JP2011091946A - 車両の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載充電器に入力される入力電力に応じて、車載充電器を効率的且つ十分に冷却することができる車両の冷却装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載されたバッテリ101を充電するための車載充電器102に冷却水を循環させながら供給する電動式冷却水ポンプ3と、バッテリ101の充電中に車載充電器102の発熱量を推定する推定手段11と、推定手段11の推定結果に基づいて電動式冷却水ポンプ3の作動率を決定する決定手段12と、決定手段12によって決定された作動率に基づいて電動式冷却水ポンプ3を作動させるポンプ制御手段13と、を備える構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド自動車(PHEV)等の車両に搭載されたバッテリ(二次電池)を充電するための車載充電器等を冷却する車両の冷却装置に関する。
従来から、例えば、電気自動車等にはバッテリと共にバッテリを充電するための充電器が搭載されており、この車載充電器を介して外部の商用電源から供給される電力によってバッテリを充電している。
しかしながら、車載充電器には充電する仕事に対して損失があるため、バッテリを充電する際には車載充電器の発熱が避けられない。このため、電気自動車には車載充電器を冷却するための冷却装置が搭載されたものがある。このような冷却装置としては、例えば、ラジエータによって冷却された冷却流体(冷却水)を電動ポンプ(電動式冷却水ポンプ)によって車載充電器に供給すると共に、車載充電器とラジエータ間を循環させることで車載充電器を効率的に冷却するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ここで、例えば、バッテリの充電中にこのような冷却装置の電動式冷却水ポンプを連続的に作動させることで、車載充電器を十分に冷却することができる。しかしながら、必要以上に冷却してしまうこともあり非効率である。例えば、ON/OFF制御による間欠作動や、PWM制御による減速作動を採用して電動式冷却水ポンプの作動率を調整することで、車載充電器を適切に冷却して省電力化を図ることはできる。
特開平7−312805号公報
ところで、世界各国における電気事情は異なり、商用電源から供給される電力(車載充電器に入力する電圧及び電流)の大きさは各国で異なる。例えば、ヨーロッパ各国における電圧は、110〜240Vの範囲で様々である。このため、ヨーロッパ諸国を電気自動車で移動する場合などには、異なる電圧及び電流によってバッテリの充電が行われることが想定される。つまり、商用電源から車載充電器に入力される入力電力が、充電の度に異なることが想定される。
このような場合でも車載充電器を確実に冷却するためには、車載充電器の発熱量が最大となる条件に合わせて電動ポンプの作動率を設定しておくことが望ましい。例えば、上述のようにON/OFF制御、もしくはPWM制御等を採用した場合でも、車載充電器の想定される発熱量が最大となる入力電力(電圧と電流の組み合わせ)に合わせて電動ポンプの作動率を設定しておくことが望ましい。
しかしながら、充電時の車載充電器の発熱量が最大値に達しない入力電力の場合には、車載充電器を必要以上に冷却してしまうことになり、非効率であると共に電動ポンプの寿命が短くなるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、車載充電器に入力される入力電力に応じて車載充電器を効率的且つ十分に冷却することができる車両の冷却装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、車両に搭載されたバッテリを充電するための車載充電器に冷却水を循環させながら供給する電動式冷却水ポンプと、前記バッテリの充電中に前記車載充電器の発熱量を推定する推定手段と、前記推定手段の推定結果に基づいて前記電動式冷却水ポンプの作動率を決定する決定手段と、該決定手段によって決定された作動率に基づいて前記電動式冷却水ポンプを作動させるポンプ制御手段と、を備えることを特徴とする車両の冷却装置にある。
かかる本発明では、バッテリの充電中に、車載充電器を適切に冷却することができる。すなわち、車載充電器を必要以上に冷却することを抑制することができる。したがって、冷却効率が向上し省電力化を図ることができると共に電動式冷却水ポンプの長寿命化を図ることができる。
ここで、具体的には、外部の商用電源から前記車載充電器に入力される入力電力を検出する入力電力検出手段と、前記車載充電器から前記バッテリに出力される出力電力を検出する出力電力検出手段と、を具備し、前記推定手段が、前記入力電力検出手段及び前記出力電力検出手段の検出結果に基づいて前記車載充電器の発熱量を推定する。
