JP2011094511A - 触媒付きマフラーの取付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの加振作用による触媒付きマフラーの振動を抑える。
【解決手段】排ガス浄化装置16を備えた触媒付きマフラー15を、マフラー中心線Xがエンジン1のクランク軸1aとほぼ直交する状態で防振マウント手段22によってエンジン上方に水平に取付ける。防振マウント手段21は、クランク軸方向及びマフラー軸方向の各二個所に設け、各防振マウント手段21…を合わせたマフラーマウント機構全体としてのトータルの三方向の固有振動数が、上下方向のみ加振周波数範囲内にあり、クランク軸方向及びマフラー軸方向は加振周波数範囲外となるように、触媒付きマフラー15の質量との関係においてバネ要素25,26のバネ定数を設定した。
【選択図】図2

Description

本発明は油圧ショベル等の建設機械において、エンジンの排気系に使用される触媒付きマフラーに関するものである。
たとえば油圧ショベルにおいては、上部旋回体の後部に形成されたエンジンルームに図8に示すエンジン1が図示しないエンジンマウント機構を介して設置され、このエンジン1の排気系に円筒形のマフラー2が接続されている。
このマフラー2は、エンジン上方の空きスペースを活用して効率良く搭載できるように、エンジン1のクランク軸1aとほぼ直交する状態で水平に取付けられている(特許文献1参照)。
詳しくは、エンジン外周にマフラー取付ブラケット3が上向きに取付けられ、このマフラー取付ブラケット3にマフラー2が載置された状態で複数のUボルト4で止めつけられる。
図8中、5はこのブラケット3とUボルト4から成るマフラーマウント機構、6はエンジン1によって駆動される熱交換器冷却用のファン、7はこのファン6と反対側でエンジン駆動される油圧ポンプである。
一方、ディーゼルエンジンから排出される排ガス中の有害物質を除去するために、図9に示す触媒付きマフラー8が用いられている。
図9は触媒付きマフラー8の上面図である。
同マフラー8は排ガス浄化装置9を備えている。
この排ガス浄化装置9は、DPF(Diesel Particulate Filter:ディーゼル煤フィルタ)、及びDOC(Diesel Oxidation Catalyst:ディーゼル酸化触媒)から成る円筒形のコア10が円筒形ケース11に内蔵されて成り、排ガスに含まれるPM(Particulate Matter:粒子状物質)等がこの排ガス浄化装置9で除去される。
図9中、12はマフラー入口側で消音する前消音室、13は同出口側で消音する後消音室、14は前側消音室12とエンジン1の排気口とを接続するフレキシブル排気管である。
このフレキシブル排気管14は、長さ方向の中間部に蛇腹状の伸縮自在な伸縮部14aを備え、クランク軸1aと平行に設けられる。
なお、触媒付きマフラーをエンジンに搭載するのではなく、上部旋回体(アッパーフレーム)に設けた架台にUボルトで取付ける技術も公知である(特許文献2参照)。
特開2004−293495号公報 特開2008−254572号公報
図9に示す触媒付きマフラー8を、図8に示す標準マフラー2と同様に、スペース効率良く搭載するためにマフラー中心線Xが図8のクランク軸1a(図9中のYはクランク軸中心線である)とほぼ直交する状態で、マフラーマウント機構5によってエンジン上方に水平に設置することは可能である。
ところが、このマフラー取付構造によると、エンジン1の爆発力変動に伴う振動(クランク軸1aまわりの回転方向振動であるロール振動等)によって触媒付きマフラー8が加振され、同マフラー8が上下方向だけでなく、クランク軸方向(Y方向)及びこれと直交するマフラー軸方向(X方向)に振動する。
この場合、振動の加速度そのものが、触媒付きマフラー8の保護のために設定される加速度制限を超えていなくても、エンジン1の加振周波数が、マフラーマウント機構5全体の固有振動数に一致または接近すると共振現象が発生し、振動が増幅されてマフラー8の加速度制限を超えてしまう。この現象は、とくに、加振作用によって大きなモーメントが作用するマフラー軸方向の振動について起こる可能性が高い。
こうなると、排ガス浄化装置9のコア10がケース11内で滑り動いて磨耗し、気密性が低下して排ガスが漏れるため、早期に浄化機能が低下することになる。
