JP2000312306A - カメラ装置 - Google Patents

カメラ装置

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JP2000312306A
JP2000312306A JP11119727A JP11972799A JP2000312306A JP 2000312306 A JP2000312306 A JP 2000312306A JP 11119727 A JP11119727 A JP 11119727A JP 11972799 A JP11972799 A JP 11972799A JP 2000312306 A JP2000312306 A JP 2000312306A
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panel
audio signal
camera body
microphone
microphones
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JP11119727A
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Makoto Mogamiya
誠 最上谷
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ本体の前方と後方の音声を選択して捉
えることができ、また、表示パネルの指向する方向に応
じて左右の音声信号の位置関係を切り換えることができ
るカメラ装置を提供する。 【解決手段】 第1、第2マイクロフォン214、21
6は、前パネル206が指向する方向であるカメラ本体
100の前方に指向されている。検出スイッチからオン
信号を入力した音声信号処理部122は、第1マイクロ
フォン214から入力される音声信号を左側用音声信号
とし、第2マイクロフォン216から入力される音声信
号を右側用音声信号として記録再生部に供給する。その
結果、記録再生部は、入力された左右の音声信号と、画
像処理部から入力される画像信号とを記録媒体に記録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮影した被写体の画
像を表示する表示器と撮影時の音声を捉えるマイクロフ
ォンを備えたカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被写体を撮影するための撮影光学系と、
この撮影光学系で撮影された被写体を表示する表示器と
を備えたデジタルスチルカメラやビデオカメラなどのカ
メラ装置がある。このようなカメラ装置として以下のよ
うに構成されているものがある。すなわち、撮影光学系
を収容するカメラ本体を備えており、前記表示器は、映
像表示用の例えば液晶パネルなどからなる表示パネル
と、この表示パネルを収容し左右方向に延在する幅を有
するケース部とから構成されている。前記ケース部は、
前記表示パネルが前記カメラ本体の前方を指向する前向
き姿勢と前記カメラ本体の後方を指向する後ろ向き姿勢
との双方の姿勢を取れるように回動可能に支持されてい
る。また、カメラ本体には左右独立したステレオ録音用
のマイクロフォンが固定されている。前記マイクロフォ
ンは、カメラ本体周囲の音声を広く捉えるために、無指
向性のものが採用されることが多い。前記のように構成
されたカメラ装置では、撮影者がカメラ本体の後方に位
置し、被写体がカメラ本体の前方に位置している状態で
撮影を行う場合には、前記表示器を後ろ向き姿勢とする
ことで表示パネルに表示される被写体の映像を撮影者が
視認することができる。また、撮影者が撮影者自身を被
写体にして撮影を行う場合には、前記表示器を前向き姿
勢にすることでカメラ本体の前方に位置している撮影者
が表示パネルに表示される撮影者自身の映像を視認する
ことが可能となる。また、前記マイクロフォンで捉えら
れた撮影時の音声信号は例えばビデオテープなどの記録
媒体に記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように無指向性の
左右のマイクロフォンがカメラ本体に固定されたカメラ
装置では、カメラ本体の前方と後方の区別なく音声を捉
えてしまうため、記録したい音以外の不必要な音(例え
ば風の音など)が記録されてしまう欠点がある。また、
無指向性のマイクロフォンに代えて指向性のマイクロフ
ォンを採用した場合には、マイクロフォンの指向する方
向の音がカメラ本体の前方または後方の何れか一方のみ
に限定されてしまう問題が生じる。このような問題を解
消するためには、カメラ本体に固定されたマイクロフォ
ンに代えて指向性を有する外部マイクロフォンを使用
