JP2011095372A - 像加熱装置 - Google Patents

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哲郎 古川
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富生 野口
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昭孝 遠藤
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Abstract

【課題】クリーニングローラによるクリーニング性能の向上を図った像加熱装置を提供する。
【解決手段】クリーニングローラ36の表面をクリーニングする第2クリーニングローラ37と、加圧ローラ32の表面をクリーニングする場合には、クリーニングローラ36を第2クリーニングローラ37から離間させて加圧ローラ32の表面に当接させ、クリーニングローラ36の表面をクリーニングする場合には、クリーニングローラ36を加圧ローラ32から離間させて第2クリーニングローラ37に当接させるように、第1クリーニング部材50を揺動させる揺動手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート上のトナー像を加熱する像加熱装置に関するものである。
従来、電子写真方式の画像形成装置においては、シート上の未定着のトナー像を定着させたり、シート上に定着されたトナー像に光沢を出させたりするために、シート上のトナー像を加熱する像加熱装置が備えられている。なお、電子写真方式の画像形成装置としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(レーザビームプリンタやLEDプリンタなど)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサがある。
上記の像加熱装置には、一般的に、シートを挟持しながら搬送し、かつ搬送する過程でシートを加熱する搬送手段が備えられている。そして、従来、この搬送手段を構成する加圧ローラ(搬送ローラ)をクリーニングするためのクリーニングローラを備えた技術が知られている(特許文献1参照)。このような従来例に係る像加熱装置について図6を参照して説明する。図6は従来例に係る像加熱装置の模式的断面図である。
かかる像加熱装置100は、内部にヒータを備えた定着ローラ101と、定着ローラ101との間でニップを形成する加圧ローラ102とを備えている。これら定着ローラ101と加圧ローラ102によって、シートを挟持しながら搬送し、かつ搬送する過程でシートを加熱する搬送手段を構成する。そして、この像加熱装置100においては、加圧ローラ102の表面に付着する残留トナーやゴミなどをクリーニングするクリーニングローラ103が設けられている。これにより、加圧ローラ102の表面に付着した残留トナーなどがシート上に付着してしまうことを抑制することができる。
しかしながら、クリーニングローラ103が高温になると、残留トナーなどを、クリーニングローラ103側から加圧ローラ102側に、逆に付着させてしまう現象が生じる。この対策として、クリーニングローラ103が冷却するまで加圧ローラ102から離間させる方法もあるが、冷却させるまでに長時間を要してしまう。また、クリーニングローラ103上に残留トナーなどが大量に付着してしまった場合には、クリーニングローラ103を冷却するだけでは対策としては不十分である。
特開平11−242402号公報
本発明の目的は、クリーニングローラによるクリーニング性能の向上を図った像加熱装置を提供することにある。
本発明の像加熱装置は、シートを挟持しながら搬送し、かつ搬送する過程でシートを加熱する搬送手段を備え、該搬送手段によって、シート上のトナー像を加熱する像加熱装置において、前記搬送手段を構成する搬送ローラの表面をクリーニングするクリーニングローラを有し、かつ揺動自在に備えられた第1クリーニング部材と、前記クリーニングローラの表面をクリーニングする第2クリーニング部材と、前記搬送ローラの表面をクリーニングする場合には、前記クリーニングローラを第2クリーニング部材から離間させて前記
搬送ローラの表面に当接させ、前記クリーニングローラの表面をクリーニングする場合には、前記クリーニングローラを前記搬送ローラから離間させて第2クリーニング部材に当接させるように、第1クリーニング部材を揺動させる揺動手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、クリーニングローラによるクリーニング性能を向上させることができる。
