902へ情報を送信する。また、クライアント108からのドキュメントの印刷指示を得て印刷指示をプリントサーバ101へ送信し、プリントサーバ101で生成した印刷データをプルプリントアプリケーション902に転送する。
また、前述した参照権限の承認ポリシーとしては、例えば所属するドメインすべてのユーザのドキュメントが参照可能であるポリシーや、ユーザ本人のドキュメントのみ参照可能といったポリシー等が考えられる。また、それらは印刷システムを導入するユーザのポリシーによって柔軟に設計可能である。またこの承認については、ドキュメントの参照のみでなく、ドキュメントの印刷権限、印刷ジョブの削除権限、プロモート権限といったような権限設定が可能である。
<DBMS>
DBMS104はカード型、リレーショナル型、オブジェクト型といった様々なデータ管理方法を選択することが出来るが、本実施例においては最も広く普及しているリレーショナル型として説明する。DBMS104はジョブ情報300、デバイス情報400、ドキュメント情報500をテーブル情報として保持している。
ジョブ情報300は、ジョブID301、ドキュメントID302、ユーザ名303、受付日時304、ステータス305、デバイス名306、デバイス内ジョブID307からなる。ユーザ名303は印刷を指示したユーザのアカウント名である。ドキュメントID302はDBMS104で管理されているドキュメントの識別子である。ステータス305は印刷ジョブのステータスである。ステータスとしては印刷データをプリントデバイス107へ転送している「転送中」、プリントデバイス107で印刷が行われている「印刷中」、印刷順序待ちである「スケジュール待機」といった状態がある。さらには代行印刷の実行を待機している「自動代行待ち」「手動代行待ち」のステータスがある。デバイス名306は印刷を行うプリントデバイス107の名称である。デバイス内ジョブID307はプリントデバイス107内の後述のスケジュールアプリケーション901により発行されるジョブの識別子である。
デバイス情報400は印刷対象となるプリントデバイス107の各種情報を保持している。デバイス情報400はデバイス名401、デバイスの通信先アドレス402、通信ポート番号403、印刷データの転送方式404およびデバイスのステータス405、プリントサーバアドレス406、代行条件407、設置場所408、ドライバ名409からなる。印刷データの転送方式404は例えば、データをストリームとしてTCP/IPにより連続送信するRAW、LPR(Line PRinter deamon protocol)、HTTPにより送信する方式などがある。プリントサーバアドレス406はプリントサーバ101のアドレスが登録される。代行条件407は印刷代行を行うか否かを判別する条件が登録される。条件には「代行しない」「自動代行」「手動代行」「用紙切れ」、「紙づまり」などがあり、それぞれビットで表現され複数の条件を登録することができる。設置場所408はプリントデバイス107の設置場所が登録される。ドライバ名409は印刷する際に使用するドライバ名である。またデバイス情報400はプリントサーバ101のデバイスマネージャ606により管理する方法も考えられ、データを保持する場所は問わない。
ドキュメント情報500はドキュメントの識別子であるドキュメントID501、ドキュメント名502、ドキュメントの登録者のユーザ名503、および実際にドキュメントが保存されている場所を示すデータパス504からなる。また、本実施例ではドキュメントをドキュメントテーブル500ではリファレンスとして保持し、データは別の箇所で保存していることとしているが、ドキュメントテーブル500に直接保持してもよい。
DBMS104は例えば、以下のように利用される。Webサーバ102から指定したユーザ名と一致する全てのドキュメント情報やジョブ情報の取得。Webサーバ102からデバイス名の指定によって一致するデバイス情報の取得。プリントサーバ101からドキュメントIDの指定によって一致するドキュメントの情報の取得。プリントサーバ101からの印刷実行に必要なデバイス情報の取得。プリントサーバ101からの新規ドキュメントの登録、ジョブの登録。プリントサーバ101からジョブやデバイスの状態が変化した際のジョブステータスやデバイスステータスの更新等である。
<プリントサーバ>
図6はプリントサーバ101の構成を示すブロック図である。プリントサーバ101はAPI601、DBドライバ602、ジョブマネージャ603、デバイスマネージャ604、通信マネージャ605からなる。
API603はApplcation Program Interfaceである。API603においてWebサーバ102や他の印刷可能なドキュメントを生成するサーバからのドキュメント登録、ドキュメントの印刷データ生成リクエストや代行印刷リクエストを受け付ける。この他の印刷可能なドキュメントを生成するサーバとしては、例えば定型帳票を作成するような帳票サーバや、ユーザのドキュメントを一括管理するドキュメント管理サーバなどが考えられる。
次にDBドライバ602はドキュメント登録リクエストを受けて、DBMS104へドキュメントを登録する場合や、印刷データ生成リクエストを受けて印刷データをDBMS104から取得する場合など、DBMS104との通信を行うモジュールである。