し、この外部マイクロフォンを記録したい方向に指向さ
せればよいが、この場合には外部マイクロフォンを別途
用意しなくてはならず使い勝手が悪いという欠点があ
る。
【0004】また、前記従来のカメラ装置では、カメラ
本体の後方からカメラ本体を見た状態で、左側のマイク
ロフォンで捉えたカメラ本体の左側の音を左側用音声信
号とし、右側のマイクロフォンで捉えたカメラ本体の右
側の音声信号を右側用音声信号として扱うように固定的
に設定されている。したがって、例えばビデオテープな
どの記録媒体に記録される音声信号の左右の位置関係
は、前記ケース部、すなわち表示器の前向き姿勢、後向
き姿勢とは無関係に固定的に定まってしまう。このた
め、例えば、撮影者が前記ケース部を前向き姿勢にして
撮影者自身を被写体として撮影した場合には、カメラ本
体の前方からカメラ本体を見た状態でカメラ本体の左側
の音を左側音声信号とし、カメラ本体の右側の音声信号
を右側音声信号として扱う、すなわち左右のマイクロフ
ォンで捉えた音声信号の左右を切り換えて扱うといった
ことはできない。このため、従来のカメラ装置では、撮
影者の意図に従って左右の音声信号の位置関係を切り換
えることができないという問題もある。本発明は前記事
情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、外
部マイクロフォンを用意することなくカメラ本体の前方
と後方の音声を選択して捉えることができ、また、表示
パネルの指向する方向に応じて左右の音声信号の位置関
係を切り換えることができるカメラ装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、被写体を撮影
する撮影光学系を有するカメラ本体と、前記撮影光学系
で撮影された前記被写体の映像を表示する表示器とを備
え、前記表示器は、映像表示用の表示パネルと、この表
示パネルを収容し左右方向に延在する幅を有するケース
部とからなり、前記ケース部は、前記表示パネルが前記
カメラ本体の前方を指向する前向き姿勢と前記カメラ本
体の後方を指向する後ろ向き姿勢との双方の姿勢をとれ
るように回動可能に支持されているカメラ装置におい
て、指向性を有し前記ケース部の箇所に左右方向に互い
に間隔をおいて配設される第1、第2マイクロフォン
と、前記表示パネルが前向き姿勢であるか後ろ向き姿勢
であるかを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結
果に基づいて、前記第1マイクロフォンから出力される
第1音声信号および前記第2マイクロフォンから出力さ
れる第2音声信号のうちの一方を左側用音声信号とし
て、他方を右側用音声信号として処理する音声信号処理
手段とを設けたことを特徴とする。また、本発明は、前
記ケース部は表パネルと裏パネルを有し、前記表示パネ
ルは表パネル側に配設され、前記表パネルは前記表示パ
ネルの外周に沿って延在する枠体から構成されているこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記第1、第2マイ
クロフォンは、前記表パネルが指向する方向に指向する
ように設けられていることを特徴とする。また、本発明
は、前記ケース部は表パネルと裏パネルを有し、前記表
示パネルは表パネル側に配設され、前記第1、第2マイ
クロフォンが配設される箇所は、前記裏パネルの左右方
向に間隔をおいた箇所であり、前記第1、第2マイクロ
フォンは、前記裏パネルが指向する方向に指向するよう
に設けられていることを特徴とする。また、本発明は、
前記ケース部は表パネルと裏パネルを有し、前記表示パ
ネルは表パネル側に配設され、前記第1、第2マイクロ
フォンが配設される箇所は、前記表パネルおよび裏パネ
ルの双方の左右方向に間隔をおいた箇所であり、前記表
パネルの箇所に配設される前記第1、第2マイクロフォ
ンは前記表パネルが指向する方向を指向するように設け
られ、前記裏パネルの箇所に配設される前記第1、第2
マイクロフォンは前記裏パネルが指向する方向を指向す
るように設けられていることを特徴とする。
【0006】また、本発明は、記録媒体と、前記撮影光
学系で撮影された被写体の映像に基いて生成された画像
信号を前記記録媒体に記録する画像信号処理手段とを備
えることを特徴とする。また、本発明は、前記画像信号
は、静止画像の画像信号であることを特徴とする。ま
た、本発明は、前記画像信号は、動画像の画像信号であ
ることを特徴とする。また、本発明は、前記音声信号処
理手段による前記第1音声信号および第2音声信号の処
理は、前記第1音声信号および第2音声信号のうちの一
方を左側用音声信号として、他方を右側用音声信号とし
て前記記録媒体に記録する処理であることを特徴とす