或いは、外部の商用電源から前記車載充電器に入力される入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、前記バッテリの充放電が無い状態での電圧、あるいは充放電が無い状態での電圧と充電時にバッテリに流れた電流の積算から充電状態を検出する充電状態検出手段と、を具備し、前記推定手段が、前記入力電圧検出手段及び前記充電状態検出手段の検出結果に基づいて前記車載充電器の発熱量を推定する。
或いは、前記車載充電器の温度を検出する温度検出手段を具備すると共に、前記温度検出手段の検出結果から前記車載充電器の単位時間当たりの上昇温度を算出する温度上昇率算出手段を備え、前記推定手段は、前記温度上昇率算出手段の算出結果に基づいて前記車載充電器の発熱量を推定する。
このように推定手段が車載充電器の発熱量を推定することで、車載充電器の発熱量を比較的正確に推定することができる。したがって、電動式冷却水ポンプをより適切に作動させることができる。
以上のように本発明の車両の冷却装置では、バッテリの充電中における車載充電器の発熱量に応じて電動式冷却水ポンプの作動率を決定して、電動式冷却水ポンプを適切に作動させている。したがって、車載充電器を効率的且つ十分に冷却することができ、省電力化を図ることができると共に電動式冷却水ポンプの長寿命化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る車両の冷却装置を示す概略構成図である。 実施形態1に係る車両の冷却装置の一部を示すブロック図である。 実施形態1に係る車両の冷却装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態2に係る車両の冷却装置の一部を示すブロック図である。 実施形態2に係る車両の冷却装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態3に係る車両の冷却装置の一部を示すブロック図である。 実施形態3に係る車両の冷却装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の冷却装置を示す概略構成図である。また図2は、実施形態1に係る車両の冷却装置の一部を示すブロック図であり、図3は、実施形態1に係る車両の冷却装置の動作を示すフローチャートである。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る冷却装置1は、電気自動車100に搭載され、バッテリ(二次電池)101を充電するための車載充電器102を含む所定の装置(冷却対象装置)を冷却するものである。具体的には、冷却装置1は、冷却水を貯留すると共に気水分離を行う気水分離タンク2と、気水分離タンク2内の冷却水を吸入すると共に、吸入した冷却水を、車載充電器102を含む冷却対象装置に送り出す電動式冷却水ポンプ(WP)3と、車載充電器102等の冷却に使用されて温度が上昇した冷却水を冷却するラジエータ4と、このラジエータ4に対して強制的に送風を行うラジエータファン5とを有し、これらの間が配水管6で接続されている。なおラジエータファン5は、例えば、クーリングファン5aと、クーリングファン5aを回転させる電動モータ5bとで構成される。
そして冷却装置1は、電動式冷却水ポンプ3によってラジエータ4から配水管6内に冷却水を循環させることで、車載充電器102を含む各冷却対象装置が冷却されるように構成されている。なお冷却装置1が冷却する冷却対象装置としては、車載充電器102の他に、例えば、インバータ103や駆動モータ104、或いは図示しないDC/DCコンバータ等が挙げられる。
また電気自動車100には、電気自動車100の制御を行う電子制御装置(ECU)10が設けられており、本実施形態では、冷却装置1もこのECU10によって適切に制御される。そして本発明では、バッテリ101の充電中における電動式冷却水ポンプ3の作動率が、車載充電器102の発熱量に基づいて決定されるようになっている。
ここで、本実施形態では、外部の商用電源から車載充電器102に入力される入力電力を検出する入力電力検出手段として、車載充電器102に、車載充電器102への入力電圧を検出する電圧センサ20a及び車載充電器102への入力電流を検出する電流センサ20bが設けられている。また、車載充電器102からバッテリ101に出力される出力電力を検出する出力電力検出手段として、バッテリ101には、バッテリ101への出力電圧を検出する電圧センサ21aと、バッテリ101への出力電流を検出する電流センサ21bとが設けられている。
なお電圧センサ20a、21aと電流センサ20b、21bの位置は車載充電器102上やバッテリ101上とは限定されず、それぞれの値を測定可能な配線上のどの箇所に設けられていても良い。
ECU10は、バッテリ101の充電中における車載充電器102の発熱量を推定する推定手段11と、電動式冷却水ポンプ3の作動率を決定する決定手段12と、電動式冷却水ポンプ3を制御するポンプ制御手段13と、を備えている。