次にジョブマネージャ603は以下の機能を有する。API601で受け付けたドキュメントを、DBドライバ602を介してDBMS104へ登録する。API601で印刷リクエストを受け付けると、DBドライバ602を介してDBMS104の印刷するドキュメント情報を参照し印刷可否を判断する。印刷可能な場合には印刷リクエストされたドキュメントのデータパス504よりデータを取得し、印刷リクエストに従って印刷データを生成する。印刷可能な形式にはPDL(Page Discription Language)やPDF(Portable Document Format)、JDF(Job Definition Format)などがある。ここでプリントデバイス107がPDFを直接受け付けて印刷することができるPDFダイレクトプリント機能を有する場合など、形式変換が必要ない場合もある。API603より印刷データ取得リクエストを受け付けると、ジョブマネージャ603で生成した印刷データはWebサーバ102を介してプルプリントアプリケーション902に送信される。(「PDF」「JDF」は登録商標)
図7はジョブマネージャ603で保持するジョブキューでありジョブID701、ステータス702からなる。DBMS104で保持しているジョブ情報300と同様の情報であるため説明は省略する。ジョブキューはプリントデバイス毎に保持され、プリントサーバ101へ印刷リクエスト順にキュー情報として保持される。ステータス702はスケジュールアプリケーション901よりステータス変化を通知された場合に更新される。ジョブがプリントデバイスからなくなった場合にジョブキューより削除され、同時に生成した印刷データの削除も行われる。ただしステータスが「自動代行待ち」「手動代行待ち」となっているジョブについてはプリントデバイス上からジョブが削除されるが、ジョブキューからの削除は行われない。代行に必要なジョブについてはジョブキューからの削除を行わず印刷データを保持することによって代行印刷時に印刷データを再度生成する必要がなくなる。
またデバイスマネージャ604よりジョブのステータス変化が通知された際にはジョブキュー700のステータス702を更新する。ここでステータスが「自動代行待ち」または「手動代行待ち」だった場合には、ステータス変化したジョブのジョブキューの全てのジョブステータスを「自動代行待ち」または「手動代行待ち」に更新する。ジョブキュー700のステータスが更新された場合にはDBMS104で保持するジョブ情報300の更新も行われる。
次にデバイスマネージャ604について説明する。デバイスマネージャ604ではDBMS104で保持しているデバイス情報400を取得し一時保存(キャッシュ)している。デバイススマネージャ604によりキャッシュされるデバイス情報400は印刷データ生成時に使用され、印刷データ生成時に毎回取得してもよいし、定期的に取得してもよくデバイス情報400のキャッシュを更新するタイミングは問わない。
デバイスマネージャ604はスケジュールアプリケーション901よりプリントデバイス106のステータス変化を受信し、DBMS104で保持するデバイス情報400の更新を行う。またジョブのステータス変化を受信した際にはジョブマネージャ603に通知する。印刷エラー時には代行条件407にもとづき代行判定が行われる。印刷エラー受信時の動作の詳細は後述する。
次に通信マネージャ605について説明する。通信マネージャ605はスケジュールアプリケーション901からの接続を受け付け、デバイスコントローラ910から通知されるプリントデバイスや印刷ジョブのステータス変化の通知を行う。通信マネージャ605で利用されるプロトコルはSOAP(Simple Object Access Protocol)やAtomPub(Atom Publishing Protocol)などが考えられるがプロトコル問わない。
<プリントデバイスのハードウェア構成>
図8は、プリントデバイス107のハードウェア構成の一例を示す図である。
イメージリーダ802は、原稿給送部801で原稿を読み込む。イメージリーダ802及び画像形成部803は、読み込んだ原稿や、ネットワーク経由で受信したデータを印刷画像に変換・印刷出力する。排紙部804は印刷出力した紙を排出し、ソートやステイプル等の処理を施す。NetworkI/F805はネットワーク経由でLAN及びインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。CPU806は、ROM807、又はHDD809に記憶されたプログラムをRAM808に読み込み、このプログラムに基づき処理を実行することによって、本装置(プリントデバイス)上の各処理を司る。不揮発性記憶手段のROM807は本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。書き換え可能なRAM808は本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶する。HDD809は本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、及び一時的なデータ等を記憶する。操作部810は、後述する画面を表示したり、画面を介したユーザの操作指示を受け付けたりする。
