JP2011092235A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホール従業員が本体枠の施錠機構の鍵穴に鍵を差し込んだまま、本体枠の裏側のメンテナンスを行っている場合に、遊技者が鍵穴に挿入されたままの鍵を操作してガラス扉を不正に開放することを防止できるようにする。
【解決手段】
外枠1と、該外枠1に対して開放可能に取り付けられる本体枠2と、該本体枠2に対して開放可能に取り付けられるガラス扉3と、外枠1に対して本体枠2を施錠可能にすると共に、本体枠に対してガラス扉を施錠可能な施錠機構4とを備えるパチンコ遊技機において、施錠機構4を操作する鍵が該施錠機構4に備えられるシリンダー錠47の鍵穴47Nに差し込まれ、外枠1に対して本体枠2が前方へ開放された状態で、鍵穴47Nに差し込んだままの鍵を操作することによるガラス扉3の不正な開放を規制する規制手段5をさらに備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、パチンコホールなどの遊技場に設置されるパチンコ遊技機の施錠装置の改良にかかり、特に、外枠に対して開閉可能に取り付けられた本体枠を前方へ開放している状態において、本体枠の前面に開閉可能に取り付けたガラス扉が不正に開放されるのを防止する機能を備えたパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機は、遊技島に取り付けられる略矩形の木製の外枠と、この外枠によりヒンジ金具を介して開閉可能に支持され、前面にて遊技盤を保持する本体枠と、該本体枠の前面にヒンジを介して開閉可能に保持され、前記遊技盤の盤面を正面から視認可能な窓を備えたガラス扉(前枠)と、外枠に対して本体枠を施錠可能とすると共に、本体枠に対してガラス扉を施錠可能とする施錠機構とを備えている。
施錠機構は、施錠位置と開錠位置との間を上下に移動できるように設けられた細長い板状の可動部材と、鍵の操作に連動してフック体を上下動させるカム片を有するシリンダー錠と、可動部材が施錠位置に移動した際にその可動部材の上下に一体形成された係止爪と係合する可動係止爪とを備えている。シリンダー錠の表面には、鍵穴が形成されると共に、その内面の軸部には、カム片が形成されている。また、フック体には、その略中央にカム片が当接するようにカム係合部が形成されており、フック体の上下にはこれを常時下方に付勢させるスプリングが取り付けられている。
そして、施錠機構は、シリンダー錠の鍵穴に差し込んだ鍵の操作によってカム片が回動すると、カム片が可動部材のカム係合部を押上げ、可動部材は、スプリングの付勢力に抗して上方に移動する。このとき係止爪は、可動係止爪との係合が解除される解錠位置に移動する。また鍵を鍵穴から引き抜くと、可動部材は、スプリングの付勢力により押し下げられ、カム係合部の下動に伴ってカム片を初期位置に回動させ、また係止爪は、可動係止爪と係合する施錠位置に移動する。
すなわち、施錠機構は、鍵をシリンダー錠の鍵穴に差し込み、鍵を一方方向(例えば、時計回り、すなわち右回り)に回転操作すると、外枠と本体枠とが開錠して、本体枠を外枠から前方へ開放することが出来る。また、施錠機構は、鍵を他方方向(例えば、反時計回り、すなわち左回り)に回転操作すると、本体枠とガラス扉とが開錠して、ガラス扉の開放が可能になる。そして、これらの回転操作は、それぞれ個別に行うことができるようになっている(特許文献1の[従来技術]を参照)。
特公平7−44968号公報
ところで、ホール営業中に遊技機のメンテナンスを行う場合、ホール従業員は本体枠の施錠機構の鍵穴に鍵を差し込み、本体枠を開錠して前方へ開放すると共に、鍵穴に鍵を差し込んだまま、本体枠背面の球通路の玉詰まり解消や、遊技島内の球供給樋の玉詰まり解消などのメンテナンスを行う場合が多い。
このとき、ホール従業員がメンテナンス作業に意識を集中している場合は、鍵に対する注意力が低下する。このような状況下で、遊技機を前に着席している遊技者がホール従業員の目を盗んで鍵を操作し、本体枠の前面のガラス扉を不正開放すると、遊技盤面に対する不正行為を容易に行える状態となる。
このような不正行為を予防するため、メンテナンス時に、ホール従業員は、遊技機の本体枠とガラス扉の上部に片方の手を添え、もう一方の手で遊技機の背面や遊技島の内部のメンテナンスを行って、ガラス扉が不正に開放されてもすぐに判るようにする場合もあるが、メンテナンスが片手での動作になるため、きわめて非効率である。