図1は実施例1に係る像加熱装置の模式的断面図である。 図2は電子写真画像形成装置の主要構成を示す図である。 図3は像加熱装置の動作フローを示すフローチャートである。 図4は実施例2に係る像加熱装置の模式的断面図である。 図5は実施例3に係る像加熱装置の模式的断面図である。 図6は従来例に係る像加熱装置の模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1〜図3を参照して、本発明の実施例1に係る像加熱装置について説明する。
<画像形成装置の全体構成>
本実施例に係る像加熱装置の説明に先立ち、像加熱装置が適用される電子写真画像形成装置の一例を、図2を参照して説明する。なお、ここで説明する電子写真画像形成装置は、インライン中間転写方式を用いたカラー画像形成装置である。図2には、その主要構成のみを模式的に示している。
この画像形成装置においては、中間転写ベルト8に沿って、4箇所に画像形成部X1,X2,X3,X4が設けられている。各画像形成部X1,X2,X3,X4においては、それぞれ異なる色のトナー像を、中間転写ベルト8上に形成し、中間転写ベルト8上には、複数色のトナー像が重ね合わされる。このようにして重ね合わされた多重のトナー像がシートP上に転写された後に、当該シートPは像加熱装置22に送られる。像加熱装置22においては、シートPに形成された未定着のトナー像を、シートP上に定着させる。つまり、この画像形成装置に適用された像加熱装置22は、いわゆる定着器として機能する。
4箇所に設けられている画像形成部X1,X2,X3,X4は、基本的に同一の構成であり、形成するトナー像の色のみが異なっている。画像形成部X1,X2,X3,X4には、それぞれ感光体ドラム2が備えられている。そして、感光体ドラム2の周囲には、感光体ドラム2の表面を一様に帯電する帯電ローラ7と、帯電ローラ7によって帯電されたドラム表面に対して露光して静電潜像を形成する露光装置1と、この静電潜像をトナーにより現像化する現像装置3が備えられている。また、感光体ドラム2との間で、中間転写ベルト8のベルトを挟むようにして設けられ、トナー像をベルト上に転写させる一次転写ローラ4も設けられている。更に、中間転写ベルト8に転写されずに感光体ドラム2上に残ってしまった残トナーをクリーニングするクリーニングブレードを備えた残トナー回収
部5も設けられている。
無端状の中間転写ベルト8は、駆動ローラとしての役割を合わせ持つ二次転写対向ローラ15とテンションローラ9と二次転写前張架ローラ11とによって張架されており、図中矢印の方向に回転するように構成されている。
給紙カセット20から送り出された紙などのシートPは、1対のローラからなる二次転写前搬送ローラ13により更に搬送されて、転写前ガイド16によって二次転写ローラ10と中間転写ベルト8によって形成される二次転写ニップ部に導かれる。そして、中間転写ベルト8上に形成されたトナー像がシートP上に転写された後に、上記の通り、シートPは像加熱装置22に送られる。なお、二次転写ニップ部においてシートPに転写されずに、中間転写ベルト8上に残った残トナーは中間転写体クリーナ12にて清掃される。
<像加熱装置>
特に、図1を参照して、本実施例に係る像加熱装置22について、更に詳細に説明する。像加熱装置22には、定着スリーブ31と、搬送ローラとしての加圧ローラ32が設けられている。これら定着スリーブ31と加圧ローラ32は、シートPを挟持しながら搬送し、かつ搬送する過程でシートPを加熱する搬送手段として機能する。これら定着スリーブ31と加圧ローラ32によるニップ部(挟持部)よりもシートPの搬送方向の上流側には、シートPの進入ガイドとなる入り口ガイド34が設けられており、下流側には出口ガイド35が設けられている。この出口ガイド35よりも下流側には、出口ガイド35によってガイドされて排出されるシートPを像加熱装置22の外部に排出する一対の排出ローラ40,41が設けられている。
定着スリーブ31の内部には、熱源となるヒータ38が備えられている。また、定着スリーブ31は、加圧ローラ32側に向かって付勢されるように構成された支持部材39によって支持されている。
そして、本実施例に係る像加熱装置22には、搬送ローラとしての加圧ローラ32の表面をクリーニングするクリーニングローラ36を有し、かつ揺動自在に備えられた第1クリーニング部材50が設けられている。また、この第1クリーニング部材50のクリーニングローラ36の表面をクリーニングする第2クリーニング部材としての第2クリーニングローラ37も設けられている。なお、クリーニングローラ36及び第2クリーニングローラ37の好適な例としては、金属製のローラを挙げることができる。
<第1クリーニング部材の揺動手段(機構)>
第1クリーニング部材50を揺動可能とする機構について説明する。第1クリーニング部材50は、クリーニングローラ36が加圧ローラ32の表面に当接する位置(図1(a))と、クリーニングローラ36が第2クリーニングローラ37の表面に当接する位置(図1(b))とを取り得るように揺動自在に構成されている。