なお、上記共振現象は、触媒付きマフラー8をエンジン1に対してボルト結合や溶接等によって剛結した場合にも回避できない。
一方、特許文献2に示されているように同マフラー8をエンジン1でなくアッパーフレームに取付けた場合は、エンジン1とマフラー8との間に相対変位が生じることから、フレキシブル排気管14(伸縮部14a)の変形量を大きくとる必要がある。
従って、フレキシブル排気管14の必要長が長くなり、その分、架台も大形化するため、エンジン搭載方式と比べてマフラー設置スペースが大きくなり、搭載性が悪くなるという弊害が生じる。
そこで本発明は、マフラー設置スペースが小さくてすむエンジン搭載方式をとりながら、エンジンの加振作用による触媒付きマフラーの振動を抑えることができる触媒付きマフラーの取付装置を提供するものである。
請求項1の発明は、エンジンからの排ガス中の有害物質を除去する排ガス浄化装置を備えた触媒付きマフラーを、マフラー中心線がエンジンのクランク軸とほぼ直交し、かつ、エンジンに接続されるフレキシブル排気管が上記クランク軸と平行となる状態でマウント機構を介してエンジンの上方に水平に取付ける触媒付きマフラーの取付装置において、
(A) 上記マウント機構として、上記触媒付きマフラーのクランク軸方向及びマフラー軸方向の各二個所に防振マウント手段を設け、
(B) 各防振マウント手段は、エンジンに結合されたエンジン側ブラケットと、触媒付きマフラーに結合されたマフラー側ブラケットと、ゴム等のバネ要素と、両ブラケット及びバネ要素を固定する締結具とにより、上下方向、クランク軸方向及びマフラー軸方向の三方向の防振作用を発揮するように構成し、
(C) 上記各防振マウント手段を合わせたマフラーマウント機構全体としてのトータルの三方向の固有振動数が、上下方向のみ上記エンジンの加振周波数範囲内にあり、クランク軸方向及びマフラー軸方向は加振周波数範囲外となるように、上記触媒付きマフラーの質量との関係において上記バネ要素のバネ定数を設定したものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、上記防振マウント手段のクランク軸方向の設置間隔をD1、マフラー軸方向の設置間隔をD2として、D1<D2に設定したものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、上記フレキシブル排気管は長さ方向の中間部に伸縮自在な伸縮部を備え、この伸縮部の中心から触媒付きマフラーまでの距離をd1、エンジンまでの距離をd2として、d1<d2に設定したものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの構成において、上記各防振マウント手段を、触媒付きマフラーを上から見たときの上記排ガス浄化装置の投影の範囲内に設けたものである。
本発明によると、クランク軸方向及びマフラー軸方向各二個所に設けられた防振マウント手段を合わせたマフラーマウント機構全体としてのトータルの三方向の固有振動数を、上下方向のみエンジンの加振周波数範囲内にあり、クランク軸方向及びマフラー軸方向は加振周波数範囲外となるように各防振手段におけるバネ要素のバネ定数を設定したから、加振作用によってモーメントが生じ、かつ、共振すると排ガス浄化装置が受けるダメージが大きいクランク軸方向及びマフラー軸方向の共振を回避することができる。
これにより、触媒付きマフラー全体として最善の防振性を確保し、同マフラーのダメージ(排ガス浄化装置の磨耗、これによる気密性の低下)を抑えることができる。
この場合、クランク軸方向の防振性が高くなることで、クランク軸と平行なフレキシブル排気管の変形量が大きくなるが、同排気管の伸縮部の軸方向の伸縮強度がこれと直交する方向(マフラー軸方向及び上下方向)と比べて高いため、伸縮部の長さが短くてすむ。
従って、排気管の全長を短くし、その占有スペースを小さくできるため、良好な搭載性を確保することができる。
請求項2の発明によると、防振マウント手段のマフラー軸方向の設置間隔D2(モーメントスパン)をクランク軸方向の設置間隔D1よりも大きく設定したから、クランク軸方向の次にマフラー軸方向の防振性を高くして振動を抑え、排ガス浄化装置が受けるダメージを軽減することができる。