なお、本体枠を外枠から前方へ開放してメンテナンスを行う場合には、その都度、鍵を鍵穴から引き抜いて作業を行うよう従業員に指導しているホールもあるが、従業員が鍵を抜き忘れた場合には、前述のような不正開錠を誘発するおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ホール従業員が本体枠の施錠機構の鍵穴に鍵を差し込んだまま、本体枠の裏側のメンテナンスを行っている場合に、遊技者が鍵穴に挿入された鍵を操作してガラス扉を不正に開放することを防止できるようにしたパチンコ遊技機を提供することを課題とする。
本発明は、上記の課題を解決するためのものであって、遊技島に固定される略矩形状の外枠と、該外枠に対しヒンジ金具により開放可能に取り付けられる本体枠と、該本体枠の前面に対しヒンジを介して開放可能に取り付けられるガラス扉と、前記本体枠側に設けられ外枠に対して本体枠を施錠可能にすると共に、本体枠に対してガラス扉を施錠可能な施錠機構とを備えるパチンコ遊技機において、前記外枠から前方へ本体枠が開放された状態では、ガラス扉の開放を規制し、かつ、前記外枠に対して本体枠が閉鎖された状態では、施錠機構の鍵穴に差し込まれた鍵によるガラス扉の開放を許容する規制手段をさらに備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、本体枠が外枠から前方へ開放された状態では、規制手段によって、本体枠に対するガラス扉の開放が強制的に規制されることから、ホール従業員が、鍵を鍵穴に差し込んだままで、本体枠を外枠から前方へ開放してパチンコ遊技機の背面や遊技島の内部のメンテナンス作業を行っている場合に、鍵穴に差し込んだままの鍵を操作したとしてもガラス扉は開放されない。したがって、この状態において、ガラス扉が遊技者によって不正に開放されることを防止できる。
また、本発明における前記規制手段は、本体枠側に設けられガラス扉に対して係脱可能な可動部材を備えたソレノイドと、外枠に対する本体枠の開閉状態を検知可能な検知手段とを備え、かつ、本体枠が外枠から前方へ開放されたときに、検知手段によるこの開放の検知によってソレノイドの可動部材が移動しガラス扉に対して係合してガラス扉の開放を規制し、本体枠が外枠に対して閉鎖されたときに、検知手段によるこの閉鎖の検知によってソレノイドの可動部材が移動しガラス扉との係合を解除してガラス扉の開放を許容する構成を採用できる。
かかる構成によれば、本体枠が外枠から前方へ開放されているときに、検知手段によってこの開放状態を検知し、ソレノイドによってガラス扉の開放を規制することで、ホール従業員が、鍵を鍵穴に差し込んだままで、本体枠を開放してパチンコ遊技機の背面や遊技島の内部のメンテナンス作業を行っている場合に、鍵穴に差し込んだままの鍵を操作したとしてもガラス扉は開放されない。これによって、この状態において、ガラス扉が遊技者によって不正に開放されることを防止できる。
しかも、外枠に対して本体枠を閉じたときに、検知手段によってこの閉鎖状態を検知し、ソレノイドによって自動的にガラス扉の規制を解除することができるので、ホール従業員が規制解除操作をその都度行う必要がなく、作業性の良いものとなる。
また、本発明は、前記規制手段が、本体枠側に設けられ外枠に接触可能な接触部とガラス扉を規制可能な規制部とを有する規制部材を備え、規制部材は、本体枠が外枠から前方へ開放されているときに、接触部が外枠から離れることによって規制部がガラス扉の開放を規制し、本体枠が外枠に対して閉鎖されているときに、接触部が本体枠に接触することによって規制部がガラス扉の開放規制を解除する構成を採用できる。
かかる構成によれば、本体枠が外枠から前方へ開放されているときに、規制部材58によってガラス扉の開放を規制することで、ホール従業員が、鍵を鍵穴に差し込んだままで、本体枠を開放してパチンコ遊技機の背面や遊技島の内部のメンテナンス作業を行っている場合に、鍵穴に差し込んだままの鍵を操作したとしてもガラス扉は開放されない。これによって、この状態において、ガラス扉が遊技者によって不正に開放されることを防止できる。
しかも、外枠に対して本体枠を閉じたときに、規制部材が自動的にガラス扉の規制を解除することができるので、ホール従業員がわざわざ規制解除操作を行う必要がなく、作業性の良いものとなる。