すなわち、第1クリーニング部材50は、軸52を中心に揺動自在に設けられた揺動部材51が備えられている。この揺動部材51の一端側に、上記のクリーニングローラ36が、ローラ支持部53によって揺動部材51に対して回転自在に備えられている。そして、揺動部材51の他端側に引張バネ55の端部が固定されている。この引張バネ55の引張力によって、揺動部材51は図1中時計回り方向に力が与えられており、その他の外力が作用しない限り、クリーニングローラ36が加圧ローラ32の表面に当接する位置で揺動部材51は保持される(図1(a))。このとき、クリーニングローラ36は第2クリーニングローラ37から離れている。
また、像加熱装置22には、不図示のモータによって回転制御するように構成されたカム54が設けられている。このカム54は、揺動部材51に対して、引張バネ55による引っ張り部分を挟んで軸52とは反対側の部位に接離するように構成されている。このカム54の回転により、カム54の外周表面が揺動部材51に当接することによって、揺動部材51は引張バネ55による引張力に抗して図1中反時計回りに回転する。そして、クリーニングローラ36が第2クリーニングローラ37の表面に当接する位置で揺動部材51は保持される(図1(b))。このとき、クリーニングローラ36は加圧ローラ32から離れている。
クリーニングローラ36は、加圧ローラ32の表面に当接する位置と第2クリーニングローラ37の表面に当接する位置で、クリーニングローラ36と同軸上に設けられたギア(不図示)が、それぞれ異なるギア(不図示)と噛み合うように構成されている。これにより、クリーニングローラ36は不図示のギア列によって駆動力が伝達されて、それぞれの位置において回転するように構成されている。
クリーニングローラ36が加圧ローラ32の表面に当接した状態で、クリーニングローラ36が回転することによって、加圧ローラ32の表面はクリーニングされる。すなわち、加圧ローラ32の表面に付着した残留トナーやゴミなどがクリーニングローラ36の表面に移動する。これにより、加圧ローラ32の表面に付着した残留トナーなどによってシートPを汚してしまうことを抑制することができる。
また、クリーニングローラ36が第2クリーニングローラ37の表面に当接した状態では、クリーニングローラ36と第2クリーニングローラ37の双方が回転することによって、クリーニングローラ36の表面はクリーニングされる。すなわち、クリーニングローラ36の表面に付着した残留トナーやゴミなどが第2クリーニングローラ37の表面に移動する。これにより、クリーニングローラ36の表面に付着した残留トナーなどが溜まりすぎて、再び、加圧ローラ32側に残留トナーなどを戻してしまうことを抑制できる。なお、第2クリーニングローラ37は不図示の駆動ギア列によって、クリーニングローラ36と当接している間、回転するように構成されている。
また、クリーニングローラ36は、加圧ローラ32に接触している間、ヒータ38からの熱が定着スリーブ31を介して伝わるため温度が高くなってしまう。しかし、本実施例によれば、クリーニングローラ36が第2クリーニングローラ37によってクリーニングされている間は、加圧ローラ32から離間し、かつ第2クリーニングローラ37側に熱が逃げるため、クリーニングローラ36は効果的に冷却される。これにより、クリーニングローラ36上に付着した残留トナーが溶融してしまい、加圧ローラ32に再移転してしまうことを効果的に抑制できる。なお、第2クリーニングローラ37の素材としては、クリーニングローラ36の熱を効率良く逃すために、熱伝導性の高い材料を用いるのが望ましい。例えば、熱伝導率が0.1W/mK以上の材料を採用するのが好適である。
<第1クリーニング部材の揺動手段(制御)>
第1クリーニング部材50を揺動させる制御について、特に、図3のフローチャートを参照して説明する。
本実施例に係る像加熱装置22においては、定着スリーブ31の内部に備えられたヒータ38の温調用サーミスタ(不図示)の抵抗値を検出できるように構成されている。予め行われた実験によって、この抵抗値と加圧ローラ32の表面温度との相関関係、及び抵抗値とクリーニングローラ36の表面温度との相関関係のデータが得られている。従って、本実施例に係る像加熱装置22においては、上記の抵抗値からクリーニングローラ36の表面温度を予測可能である。クリーニングローラ36の表面温度が、トナーの溶融温度を
超えると、トナーが溶けて加圧ローラ32に再付着させてしまうため、本実施例では、当該表面温度がトナーの溶融温度を超えないように制御している。つまり、クリーニングローラ36の表面温度の予測温度が、予め設定された閾値以上になった場合には、クリーニングローラ36を加圧ローラ32から離間させて第2クリーニングローラ37に当接させるように制御している。以下、より具体的な制御方法を説明する。
通常時においては、クリーニングローラ36は加圧ローラ32に当接した状態にある(図1(a))。そして、画像形成動作が開始されると、上述したヒータ38の温調用サーミスタの抵抗を検出し、検出された抵抗値が閾値α以上であるか否かを判定する(ステップS1)。ここで、この閾値αは、実験により予め得られた抵抗値とクリーニングローラ36の表面温度との相関関係から、クリーニングローラ36の表面温度がトナーの溶融温度よりも低い所定温度に対応する抵抗値である。
