JP2011091658A - ポータブル録音装置、録音自動調整方法、及びプログラム - Google Patents

ポータブル録音装置、録音自動調整方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置の向きに関係なく適切なステレオ録音を行うことが可能なポータブル録音装置、録音自動調整方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】無指向性であり、少なくとも筐体の一角及びその対角の2箇所に配置されたマイクで構成される録音部と、自装置の傾きを検出する検出部と、検出された傾きに基づいて、2箇所のマイク各々に左右いずれかのチャンネルを設定する制御部と、を備える。そして、制御部に、2箇所のマイクのうち、検出された傾きを参照して下方向に位置するマイクの録音レベルを上げさせ、又は他方のマイクの録音レベルを下げさせる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ポータブル録音装置、録音自動調整方法、及びプログラムに関する。
近年、ポータブル型の録音装置が普及しているが、録音専用の装置でなくとも、例えば携帯電話やPDA、デジタルカメラ等のポータブル装置にデジタル録音機能を付加することも可能である。
上記したポータブル録音装置が音声を抽出して録音するためには、音声を電気信号に変換する機器であるマイクが必要である。録音装置は、通常Lch及びRch(L/R)のステレオ再生用に録音処理を行うため、マイクはLch用及びRch用に独立して2つ配置するのが一般的である。
例えば、特許文献1には、ポータブル録音装置において、筐体の一辺にLch用マイク及びRch用マイクを配置した技術が開示されている。この従来型のポータブル録音装置について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、従来技術に係るポータブル録音装置200は、操作部2を設けた一辺の対辺にLch用のマイクA71及びRch用のマイクB72を備えて構成されている。なお、図5(a)は、ポータブル録音装置200を通常の操作向きに配置した様子について示した図であり、図5(b)は、ポータブル録音装置200が90°右に傾いた様子について示した図であり、図5(c)は、ポータブル録音装置200が180°傾いた様子について示した図であり、図5(d)はポータブル録音装置200が270°右(90°左)に傾いた様子について示した図である。
従来のポータブル録音装置では、図5(a)に示したように、録音対象である音源に対してマイクを配置した一片を向けることにより、ステレオ録音を可能としていた。
特開2008−172679号公報
一方、録音機能を付加することが可能なポータブル装置には、縦方向及び横方向のいずれの方向でも利用可能な装置が多数存在する。例えばデジタルカメラは撮影する対象(被写体)によって横方向での撮影に加えて縦方向での撮影を行うこともあり、静止画のみならず音声付きの動画や音声のみの録画機能を有するものもある。
さらに、PDAやポータブルメディアプレーヤにおいても、画面に表示するコンテンツによっては、縦方向に加えて横方向で利用されることもある。
このような場合、例えば図5(a)に示したように、各マイクを正位置(縦向き)で配置した場合であっても、図5(b)や(d)に示したように、装置を横向きに傾けた状態では、各マイクの配置が上下してしまい、L/Rの正しいステレオ感を得ることができない。また、図5(c)に示したように、装置が逆さ向きの状態で録音作業を行うと、音源に対してL/Rが逆さになってしまい、やはり正しいステレオ感を得ることができなかった。
本発明は、装置の向きに関係なく適切なステレオ録音を行うことが可能なポータブル録音装置、録音自動調整方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、ポータブル録音装置において、無指向性であり、少なくとも筐体の一角及びその対角の2箇所に配置されたマイクで構成される録音部と、自装置の傾きを検出する検出部と、前記検出部により検出された傾きに基づいて、前記2箇所のマイク各々に左右いずれかのチャンネルを設定する制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のポータブル録音装置において、前記制御部は、前記検出部により検出された傾きに基づいて、前記2箇所のマイク各々の録音レベルを均一に調整することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のポータブル録音装置において、前記制御部は、前記2箇所のマイクのうち、前記検出部により検出された傾きを参照して下方向に位置するマイクの録音レベルを上げ、又は他方のマイクの録音レベルを下げることにより前記2箇所のマイク各々の録音レベルを均一に調整することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、無指向性であり、少なくとも筐体の一角及びその対角の2箇所に配置されたマイクで構成される録音部を備えるポータブル録音装置における録音自動調整方法であって、検出手段が、自装置の傾きを検出する工程と、制御手段が、前記検出手段により検出された傾きに基づいて、前記2箇所のマイク各々に左右いずれかのチャンネルを設定する工程と、を含む録音自動調整方法である。