請求項3の発明によると、フレキシブル排気管の伸縮部の中心からマフラーまでの距離(マフラー側距離)d1を、エンジンまでの距離(エンジン側距離)d2よりも小さく設定したから、エンジンの加振作用によってマフラーにマフラー軸まわりの回転力が発生したときに、伸縮部の伸縮量が小さくなる。このため、フレキシブル排気管の耐久性を高めることができる。
請求項4の発明によると、防振マウント手段を、触媒付きマフラーを上から見たときの排ガス浄化装置の投影の範囲内に設けたから、いいかえれば防振マウント部分が上から見て排ガス浄化装置外にはみ出さないため、この防振マウント部分が付近の機器類と干渉するおそれがなく、搭載性がさらに良いものとなる。
本発明の第1実施形態を示す上面図である。 同、正面図である。 同、側面図である。 図2のイ部の拡大図である。 4気筒、6気筒それぞれのエンジン形式においてエンジン回転による振動周波数と防振マウント手段の各方向の固有振動数との関係を示す図である。 本発明の第2実施形態を示す側面図である。 本発明の第3実施形態を示す一部拡大側面図である。 従来の標準マフラーの取付構造を示す正面図である。 触媒付きマフラーの上面図である。
本発明の実施形態を図1〜図7によって説明する。
第1実施形態(図1〜図5参照)
実施形態において、
(I) 触媒付きマフラー15が、エンジン1の上方に、エンジン1のクランク軸1a(図1中のYはクランク軸中心線である)とほぼ直交する(完全直交またはそれに近い角度で交差する)水平姿勢で設置される点、
(II) この触媒付きマフラー15は排ガス浄化装置16を備えている点、
(III) この排ガス浄化装置16は、排ガス中のPM等の除去する円筒形のコア17が円筒形のケース18に内蔵されて成る点、
(IV) この排ガス浄化装置16の入口側に前側消音室19、出口側に後側消音室20がそれぞれ設けられてマフラー15が構成される点、
(V) 前側消音室19とエンジンとを接続するフレキシブル排気管21が設けられ、同排気管21の軸方向中間部に蛇腹状の伸縮部21aが設けられている点
は、図9に示す触媒付きマフラー8と同じである。
この触媒付きマフラー15を上から見たときの排ガス浄化装置16の投影の範囲(図1中、太線で囲った範囲)内において、クランク軸方向及びマフラー軸方向の各二個所(計4個所)に防振マウント手段22が設けられている。
この防振マウント手段22は、エンジン1に結合されたエンジン側ブラケット23と、触媒付きマフラー15(排ガス浄化装置16のケース18の下面)に結合されたマフラー側ブラケット24と、この両ブラケット23,24間及びエンジン側ブラケット23の下面側に設けられたゴム等のバネ要素25,26と、両ブラケット23,24及びバネ要素25,26を固定する締結具27(ボルト、ナット、ワッシャ)とにより、上下方向、クランク軸方向及びマフラー軸方向の三方向の防振作用を発揮するように構成されている。
なお、エンジン側ブラケット23は、すべての防振マウント手段22に共用される状態で、マフラー側ブラケット24はマフラー軸方向の両側でクランク軸方向のニ個所について共用される状態でそれぞれ設けられている。
ここで、各防振マウント手段22…は次のように配置されている。
(i) 図2に示すように、マフラー軸方向両側の防振マウント手段22,22は、正面視でマフラー長さ方向の中心を通る直線L1に対して等角度θ,θで配置されている。
(ii) 図3に示すように、クランク軸方向両側の防振マウント手段22,22は、側面視でマフラー中心を通る直線L2に対して上記正面視での角度θよりも小さい等角度βで配置されている。
(iii) 図1に示すように、防振マウント手段22…のクランク軸方向の設置間隔をD1、マフラー軸方向の設置間隔をD2として、D1<D2に設定されている。
一方、フレキシブル排気管21において、伸縮部21aの中心から触媒付きマフラー15(前側消音室19)までの距離をd1、エンジン1までの距離をd2として、d1<d2に設定されている。
このマフラー取付装置の特徴的構成を説明する。
触媒付きマフラー15は、エンジン回転時の加振作用によって水平ニ方向(クランク軸方向及びマフラー軸方向)と上下方向の三方向に振動する。