推定手段11は、本実施形態では、車載充電器102に設けられた電圧センサ20a及び電流センサ20bの検出結果と、バッテリ101に設けられた電圧センサ21a及び電流センサ21bの検出結果とに基づいてバッテリ101の充電中におけるその後の車載充電器102の発熱量を推定している。すなわち、推定手段11は、各センサの検出結果を取り込んだ時点からバッテリ101の充電が終了するまでの間における車載充電器102の発熱量を推定する。
より詳細には、下記式(1)及び式(2)に示すように、車載充電器102に入力される入力電圧及び入力電流と、車載充電器102から出力される出力電圧及び出力電流(バッテリ101の電圧及び電流)とからバッテリ101の充電中における損失が求められる。
(出力電圧×出力電流)/(入力電圧×入力電流)=効率 (1)
(1−効率)×(入力電圧×入力電流)=損失 (2)
そして、バッテリ101の充電中における車載充電器102の発熱量は、この「損失」によって決まる。したがって、推定手段11は、上述したようにセンサによって検出された車載充電器102への入力電圧及び入力電流とバッテリ101への出力電圧及び出力電流とから、その後の充電中の車載充電器102の発熱量を推定する。つまり、推定手段11は、外部の商用電源から車載充電器102に入力される入力電力と、車載充電器102から出力される出力電力とから、車載充電器102のその後の発熱量を推定する。
さらに推定手段11は、図示されない外気温センサや冷却水温度センサからの検出結果を取り込んで熱の流れをより精密に推定することで、車載充電器102の発熱量の推定精度を上げるようにしてもよい。
決定手段12は、上述のように推定手段11によって推定された推定結果(車載充電器102の発熱量)に基づいて、充電中における電動式冷却水ポンプ3の作動率、つまりバッテリ101の充電終了までの時間に対する電動式冷却水ポンプ3が作動されている時間の割合を決定する。具体的には、決定手段12は、車載充電器102の発熱量の大きさに応じて電動式冷却水ポンプ3の作動率を増加させる。なお決定手段12は、例えば、発熱量と作動率との関係を示す所定のマップ等を参照して電動式冷却水ポンプ3の作動率を決定する。
ポンプ制御手段13は、このように決定手段12によって決定された作動率に基づいて電動式冷却水ポンプ3を作動させる。なお電動式冷却水ポンプ3の制御方法は、特に限定されず、例えば、ON/OFF制御による間欠作動や、PWM制御による減速作動を採用することができる。
以下、図3のフローチャートを参照して、実施形態1に係る車両の冷却装置1の動作について説明する。
図3に示すように、外部の商用電源に車載充電器102を接続してバッテリ101の充電が開始されると(ステップS1)、ステップS2で外部の商用電源から車載充電器102に入力される入力電力、及び車載充電器102からバッテリ101に出力される出力電力の情報が取り込まれる。本実施形態では、推定手段11が、車載充電器102に設けられた電圧センサ20a及び電流センサ20bの検出結果を取り込むと共に、バッテリ101に設けられた電圧センサ21a及び電流センサ21bの検出結果を取り込む。
次いでステップS3で、推定手段11が、これら電圧センサ20a及び電流センサ20bの検出結果と、電圧センサ21a及び電流センサ21bの検出結果とから、車載充電器102の発熱量を推定する。すなわち推定手段11が、これらの検出結果から上述したように充電中の損失を算出し、算出した損失に基づいて充電中における車載充電器102のその後の発熱量を推定する。
次いで決定手段12が、推定手段11による推定結果に基づいて電動式冷却水ポンプ3の適切な作動率を決定し(ステップS4)、ポンプ制御手段13が、決定手段12によって決定された作動率に基づいて電動式冷却水ポンプ3の作動制御を開始する(ステップS5)。その後、バッテリ101の充電中である場合には(ステップS6:No)、ステップS2に戻り、上述したステップS2〜S5に示す処理が所定の周期(サイクル)で繰り返し実行される。そしてバッテリ101の充電が終了した時点で(ステップS6:Yes)、一連の処理が終了する。
以上説明したように、本発明の車両の冷却装置1では、バッテリ101の充電中における車載充電器102の発熱量に応じて電動式冷却水ポンプ3の作動率を適宜決定して、電動式冷却水ポンプ3を適切に作動させている。したがって、バッテリ101を充電中に車載充電器102を効率的且つ十分に冷却することができ、省電力化を図ることができると共に電動式冷却水ポンプ3の長寿命化を図ることができる。
(実施形態2)
図4は、実施形態2に係る車両の冷却装置の一部を示すブロック図であり、図5は、実施形態2に係る車両の冷却装置の動作を示すフローチャートである。なお同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態は、バッテリ101の充電中における車載充電器102の発熱量の推定方法の他の例である。
本実施形態では、ECU10は、推定手段11、決定手段12及びポンプ制御手段13と共に、SOC演算手段14を備えている。