本発明によれば、ホール従業員が本体枠の施錠機構の鍵穴に鍵を差し込んだまま、本体枠の裏側や遊技島の内部のメンテナンスを行っている場合に、遊技者が鍵穴に挿入されたままの鍵を操作してガラス扉を不正に開放することを防止できる。
本発明の第1実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図を示す。 ガラス扉が本体枠に対して閉じた状態で、本体枠が外枠から開放された状態を示す正面図である。 同実施形態に係るパチンコ遊技機における施錠機構部の縦断面図を示す。 同実施形態に係るパチンコ遊技機のガラス扉の背面に設けられる補強板を背面側から見た斜視図を示す。 (a)は、同実施形態に係るパチンコ遊技機の施錠機構の正面図、(b)は、同施錠機構の側面図、及び(c)は、同施錠機構の背面図、を示す。 規制手段を示す断面図である。 規制手段を示す断面図である。 規制手段の回路図である。 第2実施形態に係る規制手段の断面図である。 同じく規制手段の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づき説明する。図1〜図8は本発明に係るパチンコ遊技機の第1実施形態を示す。
パチンコ遊技機は、木製の外枠1と、該外枠1に対して開放可能に取り付けられる本体枠2と、該本体枠2に対して開放可能に取り付けられるガラス扉3と、外枠1に対して本体枠2を施錠可能にすると共に、本体枠2に対してガラス扉3を施錠可能な施錠機構4と、本体枠2が外枠1に対して開放された状態で、ガラス扉3の本体枠2に対する開放を規制する規制手段5と備える。
外枠1は、パチンコ遊技機の外形を形成すべく、略矩形状に枠組みされ金具によって補強されている。そして、この外枠1は、遊技場内に設けられる遊技島に釘や木ネジで固定されている。
本体枠2は、円形の遊技盤面を備えた遊技盤21を前面に保持している。また、この本体枠2は、外枠1の(パチンコ遊技機の正面から見て)左端の上下に設けたヒンジ金具11,11を介して外枠1により揺動開閉自在に支持されている。
また、本体枠2は、その下部前面に、図示していない賞球払出装置から払い出される賞球を貯留するための上皿8aを備えている。また、本体枠2は、上皿8aの下部に、上皿8aからオーバーフローした賞球(パチンコ球)を貯留するための下皿8bを備えている。そして、本体枠2には、上皿8aに貯留したパチンコ球を遊技盤21へ発射するための発射ハンドル9が設けられている。更に、本体枠2には、上皿8aの左右両側に位置するスピーカ10,10が設けられている。
ガラス扉3は、本体枠2の前面側に備えられている。このガラス扉3は、遊技盤21の円形の遊技盤面が視認可能な丸窓の背後において二重の透明ガラス22を備えている。そして、ガラス扉3は、本体枠2の左端の上下に設けられたヒンジ23,23を介して本体枠2に対して開閉自在に取り付けられている。
施錠機構4は、本体枠2に固定される固定枠部材41と、該固定枠部材41の上方に移動付勢された可動部材43と、鍵の操作に連動して可動部材43を上下動するカム片を有するシリンダー錠47と、本体枠2からガラス扉3を開放するのを阻止する上下一対の可動係止爪24,24と、本体枠2を外枠1に固定するための上下一対のロック爪25,25とを備えている。
固定枠部材41は、平面視コの字状で縦長状に形成されている。また、固定枠部材41には、上下方向に移動自在で、且つ所定間隔を置いて配置された2個の第1コイルバネ42,42が設けられている。
可動部材43は、第1コイルバネ42,42により上方に移動付勢されている。また、可動部材43の略中央には、シリンダー錠47のカム片が当接されている。そして、可動部材43の上下には、カム片を常時下方に付勢するスプリングが取り付けられている。
シリンダー錠47は、表面に形成される鍵穴47Nと、内面の軸部に形成される回転カム48とを備えている。鍵穴47Nは、鍵を差し込むことができるようになっている。また、回転カム48は、鍵穴47Nに差し込まれた鍵を回転させることにより、シリンダー錠47の回転と連動して、可動部材43を上下方向に移動させる。
可動係止爪24は、本体枠2に、上方に向けて突出して形成されている。そして、可動係止爪24は、この可動係止爪24の爪部24A,24Aがガラス扉3の開放端側の上下に設けた第1係止爪31,31に上下方向からそれぞれ係止する。このようにして、可動係止爪24は、本体枠2からガラス扉3が開放するのを阻止している。