る。また、本発明は、前記表示パネルが液晶パネルから
構成されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明のカメラ装置
の実施の形態を示す正面図、図2は同実施の形態のカメ
ラ装置の背面図、図3は図1を矢印A方向から見た側面
図、図4は同実施の形態のカメラ装置の上面図、図5は
表示器の構成図である。図6は図5を矢印B方向から見
た検出スイッチの動作を説明するための図であり、図6
(A)は検出スイッチがオフ状態の説明図、図6(B)
は検出スイッチがオン状態の説明図である。図7は、制
御系の構成を示すブロック図である。
【0008】まず、図1乃至図4を参照してカメラ装置
の構成について説明する。カメラ装置1000は、カメ
ラ本体100と表示器200を備えている。カメラ本体
100は、平面視矩形状を呈する底壁部102と、この
底壁部102の側縁部から立ち上げられた前壁部10
4、後壁部106、左右の側壁部108、110と、こ
れら前壁部104、後壁部106、左右の側壁部10
8、110の上部を接続する上壁部112から構成され
ている。前壁部104の中央にマウント部114が設け
られており、このマウント部114は、被写体を撮影す
る撮影光学系を構成する鏡筒(不図示)が着脱可能に装
着されるように構成されている。カメラ本体100のマ
ウント部114の後方には前記鏡筒で撮影された映像を
デジタル信号である画像信号に変換するCCDなどから
なる撮像素子(不図示)などが配設されている。また、
上壁部112には撮影動作を行うためのレリーズスイッ
チ115が設けられている。
【0009】表示器200は、前記撮影光学系で撮影さ
れた前記被写体の映像を表示するものであり、平面視矩
形状を呈する映像表示用の液晶パネル(特許請求の範囲
の表示パネルに相当)202と、この液晶パネル202
を収容し左右方向に延在する幅を有するケース部204
とから構成されている。ケース部204は、表パネル2
06と裏パネル208を有している。液晶パネル202
は表パネル206側に配設され、前記表パネル206は
前記液晶パネル202の外周に沿って延在する枠体20
6Aから構成されている。裏パネル208は矩形状板2
08Aから構成されている。そして、表パネル206と
裏パネル208の周縁部は、側壁部210A乃至210
Dによって接続されている。
【0010】カメラ本体100の側壁部108には不図
示の軸受部が設けられており、この軸受部は、側壁部1
08と直交する方向、すなわちカメラ本体100の左右
方向に延在する支軸212をその中心軸回りに回動可能
に支持している。支軸212の側壁部108と反対側の
端部212Aには表示器200の側壁部210Aが固定
されている。したがって、ケース部204は、液晶パネ
ル202がカメラ本体100の前方を指向する前向き姿
勢(図1、図3に示されている姿勢)と、カメラ本体1
00の後方を指向する後ろ向き姿勢(図2に示されてい
る姿勢)との双方の姿勢を取れるように回動可能に支持
されている。なお、前記支軸212は、カメラ本体10
0の側壁部108の軸受部に対して着脱可能に設けられ
ており、表示器200をカメラ本体100に対して着脱
することができるように構成されている。また、液晶パ
ネル202に入力される画像信号および第1、第2マイ
クロフォン214、216から出力される音声信号の授
受がカメラ本体100と表示器200間で可能となるよ
うに、カメラ本体100と表示器200の間は支軸21
2を介して電気的に接続されている。
【0011】表示器200のケース部204の表パネル
206の箇所には、左右方向に互いに間隔をおいて第
1、第2マイクロフォン214、216が配設されてい
る。第1、第2マイクロフォン214、216は、指向
性を有するマイクロフォンから構成され、これら第1、
第2マイクロフォン214、216の指向方向は表パネ
ル206が指向する方向、すなわち互いに同一方向を指
向するように構成されている。
【0012】図5、図6に示されているように、支軸2
12の端部212Aと反対側、すなわち、カメラ本体1
00の側壁部108の内側に収容された側の端部212
Bの外周面には、支軸212の周方向の一部に支軸21
2の半径方向の寸法が支軸212の直径よりも小さい小
径部212B1が形成され、支軸212の周方向の他の
部分に支軸212の直径と同じ大径部212B2とが形
成されている。そして、端部212Bの近傍には、検出
スイッチ116がカメラ本体100側の固定部材(不図
示)に固定されている。検出スイッチ116は、スイッ
チ本体116Aと検出部116Bを備えている。この検
出部116Bは、スイッチ本体116Aによって前記支
軸212の端部212Bの小径部212B1と大径部2