SOC演算手段14は、バッテリ101に設けられた各センサ21a、21bによる検出結果に基づき、公知の方法を用いてバッテリ101の充電状態(SOC)を演算により求める。なお、電圧センサ21aは、バッテリ101の電圧センサ21aは車載充電器102からの出力電圧ではなく、充電開始前か、充電停止中の充放電がなされていない状態のバッテリ101の電圧を検出する。そしてSOC演算手段14は、例えば、充電開始前の電圧センサ21aの検出結果及び充電中の電流センサ21bの検出結果の積算に基づいて、また充電途中に充電を停止させた状態での電圧センサ21aの検出結果に基づいて、バッテリ101の充電状態(SOC)を演算により求めることができる。
このように本実施形態の構成では、バッテリ101に設けられた所定のセンサ21a、21bとSOC演算手段14とでバッテリ101の充電状態(SOC)を検出している(充電状態検出手段)。
そして推定手段11は、本実施形態では、入力電圧検出手段としての電圧センサ20aの検出結果ならびに、バッテリ101の電圧センサ21a及び電流センサ21bの検出結果の積算より、SOC演算手段14によって求められたバッテリ101の充電状態(SOC)に基づいて、車載充電器102の発熱量を推定している。
なお推定手段11は、図示されない外気温センサや冷却水温度センサからの検出結果を取り込んで熱の流れをより精密に推定することで、車載充電器102の発熱量の推定精度をさらに上げるようにしてもよい。
車載充電器102からバッテリ101に出力される出力電力(出力電圧及び出力電流)は、バッテリ101の充電状態(SOC)から求めることができる。また外部の商用電源から車載充電器102に入力される入力電流は、外部の商用電源から車載充電器102に入力される入力電圧と、バッテリ101の充電状態(SOC)から求めることができる。
したがって、車載充電器102の発熱量は、電圧センサ20aの検出結果と、SOC演算手段14によって求められたバッテリ101の充電状態(SOC)に基づいて、上記式(2)から推定することができる。
このため本実施形態の構成においては、車載充電器102に設けられている電流センサ20bは必ずしも設けられていなくてもよい。またバッテリ101の電流を検出する電流センサ21bは、バッテリ101の充電状態(SOC)の演算に必要なければ設けられていなくてもよい。
以下、図5を参照して、実施形態2に係る車両の冷却装置1の動作について説明する。図5に示すように、外部の商用電源に車載充電器102を接続してバッテリ101の充電が開始されると(ステップS11)、ステップS12で、推定手段11が、車載充電器102に設けられた電圧センサ20aの検出結果を取り込む。またステップS13で、SOC演算手段14がバッテリ101の充電状態(SOC)を演算により求めると共に、推定手段11が、SOC演算手段14によって求められた充電状態(SOC)を取り込む。
そしてステップS14で、推定手段11が、これら電圧センサ20aの検出結果と、SOC演算手段14によって求められたバッテリ101の充電状態(SOC)とに基づいて、車載充電器102のその後の発熱量を推定する。
次いで、決定手段12が、推定手段11の推定結果に基づいて電動式冷却水ポンプ3の適切な作動率を決定する(ステップS15)。そして、ポンプ制御手段13が、決定手段12が決定した作動率に基づいて電動式冷却水ポンプ3の作動制御を開始する(ステップS16)。その後は、バッテリ101の充電中である場合には(ステップS17:No)、ステップS12に戻り、上述したステップS12〜S16に示す処理が所定の周期(サイクル)で繰り返し実行される。そしてバッテリ101の充電が終了した時点で(ステップS17:Yes)、一連の動作を終了する。
このような本実施形態の冷却装置1においても、車載充電器102の発熱量を確実に推定することができ、推定された車載充電器102の発熱量に応じて電動式冷却水ポンプ3を適切に作動させることができる。したがって、バッテリ101を充電する際に、車載充電器102を効率的且つ十分に冷却することができ、省電力化を図ることができると共に電動式冷却水ポンプ3の長寿命化を図ることができる。
(実施形態3)
図6は、実施形態3に係る車両の冷却装置の一部を示すブロック図であり、図7は、実施形態3に係る車両の冷却装置の動作を示すフローチャートである。なお同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態は、バッテリ101の充電中における車載充電器102の発熱量の推定方法の他の例である。
本実施形態では、ECU10は、推定手段11、決定手段12及びポンプ制御手段13と共に、温度上昇率算出手段15を備えている。また本実施形態では、車載充電器102に、車載充電器102の温度を検出する温度センサ20cが設けられている。
温度上昇率算出手段15は、車載充電器102に設けられた温度検出手段である温度センサ20cの検出結果に基づいて、バッテリ101の充電中における車載充電器102の単位時間当たりの上昇温度、すなわち充電中における車載充電器102の温度上昇率を算出する。
そして、本実施形態に係る推定手段11は、温度センサ20cの検出結果及び温度上昇率算出手段15の算出結果から、車載充電器102のその後の発熱量を推定している。