請求項5に記載の発明は、コンピュータを、無指向性であり、少なくとも筐体の一角及びその対角の2箇所に配置されたマイクで構成される録音手段、自装置の傾きを検出する検出手段、前記検出手段により検出された傾きに基づいて、前記2箇所のマイク各々に左右いずれかのチャンネルを設定する制御手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、装置の向きに関係なく適切なステレオ録音を行うことが可能なポータブル録音装置、録音自動調整方法、及びプログラムを提供することができる。
本実施形態に係るポータブルレコーダ100の外観図である。 本実施形態に係るポータブルレコーダ100の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るポータブルレコーダ100内で行われるカウンタ設定処理の一例について示したフローチャートである。 各マイクにチャンネルを対応付けて設定する様子について示した図である。 従来技術に係るポータブル録音装置200における録音作業の様子について示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、本発明に係るポータブル録音装置をポータブルレコーダに適用した場合について例示する。
図1は、本実施形態に係るポータブルレコーダ100の外観図である。
図1に示すように、ポータブルレコーダ100は、表示部1と、操作部2と、マイクA71と、マイクB72と、を備えて構成される。
ポータブルレコーダ100は、独立した左右一対(L/R)のステレオ用マイクであるマイクA71及びマイクB72を、通常のように一辺(一面)に並べるのではなく、装置の中心部を基準にして点対称に配置している(ただし、必ずしも完全な点対称である必要はない)。すなわち、マイクA71及びマイクB72は、筐体の一角及びその対角にそれぞれ1つずつ配置される。また、本実施形態で使用するマイク(マイクA71、マイクB72)は「無指向性」のマイクであり、音声を録音する際はその周辺の音声をなるべく均一に拾うようにする。
図2は、本実施形態に係るポータブルレコーダ100の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ポータブルレコーダ100は、表示部1と、操作部2と、記憶部3と、センサ4と、制御部5と、入力端子6と、マイクA71と、マイクB72と、ADC8と、DAC9と、出力端子10と、を備えて構成される。
表示部1は、例えば、液晶や有機EL(Electro Luminescence)等のディスプレイを備え、制御部5から出力された表示データに基づいて、各種情報(例えば、楽曲のトラック名や歌詞等のテキストファイル、ジャケット写真等の画像ファイル等)を表示する。
操作部2は、ポータブルレコーダ100を操作するための操作キー群(例えば方向指示キー、決定キー、再生キー、停止キー、録音キー等)を備える。操作部2は、ユーザにより操作キーが押下されると、操作キーに応じた操作信号を生成し、制御部5に出力する。
なお、表示部1のディスプレイ上に、ユーザによる操作(例えば手指やタッチペン等による押下)を検出する操作部2としての機能を有したタッチパネルを載置した構成としてもよい。
記憶部3は、例えば、半導体メモリ(例えば、NAND型FlashROM)やHDDで構成され、音声ファイル(例えばmp3、wma、aac、wav等)、画像ファイル(jpg等)、テキストファイル(txt等)等の各種コンテンツを記憶する。なお、音声ファイルは、音源となる音声データの他、音声ファイルの基本的な情報について示したタグ情報(コンテンツ情報)を有する。
記憶部3に記憶された音声ファイルは、制御部5で信号処理され、音声信号として出力端子10に出力される。また、記憶部3に記憶された画像ファイルは、制御部5で信号処理され、表示データとして表示部1に出力される。
センサ4は、傾きセンサであり、例えば3軸の加速度を検出することにより、ポータブルレコーダ100の傾きを検出する。例えば、ポータブルレコーダ100を縦方向で用いたり、斜めや横方向で用いたりしたときに、その傾きを検出する。なお、検出される傾きは、ポータブルレコーダ100の操作に伴い、所定時間以上ポータブルレコーダ100が向いている方向であることが好ましい。センサ4は、取得した検出結果に基づいてポータブルレコーダ100の傾きを示す情報を生成し、制御部5に出力する。
制御部5は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えて構成され、ポータブルレコーダ100の各部を制御する。
CPUは、ROMに格納された処理プログラム等を読み出して、RAMに展開して実行することにより、ポータブルレコーダ100全体の制御を行う。
RAMは、CPUにより実行された処理プログラム等を、RAM内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
ROMは、例えば、半導体メモリで構成され、処理プログラムやデータ等が予め記憶されている。ROMには、例えば、装置の傾きに応じて各マイクに対するチャンネル設定や録音レベル調整を行う録音自動調整プログラム等が記憶されている。
入力端子6は、外部からの音声信号を入力するための端子であり、当該入力された音声信号をADC8へと出力する。
