JP2011091738A - 受信装置および受信方法、並びにプログラム - Google Patents

受信装置および受信方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より精度良くチャネル推定値を推定する。
【解決手段】仮推定値生成部52は、時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差とを比較し、時間方向の誤差がより小さい場合、時間方向に前後のスロットのチャネル推定値を用いて補間対象チャネル推定値を補間し、周波数方向の誤差がより小さい場合、周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間対象チャネル推定値を補間する。雑音抑圧部55は、補間対象チャネル推定値が前後のスロットのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の閾値を用い、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第2の閾値を用いて、補間対象チャネル推定値が用いられて求められた電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する。
【選択図】図3

Description

本発明は受信装置および受信方法、並びにプログラムに関する。
近年、通信技術の発達はめざましく、大容量のデータを高速で通信するシステムが実現されつつある。有線通信のみでこのようなシステムが実現されているだけなく、無線通信においても同様である。
携帯電話機などの移動端末の普及に伴い、無線でも大容量のデータを高速で通信し、動画や音声などのマルチメディアデータを移動端末でも利用可能とする次世代通信方式の研究、開発が盛んに行われている。
次世代通信方式として、3GPP(3rd generation partnership project)で議論されているLTE(long term evolution)に採用されるようなOFDM(orthogonal frequency
division multiplexing)を用いた通信方式が注目されている。OFDMは、使用する帯域を複数のサブキャリアに分割し、それぞれのサブキャリアに各データシンボルを割り当てて送信を行う方式であり、サブキャリアが周波数軸上で互いに直交するように配置される為、周波数利用効率に優れている。また、1つ1つのサブキャリアが狭帯域となる為、マルチパス干渉の影響を抑えることができ、高速大容量通信を実現することができる。
無線通信では、無線通信路(チャネル)において、マルチパスフェージング等に起因する信号の歪みが生じる。そこで、データシンボルと共に多重されて送信される既知のリファレンスシグナルを用いて、各サブキャリアのチャネル特性の推定値(チャネル推定値)を求め、受信機で信号の歪みを補償する必要がある。チャネル推定値の精度が低いと、チャネルで受けた信号の歪みが適切に補正されず、受信信号の復調の精度が低下することから、チャネル推定値の精度を向上させる為のさまざまな方式が提案されている。
LTEにおいて、リファレンスシグナルは、図20に示すように配置されている。図20において、1つの矩形は、それぞれ、サブキャリア(リソースエレメント)を示し、縦方向は、時間軸に相当し、横方向は、周波数軸に相当する。
図20において、斜線で示されている位置のサブキャリアについて、チャネル推定値が生成される。この位置のサブキャリアのチャネル推定値は、前後(時間的に、前のスロットと後のスロット)、または、左右(周波数方向に隣接するサブキャリア)のチャネル推定値から補間によって求めることができる。
以下、補間によって求められた、図20の斜線で示される位置のチャネル推定値を仮推定値と称する。
仮推定値は、チャネルの状態に応じて時間方向で補間するか周波数方向で補間するか選択したり、時間方向で補間した値と周波数方向で補間した値を重み付け平均したりすることよって、他のサブキャリアよりも精度良いチャネル推定値を得ることができる。その為、特許文献1や非特許文献1に記載されているチャネル推定方式のように、リファレンスシグナルから推定した各サブキャリアのチャネル推定値をIFFT(inverse fast fourier
transform)処理して、遅延プロファイルを作成し、規定の閾値以下の成分を雑音とみなし、その成分を0に置き換えることにより、雑音の影響を抑圧するチャネル推定方式では、リファレンスシグナルから推定したチャネル推定値に加えて、仮推定値を用いることでIFFTのサンプル数を増やすことができ、遅延プロファイルを詳細に表現することが可能になる。その結果、雑音抑圧の精度が高まり、精度の良いチャネル推定値を得ることができる。
図21および図22を参照して、特許文献1や非特許文献1に記載されているチャネル推定方式に仮推定値生成処理を追加したチャネル推定の処理を説明する。
図21は、従来の受信装置のチャネル推定を行う部位の構成を示すブロック図である。チャネル推定部100では、まず、リファレンスパターンキャンセル部121が、データシンボルと共に多重されて送信されてくるリファレンスシグナルのパターンをキャンセルし、各サブキャリアのチャネル推定値を求める。
次に、仮推定値生成部122は、前後(時間的に前のスロットと後のスロット)、または、左右(周波数方向に隣接するサブキャリア)のチャネル推定値を用いて内挿することにより、図20において斜線で示されている位置のチャネル推定値を求める。仮推定値生成部122は、時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差を比較し、周波数方向の誤差に比較して時間方向の誤差が小さければ、前後(時間的に前のスロットと後のスロット)のチャネル推定値を用いて仮推定値を求め、時間方向の誤差に比較して周波数方向の誤差が小さければ、左右(周波数方向に隣接するサブキャリア)のチャネル推定値を用いて仮推定値を求める。
リファレンスシグナルから推定されたチャネル推定値と、補間によって求められた仮推定値は仮想波形追加部123に供給される。仮想波形追加部123は、サンプル数が2のべき乗になるように波形を追加する。