12B2に対して接離する方向に進退可能に支持され、
かつ、前記端部212Bの外周面に向かって突出するよ
うに付勢されている。そして、検出スイッチ116は、
検出部116Bがスイッチ本体116Bから突出してい
るときにはオフ、スイッチ本体116Bの内方に後退し
ているときにはオンするように構成されている。
【0013】前記検出部116Bは、小径部212B1
と対向したときには、小径部212B1と接触せず、図
6(A)に示される位置まで突出するように構成され、
大径部212B2と対向したときには、この大径部21
2B2に押圧されて、図6(B)に示される位置まで後
退されるように構成されている。そして、支軸212
は、前記ケース部204が後ろ向き姿勢に回動されたと
きに、小径部212B1が検出部116Bに対向して検
出スイッチ116がオフとなる位置(図6(A)の位
置)まで回動され、前記ケース部204が前向き姿勢に
回動されたときに、大径部212B2が検出スイッチ1
16の検出部116Bに対向して検出スイッチ116を
オンする位置(図6(B)の位置)まで回動されるよう
に構成されている。なお、上述した小径部212B1、
大径部212B2、検出スイッチ116によって特許請
求の範囲の検出手段が構成されている。
【0014】次に、図7を参照して制御系の構成につい
て説明する。カメラ装置1000には、前述した検出ス
イッチ116、液晶表示パネル202、第1、第2マイ
クロフォン214、216の他に、画像信号入力部11
8、画像処理部120、音声処理部122(特許請求の
範囲の音声信号処理手段に相当)、記録再生部124
(特許請求の範囲の画像信号処理手段、音声信号処理手
段に相当)、音声出力部126などが設けられている。
画像信号入力部118は、前述した撮像素子から画像信
号(特許請求の画像信号に相当)を入力するように構成
されている。
【0015】画像処理部120は、前記画像信号入力部
118から出力される被写体を撮影している前記撮像素
子から生成される画像信号に対して必要な処理を行い、
処理後の画像信号を液晶表示パネル202と記録再生部
124に供給するように構成され、また、記録再生部1
24によって記録媒体から再生された画像信号に必要な
処理を行い、処理後の画像信号を液晶表示パネル202
に供給するように構成されている。また、画像処理部1
20は、検出スイッチ116から入力されるオンオフ信
号に基いて液晶表示パネル202に表示させる映像の上
下を反転させる処理も行うように構成されている。これ
は、前記ケース部204を前向き姿勢と後ろ向き姿勢に
切り換えた場合、液晶パネル202に表示される画像が
常に正立した状態となるようにするためである。
【0016】音声処理部122は、第1、第2マイクロ
フォン214、216から入力される音声信号の一方を
左側用音声信号とし、他方を右側用音声信号として記録
再生部124に供給するように構成されている。そし
て、音声処理部122は、第1、第2マイクロフォン2
14、216から入力される音声信号の何れを左側用ま
たは右側用音声信号として扱うかの選択を検出スイッチ
116から入力されるオンオフ信号に基いて、すなわち
前記検出手段の検出結果に基づいて行うように構成され
ている。
【0017】記録再生部124は、音声処理部122か
ら入力される左右の音声信号と、画像処理部120から
入力される画像信号とを半導体メモリなどの記録媒体に
記録するように構成されている。また、前記記録媒体に
記録されている左右の音声信号を再生して音声出力手段
126に入力し、前記記録媒体に記録されている画像信
号を再生して画像処理部120に入力するように構成さ
れている。また、記録再生部124は、図7には示され
ていないレリーズスイッチ115が押下されることによ
って音声信号と画像信号の記録動作を開始するように構
成されている。音声信号と画像信号の記録動作は例えば
次のように設定することができる。すなわち、レリーズ
スイッチ115が押下されている間、音声信号と画像信
号の記録動作が継続して行なわれるようにしてもよい
し、レリーズスイッチ115が一度目に押下された時点
から二度目に押下された時点まで音声信号と画像信号の
記録動作が継続して行なわれるようにしてもよい。音声
出力部126は、前記記録再生部124から入力される
左右の音声信号を増幅してカメラ本体100に設けられ
ている不図示の音声出力端子を介して外部のスピーカや
ヘッドホンへ供給するように構成されている。
【0018】次に、図1乃至図7を参照してカメラ装置
1000の動作について説明する。まず、図1に示され
ているように、前記ケース部204を前向き姿勢となる
ように回動させた場合、すなわち、撮影者が撮影者自身
を被写体にして撮影する場合について説明する。この場