<プリントデバイス>
図9は、プリントデバイス107の構成を階層的に示す図である。図9において、画像形成部913は、紙のハンドリングや画像転写・定着等の一連の画像形成プロセスを実行して、記録紙等の記録媒体上に画像を形成する。この画像形成部913は、例えばインクジェットプリンタや電子写真方式の画像形成ユニットを備えている。
画像読み取り部917は、スキャナ等を備え、原稿画像を光学的に読み取ってディジタル画像情報に変換する。また、画像読み取り部917は、前記ディジタル画像情報を画像形成部913に出力して画像を形成したり、又はファックス部912やネットワークインタフェース部914等に渡して回線を介して伝送したりする。
デバイスコントローラ910は、画像形成部913と、画像読み取り部917とのそれぞれの動作を制御し、例えば画像読み取り部917で読み取った原稿情報を画像形成部913で複写するよう制御する。また、デバイスコントローラ910は、ネットワークインタフェース部914、プリント処理部915、ファックス部912、操作部制御部911を有し、これら各部の間での情報のやり取りも制御する。
ファックス部912は、ファクシミリ画像の送受信、即ち、画像読み取り部917で読み取ったディジタル画像情報を送信したり、また逆に、受信したファクシミリ信号を復号し、画像形成部913で記録したりする等の処理を実行する。
操作部制御部911は、操作部の操作パネルを使用したユーザの操作に応じた信号を発生したり、また操作部(又は表示部)等に各種データやメッセージ等を表示したりするよう、制御を行う。プリント処理部915は、例えばネットワークインタフェース部914を介して入力された印刷データを処理して画像形成部913に出力し、印刷する等の制御を行う。ネットワークインタフェース部914は、通信回線を介して他の通信端末との間のデータの送受信を制御する。
仮想マシン(Virtual Machine)905は、デバイスコントローラ910の上位に位置し、この仮想マシン905からデバイスコントローラ910を制御できるように構成されている。
また、ネットワークインタフェース部914は、デバイスコントローラ910と、仮想マシン905との双方から直接利用でき、それぞれ独立して外部ネットワークにアクセスすることができるよう構成されている。
更に、仮想マシン905の上位には、仮想マシン905が提供するAPI(Application Programming Interface)に対応したプログラミング言語で記述されたアプリケーションが存在している。これらのアプリケーションは、仮想マシン905を介して間接的にデバイスコントローラ910に働きかけることができ、また画像形成部913や画像読み取り部917を動作させることができる。
本実施例としては、アプリケーションとして、スケジュールアプリケーション901を備える。また、これらアプリケーションは仮想マシン905上からアンインストールしたり、更に新たにアプリケーション904としてインストールしたりするといった事が可能なように構成されている。
また、上述したアプリケーションは本実施例としてはプリントデバイス107にインストールされるアプリケーションとして説明したが、ハードウェアとして備えられていても良い。また外部装置としてプリントデバイス107と通信可能に接続されたコンピュータ上のアプリケーションとして備えていても良い。
本実施例としてはアプリケーションとして、スケジュールアプリケーション901、プルプリントアプリケーション902、認証アプリケーション903を備える。これらのアプリケーションの詳細は後述する。
外部記憶装置制御部916は、画像読み取り部917で読み取った画像を画像形成部913で外部記憶装置に保存可能なデータフォーマットに変換し、外部記憶装置に保存する。また、外部記憶装置制御部916は、外部記憶装置に保存したデータを読み出し、画像形成部913を介して印刷処理を行ったり、ネットワークインタフェース部914を介して外部にネットワーク送信したりする。
また、本実施例においてはプリントデバイス107へのログイン手段としてICカードリーダ918が通信可能に接続されている。ログイン手段としては他の手段でも勿論問題なく、例えば操作部制御部911が管理するデバイスパネルからの入力といった方法が考えられる。
<スケジュールアプリケーション>
図10はスケジュールアプリケーション901の構成を示すブロック図である。スケジュールアプリケーション901は通信マネージャ1001、ジョブマネージャ1002、デバイスマネージャ1003からなる。
通信マネージャ1001はプリントサーバ101へ接続しデバイスコントローラ910から通知されるプリントデバイスや印刷ジョブのステータス変化の通知を行う。通知先のプリントサーバ101のアドレスはスケジュール登録時に登録される。
ジョブマネージャ1002は印刷リクエストのスケジュール情報をスケジュールリストとして保持し印刷ジョブの管理を行うモジュールであり、スケジュールリストに登録された順序通りに印刷が行われるよう制御する。また、印刷ジョブの削除やプロモート(優先度変更)といった操作を受け付け、印刷ジョブをコントロールする。印刷ジョブの削除やプロモートの詳細な説明は本発明と関係しないため省略する。