その後、IFFT処理部124は、波形が追加されたチャネル推定値と仮推定値の周波数成分を時間領域の複素遅延プロファイルへと変換する。
雑音抑圧部125では、複素遅延プロファイルから電力遅延プロファイルを求め、電力遅延プロファイルが予め定めた閾値以下となるサンプルを雑音とみなし、複素遅延プロファイルの当該サンプルの値を0に置き換える。
FFT(fast fourier transform)処理部126は、雑音抑圧処理後の複素遅延プロファイルを、再び周波数成分へ変換し、雑音が抑圧されたチャネル推定値を求める。
図22は、従来のチャネル推定の処理を説明するフローチャートである。ステップS101において、リファレンスパターンキャンセル部121が、データシンボルと共に多重されて送信されてくるリファレンスシグナルのパターンをキャンセルし、各サブキャリアのチャネル推定値を求める。そして、仮推定値生成部122は、前後(時間的に前のスロットと後のスロット)、または、左右(周波数方向に隣接するサブキャリア)のチャネル推定値を用いて内挿することにより、図20において斜線で示されている位置のチャネル推定値を求める。
ステップS102において、仮推定値生成部122は、時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差を比較する。ステップS102において、周波数方向の誤差に比較して時間方向の誤差が小さいと判定された場合、手続きはステップS103に進み、仮推定値生成部122は、前後(時間的に前のスロットと後のスロット)のチャネル推定値を用いて仮推定値を求める。一方、ステップS102において、時間方向の誤差に比較して周波数方向の誤差が小さいと判定された場合、手続きはステップS104に進み、仮推定値生成部122は、左右(周波数方向に隣接するサブキャリア)のチャネル推定値を用いて仮推定値を求める。ステップS103およびステップS104の後、手続きは、ステップS105に進む。
ステップS105において、仮想波形追加部123は、リファレンスシグナルから推定されたチャネル推定値と、時間方向の補間によって求められた仮推定値とに、サンプル数が2のべき乗になるように波形を追加する。
ステップS106において、IFFT処理部124は、波形が追加されたチャネル推定値と仮推定値にIFFTの処理を適用して、周波数成分を時間領域の複素遅延プロファイルへと変換する。
ステップS107において、雑音抑圧部125は、複素遅延プロファイルから電力遅延プロファイルを求め、電力遅延プロファイルが予め定めた閾値以下となるサンプルを雑音とみなし、複素遅延プロファイルの当該サンプルの値を0に置き換えることで、雑音を抑制する。
ステップS108において、FFT処理部126は、雑音抑圧処理後の複素遅延プロファイルにFFTの処理を適用して、時間領域の複素遅延プロファイルを周波数成分に変換し、雑音が抑圧されたチャネル推定値を求めて、チャネル推定の処理は終了する。
特開2008−193304
伊達木隆、小川大輔、古川秀人、"仮想的な波形追加を用いたOFDMチャネル推定法(OFDM Channel Estimation byAdding a Virtual Channel Frequency Response)"、電子情報通信学会総合大会、B-5-94、2006
しかしながら、仮推定値を周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値の補間によって求めた場合、遅延プロファイルのピーク付近の雑音が強調される為、仮推定値の生成方法を考慮せずに決められた閾値では強調された雑音を除去することができず、チャネル推定精度が劣化することがある。
そこで、本発明は、上記課題を解決すること、すなわち、より精度良くチャネル推定値を推定できる受信装置および受信方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の受信装置の一側面は、OFDM方式の受信装置であって、補間しようとするチャネル推定値である補間対象チャネル推定値に時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と補間対象チャネル推定値に周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差とを比較し、時間方向の誤差がより小さい場合、補間対象チャネル推定値に対して時間方向に前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間対象チャネル推定値を補間し、周波数方向の誤差がより小さい場合、補間対象チャネル推定値に対して周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間対象チャネル推定値を補間する補間手段と、補間対象チャネル推定値が前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の閾値を用いて、補間対象チャネル推定値が用いられて求められた電力遅延プロファイルの雑音を抑圧し、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する雑音抑圧手段とを有するものとされている。
また、本発明の受信装置の一側面は、上述の構成に加えて、雑音抑圧手段が、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の閾値より大きい第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧するものとされている。
さらに、本発明の受信装置の一側面は、上述の構成に加えて、雑音抑圧手段が、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、時間領域内で値が変化する第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧するものとされている。
さらにまた、本発明の受信装置の一側面は、上述の構成に加えて、雑音抑圧手段が、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、時間領域内の原点から所定の時間後の第1の時点までの値と、第1の時点の後の第2の時点以後の値とが、第1の時点から第2の時点までの値より大きい第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧するものとされている。
また、本発明の受信装置の一側面は、上述の構成に加えて、雑音抑圧手段が、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の時点および第2の時点において不連続の第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧するものとされている。
さらに、本発明の受信方法の一側面は、補間手段および雑音抑圧手段を有するOFDM方式の受信装置の受信方法であって、補間手段により、補間しようとするチャネル推定値である補間対象チャネル推定値に時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と補間対象チャネル推定値に周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差とを比較し、時間方向の誤差がより小さい場合、補間対象チャネル推定値に対して時間方向に前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間対象チャネル推定値を補間し、周波数方向の誤差がより小さい場合、補間対象チャネル推定値に対して周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間対象チャネル推定値を補間する補間ステップと、雑音抑圧手段により、補間対象チャネル推定値が前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の閾値を用いて、補間対象チャネル推定値が用いられて求められた電力遅延プロファイルの雑音を抑圧し、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する雑音抑圧ステップとを含むものとされている。
さらにまた、本発明のプログラムの一側面は、コンピュータに、補間しようとするチャネル推定値である補間対象チャネル推定値に時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と補間対象チャネル推定値に周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差とを比較し、時間方向の誤差がより小さい場合、補間対象チャネル推定値に対して時間方向に前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間対象チャネル推定値を補間し、周波数方向の誤差がより小さい場合、補間対象チャネル推定値に対して周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間対象チャネル推定値を補間する補間ステップと、補間対象チャネル推定値が前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の閾値を用いて、補間対象チャネル推定値が用いられて求められた電力遅延プロファイルの雑音を抑圧し、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する雑音抑圧ステップとを含む処理を行わせるものとされている。
本発明の一側面によれば、より精度良くチャネル推定値を推定できる受信装置および受信方法、並びにプログラムを提供することができる。
LTEの送信機の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図である。 チャネル推定部46の構成の一例を示すブロック図である。 第1の閾値の例を示す図である。 第2の閾値の例を示す図である。 チャネル推定の処理を説明するフローチャートである。 チャネル推定値が離散的になるように、元のチャネル推定値に0が挿入された波形を周波数領域で示す図である。 線形補間に用いられる係数である[0.5,1.0,0.5]の系列を周波数領域で示す図である。 図7に示される波形の遅延プロファイルを示す図である。 図8に示される波形の遅延プロファイルを示す図である。 チャネル推定値が離散的になるように、元のチャネル推定値に0が挿入された波形を周波数領域で示す図である。 時間方向に前に隣接するスロットのチャネル推定値の波形を周波数領域で示す図である。 時間方向に後に隣接するスロットのチャネル推定値の波形を周波数領域で示す図である。 図11に示される波形の遅延プロファイルを示す図である。 図12に示される波形の遅延プロファイルを示す図である。 図13に示される波形の遅延プロファイルを示す図である。 第2の閾値の他の例を示す図である。 第2の閾値のさらに他の例を示す図である。 コンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。 LTEにおけるリファレンスシグナルと仮推定値が生成されるサブキャリアとの配置を示す図である。 従来の受信装置のチャネル推定を行う部位の構成を示すブロック図である。 従来のチャネル推定の処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態の受信装置およびこれに対応する送信装置について、3GPPのLTEにおけるチャネル推定を例に、図1〜図19を参照しながら説明する。
図1は、LTEの送信機の構成を示すブロック図である。送信機30は、チャネル符号化部31、チャネル変調部32、IFFT処理部33、CP(cyclic prefix)付加部34、D/A(digital/analog)変換部35、および送信アンテナ36を備える。