抵抗値が閾値α以上でない場合には、そのまま画像形成動作(プリント)を実行する(ステップS2)。プリント実行中は、常時、上記の抵抗値を監視し、抵抗値が閾値α以上になったら(ステップS3)、カム54を回転させて、クリーニングローラ36を加圧ローラ32から離間させて、第2クリーニングローラ37に当接させる(ステップS5)。また、上記ステップS1にて、抵抗値が閾値α以上であると判定された場合にも、クリーニングローラ36を加圧ローラ32から離間させて、第2クリーニングローラ37に当接させる(ステップS5)。
更に、本実施例においては、画像を形成するシート枚数(印刷枚数)をカウントしている。そして、この印刷枚数が予め設定した閾値β以上になった場合にも(ステップS4)、抵抗値に関係なく、クリーニングローラ36を加圧ローラ32から離間させて、第2クリーニングローラ37に当接させる(ステップS5)。これにより、クリーニングローラ36の温度とは関係なく、クリーニングローラ36への残留トナー等の溜まりすぎを抑制することができる。なお、印刷枚数に関しては、装置本体に電源が投入されてからの総枚数としてもよいし、前回、クリーニングローラ36のクリーニングが行われてからの枚数としてもよい。
このように、クリーニングローラ36を加圧ローラ32から離間させて、第2クリーニングローラ37に当接させることによって、所定期間、クリーニングローラ36のクリーニングを行う共に、クリーニングローラ36を冷却させる(ステップS6)。この「所定期間」に関しては、例えば、クリーニングローラ36の回転数によって定めることもできるし、クリーニングローラ36が第2クリーニングローラ37に当接してからの経過時間によって定めることもできる。また、この「所定期間」はステップS1からステップS5,6に移行した場合、ステップS3からステップ5,6に移行した場合、及びステップS4からステップS5,6に移行した場合とで、それぞれ異なるようにしてもよい。
この所定期間が経過した後に、カム54を回転させて、クリーニングローラ36を第2クリーニングローラ37から離間させて、再び、加圧ローラ32に当接させる(ステップS7)。その後、再び、通常のプリント動作に戻る(ステップS2)。
<本実施例の優れた点>
以上のように、本実施例に係る像加熱装置22によれば、搬送ローラとしての加圧ローラ32の表面をクリーニングするクリーニングローラ36の表面が、適時、第2クリーニングローラ37によってクリーニングされる。従って、クリーニングローラ36の表面に残留トナーなどが溜まりすぎてしまうことを抑制できる。そして、このクリーニングローラ36がクリーニングされている間は、クリーニングローラ36は加圧ローラ32から離間し、かつ第2クリーニングローラ37に当接した状態となる。そのため、クリーニング
ローラ36に対して加圧ローラ32からの熱が伝わることを抑制できるだけでなく、クリーニングローラ36側から第2クリーニングローラ37側に熱を逃すことができる。従って、クリーニングローラ36を効果的に冷却させることができる。これにより、クリーニングローラ36上の残留トナーが溶融してしまうことを抑制でき、かつ加圧ローラ32がクリーニングされない期間を短くすることができる。なお、第2クリーニングローラ37は、通常時においては、クリーニングローラ36から離間しており加熱されないため、低温状態を維持できる。従って、第2クリーニングローラ37にクリーニングローラ36が当接した場合には、クリーニングローラ36を速やかに冷却することが可能である。
以上のように、クリーニングローラ36への残留トナー等の溜まりすぎの抑制と、クリーニングローラ36の効率の高い冷却と、加圧ローラ32がクリーニングされない期間の短縮とが相俟って、クリーニング性能を飛躍的に向上させることができる。なお、クリーニングローラ36が加圧ローラ32に当接した状態のまま、当該クリーニングローラ36の表面をクリーニングしようとすると、駆動機構に対するトルクが増加してしまう問題も生じるが、本実施例では、そのような問題もない。
(実施例2)
図4には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、第2クリーニング部材として、ローラ状の部材(第2クリーニングローラ)が採用された場合を示したが、本実施例では、この第2クリーニング部材としてパッド状の部材が採用された場合を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