次にデバイスマネージャ1003はデバイスコントローラ910との通信を行うモジュールであり、印刷ジョブの削除を行ったり、印刷ジョブの状態の変化をキャッチしたりするドライバである。
<認証アプリケーション>
認証アプリケーション903は、プリントデバイス106に通信可能に接続したICカードリーダ918からICカードの情報を取得し、自身が管理しているユーザ管理テーブルからユーザのIDを取得する。ユーザ管理テーブルは、ICカードの情報とユーザのIDの2次元テーブルである。
そして取得したユーザのIDを後述するプルプリントアプリケーション902に通知する。また、ユーザのログアウトを検知し、同様にプルプリントアプリケーション902にログアウトを通知する。ログアウトの検知は、例えばプリントデバイス106が備えているハードキーの押下の検知や、ユーザの無操作状態が一定時間経過したときに自動ログアウトする方法が考えられる。
<プルプリントアプリケーション>
図11はプルプリントアプリケーション902の構成を示すブロック図である。プルプリントアプリケーション902はプルプリント画面1101と代行画面1102、エラージョブ画面1103、プルプリントコントローラ1104、プリントマネージャ1105、通信マネージャ1106からなる。
プルプリントコントローラ1104は、認証アプリケーション903からのログイン、ログアウトの通知を受け付ける。通知を受けたプルプリントコントローラ1104は、ログインの場合はWebサーバ102よりログインユーザのドキュメント情報や代行ジョブ情報を取得しプルプリント画面1101と代行画面1102の生成を行う。ここでステータスが「自動代行待ち」となっているジョブについてはプリントマネージャ1105が印刷を開始する。ログイン時シーケンスの詳細は後述する。
また印刷エラー時にはWebサーバ102より代行可能プリンタを取得しエラージョブ画面1103を生成する。各画面についての詳細は後述する。プルプリントコントローラ1104はログアウトの通知を受けると、生成した各画面の破棄を行う。
プリントマネージャ1105はWebサーバ102より印刷データを取得しプリントデバイスに対して印刷実行を行う。プリントマネージャ1105の印刷実行シーケンスについては後述する。
<プルプリント画面1101>
図12はプルプリントアプリケーション902におけるプルプリント画面1101の例である。
例ではプルプリント画面タブ1201、ログインユーザ名表示領域1202、ドキュメント表示・選択領域1203、ドキュメント数表示領域1204、詳細ボタン1205、削除ボタン1206、印刷ボタン1207からなる。ドキュメント表示・選択領域1203にはログインユーザが参照し印刷することができるドキュメント名、ステータス、ユーザ名、受付日時などの情報を表示する。同時に表示できない個数だった場合は図示のようにページング処理を行う。図示は1ページに収まった場合である。またチェックボックスを設け複数のドキュメントを選択できるようになっている。詳細ボタン1205はドキュメント表示・選択領域1203で選択されたドキュメント情報の詳細を表示するボタンである。ユーザはドキュメント表示・選択領域1203に表示できなかった詳細情報を確認することができる。削除ボタン1206はドキュメント表示・選択領域1203で選択されたドキュメントの削除を行うボタンである。削除ボタン1206が押下されるとWebサーバ102にドキュメント削除リクエストを行う。削除リクエストについては本発明と関係ないため省略する。次に印刷ボタン1207はドキュメント表示・選択領域1203で選択されたドキュメントの印刷を行うためのボタンである。印刷ボタン1207を押下するとWebサーバに対して印刷データ生成リクエストし印刷を開始する。印刷ボタン1207が押下され印刷が開始されるまでの処理の詳細は後述する。
<代行画面1102>
図13はプルプリントアプリケーション902における代行画面1102の例である。
例では代行画面タブ1301、ログインユーザ名表示領域1302、代行ジョブ表示・選択領域1303、ジョブ数表示領域1304、詳細ボタン1305、代行印刷ボタン1306、閉じるボタン1307からなる。代行ジョブ表示・選択領域1303にはログインユーザの代行印刷ジョブのドキュメント名、ステータス、ユーザ名、受付日時などの情報を表示する。同時に表示できない個数だった場合は図示のようにページング処理を行う。図示は1ページに収まった場合である。またチェックボックスを設け複数のジョブを選択できるようになっている。詳細ボタン1305は代行ジョブ表示・選択領域1303で選択された代行ジョブ情報の詳細を表示するボタンである。次に代行印刷ボタン1306は代行ジョブ表示・選択領域1303で選択された代行ジョブの代行印刷を行うボタンである。代行印刷ボタン1306が押下されるとWebサーバ102に代行印刷リクエストを行う。ここでステータスが「自動代行」となっている代行ジョブはログインと同時に印刷が開始されるため、選択状態で代行印刷ボタン1306が押下された場合にはエラーとなりエラー画面を表示する。エラー画面については説明を省略する。最後に閉じるボタン1307が押下された場合にはWebサーバに対し空の代行印刷リクエストを行い、代行画面1102を破棄する。