チャネル符号化部31は、各ユーザ宛の送信データに、誤り検出符号または誤り訂正符号を付加する。チャネル変調部32は、誤り検出符号または誤り訂正符号が付加された送信データを、I成分およびQ成分にマッピングする。IFFT処理部33は、I成分およびQ成分にマッピングされた送信データを時間領域の信号波に変換し、OFDMシンボルを生成する。CP付加部34は、マルチパスによるシンボル間の干渉の影響を防ぐ為に、OFDMシンボルの先頭にCPを付加する。D/A変換部35は、CPが付加されたOFDMシンボルをデジタル信号からアナログ信号に変換する。変換されたアナログ信号は、送信アンテナ36から送信される。
図2は、図1に示される送信機から送信される信号を受信する、本発明の一実施の形態の受信装置の構成を示すブロック図である。この受信装置は、携帯電話機、データ通信カード、PHS(personal handyphone system)、PDA(personal data assistance,personal digital assistants)、または無線基地局等の通信装置の受信機とすることができる。
受信機40は、受信アンテナ41、A/D(analog/digital)変換部42、FFTタイミング検出部43、CP除去部44、FFT処理部45、チャネル推定部46、チャネル復調部47、およびチャネル復号部48を備える。
A/D変換部42は、受信アンテナ41で受信された受信信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換する。A/D変換部42は、OFDMシンボルであるデジタル信号をFFTタイミング検出部43およびCP除去部44に供給する。FFTタイミング検出部43は、FFTタイミング情報を検出し、FFTタイミング情報をCP除去部44に供給する。
CP除去部44は、FFTタイミング検出部43で検出されたFFTタイミング情報を基に、OFDMシンボルの先頭に付加されているCPを除去する。FFT処理部45は、CPが除去されたOFDMシンボルを、時間領域の信号波から各サブキャリア成分に変換する。
チャネル推定部46は、データシンボルと共に多重されて送信される既知のリファレンスシグナルを用いて、各サブキャリアのチャネル推定値を求め、各サブキャリアの受信信号にチャネル推定値の複素共役を乗算することによって、チャネルで受けた信号の歪みを補償(チャネル等化)する。チャネルの影響が補償された、各サブキャリアの受信信号は、チャネル復調部47に供給される。チャネル復調部47は、I成分およびQ成分からなる各サブキャリアの受信信号を尤度情報に変換する。チャネル復調部47は、尤度情報をチャネル復号部48に供給する。チャネル復号部48は、誤り訂正、および誤り検出をし、受信データを得る。
図3は、チャネル推定部46の構成の一例を示すブロック図である。チャネル推定部46は、リファレンスパターンキャンセル部51、仮推定値生成部52、仮想波形追加部53、IFFT処理部54、雑音抑圧部55、FFT処理部56、および制御部57を備える。
リファレンスパターンキャンセル部51は、データシンボルと共に多重されて送信されてきたリファレンスシグナルのパターンをキャンセルし、各サブキャリアのチャネル推定値を求める。仮推定値生成部52は、前後(時間的に前のスロットと後のスロット)、または、左右(周波数方向に隣接するサブキャリア)のチャネル推定値を用いて内挿することにより、図20において斜線で示されている位置のチャネル推定値を求める。すなわち、仮推定値生成部52は、時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差を比較し、時間方向の誤差が小さければ、前後(時間的に前のスロットと後のスロット)のチャネル推定値を用いて仮推定値を求め、周波数方向の誤差が小さければ、左右(周波数方向に隣接するサブキャリア)のチャネル推定値を用いて仮推定値を求める。
このように、仮推定値生成部52は、補間しようとするチャネル推定値である補間対象チャネル推定値に時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と補間対象チャネル推定値に周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差とを比較し、時間方向の誤差がより小さい場合、補間対象チャネル推定値に対して時間方向に前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間対象チャネル推定値を補間し、周波数方向の誤差がより小さい場合、補間対象チャネル推定値に対して周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間対象チャネル推定値を補間する。
この場合、仮推定値生成部52は、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の閾値より大きい第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧するようにしてもよい。
また、仮推定値生成部52は、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、時間領域内で値が変化する第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧するようにしてもよい。
さらに、仮推定値生成部52は、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、時間領域内の原点から所定の時間後の第1の時点までの値と、第1の時点の後の第2の時点以後の値とが、第1の時点から第2の時点までの値より大きい第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧するようにしてもよい。
さらにまた、仮推定値生成部52は、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の時点および第2の時点において不連続の第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧するようにしてもよい。