なお、第1係止爪31,31は、図3及び図4に示すように、ガラス扉3の背面に設けられる金属製補強板32の背面の左側(遊技機の背面側から見て)に溶接されるプレート板33の上下端に備えられている。そして、第1係止爪31,31は、このプレート板33に左右方向外側に延びるように形成された突出片からなっている。
ロック爪25,25は、本体枠2の開放端側に対応する外枠1側の上下に設けた第2係止爪12,12(図2参照)に上下方向からそれぞれ係止するようになっている。このようにして、ロック爪25,25は、本体枠2を外枠1に固定している。また、ロック爪25,25のそれぞれは、第2コイルバネ44,44により反時計回りに揺動付勢されている。そして、ロック爪25,25は、固定枠部材41に水平軸芯X回り(時計回り)に揺動できるように構成されている。
施錠機構4の施錠操作及び施錠解除操作について、図5を参酌しつつ説明する。まず、図5(a)に示すように、固定枠部材41の下部に設けたシリンダー錠47に鍵を差し込む。そして、例えば、一点鎖線で示すように反時計回り(A2方向)にシリンダー錠47を回転させると、シリンダー錠47の背面に備えた回転カム48の上側のカム片48A(図5(c)参照)が可動部材43の上側の貫通孔43Aに係合し、可動部材43を下方に移動させる。上側のカム片48Aが可動部材43を下方へ移動させることにより、可動係止爪24,24を下方(図5(b)の一点差線で示す方向)に移動させ、本体枠2に対してガラス扉3が施錠解除する。このとき、ロック爪25,25は、ロックされた状態を維持している。よって、本体枠2は、外枠1に対して施錠されたままとなる。
一方、シリンダー錠47に鍵を差し込んで、二点鎖線で示すように時計回り(A1方向)にシリンダー錠47を回転させると、回転カム48の下側のカム片28Bが可動部材43の下側の貫通孔43Bに係合し、可動部材43を上方に移動させる。可動部材43が上方へ移動することにより、第2当接片46,46は、ロック爪25,25に当接してロック爪25,25を図5(b)に示すように時計回りに揺動させる。このようにして、ロック爪25,25をロック解除すると、外枠1に対して本体枠2は、施錠を解除する。このとき、可動係止爪24は、第1コイルバネ42,42の付勢力によりロックが維持される。そして、ガラス扉3は、再び、可動部材43が上方へ移動して、本体枠2に対して施錠する。
規制手段5は、図6、図7に示すように、ガラス扉3に対して係脱可能なソレノイド51と、外枠1に対する本体枠2の開閉状態を検知可能な検知手段52とを備える。ソレノイド51と検知手段52は、本体枠2に設けられている。なお、この図6、図7は、外枠1、本体枠2、ガラス扉3、施錠機構4、及び規制手段5の関係を示す概念的な図である。
ソレノイド51は、ガラス扉3に係脱可能な可動芯体(可動部材)51aを有する。前記施錠機構4は、この可動芯体51aが係合する係合部49を有する。係合部49は、施錠機構4の前記可動係止爪24と一体に形成されている。係合部49は板状に構成され、本体枠2を貫通してパチンコ遊技機の内部側に突出して形成されている。この係合部49には、ソレノイド51の可動芯体51aが係合可能な係合孔49aが係合部49の厚さ方向に貫通して形成されている。
ソレノイド51と検知手段52とは電気的に接続されている。検知手段52は、本実施形態では、本体枠2に接触したときに、ソレノイド51の可動芯体51aを前記係合部49の係合孔49aに係合させるためのスイッチである。また、この検知手段52は、本体枠2から離れたとき(接触が解除されたとき)に、可動芯体51aを前記係合孔49aから離す(係合を解除する)ためのスイッチでもある。
検知手段52は、外枠1と接触可能な接触部53と、この接触部53を支持するスイッチ本体54とを有する。スイッチ本体54には、接触部53がスイッチ本体54から突出するように付勢する付勢手段(例えばバネ部材)が設けられている。これにより、接触部53は、その一端部がスイッチ本体54に対して出退自在に突出している。
図6に示すように、本体枠2が外枠1に対して閉鎖されたとき(閉じられたとき)、検知手段52は、接触部53が外枠1に対して接触した状態となる。このように接触部53が外枠1に接触したことにより、検知手段52は、本体枠2が閉鎖されたことを検知することができる。このとき、検知手段52のこの検知信号によってソレノイド51が作動する。具体的には、ソレノイド51は、可動芯体51aを後退するように作動させる。これにより、可動芯体51aは、前記係合部49の係合孔49aから離れる。この状態では、ソレノイド51の可動芯体51aは、施錠装置4の可動係止爪24を規制しない。したがって、施錠装置4の鍵穴47Nに差し込まれた鍵を操作することで、ガラス扉3を開放することができる。