<エラージョブ画面1103>
図14はプルプリントアプリケーション902におけるエラージョブ画面1103の例である。エラージョブ画面1103は印刷エラー発生時に生成される。印刷エラー時の画面生成フローについては後述するためここでは画面構成のみを説明する。
例ではエラージョブ画面タブ1401、ログインユーザ名表示領域1402、エラージョブ表示・選択領域1403、ジョブ数表示領域1404、詳細ボタン1405、代行可能プリンタボタン1406、閉じるボタン1407からなる。エラー表示・選択領域1403にはログインユーザが印刷リクエストを行ったジョブを表示する。同時に表示できない個数だった場合は図示のようにページング処理を行う。図示は1ページに収まった場合である。またチェックボックスを設け複数のジョブを選択できるようになっている。詳細ボタン1405はエラージョブ表示・選択領域1403で選択されたエラージョブ情報の詳細を表示するボタンである。次に代行可能プリンタ1406はエラージョブ表示・選択領域1403で選択されたエラージョブが代行できるプリントデバイスの情報を表示するボタンである。閉じるボタン1407押下によりエラージョブ画面を破棄する。図15は代行可能プリンタダイアログの例である。代行可能プリンタ表示領域1501に代行することができるプリンタの情報を表示する。代行可能プリンタ表示領域1501にはプリンタ名、プリンタ状態、設置場所などのユーザがプリントデバイスを特定できるような情報を表示する。閉じるボタン1502押下により代行可能プリンタダイアログを破棄する。
<ログイン時シーケンス>
ユーザがICカードリーダ918よりログインし、プルプリントアプリケーション902が画面表示を行うシーケンスを図16に示す。
S1601においてICカードリーダ918からログインを受けた認証アプリケーション903は、ユーザアカウント(ユーザID)を取得し、プルプリントアプリケーション902にログインを通知する(S1602)。プルプリントアプリケーション902はログインをプルプリントコントローラ1104で受け付ける。このとき取得したユーザ名がログインユーザ名表示領域(1302、1402)に表示される。
まずS1603においてプルプリントアプリケーション902はWebサーバ102へログインを行う。この際、ログイン情報として前述の認証アプリケーション903から得たユーザアカウント(ユーザID)を利用する。またセキュリティの向上のため、パスワードを伴った認証方法も可能である。その場合は、認証アプリケーション903内でユーザIDとの対で管理する方法か、もしくは外部ディレクトリサーバ103と通信を行っても良い。また、ICカードリーダ918の代替として画面でのID、パスワード入力という方法を用いることも可能である。
プルプリントアプリケーション902からログイン通知を受けたWebサーバ102はディレクトリサーバ103に対して認証情報の取得を行う(S1604)。ディレクトリサーバ103ではあらかじめ登録されているユーザ情報を参照し、認証を行う(S1605)。認証に成功した場合は、ユーザ情報およびユーザが所属するドメイングループ情報を認証情報として返却する(S1606)。また認証に失敗した場合は失敗を返却し、ログイン失敗となる。
ディレクトリサーバ103から認証情報を得たWebサーバ102はセッション開始をプルプリントアプリケーション902に通知する。このとき通知情報として先ほど得た認証情報を転送する(S1607)。
続いてS1608においてプルプリントアプリケーション602は取得した認証情報を元にWebサーバ102に対してドキュメントリスト取得をリクエストする。この際、例えばユーザIDにて登録しているリストのみの取得か、もしくは所属するドメイングループ全てのリストか、といった絞込み条件を設定することが可能である。本実施形態ではユーザIDにて登録しているリスト取得を行った場合を説明する。
Webサーバ102はドキュメントリストの取得リクエストを受け、S1609にてDBMS104からユーザIDが一致するドキュメントのリストを取得する。また同時に自動代行ジョブリストと手動代行ジョブリスト取得する。プルプリントアプリケーション902へはドキュメントリスト、自動代行ジョブリスト、手動代行ジョブリストが転送される。処理の詳細は後述する。
次にプルプリントアプリケーション902は受信した自動代行ジョブリストの印刷を開始する(S1619)。印刷実行シーケンスの詳細は後述する。S1611、S1612において受信したリストをもとに代行画面1102とプルプリント画面1101を生成する。その際、取得したドキュメントやジョブの総数がそれぞれドキュメント数表示領域1204、ジョブ数表示領域1304に表示される。
S1613において、例えばハードキーの押下によってユーザのログアウトを検知した認証アプリケーション903はユーザのログアウトをプルプリントアプリケーション902に通知する(S1614)。通知を受けたプルプリントアプリケーション902はWebサーバ102に対して、ログアウトを通知する(S1615)。続いてS1616においてセッションの終了となる。