仮推定値生成部52は、選択された補間方法(前後(時間的に前のスロットと後のスロット)のチャネル推定値を用いて仮推定値を求めたか、または左右(周波数方向に隣接するサブキャリア)のチャネル推定値を用いて仮推定値を求めたか)を制御部57に通知する。
仮想波形追加部53は、リファレンスシグナルから推定されたチャネル推定値と、時間方向の補間によって求められた仮推定値に、サンプル数が2のべき乗になるように波形を追加する。
IFFT処理部54は、波形が追加された仮推定値を周波数成分から時間領域の複素遅延プロファイルに変換する。
雑音抑圧部55は、複素遅延プロファイルから電力遅延プロファイルを求め、電力遅延プロファイルが閾値以下となるサンプルを雑音とみなし、複素遅延プロファイルの当該サンプルの値を0に置き換える。このとき、雑音抑圧部55は、仮推定値生成部52において、時間方向の補間が選択された場合には、図4に示されるような時間領域内で一定の閾値(時間に対して一定の値の閾値)を用いて雑音抑圧を行う。一方、仮推定値生成部52で周波数方向の補間が選択された場合は、図5に示されるような時間領域内で値が変化する閾値(時間に対してその値が変化する閾値)を用いて雑音抑圧を行う。なお、補間方法の通知および閾値の選択は、制御部57によって制御される。
すなわち、雑音抑圧部55は、補間対象チャネル推定値が前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の閾値を用いて、補間対象チャネル推定値が用いられて求められた電力遅延プロファイルの雑音を抑圧し、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する。
FFT処理部56は、雑音抑圧処理後の複素遅延プロファイルを、再び周波数成分に変換し、雑音が抑圧されたチャネル推定値を得る。
次に、図6のフローチャートを参照して、チャネル推定の処理を説明する。ステップS10において、リファレンスパターンキャンセル部51は、データシンボルと共に多重されて送信されてきたリファレンスシグナルのパターンをキャンセルし、各サブキャリアのチャネル推定値を求める。
ステップS11において、仮推定値生成部52は、時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差を比較し、時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差が周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差より小さいか、周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差が時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差以下であるかを判定する。
ステップS11において、時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差が周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差より小さいと判定された場合、手続きはステップS12に進み、仮推定値生成部52は、前後(時間的に前のスロットと後のスロット)のチャネル推定値を用いて仮推定値を生成する。ステップS11において、周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差が時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差以下であると判定された場合、手続きはステップS13に進み、仮推定値生成部52は、左右(周波数方向に隣接するサブキャリア)のチャネル推定値を用いて仮推定値を生成する。
このように、ステップS11〜ステップS13において、仮推定値生成部52は、補間しようとするチャネル推定値である補間対象チャネル推定値に時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と補間対象チャネル推定値に周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差とを比較し、時間方向の誤差がより小さい場合、補間対象チャネル推定値に対して時間方向に前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間対象チャネル推定値を補間し、周波数方向の誤差がより小さい場合、補間対象チャネル推定値に対して周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間対象チャネル推定値を補間する。
ステップS12およびステップS13の後、手続きはステップS14に進む。
ステップS14において、仮推定値生成部52は、仮推定値を生成するときの補間方向(時間方向に前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて仮推定値を求めたか、または周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて仮推定値を求めたか)を制御部57に通知する。
ステップS15において、仮想波形追加部53は、リファレンスシグナルから推定されたチャネル推定値と、時間方向の補間によって求められた仮推定値に、サンプル数が2のべき乗になるように波形を追加する。
ステップS16において、IFFT処理部54は、波形が追加された仮推定値にIFFTの処理を適用して、波形が追加された仮推定値を周波数成分から時間領域の複素遅延プロファイルに変換する。ステップS17において、雑音抑圧部55は、仮推定値生成部52における仮推定値を生成するときの補間方向が時間方向であるか周波数方向であるかを判定する。
ステップS17において、仮推定値を生成するときの補間方向が時間方向であると判定された場合、手続きはステップS18に進み、雑音抑圧部55は、通常の閾値を用いて雑音を抑圧する。すなわち、ステップS18において、雑音抑圧部55は、通常の閾値である時間領域内で一定の閾値(時間に対して一定の値の閾値)を用いて、その閾値以下の成分を雑音とみなし、その成分を0に置き換えることにより、雑音を抑圧する。