一方、図7に示すように、鍵の操作によって施錠機構4が操作され、外枠1に対する本体枠2の施錠が解除され、本体枠2が開かれたとき、接触部53は外枠1から離れるとともに、前記付勢手段による付勢によってスイッチ本体54から突出する。検知手段52は、接触部53のこの突出によって、本体枠2が外枠1から開放されたことを検知する。
検知手段52のこの検知によって、ソレノイド51が作動する。具体的には、ソレノイド51は、前記係合部49の係合孔49aに入るように可動芯体51aを突出させる。これにより、可動芯体51aと係合部49とが係合する。
可動芯体51aが前記係合孔49aに係合すると、この係合部49に一体に形成される可動係止爪24の動きが規制される。具体的には、可動係止爪24は、可動芯体51aによって、ガラス扉3に設けられている第1係止爪31を掛止した状態のまま、動かないように規制される。これにより、ガラス扉3は、閉じた状態を維持するように規制される。
図8は、本実施形態の変形例に係る規制手段5の回路図を示す。この回路は、複数(図例では2つ)の検知手段(スイッチ)52と、ソレノイド51と、電源55と、各スイッチの保護手段56とを有する。この回路において、2つの検知手段52、電源55及びソレノイド51は、直列に接続されている。保護手段56は、コンデンサ56aと、抵抗56bとを有する。この回路において、保護手段56は、直列に接続される2つの検知手段52に対して並列に接続されている。
この例によれば、本体枠2を外枠1に対して閉じたときに、直列に接続された2つの検知手段(スイッチ)52がONになり、ソレノイド51がガラス扉3に対する規制(係合部49に対する係合)を解除するように動作する。また、本体枠2を外枠1から開放したときに、検知手段(スイッチ)52がOFFになり、ソレノイド51がガラス扉3の開放を規制するように動作する。このように、2つの検知手段52を規制手段5として例えば上下方向や左右方向に互いに離れた位置に設けることによって、不正行為をより効果的に防止できるようになる。
本実施形態は、この変形例のみに限らず、例えば、本体枠2を外枠1に対して閉じたときに、検知手段52がOFFになり、これによってソレノイド51がガラス扉3の規制を解除するようの動作し、本体枠2を開放したときに、検知手段52がONになり、ソレノイド51がガラス扉3を規制するように構成されていてもよい。このようにすることで、例えばホール営業終了後に、遊技機の電源がOFFになった場合でも、ガラス扉3を開放してメンテナンス作業を行うことができるようになる。
以上説明した本実施形態のパチンコ遊技機によれば、本体枠2が外枠1に対して閉鎖されているときに、規制手段5によって、本体枠2に対するガラス扉3の開放を規制することができる。したがって、ホール従業員が外枠1に対して本体枠2を前方(従業員から見て手前の方向)に引いて開放し、パチンコ遊技機の裏面や遊技島の内部のメンテナンス作業を行う場合において、例えば、遊技者が、施錠装置4の鍵穴に差し込まれた鍵を操作しても、ガラス扉3が開くことはない。
また、規制手段5が検知手段52とソレノイド51を有することで、本体枠2が外枠1に対して閉鎖されたとき、又は本体枠2が外枠1から開放されたとき、この規制手段5によって、ガラス扉3の規制・規制解除が自動的に行われるため、ホール従業員がわざわざ、この規制・規制解除の操作を行う必要がなく、メンテナンス作業を効率良く行うことができるようになる。
図9、図10は、本発明に係るパチンコ遊技機の第2実施形態を示す。図10、図11は、外枠1、本体枠2、ガラス扉3、施錠機構4、及び規制手段5の関係を示す概念的な図である。第2実施形態に係るパチンコ遊技機は、規制手段5の構成が第1実施形態と異なる。
規制手段5は、ガラス扉3の開放を規制するための規制部材58と、この規制部材58を所定の方向に付勢する付勢部材59とを有する。
規制部材58は、所定の方向に突出する突起部を有する。以下、一方の突起部を第1突起部58aといい、他方の突起部を第2突起部58bという。第1突起部58aと第2突起部58bは連結部58cによって連結されている。