なお推定手段11は、図示されない外気温センサや冷却水温度センサからの検出結果を取り込んで熱の流れをより精密に推定することで、車載充電器102の発熱量の推定精度を上げるようにしてもよい。
このため、本実施形態の構成においては、車載充電器102に設けられている電圧センサ20a及び電流センサ20bは必ずしも設けられていなくてもよい。またバッテリ101に設けられている電圧センサ21a及び電流センサ21bも必ずしも設けられていなくてもよい。
以下、図7を参照して、実施形態3に係る車両の冷却装置1の動作について説明する。図7に示すように、外部の商用電源に車載充電器102を接続してバッテリ101の充電が開始されると(ステップS21)、ステップS22で、温度上昇率算出手段15が、車載充電器102の温度上昇率を算出する。すなわち、温度上昇率算出手段15は、第1の時間と、第1の時間から所定時間だけ経過した第2の時間に、温度センサ20cの検出結果を取り込み、これらの検出結果に基づいて車載充電器102の温度上昇率を算出する。
次いで、推定手段11が、温度センサ20cによる第2の時間における検出結果、及び温度上昇率算出手段15による算出結果に基づいて、車載充電器102のその後の発熱量を推定する(ステップS23)。さらに決定手段12が、推定手段11の推定結果に基づいて電動式冷却水ポンプ3の適切な作動率を決定する(ステップS24)。そして、ポンプ制御手段13が、決定手段12が決定した作動率に基づいて電動式冷却水ポンプ3の作動制御を開始する(ステップS25)。その後は、バッテリ101の充電中である場合には(ステップS26:No)、ステップS22に戻り、上述したステップS22〜S25に示す処理が所定の周期(サイクル)で繰り返し実行される。そしてバッテリ101の充電が終了した時点で(ステップS26:Yes)、一連の動作を終了する。
このような本実施形態の冷却装置1においても、車載充電器102の発熱量を確実に推定することができ、推定された車載充電器102の発熱量に応じて電動式冷却水ポンプ3を適切に作動させることができる。したがって、バッテリ101の充電中に、車載充電器102を効率的且つ十分に冷却することができ、省電力化を図ることができると共に電動式冷却水ポンプ3の長寿命化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、勿論、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。
1 冷却装置
2 気水分離タンク
3 電動式冷却水ポンプ
4 ラジエータ
5 ラジエータファン
5aクーリングファン
5b電動モータ
6 配水管
10 ECU
11 推定手段
12 決定手段
13 ポンプ制御手段
14 SOC演算手段
15 温度上昇率算出手段
20a,21a 電圧センサ
20b,21b 電流センサ
20c 温度センサ
100 電気自動車
101 バッテリ
102 車載充電器
103 インバータ
104 駆動モータ

Claims (4)

  1. 車両に搭載されたバッテリを充電するための車載充電器に冷却水を循環させながら供給する電動式冷却水ポンプと、
    前記バッテリの充電中に前記車載充電器の発熱量を推定する推定手段と、
    前記推定手段の推定結果に基づいて前記電動式冷却水ポンプの作動率を決定する決定手段と、
    該決定手段によって決定された作動率に基づいて前記電動式冷却水ポンプを作動させるポンプ制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両の冷却装置。
  2. 外部の商用電源から前記車載充電器に入力される入力電力を検出する入力電力検出手段と、
    前記車載充電器から前記バッテリに出力される出力電力を検出する出力電力検出手段と、
    を具備し、
    前記推定手段が、前記入力電力検出手段及び前記出力電力検出手段の検出結果に基づいて前記車載充電器の発熱量を推定することを特徴とする請求項1に記載の車両の冷却装置。
  3. 外部の商用電源から前記車載充電器に入力される入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、
    前記バッテリの充放電が無い状態での電圧、あるいは充放電が無い状態での電圧と充電時にバッテリに流れた電流の積算から充電状態を検出する充電状態検出手段と、
    を具備し、
    前記推定手段が、前記入力電圧検出手段及び前記充電状態検出手段の検出結果に基づいて前記車載充電器の発熱量を推定することを特徴とする請求項1に記載の車両の冷却装置。
  4. 前記車載充電器の温度を検出する温度検出手段を具備すると共に、
    前記温度検出手段の検出結果から前記車載充電器の単位時間当たりの上昇温度を算出する温度上昇率算出手段を備え、
    前記推定手段は、前記温度上昇率算出手段の算出結果に基づいて前記車載充電器の発熱量を推定することを特徴とする請求項1に記載の車両の冷却装置。
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