一方、ステップS17において、仮推定値を生成するときの補間方向が周波数方向であると判定された場合、手続きはステップS19に進み、雑音抑圧部55は、図5に示されるような時間領域内で値が変化する閾値(時間に対してその値が変化する閾値)を用いて雑音抑圧を行う。すなわち、ステップS19において、雑音抑圧部55は、時間領域内で値が変化する閾値を用いて、その閾値以下の成分を雑音とみなし、その成分を0に置き換えることにより、雑音を抑圧する。
このように、ステップS17〜ステップS19において、雑音抑圧部55は、補間対象チャネル推定値が前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の閾値を用いて、補間対象チャネル推定値が用いられて求められた電力遅延プロファイルの雑音を抑圧し、補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第2の閾値を用いて、電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する。
ステップS18およびステップS19の後、手続きはステップS20に進む。
ステップS20において、FFT処理部56は、雑音抑圧処理後の複素遅延プロファイルにFFTの処理を適用して、雑音抑圧処理後の複素遅延プロファイルを、再び周波数成分に変換し、雑音が抑圧されたチャネル推定値を得て、チャネル推定の処理は終了する。
次に、図7〜図18を参照して、効果について説明する。なお、図7〜図18において、縦軸は、パワーを示し、横軸は、周波数または時間のいずれか一方を示す。
まず、周波数方向に隣接するサブキャリアを線形補間して仮推定値を生成する処理について説明する。
周波数方向に隣接するサブキャリアを線形補間して仮推定値を生成した場合、時間領域の雑音抑圧処理において、時間波形の原点に近い側と遠い側(以下、両端と称する。)で雑音の強調が生じる。ここで、その理由を明らかにする。
図7は、チャネル推定値が離散的になるように、元のチャネル推定値に0が挿入された波形を周波数領域で示す図である。図8は、線形補間に用いられる係数である[0.5,1.0,0.5]の系列を周波数領域で示す図である。
周波数方向に隣接するサブキャリアを線形補間して仮推定値を生成する処理は、周波数領域において、図7に示されるように、チャネル推定値が離散的になるように、元のチャネル推定値に0が挿入された波形と、図8に示されるような波形との畳み込みになる。
これを時間領域について考えてみる。図9は、図7に示される波形の遅延プロファイル、すなわち、図7に示される値を時間領域において表した波形を示す図である。また、図10は、図8に示される波形の遅延プロファイル、すなわち、図8に示される値を時間領域において表した波形を示す図である。時間領域において考えると、周波数方向に隣接するサブキャリアを線形補間して仮推定値を生成する処理は、図9に示される時間波形と図10に示される時間波形との積を求める処理に相当する。
その為、時間波形の両端では図10の両端が盛り上がっている分だけ雑音が強調される現象が起こる。すなわち、時間軸について、原点に近い側と原点から遠い側とで、雑音が強調される。言い換えれば、時間領域内の原点から所定の時間後の第1の時点までの雑音と、第1の時点の後の第2の時点以後の雑音とが強調されることになる。
次に、時間方向に隣接する前後のスロットのチャネル推定値から仮推定値を生成する処理について説明する。
図11は、チャネル推定値が離散的になるように、元のチャネル推定値に0が挿入された波形を周波数領域で示す図である。図12は、時間方向に前に隣接するスロットのチャネル推定値の波形を周波数領域で示す図である。図13は、時間方向に後に隣接するスロットのチャネル推定値の波形を周波数領域で示す図である。
時間方向に隣接する前後のスロットのチャネル推定値から仮推定値を生成する処理は、周波数領域において、図11に示されるようなチャネル推定値が離散的になるように、0が挿入された元のチャネル推定値と、図12および図13に示されるように、図11とは異なる位置のチャネル推定値に0が挿入された前後のスロットのチャネル推定値との和を求める処理に相当する。
周波数方向に隣接するサブキャリアを用いた線形補間と同様に、時間方向に隣接する前後のスロットのチャネル推定値から仮推定値を生成する処理を、時間領域について考えてみる。図14は、図11に示される波形の遅延プロファイル、すなわち、図11に示される値を時間領域において表した波形を示す図である。図15は、図12に示される波形の遅延プロファイル、すなわち、図12に示される値を時間領域において表した波形である。図16は、図13に示される波形の遅延プロファイル、すなわち、図13に示される値を時間領域において表した波形である。
時間領域において考えると、時間方向に隣接する前後のスロットのチャネル推定値から生成される仮推定値は、図14〜図16に示される波形の和として表せる。図14〜図16に示される波形の位相が異なっており、波形が互いに打ち消しあう為、時間波形の中心部分に、雑音の強調は起こらない。
以上のような理由から、仮推定値の生成方法を考慮せずに雑音抑圧の閾値を決めた場合、時間波形の両端で強調された雑音を抑圧することができないことになる。
また、雑音が強調されることを考慮して、予め単に高めに閾値を設定してしまうと、前後のスロットのチャネル推定値から仮推定値を生成した場合に、閾値が高くなりすぎる為、本来であれば残した方が良い成分まで雑音とみなされて除去されてしまう。
そこで、本発明の一実施の形態の受信装置においては、仮推定値の生成方法によって閾値の切り替えを行っている。周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて仮推定値を生成した場合には、図5に示すような時間領域内で値が変化する閾値を用いて雑音抑圧を行う。一方、時間方向に前後のスロットのチャネル推定値から仮推定値を生成した場合には、図4に示すような通常の閾値を用いる。