第1突起部58aは、本体枠2が外枠1に対して閉鎖されたときに、その先端が外枠1に接触するように、外枠1に向かって突出している。すなわち、この第1突起部58aは、本体枠2が閉鎖されたときに、外枠1に接触可能な接触部53となっている。
この第1突起部58aは、本体枠2に設けられた支持部26に支持されている。この支持部26は、板状に構成されるとともに、第1突起部58aを挿通可能な挿通孔27を有する。第1突起部58aは、その中途部がこの挿通孔27に挿通されることによって支持部26に支持されている。また、第1突起部58aは、この挿通孔27に挿通されることにより、この挿通孔27の中心軸の方向(又は第1突起部58aの突出方向)に沿って移動可能となっている。
施錠機構4は、第1実施形態と同様に、規制部材58と係合する係合部49を有する。この係合部49は、可動係止爪24と一体に形成されている。この係合部49は、規制部材58の第2突起部58bが係合する係合孔49aを有している。
第2突起部58bは、第1突起部58aの突出方向と平行な方向に突出して形成されている。この第2突起部58bは、施錠機構4の係合部49の係合孔49aに対して係脱自在に挿入される。この係合孔49aの中心軸は、前記本体枠2の支持部26に形成された挿通孔27の中心軸とほぼ平行にされている。第2突起部58bは、前記係合孔49aに挿入されることで、ガラス扉3が開放されないように規制することができる。すなわち、第2突起部58bは、ガラス扉3の開放を規制する規制部となっている。
本実施形態では、付勢部材59としてコイルバネが使用されている。付勢部材59は、その一端部が規制部材58に取り付けられ、その他端部が本体枠2側に取り付けられている。付勢部材59は、その弾性復元力によって、第1突起部58aが外枠1に向かって突出するように規制部材58を付勢している。
図9に示すように、本体枠2が外枠1に対して閉鎖されているとき、第1突起部58aは、外枠1に接触しており、この外枠1に押されることで、付勢部材59の付勢に抗して後退した状態となっている。このとき、第1突起部58aは、付勢部材59の弾性復元力(付勢力)によって、外枠1に対して接触した状態を維持することができる。
この状態において、第2突起部58bは、係合部49の係合孔49aと係合しておらず、この係合孔49aから抜け出した(離れた)状態となっている。この場合、施錠装置4の可動係止爪24は第2突起部58bによって規制されない。したがって、施錠装置4に設けられた鍵穴47Nに差し込まれた鍵を操作することでガラス扉3を開放することができる。
一方、図10に示すように、外枠1に対して本体枠2を前方へ開放した場合、外枠1に接触していた第1突起部58aが外枠1から離れる。このとき、規制部材58は、付勢部材59の付勢力によって押し出され、第1突起部58aが外枠1側に向かって突出(移動)する。
これとともに、第2突起部58bも、第1突起部58aと同じ方向に移動する。これによって、第2突起部58bは、施錠装置4の係合部49に設けられた係合孔49aに係合する。第2突起部58bが前記係合孔49aに係合すると、この係合部49に一体に形成される可動係止爪24の動きが規制される。具体的には、可動係止爪24は、第2突起部58bによって、ガラス扉3に設けられている第1係止爪31を掛止した状態のまま、動かないように規制される。これにより、ガラス扉3は、閉じた状態を維持するように規制される。
第2実施形態におけるその他の構成は、第1実施形態と同様である。第2実施形態において第1実施形態と共通する要素には、共通符号を付して説明を割愛する。第2実施形態においても第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されず、発明の範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変更・変形が可能である。
上記の実施形態では、規制手段5が施錠機構4の係合部49に係合することによって、ガラス扉3の開放が規制される例を示したが、これに限らず、例えば、施錠機構4を介さずに、ガラス扉3の開放を規制する構成を採用できる。例えば、上記の実施形態では、規制手段5が係合する係合部49を施錠機構4に設けていたが、この係合部49をガラス扉3に直接設け、この係合部49に規制手段5を係合させてガラス扉3の開放を規制するようにしてもよい。