合には、カメラ本体100の前方からカメラ本体100
を見て、第1マイクロフォン214が表示器200の前
パネル206の左側の箇所に、第2マイクロフォン21
6が表示器200の前パネル206の右側の箇所にそれ
ぞれ位置している。また、第1、第2マイクロフォン2
14、216は、前パネル206が指向する方向である
カメラ本体100の前方に指向されている。そして、こ
の状態で、支軸212は、図6(B)に示される位置に
回動されるため、検出スイッチ116の検出部116B
が支軸212の大径部212B2によって押圧され、検
出スイッチ116がオンされる。
【0019】上記検出スイッチ116からオン信号を入
力した音声処理部122は、第1マイクロフォン214
から入力される音声信号を左側用音声信号とし、第2マ
イクロフォン216から入力される音声信号を右側用音
声信号として記録再生部124に供給する。また、画像
処理部120は、検出スイッチ116から入力されるオ
ン信号に基いて液晶パネル202に正立した画像が表示
されるように画像信号を処理してから液晶パネル202
に供給する。この状態でレリーズスイッチ114が押下
されると、記録再生部124は、入力された左右の音声
信号と、画像処理部120から入力される画像信号とを
記録媒体に記録する。この際、第1、第2マイクロフォ
ン214、216は、前パネル206が指向する方向で
あるカメラ本体100の前方に指向されているため、カ
メラ本体100の前方の音声を中心に捉え、前方以外の
箇所の音声をほとんど捉えない。したがって、被写体が
存在するカメラ本体100の前方の音声を中心に記録す
ることができ、前方以外の箇所の不必要な音声を記録す
ることが防止できる。
【0020】次に、図2に示されているように、前記ケ
ース部204を後ろ向き姿勢となるように回動させた場
合、すなわち、撮影者がカメラ本体100の後方に位置
し、被写体がカメラ本体100の前方に位置した状態で
撮影する場合について説明する。この場合には、カメラ
本体100の後方からカメラ本体100を見て、第1マ
イクロフォン214が表示器200の前パネル206の
右側の箇所に、第2マイクロフォン216が表示器20
0の前パネル206の左側の箇所にそれぞれ位置してい
る。また、第1、第2マイクロフォン214、216
は、前パネル206が指向する方向であるカメラ本体1
00の後方に指向されている。そして、この状態で、支
軸212は、図6(A)に示される位置に回動されるた
め、検出スイッチ116の検出部116Bが支軸212
の小径部212B1に対向するため、突出した状態とな
り、検出スイッチ116がオフされる。
【0021】上記検出スイッチ116からオフ信号を入
力した音声処理部122は、第1マイクロフォン214
から入力される音声信号を右側用音声信号とし、第2マ
イクロフォン216から入力される音声信号を左側用音
声信号として記録再生部124に供給する。また、画像
処理部120は、検出スイッチ116から入力されるオ
フ信号に基いて液晶パネル202に正立した画像が表示
されるように画像信号を処理してから液晶パネル202
に供給する。この状態でレリーズスイッチ114が押下
されると、記録再生部124は、入力された左右の音声
信号と、画像処理部120から入力される画像信号とを
記録媒体に記録する。この際、第1、第2マイクロフォ
ン214、216は、前パネル206が指向する方向で
あるカメラ本体100の後方に指向されているため、カ
メラ本体100の後方の音声を中心に捉え、後方以外の
箇所の音声をほとんど捉えない。したがって、撮影者が
存在するカメラ本体100の後方の音声を中心に記録す
ることができ、後方以外の箇所の不必要な音声を記録す
ることが防止できる。
【0022】したがって、上述した実施の形態のカメラ
装置1000によれば、液晶パネル202をカメラ本体
100の前方に向けた場合には、前方の音声を中心に捉
えて記録することができる。そして、音声信号は、カメ
ラ本体100の前方からカメラ本体100を見た状態で
左側の音声を左側用音声信号として捉え、右側の音声を
右側の音声として捉えることができる。一方、液晶パネ
ル202をカメラ本体100の後方に向けた場合には、
後方の音声を中心に捉えて記録することができる。そし
て、音声信号は、カメラ本体100の後方からカメラ本
体100を見た状態で左側の音声を左側用音声信号とし
て捉え、右側の音声を右側の音声として捉えることがで
きる。このため、従来のカメラ装置と違って意図した以
外の音声を記録することを防止することができ、かつ、
前記ケース部204の前向き姿勢と後ろ向き姿勢に対応
させて左右の音声信号を捉えて記録することができると
いう効果が奏される。
【0023】なお、上述の実施の形態では、音声処理部