図5に示す閾値は雑音の強調に対応して時間波形の両端が高くなっている為、時間波形の両端の強調された雑音成分も除去することが可能になる。また、前後スロットのチャネル推定値から仮推定値を生成した場合には通常の閾値を用いる為、雑音以外の成分まで除去してしまうということが起こらない。その結果、仮推定値の生成方法によらず、常に最適な雑音除去を行うことが可能となる。
以上に説明した実施の形態では、一例として、雑音の強調に対応して時間波形の端になる程、滑らかに大きくなる閾値を説明したが、この閾値に限るものではない。図17に示されるように直線的に大きくなるもの等、帯域端の閾値が帯域中央と比較して大きくなることによって、時間波形の両端で強調された雑音成分を効果的に除去できるものであればよい。
また、閾値は必ずしも数式で表されるものである必要もない。あらかじめ決められたパターンをメモリにテーブルとして持つような構成にしてもよい。
さらに、閾値は連続的に大きくなるものに限らない。図18に示されるように2段階のレベルを持つ閾値や、3段階以上のレベルを持つ閾値等、不連続なものであってもよい。
さらにまた、閾値は時間領域内で必ずしも値が変化しなくてもよい。雑音抑圧の閾値として、隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて仮推定値を生成した場合用と、前後スロットのチャネル推定値から仮推定値を生成した場合用の、2通りの一定の値の閾値を持つような構成にしてもよい。
以上に説明した実施の形態では、周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて仮推定値を生成した場合にのみ、時間領域内で値が変化する閾値を用いて雑音抑圧を行っているが、必ずしもこれに限らない。時間方向に前後のスロットのチャネル推定値から仮推定値を生成した場合にも、時間領域内で値が変化する閾値を用いるような構成にしてもよい。
さらに、時間方向で補間した値と周波数方向で補間した値の重み付け平均等、他の方法で仮推定値を求めた場合でも、同様の構成を採用することができる。この場合、重み付けに応じて閾値の大きさや形を変えるような構成にしてもよい。
また、上記の実施の形態では、仮推定値を求めてから雑音抑圧を行っているが、全サブキャリアのチャネル推定値を内挿で求めてから、時間領域で雑音抑圧を行う場合でも、同様に本発明を採用することができる。
さらに、上記の実施の形態では、仮推定値を求める手段として線形補間を用いた場合を例に示しているが、必ずしもこれに限るものではない。非線形補間など他の補間方法を用いた場合でも、同様に本発明を用いることができる。
また、以上において、3GPPで議論されているLTEを例に説明したが、必ずしもこれに限るものではない。他のOFDM伝送方式を用いたシステムや、他の無線通信システムでも同様に適用することができる。
以上のように、より精度良くチャネル推定値を推定できるようになる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図19は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)81,ROM(Read Only Memory)82,RAM(Random Access Memory)83は、バス84により相互に接続されている。
バス84には、さらに、入出力インタフェース85が接続されている。入出力インタフェース85には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部86、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部87、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部88、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部89、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア91を駆動するドライブ90が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU81が、例えば、記憶部88に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース85及びバス84を介して、RAM83にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU81)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア91に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア91をドライブ90に装着することにより、入出力インタフェース85を介して、記憶部88に記憶することで、コンピュータにインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部89で受信し、記憶部88に記憶することで、コンピュータにインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM82や記憶部88にあらかじめ記憶しておくことで、コンピュータにあらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
46…チャネル推定部、51…リファレンスパターンキャンセル部、52…仮推定値生成部、53…仮想波形追加部、54…IFFT処理部、55…雑音抑圧部、56…FFT処理部、57…制御部、81…CPU、82…ROM、83…RAM、88…記憶部、91…リムーバブルメディア

Claims (7)

  1. OFDM(orthogonal frequency
    division multiplexing)方式の受信装置において、