<ドキュメントリスト取得リクエスト>
図17はWebサーバ102がプルプリントアプリケーション902からのドキュメントリスト取得リクエストを受け付けた際のフローチャートである。
F1701においてプルプリントアプリケーション902からのリクエストを受信すると、DBMS104からユーザIDが一致するドキュメント情報を取得しドキュメントリストに追加する。またDBMS104よりユーザIDが一致するジョブ情報の取得しステータスを確認する(F1703、F1704)。F1704においてステータスが「自動代行待ち」となっているジョブは自動代行ジョブリストに追加し、ジョブIDをプリントサーバ101に通知する。自動代行を通知されたプリントサーバ101はジョブキュー700から通知されたジョブIDを探し、リクエスト時にされたジョブキュー700に移動を行う(F1706)。F1704においてステータスが「手動代行待ち」だった場合には手動代行ジョブリストに追加を行う。
ユーザIDが一致するジョブのステータスの確認が終わると、F1708においてドキュメントリスト、自動代行ジョブリスト、手動代行ジョブリストをリクエストのレスポンスとしてプルプリントアプリケーション902に通知する。
<印刷データ生成リクエスト>
プルプリント画面1101において印刷ボタン1207が押下されるとWebサーバ102に対して印刷データ生成リクエストが行われる。印刷データ生成リクエストにはドキュメントIDやデバイスアドレス、印刷設定などが含まれると考えられる。印刷データ生成リクエスト生成リクエストを受信したWebサーバ102はプリントサーバ101に対して印刷データ生成を指示する。プリントサーバ101はDBMS104よりリクエストされたドキュメント情報500を参照し、データパス504に保存されているドキュメントデータを取得する。ドキュメントデータの取得が完了すると印刷データ生成リクエストに従って印刷データの生成を行い、ジョブIDを発行しジョブキュー700に追加する。また発行しジョブIDをもってDBMS104にジョブ情報300を登録する。
印刷データ生成処理が完了するとWebサーバ102を介してプルプリントアプリケーション902に印刷データ生成完了が通知される。
<印刷実行シーケンス>
図18はプルプリントアプリケーション902が印刷データ生成完了を受信し、印刷を実行する際の印刷実行シーケンスである。
まずS1801において、プルプリントアプリケーション902およびスケジュールアプリケーション901間で通信のセッションを開始する。通信セッションはTCP/IPやHTTPといった通信プロトコルによって確立される。
S1802においてプルプリントアプリケーション902はスケジュールアプリケーション901に対して接続要求を行う。スケジュールアプリケーション901は通信マネージャ1001にて接続要求を受け付ける。次にS1803においてプルプリントアプリケーション902は印刷ジョブおよびプリントデバイスのステータスが変化した場合に通知を受けるべくスケジュールアプリケーション901に対してイベント登録を行う。次にスケジュールアプリケーション901に印刷実行するジョブのスケジュール要求を行いスケジュールが行われる(S1804、S1805)。S1806においてスケジュールアプリケーション901よりスケジュール登録したジョブの印刷許可を受信すると、Webサーバとのセッションを開始し接続要求・印刷データ転送要求を行う(S1807、S1808、S1809)。印刷データ転送要求を受け付けたWebサーバ102はプリントサーバ101より印刷データの取得を行いプリントサーバに印刷データ転送を行う(S1810)。印刷データの転送が終了するとセッションを終了する(S1811、S1812)。
印刷データの取得を行ったプルプリントアプリケーション902はS1813においてスケジュールアプリケーション901に転送開始を通知し、デバイスコントローラ910に印刷データ転送を行う(S1815)。ここでデバイスコントローラ910への印刷データ転送は仮想マシン905を介して転送する方法とネットワークインタフェース部914へ直接転送する方法が考えられる。
プルプリントアプリケーション902はデバイスコントローラ910への転送が終了するとスケジュールアプリケーション901に転送終了を通知する(S1815)。印刷データの転送が完了したジョブはデバイスコントローラ910により印刷が開始される(S1816)。S1817、S1818においてスケジュールアプリケーション901はデバイスコントローラ910より印刷開始の通知を受けプルプリントアプリケーション902に通知する。スケジュールアプリケーション910は起動時にデバイスコントローラ910に対してイベント登録を行っているためジョブ状態変化を受け取ることができる。
次にS1819において印刷が終了すると同様に印刷終了通知を行う(S1821、S1820)。印刷が終了するとスケジュールアプリケーション901とのイベント解除しセッションを終了する(S1822、S1823、S1824)。
<代行印刷リクエスト>