122は、液晶パネル202をその前方から見た状態で
左右から聞こえる音声をそれぞれ左側用および右側用音
声信号として処理するように動作したが、左右から聞こ
える音声の左右を互いに入れ替えて、すなわち左右から
聞こえる音声をそれぞれ右側用および左側用音声信号と
して処理するようにしてもよい。
【0024】なお、上述した実施の形態では、第1、第
2マイクロフォン214、216を表パネル206の箇
所に配設したが、裏パネル208の箇所に左右方向に間
隔をおいて配設してもよく、この場合、第1、第2マイ
クロフォン214、216は裏パネル208が指向する
方向を指向するように設ければよい。この構成の場合に
は、上述した実施の形態の場合とは逆に、前記ケース部
204が前向き姿勢の場合にはカメラ本体100の後方
の音声を第1、第2マイクロフォン214、216によ
って捉えることができ、前記ケース部204が後ろ向き
姿勢の場合にはカメラ本体100の前方の音声を第1、
第2マイクロフォン214、216によって捉えること
ができる。また、第1、第2マイクロフォン214、2
16から出力される音声信号のどちらを左側用音声信号
とし、どちらを右側用音声信号として処理するかは任意
に選択することができる。
【0025】また、第1、第2マイクロフォンを表パネ
ル206および裏パネル208の双方の箇所にそれぞれ
左右方向に間隔をおいて配設してもよい。この場合、表
パネル206の箇所に配設される第1、第2マイクロフ
ォンは表パネル206が指向する方向を指向するように
設けられ、裏パネル208の箇所に配設される第1、第
2マイクロフォンは裏パネル208が指向する方向を指
向するように設ければよい。この構成の場合には、表パ
ネル206側に設けた第1、第2マイクロフォンから出
力される音声信号と、裏パネル208側に設けた第1、
第2マイクロフォンから出力される音声信号との何れか
一方をスイッチ操作などによって選択して音声処理部1
22に入力する選択手段を設ければ、撮影者の意図に応
じた音声を捉えて記録することが可能となる。また、第
1、第2マイクロフォン214、216から出力される
音声信号のどちらを左側用音声信号とし、どちらを右側
用音声信号として処理するかは任意に選択することがで
きることは前述と同様である。なお、本発明のカメラ装
置によって記録媒体に記録される画像信号は、静止画像
または動画像の何れの画像信号であってもよい。また、
記録媒体は半導体メモリに限定されるものではなく、ビ
デオテープやフロッピーディスク、光ディスクなど任意
の記録媒体を用いることができる。また、本発明におい
て、表示パネルは、液晶パネルに限定されるものではな
く、例えばCRTなどによって構成してもよいことはも
ちろんである。
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
被写体を撮影する撮影光学系を有するカメラ本体と、前
記撮影光学系で撮影された前記被写体の映像を表示する
表示器とを備え、前記表示器は、映像表示用の表示パネ
ルと、この表示パネルを収容し左右方向に延在する幅を
有するケース部とからなり、前記ケース部は、前記表示
パネルが前記カメラ本体の前方を指向する前向き姿勢と
前記カメラ本体の後方を指向する後ろ向き姿勢との双方
の姿勢をとれるように回動可能に支持されているカメラ
装置において、指向性を有し前記ケース部の箇所に左右
方向に互いに間隔をおいて配設される第1、第2マイク
ロフォンと、前記表示パネルが前向き姿勢であるか後ろ
向き姿勢であるかを検出する検出手段と、前記検出手段
の検出結果に基づいて、前記第1マイクロフォンから出
力される第1音声信号および前記第2マイクロフォンか
ら出力される第2音声信号のうちの一方を左側用音声信
号として、他方を右側用音声信号として処理する音声信
号処理手段とを設けたことを特徴とする。そのため、ケ
ース部を前向き姿勢と後ろ向き姿勢に切り換えた場合
は、第1、第2マイクロフォンがそれぞれの姿勢に対応
する方向に指向されるため、これら第1、第2マイクロ
フォンが指向する方向の音声を中心に捉えることができ
る。また、ケース部の前向き姿勢と後ろ向き姿勢に対応
して、第1、第2マイクロフォンによって捉えられた第
1音声信号および第2音声信号の一方を、左側用音声信
号として、他方を右側用音声信号として処理することが
できる。このため、従来のカメラ装置と違って、外部マ
イクロフォンを用意することなくカメラ本体の前方と後
方の音声を選択して捉えることができ、また、表示パネ
ルの指向する方向に応じて左右の音声信号の位置関係を
切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラ装置の実施の形態を示す正面図