    補間しようとするチャネル推定値である補間対象チャネル推定値に時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と上記補間対象チャネル推定値に周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差とを比較し、時間方向の誤差がより小さい場合、上記補間対象チャネル推定値に対して時間方向に前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて上記補間対象チャネル推定値を補間し、周波数方向の誤差がより小さい場合、上記補間対象チャネル推定値に対して周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて上記補間対象チャネル推定値を補間する補間手段と、
    上記補間対象チャネル推定値が前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の閾値を用いて、上記補間対象チャネル推定値が用いられて求められた電力遅延プロファイルの雑音を抑圧し、上記補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第2の閾値を用いて、上記電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する雑音抑圧手段と
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記雑音抑圧手段は、前記補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、前記第1の閾値より大きい前記第2の閾値を用いて、前記電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する
    ことを特徴とする受信装置。
  3. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記雑音抑圧手段は、前記補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、時間領域内で値が変化する前記第2の閾値を用いて、前記電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する
    ことを特徴とする受信装置。
  4. 請求項3に記載の受信装置において、
    前記雑音抑圧手段は、前記補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、時間領域内の原点から所定の時間後の第1の時点までの値と、前記第1の時点の後の第2の時点以後の値とが、前記第1の時点から前記第2の時点までの値より大きい前記第2の閾値を用いて、前記電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する
    ことを特徴とする受信装置。
  5. 請求項4に記載の受信装置において、
    前記雑音抑圧手段は、前記補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、前記第1の時点および前記第2の時点において不連続の前記第2の閾値を用いて、前記電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する
    ことを特徴とする受信装置。
  6. 補間手段および雑音抑圧手段を有するOFDM方式の受信装置の受信方法において、
    上記補間手段により、補間しようとするチャネル推定値である補間対象チャネル推定値に時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と上記補間対象チャネル推定値に周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差とを比較し、時間方向の誤差がより小さい場合、上記補間対象チャネル推定値に対して時間方向に前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて上記補間対象チャネル推定値を補間し、周波数方向の誤差がより小さい場合、上記補間対象チャネル推定値に対して周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて上記補間対象チャネル推定値を補間する補間ステップと、
    上記雑音抑圧手段により、上記補間対象チャネル推定値が前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の閾値を用いて、上記補間対象チャネル推定値が用いられて求められた電力遅延プロファイルの雑音を抑圧し、上記補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第2の閾値を用いて、上記電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する雑音抑圧ステップと
    を含むことを特徴とする受信方法。
  7. 補間しようとするチャネル推定値である補間対象チャネル推定値に時間方向に隣接するチャネル推定値の誤差と上記補間対象チャネル推定値に周波数方向に隣接するチャネル推定値の誤差とを比較し、時間方向の誤差がより小さい場合、上記補間対象チャネル推定値に対して時間方向に前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて上記補間対象チャネル推定値を補間し、周波数方向の誤差がより小さい場合、上記補間対象チャネル推定値に対して周波数方向に隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて上記補間対象チャネル推定値を補間する補間ステップと、
    上記補間対象チャネル推定値が前のスロットと後のスロットのチャネル推定値を用いて補間された場合、第1の閾値を用いて、上記補間対象チャネル推定値が用いられて求められた電力遅延プロファイルの雑音を抑圧し、上記補間対象チャネル推定値が隣接するサブキャリアのチャネル推定値を用いて補間された場合、第2の閾値を用いて、上記電力遅延プロファイルの雑音を抑圧する雑音抑圧ステップと
    を含む処理をコンピュータに行わせるプログラム。
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