プルプリントアプリケーション902の代行画面1301において代行印刷ボタン1306が押下された場合プルプリントアプリケーションはWebサーバ102に代行印刷リクエストを行う。図19はWebサーバ102がプルプリントアプリケーション902からの代行印刷リクエストを受信してからの処理をフローチャートで示したものである。
まずWebサーバ102がプルプリントアプリケーション902より代行印刷を実行するジョブIDリストを受信する(F1901)。次にF1902、F1903においてジョブIDリストのジョブのステータスを確認する。ジョブステータスの確認はジョブIDをもとにDBMS104に保存されているジョブ情報300を参照する。
F1903においてジョブのステータスが「手動代行待ち」だった場合には、プリントサーバ101に対して代行印刷を指示し代行印刷リクエストを行ったプリントデバイスへのジョブの移動が行われる(F1904)。プリントサーバ101におけるジョブの移動ではジョブキュー700の移動と印刷データの移動が行われる。次にF1905においてプリントサーバ101はWebサーバを介してプルプリントアプリケーション902に印刷データ生成完了通知を発行する。「手動代行待ち」となっているジョブの印刷データは削除されずに残されているので改めて印刷データを生成する必要はない。
F1903においてステータスが「手動代行待ち」以外だった場合にはプルプリントアプリケーション902に印刷エラーを通知する。
ジョブIDリストのすべてのジョブの処理が終了すると、Webサーバ102はプリントサーバ101に代行処理終了を通知する。代行処理終了を受信したプリントサーバ101はF1907においてログインユーザのユーザIDに一致するジョブでステータスが「手動代行待ち」となっているジョブを「エラー終了」としジョブキュー700から削除する。またこのとき印刷データの削除も行われる。
<印刷エラー受信時フロー(プリントサーバ101)>
プリントサーバ101はスケジュールアプリケーション901よりジョブステータス変化を受信しDBMS104への反映を行っている。図20はプリントサーバ101がスケジュールアプリケーション901よりジョブエラーを受信したときの処理をフローチャートで表したものである。
プリントサーバ101はスケジュールアプリケーション901よりジョブエラーを受信すると、エラーしたプリンタの代行条件407を確認する(F2001、F2002)。F2003の代行条件の判断では代行条件407とスケジュールアプリケーション901より通知されたエラー情報の比較により代行するかどうか判断される。また代行条件407より「代行しない」「自動代行」「手動代行」などの代行方法も判断できる。
F2003においてエラー原因が代行条件407と合致しない、または「代行しない」設定だった場合にはエラーしたジョブのステータスを「印刷エラー」にする。次にF2003においてエラー原因が代行条件407に合致し「自動代行」の設定だった場合には、エラープリンタのジョブキュー700にある全てのジョブのステータスを「自動代行待ち」に更新する(F2005)。エラー原因が代行条件407に合致し「手動代行」の設定だった場合にはエラープリンタのジョブキュー700にある全てのジョブのステータスを「手動代行待ち」に更新する(F2006)。
ここでジョブステータスが「自動代行待ち」「手動代行待ち」に設定されたジョブは以降、ジョブキャンセルが通知されたとしてもジョブキュー700からの削除及び印刷データの削除は行われない。次回ログイン時または代行印刷リクエスト時まで「自動代行待ち」「手動代行待ち」となっているジョブは保持される。
また印刷エラー時にエラーしたページ番号を保存しておき、代行印刷実行じに途中のページから印刷を開始できることはいうまでもない。
<印刷エラー受信時フロー(プルプリントアプリケーション902)>
プルプリントアプリケーション902はS1803においてスケジュールアプリケーション901に対してイベント登録を行っており、ジョブのステータス変更の通知を受信することができる。図21はプルプリントアプリケーション902がスケジュールアプリケーション901よりジョブエラーを受信したときの処理をフローチャートで表したものである。
プルプリントアプリケーション902がジョブエラーを受信すると、プリントサーバ101に対して代行設定の確認リクエストを行う(F2101、F2102)。プリントサーバ101はジョブエラー情報を取得し代行判定を行う。代行判定の方法は前述したのでここでは省略する。プリントサーバ101は代行判定の結果、「自動代行待ち」「手動代行待ち」となる代行ジョブリストをプルプリントアプリケーション902に通知する。また同時に代行ジョブが印刷可能なプリンタリストも通知される。代行ジョブが印刷可能かどうかの判断はプリントデバイスのステータス405やドライバ名409などから判断される。
次にプルプリントアプリケーション902はプリントサーバ101から受信した代行ジョブのキャンセルを行う(F2104)。ジョブのキャンセルはスケジュールアプリケーション901を介して行われる。ジョブキャンセルの詳細は省略する。
次に認証アプリケーション903でログインが行われており、代行ジョブリストにログインユーザのジョブが含まれている場合、エラージョブ画面1103を生成し表示する(F2105、F2106、F2107)。