この場合、水平ニ方向については、加振作用によってモーメントが働くため、このモーメントが作用しない上下方向と比べて、共振によって排ガス浄化装置16が受けるダメージが大きい。
一方、4個所の防振マウント手段22…を合わせたマフラーマウント機構全体としてのトータルでの三方向すべての固有振動数をエンジンの加振周波数の範囲外に設定できれば、三方向すべての共振を回避することができる。
しかし、加振作用によってモーメントが作用する水平二方向と、モーメントが作用しない上下方向とでは固有振動数が大きく異なるため、三方向すべての固有振動数をエンジンの加振周波数範囲外に設定すると、フレキシブル排気管21の伸縮部21aの変形量が大きくなり、前記のように同排気管21の全長増加による搭載性の悪化、もしくは伸縮部21aの強度不足を招く。
この装置においては、以上の事情に基づいて次のような最善の防振設定がなされている。
図5は、4気筒及び6気筒の二種類のエンジン形式において、各防振マウント手段22…を合わせたマフラーマウント機構全体としてのトータルの各方向(クランク軸方向、マフラー軸方向、上下方向)の固有振動数範囲を、エンジンのローアイドル回転時(たとえば1000rpm)及びハイアイドル回転時(同2100rpm)の振動の周波数との関係においてどのように設定しているかを示す。
同図に示すように、この装置においては、両エンジン形式において、上下方向の固有振動数のみがローアイドル、ハイアイドル両エンジン回転による加振周波数範囲内(たとえば4気筒エンジンで47.1〜49.5Hz、6気筒エンジンで56.6〜70.7Hz)にあり、クランク軸方向及びマフラー軸方向の固有振動数は加振周波数範囲外(たとえば4気筒エンジンで23.6Hz以下、6気筒で28.3Hz以下)となるように、触媒付きマフラー15の質量との関係において各防振マウント手段22…におけるバネ要素25,26のバネ定数が設定されている。
なお、図5中の「影響なし」とは、ローアイドル、ハイアイドル両エンジン回転による加振周波数に起因する共振の力の伝達率が小さい範囲(たとえば両アイドル回転の上側では1以下、下側では2以下)となるようにバネ定数を設定しているということを意味する。
こうすれば、加振作用によってモーメントが生じ、かつ、共振すると排ガス浄化装置16が受けるダメージが大きいクランク軸方向及びマフラー軸方向の共振を回避することができる。
これにより、触媒付きマフラー15全体として最善の防振性を確保し、同マフラー15のダメージ(排ガス浄化装置の磨耗、これによる気密性の低下)を抑えることができる。
この場合、クランク軸方向の防振性が高くなることで、クランク軸と平行なフレキシブル排気管21の変形量が大きくなるが、同排気管21の伸縮部21aの軸方向の伸縮強度がこれと直交する方向(マフラー軸方向及び上下方向)と比べて高いため、伸縮部21aの長さが短くてすむ。
従って、フレキシブル排気管21の全長を短くし、その占有スペースを小さくできるため、良好な搭載性を確保することができる。
一方、この装置によると、防振マウント手段22…のマフラー軸方向の設置間隔D2(モーメントスパン)をクランク軸方向の設置間隔D1よりも大きく設定したから、クランク軸方向の次にマフラー軸方向の防振性を高くして振動を抑え、排ガス浄化装置16が受けるダメージを軽減することができる。
また、フレキシブル排気管21の伸縮部21aの中心からマフラー15(前側消音室19)までの距離(マフラー側距離)d1を、エンジンまでの距離(エンジン側距離)d2よりも小さく設定したから、エンジンの加振作用によってマフラー15にマフラー軸まわりの回転力が発生したときに、伸縮部21aの伸縮量が小さくなる。このため、フレキシブル排気管21の耐久性を高めることができる。
さらに、防振マウント手段22…を、触媒付きマフラー15を上から見たときの排ガス浄化装置16の投影の範囲(図1中の太線で囲った範囲)内に設けたから、いいかえれば防振マウント部分が上から見て排ガス浄化装置16外にはみ出さないため、この防振マウント部分が付近の機器類と干渉するおそれがなく、搭載性がさらに良いものとなる。
第2実施形態(図6参照)
以下の第2、第3両実施形態については第1実施形態との相違点のみを説明する。