上記の実施形態では、パチンコ遊技機に1つの規制手段を設けた例を示したが、これに限定されず、パチンコ遊技機に複数の規制手段を設けるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、規制手段の例として、ソレノイド51の可動芯体51a、又は規制部材58を直線的に移動させることによって、ガラス扉3の規制・規制解除を行う例を示したが、これに限定されず、例えば、任意の回転支軸まわりに回動可能であって、施錠機構4又はガラス扉3に設けられる係合部49に対して係合・係合解除可能な回動部材(レバー)等を駆動することによって、ガラス扉3の規制・規制解除を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、可動部材43に連結される可動係止爪24に係合部49を一体に設け、この係合部49の係合孔49aに規制手段5を係合させることで、ガラス扉3の開放を規制する例を示したが、これに限定されない。例えば、可動部材43の中途部に係合部49を一体に設け、この係合部49形成した係合孔49aと規制手段5とを係合・係合解除することで、ガラス扉3の開放を規制・規制解除するようにしてもよい。この場合には、係合孔49aは、外枠1に対する本体枠2の施錠・解錠に伴う可動部材43の上下の動きを規制することなく、本体枠2に対するガラス扉3の施錠・解錠に伴う可動部材43の上下の動きを規制できるように、上下方向に長い長孔とされることが望ましい。これによって、規制手段5を係合孔49aに係合させた場合に、本体枠2を開放したときに、ガラス扉3の開放を規制することが可能になる。また、可動部材43に、係合部49を設けずに係合孔49aを直接設けるようにしてもよい。
1…外枠、2…本体枠、3…ガラス扉、4…施錠機構、5…規制手段、8a…上皿、8b…下皿、9…発射ハンドル、10…スピーカ、11…ヒンジ金具、12…第2係止爪、21…遊技盤、22…透明ガラス、23…ヒンジ、24…可動係止爪、25…ロック爪、26…支持部、27…挿通孔、31…第1係止爪、41…固定枠部材、42…第1コイルバネ、43…可動部材、44…第2コイルバネ、46…当接片、47…シリンダー錠、48…回転カム、48a…カム片、49…係合部、49a…係合孔、51…ソレノイド、51a…可動芯体(可動部材)、52…検知手段、53…接触部、54…スイッチ本体、55…電源、56…保護手段、56a…コンデンサ、56b…抵抗、58…規制部材、58a…第1突起部、58b…第2突起部、58c…連結部、59…付勢部材

Claims (3)

  1. 遊技島に固定される略矩形状の外枠と、該外枠に対しヒンジ金具により開放可能に取り付けられる本体枠と、該本体枠の前面に対しヒンジを介して開放可能に取り付けられるガラス扉と、前記本体枠側に設けられ外枠に対して本体枠を施錠可能にすると共に、本体枠に対してガラス扉を施錠可能な施錠機構とを備えるパチンコ遊技機において、
    前記外枠から前方へ本体枠が開放された状態では、ガラス扉の開放を規制し、かつ、前記外枠に対して本体枠が閉鎖された状態では、施錠機構の鍵穴に差し込まれた鍵によるガラス扉の開放を許容する規制手段をさらに備えることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記規制手段は、本体枠側に設けられガラス扉に対して係脱可能な可動部材を備えたソレノイドと、外枠に対する本体枠の開閉状態を検知可能な検知手段とを備え、かつ、本体枠が外枠から前方へ開放されたときに、検知手段によるこの開放の検知によってソレノイドの可動部材が移動しガラス扉に対して係合してガラス扉の開放を規制し、本体枠が外枠に対して閉鎖されたときに、検知手段によるこの閉鎖の検知によってソレノイドの可動部材が移動しガラス扉との係合を解除してガラス扉の開放を許容する請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記規制手段は、本体枠側に設けられ外枠に接触可能な接触部とガラス扉を規制可能な規制部とを有する規制部材を備え、
    規制部材は、本体枠が外枠から前方へ開放されているときに、接触部が外枠から離れることによって規制部がガラス扉の開放を規制し、本体枠が外枠に対して閉鎖されているときに、接触部が本体枠に接触することによって規制部がガラス扉の開放規制を解除する請求項1に記載のパチンコ遊技機。
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