マイクA71及びマイクB72は、前述したように独立した左右一対(L/R)のステレオ用マイクであり、「無指向性」のマイクである。マイクA71及びマイクB72は、ユーザの録音操作に伴う音声の入力を受け付けると、当該入力された音声を音声信号に変換してADC8へと出力する。
ADC8は、入力されたアナログの音声信号をデジタル信号に変換して制御部5へと出力するA/D変換回路である。
DAC9は、制御部5から入力されるデジタル音声データをアナログの音声信号に変換して出力端子10へと出力するD/A変換回路である。
出力端子10は、外部へと音声信号を出力するための端子であり、DAC9から入力された音声信号を外部へと出力する。
外部I/F11は、例えば、SDカード、USBメモリ等の記憶媒体を着脱可能に構成され、当該記憶媒体との間で定められた形式に従って、音声ファイル等の送受信を行う。
次に、ポータブルレコーダ100の動作について説明する。
図3は、本実施形態に係るポータブルレコーダ100内で行われる録音自動調整処理の一例について示したフローチャートである。この録音自動調整処理は、ユーザにより装置の電源がONされたことを契機に、CPUがROMに格納されている録音自動調整プログラムを実行することにより実現される。
まず、図3に示すように、ユーザによりポータブルレコーダ100が操作されたか否かを判定する(ステップS1)。具体的には、ユーザが当該ポータブルレコーダ100を手で保持したり、回転させたり、机上に配置したりした際など、当該ポータブルレコーダ100に対して例えば傾きを変更するような何らかのアクションがあったか否かをセンサ4により検出して判定する。ポータブルレコーダ100が操作されたと判定した場合(ステップS1:YES)は、次のステップS2へと移行する。一方、ポータブルレコーダ100が操作されていないと判定した場合(ステップS1:NO)は、特に処理を行わず、ユーザ操作を待機する状態となる。
ポータブルレコーダ100の操作が検出される(ステップS1:YES)と、操作されたポータブルレコーダ100の傾きを特定することが可能であるか否かを判定する(ステップS2)。傾きの特定は、センサ4が検出した情報に基づいて行われる。ポータブルレコーダ100の傾きを特定することができた場合(ステップS2:YES)は、次のステップS3へと移行する。一方、ポータブルレコーダ100の傾きを特定することができなかった場合(ステップS2:NO)は、ステップS4へと移行する。
ポータブルレコーダ100の傾きを特定することができた場合(ステップS2:YES)、その傾きに応じて各マイク(マイクA71及びマイクB72)にチャンネル(Lch又はRch)を対応付けて設定する(ステップS3)。その様子を図4に示す。
図4は、各マイクにチャンネルを対応付けて設定する様子について示した図である。なお、図4(a)は、ポータブルレコーダ100を通常の操作向きに基づいた傾きで配置した様子について示した図であり、図4(b)は、ポータブルレコーダ100が90°右に傾いた様子について示した図であり、図4(c)は、ポータブルレコーダ100が180°傾いた様子について示した図であり、図4(d)はポータブルレコーダ100が270°右(90°左)に傾いた様子について示した図である。
図4(a)に示すように、ポータブルレコーダ100は、下方向に対して左方向に当たるマイクA71にLchを設定し、右方向に当たるマイクB72にRchを設定している。
図4(b)は、図4(a)の状態と比較して右に90°傾いた状態である。図4(b)に示すように、ポータブルレコーダ100の下方向に対して左方向に当たるマイクはマイクA71であり、右方向に当たるマイクはマイクB72であるので、マイクA71にLchが設定され、マイクB72にRchが設定される。
図4(c)は、図4(b)の状態と比較して右に90°(図4(a)の状態から180°)傾いた状態である。図4(c)に示すように、ポータブルレコーダ100の下方向に対して左方向に当たるマイクはマイクB72であり、右方向に当たるマイクはマイクA71であるので、マイクB72にLchが設定され、マイクA71にRchが設定される。
図4(d)は、図4(c)の状態と比較して右に90°(図4(a)の状態から左に90°)傾いた状態である。図4(d)に示すように、ポータブルレコーダ100の下方向に対して左方向に当たるマイクはマイクB72であり、右方向に当たるマイクはマイクA71であるので、マイクB72にLchが設定され、マイクA71にRchが設定される。
一方、図3のステップS2でポータブルレコーダ100の傾きを特定することができなかった場合(ステップS2:NO)、各マイク(マイクA71及びマイクB72)にチャンネル(Lch又はRch)をデフォルト設定する(ステップS4)。ポータブルレコーダ100の傾きを特定できない場合には、例えばポータブルレコーダ100が水平に配置されている状態等がある。また、デフォルト設定とは、マイクA71にLchを設定し、マイクB72にRchを設定することを指す。
ステップS3又はステップS4で各マイクに対してチャンネルが設定されると、ユーザにより録音開始の操作が行われたか否かを判定する(ステップS5)。具体的には、ユーザが録音キーを押下することにより生成される操作信号を制御部5が検出したか否かにより、録音開始操作の有無を判定する。ユーザにより録音開始操作が行われたと判定した場合(ステップS5:YES)は、次のステップS6へと移行する。一方、ユーザにより録音開始操作が行われていないと判定した場合(ステップS5:NO)は、特に処理を行わず、ユーザによる録音開始操作を待機する状態となる。