本実施例に係る像加熱装置22においては、第1クリーニング部材50のクリーニングローラ36の表面をクリーニングする第2クリーニング部材としてのクリーニングパッド42が設けられている。上記実施例1における第2クリーニングローラ37の代わりに、このクリーニングパッド42が設けられている以外の構成は、上記実施例1と同一である。すなわち、第1クリーニング部材50の揺動機構や揺動制御についても、上記実施例1の場合と同一である。なお、図4(a)には、クリーニングローラ36が加圧ローラ32に当接した状態が示されており、同図(b)には、クリーニングローラ36がクリーニングパッド42に当接した状態が示されている。
本実施例の場合にも、適時、第1クリーニング部材50を揺動させて、クリーニングローラ36を加圧ローラ32から離間させて、クリーニングパッド42に当接させる。この状態で、クリーニングローラ36を回転させることによって、クリーニングローラ36の表面に付着した残留トナー等が、クリーニングパッド42の表面により擦り取られてクリーニングされる。
以上のように、本実施例の場合にも、上記実施例1の場合と同様の効果が得られることは言うまでもない。なお、本実施例の場合には、第2クリーニング部材として、回転制御が不要なクリーニングパッド42を採用しているので、実施例1に比して構成を簡略化することができる。
(実施例3)
図5には、本発明の実施例3が示されている。上記実施例1では、第2クリーニング部材として、ローラ状の部材(第2クリーニングローラ)が採用された場合を示したが、本実施例では、この第2クリーニング部材としてブレード状の部材が採用された場合を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
本実施例に係る像加熱装置22においては、第1クリーニング部材50のクリーニングローラ36の表面をクリーニングする第2クリーニング部材としてのクリーニングブレード43が設けられている。上記実施例1における第2クリーニングローラ37の代わりに、このクリーニングブレード43が設けられている以外の構成は、上記実施例1と同一である。すなわち、第1クリーニング部材50の揺動機構や揺動制御についても、上記実施例1の場合と同一である。なお、図5(a)には、クリーニングローラ36が加圧ローラ32に当接した状態が示されており、同図(b)には、クリーニングローラ36がクリーニングブレード43に当接した状態が示されている。
本実施例の場合にも、適時、第1クリーニング部材50を揺動させて、クリーニングローラ36を加圧ローラ32から離間させて、クリーニングブレード43に当接させる。この状態で、クリーニングローラ36を回転させることによって、クリーニングローラ36の表面に付着した残留トナー等が、クリーニングブレード43の先端によって掻き落とされてクリーニングされる。
以上のように、本実施例の場合にも、上記実施例1の場合と同様の効果が得られることは言うまでもない。また、本実施例の場合にも上記実施例2と同様に、第2クリーニング部材として、回転制御が不要なクリーニングブレード43を採用しているので、実施例1に比して構成を簡略化することができる。
(その他)
上記の各実施例においては、像加熱装置22がいわゆる定着器として機能する場合の例を示した。しかしながら、本発明における像加熱装置は、シート上に定着されたトナー像に光沢を出すための装置として適用することも可能である。
22・・・像加熱装置,31・・・定着スリーブ,32・・・加圧ローラ,36・・・クリーニングローラ,37・・・第2クリーニングローラ,42・・・クリーニングパッド,43・・・クリーニングブレード,50・・・第1クリーニング部材

Claims (2)

  1. シートを挟持しながら搬送し、かつ搬送する過程でシートを加熱する搬送手段を備え、該搬送手段によって、シート上のトナー像を加熱する像加熱装置において、
    前記搬送手段を構成する搬送ローラの表面をクリーニングするクリーニングローラを有し、かつ揺動自在に備えられた第1クリーニング部材と、
    前記クリーニングローラの表面をクリーニングする第2クリーニング部材と、
    前記搬送ローラの表面をクリーニングする場合には、前記クリーニングローラを第2クリーニング部材から離間させて前記搬送ローラの表面に当接させ、前記クリーニングローラの表面をクリーニングする場合には、前記クリーニングローラを前記搬送ローラから離間させて第2クリーニング部材に当接させるように、第1クリーニング部材を揺動させる揺動手段と、
    を備えることを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記クリーニングローラの表面温度が予測可能に構成されており、
    前記揺動手段は、前記クリーニングローラの表面温度の予測温度が、予め設定された閾値以上になった場合には、前記クリーニングローラを前記搬送ローラから離間させて第2クリーニング部材に当接させるように、第1クリーニング部材を揺動させることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
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