エラージョブ画面1103からは印刷可能プリンタダイアログを表示させることができ、ユーザはエラーしたジョブが印刷可能なプリンタをその場で確認することができる。
<他の実施形態>
以上、実施形態を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。例えば、プリンタ、ファクシミリ、PC、サーバとクライアントとを含むコンピュータシステムなどの如くである。
本発明は、前述した実施形態の各機能を実現するソフトウェアプログラムを、システム若しくは装置に対して直接または遠隔から供給し、そのシステム等に含まれるコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
従って、本発明の機能・処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、上記機能・処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、記録媒体としては、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
また、プログラムは、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページからダウンロードしてもよい。すなわち、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードしてもよいのである。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の構成要件となる場合がある。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布してもよい。この場合、所定条件をクリアしたユーザにのみ、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報で暗号化されたプログラムを復号して実行し、プログラムをコンピュータにインストールしてもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現されてもよい。なお、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ってもよい。もちろん、この場合も、前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ってもよい。このようにして、前述した実施形態の機能が実現されることもある。
101 プリントサーバ
102 Webサーバ
103 ディレクトリサーバ
104 DBMS
107 プリントデバイス
300 ジョブ情報
400 デバイス情報
500 ドキュメント情報
700 ジョブキュー
901 スケジュールアプリケーション
902 プルプリントアプリケーション
903 認証アプリケーション
910 デバイスコントローラ

Claims (4)

  1. プルプリントアプリケーション902がプリントサーバ101にログインリクエストを行うプリントサーバシステムにおいて、
    プリントサーバが印刷エラー通知を受け付けたとき、
    印刷エラーしたプリンタの代行設定を確認し、印刷ジョブを削除せずステータスを代行待ちとして保持する手段を有し(F2005、F2006)、
    プルプリントアプリケーションが印刷エラー通知を受け付けたとき、代行設定に従いプリンタにスケジュールされている印刷ジョブをキャンセルする手段を有し(F2104)、
    プリントサーバがプルプリントアプリケーションよりログインリクエストを受け付けたとき、
    ログイン情報に合致する代行待ちステータスのジョブを移動し印刷を開始する(F1706)
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 印刷エラーを受信したプルプリントアプリケーションはエラーした印刷ジョブが印刷可能なプリンタをプリントサーバから取得し(F2103)、
    代行可能プリンタ情報をプルプリントアプリケーション画面に表示する手段(F2107)
    を備えた印刷制御装置。
  3. プリントサーバがプルプリントアプリケーションよりログインリクエストを受け付けたとき、
    ログイン情報に合致する代行待ちステータスのジョブ情報をプルプリントアプリケーションに通知する手段を有し(F1708)、
    プルプリントアプリケーションが前記代行待ちステータスのジョブ情報を受信しプルプリントアプリケーション画面に表示する手段(S1611)、
    を備えた請求項1の印刷制御装置。
  4. プリントサーバが印刷リクエストを受け付けたとき、
    印刷リクエストされたジョブのうち、ログイン情報に合致する代行待ちステータスのジョブを移動し印刷を開始する手段と(F1904)、
    リクエストされなかったログイン情報に合致する代行待ちステータスのジョブを削除する(F1907)
    ことを特徴とする請求項1の印刷制御装置。
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