ユーザにより録音開始操作が行われる(ステップS5:YES)と、ポータブルレコーダ100の傾きに応じて各マイクの録音レベルを調整し、音声を録音する(ステップS6)。例えば図4(a)や(c)に示したように、ポータブルレコーダ100の傾きが縦方向であると判定した場合は、左方向のマイクが音源に対して離れて配置されているため、Lchが設定されたマイクの録音レベルを上げ、又はRchが設定されたマイクの録音レベルを下げることで、各マイクの録音感度を均一化する。一方、図4(b)や(d)に示したように、ポータブルレコーダ100の傾きが横方向であると判定した場合は、右方向のマイクが音源に対して離れて配置されているため、Lchが設定されたマイクの録音レベルを下げ、又はRchが設定されたマイクの録音レベルを下げることで、各マイクの録音感度を均一化する。
次に、ステップS6で行われた音声の録音が終了したか否かを判定する(ステップS7)。具体的には、ユーザが停止キーを押下することにより生成される操作信号を制御部5が検出したか否かにより、録音停止操作の有無を判定する。音声の録音が終了したと判定した場合(ステップS7:YES)は、次のステップS8へと移行する。一方、音声の録音が終了していないと判定した場合(ステップS7:NO)は、特に処理を行わず、ユーザによる録音停止操作を待機する状態となる。
音声の録音が終了する(ステップS7:YES)と、各マイクに対して行ったチャンネル設定や録音レベル調整を解除して、設定を初期化する(ステップS8)。そして、再度のユーザ操作を検出すると、また新たにステップS1から処理を行う。
このように、本実施形態に係るポータブルレコーダ100は、無指向性であり、少なくとも筐体の一角及びその対角の2箇所に配置された2つのマイクで構成される録音部(マイクA71、マイクB72)と、自装置の傾きを検出する検出部(センサ4)と、検出部により検出された傾きに基づいて、2箇所のマイク各々に左右いずれかのチャンネルを設定し、かつ2箇所のマイク各々の録音レベルを均一に調整する制御部(制御部5)と、を備える。
制御部は、2箇所のマイクのうち、検出部により検出された傾きを参照して下方向に位置するマイクの録音レベルを上げ、又は他方のマイクの録音レベルを下げる。
これにより、マイクを2つ備えるだけで、装置の向きに関係なくL/Rの正しいステレオ感を得ることが可能となる。また、装置が180°回転した場合であっても、各マイクに設定されたチャンネルを切り替えることができ、かつ音源からの遠近に合わせて録音レベルを調整できるので、適切な録音を行うことが可能となる。
さらに、本実施形態に係るポータブルレコーダ100によれば、縦方向及び横方向のいずれの方向でも利用可能な装置においても、L/Rの正しいステレオ感を得ることが可能となる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、録音手段として、筐体の一角及びその対角にそれぞれ1つずつ計2つのマイクを配置するようにしているが、最低限この2つのマイクさえ備えていれば、その他にマイクをいくつ備えてもよい。
その他、ポータブルレコーダ100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 ポータブルレコーダ
1 表示部
2 操作部
3 記憶部
4 センサ
5 制御部
6 入力端子
71 マイクA
72 マイクB
8 ADC
9 DAC
10 出力端子
11 I/F

Claims (5)

  1. 無指向性であり、少なくとも筐体の一角及びその対角の2箇所に配置されたマイクで構成される録音部と、
    自装置の傾きを検出する検出部と、
    前記検出部により検出された傾きに基づいて、前記2箇所のマイク各々に左右いずれかのチャンネルを設定する制御部と、
    を備えることを特徴とするポータブル録音装置。
  2. 前記制御部は、
    前記検出部により検出された傾きに基づいて、前記2箇所のマイク各々の録音レベルを均一に調整することを特徴とする請求項1に記載のポータブル録音装置。
  3. 前記制御部は、
    前記2箇所のマイクのうち、前記検出部により検出された傾きを参照して下方向に位置するマイクの録音レベルを上げ、又は他方のマイクの録音レベルを下げることにより前記2箇所のマイク各々の録音レベルを均一に調整することを特徴とする請求項2に記載のポータブル録音装置。
  4. 無指向性であり、少なくとも筐体の一角及びその対角の2箇所に配置されたマイクで構成される録音部を備えるポータブル録音装置における録音自動調整方法であって、
    検出手段が、自装置の傾きを検出する工程と、
    制御手段が、前記検出手段により検出された傾きに基づいて、前記2箇所のマイク各々に左右いずれかのチャンネルを設定する工程と、
    を含む録音自動調整方法。
  5. コンピュータを、
    無指向性であり、少なくとも筐体の一角及びその対角の2箇所に配置されたマイクで構成される録音手段、
    自装置の傾きを検出する検出手段、
    前記検出手段により検出された傾きに基づいて、前記2箇所のマイク各々に左右いずれかのチャンネルを設定する制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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