である。
【図2】同実施の形態のカメラ装置の背面図である。
【図3】図1を矢印A方向から見た側面図である。
【図4】同実施の形態のカメラ装置の上面図である。
【図5】表示器の構成図である。
【図6】図5を矢印B方向から見た検出スイッチの動作
を説明するための図であり、図6(A)は検出スイッチ
がオフ状態の説明図、図6(B)は検出スイッチがオン
状態の説明図である。
【図7】制御系の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1000 カメラ装置 100 カメラ本体 116 検出スイッチ(検出手段) 122 音声処理部(音声信号処理手段) 124 記録再生部(画像信号処理手段、音声信号処理
手段) 200 表示器 202 液晶パネル 204 ケース部 206 表パネル 208 裏パネル 214 第1マイクロフォン 216 第2マイクロフォン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影する撮影光学系を有するカ
    メラ本体と、 前記撮影光学系で撮影された前記被写体の映像を表示す
    る表示器とを備え、 前記表示器は、映像表示用の表示パネルと、この表示パ
    ネルを収容し左右方向に延在する幅を有するケース部と
    からなり、 前記ケース部は、前記表示パネルが前記カメラ本体の前
    方を指向する前向き姿勢と前記カメラ本体の後方を指向
    する後ろ向き姿勢との双方の姿勢をとれるように回動可
    能に支持されているカメラ装置において、 指向性を有し前記ケース部の箇所に左右方向に互いに間
    隔をおいて配設される第1、第2マイクロフォンと、 前記表示パネルが前向き姿勢であるか後ろ向き姿勢であ
    るかを検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記第1マイクロ
    フォンから出力される第1音声信号および前記第2マイ
    クロフォンから出力される第2音声信号のうちの一方を
    左側用音声信号として、他方を右側用音声信号として処
    理する音声信号処理手段と、 を設けたことを特徴とするカメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース部は表パネルと裏パネルを有
    し、前記表示パネルは表パネル側に配設され、前記表パ
    ネルは前記表示パネルの外周に沿って延在する枠体から
    構成されていることを特徴とする請求項1記載のカメラ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2マイクロフォンは、前記
    表パネルが指向する方向に指向するように設けられてい
    ることを特徴とする請求項2記載のカメラ装置。
  4. 【請求項4】 前記ケース部は表パネルと裏パネルを有
    し、前記表示パネルは表パネル側に配設され、前記第
    1、第2マイクロフォンが配設される箇所は、前記裏パ
    ネルの左右方向に間隔をおいた箇所であり、前記第1、
    第2マイクロフォンは、前記裏パネルが指向する方向に
    指向するように設けられていることを特徴とする請求項
    1記載のカメラ装置。
  5. 【請求項5】 前記ケース部は表パネルと裏パネルを有
    し、前記表示パネルは表パネル側に配設され、前記第
    1、第2マイクロフォンが配設される箇所は、前記表パ
    ネルおよび裏パネルの双方の左右方向に間隔をおいた箇
    所であり、前記表パネルの箇所に配設される前記第1、
    第2マイクロフォンは前記表パネルが指向する方向を指
    向するように設けられ、前記裏パネルの箇所に配設され
    る前記第1、第2マイクロフォンは前記裏パネルが指向
    する方向を指向するように設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のカメラ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002031633A1 (fr) * 2000-10-13 2002-04-18 Sony Corporation Ordinateur portable et procede correspondant
JP2011091658A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Jvc Kenwood Holdings Inc ポータブル録音装置、録音自動調整方法、及びプログラム

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