第2実施形態においては、触媒付きマフラー15を、その長さ方向中心がクランク軸1aに対して正面視で左右片側にオフセットした状態で設置している。αはオフセット量を示す。
また、このオフセットに伴い、マフラー軸方向両側の防振マウント手段22,22を、正面視でマフラー長さ方向の中心を通る直線Lに対して異なる角度θ1,θ2(θ1<θ2)で配置している。
防振マウント手段22の構成そのものは、両側マフラー側ブラケット24,24の水平方向長さが異なる点以外、第1実施形態と同じである。
なお、第1実施形態では、図3に示すように、クランク軸方向両側の防振マウント手段22,22を、側面視でマフラー中心を通る直線L2に対して等角度βで配置したが、このクランク軸方向両側の防振マウント手段22,22を直線L2に対して異なる角度で配置してもよい。
第3実施形態(図7参照)
触媒付きマフラー15の側面視において、片側の防振マウント手段22を垂直ではなく水平に設けてもよい。あるいは、水平と垂直の間で傾斜して設けてもよい。
その他の実施形態
(1) 防振マウント手段22のバネ要素25,26として、図示のゴムに代えてコイルバネを用いてもよい。あるいは、ゴムとコイルバネを併用してもよい。
(2) 各防振マウント手段22…は、マウント部分が上から見て排ガス浄化装置16からはみ出ないように上記実施形態のように同装置16の上から見た投影の範囲内に配置するのが望ましいが、付近に干渉する機器類がない場合等、搭載性に問題がない場合は、上記範囲外に配置してもよい。
1 エンジン
1a クランク軸
15 触媒付きマフラー
16 排ガス浄化装置
17 排ガス浄化装置のコア
18 同、ケース
19 前側消音室
20 後側消音室
21 フレキシブル排気管
21a 伸縮部
22 防振マウント手段
23 エンジン側ブラケット
24 マフラー側ブラケット
25,26 バネ要素
27 締結具
D1 マフラー軸方向両側の防振マウント手段の設置間隔
D2 クランク軸方向両側の防振マウント手段の設置間隔
d1 フレキシブル排気管の伸縮部の中心から触媒付きマフラーまでの距離
d2 同、エンジンまでの距離
X マフラー中心線
Y クランク軸中心線

Claims (4)

  1. エンジンからの排ガス中の有害物質を除去する排ガス浄化装置を備えた触媒付きマフラーを、マフラー中心線がエンジンのクランク軸とほぼ直交し、かつ、エンジンに接続されるフレキシブル排気管が上記クランク軸と平行となる状態でマウント機構を介してエンジンの上方に水平に取付ける触媒付きマフラーの取付装置において、
    (A) 上記マウント機構として、上記触媒付きマフラーのクランク軸方向及びマフラー軸方向の各二個所に防振マウント手段を設け、
    (B) 各防振マウント手段は、エンジンに結合されたエンジン側ブラケットと、触媒付きマフラーに結合されたマフラー側ブラケットと、ゴム等のバネ要素と、両ブラケット及びバネ要素を固定する締結具とにより、上下方向、クランク軸方向及びマフラー軸方向の三方向の防振作用を発揮するように構成し、
    (C) 上記各防振マウント手段を合わせたマフラーマウント機構全体としてのトータルの三方向の固有振動数が、上下方向のみ上記エンジンの加振周波数範囲内にあり、クランク軸方向及びマフラー軸方向は加振周波数範囲外となるように、上記触媒付きマフラーの質量との関係において上記バネ要素のバネ定数を設定した
    ことを特徴とする触媒付きマフラーの取付装置。
  2. 上記防振マウント手段のクランク軸方向の設置間隔をD1、マフラー軸方向の設置間隔をD2として、D1<D2に設定したことを特徴とする請求項1記載の触媒付きマフラーの取付装置。
  3. 上記フレキシブル排気管は長さ方向の中間部に伸縮自在な伸縮部を備え、この伸縮部の中心から触媒付きマフラーまでの距離をd1、エンジンまでの距離をd2として、d1<d2に設定したことを特徴とする請求項1または2記載の触媒付きマフラーの取付装置。
  4. 上記各防振マウント手段を、触媒付きマフラーを上から見たときの上記排ガス浄化装置の投影の範囲内に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の触媒付きマフラーの取付装置。
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